~ベリキュー編第三話~
-12月下旬-
冬ハロには新メンバーが中心となって歌う曲があって色々と大変だ。
今日もこの後亀井家でえりぽんにダンスを教えなくては・・・。
今日もこの後亀井家でえりぽんにダンスを教えなくては・・・。
ピンポーン。自分の家のチャイムを鳴らす。
なんとも不思議な気持ちだ。この感覚はまだまだ慣れないな・・・。
なんとも不思議な気持ちだ。この感覚はまだまだ慣れないな・・・。
「は~い!」
家の中から自分の声がする。
「お邪魔しまーす!」
ただいまってごく普通に言えるようになるのは、いつになるだろうか。
ふと、そんなことをたまに考えてしまう。
ふと、そんなことをたまに考えてしまう。
そんなことを考えながら絵里の部屋に入ってみると、だいぶキレイになっている。
「えりぽん、いつもありがとうね。部屋片付けてくれて。」
「いえいえ、全然です~!てか、聞いて下さいよ~!」
「いえいえ、全然です~!てか、聞いて下さいよ~!」
そう言って、えりぽんが見せてきたのはあの人のグッズだった。
「ちょ、ちょっと~!それいつ買ったの~!」
「ンフフ~。亀井さんも好きですよね?ね?暇だったのでハロショ行って買いに行っちゃいました。ンフフ~。」
「ンフフ~。亀井さんも好きですよね?ね?暇だったのでハロショ行って買いに行っちゃいました。ンフフ~。」
ガキさんのグッズ。
この人の顔を見ると、会いたくなっちゃうよ、えりぽん。
でも、えりぽんも同じ気持ちなんだよね?辛いのは一緒か。
この人の顔を見ると、会いたくなっちゃうよ、えりぽん。
でも、えりぽんも同じ気持ちなんだよね?辛いのは一緒か。
「あ、そうだ。亀井さん、えりは今新垣さんに『生田衣梨奈』としてはメール出来ないので、
12月の残りの日だけで良いんで新垣さんとメールとかしてもらえませんか?それで、そのメール見せて下さい。」
「え~、絵里がやるの?!えりぽんも『亀井絵里』としてだけど一応メール出来るじゃーん。」
12月の残りの日だけで良いんで新垣さんとメールとかしてもらえませんか?それで、そのメール見せて下さい。」
「え~、絵里がやるの?!えりぽんも『亀井絵里』としてだけど一応メール出来るじゃーん。」
正直絵里は、メールだとしてもガキさんを偽って騙せる自信が無かった。
「んー、そ、そうですよね。えりがわがままでした。すいません。ンフフ。」
「ううん。」
「ううん。」
それ以降、えりぽんはこの話を全くしなくなった。
やっぱりえりぽんの言うとおりにしてあげれば良かったかな、何度も自問自答するが絵里の頭では容量オーバーだった。
やっぱりえりぽんの言うとおりにしてあげれば良かったかな、何度も自問自答するが絵里の頭では容量オーバーだった。
幾ばかりか元気が無くなってしまったように見えるえりぽんに、今日のリハ内容を伝え、練習した後、絵里は生田家へと帰った。
えりぽんの部屋に入った瞬間だった、一通のメールがきた。
えりぽんの部屋に入った瞬間だった、一通のメールがきた。
もちろん、生田衣梨奈の携帯電話に・・・だ。
『生田、リハお疲れ様!遅くにごめんね(>_<)
ちょっと大事な話があるんだけど、今△△カフェにこられる?』
ちょっと大事な話があるんだけど、今△△カフェにこられる?』
ガキさんだ。