今日もえりぽんに会いに絵里は亀井家にやって来たわけですけど。
まぁつまり自分んちなんですけど。
まぁつまり自分んちなんですけど。
「新垣さんとデート」帰りのえりぽんはさっきからニヤニヤヘラヘラしてて会話が成り立たないのなんのって。
「生田が好きだよ・・・だって!おほー!!!」とか「にーがきさーん!!」とかずっと言っててわけがわからない。
なに、お酒飲んだの?なわけないよね。その辺はしっかりしてるもんね、えりぽん。
「生田が好きだよ・・・だって!おほー!!!」とか「にーがきさーん!!」とかずっと言っててわけがわからない。
なに、お酒飲んだの?なわけないよね。その辺はしっかりしてるもんね、えりぽん。
「ねえ、いい加減絵里の話聞いてよ。早く帰りたいんだよ絵里は。」
「えー?なんですかー?あ、それより聞いてくださいよ、帰りに新垣さんが~」
「えー?なんですかー?あ、それより聞いてくださいよ、帰りに新垣さんが~」
とまあ、かれこれ一時間こんな感じだ。
なんかよくわからないんだけど、とりあえず良いことがあったのね?
もうでも絵里・・・限界・・・眠い。
なんかよくわからないんだけど、とりあえず良いことがあったのね?
もうでも絵里・・・限界・・・眠い。
と、絵里があくびをかみ殺していると、携帯が鳴った。
画面に表示された名前を見てびっくりする。
画面に表示された名前を見てびっくりする。
「ガキさんからだ。」
そう言って電話に出ようとした瞬間、えりぽんが自分の左耳を携帯に引っ付けてきた。
なんだよ、ちゃんと絵里の言ってること聞いてるんじゃんか。
心の中でため息を吐きつつ、「もしもし」と電話の向こうのガキさんに話しかける。
なんだよ、ちゃんと絵里の言ってること聞いてるんじゃんか。
心の中でため息を吐きつつ、「もしもし」と電話の向こうのガキさんに話しかける。
『あ、もしもし生田ぁ?こちら新垣ですけど。』
「はい。」
うん、ガキさんは酔っぱらってる。
そう確信しつつ、目を爛々輝かせて耳を澄ませているえりぽんを横目で見る。
もうめんどくさいから二人で会話してくださいよ。そう言ってやりたい。
「はい。」
うん、ガキさんは酔っぱらってる。
そう確信しつつ、目を爛々輝かせて耳を澄ませているえりぽんを横目で見る。
もうめんどくさいから二人で会話してくださいよ。そう言ってやりたい。
『あのねぇ、私はねぇ、生田のこと好・・・ぜんっぜん嫌いじゃないんだよぉ。』
「はあ・・・。」
『だからメールとかさ、遠慮してるんだったら、遠慮しなくていいからぁ!・・・ってこと言いたくてね。
や、別にメールしてほしいわけじゃないのよ?そこんとこ勘違いしないように。あはは。おやすみぃ~!』
「はあ・・・。」
『だからメールとかさ、遠慮してるんだったら、遠慮しなくていいからぁ!・・・ってこと言いたくてね。
や、別にメールしてほしいわけじゃないのよ?そこんとこ勘違いしないように。あはは。おやすみぃ~!』
ツーツーツー・・・・。
通話が終わり、絵里が大きくため息を吐いたのと、えりぽんが「ヤター!!」と叫んだのは同時だったように思える。
「亀井さん!メールしましょうメール!」
うん、えりぽん、そんなに飛び跳ねたら下にいるお母さんたちびっくりしちゃうからね?
メール、メール、と言いながら飛び跳ね続けるえりぽんを、絵里はとりあえず「わかった」と言って落ち着かせる。
メール、メール、と言いながら飛び跳ね続けるえりぽんを、絵里はとりあえず「わかった」と言って落ち着かせる。
「えりぽん、今日絵里が話したかったことは後でメールするから。バイバイ。」
「えええぇええぇぇぇぇー!!!亀井さーん!!」と叫ぶえりぽんを残し、絵里は部屋を後にした。
今度この二人を会わせるのは、身体が戻ってからにしようと固く心に決めて。
今度この二人を会わせるのは、身体が戻ってからにしようと固く心に決めて。