「生田ぁ」
ダンスレッスンが終わって帰り仕度をしていると、ガキさんから声をかけられた。
「何ですか?」
「この後ご飯食べに行かない?ちょっと大事な話があるんだ」
「はい、大丈夫ですよ」
"大事な話"という言葉が少し気になったものの、私は頷いた。
ダンスレッスンが終わって帰り仕度をしていると、ガキさんから声をかけられた。
「何ですか?」
「この後ご飯食べに行かない?ちょっと大事な話があるんだ」
「はい、大丈夫ですよ」
"大事な話"という言葉が少し気になったものの、私は頷いた。
ガキさんに連れられて来たのは中華料理店の個室だった。
向かい合って席につくと、「あと二人来るから」とガキさんは言った。
二人?誰が来るんだろ?と思いを巡らせていると程なく個室のドアが開いた。
向かい合って席につくと、「あと二人来るから」とガキさんは言った。
二人?誰が来るんだろ?と思いを巡らせていると程なく個室のドアが開いた。
中に入って来た人物を見て思わず驚きの声をあげそうになった。
「お~、カメ。生田の隣に座って」
入って来たのは亀井絵里の姿の生田衣梨奈だった。
「お~、カメ。生田の隣に座って」
入って来たのは亀井絵里の姿の生田衣梨奈だった。
もしかしてばれた?えりぽんと素早く目で会話する。
と、そこへ再びドアが開き、今度は本当に声に出してしまった。
「安倍さん!!」
私にとって、もちろんえりぽんにとっても大先輩のモーニング娘。初期メンバーの安倍なつみさんその人だった。
と、そこへ再びドアが開き、今度は本当に声に出してしまった。
「安倍さん!!」
私にとって、もちろんえりぽんにとっても大先輩のモーニング娘。初期メンバーの安倍なつみさんその人だった。
安倍さんがガキさんの隣に座ると、ガキさんは口を開いた。
「生田、カメ、あんたたち入れ替わってるでしょ」
いきなり核心をつく質問に私は動揺する。
「な、何言って…」
「もう隠さなくてもいいよ。だって…」
言い繕おうとする私の言葉を遮ってガキさんが告白したのは衝撃の事実だった。
「生田、カメ、あんたたち入れ替わってるでしょ」
いきなり核心をつく質問に私は動揺する。
「な、何言って…」
「もう隠さなくてもいいよ。だって…」
言い繕おうとする私の言葉を遮ってガキさんが告白したのは衝撃の事実だった。
「だって、私達も入れ替わってるんだもん。分かるよ。新垣里沙の姿の私が安倍なつみで、こっちが新垣里沙」