「コラー!何を騒いどるかー!」
ハロプロ寮703号室の生田衣梨奈の部屋にどこか昭和のふいんきを漂わせる怒声が鳴り響いた
我らがモーニング娘。リーダーにしてハロー!プロジェクトリーダーであるガキさんこと新垣里沙の声であった
我らがモーニング娘。リーダーにしてハロー!プロジェクトリーダーであるガキさんこと新垣里沙の声であった
しかしそれもすぐに鳴りやんだ
自分の今見ている光景はなんということであろう
ガキさんは刮目せざるを得ない
自分の今見ている光景はなんということであろう
ガキさんは刮目せざるを得ない
我が愛するモーニング娘。のメンバーたち(OGを含む)が4人も組んづほぐれつの痴態を晒していたのである
ガキさんは処女である
誰が何と言おうと処女であるものは仕方があるまい
果たしてガキさんの顔は朱を引いたように赤く染まった
誰が何と言おうと処女であるものは仕方があるまい
果たしてガキさんの顔は朱を引いたように赤く染まった
「かっかかっかかかっかめぇ…」
舌が縺れて言うべき言葉が出てこない
いや言うべき言葉が見つからないと言った方が正確だろう
ガキさんはまず羞恥と失望と怒りとが綯い交ぜになった複雑な感情を整理しようとした
処女なりに必死である
いや言うべき言葉が見つからないと言った方が正確だろう
ガキさんはまず羞恥と失望と怒りとが綯い交ぜになった複雑な感情を整理しようとした
処女なりに必死である
そんなガキさんの怒声を浴びて俄然強め…じゃなくて俄然慌て始めたのは亀井絵里と生田衣梨奈であった
目下のところ亀井絵里と生田衣梨奈とはその身体と精神とが入れ代わっているらしい
しかしそんなことに頓着しないのがPPPとKYの真骨頂と言うべきであろう
しかしそんなことに頓着しないのがPPPとKYの真骨頂と言うべきであろう
「ガキさん!違うんだよこれは…」
亀井絵里は「カバティカバティ」とでもコールしそうな体勢で腰を抜かしたガキさんに近づき
生田衣梨奈の身体に搭載された本家亀さんを振り乱して弁明を始める
古来振りチンと呼び慣わされているスタイルである
萎えかけとはいえそれなりの硬度を保っている亀さんを鼻先に突きつけられガキさんは卒倒寸前である
日頃イクタイクタと可愛いがっている後輩があろうことかおちんちんを見せつけてくるのだから当然であろう
生田衣梨奈の身体に搭載された本家亀さんを振り乱して弁明を始める
古来振りチンと呼び慣わされているスタイルである
萎えかけとはいえそれなりの硬度を保っている亀さんを鼻先に突きつけられガキさんは卒倒寸前である
日頃イクタイクタと可愛いがっている後輩があろうことかおちんちんを見せつけてくるのだから当然であろう
「新垣さん!違うと!これは道重さんが…」
生田衣梨奈がヘルプに入る
専門用語で言えばダブルチームである
海南大附属の高頭監督なら「二人でいいのか?」とでも言うところだろう
亀井絵里の身体に搭載された元祖亀さんは道重さゆみの膣から抜き放たれるや
最短距離を走ってガキさんの頬から一寸の距離にピタリとつけられる
その抜き打ちの斬撃にガキさんは最早虫の息である
専門用語で言えばダブルチームである
海南大附属の高頭監督なら「二人でいいのか?」とでも言うところだろう
亀井絵里の身体に搭載された元祖亀さんは道重さゆみの膣から抜き放たれるや
最短距離を走ってガキさんの頬から一寸の距離にピタリとつけられる
その抜き打ちの斬撃にガキさんは最早虫の息である
バスケットボールにおけるディフェンスは前傾姿勢で腰を落とし足を動かし相手の目と動きをよく見ることに尽きる
しかしそれとやや趣が異なるのは二人がむしろ亀さんを突きだした後傾姿勢を保っていることである
しかしそれとやや趣が異なるのは二人がむしろ亀さんを突きだした後傾姿勢を保っていることである
ディーフェンス!ディーフェンス!
いやなら見るな!いやなら見るな!のAAを二人分にした状況を思い浮かべれば足りるであろう
スッポンディフェンスならぬ亀さんディフェンスでダブルチームされるとは苦しい!考えたくもねえ!
スッポンディフェンスならぬ亀さんディフェンスでダブルチームされるとは苦しい!考えたくもねえ!
「違うんだよガキさん!」
「違うとよ新垣さん!」
「違うとよ新垣さん!」
何も違くはあるまい
おちんちんは丸出しである
おちんちんは丸出しである
厭離穢土欣求淨土
ガキさんがこの言葉を知っていたらそう叫んでいたに違いない
厭らしいのだ!穢らしいのだ!
ガキさんは処女丸出しでそう言うであろう
厭らしいのだ!穢らしいのだ!
ガキさんは処女丸出しでそう言うであろう
「ガキさんガキさん」
「カバティカバティ」
「ガキさんガキさん」
「カバティカバティ」
「カバティカバティ」
「ガキさんガキさん」
「カバティカバティ」
ガキさんって言いたいだけである
そのうちに二人の亀さんは再び硬度を回復しまさに興奮の極みに達しようとしている
そのうちに二人の亀さんは再び硬度を回復しまさに興奮の極みに達しようとしている
その間に道重さゆみと譜久村聖は付き合いきれずに乳を放り出したまま部屋を出ていってしまった
譜久村聖に至っては乳房がばいんばいんと縦横無尽に弾んでダブルドリブルの反則である
譜久村聖に至っては乳房がばいんばいんと縦横無尽に弾んでダブルドリブルの反則である
ともあれそれをきっかけにガキさんは命からがら逃げ出す
きっかけは乳!である
しかし混乱していたためにエレベーターを使わずに非常階段を駆け降りようとするガキさん
ガキさんの部屋は4Fである
きっかけは乳!である
しかし混乱していたためにエレベーターを使わずに非常階段を駆け降りようとするガキさん
ガキさんの部屋は4Fである
「待ってガキさん!」
「逃がさんっちゃ!」
「逃がさんっちゃ!」
意味もなく後を追う二人
二人が6Fに差し掛かったとき非常階段に馬が乱入してきたのである
「マサキ!何しとうね?!」
「まーちゃんは乗馬が趣味でしょう~ポクポクパッカパッカ」
「まーちゃんは乗馬が趣味でしょう~ポクポクパッカパッカ」
それは乗馬の練習の真っ最中のまーちゃんこと佐藤優樹だった
「ありがたいですよ?!」
「ポクポク?生田さん何をするのかな~?です!」
「ポクポク?生田さん何をするのかな~?です!」
佐藤優樹を押し退けて馬に乗り込む亀井絵里
馬でガキさんを追うつもりであろう
馬でガキさんを追うつもりであろう
「卑怯ったい!」
徒歩でその後を追う生田衣梨奈
ガキさんは亀さんどもに追われる恐怖のあまり自分の部屋があるはずの4Fを通過してさらに下降していく
生田衣梨奈が3Fに差し掛かったときである
「はてはて?何してるんすか亀井さん?」
真野ちゃんの部屋に遊びに来ていた吉川友が脈絡なく非常階段に現れたのだ
吉川友は鹿島神宮からパクってきた鹿を牽き連れ部屋で紅葉鍋と洒落込むつもりであった
吉川友は鹿島神宮からパクってきた鹿を牽き連れ部屋で紅葉鍋と洒落込むつもりであった
「ありがたいっちゃ!」
「はてはて?何するんすか亀井さん!」
「馬も四つ足鹿も四つ足やけん!馬が通うのなら鹿が通わぬことはなかろうもん!」
「はてはて?何するんすか亀井さん!」
「馬も四つ足鹿も四つ足やけん!馬が通うのなら鹿が通わぬことはなかろうもん!」
非常階段は忽ち一ノ谷の合戦場と化したのである
馬でガキさんの後を追う亀井絵里
鹿でさらにその後を追う生田衣梨奈
鹿でさらにその後を追う生田衣梨奈
ガキさんは寮の正面玄関を走り出てタクシーを呼び止めた
「横浜まで!急ぐのだ!」
実家に帰らせていただきますといったところであろう
その後に馬で走り出た亀井絵里は行き先を聞き逃さなかった
「横浜?馬で飛ばせばわずか半日の距離ですよ?」
迷わず馬に鞭をくれて追随する
ちなみに全裸である
ちなみに全裸である
その後に鹿を担いで走り出てきたのは生田衣梨奈である
鹿が亀井絵里の身体を支えきれなかったために結局生田が鹿を乗せて降りてくる羽目になっていたのだ
後の畠山次郎重忠である
「よくわからんっちゃけど追うったい!」
鹿が亀井絵里の身体を支えきれなかったために結局生田が鹿を乗せて降りてくる羽目になっていたのだ
後の畠山次郎重忠である
「よくわからんっちゃけど追うったい!」
行く先もわからぬまま盗んだ鹿で走り出す生田衣梨奈
もちろん全裸である
もちろん全裸である
虎口を脱したかのように思われたガキさんはタクシーの車窓に映る東京の夜景を眺めながら物思いに耽っていた
おちんちんを見せつけられるほど熱烈な求愛をされたらもう亀井絵里か生田衣梨奈のどちらかのお嫁さんになるしかあるまい
でもどちらの?
ガキさんの悩みは尽きないのである
おちんちんを見せつけられるほど熱烈な求愛をされたらもう亀井絵里か生田衣梨奈のどちらかのお嫁さんになるしかあるまい
でもどちらの?
ガキさんの悩みは尽きないのである
その頃馬を盗まれたまーちゃんは通りすがりの熊井友理奈に騎乗していた
熊に跨がりお馬の稽古である
熊に跨がりお馬の稽古である
「なんでウチがこんなこと…エンジョ~イ…」
「ポクポクパッカパッカ」
「ポクポクパッカパッカ」
続かないのだ