やっとのことで花音ちゃんを始めスマイレージのみんなから解放され、生田ちゃんを探しに廊下に出た。
スマイレージはメンバーが増えてますます元気。和田ちゃんも大変だなぁ…。
スマイレージはメンバーが増えてますます元気。和田ちゃんも大変だなぁ…。
廊下を進んでいくと、生田ちゃんの声が聞こえてきて思わず廊下の陰に隠れてしまった。
「うん、今から夜公演。頑張るから見てて。…うん、じゃあまた後で」
電話を終えた生田ちゃんは「ふぅ」とため息をついた。
「うん、今から夜公演。頑張るから見てて。…うん、じゃあまた後で」
電話を終えた生田ちゃんは「ふぅ」とため息をついた。
「リンリン!…さん」
廊下の陰から姿を現した私に気づいた生田ちゃんは驚きの声をあげた。
咄嗟のことで呼び捨てにしかけたのには気付かない振りをして、私はいきなり核心をついた。
廊下の陰から姿を現した私に気づいた生田ちゃんは驚きの声をあげた。
咄嗟のことで呼び捨てにしかけたのには気付かない振りをして、私はいきなり核心をついた。
「生田ちゃん。いえ、亀井さん、ですよね?」
「な、何言ってるんですか?生田衣梨奈ですよ。亀井さんなわけ…」
私がじっと見つめると、生田ちゃんはやがてふっと笑みをこぼした。
「な、何言ってるんですか?生田衣梨奈ですよ。亀井さんなわけ…」
私がじっと見つめると、生田ちゃんはやがてふっと笑みをこぼした。
「敵わないな、リンリンには。そう、絵里だよ。なんで気付いたの?」
「最初は冬ハローのリハーサルの動画を見て、なんか亀井さんぽいなと思って。それと今日の昼公演を見て同じことを感じました。
でも、確信したのは今ですよ」
そう言って私はいたずらっぽく笑った。
「なぁんだ、カマかけたのかぁ」
「もし亀井さんならリンリンには打ち明けてくれると信じてました」
「うん、分かった。全部話すよ。でも、もうすぐ夜公演も始まるしえりぽんも一緒の方がいいでしょ。
今日の夜公演はえりぽんも見に来るからライブ終わってから三人で話そ」
「分かりました。それじゃまた後で」
「最初は冬ハローのリハーサルの動画を見て、なんか亀井さんぽいなと思って。それと今日の昼公演を見て同じことを感じました。
でも、確信したのは今ですよ」
そう言って私はいたずらっぽく笑った。
「なぁんだ、カマかけたのかぁ」
「もし亀井さんならリンリンには打ち明けてくれると信じてました」
「うん、分かった。全部話すよ。でも、もうすぐ夜公演も始まるしえりぽんも一緒の方がいいでしょ。
今日の夜公演はえりぽんも見に来るからライブ終わってから三人で話そ」
「分かりました。それじゃまた後で」