「えりぽん、これ見ようよ♪」
そう言って譜久村ちゃんはあるDVDを流し始めた。そこに映ってるのは見覚えのある河川敷…
「あ、これって…」
「そうだよ、えりぽんが見たい!ってずっと言ってたやつ。事務所の人にお願いして1つもらったんだ♪」
見覚えのある河川敷にいるのは絵里だった。そうそれは亀井絵里の卒業メモリアルDVD。
「亀井さんってほんとにすごい人だと思うんだ。高橋さんと田中さんっていう2人のすごい先輩がいたから目立ったりはなかったけど、その2人が前に出れるのもバックで支えてる亀井さんあってだし、歌もダンスもほんとに素敵で。
聖がね、三次審査で落ちて凹んでた時にエッグの子達とコンサート見に行ったの。そこにはさ、卒業を控えた亀井さんがいて、体のことでいろんな悩みを抱えてるはずなのにすごい綺麗な笑顔で歌声でファンの方を魅力する亀井さんがいて、聖もすごい元気もらったの。
健康で環境に恵まれた自分はまだまだ頑張れるって。こんなとこで挫けちゃダメなんだって。」
聖がね、三次審査で落ちて凹んでた時にエッグの子達とコンサート見に行ったの。そこにはさ、卒業を控えた亀井さんがいて、体のことでいろんな悩みを抱えてるはずなのにすごい綺麗な笑顔で歌声でファンの方を魅力する亀井さんがいて、聖もすごい元気もらったの。
健康で環境に恵まれた自分はまだまだ頑張れるって。こんなとこで挫けちゃダメなんだって。」
譜久村ちゃんが絵里のことを好いてくれてるのはさゆやえりぽんから聞いてたし、話し出したら止まらないのも聞いてた。
譜久村ちゃんとはハローのコンサートで数回話した程度の関わり。なのにこの子は絵里のことをすごい見てくれてる。
譜久村ちゃんとはハローのコンサートで数回話した程度の関わり。なのにこの子は絵里のことをすごい見てくれてる。
「それでね、9期メンバーになれた時に思ったんだ。聖、亀井さんみたいなアイドルになる。自分の歌で笑顔でパフォーマンスで人を救えるアイドル。そして強い人。そんな人間になりたい。
だってね、新垣さんや道重さんが亀井さんの話しする時、すごい楽しそうに笑うでしょ?聖もそんな人になりたいなーって。周りから愛される人に。。。。。ってえりぽんどうしたの?」
だってね、新垣さんや道重さんが亀井さんの話しする時、すごい楽しそうに笑うでしょ?聖もそんな人になりたいなーって。周りから愛される人に。。。。。ってえりぽんどうしたの?」
絵里の目からは涙が流れていた。譜久村ちゃん、絵里はそんな強い人じゃないよぉ。
今だってえりぽんの前じゃ先輩らしく振る舞ってるけどほんとは不安で潰されそうなんだよ。そんな絵里をこんなに思ってくれてる人が目の前にいる。
今だってえりぽんの前じゃ先輩らしく振る舞ってるけどほんとは不安で潰されそうなんだよ。そんな絵里をこんなに思ってくれてる人が目の前にいる。
「なんでもないっ…ちゃ。聖の話に感動したったい」
~お風呂場~鈴木目線
私とりほちゃんはトメさんに案内してもらいお風呂場についた。服を脱ぎタオルを巻いて扉を開けると、そこには旅番組などで紹介されるような大浴場が。
「さ、流石…聖ちゃん家だね、、、」
「う、うん、」
私達は驚きながらもお風呂に浸かった。
「香音ちゃん、胸、、大きいよね。。」
「ちょっとりほちゃん!?そんなことないよ私ただ太ってるだけだから。」
「そんなことないよ、うちぺったんこだから…」
「ほ、細くていいじゃん、羨ましいよ。。で、りほちゃん話ってなんなの?」
「あ、それなんだけどね、香音ちゃん、うちに何か隠してることあるでしょ?」
「えっ?!」
まさか気付かれたのか?いや、気付かれるようなことはしてないはず。大丈夫だ。
「そ、そんなことないよ。どうしたの急に?」
「うちずっと香音ちゃん見てるけど、今日は何か落ち着きがないよ。それにずっとえりぽんの方見てる…。
えりぽんと何かあったの?2人だけの秘密があるの?うちにも教えてよ。うちには言えないの?えりぽんも最近なんか変だし、ねぇ?香音ちゃん!」
えりぽんと何かあったの?2人だけの秘密があるの?うちにも教えてよ。うちには言えないの?えりぽんも最近なんか変だし、ねぇ?香音ちゃん!」
りほちゃんどんだけ私のこと見てるんだよ。まさか、そんな経緯で怪しまれるとは、、、とにかく言う訳にはいかない。亀井さんと約束したんだし、えりぽんのためにも。
「ごめんね、、りほちゃん。今はまだ言えないんだ。。。。」
こう言うほかなかった。りほちゃんならわかってくれるはず。。。。
「そっか、、、わかった。もう、いいよ。えりぽんに直接聞いてくる!」
「りほちゃん?!」
そう言ってりほちゃんは急いでお風呂を出て部屋へ戻ろうとした。ダメだ、私がいない状態でりほちゃんを亀井さんに近づけたら。急いでりほちゃんの後を追った。