その頃衣梨奈は、亀井家でダンスや歌やバトンの練習をしていた。
練習も終わり昼ご飯にしようとした衣梨奈は亀井絵里の携帯を開くと、そこには見覚えのある名前があるではないか。
練習も終わり昼ご飯にしようとした衣梨奈は亀井絵里の携帯を開くと、そこには見覚えのある名前があるではないか。
「あ、新垣さん。」
つい名前を口に出してしまった。
『カメ~、久しぶり~!元気してた?
突然なんだけど~、ちょっと話したいことがあるんだぁ。
今日の夜とか電話してもいいかな?』
突然なんだけど~、ちょっと話したいことがあるんだぁ。
今日の夜とか電話してもいいかな?』
このメールを読んで衣梨奈は思った。
亀井さんに話したいことってなんだろう?
きっと大切なことに違いない。
高橋さんが卒業してリーダーになったし、今のメンバーのこととかの相談?
いや、もっともっと大事なこと?
それって、衣梨奈が聞いちゃっても大丈夫な話?
亀井さんに話したいことってなんだろう?
きっと大切なことに違いない。
高橋さんが卒業してリーダーになったし、今のメンバーのこととかの相談?
いや、もっともっと大事なこと?
それって、衣梨奈が聞いちゃっても大丈夫な話?
衣梨奈は色々な想像が膨らんできて、突然とても不安で怖くなった。
「そうだ、このメールを一応亀井さんにメールしておこう。」
とりあえず衣梨奈は、現モーニング娘。リーダーであり、大好きな先輩である新垣里沙からのメールを亀井絵里が持つ生田衣梨奈の携帯電話に転送した。
その頃リハ会場では、お昼休憩中で昼食をとっているメンバーもいれば、ダンスの振り確認をしているメンバーもいる。
新垣と道重は同じテーブルで弁当を食べていた。
「ねぇ、さゆさ~。」
「はい、なんですか?」
「朝、カメにメールしたんだけどまだ返ってこないんだよね~。」
「あ~、絵里のことだから寝てるとか?(笑)絵里ですから~期待できないですね。意味分からないんで。」
「だよね~、やっぱカメは卒業してもカメだな~。アハハ。」
「まぁでも、期待せずに気長に待っていれば来ますよ。もしくは、もう一通送ってみるとか?」
「ん~、そうだねぇ~考えとく。ありがと。」
「はい、なんですか?」
「朝、カメにメールしたんだけどまだ返ってこないんだよね~。」
「あ~、絵里のことだから寝てるとか?(笑)絵里ですから~期待できないですね。意味分からないんで。」
「だよね~、やっぱカメは卒業してもカメだな~。アハハ。」
「まぁでも、期待せずに気長に待っていれば来ますよ。もしくは、もう一通送ってみるとか?」
「ん~、そうだねぇ~考えとく。ありがと。」
一方、絵里は9期メンバー10期メンバーと賑やかにお昼ご飯を食べている。
「里保ちゃん、このポテトサラダ食べないの?」
「え、食べるよ~。香音ちゃんだってまだ残ってるでしょ。」
「いらないならもらおうかなーって、だめ~?」
「え~イヒヒ。だめだよぉ~。」
「え、食べるよ~。香音ちゃんだってまだ残ってるでしょ。」
「いらないならもらおうかなーって、だめ~?」
「え~イヒヒ。だめだよぉ~。」
ブルルル、ブルルル・・・
テーブル上に携帯のバイブ音が流れ渡る。
テーブル上に携帯のバイブ音が流れ渡る。
「ん?誰?えりぽんじゃない?」
という聖ちゃんの声に気づき、えりぽんの携帯を見る。
「あ、えりの携帯だ。」
手に取ってみるとえりぽんからメールが届いていた。
『カメ~、久しぶり~!元気してた?
突然なんだけど~、ちょっと話したいことがあるんだぁ。
今日の夜とか電話してもいいかな?
って新垣さんからメールが届いたんですか、どうすれば良いですか?』
突然なんだけど~、ちょっと話したいことがあるんだぁ。
今日の夜とか電話してもいいかな?
って新垣さんからメールが届いたんですか、どうすれば良いですか?』
ガキさん・・・きっとあのことだ。
卒業のことだよね、きっと。
絵里にも話してくれようとしているのかな、ガキさん。
卒業のことだよね、きっと。
絵里にも話してくれようとしているのかな、ガキさん。
そんなことを考えていると自然とガキさんの方に目がいき、じーっと見つめてしまっていた。
はぁぁぁ・・・・。
はぁぁぁ・・・・。
「えりぽーーん!まぁた新垣さんのこと見つめちゃって。どんだけ好きなのー?!」
隣にいた聖ちゃんが、手の平を絵里の目の前で動かしながら言う。
「ンフフフ、新垣さんめっちゃ可愛いんだもーん。」
とっさにごまかしたが、えりぽんがガキさんのこと大好きで良かった。
全然怪しまれていないみたい。
全然怪しまれていないみたい。
だけど、このままだと今日の夜にはえりぽんがガキさんの卒業を知ることになる。
しかも、亀井絵里として・・・。
どうしよう。
しかも、亀井絵里として・・・。
どうしよう。
こんなときガキさんに相談できれば・・・。
あ、さゆがいるか。いや、さゆには心配かけたくない。
彼女は彼女自身で精一杯だから。
あ、さゆがいるか。いや、さゆには心配かけたくない。
彼女は彼女自身で精一杯だから。