短編5 - ﾉﾉ*＾ｰ＾) えりがナマタでえりながカメで |||9|‘_ゝ‘) まとめwiki

きょうはレギュラー番組「H！P！P！」、9期メンバーだけの収録。
えりぽんと入れ替わった生活にも慣れたのか、珍しく早起きできたえりぽん（えりりんin）。
「今日は9期のみんなと長い時間一緒だから、緊張してたら怪しまれちゃうし・・・
さゆにも頼れない。絵里ひとりで、がんばるぞーっ！」と、気合入れ中。

「・・・だーれだ？」
急に視界がさえぎられたかと思うと、しっとりした手のひらで顔が覆われます。
（この声は・・・）「フ、フクちゃん？」
「あー、えりぽんったら、みずきのことフクちゃんって呼ぶんだ。
ポンポンコンビなのに他人行儀とか、みずきは悲しいよ・・・。」
シクシクと泣き出すフクちゃん。

（うわっ、困ったなー。フクちゃんって泣き虫さんなのかな。絵里聞いてないんだけど）
「フ・・じゃない、みずき、泣かないでよ、ねっ」(テキトーにごまかそ)
「呼び方変えてもごまかされないから。さっきから標準語で変だし。
どうせえりぽんも若い子のほうがいいんでしょ、もしかして10期の遥ちゃんのことが・・・」
「ち、違うっちゃん。えり・・えりなはみずきだけを好いとうと」
「嘘。えりぽんは嘘つくとき、右の眉が上がるから。ほら当たった」
「ほ、ほんとやし。その証拠に・・・」(右眉？？えーと、えーと)
「・・・どうしてくれるの？」
(さゆが言ってたっけ、こんなときはチューすれば女の子はなんとかなるの、って)
「ち、チューすればいいやろ」
顔を覆っているフクちゃんですが、一瞬ニヤリと口の端が釣りあがったような。
「ほんと？うれしい！」
「じゃ、じゃあ」(・・・演技じゃなさそうだし。フクちゃんってどこまでマジなの？)
えりぽんがフクちゃんの頬にチューしようとした、そのとき。

「はーいどうも！鞘鈴でーす！」
ここでりほちゃんとかのんちゃんがテンション高く登場。
「おやぁ？あっちでポンポンコンビが何かやってるよ。かのんちゃん、とりあえず突撃！」
「了解！りほちゃん。かのん、突撃しまーす！」
猛ダッシュして、ポンポンコンビに割って入るかのんちゃん。
えりぽんの唇は自然とかのんちゃんの頬に・・・。
チュッ。

「ちょっとかのんちゃん！今えりぽんといいとこなのに邪魔しちゃやだ」
穏やかな口調なのに目が怖いフクちゃん。
「えりぽんがかのんちゃんにチューするなら、うちもー！」
こんどはりほちゃんの唇がかのんちゃんの頬を狙って。
チュッ。

と思ったら、最初にチューを横取りされたフクちゃんがりほちゃんのチューを受けてます。
「えりぽん、みずきから行くから今度は逃げちゃだめだよ」

『・・・っていうことがあったんだけどさ、どうしたらいいと思う、さゆ？』
「絵里のおバカ！メールする前にさゆみを呼ばないとかどうかしてるの！」