旧 前田家本邸
きゅう まえだけほんてい
東京都目黒区にある昭和初期に建てられた住宅建築。
旧加賀藩主前田家第16代当主である前田利為の本邸。
重要文化財に指定されている。
所在地 |
東京都目黒区駒場4-3-55 駒場公園 |
URL |
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建築物
洋館
- 竣工:1929年(昭和4年)
- 設計:塚本靖・高橋貞太郎
- 施工:竹中工務店
- 構造:鉄筋コンクリート造
- 階数:地上3階・地下1階
- 屋根形状:寄棟(マンサード屋根)、尖塔3箇所
- 屋根材:銅板葺
- 外壁材:スクラッチタイル
- 建築面積:978.25m2
- 延床面積:2,992.23m2
建築様式はイギリス・チューダー様式で、玄関ポーチの扁平アーチにもその特徴が見られる。
内部はイタリア産大理石のマントルピースや柱、フランスの絹織物、イギリス製の家具などが配されている。完成当時は古今東西の美術品で飾り立てられていた。
和館
- 竣工:1930年(昭和5年)
- 設計:佐々木岩次郎(帝室技芸員)
接客用に用いられた
書院造の和風建築。ロンドン駐在武官であった前田利為が海外からの賓客を接待するために建てたとされ、違い棚や欄間の透し彫など日本建築の粋を集めている。
2013年に、建造物8棟と土地が「旧前田家本邸」の名称で
重要文化財に指定された。
- 洋館(附:庭塀、棟札)
- 和館(附:棟札)
- 洋館渡廊下
- 和館渡廊下
- 茶室待合
- 和館門及び塀
- 門衛所
- 正門及び塀
- 土地37,316.42平方メートル
関連項目
最終更新:2024年10月29日 00:02