登録日:2021/09/13 Mon 18:44:54
更新日:2025/04/23 Wed 05:25:06
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本項目では『
遊戯王OCG』における
カスレアについて解説する。
現状遊戯王界隈では
ハズレアと呼ばれる事の方が圧倒的に多いが、ここでは便宜上カスレアと呼称するものとする。
ハズレ脱却を果たしたものは
元カスレアを参照のこと。
概要
OCGにおいても弱い(使いづらい)レアカードは存在する。
OCGでは全く使い道の無いカードは少ないものの、採用率や需要(シングル価格)の面ではどうしても差が出てくる。
なお、初期のカードや高レアリティのカードに関しては、コレクターからの需要があり、
美品であれば
それなりの値が付く事もある。
従ってシングル価格だけを見れば、一概にカスレアとは呼べないカードもあるが、当頁ではあくまでも当時の評価を基準に紹介する。
漫画やアニメ出身のカードを無理やりカード化した結果、弱体化を喰らった場合はカスレア扱いされやすい。
展開の関係上、リアルに再現するのが難しい状況のみを指定したり条件の割にリターンが少なかったりするカードが登場することもあり、それらもカスレアになりがち。
アニメでカッコよくフィニッシャーを飾ったカードも冷静に考えてみると、普通は想定しないような限定的な状況を
メタってたご都合カードでしかないパターンも多かったりする。
また、主人公及びアニメの主要人物のカードは
レアリティ面において優遇される傾向があり、綺麗に光っている割に酷い効果のカードもある。
なお、他のTCGよりプロモカードが多く(大抵ウルトラレア仕様になる)、意図的にデメリットしかない効果にされたカードも多い
ノーマルレア、
ブースターSP等の番外パックや、通常パックに必ず入ってる字レアを含めると微妙なカードは膨大な数になる。
大抵に1パックに1枚入っている字レアはカスレアと言う程失望感の大きいものとも言い難いのでスーパーレア以上のカードを記述する。
通常パックのスーパーレアは、
第9期の「クラッシュ・オブ・リベリオン」で封入率が見直されるまでは上位であるはずのウルトラレア以上に狙ったカードを引き当てにくい問題があった。
さらにウルトラレアに充てられるカードはテーマデッキの切り札や主に
ファンデッキで愛用される大型モンスターといったカードが多いのに対し、スーパーレアには切り札ではないがデッキの潤滑剤やキーカードとなるような下級モンスターや魔法・罠カードが充てられる事が多い。
これは、前者は採用するなら1枚でもいいが、後者はデッキに複数枚必要で(ものによってはフル投入する場合も)あるため、単純に考えても2~3倍以上の需要がある事を意味する。
加えて、上記の通りアニメで活躍したカードはより高レアリティになりやすいため、OCGオリジナルの汎用カードはどれだけカードパワーや需要が高くてもウルトラレアにならずスーパーレア止まりとなる事も多い。
結果、デュエリストたちから強い注目を集めていた当時のスーパーレアカードは、より上位のレアリティ以上に花形と言える存在だったのである。
現在は仕様の変更で1箱内におけるスーパーレアカードの封入枚数とウルトラレアカードの種類が増加し設定通りの入手難度になっており、上記の問題は解消されている。
一例
通常弾
〇《陽気な葬儀屋》
遊戯王OCG黎明期に出たカスレアの最古参。自分の手札を3枚まで捨てられる。
「
暗黒界もいない頃になんだこのカード?」と思うだろうが、当時はモンスターを捨てて《
死者蘇生》で復活させる「捨て蘇生」が流行りだったのでそのコンボを意識したカードだと思われる。
実際当時の書籍ではそのように発動するコンボが紹介されていた。
しかし既に《
天使の施し》があった上に同パック同レアリティで《死者への手向け》も登場し、わざわざこのカードを使わずとも手札を捨てる機会は十二分にあった。
つまり当時からこのカードは完全な蛇足。遊戯王にカスレアを誕生させた記念すべきカードである。葬儀屋なのに。
ちなみにウルトラレアなので仕様違いのパラレルレアまである。
このカード独自の活用法としては《
精霊の鏡》でこのカードの効果を相手に移し変えて
ハンデスするコンボが挙げられる。
しかし、捨てる手札は3枚
までなので相手は最小限の1枚を捨てて2:1交換。手間やリスクを考えると全く割に合わない。
ちなみに超最初期、黎明期には一種の強カードとして扱われていた事もある。
かの
《黒き森のウィッチ》と《クリッター》が、墓地に送られればどこから移動したかを問わずに能力が誘発していた時代があったのだ。
つまり《天使の施し》やこのカードで手札から捨てまくれば「
エクゾディア」が揃う。恐怖の時代である。
ドローできない代わりに3枚捨てられるため、《
強欲な壺》などで増やした手札から一気に3枚サーチなんて芸当も出来た。
しかし、ウィクリの
エラッタによりこの戦術は
消滅する事となった。
〇《スロットマシーンAM-7》
ノーマルカードに
禁止クラスが多数入っている「Magic Ruler - 魔法の支配者 -」に収録された
バンデッド・キースのモンスター。
原作では専用サポートカードもあって活躍してたが、OCGではただの
通常モンスター。
しかも星7で2体リリースが必要なのに攻撃力2000/守備力2300という貧弱っぷり。
当時既に星6で攻撃力2500の《
デーモンの召喚》が登場しているので当然このカードが使われる事は無かった。
そしてこんなステータスなのに初収録当時のレアリティはなんと
ウルトラレア。この妙に高いレアリティ設定は
城之内戦の終盤で印象に残る使われ方をしたからだろうか。
当時《
サクリファイス》や 《六芒星の呪縛》狙いでこれを引いた時の絶望感は半端なかっただろう。
更に同じ
機械族星7通常モンスターでも先に出たノーマルの《TM-1ランチャースパイダー》よりステータスが劣っているのでどうしようもない。
案の定、再録時にはノーマルに大幅格下げされ、最終的には絶版となった。
〇《
寄生虫パラサイド》
お馴染み
インセクター羽蛾の使った
昆虫族モンスターの1体。
リバースで相手のデッキに表側表示で潜り込み、ドローされた瞬間に相手の場に特殊召喚。
その後1000ダメージを与えて相手の場のモンスターを昆虫族にするのだが……。
詳しくは項目にて。
〇《
女邪神ヌヴィア》
OCG
第2期という遊戯王OCGの人気に火がついた頃に現れ、カスレアという存在を広く認知させた一枚。
普通に召喚すると自壊するという驚愕のウルトラレアカード。
原作では星4で攻撃力2000でノーデメリットと当時の下級モンスターとしては明らかにオーバースペックで弱体化されるのも仕方がなかったのだが、追加されたデメリットが大きすぎた。
自壊のインパクトから触れられる事は少ないが、弱体化効果も無視するには大きすぎるデメリットである。
相手の場にモンスターが1体でもいれば攻撃力が下がり、当時の主力下級モンスター《
ブラッド・ヴォルス》などの数値である1900ラインを下回ってしまうのだ。
リスクは負うが主力アタッカーを突破できる、というのが
デメリットアタッカーの利点なのだが、それを持たないこのカードをアタッカーとして採用するのは当時の目線で見ても難しいだろう。
挙句の果てには、アニメでは原作で登場した場面では別のモンスターに差し替えられている。辛うじてOPには出演できたものの…。
一応、現在は《エンペラー・オーダー》などとのコンボに使用できなくもないが、それでも扱いの難しさは否めない。
詳しくは項目にて。
〇《生贄の抱く爆弾》
生け贄召喚(
アドバンス召喚)されたモンスターの攻撃時にしか使えない代わりに
バーン効果が付いた《
聖なるバリア −ミラーフォース−》とでもいうべき罠カード。
原作では
イシズが使用して《
オベリスクの巨神兵》を破壊しようとしたカード。オベリスクの爆破と共に敗北する
海馬のビジョンを印象強く覚えている読者も多いのではないだろうか。
バーンダメージは《デス・メテオ》一発分と状況にもよるが原作より弱体化されている。しかし、それ以前の問題として発動条件があまりに限定されすぎており使いづらい。
しかも、当時最も採用率の高かった上級モンスターである《
人造人間-サイコ・ショッカー》がいると発動できないという逆風に晒されていた。
加えて現在では
シンクロ・
エクシーズ・
リンク召喚が普及してしまい最早使い道はほぼ無いと言ってもいい。
同パックにバーン効果は無いが相手のステータスを問わず使える攻撃反応罠の《
炸裂装甲》が存在し、当時のデュエリストたちがどちらを優先して採用していたかは言うまでもないだろう。
こんな散々なカードだが下記の《コストダウン》共々初収録の際のレアリティはなんとシークレットレア。
ちなみに
デュエルリンクスでも
URという高レアリティで収録されている。
そちらでは《
青眼の白龍》や《
ジャッジ・マン》などを真面目にアドバンス召喚する動きが多かった最初期に限れば活躍の機会は少なからずあった。
〇《コストダウン》
手札を1枚捨てて手札のモンスターのレベルを2つ下げる、上級モンスター召喚のサポートとなる魔法カード。
一見強そうに見えるが、
1体のリリースを減らすためにカードを2枚使って手札のモンスターを展開することになるため手札を大量に消費してしまう。通称
コストアップ。
実は対象が手札のモンスターではなく手札そのものなので、上級モンスターを大量に抱えていればその全てを下級モンスターのように扱える独自の強みは一応ある。
しかし、普通召喚権は1ターンに1度しかないのでこの強みを活かすのは難しく、召喚権を増やすために他のカードを併用するとこのカードの発動コストも合わさり手札消費が甚大に。
原作では手札コストが無かったので上級モンスターサポートとしてはそれなりに強かったのだが、OCG化の際に大きく弱体化して実用性までダウンさせてしまった。
OCGにおける手札の重要性を知る教材としては役立つ……かもしれない。
とはいえ効果自体は独特なので詰めデュエルなどでお呼びがかかる場合もあり、その役割で
アニメ5D'sに出演した事も。
また、映画『
光のピラミッド』ではペガサスが《血の代償》とコンボし上級モンスターを何体も召喚することでデメリットをなるべく軽減させている。
一般的なデッキで使えば十分ハズレアの部類であり、さらにこの風評が知れ渡っているカードなのだが、まったく出番がなかったかというとそういうわけではない。
《
レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》が登場する前の
ドラゴン族は「使いたいカードに重いものが多い」という弱点があり、サポートは充実しているが非常にもっさりした動きのデッキだった。
そういったデッキでの《コストダウン》は「手札にだぶついているドラゴンを捨てて蘇生や《龍の鏡》への布石にしながら《カイザー・グライダー》や《タイラント・ドラゴン》などを安コストで展開する」という潤滑剤カードとして十分に役立った。
さらに《コストダウン》がデッキの方向性に合っていると分かると、デッキをさらに上級に寄せることで爆発力を上げるというアプローチもできるようになる。もちろん普通のデッキでは役に立たないのだが、特殊なデッキで微妙なカードが唯一無二の活躍をするというパターンはテーマデッキが弱かった当時から存在していたのである。
〇《邪悪なるバリア -ダーク・フォース-》
《
カオス・ソルジャー −開闢の使者−》と《
混沌帝龍-終焉の使者-》を輩出した「混沌を制す者」にて登場したカード。開闢とはレアリティも同じ。
元ネタのミラフォ同様に相手の攻撃宣言時に発動するのだが、相手の
守備表示モンスターを除外するというちぐはぐすぎる効果になっている。しかもその時
攻撃を無効にすることはできない。
超重武者に刺さったり《皆既日蝕の書》等とのコンボで相手モンスターを全除外などは可能だが、イマイチ使いづらい。
〇《
暗黒恐獣》
マイナー
種族にスポットを当てた「暗黒の侵略者」で登場した
恐竜族初の最上級モンスター。「ブラック・ティラノ」と読む。
元祖「
恐獣」モンスターであり、相手
フィールドに守備表示モンスターしか存在しない場合相手への直接攻撃が可能になる効果を持つ。
コンセプトとしては「守備モンスターで固めてる相手にこいつでダイレクト食らわしてやるぜ」といったものなのだろう。
しかし、テキストには「相手モンスターゾーン」ではなく「相手フィールド」に守備表示モンスターしか存在しない場合と記されている。
その結果
適当な魔法・罠が出ているだけで直接攻撃は不可能になってしまうというテキストの不備を疑う裁定が下されてしまっている。
このカードより後に登場し、似た効果を持つ《闇の住人シャドウキラー》は、このカードの反省点を活かしてか魔法・罠カードが存在していても相手モンスターが全員守備表示であれば直接攻撃可能なため余計に残念感がする。
攻撃力は2600。最上級モンスターだけあって低くはないが仮に3枚並べて3回殴っても総ダメージは7800と
ワンキルには届かない絶妙な数値である。
レアリティはウルトラレアで《
混沌の黒魔術師》と同じ。
混黒目当てでパックを買ってこのカードを当ててしまい、メンタルというライフに直接攻撃を喰らって大ダメージを受けたプレイヤーもいたかもしれない。
また、同パックには恐竜族で守備表示モンスターに対して貫通ダメージを与えられる《暗黒ドリケラトプス》があり、そっちは攻撃力2400と似た数値で上級モンスターだった。
守備表示にするコンボを加味しても生け贄が少ない《暗黒ドリケラトプス》の方が使い易かっただろう。
アニメDMでは
KCグランプリ編で
ダイナソー竜崎が使用したが、特殊召喚された返しのターンに破壊されてそのままワンターンキルに持ち込まれてしまっている。
GXでは
次回予告に出ていたものの、上記のテキスト不備にスタッフが気づいたのか本編では《ダークティラノ》という別のカードに差し替えられたりと、OCG外でも不遇なカードである。
〇《インセクト・プリンセス》
上記《暗黒恐獣》と同じパックで登場した昆虫族モンスター。
カマキリの前脚のような触角やV字の額という外見上の特徴や名前の繋がりから、《
インセクト女王》の娘といったデザインのカードである。
相手フィールドの昆虫族に攻撃表示を強要し、昆虫族を戦闘破壊する度に攻撃力が500上がるという昆虫族メタといえる効果を持っている。
女王様同様に「《寄生虫パラサイド》とコンボしてください」とでも言わんばかりの効果であるが、《寄生虫パラサイド》自体は恐ろしく使いにくいため当時のデュエリストも眼中に無かった。
《DNA改造手術》で昆虫族を指定するコンボが考えられ、これに《虫除けバリアー》も組み合わせれば一方的に攻撃を通す事はできた。
最大の問題点は攻撃力で、同じレベルで同じようなパワーアップ効果を持つが自壊デメリット持ちの《
聖獣セルケト》に配慮したのか、このカードの攻撃力は1900と星6なのに下級モンスター程度の数値しかない。
1体戦闘破壊してようやく上級モンスター水準に達する程度の攻撃力では、流石に物足りないと言わざるを得ない。
コンボ前提の性能故に単体では貧弱でそのコンボも不安定と、残念ながら昆虫族のフラッグシップとはなれなかった。
《暗黒恐獣》と同じくウルトラレアで、
再録パックの「EXPERT EDITION Volume.2」でも格下げされていない。
《
混沌の黒魔術師》と同じパックで登場・再録されているため、混黒目当てでパックを買って当たったら残念な気分になるのも《暗黒恐獣》と同じ。
アニメにも登場しており、こちらでは昆虫族の送りつけを利用して
翔を追い詰める活躍を見せた分《暗黒恐獣》よりかはまだ良い扱いである。
〇《
スピリッツ・オブ・ファラオ》
〇《第一の棺》
低レベルモンスターの活用をテーマにした「ファラオの遺産」で登場。
《スピリッツ・オブ・ファラオ》は《第一の棺》の効果でしか特殊召喚できないが、特殊召喚すると星2以下の
アンデット族通常モンスターを4枚まで
蘇生できる。
《第一の棺》の効果は《ウィジャ盤》と同じ方式で《第三の棺》まで全て揃えれば《スピリッツ・オブ・ファラオ》を出せるというもので、短くなっているとはいえかなりの労力がかかる。
その上効果を最大限使うためにはレベル2以下のアンデット族通常モンスターという戦力にならない存在を4枚以上デッキに投入し、このカードを出す前に墓地に落としておかなければならない。
手間だけでなくデッキのスペースまで食ってしまうのに蘇生できるアンデット族の最大攻撃力は《マーダーサーカス・ゾンビ》の1350であり、このカードだけだとギリギリ1ターンキルにも届かない。
現在はエクシーズ召喚やリンク召喚があるため弱小
バニラを大量に並べる行為が強く使える様になっている。
しかし、《トライワイトゾーン》や《天輪の双星道士》などレベル2以下の通常モンスターを大量蘇生できるカードも増えており、結果それらでも似たような事はできてしまう。
また《スピリッツ・オブ・ファラオ》対応のバニラは種類が少なく全て絶版のため集めにくいのも難点。
こういったカスレアは再録時にレアリティが下がってしまう事も多いが、何が評価されたのかこの2枚は下がっておらず、再録パックでも変わらずウルレアとスーレアで再録されている。
おまけに《スピリッツ・オブ・ファラオ》はパックパッケージに描かれたカードなので、初出の
第3期では貴重なアルティメットレア仕様が存在する。
このカードの実用性に関しては上記の通りだが、ここ数年でひと昔のアルティメットレアカードのコレクター需要が急増しており、
現在ではそれなりの値段が付けられる事もある。
たとえ実戦で使う事は無くとも、アルティメットレアの《スピリッツ・オブ・ファラオ》を持っている方は大切にしてほしい。
アニメGX出演時には主人公の
遊城十代に「手間暇かけた割にはそんなに攻撃力が高くない」とか言われてしまった。
しかもこの回のオチは使い手はこれまで接待デュエルをしてもらってた、という話なので……。
実際には当時は《
サイクロン》のような魔法・罠に対する妨害が制限カードだったこともあって印象に比べると特殊召喚すること自体は非常に簡単なのだが、
相手の妨害以上に問題となるのが「手札に来てもしょうがないファラオや棺シリーズ」「ファラオで蘇生するレベル2以下のアンデット族通常モンスター」という
手札事故しか起こさないものをデッキの中に少なくとも10枚くらい入れなければならないという点であり、デッキ自体が構造矛盾を抱える。
そしてこういったカードの対処のために《打ち出の小槌》などを入れたり、よみがえらせたアンデットをなんとか使おうと専用のサポートカードである《サウザンドエナジー》などを入れることなども考えると
まともに動いたら奇跡のようなデッキになってしまうのである。
要はあんまり強くないくせに手札事故をやたら起こすという、使っててもあんまり楽しいカードではなかったのである。しかも《ヘルバウンド》《骨ネズミ》《第一の棺》などを十分な枚数集めようと結構な金額を持っていかれるのでモチベも上がらない。なんともまぁ…
〇《トライアングル・X・スパーク》
《ハーピィ・レディ三姉妹》の
必殺技カード。《ハーピィ・レディ三姉妹》の攻撃力を2700まで上げて罠カードを無力化する。
しかし肝心要の《ハーピィ・レディ三姉妹》が出しにくい上、強化自体も実質750アップと単体強化と考えると弱い。
同パックで出た《ハーピィの狩場》による除去がハーピィの持ち味になったため罠カード封殺効果もピントがずれている。
後にハーピィのサポートが出たおかげで《ハーピィ・レディ三姉妹》自体は出しやすくなったものの、このカードの採用率は依然として低いままであると言わざるを得ない。
サポートで《ハーピィ・レディ三姉妹》が強化されたとしても、同時に増えた新規のサポートカードを差し置いてこのカードを採用する理由にはならない、という事である。
〇《
天よりの宝札》
宝札カードの1枚。
原作では
マリクや
遊戯に使用され、
海馬からは「最強の手札増強カード」とまで評された強力な
ドローソース。
しかし、OCG化の際には
ものすごくハイリスクな発動コストが付与されたうえにドロー枚数も激減。
尤も、原作効果のままでは間違い無く
バランスブレイカーだったので弱体化は仕方ないのだが……。
詳しくは項目にて。
〇《
E・HERO ランパートガンナー》
《E・HERO バーストレディ》と《E・HERO クレイマン》が
融合した
E・HERO。GX期の「アニメに登場した微妙性能のモンスターが高レアリティ枠に納まる」現象の象徴たる1枚。
与えるダメージは半分になってしまうが守備表示のまま相手への直接攻撃できる効果を持ち、アニメでも反撃に備えながら相手モンスター越しに相手ライフを削る活躍を見せた。
しかし、
コンマイ語のせいで、なぜか「
相手フィールドにモンスターがいると攻撃できない」という、自身の存在意義を揺るがす裁定を食らっていた。
さらに
裁定が国ごとに違うという現象が起き、国際大会の「国内外で裁定が違うカードは使用禁止」というルールから長らく国際大会限定の禁止制限リストでは禁止カードに指定されていた。
アニメGX放送終了から7年の時を経た2015年に裁定変更されてアニメの通り壁モンスターがいても直接攻撃が可能になったが、あまりに遅すぎた……。
現在は
EXデッキの15枚制限と手軽な
属性HEROの登場もあり、ファンデッキであっても採用はかなり厳しい。
……そもそも当時からそれが出来たとしても守備力2500の壁が守備表示のまま直接攻撃できるだけのカードをわざわざ融合召喚する必要はないと言われている。
融合モンスターなどの手間やコストがかかる大型モンスターは、出しやすくするためのサポートや見合うだけの爆発力を求められているからだ。
GX期のアニメ出身のモンスターはエースモンスター格がそれを欠いている事が多く、そのために多くのカスレアを生んでいる。
特に主人公の十代が使用した呼び出す手間の割に効果がイマイチなHEROが高レアリティ枠を奪っていく場合が多く、これもその中の1枚と言える。
〇《
破滅の女神ルイン》
《終焉の王デミス》の対となる、星8の
儀式モンスター。デミスとは儀式魔法を共有している。
おそらく《
カオス・ソーサラー》のような「終焉や開闢の効果を抜き出してカード化した調整版」を目指したと思われるが、これは失敗した事例と言っていい。
連続攻撃は高いステータスがあればこそ活きるのに攻撃力2400ラインが重要視されていた時期に攻撃力が2300ってふざけてんのかって話なのだが、《高等儀式術》全盛期に存在した「儀式天魔神」ではこのカードを1枚入れるレシピもあった。
こちらを召喚することはほとんどないのだが「光属性でレベル8の
天使族」が《破滅の女神ルイン》以外におらず、デッキに入れておくと《エンド・オブ・ザ・ワールド》(デミス選択)や《天魔神ノーレラス》の
コストとして地味に役立ってくれる。
《カオス・ソーサラー》が3枚使える現在では忘れられがちだが、
この時代はそれすら禁止だった超デフレ環境なので、こんなもんでも「かゆいところに手が届く」系のカードとして役に立ったのである。
ゾークでいい?そうだね
ただ正直「裏択みたいなデッキのさらに裏択」というポジションであり、コストとして割り切って運用すると「愛がない」と批判してくる人もいたので結局強いとは言えないカードだった。そもそも当時使っていないとまず出てこない発想なので、ハズレアと呼ばれてもまったく仕方ない。
実用性はアレでも
イラスト面での人気は高いうえ、OCG第10期で登場したリメイクカードや関連カードも存在する。
彼女の魅力に惹かれたデュエリストはファンデッキを組んで
いろいろ妄想でもしてあげながら使ってみるのもいいだろう。
〇《ストーム・シューター》
目の前にあるカード1枚を手札に
バウンスする効果と自身の位置を隣に移動する効果を持つ
鳥獣族モンスター。
効果だけ見ると悪くはなさそうだが、出すのに手間のかかる星7と最上級モンスターとしては低い攻撃力2300というステータスが足を引っ張る。鳥獣族なので
ふわんだりぃずならそれほど手間をかけずに出すことはできる。
自分の前にモンスターがおらず、バウンス効果が使えない時には隣のマスに移動できるのだが、移動した場合そのターンバウンス効果は使用不可になるという無駄な制約までついている。
さらに半年後にはこのカードと同じ風属性・鳥獣族のバウンス効果持ちでこのカードより攻守が高く星6の《風帝ライザー》が登場したため、ますます立つ瀬が無くなった。
現在は
新マスタールールの施行で、EXデッキから特殊召喚されるモンスターを置く「EXモンスターゾーン」に出さなければならないモンスターが存在する。
そういったモンスターへの狙い撃ちがしやすくなり、かつ「モンスターを出す位置」が重要になったため、限定的とはいえ以前よりかはこのカードの扱いはマシになっている。
しかし、その新マスタールール施行直前の第9期で全体的なカードパワーの増加やバウンス効果を持つカードが急増した事情もあり、専用デッキでも組まない限りはこのカードを採用する理由を見出せないというのが現状。対象を取らないバウンス自体は遊戯王OCGの中でも強い除去手段ではあるのだが…
余談だがこのカードが収録された
CDIPは他にも微妙な高レアが多く、《
虚無魔人》や《
簡易融合》など有用なカードは軒並み低レアリティ。
しかも高レアのカードの内、目玉の
サイバー・ダークはわずか2か月で再録されたといういわくつきのパックである。
〇《閃光のバリア -シャイニング・フォース-》
ミラフォの
完全下位互換……なのだが、当時規制されていたミラフォの調整版として作られたのだろう。発動条件として相手攻撃表示モンスターを3体要求する。
当時ミラフォは
制限カードだったが依然として影響力は高く、伏せカードがある中で大量展開できたなら警戒するのは当然であり、特に相手が上級者であればそうそう引っかかるわけもなかった。
同パック同レアリティには、調整版
カオスとして注目を集めた
天魔神や環境でも使われた《風帝ライザー》がおり、それら目当てのプレイヤーからはハズレ扱いされた1枚。
当時からほとんど使われなかったカードだが、後に環境の変化でミラフォ自体が無制限になり、相互互換も大量に登場したため完全下位互換であるこのカードは完全にお払い箱となってしまった。南無。
お線香のバリア
調整版にせよネタカードにせよ、禁止・制限カードを弱体化して出したカードが残念な性能になるのは
遊戯王ではよくあること。
〇《異次元トンネル-ミラーゲート-》
面倒な効果の攻撃反応罠。
端的に言うと「攻撃対象になった自分のE・HEROと攻撃してきた相手モンスターの
コントロールをそのターン中だけ交換して戦闘させる」効果を持つ。
攻撃力の低いHEROを囮にして攻撃を誘い、より攻撃力の高い相手モンスターを奪う。そして奪った相手モンスターで相手の場のHEROを倒し、相手に戦闘ダメージを押しつける、という意図でデザインされた罠カードなのだろう。
しかし、コントロールの交換はエンドフェイズまでなので奪った相手モンスターはターンの終了と共に相手の場に戻ってしまう。
当時のカードを見ても低攻撃力のE・HEROはその多くが融合HEROの素材であり、それらをわざわざ場に出して棒立ちさせる必要はあまり無い。
そんなHEROを場に出してこのカードを伏せ、モンスターと伏せカードの両方に対する除去を搔い潜ってこのカードを発動させたとして、得られるリターンは結局のところ多少の戦闘ダメージだけ、という結果に終わる。
ならば攻撃対象を問わずに戦闘ダメージを反射できる《ディメンション・ウォール》や、攻撃を防ぎより大きなダメージ与えられる《魔法の筒》を使った方が良いのは明白である。
《魔法の筒》が制限カードだった時代とはいえ、いくら何でも発動に手間がかかり大したリターンも無いこのカードを採用する意味なんて無いに等しい。
一応、戦闘を行うまで他のカードの効果を挟めないとか、永続効果は使えるから《摩天楼-スカイスクレイパー》等で殴り倒せるとか、《神秘の中華なべ》などで相手モンスターを利用するコンボとか独自の要素はある。
だがいずれにせよ受け身でコンボ前提というのは使い難さが否めない。
こんな性能でもアニメ作中で主人公の十代が初期から使ってたカードという事でか、初収録時のレアリティはウルトラレアであった。
アニメ効果では奪ったモンスターのコントロールを永続的に得る事ができたので、弱体化しすぎて採用価値を落としてしまう上記の《コストダウン》と同じパターンである。
〇《
E・HERO カオス・ネオス》
「
カス」ネオスというあんまりすぎる蔑称で呼ばれるカード。
呼び出すのに手間がかかるトリプルコンタクト融合を要求するのにもかかわらず、
効果の判定はコイントス3回で行うギャンブルカード。
しかも、
8分の3(37.5%)という無視できない確率で自分のモンスターがすべてバウンスされてしまうハズレの目もあるのだから堪ったものではない。
メリット効果は8分の1で相手モンスター全破壊、8分の3で相手フィールドの効果モンスターの効果を無効と重い上に厳しいギャンブルに勝った割には得られるものが少ない。
ちなみに残りの8分の1は何も起こらない。
トリプルコンタクト融合体特有のEXデッキに戻る際の効果もモンスターの全セットと、除去効果を持つ他の融合体と比べても影響は薄い。しかも悪いことに素材となるネオスペーシアンもそんなに強いわけではない。
他のトリプルコンタクト融合体はどれも苦労に見合った豪快な効果を持っているだけに殊更残念さが際立つ。まぁ当時はカオスがソーサラーすら禁止されてたレベルで忌まれていた時代なので……。
これは当時のネオス派生の融合モンスター全般に言えたことなのだが「わざわざ出すより
ネオスで殴った方が強い」という評価に落ち着く(ネオスビート)。このカードはその中でも最たるものだった。
収録パックの表紙を飾り最高レアリティのホログラフィックレア仕様もあるのに、再録パックでは未収録となりノーマルカードにすらなれなかった。
現在はコイントス効果を全て表扱いする罠カードが登場したりHERO系の需要増加もあって、一時期のあんまりな不遇ぶりからは脱却している。
しかし、かと言ってこいつを採用するかと言えば……という状況であるのだが……。
ちなみに英語版のホログラフィックレア(Ghost Rare)のこのカードには、''なんと名前が《Rainbow Dragon》になっているエラーカードがある''。
美品であれば
10万円以上の値段が付く
、幻の逸品となっている。
〇《戦士ラーズ》
召喚・特殊召喚時にデッキ内の
戦士族モンスター1体をデッキの一番上に置く、ただそれだけの下級モンスター。
いくら《増援》が制限カードとはいえ直接手札に加えられないこいつを使うほど困ってはおらず、属性やテーマ専用サーチなどでいくらでも代用できる。
しかもこの効果は
強制効果なので、下手に召喚すると次のドローカードを戦士族に固定されてしまい逆に自分の首を絞める事も。
よって、このカードを使うのならばドローソースやデッキトップを操作するカードとのコンボが前提となるだろう。
同パックにはパッケージを飾る《
ユベル》の他《
超融合》や《闇霊術-「欲」》など後に化けるカードが多数収録されているが、このカードは未だ使いにくさが否めない。
攻撃力が1600と
中途半端に高いので攻撃力1500以下を対象にしたサポートが使えないのも欠点。
アニメでは異世界の人間(カードの精霊?)として登場したが、敵の軍勢になぜか自分も破壊対象となる罠カード《ジャスティブレイク》を発動しその後消滅した。
〇《
人造人間-サイコ・ロード》
上述のようにかつて猛威を振るっていた《人造人間-サイコ・ショッカー》の上位種で、あちらをリリースした場合のみ特殊召喚できる。
今度はこっちがパラサイド枠かよ。
アニメ版では毎ターン相手の場か手札の罠を1枚破壊できる効果で結構強かったのだが、OCGで大きく弱体化。
攻撃力が200ポイント上昇し表側表示の罠を破壊する効果を持つが、名指しの上級モンスターを特殊召喚コストに要求しておいてこの程度のリターンではショボい。
そもそも罠カードを封じるだけなら進化前の《人造人間-サイコ・ショッカー》でも充分なので、結局のところ無駄なオーバーキル感が強い。
一応、《人造人間-サイコ・リターナー》の効果で特殊召喚したショッカーを自壊する前に特殊召喚コストに活用できるという利点はある。
同パックの同レアリティには当時の環境デッキ
【ライトロード】の必須枠だった《
ライトロード・マジシャン ライラ》と《
ライトロード・エンジェル ケルビム》がいたためハズレア要素も強め。
○《
ライト・バニッシュ》(海外版)
海外版Light of Destructionにて登場したライトロード専用カウンター罠。
果たしてその実態は
10年前に登場した最初期のカウンター罠の完全下位互換というどうしようも無い存在。
せめて「ライトロード」カードであれば差別化は可能だったのだが……。
日本語版では
当然ながらノーマルでの収録だったが、海外の初出時はなんとスーパーレアだった。
LIGHT OF DESTRUCTIONのスーパー枠には
剣闘獣の切り札、延いては「剣闘獣が強い理由そのもの」と言っても過言ではない
《剣闘獣ガイザレス》が存在しており、
《剣闘獣ガイザレス》を狙ってこれが出てしまった海外のデュエリストはさぞ落胆した事だろう。
詳細は個別項目を参照。
〇《白銀のバリア-シルバーフォース-》
インチキ効果で環境を取った
BFや、《
デブリ・ドラゴン》などの有用カードを輩出した「CRIMSON CRISIS」にて登場したカード。またバリアがハズレかよ……。
効果は元ネタのミラフォと大きく異なり、効果ダメージを与える罠カードの発動を無効にし破壊するという範囲の狭い
バーン対策のカウンター罠。副次効果として相手の表側表示の魔法・罠カードを全て破壊するという一見良さそうな効果がついている。
しかし
効果の発動に反応できないために《拷問車輪》などの永続カードを多用するロックバーン相手では発動機会が少なく、使い切り魔法罠中心のフルバーンや
チェーンバーン相手では発動はできても追加で破壊できるカードが無い場合も多い。
メタとして機能する相手がちぐはぐで使いようがなく、素直にシンプルな除去やカウンター罠を撃った方が明らかに効率が良い。
そもそも《ステルスバード》や《ファイヤー・トルーパー》のような
罠ではないバーンカードには一切干渉できないのも痛すぎる欠点である。
同パックのスーレアには当時環境を
荒らし回った全盛期の《
ダーク・ダイブ・ボンバー》を始め、《
BF-暁のシロッコ》や《
アーカナイト・マジシャン》のような優秀なカードが入っていたため引き当ててしまった場合の絶望感は大きかった。
アニメ5D'sで遊星が
ジャックの罠カードをまとめて破壊しデュエルの流れを変えた逆転の1枚であるのだが、結局は上記の「限定的な状況をメタってたご都合カード」でしかないという事である。
アニメでは見せ場のあったカードであるが、合計3種類発売された遊星の
DPを含め再録パックでは1度も再録されていないのもこのカードの需要の無さを証明しているのかもしれない……。
〇《
闇帝ディルグ》
遊星の新たな切り札《
シューティング・スター・ドラゴン》が看板の「STARSTRIKE BLAST」に収録されたスーレアの1枚。
《光帝クライス》と対の関係にあたる、2体目の
闇属性の
帝モンスター。
相手の墓地からカードを2枚まで除外し、その後相手のデッキの上から除外した枚数だけ墓地に送る効果と、召喚ターンの攻撃を封じるデメリット効果を持つ。
効果は除外によって相手の墓地利用を妨害するといったものだが、即座に相手の墓地のカードを増やし墓地利用を手伝うという意味不明っぷりが注目を浴びた。
上級モンスター故に手札事故の要因となり、なんとか召喚して効果を使えても墓地利用メタとして機能するかさえ運任せなこのカードには「
不闇帝(=不安定)」と揶揄された。
この弾のスーレア枠には、初となるシンクロチューナーであり上記のシュースタを出すために実質必須な《
フォーミュラ・シンクロン》と、汎用性の高いサーチ魔法カードの《調律》という、ガチ志向のプレイヤーとファンデッカーの両方から需要の高かった高額スーレアが存在し、スーレア枠の中でも特に実用性の乏しいこのカードは両方からヘイトを集める事となった。
ちなみに、この
第7期初頭あたりから上記の「ウルレアよりもスーレアの方が狙ったカードを当てにくい」事がデュエリストだけでなく
カードショップ側の方にも広く知られるようになり、上記の2枚や《
強欲で謙虚な壺》、《
真六武衆-キザン》、《TG ワンダー・マジシャン》などの需要の高いスーレアのカードが1枚3000円前後に迫るような高額で取り引きされる事も珍しくなくなっていった。
この問題は上記の通り、現在は改善されている。
〇《エレキリム》
真六武衆や《
禁じられた聖槍》を引き当てるためのわくわくを無に還すハズレシンクロ。
ダイレクトアタック成功時に《封印の黄金櫃》効果という珍しい効果を持っているのだが、【
エレキ】じゃないと出せないぐらいキツイ素材縛りがあるのにも関わらず【エレキ】では全く必要とされていない効果と何もかも噛み合わないいらない子。
さらに攻撃力が1500と微妙に高いせいで【エレキ】の武器である《平和の使者》と《
奈落の落とし穴》に引っかからない利点を見事にぶっ潰している。
そもそも除外肥やしは展開の最中に行うものであり、それを攻撃しないと使用できない効果に設定するのも条件と食い違っている。
素材縛りが緩ければ何らかの使い道はあったかもしれないが、今となっては後の祭りである。
〇《
機皇神龍アステリスク》
アポリアの切り札その2。
アニメ版の性能は
攻撃力が∞に上昇できるテキストミスこそあったものの、当時のキャラデッキの切り札としては悪くない部類ではあった。
しかし、KONMAIの熱い
嫌がらせファンサービスによりものすごく弱体化した状態でOCG化され、機皇使いを絶望させた。
それでも、2020年には全国のアポリア念願の【機皇】強化が行われ、このカードに使ってくださいと言わんばかりのサポートカード《根絶の機皇神》も登場。
このカードが実際に使われるかはともかく、このカードを使いこなすためのハードルは大きく下がったといえる。
詳しくは項目にて。
〇《
潜航母艦エアロ・シャーク》
遊戯王ZEXAL期の有名なカスレアその1。
遊戯王史上初めて公式メディア作品で使用されたエクシーズモンスターであり、
ライバルキャラ・神代凌牙の主力カードである
魚族モンスター。
星3モンスター2体を素材に要求しておいて
除外された自分のモンスターの数×100のダメージという使いづらい効果と
下級モンスター並の攻撃力を併せ持つ。
……いくらエクシーズ黎明期でカードパワーのバランス調整が手探り状態だったとはいえ、なんともコメントに困る性能に。
アニメ効果のままだと強すぎると判断されての弱体化だったのだが、この性能でウルトラレアはあんまりである。
一応、当時から(
ロマンコンボだが)ワンショットキルができたり、更に2024年に強化された【ライトロード】での先攻ワンキルが注目されるなど活躍の余地はあり、元カスレアになる日も近いかもしれない。
詳しくは項目にて。
〇《
No.34 電算機獣テラ・バイト》
遊戯王ZEXAL期の有名なカスレアその2。上記のエアロシャークとは収録パックもレアリティも同じ。
ZEXALシリーズにおけるキーカード群
ナンバーズの1枚で、比較的高い守備力と相手の下級モンスター1体をエンドフェイズまで奪う効果を持つ。
詳しくは項目にて。
……カードの詳細は該当項目に記されているが、このカードにはこの項目で触れるべき話題が2つある。
1つ目は、初出のパックに収録された僅か
5日後に、イラスト違いのプロモカードとして
Vジャンプで再録されたと言う事。
もちろんパック発売日には、このカードがプロモとして付属する事は判明していた。
つまり「あと5日待てば雑誌を買うだけで手に入るカードがウルトラレアとして収録されている」と言う事であり、このカードを引き当ててしまった場合の精神的ダメージは計り知れない。
もう1つは、
2021年発売のパック「ANIMATION CHRONICLE 2021」にウルトラレア仕様で再録された事。
これは、同年に発売された「No. COMPLETE FILE -PIECE OF MEMORIES-」に合わせた再録である。
そちらは通常版、こちらはプロモ版のイラストであり、「同時期に2つのイラストを再録させるため」と言う意図によるものだろう。
その結果、
当時のカスレアカードが、現代のパックに再びカスレアとして収録される状態になり、判明直後はまさに阿鼻叫喚と言わんばかりの荒れっぷりであった。
だが実は、このパックでの収録は、ウルトラレアではあるが1箱内のウルトラレアカードの封入枚数分にはカウントされない、所謂「光るノーマルレア」ともいえる封入率であった。
この事実が判明した後は沈静化し、ファンサービスの一つとして受け入れられたようだ。
〇《隻眼のスキル・ゲイナー》
シャークさんの新たな切り札《
CNo.32 海咬龍シャーク・ドレイク・バイス》や
霊神の水属性担当《氷霊神ムーラングレイス》、新テーマの
水精鱗など水属性モンスターを多数収録した「ABYSS RISING」収録のウルトラレア。このカードは光属性だが。
レベル4モンスター3体でエクシーズ召喚でき、相手の場のエクシーズモンスター1体の効果とカード名を1度だけコピーできるエクシーズメタともいえる効果を持つ。
しかし、素材3体を使うランク4には既に《
ヴェルズ・ウロボロス》などのエクシーズ以外の相手にも通用する除去効果を持ったカードや、高い制圧効果を持つ《
No.16 色の支配者ショック・ルーラー》(当時無制限)が存在しており、そちらを優先して採用すべきなのは明白。
そして「効果のコピー」「エクシーズメタ」に拘るとしても、近い時期に登場し、同じ素材で出せる《
No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》の方が効果も一回り強く攻撃力も高い。
なら「光属性・戦士族」を活かそうとしても、関連カードが豊富で専用デッキも組める《
No.39 希望皇ホープ》や当時の戦士族デッキで高い採用率を誇った《
H-C エクスカリバー》の壁が厚い。
そもそも素材3体を要求する召喚条件が重く、このカードより少ない素材数で出せてこのカードより有用な効果を持つランク4は当時から多数存在し、そして現代ではさらに増加している。
よって、「このカードでなければいけない」理由を探すのが困難であり、【戦士族】系のデッキや素材3体のエクシーズモンスターを活用する
【光天使】であっても上記のカードたちを差し置いてこのカードを採用するのは難しいだろう。
一応、効果のコピーは永続であることが数少ない強みではあるが、現状これを活かせる機会が少ないのも向かい風。
〇《風霊神ウィンドローズ》
「LORD OF THE TACHYON GALAXY」にてスーパーレアで収録されたカード。
霊神の1人であり、条件を満たすと発売当時は禁止カードだった《
ハーピィの羽根帚》の効果が得られる。
…のだが元々霊神はフィールドから離れた際に
自分のバトルフェイズがスキップされるという重いデメリット持ちであり、蘇生の《地霊神グランソイル》やハンデスの《氷霊神ムーラングレイス》が注目されるくらいでトーナメントレベルでの評価は低かった。
特に《風霊神ウィンドローズ》は得られるのが魔法罠破壊だけというのもあるが、彼の登場したパックのスーパーレアには
あの征竜が4種類も収録されている。
征竜以外のスーパーレアも貴重なドローソースである上に征竜とも相性の良い《七星の宝刀》。
イラストアドが高く、効果も使いやすい《
零鳥獣シルフィーネ》。
ターン制限のない破壊効果持ち《ガントレット・シューター》…と有能なカードばかりであり
明確な外れは《風霊神ウィンドローズ》のみであった。
現在は霊神サポートのエレメンタルセイバーが登場しているものの《ハーピィの羽根帚》が制限復帰となり、何より同じように墓地の風属性モンスターを参照し召喚できる《嵐征竜-テンペスト》も制限復帰(しかもこっちは墓地からの蘇生も可能)。
レベルやステータスに関しては《風霊神ウィンドローズ》の方が高いものの、それ以外の部分で逆風は今なお吹き続けている。
○《ヴァレルコード・ドラゴン》
BURST OF DESTINYの看板モンスターで、リボルバーが使用したヴァレルに関連するモンスター。
リンク先に自身が存在すると効果破壊されず、素材3体でリンク召喚した場合に攻撃時にフィールドのモンスターを全て破壊する効果を持つ。
一見強く見えるが、破壊効果は自身も含めてであり、素材3体で出しても他のモンスター諸共破壊されるのでは意味がない。
他のモンスターのリンク先にいれば破壊を免れるものの、自分のリンクモンスターを使うならリンク4を出せる状況であるため、このカードを使う意義はない。
墓地効果でフィールドの闇属性攻撃力3000を除外すればトポロジックモンスターを出せるが、攻撃力があまり変わらないものを出してもというところである。
自分のモンスターに限られていないので、闇属性にした相手モンスターを除外する狙いで即座に墓地に置くのが一番仕事してしまう。
〇《ダーク・オネスト》
LIGHTNING OVERDRIVEにホログラフィックレアで収録された、《
オネスト》のリメイクモンスター。
効果は《オネスト》と対になっており、自分の闇属性モンスターが戦闘する時に相手モンスターの攻撃力を0にする。
効果が通れば確実に戦闘で勝てる点は《オネスト》と同じだが、相手モンスターの弱体化のため、相手の耐性で回避される、重ねがけができない、といった欠点がある。
また、《オネスト》と違い連続攻撃できるモンスターに対して使っても実質1回きりしか戦闘補助には使えない。
《オネスト》と対になっていると言っても実際はあちらより活用できる余地が少なく、1枚消費して1回の戦闘に確実に勝てるだけの性能である。
元の《オネスト》に合わせたホログラフィックレアというレアリティであったのだろうが、レアリティの割に性能の実用性が見合っていない。
〇
《深淵の獣アルベル》
11期最終盤のレギュラーパック「CYBERSTORM ACCESS」にて登場した
ビーステッドの1体にして、
デスピアの導化アルベルの本来の姿。
当パックは11期のメインストーリーである
烙印世界での最終決戦と終幕を描いたカードが多く登場し、このアルベルもその流れを汲んだ1枚となっている。
・・・が、「深淵の獣」の名を冠してカード化された彼は【ビーステッド】はおろか【烙印】でもかなり使いにくい1枚と化してしまった
その理由を作っているのがストーリーでの関連性を付けられた、①の「フィールドと墓地で
《アルバスの落胤》として扱う」効果。
効果の適用中は「ビーステッド」でなくなるため「ビーステッド」サポートが満足に受けられず、それ以外の場所では《アルバスの落胤》扱いにならないため《烙印融合》のような”本人”が必要なカードに対応しづらいという問題を生み出している。
②の効果に関しても相手がドラゴン族を使わないと意味がなく、仮に使えたとしてもフィールドの自身と手札1枚の合計2枚を消費してドラゴン族限定の《
心変わり》or《死者蘇生》では消費に見合うリターンを得られる可能性は低いと言わざるを得ない。
そもそもとして、相手のドラゴン族を処理したいのであればアルベルもろとも《深淵竜アルバ・レナトゥス》に変換すればいいだけでなく、
妨害手段にしても特殊召喚からの除去を狙える《アルバスの落胤》の方が優れているため、本家アルバスを差し置いてこちらを優先するメリットがあまりない。
一応、擁護できる点としては「ドラゴン族・闇属性・レベル4・チューナー」とステータスは悪くないどころかむしろ充実しており、
他のカスレアにありがちな重さやデメリット・変な制約などがない点では救われていると言える。
〇《コズミック・クェーサー・ドラゴン》
DUELIST NEXUSで登場した、同パックの看板を務めるモンスター。
《
シューティング・クェーサー・ドラゴン》《聖こう神竜 スターダスト・シフル》《
コズミック・ブレイザー・ドラゴン》らと同等のシンクロ素材の指定と、無効化する起動効果、自身を除外してそれらを特殊召喚する誘発即時効果を持っている。
《聖こう神竜 スターダスト・シフル》《
コズミック・ブレイザー・ドラゴン》を出す前にこのカードを出すことで無効化効果を使い、さらにこのカードの攻撃後にこのカードを除外し、それらを特殊召喚して追加攻撃することでダメージを狙う想定なのだろう。
しかし、メインフェイズにこのカードをシンクロ召喚し、その後バトルフェイズに追撃するという流れを成立させるには相手ターンを経由している必要がある。
大抵の場合、相手の展開した
制圧盤面を返したうえで展開する形になり、そこまで辿りつくのが難しくなってしまう。
先攻1ターン目なら相手の妨害も少なくシンクロ召喚は可能だが、先攻でこのカードをシンクロ召喚しても攻撃はできないし、無効化できるカードもない。
制圧能力を持つ《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》らを直接シンクロ召喚し、相手ターンに備えることになってしまう。
また、これらの他の同じ召喚条件のドラゴン族Sモンスターは大抵同パックで登場した《
赤き竜》を使うことで、レベル12のシンクロモンスターと引き換えに特殊召喚可能になってしまった。
レベル12分のシンクロモンスター3体を揃えるよりも、《赤き竜》とレベル12のシンクロモンスターの2体を揃える方がエクストラデッキの枠の占有が抑えられるため、《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》などは《赤き竜》を併用する方法が優先されるようになった。
このカードは「このカードは上記のカードをS素材にしたS召喚でのみEXデッキから特殊召喚できる。」という制約のせいで《赤き竜》での特殊召喚ができず、コンボに組み込めない。
正規手順でシンクロ召喚し、追撃効果を狙うにしても、シンクロ素材のシンクロモンスター3体、呼び出すレベル12のシンクロモンスターとこのカードで5枠取ってしまうためどうしても他の選択肢が狭まってしまう。
特殊召喚の制限がかかるのはエクストラデッキからの特殊召喚のみであるため、後続のレベル12を呼び出し自身を除外した後《アサルト・シンクロン》の墓地効果でそのまま特殊召喚し、自分のターンでなら4000の三連打は可能ではある。
「《アサルト・シンクロン》を展開ルートに組み込む」「エクストラデッキの1枠」と考えれば実質的な損失はないものの、《赤き竜》を利用した展開に比べるとエクストラデッキの枠の圧迫のリスクが大きくなってしまっている。
番外パック
〇《防御輪》
「デュエリストパック-万丈目編-」収録の速攻魔法。レアリティは堂々のウルトラレア。
《
破壊輪》の原作効果とOCG効果の違いの擦り合わせのために登場したカードである。
罠カードによる効果ダメージを0にする効果を持つが、罠カードにしか対応せず、それも1回しか防ぐことができないこのカードの使い勝手はお世辞にも良いとは言い難い。
効果ダメージなら種類を問わず対応し、受けたダメージを防ぐどころか相手に反射できる《痛魂の呪術》や《地獄の扉越し銃》、
同じく効果ダメージを種類問わず防ぎ、1回と言わず発動ターン中の効果ダメージを全て0にできる《ピケルの魔法陣》など、
《防御輪》登場以降はもちろん、以前にももっと使い勝手のカードは他にいくらでもあり、敢えてこれを採用する意義はかなり薄いと言わざるを得ない。
アニメではDMで海馬が原作での破壊輪使用の場面やアニオリで使用し自爆を防いでおり、
GXでも万丈目が攻撃力の上がった逆切れパンダを破壊輪で破壊しそのダメージを防ぐことで驚異の1ターン4キルに貢献しているが、
OCGではアニメとは異なり、「罠カードが発生させるダメージ自体を0にする」効果でOCG化したため、
《破壊輪》と組み合わせるとお互いのダメージが0になってしまうため劇中のコンボは不可能。
このテのカードの最後の拠り所となるアニメ再現グッズとしてすら使えないという有様である。
〇《BF-蒼天のジェット》
「デュエリストパック-クロウ編-」で登場したBFの1体。
自身のステータスは貧弱極まりないが、戦闘時に自身を手札から墓地に送る事でBFの戦闘破壊を1度だけ防ぐ能力を持つ。
似たような使い方ができる《
BF-月影のカルート》と比べると、こちらは1400以上の攻撃力差がある相手モンスターからも守る事ができる利点はあるが、
守れるのは1回だけな上にダメージは発生してしまう問題があり、より柔軟に使える2枚目以降のカルートの方が何かと便利である。
またモンスターを守るだけなら、そのターン中のモンスターの破壊を全て防ぐ上にダメージまで0にするフリーチェーンの罠カード《
和睦の使者》の方が強い。
どうしてもというならBFとして唯一のレベル1非チューナーである事を活かすしかないが、極めてニッチな需要と言う他ない。
何より問題なのは、
ウルトラレアカードの封入数は1箱につき1枚というデュエリストパックにあって
これもウルトラレアだった事である。
ジェットが登場した「クロウ編」のもう一つのウルレアは高い応用力と汎用性から多彩な使い方ができる《
BF-精鋭のゼピュロス》であり、
高性能で市場価格も高いゼピュロスが出れば、当時隆盛を極めたBFデッキで使ってよし他デッキに出張させてよし売却してよしの万々歳だが、
非常に使いにくく売却値も安いジェットが出てしまえば、その箱からゼピュロスが出る事は最早無い
絶望を味わう事となり、
当時のパック開封報告では泣いた者と笑った者がかなりはっきりと分かれる結果となった。
この「DPの唯一のウルトラ枠に、よりによってハズレの方が来てしまう悲劇」は、一年後の「遊馬編」で
No.19 フリーザードンが繰り返す事になる。
一応、ゼピュロスは何度か再録されているのに対してジェットは1度も再録されていないため、コレクション価値自体は無くは無い。
〇《
No.44 白天馬スカイ・ペガサス》
ZEXALシリーズのカードを多数収録した「
コレクターズパック-ZEXAL編-」にウルトラレアで収録されたナンバーズの1枚。
アニメでは作中で披露されなかったものも含め多数の効果を持ち、アニメ3年目で登場した新要素「遺跡のナンバーズ」のトップバッターを務めた注目カードであったのだが……。
詳しくは項目にて。
〇《
剣闘獣オクタビウス》
海外版通常パック発のカードで、国内ではそれらのみを収録して初上陸した
EXTRA PACKで登場した
剣闘獣の1体。
しかし星7でありながらその効果は星4の《剣闘獣ベストロウリィ》の完全劣化。
おまけにリクルートによる回転が主軸の剣闘獣でありながらリクルート能力を持たず、更に手札コストをくれなきゃデッキに帰ると駄々までこねる始末。
当然デッキの回転のみならず雰囲気まで悪くするこいつの採用先はなかった。
EXTRA PACKのスーレアには闇属性デッキの潤滑剤として活躍する《闇の誘惑》があり、他は活躍の場は少ないが弱いわけではない《炎帝近衛兵》と《
マテリアルドラゴン》と、こいつを除けば悪くないラインナップ。
ちなみに海外版では上記のカオスネオスと同パックかつ同レアリティで収録されているという共通点がある。
《ネクロフェイス》や《漆黒のトバリ》を目当ての海の向こうの人たちや世界大会を狙っていたデュエリスト諸君にとっては可哀想な話であった。
これらのことから「カス」ネオスに対してこっちは「
オワタ」ビウスなんて蔑称で呼ばれることも。
〇
E・HERO ジ・アース
漫画版GX初期の十代の切り札モンスター。
モンスターを生け贄にして打点を上げるだけというシンプルかつ使いにくい効果から原作ですら大活躍していたとは言い難い一枚であるが、
初出時は収録カード全10枚が全てシークレット仕様のプレミアムパック10だったためカスレアの定義には当て嵌まらない。
問題はその後「ブースターSP-レイジング・マスターズ-」で何故かスーパーレアで再録されてしまった事である。
本弾スーパー枠には初登場となるDDの新規カードや、DT出身故に単価が高くなりがちな
X-セイバー、
ジェムナイト、
セイクリッドの切り札級カードの再録が含まれており、
それらと比べて圧倒的に使い勝手の悪いこのカードが当たってしまった場合は大損である。
スーパーかつHERO枠には同時に、優秀な戦闘向け効果を持つ《E・HERO Great TORNADO》があり、
HERO狙いにしてもやはりハズレという他無かった。
■DUEL TERMINAL
〇《総剣司令 ガトムズ》
DUEL TERMINAL -シンクロ覚醒!!-に収録されていたモンスター。第1次
X-セイバーのナンバー2にしてX-セイバーの司令官。
X-セイバーを含む全ての「セイバー」モンスターの攻撃力を400アップする……ただそれだけの上級モンスターである。
当時のセイバーはX-セイバーも含め全員地属性であったため、全体強化ならフィールド魔法の《ガイアパワー》で充分。
上級モンスターとしては攻撃力の低いこのカードを出してまでやる事ではない。
また、語感を優先したのかこのカードのカード名は「
総剣司令 ガトムズ」。つまり
「セイバー」モンスターではない。
よって自己強化ができず低めの攻撃力をカバーできないだけでなく、
X-セイバーのサポートカードを使用・共有する事もできない。
この欠点が何より痛く、登場時期もあり
「〇〇・オブ・ファイア」や
《黄昏の中忍 ニチリン》のような
無理やりな配慮も残念ながら無い。
余談だが、当時最強のセイバーモンスターは《X-セイバー ウルベルム》……ではなく《セイバー・ビートル》。
しかも《セイバー・ビートル》は貫通効果を持つため強化効果とのシナジーがあり、「X-セイバーの司令官なのにX-セイバーたちより
カブトムシの方が相性が良い」とかネタにされていた。
そんなことがネタにされたのか
遊☆戯☆王デュエルモンスターズ 最強カードバトル!では最高打点のセイバーが《セイバーザウルス》であり、当然のようにX-セイバーデッキに彼とともに投入されている。
ちなみに、ちゃんと「X-セイバー」の名を関した派生カードに《XX-セイバー ガトムズ》が存在する。
こちらは高いステータスと強力なハンデス効果を持っており、【X-セイバー】デッキのエースとして活躍できるスペックを持っている。
「セイバー」モンスターを何でもかんでも全体強化するため、ネタカードとしては割と人気があり、エレメントセイバー共々【セイバー】で纏めるある種のテンプレ的なやり取りが存在する。
〇《氷結界のロイヤル・ナイト》
DUEL TERMINAL -ワームの侵攻!!-に収録されていた
氷結界のモンスターの1体。
アドバンス召喚成功時に、相手の場にアドバンス召喚のリリースには使用できない
トークンを送り付ける効果を持つ。
氷結界のコンセプトのひとつは
ロックであるため、「相手の場にトークンを送り付けて展開を妨害する」という
おジャマのようなカードとしてデザインされたと思われる。
しかし、そのトークンは
アドバンス召喚に使えない以外の制約が一切無い。《
D-HERO Bloo-D》などの特殊召喚コストはもちろん、シンクロ素材にも問題無く使える。
このカードが出たのはOCG
第6期1年目。
つまりシンクロ全盛期。
当時の主流であったシンクロデッキ相手にこのカードを使うと、
上級モンスターとしては低いステータスのこのカードを態々アドバンス召喚した結果、相手にシンクロ素材をプレゼントするという構図になりかねない。
送り付けるトークンの攻撃力はこのカードより低いので、送り付けたトークンをこのカードで倒し相手に戦闘ダメージを与える、という使い方も一応可能ではある。
しかし、だったらこのカードではなく帝あたりをアドバンス召喚し相手の場のカードを除去して直接攻撃を狙った方が良いのは言うまでもない。
むしろ
攻撃時にこのカードを除去されたりした場合、返しのターンで半端に攻撃力を持つトークンに送り付けたプレイヤーが殴り殺されるなんて間抜けな事態が起こり得る。
この頃のDTのカードは「やりたい事はわかるがそのイメージ・コンセプトを優先しすぎて実用性に欠く」カードが多く、このカードはまさにそんな1枚。
あまりに実用性に欠くためか、後に発売された氷結界の
ストラクチャーデッキにも未収録となっている。
ちなみに褒める所があるとすれば
イラストの美麗さは間違いない。
氷を模した甲冑を着た騎士がスーパーレアのホイル加工で輝き、この時期のDT特有の雪を連想させる粒々のパラレルレア加工が施されたカードは実にふつくしい。
〇《
ナチュル・ガオドレイク》
DUEL TERMINAL -魔轟神復活!!-に収録されていた
ナチュルのシンクロモンスター。
当時のDT産テーマはカード同士のシナジーに乏しくテーマとして纏まりを欠いたものが多かったが、このカードはシナジーなんてクソ食らえとばかりに
効果無しの脳筋カードとなっている。
その攻撃力は3000と確かに高いが、すでに同値の打点と除去効果を備え容易にシンクロ召喚できる《
レッド・デーモンズ・ドラゴン》も存在していた。
このカードは
シンクロ召喚に手間のかかる星9、しかもシンクロ素材に地属性縛りがあるため、星8で素材縛りの無いレモンと比較したら明らかに出しにくい。
おまけにわずか4ヶ月後、
このカードと同じレベル・属性でこのカードより素材の指定が緩く攻守も高い《XX-セイバー ガトムズ》が登場。まったくもっていいとこなしである。
ちなみにレアリティはスーパーレア。
魔轟神の必須カードで需要が高かった《魔轟神グリムロ》や当時制限カードで注目の再録枠《カードガンナー》目当てで回したらこいつが出てガッカリした人も多いだろう。
詳しくは項目にて。
追記・修正お願いします。
- アーク以降は? -- 名無しさん (2021-09-13 20:01:13)
- そもそも、項目の分割って原則的に議論してからやるものでは?こういう意見分かれそうなものは特に慎重にやった方がいいと思うけど、その辺の議論ってちゃんとされてるの? -- 名無しさん (2021-09-13 20:43:26)
- 後からレアリティ上がったカードのまとめなら分かるけど -- 名無しさん (2021-09-13 21:57:35)
- 後から評価されてレアリティ上がったカードのまとめなら分かるけど -- 名無しさん (2021-09-13 21:58:35)
- 天極輝艦こそ真のカスレアだ -- 名無しさん (2021-09-13 22:31:23)
- ↑3元の項目にも総合掲示板にも相談はないみたいですね、同日のデッキ破壊関係の分割も同じ人がやってるみたいです -- 名無しさん (2021-09-13 23:52:05)
- 以前もTCG項目をやたらに切り分けて軽く物議を醸した事があったが同じ人だろうか。その時と比べれば丁寧な仕事ではあるけど、分割作業は相談所に持ち込んでからが筋だとは自分も思う。相談所持ち込み案件かなこれは -- 名無しさん (2021-09-14 01:44:36)
- しかもただ脳死で分割してるだけだから全く文章として繋がりがなくなってるしな。うーんこの -- 名無しさん (2021-09-14 02:23:02)
- 元々批判的な要素を含むから議論したところで紛糾しそうな上、項目を独立させて記述を充実させようってなっても、今度はどれが使えないカード使えるカードかのラインも曖昧だし、あと数限りないから一覧項目になるっていう。問題だらけ -- 名無しさん (2021-09-14 05:24:53)
- 淫獄団地と搾精病棟も同じ人が勝手に分割させていた記憶 -- 名無しさん (2021-09-14 07:22:46)
- DMの同項目に比べて中途半端というか。7期途中のぶつ切りとかするくらいならもうちょい厳選して最近のまでやって欲しい。 -- 名無しさん (2021-09-14 07:30:05)
- この建主、叩かれてるキャラの記事も相談無しでしかも特に中身を変えないまま独立させてるみたいだね。 -- 名無しさん (2021-09-14 07:32:53)
- 建て主です。この度はお騒がせして申し訳ございません。親記事のカスレアが肥大化していたので、所要時間30分近い遊戯王OCG関連の項目を独立しました。皆さんが仰るように、内容を確認せずに作成した事や分割項目である旨を伝え忘れた事は全て私の責任です。本当に申し訳ございませんでした -- 名無しさん (2021-09-14 07:38:03)
- 大規模な編集は要相談だったはず。ここまでゴッソリ削って独立させるのは明らかな大規模編集といえるのでは。 -- 名無しさん (2021-09-14 08:54:55)
- どうする? 差し戻しのお願いついでに相談所に持ち込む? それとも分割されてしまったものは仕方ないでこのまま運用するか? このまま相談なしの分割が乱発されるのは好ましくないとは思うが -- 名無しさん (2021-09-14 09:53:05)
- 記事の肥大化それ自体は事実だから戻す意味はないけど、建主は相談無しで大規模編集してるから相談所に相談、でいいんじゃない? -- 名無しさん (2021-09-14 10:35:37)
- 《天極輝艦-熊斗竜巧》はベアルクティ側ではアドバンテージを稼げるためこの項目に入れるほどとは -- 名無しさん (2021-09-14 19:32:23)
- カスなんてつけるくらいだから、コメント欄で相談してから追加するくらい慎重にやったほうが良いんじゃないか? -- 名無しさん (2021-09-14 19:37:37)
- 生け贄を抱く爆弾とコストダウンはラッシュデュエルで出たら輝きそう -- 名無しさん (2021-09-14 19:46:00)
- 《天極輝艦-熊斗竜巧》、カスレアという程じゃないとの事だがそんなに? アドが稼げるというのは「無理くり使い道を見出すならこういう感じ」とかいう話ではなく、「採用する事で動かし方の幅を広げる事ができる」「採用する型の方が採用しないより強い」レベルの話なの? 自分の追記箇所がcoされた不満とかじゃなくて本当に聞きたい。このサイトといい本家wikiといい、肯定的に扱ってる所を見た事無いんだ -- 名無しさん (2021-09-14 21:25:42)
- ベアトロンは効果自体はベアルクティでは使えるし採用するドライトロンをファフニールだけに絞ればまぁ使えなくもない、ってレベルだからこの項目にある様などうしようもない様な連中と比べたらまだマシって感じだから微妙かなぁ。ドライトロンではまず使わんし、ベアルクティでもぶっちゃけ抜いた方が良いまであるのは間違いないけど。カスレアと言うよりハズレア?(カスよりマシ的な意味) -- 名無しさん (2021-09-14 21:43:39)
- youtubeにて、ベアルクティを回している動画で登場しており、アドを稼ぐ動きをしていましたね -- 名無しさん (2021-09-14 22:34:48)
- ベアトロンは返しに潰されたとしてもそれまでに最大で3,4枚分のリソースが得られるので、お釣りが返ってくる可能性は十分にある(妨害喰らったら話は変わるけれどそれは他のカードにも言える事)。デッキスロット食うわりにしょっぱいのも確かだけれど少なくともここにいる連中と同列に扱うのは流石に失礼なレベルだと思うよ。 -- 名無しさん (2021-09-14 22:40:09)
- 性能が悪くても同弾にそれと同等以下しか封入されてなければカスレアとはあまり呼ばれないし、性能が良くても同弾に壊れがあれば相対評価でカスレアにもなるので、絶対評価で書くか相対評価で書くかは結構重要なところ MtG・DMは絶対評価採用だけど -- 名無しさん (2021-09-14 23:13:46)
- 欲しかったカードが当たらなかったからという個人的な感情で書いていると思わせるようなものは流石にダメだと思いますが -- 名無しさん (2021-09-14 23:24:19)
- ↑ カスレア側の定義を見て欲しい、相対評価での外れでもあるんだし -- 名無しさん (2021-09-14 23:34:39)
- なんかデュエリストの黒歴史みたいな項目だなぁ -- 名無しさん (2021-09-15 00:22:06)
- まあカスレアでも美品なら数万超えるやつらもあるからな(特にレリーフ) -- 名無しさん (2021-09-15 13:05:27)
- ヴォルカくじのはずれの方ことフリザードンもカスレア指数高い -- 名無しさん (2021-09-15 21:48:31)
- ↑元カスレアを参照してください -- 名無しさん (2021-09-15 22:33:28)
- ラッシュデュエルなら生け贄の抱く爆弾とコストダウンは使いやすそう。 -- 名無しさん (2021-09-16 08:16:21)
- アックス・レイダー!ウルレアモンスターだぜ! -- 名無しさん (2021-09-16 21:55:27)
- ↑3てかそれのリンクかその項目もこっちに統合しないと駄目だよねこの項目 -- 名無しさん (2021-09-18 13:06:48)
- 「アニメでカッコよくフィニッシャーを飾ったカードも」と書いてある割にそういったパターンのハズレもないというのが不可解ですね。基準変わったんでしょうか -- 名無しさん (2021-09-18 13:30:47)
- ↑HEROがずらっと居並びかねないからカオスネオスとランバートガンナー筆頭にお察しという部分 -- 名無しさん (2021-09-18 13:55:27)
- 元カスレアは逆に遊戯王切り分けると短過ぎて歪なのよな カスレアは際限なく増えるけど大逆転劇はそうそう起きないからね -- 名無しさん (2021-09-18 19:33:51)
- カスレアって呼称MTGで利用されてて遊戯王で利用されてるのほぼ見ないんだが。江戸しぐさかなんか -- 名無しさん (2021-09-19 08:36:29)
- ↑遊戯王wikiにはちゃんと記載されてるし、お前が知らないだけでは?まぁハズレアのほうが一般的な気がするけど -- 名無しさん (2021-09-19 09:47:04)
- どっちにしろ表現的には酷い気がするけど、ハズレアのほうがまだ柔らかい表現な気もする -- 名無しさん (2021-09-19 13:03:07)
- わざわざ外部wikiに持ち込んで項目作るほどなのかこれは -- 名無しさん (2021-09-20 00:39:34)
- ↑3 カードwikiだと「ハズレア」は複数ヒットするが「カスレア」は1件しかヒットしない上にこの手のハズレを指す用語の例示として登場しているのみなんだけどな。少なくともカードwiki編集者には一般的ではないか意図して避けられている傾向が見受けられるのでは? -- 名無しさん (2021-09-24 09:30:47)
- 他にも「遊戯王@2ch辞典」「遊戯王2ch本スレWiki」「toronikka @ ウィキ」も調べてみたが、「ハズレア」はヒットするが「カスレア」のヒットはなし(本スレwikiは両方ヒットせず)。やはり「ハズレア」の方が遊戯王界隈では通りがいいと見なして良いのでは? -- 名無しさん (2021-09-24 09:35:02)
- まとめられてた頃ならともかく、独立したら馴染みが薄くなるってところだろう。 -- 名無しさん (2021-09-24 09:36:46)
- アニヲタwikiのTCG用語項目としての統一感的に項目名自体はこのままでも良いのでは。一応先頭に「遊戯王ではハズレアの方が一般的」って書いておいたし -- 名無しさん (2021-09-24 10:36:10)
- ↑リアニメイトが遊戯王だけ蘇生・帰還になってるので別に統一しないといけないわけではない(あれも独立当初はリアニメイトってなってたけどYPから「リアニメイトってなに?」ってなったのがきっかけで変更されてる) -- 名無しさん (2021-09-24 10:46:35)
- ↑ そうだったのか。確かに言われてみれば『リアニメイト(遊戯王)』だけ無いな。それだったらば『ハズレア(遊戯王OCG)』に改題しても良いかもね -- 名無しさん (2021-09-24 12:48:06)
- 無能な働き者が誰にも相談しないで勝手に項目を雑に切り分けたせいで要らん問題や議論が噴出してる感じか…これ内容削って元の項目に戻すのがいい感じするけどどうだろ… -- 名無しさん (2021-09-25 09:36:42)
- インセクトプリンセスの考察を載せていた人は当時の環境などをちゃんと考慮できていないようで……当時(2003年)からパラサイドとのコンボは論外で、DNA改造手術とコンボがあり、その上で不安定という評価でしたね -- 名無しさん (2021-09-26 10:32:00)
- ↑2 特定のものを貶める/揶揄するのが内容上どうやっても発生し、コメント欄荒れる温床になる以上そもそもカスレア記事自体の必要性を疑います。 -- 名無しさん (2021-09-28 21:17:12)
- ハズレ収録するくらいなら枠削れよって話だしな。それか一部のTCGでやってる全カードを光り物とノーマルで収録するとかさぁ -- 名無しさん (2021-11-14 14:19:09)
- ハズレア・カスレアの経緯について調査してみた。遊戯王カードwikiでバックアップ調べてみると2008年に限り「カスレア」のみ記載の記事が存在、2009年には「ハズレレア(ハズレア)」に更新されその後併記されて現在に至る。…つまり、「2008年以前には使われていた可能性があるが定着はしておらず、2009年以降はハズレアがメインになって消えた」って所が実態に近いのではなかろうか。…やっぱりハズレアが記事名で良くない? -- 名無しさん (2022-03-18 13:18:05)
- 後注釈で「カスネオスって使われてんだからカスレアは定着していた!」とかご丁寧に二箇所も同じ内容を書き込んでるのが居るが、別にマックソとかいう蔑称が流行ったけどクソカード呼びが定着したわけじゃないんで妄想としか言いようがない。贔屓目に見ても「一時的に流行したのかも」ぐらいに捉えるのが限度 -- 名無しさん (2022-03-18 13:23:55)
- 有意義な時間の使い方だなあ -- 名無しさん (2022-03-20 20:53:45)
- 日本ではノーマルなんだから対象外では? -- 名無しさん (2022-04-09 11:39:58)
- 某オベリスクの巨神兵「なるほど・・・これは重症だな!」 -- 名無しさん (2022-09-30 18:04:49)
- アニメ産E・HERO融合モンスターはほとんどが高レアなのに弱い -- 名無しさん (2023-03-07 10:54:10)
- エアロシャークは元カスレアに移動させた方が良さそう -- 名無しさん (2024-02-09 19:02:51)
- 正直ウインドローズの所にいる「CX ダーク・フェアリー・チア・ガール」は同程度にはハズレア寄りだよな。シルフィーネと並んでるから効果も使いやすいってなってるけど場から墓地にいったら1枚ドロー+フェアリーチアガール素材にした時の戦闘破壊したら追加バーンだしCX前提だから直接出すには重めな5×3だからなぁ -- 名無しさん (2024-03-29 11:50:30)
- 魅惑の女王は新弾のカード効果次第で脱却もありうる。 -- 名無しさん (2024-04-24 16:30:56)
- TF4の一族の結束も書きたい。カードが弱いのではなく、複数のパックでウルレアにされてる枠潰し的な意味で -- 名無しさん (2024-05-15 17:19:12)
- 魅惑の女王は新弾のカード性能で必要にはなるし、新弾出たら一週間後に元カスレアに移動予定。エアロ・シャークもそのタイミングで動かす予定。 -- 名無しさん (2024-05-23 19:45:22)
- デステニー・デストロイはなんか無理やり載せてる感じがすごい。さも海外手では異常な高レアになってるみたいな書き方してるが当時の海外版って字レア以上には全部レリーフあったからここに挙げるのは適切でないぞ -- 名無しさん (2024-05-30 18:27:44)
- ↑アルレア枠を食ってるとかはないのか? -- 名無しさん (2024-06-05 19:47:55)
- ↑そんなこといったらかなりの数書くことになるくらい昔の海外パックは1パックあたりのレリーフの数が多いのよ -- 名無しさん (2024-07-17 21:33:00)
- 最近のカードならコズミッククェーサーも大分ヤバいハズレアだと思う。出せる状況出したい状況がないくせに、10年前のエースより弱い起動効果なのヤバいわ。しかもこれでパックの看板の残念モンスターだし… -- 名無しさん (2024-11-20 14:35:42)
- ダークオネストはクリアーで使えるというファン要素があったりする -- 名無しさん (2024-12-14 15:48:26)
- 完全に使えないレベルと使おうと思えば使えるレベルが混在しているしているし、掲載基準が独自基準になってないか? -- 名無しさん (2025-01-02 09:26:38)
- 一応聞くけど、その「使おうと思えば使えるカード(=競合と比較して現実的な差別点・優位点があり、環境でも使用に耐えうるカード)」とは何を指して言っている? -- 名無しさん (2025-01-18 19:03:05)
- そりゃ、環境第一線で使えないようなカードではあるが、じゃあオネストと同等くらいの性能のカードがスピリッツオブファラオなどと同列に比較できるものなのかというところや、シューティングとかはアサルトシンクロン挟んだら普通に4000打点が追加で出てくるんだったら十分優位点と言えるんじゃないですかね。後はファンアイテムとしてか。 -- 名無しさん (2025-01-18 19:20:25)
- 11期以降のカードだと、25周年記念で墓地に25枚も貯めないと出せないカードがあり実用性度外視の記念品でしかないんだけど、ここだと効果でしか判定してないからカスレア扱いになっちゃうんだけど、この扱いどうするというのもあるし、カジュアルで使えるダークオネストとコズミッククェーサーは違うよなあと。 -- 名無しさん (2025-01-18 20:08:24)
- ↑↑遊星のジャンクドッペルデッキに効果が無きに等しいバニラ4000ってのを採用するスペースがないのよ。4000打点で無効持ちが素クェーサー素コズミックシューティングセイヴァースターシフルって4体も選択肢あるからコズクエを出す暇もリソースもない。シューティングセイヴァーが似たような効果でカウンター無効除外もあるから全面的にコズミッククェーサーが性能負けてるし、結局無効効果も連続攻撃も他の奴で良い。相手の打点4500以上の処理がしにくいデルタアクセルシンクロの穴を埋めてくれるカードでもないし -- 名無しさん (2025-01-20 12:54:15)
- だとしても悪様に書きすぎだろう。記述も部分的に重複してるし。後で直すわ。 -- 名無しさん (2025-01-20 12:56:06)
- 《結束と絆の魔術師》《誇りと魂の龍》載せるのはどう考えてもバカにすることしか考えてないというか…。てかちょいちょいそれカスレアか?っての上がってて、これいつもの彼が環境以外は存在価値なし!とやってるんじゃねぇのか? -- 名無しさん (2025-01-22 17:40:57)
- 正直、ダイナタンクを差し置いて、ダークオネストやコズミッククェーサー、結束と絆達を書くのは納得できないわ。 -- 名無しさん (2025-01-22 17:44:45)
- ↑シャイニング・フォースも別にカスレアじゃないしなぁ・・・ -- 名無しさん (2025-01-22 21:47:01)
- 結束と絆はゲーム上の性能はすっごい弱いんだけど、実質同型再販があるとはいえその辺のカードより圧倒的に高いしハズレって印象はないな。性能だけで言ってしまうと近年のパックの高レアリティの再販BMGはカスレアかって言われるとそれは違うだろうって話がある。 -- 名無しさん (2025-01-22 22:05:35)
- ページの掲載基準が不明瞭であり、何がカスレアかは主観的にしかならないと思います。 -- 名無しさん (2025-01-22 22:20:26)
- というかこれ以外もカスレアの項目は問題あるやつが多いから一度相談所案件にした方が良さげかも -- 名無しさん (2025-01-23 07:52:32)
- 《結束と絆の魔術師》《誇りと魂の龍》の悪質な収録ってなんだよ、トップレアだぞ -- 名無しさん (2025-02-11 16:02:09)
- 以前過激すぎて修正された人が文章を丸ごと復活させた上に前以上に過激にした様子。流石に報告した方が良いだろうか -- 名無しさん (2025-02-12 08:17:51)
- それも戻すのもいいけど、上で既に話題提起されている通りこの項目の是非を問う話はどうなるの?項目の趣旨からしてカードを中傷する記載が不可避的になるし、なあなあにしてると今後も過激な記載を「趣旨に沿った」書く人も現れかねない。 -- 名無しさん (2025-02-12 08:45:32)
最終更新:2025年04月23日 05:25