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目次
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part166【TSトレ】
≫6二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 18:47:24
――通称『言うっちまうスレ』
俺達TS乗りに与えられた舞台
そこには創作者もROM専もない
条件は皆同じ
字書きも絵描きも関係ない
性癖を巡って
各ウマ娘のトレーナーが飛び交う場所
『正直になれ』
――それが唯一の交戦規定だった
≫38ロブトレヒロイン概念21/10/06(水) 19:04:03
エンディング・それは一つの物語───
夢を見る。
ターフの上で二人のウマ娘が駆け抜ける姿を見る。
一人は私の大切なウマ娘、小さな体で誰よりも強い想いと勇気を持った英雄、ゼンノロブロイ。
いくつもの戦場を駆け抜け、G1という舞台で勝ちきれず、それでもあきらめなかった英雄。
そしてもう一人は……名も知らない青鹿毛のウマ娘。
その少女はひたすら勝利を目指して走っている。だが勝てない、あと一歩及ばず勝てない。
それでもターフの上で、この場所で勝ちたいから、格上がひしめく場所にも諦めずに果敢に乗りこみ、勝てないまま終わりを迎えた。
勝ちたい……勝ちたい……勝ちたい……
二人のウマ娘から感じられる強い想い。
ああ、きっと彼女たちが私のウマソウルの因子なのだろう。
だからこそ、私は走る以上に勝ちたい、という想いが強かった。
二人ともレースで勝てず、どこまでも積み重なる勝利への想い、それこそが私の因子。
周りから中身は変わっていない、と思われても、やはりウマソウルの影響を受けている。
飲み込まれないように抗おうと覚悟していたのに彼女の因子を捨てられず、受け入れようとしたのに名も知らないウマ娘は完全に受け入れることができず。
どこまでも中途半端な状態だった。
中途半端な状態で、彼女達の強い想いだけを受け続けていたのだ。
それでもここまで壊れなかったのは、ロブロイがいてくれたからなのだろう。彼女の因子が、そのトレーナーである私を守ってくれていたのだ。
二人の少女がこちらを振り向く。
ロブロイは微笑みながら、名も知らない少女は俯いているが目はこちらを見ながら
39ロブトレヒロイン概念21/10/06(水) 19:04:25
『トレーナーさんならもう大丈夫です。現実の私がついていますから』
「ええ、ずっと勇気をくれて、支えてくれて、ありがとう」
『やっと私の方を見てくれたのですね』
「ええ、あなたのことを見ることができなかった、ですがもう目を逸らしません」
私は二人のウマ娘を、そっと、抱きしめる。
もう目を逸らさない、彼女達の思いを受け止める。もう、かつてのような浸食はなかった。
私は私のまま、確かに彼女たちを受け入れられた。
そして、それは彼女達にもまた、伝わったようで、安心したように、私の背中に手をまわして優しくさすってくれる。
安らかな時間が流れたのち、名も知らないウマ娘は「でも……」と俯きながらも呟く
『でも、やっぱり私、もっと一番になりたい……秋のG1をあなたの担当が勝ったけどまだまだ勝ちたいです』
「あなたはどこまでも勝利への渇望が止まらないのですね、ですが、私も同じ気持ちです」
『なら、次はどんなことで勝つのですか?』
「そうですね……今度はレースではなく……」
彼女は私の身体を通して勝利を実感したいのだ。それは担当のレースのことでもあるが、こうして受け入れた今なら、今度は私自身の勝利を一緒に実感したい。
私自身の戦いであるならば、やはり……
「ロブロイの中で一番になりますよ」
そう告げると、二人は顔を見合わせるとくすくすと、そして次第に満面の笑みになっていました。
40ロブトレヒロイン概念21/10/06(水) 19:04:49
「……レナー……ん……トレー……さん……」
「ん……」
「トレーナーさん、もう朝ですよ」
柔らかな声が聞こえる。夢の中でも聞いた、でも今度ははっきりと現実で……。
その声に導かれるように目を開ける。そこには私のたった一人のパートナーがいました。
「おはよう、ロブロイ」
「はい、おはようございます、トレーナーさん」
朝の陽ざしが差し込むトレーナー室。
どうやら私は仕事を終えてそのままここで眠ってしまっていたようだ。
ロブロイが入ってきているということは鍵をしていなかったということ。鍵もしないで眠ってしまったということは、それほど疲れてしまっていたのですね
「トレーナーさん、体は大丈夫ですか?お疲れではないですか?」
「大丈夫ですよ、今日はよく眠れましたし、朝早くからあなたの顔を見れましたからね」
「ん……ふふ、そう言ってもらえると、嬉しいですね」
お互いに挨拶を交わして、身だしなみや朝食をしていく。
疲れて眠ってしまったこともあり、髪がひどいことになっている。
それを見たロブロイが「今日は私が梳かしてあげますね」と言ってくれたため、今はロブロイに髪と梳いてもらっている。
髪を丁寧に櫛が入っていくのがすごく心地いい。
「トレーナーさんの髪、やっぱりとてもきれいですね」
「ふふ、そう言ってもらえると私もうれしいです。今日はどんな髪型にしましょうかね」
「今日は年度代表ウマ娘の式典、ですよね……それに合った髪型にしませんとね……うう、改めて思うとやっぱり、緊張します」
「それは皆から認められたことでもありますよ。緊張するかもしれませんが、私がついています。二人で一緒なら、大丈夫ですよ」
「トレーナーさん……はい、一緒にいてくれるのなら、私も頑張ります」
41ロブトレヒロイン概念21/10/06(水) 19:05:05
髪を綺麗に梳いてもらいながら今日の予定、そう、年度代表ウマ娘の式典が行われるのです。
そして、今年の年度代表ウマ娘にロブロイが選ばれました。1年を通して善戦をし、そして秋シニア三冠、さらには有馬記念ではレコードを出したことで彼女は年度代表ウマ娘に選べれたのです。
それは彼女が出会ったときから話していた、英雄に、物語の主役のようになりたい、という夢が明確に実現した、とも言えます。
彼女がずっと頑張り続けてきた、想いを燃やし続けた結果でもあり、自分のことのように誇らしく思えました。
「ドレスなどは用意していますね」「は、はい……お母さんがこれを着なさい、って送ってくれました」
「ロブロイの両親もとても喜んでいますね」「お母さんもお父さんもすごく喜んでいました。今日も来るって言っていましたよ」
「来てくださるのですね、電話ではご挨拶しましたが、それなら直接お会いしたいですね」「ふふ、お母さん、トレーナーさんにとても会いたがっていましたので、ぜひお願いしますね」
「あ、トレーナーさんはドレスは大丈夫なのですか?今の服に合うドレスは……」「自分で作りましたので、と言いたいところですが、流石にあの場で自作ドレスは……なので樫本理事長代理に相談してどうにか工面してもらいました」
ロブロイに身支度を手伝ってもらいながら今日の年度代表ウマ娘の式典について話す。
話すうちにロブロイも緊張が和らいできている様子で、既に式典を楽しみにしているのが伝わる。
ああ、今日の式典、ロブロイとともに楽しんでいけたらいいですね。
42ロブトレヒロイン概念21/10/06(水) 19:05:23
URA授賞式。
場所自体は以前のナリタブライアンが行ったときと同じ会場であるが、ドレスコードは通常の物であった。
そのため、お互いに正装で参加している。
「こ、こんなすごい場所でするのですか……。ほ、本当に、大丈夫なのでしょうか……」
「大丈夫ですよ、私が傍にいます。ですから、主役として、堂々としていきましょう」
「は、はい、トレーナーさん……」
ロブロイの手を取る。今日はこちらからエスコートする。
今日の主役は彼女ですから、それは譲る気はなかった。
ロブロイの手を取ると、少し安心したような顔をしていた。
「やっぱり、トレーナーさんが一緒にいると、安心、しますね」
「ふふ、そう言ってもらえると私もうれしいですね」
そして彼女を伴って会場に入り、URA授賞式が始まる。
問題なく進んでいく。ロブロイも緊張しながらもそれでも受け答えはできている。
そして……
『では、年度代表ウマ娘には新しい勝負服が授与されます』
「今後もレースを大いに盛り上げてほしい」
「は、はい……あ、ありがとう、ございます」
勝負服が授与された。これからは二つの勝負服を選んでレースに出ていくことになるのだろう。
今まで来ていた勝負服に合わせて私自身の勝負服も作っていた。それにクラシック有馬記念からではあったが、それでもロブロイと私の勝負服は一緒にいろんな記憶を刻んでいった。
それもあってか、ちょっと新しい勝負服になって、今までの勝負服を着る機会が減るのは少し、寂しくも感じた。
43ロブトレヒロイン概念21/10/06(水) 19:06:24
『では、続きまして、ロブトレさんも前に出てください』
「え、私、ですか?」
確かにロブロイのトレーナーとしてあいさつやコメントなどはあるのはわかっていました。
ですが、このタイミングで前に出る、というのは聞いていませんでした。
どういうことなのか、と思いながら前に出る。
『実は今回、ゼンノロブロイさんとトレーナーさんの姿を見て、勝負服を作りたい、というデザイナーさんがいまして』
「え……勝負服を、ですか?」
『それで、本来であれば年度代表ウマ娘にだけ送られるのですが、今回はそのトレーナーさんにも勝負服が授与されます』
何事にも動じない私ですが、完全にこれは不意打ちでした。
確かにずっと勝負服を着てロブロイのG1レースに臨んできました。
ですが、それでなぜ、私まで勝負服を?
「混乱するのもわかります。ですが、天皇賞秋や有馬記念を見てインスピレーションが湧いてきた、と言われてロブロイさんの勝負服と一緒に作られたのですよ。それと理事長からは許可をもらっているので大丈夫ですよ。ここの参加者の方々もお二人以外には既に連絡済みですので」
「……分かりました。では確かに受け取りますね」
「今回の勝負服、ロブロイ君に授与したものとセットになったものですからね。二人合わせることで完成されるデザイン、と思ってもらえると嬉しいですね」
「では、年度代表ウマ娘のゼンノロブロイと、そのトレーナーに盛大な拍手を!」
頭は混乱していますが、それでも落ち着いて、普段通りに受け取る。
まさか、まさか、私まで勝負服を授与されるとは……
キュッ……
隣のロブロイが手を優しく握ってくる。
それだけで、落ち着いてくる。ああ、大丈夫。大丈夫だ。
ロブロイと顔を見合わせる。
そして挨拶をして、壇上から降りる。
その際には、今度はロブロイが私の手を引いてエスコートをしながら……。
44ロブトレヒロイン概念21/10/06(水) 19:07:02
「終わりましたね、トレーナーさん」
「ええ、予想外のこともあって、とても疲れましたが、無事に終わりましたね」
URA授賞式は無事に終わった。
各所にあいさつに回ったり、有名なウマ娘とそのトレーナーさんと話し合ったり、それにロブロイの両親にも挨拶をしてきました。
ロブロイの両親からはこれからもロブロイちゃんのことをお願いします、と言われてしまった。
改めて、ロブロイは両親に愛されて育ったことが伝わる、本当に優しい両親であった。
「しかし、ロブロイ、よかったのですか?親子水入らずに過ごせたのに」
「は、はい……大丈夫です、トレーナーさん。お母さんから明日、改めて一緒に過ごしましょう、って言っていましたので」
「そうでしたか、ふふ、ロブロイは両親のこと、本当に大好きですね」
「はい、二人とも、体が弱かった私を大切に育ててくれた、私の自慢の両親ですから、それと……」
「?どうしましたか、ロブロイ?」
「その……授賞式の後は、二人で一緒に過ごしたい、と思っていました、ので……その、少し、散歩しませんか?」
夜の河川敷。周りには誰もおらず、静かな空気が二人の間を流れる。
先程まで多くの人々に囲まれ、注目されていたから心身ともに疲れている。
だからこそ、この二人きりの時間が、心地よかった。
「その、ですね……トレーナーさん……これで、私の夢、英雄のように、物語の主役になりたい、という夢はかないました」
ポツリ、とロブロイが語る。
彼女がずっと語ってきた物語の主役になりたい、英雄のようになりたい、その夢は確かにかなった。
誰もが彼女を英雄と認めている、そしてその姿を大切な人たちに見せたのだ。
だけど、まだ彼女にとっては……
「ですが、その、まだ、まだ夢がかなっても、まだその先に、行ってみたいです」
45ロブトレヒロイン概念21/10/06(水) 19:07:17
ああ、本当にこの子は……夢がかなっても、さらにその先へと進みたい。
本当に彼女は、私の惚れこんだウマ娘だ……。
「……ウマ娘の人生は一編の物語……」
「あ……それは、トレーナーさんが最初の頃に言っていた……」
「ええ、たとえ夢がかなっても、その物語はまだまだ先があるものですからね」
彼女の手を取る。そして改めてその瞳を見つめる。
私が初めて彼女と出会い、その瞳にある熱意、物語の主役のようになりたいという強い想いに私は惚れこんだ。それが彼女を契約するきっかけ。
ああ、私も覚悟を決めよう、私は、彼女の中の一番になるのだから。
「ロブロイ、その先の物語も、どうか私も一緒に綴らせてくれませんか?」
「!!はい、はい!トレーナーさん、ずっと一緒、ですからね」
「ええ、ええ、ありがとう、ロブロイ……ずっと、一緒です」
二つの影は一つになる。
二つの物語は一つの物語になる。
そしてその物語はこれからもずっと、ずっと続いていく。
これまでも、これからも……
46ロブトレヒロイン概念21/10/06(水) 19:07:45
おまけ
『宝塚記念!良馬場の阪神レース場にあの英雄が帰ってきました』
パドックの前、何時でも出ることができるように新しい勝負服を身に着けて待ち続ける。
秋のG1の三連戦で疲弊していたため、半年ほど休ませてもらいました。
だから、久しぶりのレース。
まるで英雄譚に出てくるような青いドレスを身にまとう。
腰には剣(とはいってもレプリカですが)を下げ、まさに自分自身が英雄譚の主役になったかのよう
いいえ、違う、これは間違いなく私の物語、私たち二人の物語の主役なのですから。
一歩歩みを進める。
大丈夫、私達は二人で一つの物語なのだから。
”手を引いて”パドックへと駆けだす。
『一番人気はこの子、ゼンノロブロイ。新しい勝負服を身にまとい、トレーナーと共に姿を現しました!』
二人で一緒にパドックに出て、観客に手を振る。
私は堂々と、トレーナーさんは人の眼が恥ずかしいのか、恐る恐るといったように。
そんなトレーナーさんは真っ白いフードを被り、その下の服は綺麗な真っ白いドレス。見る人によってはウェディングドレスのようにも見える服。そして手には一冊の本、英雄の活躍を綴る本を抱えながら。
これが新しい私たちの勝負服。英雄とそれを支える姫の姿がそこにありました。
「ロ、ロブロイ……や、やっぱりこれは、流石にこの衣装をみんなの前では恥ずかしく……」
「いつもだったらコスプレも好きなのに、どうしたのですか、トレーナーさん」
「い、いえ、その……元々、ウェディングドレスというものには、憧れていたので……それをいざ私自身が着た、となると、コスプレとは違う、なんというか、私がこれを着ていいのか、という想いがですね……」
「ふふ、大丈夫ですよ、トレーナーさん。トレーナーさんには、私がついていますから」
「!!……え、ええ、ありがとう、ロブロイ」
そう言って指を絡める。
お互いの左手薬指には形がいびつな、まるで二つに分けたような指輪が嵌められていました。
騎士と姫、二つの指輪、確かにこれは、二人で一つの衣装、ですね
≫133二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 19:59:10
「親父!無理すんな親父!その体トレーナーのだから!そこまで重いの無理だから!!」
「息子よ…これくらいは行けるはずだ…グギギギッギギギギ」
「親父さん!!口から洩れてる音がやばいっす!やめたほうがいいっすよ!」
「息子のトレーナーよ…親には意地があるのだ…グベェ」
「「親父ィィィィィィ!!」」
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part167【TSトレ】
≫48二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 20:37:29
とある居酒屋。三女神のお告げを夢でされたライスシャワーのトレーナー、エアグルーヴのトレーナー、オグリキャップのトレーナーが集まっていた。
オグトレ「どういう面々なんだろうな?」
グルトレ「知りませんよ、はぁ…グルーヴに会いたい」
ライトレ「僕だって、ライスに会いたいさ」
3人は担当ウマ娘の顔を思い出し、ため息をついた。おのおのが違ったため息をしたところで、オグトレが動いた。
オグトレ「まぁ、なんだ…ここで会ったのも何かの縁だ。自己紹介から軽くして適当に駄弁ろう」
ライトレ「では、僕からいこう。僕はライスシャワーのトレーナー。27歳、趣味はお菓子作りと絵本の読み聞かせ。よろしく」
オグトレ「お菓子作りかぁ…今度オグリに作ってやりたいから教えてくれねぇか?」
グルトレ「私も!グルーヴにバレンタインとか〜ホワイトデーとかお誕生日とかに手作りお菓子用意したら喜んでくれそうだし!」
ライトレ「良いとも…それで僕のライスについてなんだが───でね…」
グルトレ「ストップ、ストップです!もう…気持ちはわかりますけど、私たち自己紹介終わってないんですから!」
ライトレ「あぁ、すまない。僕とした事が…ついライスの事で周りが見えなくなってしまっていたようだ。ふたりの自己紹介を」
グルトレ「はいはーい!私はエアグルーヴのトレーナーだよ。25歳、趣味はうーんと…グルーヴの事を考える事!よろしくお願いしまーす」
ライトレ「わかるとも、その気持ち」
オグトレ「トレーナーはそういうモンだろ…私だな。私はオグリキャップのトレーナーだ。歳は28、よろしくな……にしても、グルトレはあの娘みたいだな」
グルトレ「ん?誰です?」
オグトレ「ルドトレ」
ライトレ「あぁ……確かに」
グルトレ「失敬な!私、無闇やたらと誘惑とかしませんもん!私が〜そういうコトするのはグルーヴだけですよ〜もう!」
オグトレ「するにはするのか…」
ライトレ「まぁ、いろんな関係があるさ。あなたも僕にも」
オグトレ「それはそうだが、あの様子は私らと毛色が違ぇんだよ」
ふたりは瞳をうっとりさせて幸せそうに身体を揺らすグルトレを見た。元男とは思えない女の子っぷりである。
オグトレ「居酒屋だ、呑みながら駄弁るとしよう」
おのおの酒を呑み始め、酔いが回ったところでグルトレがグルーヴに会いたいと泣きわめきお開きとなった。
≫152アルダントレ構想21/10/06(水) 21:21:22
私、メジロアルダンはトレーナー寮へ駆けています。
思えば、今日は朝から不穏な一日でした。
毎朝、トレーナーさんは私の体調を案じて電話をかけてくれていましたが、今日はそれがありませんでした。 私から電話をかけても出ませんでした。
昼、本来いるべきトレーナー室に姿がありませんでした。 私から電話をかけても出ませんでした。
放課後、トレーニングの時間になっても、トレーナーさんは姿を現しませんでした。
急な出張でも入ったのだろうかとたづなさんに尋ねて、返事を聞いたときは冷水を浴びせられた気がしました。
今日は無断で欠勤していて、朝から連絡が取れない。
その言葉を聞いた時すでに、私は駆けだしていました。
154アルダントレ構想21/10/06(水) 21:21:38
幼いころから体の弱かった私は、競技者としてはそれほど期待されていませんでした。
同世代においてメジロの名を背負うのはメジロライアンであり、その隣に並び立つのはメジロマックイーンであると、皆がそう言っていました。
トレセン学園に入学してもそれが変わることはありませんでした。
あのように虚弱では過酷なトレーニングに耐えられない。
すぐに砕けるガラスの脚では大成しない。
競技者として卑屈になりかけていた私が出会ったのがトレーナーさんでした。
155アルダントレ構想21/10/06(水) 21:22:16
トレーナーさんもまた、トレセン学園では浮いた存在でした。
2メートル近い巨躯に岩石を切り出したような厳つい顔立ちは十代の少女たちにとっては恐ろしい人物に見えたのでしょう。
根も葉もないうわさが私の耳を通り抜けていきました。
私が彼とであったのは私と同じメジロ家のウマ娘、メジロドーベルとともに街へ散策に出ているときでした。
ナンパ目的の3人組に囲まれ、何度断ってもあきらめない彼らに辟易としていたところに声をかけたのがトレーナーさんでした。
──嫌がる女性に無理強いするのは好ましいことではありませんよ
容貌の印象とはだいぶ離れた穏やかな話し方でしたが、彼らの気を引くには十分であり、その姿はナンパをあきらめさせるには十分な威圧感があったようです。
お礼を言おうとしたところ、男性を苦手にしているドーベルがトレーナーさんの顔を見て腰を抜かしてしまったのでトレーナーさんの呼んだタクシーでトレセン学園に帰りました。
翌朝、失礼な態度をとったことを謝りたいというドーベルを伴いトレーナー室に向かいました。
──メジロドーベルさんの謝罪を受け入れます。 よくあることなので、もう気に病む必要はありませんよ
慣れていますから、とどこか寂しげに言う彼に私の胸が締め付けられるように感じました。
私と同じだと、期待されない自分を、必要とされない自分を諦めようとしている、と。
──私のトレーナーとして専属契約を結んでください
──トレセン学園において、私の評判は地に落ちています。 貴女の名誉を傷つけることになりかねません
──私は私の目と耳を信じています。 何も知らない人の語る悪評で傷つくほどやわではありません
ドーベルが驚いた顔をしていますが、私はもうこの人と進むときめていました。
これが私たちの始まり。
156アルダントレ構想21/10/06(水) 21:23:40
トレーナーさんの部屋の前に着き、合鍵を取り出す。
初めてG1レースに勝ったときに、わがままを言ってもらったものだ。
来る前に必ず連絡をください、と困ったように鍵を渡してくれたトレーナーさんを思い出す。
ただ無事でいてほしい。
そう願いながらドアを開けた私が見たものは、想像を軽く超えたものでした。
「これは……繭……でしょうか?」
細い糸が幾重にも重なり、直径が2メートルはありそうな巨大な球体はまさしく繭としか表現しようがないものでした。
どうしてこんなものがここに?
いぶかしく思いながらも私は繭に手を伸ばし──
────ドクン────
──触れた瞬間、繭全体が鼓動のように脈打ちました。
そのまま数回脈打つと、繭の内側がぼんやりと光だし、中に人影が浮いているのが浮いているのが見えました。
────アルダンさん────
そう呼ばれた気がして、私は繭の中にいるのがトレーナーさんだとわかりました。
糸を何度もつかんで引きちぎり、薄くなった繭をつかんで引き裂くと、粘り気のある液体とともに、一人のウマ娘が一糸まとわぬ姿で流れ出てきました。
157アルダントレ構想21/10/06(水) 21:24:00
「私のことがわかりますか?」
床にしゃがんで、推定トレーナーさんの頭を膝にのせて声をかける。
虚ろに開かれた薄紫の瞳の焦点が少しずつあっていき、私の視線と絡んだ。
「……アルダン……さん…?」
「はい、メジロアルダンです」
状況を呑み込めないトレーナーさん今日の出来事を一つ一つ話します。
朝連絡が取れなかったこと。 無断欠勤していると聞いたこと。 いてもたってもいられずこの部屋に来たこと。 部屋の中に不思議な繭があったこと。 その中からトレーナーさんが出てきたこと。
「……私のせいでとても心配をさせてしまったようですね。申し訳ありません」
「貸しひとつです。 今度、わがままをひとつ聞いてくださいね」
「善処します」
ふぅっと息をはくと、トレーナーさんは微かに笑顔を見せてくれました。
「本来、私の立場でこのようなことは言うべきではないのですが、この状況で目を覚まして、最初に見たものがアルダンさん、貴女の顔だったことは私にとってとても幸せなことでした」
とても恥かしいことを言われた気がします。
赤くなった頬を見られたくなくて、これからのことを決める前に体を洗うべきだとまくし立ててトレーナーさんをお風呂に追い払いました。
その時ようやく自分が裸なことに気づいたようですが、これは私は悪くありません。
158アルダントレ構想21/10/06(水) 21:24:26
「トレーナーさんは、変わっていませんでした」
姿も、声も変わってしまったけれど、私を見るまなざしも、私の名を呼ぶ話し方も、私の記憶と変わっていませんでした。
そのふたつが変わらなければ、私はトレーナーさんを信じられます。
「今私がトレーナーさんのためにできることは……」
部屋をぐるりと見回します。
家具の多くは繭によって壁際に追いやられ、繭から出た液体によって汚損しているものもありそうです。
清掃業者を入れる必要がありそうですね。
他にも各種書類の作成、健康診断、衣類の調達などなど……。
「メジロのお屋敷の方が都合がよさそうですね」
そうと決まればおばあさまに事情を説明してじいやに迎えに来てもらいましょう。
トレーナーさんの部屋も用意してもらわないと。
……そういえば私も繭の中の液体を浴びていたんでした。
トレーナーさんにシャワーを借りて、さっぱりと……トレーナーさん……シャワー……。
「じっくりと、まじまじと、全身くまなく観察してしまいました……」
私よりも頭一つ二つは大きい背も、大きく張り出した胸も、くびれた腰も、そのすべてが私より大人びているのに、ただ一か所だけ、私よりもとても幼い場所があって──
──そのことを思うと私の奥が熱を持つことに私は気づかないふりをしました。
159アルダントレ構想21/10/06(水) 21:25:04
「トレーナーさん、髪を洗うの、お手伝いしますね」
バスタオルを巻いてお風呂にするりと滑り込む。
「私はバスタオルを巻いていますし、トレーナーさんのことはもう隅々まで見ています。 トレーナーさんも今はウマ娘です」
トレーナーさんが何か言う前に畳みかけます。
相手が混乱しているうちに、勢いで押し切る。
マックイーンのトレーナーさんから聞いた必勝法です。
「そういうわけには……」
「貸しひとつ、わがままを聞いてくれるんでしたよね」
「……私は目をつむっています」
この人は根本的に女性からの押しに弱いのです。
なんでも、三人のお姉さんにとても『かわいがられて』育ったようです。
お姉さんたちのことは苦手なだけで、嫌っているわけでも仲が悪いわけでもないそうですが。
160アルダントレ構想21/10/06(水) 21:25:45
「ひとまず、これからのことなんですが──」
メジロ家から迎えを呼んだこと、部屋を用意したこと、各種手続きや衣類などの調達をメジロ家ですることを伝える。
「そこまでしていただくわけには……」
「必要なことですから。 それに、あなたはもうメジロなんですから、服装もそれに見合ったものを着て下さいね」
「……は?」
「メジロの家に生まれても栄誉をつかめるのは一握りです。 私はあなたの指導でG1ウマ娘の称号を手にしました。 私はあなたを手放す気はありません」
だから、覚悟してくださいね。
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part168【TSトレ】
≫83IF掛かりぴょいマルゼンスキー21/10/06(水) 22:15:04
女神「そーれ⭐︎」
頭がクラクラとする。体が熱い。体温計で測ってみても熱はないけれど、車の運転は危ないわね。事故でも起こしちゃベリベリバッド、トレーナーちゃんとたづなさんに学園を休む旨のメールを出して。私はベッドに倒れ込んだ。
ふと、体の火照りの原因に思い当たりが至った。下腹部に熱があって。それが背骨を通して全身に行き渡っているような、そんな感覚。言うなれば欲求不満のウルトラマムモスすごい感じなのだ。
「……」
ベッド脇のテーブルにたくさん並べられた写真立て。トレーナーちゃんの写真がいっぱい並べられている。見ていると刺すような重いものが湧き上がってきて、トレーナーちゃんを汚すようで、私は写真立をぜんぶ伏せた。
「……」
パジャマ上から触ろうとして、頭に浮かぶトレーナーちゃん。頭を振って私は引き出しから扇子を取り出すと発散できないかと扇子を振り回しながら曲を流して合わせて踊ってみた。一時間くらい踊ってみたけれどダメである。汗と共に抜けてくれれば良かったのに汗が出た分何かが体の中で凝縮されてしまっている気がする。なんだか涎が、すごく出てる気がする。自分の指をぺろぺろと舐めても落ち着かない。トレーナーちゃんに心の底で謝りながら、触れようとした。
ピンポン、と玄関のチャイムが鳴り体が物理的に跳ね飛んだ。汗を拭いながらインターホン映像を見ると────。
────────。トレーナーちゃんがいた。
84IF掛かりぴょいマルゼンスキー21/10/06(水) 22:15:28
俺はマルゼンスキーが体調不良で休んでいるということで、バイクで通勤し、トレセン学園での用事をさっさと終わらせてスーパーでマルゼンスキーに作る料理の材料を買った。まぁ俺は合鍵を持ってないからマルゼンスキーが起きてなかったら残念ながら帰るしかないけれど。チャイムを鳴らすと、ガチャリと鍵が空いた。玄関を開けて入れば、マルゼンスキーが壁に寄りかかっていた。汗をかいて、顔も紅潮している。完全に風邪だ。
「マルゼンスキー、大丈夫か?悪いな、今何か作ってやるから」
「え……ええありがとうトレーナーちゃん」
「ほら肩貸すから」
「ん……」
レジ袋を掲げてからマルゼンスキーの傍に潜り込んで肩を貸してマルゼンスキーをベッドまで誘導する。寝かせて布団をかけ、額を拭いて買ってきておいた冷えピタを貼ってあげた。
「トレーナーちゃん……」
「大丈夫、今おかゆ作ってくるから」
スーツを脱いで、ワイシャツの袖をめくってマルゼンスキーを安心させるようにどんと胸を叩いてドヤ顔してみた。マルゼンスキーはじっとこちらを見ていたが何も言わないので、台所を借りて鍋でお粥を作りつつおかずも準備する。マルゼンスキーの好みの味付けと好きなものをなるべく使いつつ、消化の良さとウマ娘特有の食事量も考慮して作る。結構時間がかかって、準備を終えてマルゼンスキーの寝室に行く。ベッドで布団にくるまり変わらずこちらをじっと見ていたマルゼンスキーに笑顔で鍋を見せる。
「……トレーナーちゃん、食べさせて……」
「任せてくれ」
ベッド脇に座ったマルゼンスキーに、ウマ娘特有のでっかいスプーンでお粥を掬い、熱いのもわかりきってるのでふーふーと吹いて冷ましてマルゼンスキーに差し出そうとして、マルゼンスキーが俺の手を掴んだ。ガチャン、とスプーンが床に落ち、マルゼンスキーのすごい膂力でベッド上に引きずり倒された。
85IF掛かりぴょいマルゼンスキー21/10/06(水) 22:15:53
トレーナーちゃんが、来てしまった。トレーナーちゃんを視界に収めているだけで、心臓が破裂しそうなくらい鼓動を早める。腹部の熱が肺を貫いて頭を包み込んでくるようにさえ感じる。
「ほら、肩貸すから」
トレーナーちゃんに触れた部分からこそばゆさのようなものが頭に流れ込んでくる。獣だ。私のケダモノがトレーナーちゃんに歓喜している。抑え、抑えて。私はトレーナーちゃんの、マルゼンスキー。
布団に寝転んで、トレーナーちゃんがご飯を作りに……トレーナーちゃんが置いていったすーつのうわぎ。これで、これで我慢して。収まって。布団の中でトレーナーちゃんのスーツを圧縮するように抱きしめて鼻で息を吸って襟の部分に噛み付いて舐めて何をしても収まらない。悪化していくばかりだ。
「お待たせ、マルゼンスキー」
トレーナーちゃんが、鍋を持って来た。
鍋敷に鍋を置いて、開けられた鍋には私の好きなものがいっぱい。
「トレーナーちゃん……食べさせて……」
「任せてくれ」
トレーナーちゃんが掬ったお粥を冷ましている。でも私の目は、お粥でなく。トレーナーちゃんの。唇に注がれていた。
ぶちり。ばつん。
頭の中で。何かが引きちぎれるような音がした気がした。トレーナーちゃんの手を掴む。スプーンとお粥が、床に落ちて音を立てた。ごめんなさいもったいない。ごめんなさい。そのままトレーナーちゃんは私に引きずられるように、ベッドに倒された。布団も横にどけられ、その下でベトベトになっていたスーツがチラリと姿を表す。
私より一回り以上小さいトレーナーちゃんに覆い被さった。両手は手で足は私の股が押さえていた。
87IF掛かりぴょいマルゼンスキー21/10/06(水) 22:16:33
「……マルゼンスキー?どうしむぁっ────」
トレーナーちゃんが喋るのを無視して私は唇を押し付けた。接吻なんて甘い響きは似つかわしくない。例えるなら、捕食だろう。口をこじ開け、トレーナーちゃんの口内を隅々まで舐め回す。トレーナーちゃんの唾液と私の唾液が混ざって、混合液を私の喉が嚥下する。少しだけ、コーヒーの風味を感じた。それ以上にトレーナーちゃんの唾液は蜂蜜よりもなお甘かった。チカチカと視界に星が飛んだ。
「む……んぐ……ぐ……ぷはっ」
どれくらい水音を鳴らし続け貪っていたのか、トレーナーちゃんは、息ができなかったのかチアノーゼを起こしかけていた。荒い息を無視してシャツのボタンを外そうとして、もどかしくて無理矢理引きちぎった。
「全部、全部トレーナーちゃんが悪いの、トレーナーちゃんがケダモノの前に餌をぶら下げるなんてトレーナーちゃんが……」
「……マルゼンスキー」
加熱しおかしくなっていた視界が、トレーナーちゃんの声で我に帰る。そうして、自分のやっていることを認識した。ただの強姦魔だ。化け物だ。トレーナーちゃんの求める"マルゼンスキー"はこんな怪物ではない。トレーナーちゃんの、拠り所が壊れてしまう。
「ち、ちが、ごめんなさっ」
大粒の涙が溢れた私の唇に、トレーナーちゃんが優しくキスをした。
「ごめん、マルゼンスキー。俺マルゼンスキーに我慢させてたんだな。どんなことをされたってマルゼンスキーはマルゼンスキーだ。だから大丈夫。俺はもうとっくに、心からマルゼンスキーのモノだから」
ゾクゾクと、全身が小刻みに震えた。欲が、歓喜に溢れて、言葉だけで頂きに達してしまった。太ももに蜜が滴るのを、感じる。もう本当に、我慢できない。我慢の必要はないってトレーナーちゃんは私を受け入れてくれていた。私はトレーナーちゃんに今まで抱いていたものを全てぶつけた。
ぴょいぴょいぴょいぴょいぴょいぴょいぴょいぴょいぴょいぴょいぴょいぴょい
「えっちょっそこまで乱暴なのは」
ぴょいぴょいぴょいぴょい
「ま゛っ……ま゛ってもう無理だから……!!」
ぴょいぴょいぴょいぴょい
「ッ゛────!ッ゛────〜〜〜っ!!!」
ぴょいぴょいぴょいぴょい
その後トレーナーちゃんは四日ほど腰痛でトレセン学園を休んだ。
≫106親父とりゃいトレ1/421/10/06(水) 22:22:57
「さぁ使ってる筋肉を意識して行こうか!限界を1つ超える度に君の筋肉はもっと素晴らしくなる!」
「ハイ!トレーナーさん!」
(おいボウズ。トレセン学園はいつからトレーニングジムになった?)
(正式名称が日本トレーニングセンター学園な上にここは学内のジムだぞギムレット)
トレセン学園内部に併設されたジム。今そこには自分達1人と、メジロ家の令嬢にして筋トレマニアのメジロライアンと色々と筋肉に捧げたトレーナーが居た。
ボディビルダーでもあった彼の筋肉は、ウマ娘となったことによって女性的曲線美を描くしなやかなそれになってしまった。ウマ娘になった次の日の朝などはそれはもう凄い落ち込みようだったのだが、今は以前と変わらず筋肉を追求し続けているようだ
(しかし、最近のトレセン学園はこういった筋肉の鍛え方もしているんだな)
心中でギムレットが独り言ちる。元はと言えば珍しく室内トレーニングに興味を持った彼がジムに行こうと提案したのがこの出来事の原因だった。
(計算し尽くした上で負荷をかける。一歩間違えれば故障へのカウントダウンが始まりかねないトレーニングをしているのに、それを長く続けられるというのはライアンのトレーナーの才覚か鍛錬、いや両方だろうな)
(えっお前筋トレにも詳しいの……?知らんかった……)
まさかのカミングアウト。やたらと体の使い方が上手いと思っていたが、まさかコイツも筋トレマニアか。
(器具を使ったトレーニングには疎いがな。実家と鍛えたところがスパルタでな、自分の身体を知らないと故障するところだった)
107親父とりゃいトレ2/421/10/06(水) 22:23:30
知らない相棒をまた1つ知る。まさかジムで彼の過去をまた1つ知ることになるとは思わなかった。しかし、傲岸不遜な彼がそうとまで言うレベルとはどんなスパルタだったのか気になってきた。まさかミホノブルボンやキタサンブラックをそう超えることはあるまい
(へぇ、そうだったのか。ところでどんぐらいスパルタだったんだ?ミホノブルボンと同じぐらい?)
(いいや?俺のトレーナーは割と容赦のない人間でな。壊れても構わないどころか半分壊すつもりと言わんばかりのスパルタトレーニングをしていた。あと実家の方だが……)
(言い詰まって実家がどうしたんだ?)
(こっちもスパルタを信条とした強化塾でな。俺の時は少しはマシになっていたが、昔は故障せずに生き残ったのは半分だけだったそうだ)
口が空いてモノが言えない。コイツは筋トレマニアなんかじゃない。詳しくならないと生き残れない環境に居ただけなんだ。前時代的というのも烏滸がましい程の地獄のトレーニング。現代に蘇ったスパルタ王国に放り込まれた彼の境遇を考えるとなんと慰めたらいいかわからなかった。
(ず、随分と大変だったんだな……)
(まぁ、今となっては良い思い出だかね)
「おおい!ウオト──今はギムレットか!そんなところで突っ立ってどうしたんだい?」
部屋の端と端に居るというのに耳を塞ぎたくなるほどの大音声。男の時から変わらぬ活発さと素直さは彼の美点だが、今ウマ娘となった身からすると少々五月蠅かった。そこが彼の他人から慕われる点でもあるのだが。
「いやなに、トレーニングを見学していただけさライアンの。良いトレーニングだな」
「だろう?効果的なトレーニングは人類の英知の結晶だからな!」
108親父とりゃいトレ3/421/10/06(水) 22:24:01
「全くだな。だからこそ──1つ、提案がある」
トレーニングのプロであるライアンのトレーナーにトレーニングの提案をする。
今からまさに釈迦に説法をしようとしているかのような自分の相棒を止めようとするが、自分が制止する前に彼は懐から紙束を取り出す。それは彼が数日の間持ち続け、今日ジムに行くときにも懐にしまっていたものだ。
「……?それは?」
それは誰にも渡そうとも見せようともせず、夜な夜な彼が作り続けていた文書。しかし、同じ体である自分はその正体を知っていた。
「俺用のトレーニングメニューだ。実家が昔やっていたものにミホノブルボンの坂路調教から着想を得た坂路での並走を取り入れ、更にはキタサンブラックが行っているトレーニング後のケアの手法を取り入れた新しいトレーニング法だ。今日一日、このメニューで一緒にトレーニングをしないか?代価はこのメニューの内容。どうだ?」
「それは……」
メジロライアンが絶句する。あり得ないという感想が言葉にすらならないのだろう。それは自分も同じ心情だった。
どこの陣営でもトレーニングメニューについては隠すのが基本だ。ミホノブルボンやキタサンブラックがあれだけ負担の強いメニューを怪我せずに続けられていたのは、彼女たちの資質に加えてトレーナーたちが入念にケアを行っているからだ。故に、彼女たちのトレーナーはその部分については誰にも見せようとしない。本来なら知る筈のない情報であるが、如何なる理由か彼はそれを知っている。
しかも、知りたいと思う者からは喉から手が出るほど欲しいものを一緒のトレーニングの代価として放り捨ててしまう。黄金を川に投げ捨てるような蛮行に開いた口が塞がらない。
「おいおい、これは中々に魅力的な提案だな…‥!でも、それを他所のトレーナーである自分とやる理由がわからないな。これならそれこそウオッカ君とやれば良いんじゃないか?」
乗り気ではあるが、それと同時に困惑する声。トレーナーであるなら隠して当然の情報を他所のトレーナーである彼と共にトレーニングするためになげうつのは道理に沿わないと言われればその通りなのだ。常識からあまりに外れているが故に、彼の行動に理解が及ばないのが彼以外の3人の総意だった。
109親父とりゃいトレ4/421/10/06(水) 22:24:28
「ちょっと事情があってな。ま、このことはウオッカにも隠しておいてくれ。後トレーニングメニューの添削も頼む」
こういうことについては快刀乱麻というべき切れ味で回答を返す彼だが、今日は珍しくその切れ味は鈍ついていた。頬をポリポリと掻いて恥ずかしそうにしている。なにか理由があるのか、そう思ってると──
「なるほど、そういうことですね!トレーナーさん。耳を貸してください!」
その理由に真っ先に気付いたのはメジロライアンだった。いつになくパアっと顔を輝かせて上機嫌になった屈んだトレーナーの耳元で何かを囁いた。
何を囁いているんだろうか?ギムレット共々聞き耳を立てるが、中々に器用なことをしているのかして自分たちの耳では聞き取ることができなかった。
「なるほど、そういうことか!なら今すぐトレーニングを始めよう!中々にロマンティックなことを考えているじゃないかキミも!」
ライアンから何かを聞かされたトレーナーは尻尾をピンと一回立たせた後、今日一番のテンションの高さに自分たちは困惑するしかなかった。ライアンたちに腕を引っ張られ、ジムを後にさせられる。あまりにも力が強すぎるために抵抗はできなかった。
(どうして彼らはあんなに上機嫌なんだ……?)
(お前がなんかやったからじゃないのかギムレット……)
自分達の疑問は尽きないが、この疑問もトレーニングコースに引き摺られて始めることになった地獄のトレーニングを終わらせる頃にはもう疲労困憊で考える余裕もなくなっていた。
後輩に頼んでケアを手伝ってもらった後、部屋に帰ってベッドに寝転がる。
疲れのせいかギムレットは一足先に寝たようで、自分にも睡魔が襲ってくる。
そういえば
(「────このことはウオッカにも隠しておいてくれ」)
この言葉の意味は何だったのだろうか。
そう思った途端に瞼が重くなる。瞳を閉じた瞬間、自分は眠りに落ちていた。
≫116二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 22:32:23
ファイトレとキタトレ
夜空の星を眺める私に掛かる声。
「あら、こんばんは。こんな夜更けに何してるのかしらファイトレさん」
「相変わらず胡散臭いねキタトレさん」
「ふふっ、褒め言葉として受け取っておくわ」
「…まあいいとして、単刀直入に聞くよ。貴方…何を嗅ぎ回ってるの?」
「…それを素直に言うとでも思ったかしら?」
「ええ、貴方ならきっと言わない、でもこれだけは言っておく。」
「もしそれが、ファインに影響するものなら…貴方を止める。殺してでも」
「…その鈍った貴方が私を止めれると言うのかしら?」
「止めるわ、私の命と引き換えにでも。」
「…ふふふ、安心してちょうだい。貴方の担当に被害が及ぶことはないわ」
「…」
「怪しい?まあ仕方ないわね。ちょっと言葉にするのもはばかれる案件だからね。」
「…そう、信用するよ今回は。」
「なら良かった、助かるわ。」
「でも…いつか言ってもらう。洗いざらい全部。」
「そうね、全て解決したら言ってあげるわ。ではお休み」「…おやすみ」
≫141二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 22:47:50
こんにちは!新人トレーナーです!
昨日はかなり耳に深刻なダメージをくらいましたね…聴力は落ちてないみたいで良かったです
よし!切り替えて今日も頑張るぞ私!そろそろ成功するでしょ!
そして今日もまたすぐにウマ娘を発見しました
(うわぁおっきい…)175くらいはあるでしょうか?今まで会ったウマ娘の中だとダントツで1番大きいですね…外ハネショートヘアがよく似合ってます。…今日はこのウマ娘をスカウトしようかな…トレーナーじゃない事を祈るしかないけど…
よし、行こう!
「あのーすみません!」
「僕に何か用かい?」
「あっはい実は私新人トレーナーでして…(名刺渡し)」
「あぁなるほど!こちらこそはじめまして!(名刺渡し) 僕はライスシャワーの担当トレーナー!趣味はお菓子作りと絵本の読み聞かせです!」
はい、もはやスカウトどうこう言う前に終わりました。何事もなかったかの様に世間話をしましょう、うん。(どこ吹く風)
142二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 22:48:08
「あっそうなんですね!ライスシャワーちゃんは凄いですよね…特に天皇賞春d「分かるかい!?」
「えっ、あっ、はい」
「そうかいそうかい!それでね、僕のライスについてなんだがまずかわいい!そう、かわいい!わかるだろ?そして笑顔はより最高だ!あの笑顔は間違いなく世界を救えるよ僕が彼女に出会えた時点で奇跡と言っていい!しかもなんだいあの性格は可愛すぎて3200回は尊死したね(おっと初対面の人の前だこれくらいにしておこう。最後に一言だけ)いやぁライス最高にかわいいぞー!!」
「…………………ですね!」
「うんうん分かってくれたみたいで嬉しいよ!親睦の印に僕が作ったアップルパイを一切れプレゼントするよ!ライスと一緒に作ったんだ」
「わぁありがとうございます!…では私はこれで…」
「あぁ!また会ったら話そう!」
………濃いなぁ…
トレセン学園濃いなぁ……てか今まで会った人全員トレーナーなんだよね?ウマ娘じゃないんだよね?
……………濃いなぁ………
貰ったアップルパイ食べて元気出そ…
明日は…明日こそは成功させてみせる!
143二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 22:48:30
「お姉さま!」
「やぁライス、今日も1日練習を頑張ろう」
「うん!…えーとそれでね?」
「んん?なんだい?」
「こ、これ!この前アップルパイを作って貰ったからお返しにプリザーブドフラワーを作ってみたの…迷惑だったかな…」
「あ」
「お姉さま…?」
「(すまんライス急で申し訳ないけどお前のいい所を言わせてくれまずなんて言えばいいかな……ちょっと待って泣きそうだえーそうだ、とにかく、君は凄く優しい…俺の為にわざわざこんな物を用意してくれたの?なんで?泣くよ?泣いちゃうよ?あと話は変わるけど俺はライスに絵本を読んであげるんだけど……いつでも君は読み終わった後に笑顔で喜んでくれて…はぁ……かわいい……こんな事は今更言うもんじゃないけどそもそも顔からして世界一可愛いのに性格までかわいいのはもう敵なしだろヤバいな?なんだこのかわいい生き物?人間国宝?見てたら病気全部消えちゃうよ?はー………)ありがとうライス、本当に嬉しいよ」
「えへへ…お姉さまに喜んで貰えてライスは世界一の幸せ者だよ…」
「(あーちょっと待って以下略)」
〜完〜
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part169【TSトレ】
≫22チヨノオートレSS21/10/06(水) 23:14:16
地獄という概念がある
悪行を為した者の霊魂が死後に送られ罰を受けるとされる世界
厳しい責め苦を受けるとされる場所
なら、眼前の光景は地獄と呼ぶにふさわしいのだろう
煌々と燃え上がる炎
崩れた建物
隆起し沈降する地面
全てを押し流す波
そして、逃げ惑う人々
余りにも非現実的なそれらは、それまでの日常を一瞬で消し去った
実感が沸かない。理解できない
土台ごと流された家の跡地を見ても
愛する家族の遺体とされるモノを見ても
知人や友人がいなくなった学校を見ても
いや、自分の頭はこれを許容できなかった
それが、せめてもの防衛反応だったのか
あるいは、単なる現実逃避だったのか
今となっては分からないが…
その後、俺は暫くの期間抜け殻のようになっていたらしい
というのも、その間の記憶がほぼない
葬式やら遺産相続やらで親族がわたわたしていたこと
親戚の家をたらい回しにされていたこと
覚えていることはそれぐらいだ
あの日を境に色を亡くした俺の世界
そこに再び色を灯した日の事を忘れることはないだろう
23チヨノオートレSS21/10/06(水) 23:15:07
その日、数多のウマ娘が地元に姿を現した
被災地の慰問の為、トゥインクルシリーズで活躍するウマ娘達が歌や走りを披露するのだという
施設の人に促されるままに消極的に参加した俺は
すぐその光景に圧倒された
テレビではなく、目の前で躍動するウマ娘
あの日の反動か、それとも自分の感情が閉じていたからか
それはあまりにも綺麗で、酷く眩しいものに見えたのだ
それ以降、俺はトレーナーを志すことになる
半ば本能にも似た彼女達の輝きが見たいという欲求は、努力の度合いを数倍にまで高めていた
恐らく以前の自分なら早々に諦めていただろう
バイト等でお金を稼ぎ、勉強に熱中し
難関と言われる試験を突破し資格を勝ち取るに至った
だが、それはトレーナーとしては初歩の初歩
担当契約
選抜レースであるウマ娘とである
サクラチヨノオーというそのウマ娘は、ひたむきに走る娘だった
基本的に明るい性格の努力家
理想の担当と言える相手だったが、当時の俺はそれ以上に彼女に執着ともとれる感情を抱いていた
今思えば、とても懐かしい雰囲気の彼女に惹かれのだと思う
かつて亡くした■■■■に似た彼女に
かくして、俺のトレーナー道は始まった
この道が会っていたのかはウマ娘になった今でも答えが出ていない
(終)
≫52二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 23:39:11
『たいとれさんとぶらとれさん』
「思ったより俺って地味なのか?」
「お前気でも狂ったか?」「おい!?アホのブラトレに言われたかねえぞ!?」
「その体系で地味とか世の女性が揃って憤死するぞ」
「……いや大したことは「あるに決まってんだろ!」ヒイッ」
「いやなんかほら、やたら遠目から見られたりするときはあるけど話しかけられることあんまないし、タイシンと一緒に歩いてたらタイシンのほうに目が行ってるみたいだし……」
「……ああ、それはまあ…………うん」
「あまりにも歯切れが悪い!もうちょっとハッキリ言ってくれ!」
「想像してごらんよタイトレ君」「いきなりわ〇びボイスを真似てどうした」
「大体同じ背丈の女性が二人いる」「うむ」
「二人は決定的なまでに胸部が違う」「ふむ」
「見比べる頭ハッピー野郎はどれくらいいると思う?」「…まあ結構な数いるだろうな」
「そして両者なぜか同じシャツ、BIG90」「BIG90」
「片方はその文字に恥じぬBIG、もう片方は…言わんでもわかるな」
「……まさかそんな意味があったとは」「いや服デザインした人は違う想定だったと思うがな?」
「でもよぉ、せっかくタイシンがくれたシャツだぜ?着ないわけにはいかんだろう」
「……その妙な律義さを男のころにちゃんと発揮してりゃあなあ……」
「うん?どういうことだよ」
「なんでもねーやい」
うまぴょいうまぴょい。
≫77二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 23:53:58
よっしゃそれじゃあタイトレvsドクターフィッシュだ
「タイシン!ドクターフィッシュの体験コーナーがあるぞ!」
「は?いや子供じゃないんだし、別にアタシは……」
「いいからいいから!何かトレーニングのアイデアが浮かぶかもしれないしさ!」
「……はー……仕方ない。こうなったら聞かないし、いいよ」
「(まあくすぐったがりのコイツのことだし、どうせ……)」
『よし行くぞ……とうっ!ん、おおっ!?ふふ、はははは!くすぐったいなー!』
「(……みたいにはしゃいで終わるでしょ)」
「行くぞー……とりゃ!ん、おお来た……お、はは、あはは!くすぐったいぞ!」
「(やっぱり)」
「あはは、は、ぁは、あっ、ちょ、なんだこれ、ふぅ、んんんっ」
「(えっなに)」
「ふぅっ、ふーっ……ぅん、あ、はぁ、すごい、なっ……これぇっ」
「(やばいやばいってこれ)ちょ、終わり終わり!ほら行くよ!」
ぐっと手を引いた瞬間タイトレの口から漏れた「ひゃん」という声と
引っ張ったとたんにタプンと揺れる汗で薄っすら透けたでっかいモノと
うっすら赤く上気している見慣れてしまったはずの顔によってタイシンの性癖は壊れた。
タイトレはくすぐったかったなー!また行こうな!と何も気にしていなかったのでタイシンに蹴られた。
≫127二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 05:32:29
許されよ。許されよ。我の罪を、許されよ。
愛を守ったトレーナー達。
自由を手にしたトレーナー達。
あなた達のトレセンは栄えるでしょう。
たくさんのTSを積み上げて、永遠に、永遠に。
でも、どうかいつまでも忘れずに。
競バが新しくなるほど根は古び、誰も知らないまま、この通り。
誰も知らない、小さな虫のひとかみで崩れるのです。
許されよ。許されよ。我らが罪を、許されよ。
≫161二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 07:06:40
オリジナルモブウマ娘注意
こんにちは、私ナリタトリエステです!私は今…
「被告人は前へ」
(なんでこんなことに…)
クラスでトレーナーさんの談義をしていたのですが、
何故か突如として裁判が始まりました。
「被告人にはある容疑がかかっている。それはズバリ…
…キタトレさんに膝枕された事と食事をともに取ったことだ!」
ざわ……ざわ………ざわ…
「静粛に!被告人、何か言うことはあるか」
「えっ!いや…ないです…」
「裁判長!今すぐに彼女に刑を与えるべきです!具体的には膝枕の時の感覚をはっきりと1時間程喋らせるべきかと!」
「まあ落ち着きたまえ。確かに膝枕をされたのは彼女だけだ。あの素晴らしきむっちりした太腿の感覚は是非とも聞きたい。だがな、彼女には余罪があるんだ。」
「なんですって!」「詳しく!」
「それはだな、あのルドトレさんに抱きついたということだ!」
ざわ…ざわ………ざわ……
「落ち着け!被告人、明らかにあの乳に触れていたが何かあるか?」
「…ありません。ただルドトレさんに抱きついたのは事故です。」
「は?ルドトレ様でしょ。あんたまさか…」
「トレルド過激派乙、時代はキタトレなのよ」
「はぁ?あの全身から溢れ出る色気がいいのよ!貴方みたいなガキには分からないでしょうけどね!」
「何を言うかと思えば、あのミステリアスさとぶっちぎりのワガママボディの良さも分からないか…」
「このアマ!」
「なんだとこのバカ!」
(カオスだ…帰りたいよ…)
「…君たちはこの教室で何を騒いているのかな?」
「「「「あ」」」」
その後、妙に掛かり気味なシンボリルドルフ生徒会長にまとめて怒られることとなった。
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part170【TSトレ】
≫43二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 08:30:03
この流れなら昨日から書いてた続きを流せるな!!
やあこんばんは!俺はメジロドーベルのトレーナーだ!まあいろいろ(いろいろ)あって俺はウマ娘になったが、今のところいい感じにドーベルとはちゃんと出来てるぜ!
でもやっぱりウマ娘化してから結構やることが増えたり変わったりして意外としんどかった…だが俺の頼れる兄貴が、俺の相談に乗ってくれたり俺を前向きにさせてくれたりして助けてくれたんだ!俺は…本当にいい兄貴を持った!
さて今日は、そんな兄貴に俺が失踪中にマスターした料理をご馳走しようと思って兄貴の部屋に来た!いや失踪中に得たものをみせるとか正直最低な気がしなくもないがこれが今すぐに俺に出来る最高の恩返しなんだ!
兄貴の寮の部屋に来たぞ!鍵は空いてる!少しだけ用事が出来て今出かけてるらしいから仕方ない!準備をして待っておこう!
それにしても兄貴の部屋は随分と片付いてるな…いっつもあんな宴会になってて気づかなかったけど。それともあんなことになるのが分かってるからいつもは綺麗にしてるのか?とにかく兄貴はそういうとこ几帳面だな…
あれ?なんかこの箱だけやたら無造作にしまわれてるな…何が入ってるんだ?
これって…
兄貴…?
≫55二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 08:34:31
では
サトトレと???
僕は久しぶりに眠れない夜を過ごしていた。
ふと僕は思い返す。
ーーー僕はずっと裁いてきた
それが殺人であれ盗難であれ平等に
でも思うのだ、その後彼等がどうなったのかと
例え咎人でもその人生の方向を変えたのは僕の判決だ
僕が下した判決が彼等の人生を左右したのだ。
どれだけ手を尽くしても起こり得る冤罪だってある
もし僕が裁いた中にいるなら…
涙が溢れる、悪い妄想がとまらない
「…ひっぐ…苦しいよ……ごめんなさい………」
他に誰もいないベッドの上で泣き続ける。
ドアが開く音がした、誰かが入ってくる。
涙でぶれた視界といまの頭では誰なのか分からない「……」「………」「……!」
何か喋っている、よく聞こえない。
すると人影はこちらに近寄り、僕を抱き寄せた
(…あたたかいなぁ…)
「…」
そのままベッドに倒れ、力強く抱きしめてくる。
ぼくをまもってくれるかのように
「…おやすみ」
いしきがきえるときにきこえたこえは、とてもききなれたねいろをしていた。
≫61二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 08:42:01
じじぴ「貴方が部屋に行くと私がウマ娘になっとりました。そこであなたは?と聞いてください私が"これには訳が"と言うのでさらに返してください。はいブラトレ早かった」
ブラトレ「あなたは?」
じじぴ「これには訳が」
ブラトレ「先生は絶倫だな」
じじぴ「たずなさん座布団一枚持っていって」
≫63二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 08:45:45
じじぴ「はいテイトレ」
テイトレ「あなたは?」
じじぴ「これには訳が」
テイトレ「介護士の方ですか失礼しました」
じじぴ「たづなさん座布団一枚持っていって」
≫64二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 08:47:51
じじぴ「はいタイトレ」
タイトレ「こんにちは葬儀屋です」
じじぴ「座布団全部持っていって」
≫65二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 08:48:10
オペトレ「あ、貴方は……!」
じじピ「これには訳が……」
オペトレ「いくら女性になったからって、奥さんのコスプレとか恥ずかしくないんですか」
じじピ「たづなさん! あいつの全部持って行って!!!」
≫67二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 08:49:39
じじぴ「はいグラトレ」
グラトレ「あなたは?」
じじぴ「これには訳が」
グラトレ「遺産目当てですか?」
じじぴ「たづなさん座布団全部持っていって!」
≫68二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 08:50:12
じじぴ「はいネイトレ」
ネイトレ「あなたは?」
じじぴ「これには訳が」
ネイトレ「……あ、すみません。ご無沙汰しております」
じじぴ「知ってる体で話すと地獄を見るぞい。一枚持ってって」
≫71二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 08:55:47
じじピ「はいルドトレ」
ルドトレ「あなたは?」
じじピ「これには訳が」
ルドトレ「これから会長と出掛けるんですけど体調は快調ですか?」
じじピ「たづなさん、全部持っていって」
≫73二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 08:57:21
じじぴ「はいウラトレ」
ウラトレ「あなたは?」
じじぴ「これには訳が」
ウラトレ「失礼しました。……奥様の墓前に報告してきます」
じじぴ「待て待て待て待って待って」
≫74二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 08:59:06
じじぴ「はいヘリオス」
ヘリオス「じじぴウェーーーい☆」
じじぴ「ウェーーい☆座布団5枚で」
一同「ええーー!!」
≫75二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 08:59:45
じじぴ「はいロブトレ」
ロブトレ「あなたは?」
じじぴ「これには訳が」
ロブトレ「少しお待ちくださいね、今、新しい服を持ってきますので」
じじぴ「大喜利を分かっている?たずなさん、座布団1枚持っていって」
≫76二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 09:06:27
じじぴ「はいタキトレ」
タキトレ「あなたは?」
じじぴ「これには訳が」
タキトレ「私が光っていることに無反応な辺り、さてはこの学園の関係者ですね?」
じじぴ「光ってることを使って推理するんじゃないよ。たづなさんこの人の2枚持ってって」
≫79二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 09:09:15
じじぴ「はいケツカフェ」
ケツカフェ「あなたは?」
じじぴ「これには訳が」
ケツカフェ「胸が大きくて羨ましいです」
じじピ「あぁ…うん、たずなさん全部持ってって」
≫80二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 09:10:01
じじぴ「はいマクトレ」
マクトレ「あなたは?」
じじぴ「これには訳が」
マクトレ「まあいいでしょう。こちら私からストゼロの差し入れですわ」ドサッ
じじぴ「たづなさんマクトレ持っていって」
≫81二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 09:11:46
じじぴ「はいマルトレ」
マルトレ「あなたは?」
じじぴ「これには訳が」
マルトレ「……えーと…………娘さんですか?」
じじぴ「せめて思いついてから手あげなさいな!たづなさん3枚持っていって!」
≫82ガンギマリ頭スズトレ21/10/07(木) 09:13:39
じじピ「はいスズトレ」
スズトレ「あなたは?」
じじピ「これには訳が」
スズトレ「…ホントに誰ですか?」
じじピ「だからこれ大喜利じゃて。たづなさん1枚持ってって」
(大喜利分からんから最後の対応が合ってるか分からん)
≫83二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 09:15:40
じじぴ「はいウオト……違うわギムレットだ」
親父「お前……」
じじぴ「これには訳が」
親父「ついに相棒が消えてしまったのか」
じじぴ「下品だよ!たづなさんコイツの座布団み~~んな持ってって!」
≫86二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 09:18:03
じじピ「はいお弟子」
ヘリサブ「はいっ。あ、貴方は……」
じじピ「これには訳が……」
ヘリサブ「また長生きされるんですね、お師匠!!!」
じじピ「これを素で言っとるフシがあるから怖いんじゃよ。たづなさん一枚やって」
≫93じじピとか書く締める人21/10/07(木) 09:23:25
儂ゃぁの、ひとりくらいは真っ当に答えると思ったんじゃよ
そしたらみ~んな儂のことボロクソに言ってきおる
たづなさん、あいつらの全部持って行って!
というところでウマ点、御開きと相成ります
また来週お会いしましょう
≫161二次元好きの匿名さん21/10/07(木) 10:03:52
「大喜利とかけてルドルフと説きます」
「その心は?」
「どちらもかかっているでしょう」
────ルドトレは監禁された。