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このページは「おれバカだから言うっちまうけどよぉ…」スレに投稿されたSSをまとめるページ(スレpart231~235)です。
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目次
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part231【TSトレ】
≫164二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 23:31:12
男に戻ったよ
タマ「トレーナー!元に戻ったってほんまか!?」
タマトレ「タマか...本当だ!見てくれこの鍛え上げられたきんに...すまん、ブラしないとだったな、してくるね」
タマ「トレーナー...やっとブラする気になってくれたんやな...うちは嬉しいで...」
≫
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part232【TSトレ】
≫76侘助21/10/15(金) 00:14:29
スペトレ「きれいな海だね、スペ……」
スペ「はい。北海道の海はもう少し暗めなので、」
スペトレ「そっか。電車が来るまで少し寝てていい?」
スペ「もちろんです。おやすみなさい、トレーナーさん」
こんな感じか……
≫77二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 00:16:42
タマトレ「きれいな海だな...タマ」
タマ「せやなぁ...」
タマ「次の電車5時間後やって...」
タマ「どうすっかなぁ....」
≫90二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 00:35:27
パラシンvsシリーズ 第二弾
パラシンvsセイトレvsダークライ
こんばんわ!言うっちまうスレの死兆星!パラシンウィークです!
酷い目に遭いました、シャカトレさんが嫌がる私に無理矢理ねじ込んで...もう少しで時代が求めた16bitになるところでした!
気を取り直して他の人の所に行きましょう!
第2村人発見です!セイトレ先輩!階段なんかで何してるんですか?
「ん?ああパラシンさんか、ちょっと飲み過ぎてね、夜風に当たってるんだ」
セイトレ先輩はお酒あんまり強くないんですか?意外ですね、ウマ娘って大体強いイメージ何ですけど
「弱くは無いですよ?何なら今から飲み比べでも」ツルッ
あっ、先輩危なっ!
通りすがりのブルトレ「わっ!二人とも危ない!」
前にはセイトレ先輩の尻、後ろにはブルトレ先輩の胸が
...パラ解っちゃったかも!カキーン
────────────
テイトレ「うわっ、なんかすごい勢いでパラシンが飛んで来たんだけど」
ブラトレ「おい!担架持ってこい!担架!セイブルの二人分だよ!タンカーじゃねぇって」
フクトレ「セイブルコンボ始動前に挟まったからふっ飛ばされるだけで済んだみたいだな」
マクトレ「おーい、生きてますの?」ツンツン
─────────────
パラぴょいパラぴょい
正直すまんかった
明日の犠牲者dice1d58=18 (18)
≫92侘助21/10/15(金) 00:36:02
ドベトレ「バイク借りてきたからすぐ出れるぞ!!」
ドーベル「(ここでもうちょっと二人っきりで
居たかったのに……。)」
ドベトレ「……分かってるって。
旅館、他の皆とは別なとこ取ったから。
……今夜まで待っててくれよ、な?」
ドーベル「……わかった。一緒に寝てよね。」
ドベトレ「ああ、そうしようか……。」
─────────────────────
翌朝チュンチュン
ドベトレ「……おはよ、ドーベル。
……身体痛くねえか……?」
ドーベル「ううん。すごく気持ち良かった……///」
うまぴょいうまぴょい
≫118二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 05:54:40
ならこれで
プロキオンと部屋
キタトレのトレーナー室、ウマ娘がよくはいってくるそこは・・・・
今若干の修羅場と化していた。
クリスタルスチルが睨み、セラタプラタとアイネスワールドはどうしたらいいのかわからず右往左往し、キタサンと私キタトレは向き合うような形であった
「トレーナー、なぜ私たちでなくそのウマ娘が膝枕されてるんだ」
「ああ、これね。ちょっとした労いのようなものよ。私の為に動いてくれたからね」
どこか不機嫌そうなスチルに対し、私は少し笑みを浮かべて話す。
すると私に膝枕されている子は横になったまま言った。
「知らないのかしら?キタトレさんが部屋にあげていろいろしてくれる事はよくある事よ」
「違う、チームでも何でもない相手になんでここまでするのか分からない・・・・」
スチルがどこか悲しそうな顔をしているのが見える。私は膝にいる子にどいてもらうと、スチルに近寄り抱きしめた
「ねぇスチル、それはあなたたちを信じているからよ。貴方達はそういう子ではないでしょう」
「なんで・・・・」
「今無理に理解しなくてもいいわ、ゆっくり私と考えていきましょう。」
「そうだよスチルさん、トレーナーさんはスチルさんのことを見放したりしないから、
それに私もスチルさんと同じチームメイトだから。」
私とキタからの発言を受けて動きが止まるスチルちゃん。ここで部屋の隅で見守っているようにいる二人にも声をかける。
「二人もこっちに来て。」
頷いた二人がこちらに近寄ってきたところでキタがうしろから飛び掛かる。
結果、三人を私とキタで挟むような形になった。キタと目を合わせて笑う。
そして三人を支えたままソファに背中から倒れ、先ほどの子も引き寄せる。
お団子みたいに固まったまま、温もりを感じながらそっとささやく
「さて、もうすることもあまりないし昼寝でもしましょう。」
———昼下がりにそっと6人で眠る。ぱかぷち達に見守られながら
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part233【TSトレ】
≫11二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 08:20:56
■バレバレ
(ねえ、あの二人そうなの?)(そうだよそう!もう婚約まで済ませたらしいよ!)(キャー大人ー!)
「「……」」
(そうだったのかー全然そんな風には見えなかったぜ)(バカねウオッカ……公然の秘密だったのに)(おいバカってなんだよ!)
「「……」」
(相手の親が出す超必を一歩も退かずに受けきったって?)(やるなぁ……アホなのに)(すごいよね。さすが無敗のアホ)
「「……」」
(魅惑のささやきでお互いを墜とし合ったんだって!)(そんな、ネイトレさま……グスッ)(諦めな、もう祝福するしかないって)
「「……」」
(あれよね!走るトラックの前に飛び出して「私は死にません!」ってやったのよね!)(それ何のネタですか?)(……あれ?おーいマルゼンさーん?)
「……!」「ネイチャ、反応しちゃダメ」
(二人でトレーナー室に入ってくよ!)(密会デート!?カイチョーみたいになっちゃうのー!?)(大胆ですわ!大胆ですわ!)
「「……」」
「……それじゃあネイチャ。説明を」
「いやー人の口に戸は立てられぬとはよく言ったもんだねぇ」
「説明をして」
「75日経つまであと……74日!が、頑張ろうね!」
「……『フジから聞いた』という言質をとってるし、ネタ元の一つはフジキセキだと思ってるけど」
「……アタシワルクナイモン」
「あの日の帰り道にしゃべっちゃったんだね……」
「たしかに墓穴も掘ったけど、フジさんの誘導尋問が上手すぎて……」
12二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 08:21:16
「別に隠し通すわけじゃなかったけど、噂が直に聞こえるって地味にきつい」
「もうウマ娘だからね……あとこういうゴシップって若いもんの大事な栄養源だから」
「それは分かるよ。……とにかく、この噂が外に出る前にネイチャのご両親にも挨拶しに行かなきゃね!」
「たぶん秒で終わるよ」
「……そうなの?少しでもカッコいいとこ見せたかったんだけど」
「ドンマイ、トレーナーさん」
「はぁ。……それにしても」
「……うん。それにしても」
「どうしてネイチャと相思相愛って噂がすでに広まってたんだろう……」←半分こいつのせい
「わかんない……あたしも周りにバレないよう頑張ってたのになんでだろ」←半分こいつのせい
コンコン
「ん?どーぞー」
「失礼します。ネイトレさん」
「樫本先ぱ、いえ、理事長代理?」
「ああ、ナイスネイチャもいいところにいました。……今学園中を飛び交っている風説についてですが」
「「…………」」
──理事長代理は優しかった。噂がせめてトレセン学園の敷地を出ないよう各トレーナーおよびトレセン職員と連携し、尽力してくれていた。ただ、ネイチャのレースに支障が出る振舞いだけはしないよう釘を刺してきた。
ネイチャとネイトレはひたすら平伏しながら一部の誤解を解こうとしたが、効果のほどは定かではない。
そしてネイチャのレースタイムは──また少しだけ縮んだ。
うまぴょいうまぴょい
≫97二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 09:12:16
パラシンvsマクトレvs曇らせザウルス
おはよう御座います!言うっちまうスレのラブコメ担当パラシンです!
今日は、初心にかえってマクトレ先輩にお裾分けです!
むむ、ありました!マクトレ先輩の気です!...南南西に680mですか近いですね!ダーシュ
先輩!おはようございます!胡麻団子有るんでおひとつどうぞ!
イタダキマスワ!オイシイデスワ!
美味しい....ですか...それかなりしょっぱくて辛いんですよ
「しょっぱいのも辛いのも大好物ですわ」
嘘です...本当は普通の団子です、どっちかというと甘めです、ついでに甘ったるい匂いもします。
先輩...やっぱり味覚と嗅覚が...
「.....」
今ならまだ間に合います!早く病院に行って
「悪いな」
そこで私の記憶は途絶えた
─────────────
おはようございます!何かここ一ヶ月分の記憶がないパラシンちゃんです!
まあ、忘れてるって事はたいした記憶じゃ無いでしょう!今日もバリバリ働きますよ!
あっ!マクトレ先輩!お菓子いります?
イタダキマスワ
パラぴょいパラぴょい
明日の犠牲者
dice1d47=43 (43)
≫108司バ遼太郎21/10/15(金) 10:18:16
ウマ娘の競走生活は怪我とは切っても切り離せないものだ。彼女たちはおおよそ時速七十キロでバ場を駆け抜けている。そう七十キロであるボクシングのジャブがおおよそ三十六キロから四十キロ。それの倍近い威力で地面を蹴り付けているのだ。それもジャブと違い全体重がかかった渾身の蹴りである。そんなものを千メートルから三千二百メートルまで行い続けるのだ。怪我をするなと言う方が難しい。
余談であるが、筆者はウマ娘に対する医療機材の製作工場を見学させてもらった事がある。骨折を繋ぐためのボルト、ギプス、サポーターそのどれもが人の規格に似せられただけの別の代物であった。試しに足用のギプスをつけてもらったが、これには驚いた。重くてろくに歩くこともできないのだ。工場の人は笑っていたが、重さを無視して剛性を考えねば、ウマ娘の筋力で簡単にギプスが壊れてしまいと言うことの証左でもある。ウマ娘の走りは蹄鉄と共に様々な技術が結集して輝いていると言うことを筆者は深く感じ取る見学であった。
さあそれとは全く関係なくなってしまうウマ娘がいる。スペシャルウィークとゴールドシップである。
≫115二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 10:30:58
『燃えよ三女神』
宝塚記念。夏のグランプリを棄権した皇帝シンボリルドルフ。その裏にはトレセン学園を、ひいては彼女のトレーナーを巻き込んだ事件の影があった。
歴史の闇に埋もれた皇帝と三女神の戦いを描く本格競バ小説
≫141二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 11:32:02
28歳組 ルドスズオグトレ
「料理がうまくなりたい、と?」
「そうなの!ルドルフがお弁当作ってくれるんだけど、たまには私が作りたくて…でも今のままじゃダメかなって」
オグリキャップとシンボリルドルフの次回の併走トレーニングの打ち合わせ終わりに、ルドルフのトレーナーが料理の腕を上げたいと、オグリのトレーナーに相談を持ち掛けていた。オグトレはあのオグリの胃を満足させる程の料理の腕がたち、よくそういった相談をトレーナーたちに持ち掛けられていた。
「お前さんは可愛いなぁ…」
「えへへ~」
まるで恋する乙女だ。とても元男とは思えない言動をするルドトレをオグトレは猫可愛がりしている。いくらか背の高いルドトレを抱き締め、頭を撫でる。スマホを取り出し、スケジュールを見せる。
「この日、スズトレに料理を教えるんだが、お前さんも参加するかい?」
「スズトレちゃんもいるの!楽しそう、参加する!」
同期3人で集まることになった。一方その頃。
「トレーナーさん?」
「なんだか、嫌な予感がして…」
サイレンススズカのトレーナーは悪寒が走っていた。
142二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 11:32:22
当日。
「話は聞いたけど、大丈夫?」
「まぁ、料理教えるだけだ。問題ないだろう」
スズトレは少し頭を悩ませていた。ルドトレは良くも悪くもルドルフの寵愛を受けすぎている。ことあるごとに彼女はルドルフに連れられ、どうかされてしまう。同期である2人はそれをよく知っている。
「それに、私に料理を教わる理由聞いたら大人しくなると思うがね」
「大丈夫かなぁ…」
「お待たせ~」
ルドトレが到着し、料理教室が始まった。ルドトレとスズトレが各々作りたい料理を作り、オグトレが細かな指摘、アドバイスをする。
「料理は腕は勿論だが、一番は食べてもらう相手への気持ちだ」
オグトレは感情的でもあり、確実なコツをわかりやすく2人に教えていく。今は女の身体ではあるが、その姿はどこか男らしい。料理が出来上がり、テーブルに並べられ、食べ合う。
「スズトレは、以前よりずっとよくなってるな」
「ありがとう」
「すっごく美味しいね、私は?」
「お前さんは愛情は申し分ないから、まだまだ伸びしろがあるから頑張ろうな」
「やったー、頑張るね!」
楽しく他愛のない会話をしながら、料理教室が終わった。後日ルドトレがルドルフに弁当を作り、料理の腕が急に上がったことに疑問を抱いたルドルフがルドトレに問い詰め、ことに内心喜びつつもルドトレを監禁した。オグリはオグトレの髪をもふもふしした。それを聞いたスズトレはやっぱり、と頭を抱えた。
≫153ロブトレヒロイン概念21/10/15(金) 11:58:19
「……やはり、初めて作るケーキは上手くいきませんね……」
12月の上旬、共用の調理室で一人のウマ娘が一つの料理を前に唸っている。
ホイップクリームを満遍なく塗ってあるが上手く均一になっておらず、形も崩れており、あまり美味しそうには見えない。
ケーキを作ったつもりだが、そこには似ても似つかないものが生まれていた。
「味も食べられないわけではないですが……これでは、ダメですね……」
「あれ?ロブトレがここにいるのは珍しいね、どうしたの?」
一人で悩んでいると調理室に入ってくるウマ娘、スズトレさんでした。
サイレンススズカの担当で、ジャパンカップであのブロワイエとの激闘は今でも記憶に新しい。
そんな彼女とはウマ娘になる前から気にかけてもらっており、時折相談に乗ってもらったり、一緒にスイーツを食べたりもしている。
気軽に話しやすいこの人は、私にとってもかけがえのないトレーナーの一人である。
「あ、スズトレさん……少し、料理の練習をしていまして」
「料理の練習?あ、もしかしてロブロイのために?」
「ええ、その通りですね」
「やっぱり、確かこれから有馬記念だもんね。その前のクリスマスに向けてケーキを作っている、ってことかな?」
そう言いながら、先程作ったケーキ、の成りそこないを見る。
基本的に料理は自分の分しか作ったことがなく、こうして他の人に見られるのは恥ずかしく思えてくる。
「はい、その通りです……ロブロイのために今回は手作りのケーキを用意したいと思っていたのですが……」
「うん、ちょっと一口頂いてもいいかな?」
「え、ですが、そちらは失敗作で……」
154ロブトレヒロイン概念21/10/15(金) 11:58:30
制止の声も聞かずにスズトレはフォークで切り取ってパクり、と
「……うん、味は悪くないね。レシピをしっかり見てその通りに作った感じかな?」
「ええ、初めて作るものにあれこれアレンジを加えるのはあまりよくないですので」
「でも、やっぱり折角食べてもらうなら美味しい、って思えるものにしたいんだよね」
「はい、今回ばかりは……ロブロイのためにも美味しいケーキを作ってあげたいです」
そう、今ロブロイは人々の思いを背負ってしまい、一人になってしまっている。
傍にいるのに、一人でそれを背負おうとしてしまっている。一人で戦おうとしている。
それはだめだ、だからこそ、今回ばかりは店で買ったものではなく、自分自身の手で作ったものが必要だ。私自身の心を込めたものを……。
だが、なかなかそれもうまくいかないものである。心を込めても実際の腕前は異なるのですから。
そう悩んでいると、スズトレさんがいつもの調子で……
「それなら、一緒にケーキ作り教室に参加しない?」
そんな魅力的な提案をされたのでした。
155ロブトレヒロイン概念21/10/15(金) 11:58:52
「というわけで、ライトレさんにお願いしたよ」
「やぁロブトレ、君もお菓子を作りたいって聞いたよ。それなら僕をすぐに頼ってくれたらよかったのに」
「そうですね、私自身でやらないと、と思って先走ってしまいました。頼りにさせていただきますね。また後日、ライスとロブロイのことで語りましょうか」
「君はライスのことでも存分に語ることができるからね。それは魅力的な報酬だね」
後日、スズトレさんがライトレさんを連れて一緒にお菓子作りをすることになりました。
ライトレさんとはロブロイと同室で仲の良いライスシャワーの担当トレーナーである。そのつながりでよく話したりしていますが、ライスの前ではお姉さまとしてふるまっていますが、実際は溺愛しているのが分かります。
つい先日も、ロブロイとライスが仲良くしている姿を見て、二人で語り合ったりもしましたね。
「ですが、スズトレさんがオグトレさんに料理を教えてもらっているのは知っていましたが、ライトレさんからも教えてもらっていたのですね」
「うん、お菓子作りはライトレさんに教わっているからね。ロブトレがケーキを作りたいならオグトレよりもライトレの方が適任だと思って」
「それに、スズトレからはもうすぐクリスマスだからケーキを教えてほしい、って言われていたからね」
「だから、ロブトレも気にせずにね、一緒にライトレに教えてもらおう?」
「ええ、そういうことでしたら、今日はよろしくお願いします。スズトレさん、ライトレさん」
改めて頭を下げる。ライトレさんに教えてもらうのは心強いですし、スズトレさんが一緒に学びながら作ってくれるのも安心感がある。
本当に、ありがたい。
156ロブトレヒロイン概念21/10/15(金) 11:59:08
「前回のスズトレにも同じ教え方したけど、まずは僕がコツを教えながら実演するから、それから二人に作ってもらおうかと考えているよ」
「まずは見ながらですね、分かりました」
そう言いながらすぐにメモを取り出す。
私はあまり料理には慣れていないため、少しでも間違えないように聞いたことはすぐにメモを取る。
アレンジは素人が行うと上手くいかないのは分かるため、ライトレさんの話を逃さないように、忘れないように、と思っていると……
「ロブトレもそんなに気負わなくてもいいよ。楽しみながらやろう」
「真剣なのはいいことだけど、肩ひじ張らずにね。料理は楽しいものだからね」
「あ……は、はい、そうですね。どうにも緊張してしまっていたようです」
「大丈夫だよ。私たちも一緒についているし、それだけロブロイのことを思っている、ってことだもんね」
「君のロブロイくんへの想いはとても強く伝わっているからね。その気持ちがあればきっとおいしいケーキができるよ」
「ええ、改めて、よろしくお願いします」
二人から優しく諭される。楽しみながら……。
その気持ちは、確かに大切かもしれない。そう思い、少し落ち着かせながら、料理教室は始まりました。
料理教室が始まると、やはり二人とも手馴れているのがすごく伝わりました。
テキパキこなしていき、料理を楽しんでいるのがすごく伝わります。
対して私自身は基本的にレシピ通りに作っているが、やはり料理に慣れていないこともあり、不格好だったり、荒かったりすることが多かった。
ですが、ライトレさんが実演しながら分かりやすく教えてくれて、スズトレさんは一緒に料理をしながらアドバイスをしてくれる。
そして、作りながらも思う気持ちは、ロブロイ……彼女に、思いのこもったケーキを……。
157ロブトレヒロイン概念21/10/15(金) 11:59:50
「あ……でき、ました……」
そこには、小さめのホールケーキが出来上がっていました。
最初に作った者と比べてスポンジもふんわりしており、イチゴが可愛らしく乗っている。
これを、私自身が作ったのか……
「うん、とてもおいしくできているよ。やったね、ロブトレ」
「ロブトレは料理慣れしていないだけで、一つ一つレシピ通りにしようとしているからね。とても教えがいがあったよ」
「……」
自分の手でできた、その達成感とロブロイへ送れる嬉しさ、そして……
「ねえ、ロブトレ……料理って、楽しいよね」
「はい、誰かのために作る料理ってこんなにも、楽しいのですね」
二人に向けられたその顔は、柔らかな笑顔でした。
158ロブトレヒロイン概念21/10/15(金) 12:00:12
その後、後片付けをしてから料理教室は終わりました。
三人で一緒に寮へと戻っていく。二人とも身長がとても高いので、一緒に歩くと同じトレーナーではなく、年の離れた妹や子供のように見られるのかもしれない。
「よかったね、ロブトレ。これでロブロイに渡せるケーキができたね」
「ええ、お二人のおかげです。本当に、ありがとうございました」
「そんなお礼を言われることでもないよ。私も一緒に作れて楽しかったしね」
「それにロブロイくんが喜べばライスも喜ぶ。ライスが喜ぶ姿を見れるのなら僕はなんだってするよ!ロブロイくんと一緒に楽しそうに話しているライスの姿と言ったら──」
「ライトレー?話長くなるでしょ。ロブトレもつかれたみたいだし、その話はまた今度にしない?」
「ふふ、ライトレさんの話は幸せを感じられて好きですよ。ですが、その……スズトレさん、少し、良いでしょうか?」
「うん?どうしたの?」
覚悟を決めて、スズトレに目線を向ける。この身長差もあってどうしても上目遣いになってしまうが、まっすぐに。
「スズトレさん、確か尻尾アクセサリーを作ったことがありましたよね。その、私にもその作り方を教えていただけないでしょうか?」
「え、尻尾アクセサリー?でも、それって……」
「情愛を示すもの、というのは知っています。恋愛的な意味もあると……ですが、今のロブロイには必要なものなのです」
「ロブトレ……」
今の一人で多くの人々から一身に期待を受け続けている彼女を、一人ではないことを伝えるためにも……。
ともにあのターフの上で戦うためにも、必要なこと。だからこそ……
「うん、いいよ。それだけの想いがあるなら教えないわけないよ」
「スズトレさん……」
「そういう話なら、僕もぜひ協力するよ。同じ担当のことを思い、語り合う仲だ。そんな遠慮することないよ」
「ライトレさんも……二人ともありがとうございます」
聖夜の時は近づいてくる。教えてもらい、慣れないことでも挑戦し、準備は進んでいく。
全てはロブロイのために……。
その聖夜で、永遠の誓いをすることになるとはこの時は思ってもいませんでした。
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part234【TSトレ】
≫34二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 12:50:31
フクトレ「今日はぁ〜怖いゲームをやっているぞ〜アウ〇ロストだぁ〜怖いなぁ、怖いなぁって(稲川淳二)」
スズトレ「ううっ後ろきてない?きてない?」
マルトレ「……」
フクトレ「スズトレ、掴まれるとゲームやりにくいんだが」
スズトレ「でも怖いの!」
マルトレ「……」
フクトレ「いや追いかけられてるから一旦離してくれ」
スズトレ「そう言って私を見捨てる気なの⁉︎」
フクトレ「落ち着けぇ!?」
マルトレ「んーーーんーーー!!」
スズトレ「きゃぁぁぁぁ!?」
≫57二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 12:57:50
「おーい、じゃがいも剝いといたから置いとくよー」
「お米といで浸しておいたから、タイマー鳴ったら炊飯器スイッチオンで!」
「灰汁取り終わったよー」
「なあスカーレット。
なんか面倒な準備いろんなとこでやってっけど、お前のトレーナーってどこの班だっけ……?」
「バカねウオッカ……。
そんなのあいつにもわかってないわよ……」
≫121二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 13:23:07
「肉もっと入れよう」
「もう十分だろ!やめろ違う種類の肉入れんな!」
「シーフード入れよう。美味いし」
「ふざけんなカレーが死ぬだろうが!」
「カレーは最強なんだぞ!これしきで死ぬか!」
こんな会話してそうなのはどの組みだろうね…
≫124二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 13:25:32
「あまくちでいいでしょぉ……?
はちみーとすりりんごで美味しくいただこぉ……?」
「いいや。オペラオーから頼まれたからには譲れない。
隠し味には珈琲を使わせてもらう」
「ひんひん……」
「何をしとるんじゃ、あやつらは……」
「はいっ。スイープトウショウさん向けの甘口カレーかテイエムオペラオーさん向けのコクのある黒カレーかで揉めているみたいですっ」
「いや、鍋分けりゃいいじゃろ」
≫125二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 13:27:59
「肉入れるぜ肉!!」
「オイマジでやめて豚同士ならまだしもなんでチキンまで入れるの!?」
「ここに!エビとホタテをひとつまみ!」
「袋まるごとはひとつまみじゃねえ!」
「食べれればいんじゃないですか?」
「味も考えろ!」
「カレーなら食えるだろ!俺も肉入れる!」
「あああああ!!!」
127二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 13:30:12
「美味いけど中途半端だね」
「あ〜ホタテが美味しいですわ〜」
「野菜が……少ない……!」
「でも美味しいからいいと思いますよ?」
「うまい!うまい!」
「燃えてる」
≫129二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 13:36:51
「肉もっと増やしてえなあ…」
「いやでもそれ以上増やすと煮込む時間で制限時間やばくない?」
「あーそうだなあ……仕方ねえ、諦めよう」
「隠し味のリンゴってどれくらいとどのタイミングがいいの、ブラトレ」
「甘口にしたいならカレールーと一緒、落ち着かせたいなら最初から煮込むほうがいいな」
「じゃあ甘口でやっていい?」
「いいぞーブルトレ、たまにゃ甘口もいいだろ」
「アルも甘口食べたいらしいしそれで行こうか」
「甘口カレー、子供のころぶりですねえ」
「アルトレさんの子供の頃…想像できねえ…」
≫130二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 13:37:07
マルトレ「先生、無水カレーできました。先生でも食べやすいように野菜も限界まで煮溶かしてあるので誤嚥性肺炎の危険も少ないですよ」
ウラトレ「マルゼンスキー担当トレーナー?」
マルトレ「すいませんでした」
134二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 13:44:19
マルトレ「デザートで挽回させてください」
ウラトレ「なぜカレーのデザートに茶碗蒸しなのですか……?実は激辛とか……普通に美味しい茶碗蒸しですね……?」
マルトレ「やはり消化に良いものをと思って」
ウラトレ「マルゼンスキー担当トレーナー?」
マルトレ「すいませんでした」
142二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 13:49:56
マルトレ「もう一つデザートが」
ウラトレ「なんですか?」
マルトレ「タピオカミルクティーです」
ウラトレ「タピオカミルクティー……⁉︎カレーの場で……⁉︎」
マルトレ「マルゼンスキーが飲みたいって言うからついでに……」
ウラトレ「まあウマ娘を優先するのは良いことですが……」
≫141二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 13:49:22
「オグトレちゃん!野菜切り終わったよ!」
「了解、ならボウルに入れておいて」
「はーい!」
「オグトレ、エビの準備できたよ」
「わかった。スズトレはそのまま軽く炒めておいて。これ終わったらルドトレの切った野菜も含めて入れるから」
みたいな?
≫146二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 13:55:34
こんにちは!ミシュラン星10級料理人のパラ罪です!
今日はマクトレさんにトキシックカレーを振る舞います!
どうぞマクトレさん!このカレーは食べた人みんなこれ以外のものを食べなくなるくらい美味しいんですよ!
パクパクデスワ!
「──美味しかったですわ。ところでパラシン」
なんでしょう?
「テトロドトキシン、コノトキシン、ベルコトキシン、アルカロイド……よくもまあ、ここまでの毒を集めましたね」
これくらい朝飯前ですよ!
「そうなのですね。では被害が発生する前にあなたを仕留めさせていただきます」
こんにちは!パラシンです!今日は阿鼻地獄に来ています!
≫162二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 14:12:22
ブラトラ「美味い、というよりなんか普通!でもなんか泣けてくるんだけど!なんで!?」
マクトレ「本当になぜですの……?私の家のカレーはこんな味ではなかったのに、懐かしさに涙が」
フクトレ「……わかった、これ給食だ。給食のカレーの味だ……」
テイトレ「学校、宿題……そうだ家に、家に帰らなきゃ」
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part235【TSトレ】
≫15二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 14:42:06
ならあげるね
凱旋へ
トレセン学園、曇天の下で練習場にて
僕ことサトノジャッジはトレーニングに励んでいた。
トゥインクルにデビューし、順調に勝ち星を上げ続けているがこれで満足はできなかった。
その理由は…
「まだやってたのね。…それもダートで」
キタトレが声をかけてくる、彼女からドリンクを受け取りつつ答えた。
「まだ足りないんだ、あの因縁の場所で走るためには。…何もかも」
ーーー僕がダイヤのトゥインクルを共に駆け抜けていた頃。
絶好調の彼女と共に海外遠征へ望んだ。
目標は凱旋門賞、世界有数の大舞台で今まで一人も日本のウマ娘が勝ててないレース。
ダイヤの仕上がりは最高で前走のレースでは一着をとれた、故に自信を持って挑んだ。
ーーー結果は大敗、ダイヤは掲示板外と終わり、それが理由で調子を崩した。
日本に帰ってきてもそれが原因で勝てない日々が続いた程だった。
最後は有馬で完全な復活をみせたダイヤだが、それは喉に刺さった小骨のように今も心に残っている。
ダイヤと僕にとって凱旋門賞は因縁のレースなのだ。
だから僕はトゥインクルを走ることを決めた際、最終目標を凱旋門と定めた。
あの日のリベンジマッチだ、取れなかったものを取りに行く。
そのために練習を続けていた。
16二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 14:42:27
「そう…後連絡よ、あのコースの改修作業が終わったわ。明日には使えるはずよ」
「…!そっか、これでようやく使える。」
「ウオッカちゃんの所が前に頼んで作った洋芝のコース、あれに急勾配の設置と植え替えがされてあるわ」
キタトレの発言に思わず固まる。
「えっ?それって…」
「ーーー凱旋門、貴方が目指すものよ。」
「!」
「元々私も海外遠征は考えてたから、ちょっとねじ込ませてもらったわ。それに私は貴方のトレーナーよ、手伝わせてちょうだい。」
「…ありがとうキタトレ。」
「いいのよ別に。さて、ミーティングをするわ。貴方も顔を出してくれる?」
「これからのレース計画を話すつもりだからね。ダイヤちゃんもいるし、そこで考えましょう。」
「…うん、わかった。」
歩き出すキタトレに僕もついていく。
ーーー曇り空はいつの間にか晴れ出していた。
≫152マーチトレ書いた奴21/10/15(金) 16:14:59
9話
俺は探した。マーチがいる場所を。
でもそれは案外早く見つける事ができた。
練習コース。そこでマーチは、
一人でトレーニングをしていた。
「マーチ!」
「…トレーナーか…
なかなか顔を見せないから、
てっきりもう来ないのかと思ったぞ?」
「…」
「ここに私がいるのが不思議か?
カサマツに帰るからって、
トレーニングをサボる理由にはならないからな。」
「…なぁマーチ、少し俺の話を聞いてくれるか?」
「…?どうしたんだ?そんな改って。」
153マーチトレ書いた奴21/10/15(金) 16:15:22
「俺、中央のトレーナーになるのが夢だったんだ。」
「それでさ、中央のトレーナーライセンスを手に入れる為に、全力で勉強した。」
「けど…落ちた。」
「3年間…落ち続けた。」
「…それは」
「それだけの時間を使って、やっとトレーナーになった。
なのに俺は、
俺のところに来てくれたウマ娘達を、
誰も勝たせる事がなかった。」
「掲示板に入るのがやっとなぐらいで、
重賞なんか、一回も取った事がない。」
「…正直諦めていた。
俺には才能が無いのがはっきりわかったから。」
「!そんな事はな「でもそんな俺の前に、
マーチ…君が来てくれた。」
154マーチトレ書いた奴21/10/15(金) 16:15:49
「!」
「普通さ、みんな負け続けてたら諦めてしまう。
仕方ないと思うんだ、俺もそうなっていたから。
でも…君は違った。
何度負けても、君はずっと諦めたりなんかしなかった。」
「…最後のレースでも、諦めきれないから
今もそうやって、トレーニングをしていた…そうだろ?」
「…それは…」
「何もかも諦めていた俺には…
そんな君が、マーチが、とても輝いて見えた。」
「私…が…?」
「やっと…やっとわかったんだ。
こんな身体になって。
この気持ちが強くなって。
色んな人に教えてもらって。」
マーチに向き直る。
「俺はそんなマーチに、夢を賭けたい。」
「俺はそんなマーチが、一着を取るのが見たい。」
「俺はそんなマーチを、側で支えていきたい。」
「だから俺は…そんなマーチを…
こんな俺を…信じる、そう決めた。」
「トレーナー…」
その声はどこか震えていた。
155マーチトレ書いた奴21/10/15(金) 16:16:29
「だからさ、マーチ。俺を信じてくれないか?」
「こんな才能も実績も何もない俺だけど、
絶対にマーチを勝たせるから。」
俺は、マーチに手を差し出す。
「…こんな私でいいのか?
レースで勝てないくせに、諦めが悪くて…
走る理由もわからなくなった…そんな私で…」
「そんな君がいいんだ。」
「…本当に、貴様は大馬鹿者だ。
わざわざこんな私を信じるのだから。」
「わかった、トレーナー。
貴様を信じる。次のレースは絶対に勝つぞ!」
マーチは差し出された手を握り返した。