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目次
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part156【TSトレ】
≫77ロブトレヒロイン概念21/10/05(火) 23:41:46
シニア期有マ記念・遅咲きの英雄
天皇賞秋、ジャパンカップ、そして秋シニア三冠最後の冠、有マ記念。
寒空の下、天気は晴れの良馬場。中山レース場には多くの人々が押し寄せていた。
秋シニア三冠、この偉業を成し遂げる英雄の姿を見るために。
今、今年最後の闘いが始まる……
─────────────────
『年末の中山で行われる夢のグランプリ、ここに新たな夢は叶うのか』
『一番人気はこの子、ゼンノロブロイ。天皇賞秋、ジャパンカップと制し、最後の有マ記念でも偉業を達成し得るのか!』
ターフに足を踏みしめる。
それと同時に歓声が沸き上がる。
誰もが私に期待をしている。
どんな走りを見せてくれるのか、秋シニア三冠という偉業を見せてほしい、勝ってほしい……。
ああ、これがかつての英雄たちが受け続けてきたもの。
もしも負けてしまったらどうしよう、皆が期待するような走りを見せれなかったら、上手くいかずにその期待を裏切ったら……。
重く、辛く、苦しい……。
こんな重責の中を走り、そして結果を出してきたのが英雄たち、物語の主役のようになる、ということはこの重責を跳ねのけて私自身の走りを見せること。
これが、こんなにも重たいものだなんて、知らなかったです。
78ロブトレヒロイン概念21/10/05(火) 23:42:27
『私はどれだけ離れていても貴女の傍にいます』
ふと、そんな声が聞こえました。
『私は貴女と共にこの戦場を駆け抜けます』
それは、トレーナーさんの声。
私の傍にずっといてくれる、私の帰りを待ってくれている愛しい人がいる。
そっと、足に巻かれたミサンガに触れる。
トレーナーさんの綺麗な艶のある黒毛のミサンガ。
それは、ずっとあなたの傍にいる、という誓いでもありました。
いる場所は違う。ターフという戦場にいる私と、観客席で私の帰りを待つトレーナーさん。
それでも、確かに感じられます。トレーナーさんが傍にいることが……。
視界が、晴れる。
どれだけの重く感じても、トレーナーさんが一緒にいてくれる。傍で支えてくれる。
だからもう、怖くない。
『さあ、各ウマ娘ゲートに入りました……』
ゲートに入る。他のウマ娘たちからの負けられない、という気持ちが伝わってくる。
そのウマ娘たちの中には私が宝塚記念で負けた子もいる。
どの子も、勝ちたい、勝って輝きたいんだ。
その気持ちは、痛いほどわかります。それでも、私には……
「私には、トレーナーさんがいます」
周りの声は気にならない。周りの子たちの思いや圧にもくじけない。
トレーナーさんが勇気をくれる。
愛する家族や大切な友達、そして私のヒロイン、私だけのトレーナーさん……。私を、見ていてください。
79ロブトレヒロイン概念21/10/05(火) 23:42:46
ガコンッ
『スタートです!』
一斉に駆けだす。
それぞれのウマ娘たちが自分のベストポジションにつこうとしている。
それに私を意識しているのだろう、私にマークしている子たちもいます。
でも、そんなの気になりません。
足が、すごく軽いのです。
今までこんなにも足が軽いことはなかった。
特にG1のレースを走る時は何時だって緊張感があった。
なのに、今の私はとても軽く感じます。まるでペルセウスの翼のあるサンダルを履いたかのように、私自身に大空を羽ばたく翼が生えたかのように。
「これなら、行けます!」
『おっと!ゼンノロブロイ、早くも二番手です。シュンサクキセキと一緒に行っている!』
80ロブトレヒロイン概念21/10/05(火) 23:43:10
『おっと!ゼンノロブロイ、早くも二番手です。シュンサクキセキと一緒に行っている!』
普段のロブロイであれば中団に待機して最後にその末脚で差し切る『差し』。それに対して今回のロブロイが選んだ作戦は『先行』。
普段と違う走りに不安に思う人々の声も聞こえる。
だが、大丈夫。ロブロイの顔を見ればわかる。今の彼女なら、普段と違う作戦でも……。
「ロブロイちゃーん、頑張れー!」
「ロブロイさん、頑張れー!」
ふと、後ろの席から聞き覚えのある声が聞こえる。
振り返ってみるとそこにはロブロイの友達であるハルウララとライスシャワーだった。
二人ともロブロイのレースの時は来れるときは必ず来て応援してくれている。
レース後にはみんなで沢山語り合ったりしており、ロブロイもとても喜んでいる。本当にロブロイには良い友人ができて嬉しく思える。
「あ、ロブロイちゃんのトレーナーさんだ、こんにちはー!」
「あ、こ、こんにちは、ロブロイさんのトレーナーさん」
「こんにちは、二人とも今日もロブロイの応援に来てくれたのですか?」
「うん!特に今日は有マ記念だもん!見にきちゃうよ!」
「ええ、ですので私も見に来て問題ありませんね」
「え、この声は……先生!!」
81ロブトレヒロイン概念21/10/05(火) 23:43:56
ウララの後ろからスッと現れたのはシャンとした佇まいの女性、ハルウララのトレーナー、そして私にとっての先生でもあった。
「そんなに驚かないでください。それよりも今はあなたの担当のレースです。ロブロイに今回は先行策で行くように指示したのですか?」
毅然とした態度でたしなめながら、私に問いかける。
これは一つの教育なのかもしれない。だけど考えることなどない。
「いいえ、先行策にするよう指示はしていません」
「では、今の彼女は慣れていない走りとなりますが、あなたはどのように考えていますか?」
「問題ありません。今の彼女なら先行策でも問題なく走れます」
「……よろしい、良い顔になりましたね、ロブトレ」
そう言うと、柔らかな微笑みと共に隣の席に座った。
こんな風に明確に褒められるのは、初めてでした。
「え……先生?」
「今のあなたを見ればわかりますから。よい担当を持ちましたね」
「……はい、先生……」
先生にそう言われて、認められたように感じられた。
ロブロイとともに、この先生に認められたのだ、と……
「二人とも―!ロブロイちゃん、頑張っているよ!話してないでしっかり見ようよー!」
「ロブロイさん、頑張れ……」
「そうですね、話はここまでです。あなたのウマ娘の走りを見ましょう」
「はい、先生……」
改めてロブロイの走りを見る。
ロブロイ……違う場所にいても、あなたの戦いには私が傍にいます。ただ、あなたを信じています。
82ロブトレヒロイン概念21/10/05(火) 23:44:15
駆ける、駆ける、駆ける、駆ける
足が軽く感じられる。だから今回先行策に出ました。そして他のウマ娘たちを抜き去っていけました。
でも、目の前のウマ娘、去年の有馬記念や今年の宝塚記念で競り合い、そして宝塚記念では栄光を手にしたウマ娘、ステップセブン。
彼女が今回のレースのペースを作っている。早い、このままだと逃げきられる。
彼女の後ろ姿からは、絶対に前は譲らない、絶対に勝ってやる。誰にも、誰にも先頭を譲らせない!と言う覇気が伝わってくる
でも、それでも!
『第四コーナーカーブして最後に坂がある!ステップセブン先頭、ステップセブン先頭!そして緑の小さな影、ゼンノロブロイが来ている!さあ、200を切った、最後の坂だ!』
「はああああああ!!」
尽きそうなスタミナをそれでも、とターフを踏みしめる。
負けられない、このレースは負けられない!
私は誓ったんです。正月、再びこの有マ記念で今度こそ英雄になってみせるって。
お互いの勝負服を、この有マ記念で勝利を刻むって。
トレーナーさんと、二人で!!
それにクリスマスで周りからの期待に押しつぶされ、真っ暗な時にトレーナーさんが見せてくれた。
今、この時だって、私には、トレーナーさんが傍にいる!!
少しずつ、少しずつ、一歩一歩、踏みしめて
近づく、近づく、目の前の背中に
並びかけてくる、でも相手も負けられないって、抜けれない……まだ、まだ、抜けれない……
残り100m。
ここまで足が軽かったのに、重い、あと一歩が、重たいです。
遠い、あともう少しなのに、遠い。まるで真っ暗闇の中を走っているかのように……
ゴールが、見えない……でも……でも……
83ロブトレヒロイン概念21/10/05(火) 23:44:35
「それでも、私は!!」
ミサンガのついた右足を強く、強く踏みしめる。
トレーナーさんがついている、もう私は、見失わない!
真っすぐ、真っすぐ、トレーナーさんとともに、駆け抜ける!!
「私だって、物語の主人公に!!」
踏みしめた右足で、一気に!!
視界が晴れる。見える。見える!!今の私には、確かに見えます。
私の帰りを待っている愛する人の姿が!
私以上に私のことを信じてくれる、私を支えてくれる、一緒に戦ってくれる、最愛のパートナーの姿が!
その姿が、私に無限の勇気をくれるのですから!
『ステップセブン!ゼンノロブロイがかわすか!ゼンノロブロイかわした!ゼンノロブロイが勝った!ゼンノロブロイ!ゼンノロブロイだ!!』
目の前のステップセブンを抜き去る。もうこの先は、私だけの景色。
ゴールは目の前、でも私が見ているのはその先。
トレーナーさんと共にこの舞台で並び立つ姿。
二人で誓った、英雄の姿……。
84ロブトレヒロイン概念21/10/05(火) 23:44:52
『今、ゼンノロブロイがゴール!!秋シニア三冠という偉業を達成しました!!』
もう、実況の声も聞こえない。
スタミナに自信があるのに、もうそのスタミナも残っていない。
それでも、私は迷わない……真っすぐ、前へ……。
トレーナーさんのところへ……。
ふらっ……身体が、倒れそうになる……。
このままじゃ、トレーナーさんのところに、戻れなく……
「ロブロイ、お帰りなさい……」
倒れそうになる私の身体を優しく包み、一気に止まろうとするのではなく、少しずつペースを落としながら共に走ってくれる人が……
ああ、分かります。どれだけ暗闇の中であっても、必ずわかります。
「トレーナー、さん……ただいま……」
二人で少しずつペースを落として、ようやく、止まる。
ああ、私は、帰ってきました。最愛の人のところに……。
沢山の声援に囲まれながら、ただそのひと時を楽しみます。
お帰りなさい、ただいま……
その一言だけで、十分です。
その一言が、私が物語の主役になったことをはっきりと伝えてくれましたから……。
85ロブトレヒロイン概念21/10/05(火) 23:45:27
秋シニア三冠という偉業、これをもって彼女は人々より英雄と認められた。
どれだけ周りから見られてなくても、どれだけ期待されてなくても、それでも彼女たちは一歩、一歩、歩みを進めてきた。
華麗な英雄たちとは違う、美しい走りも、劇的な演出もない。
それでも、その歩みは、その偉業は見ている人々を認めさせた。彼女は英雄の一人だと。
だが、何よりも彼女自身が英雄へと至ったと確信したのは、
万雷の拍手と喝采でも、秋シニア三冠という偉業でも、レコードをたたき出したことでもない。
愛する者からのたった一言によって、彼女は英雄と至ったのだ。
という訳で、以上になります。駄文、失礼しました
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part157【TSトレ】
≫125二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 01:13:44
下腹が疼く。
それを性慾と認識できたのは、果たして私が若返ったせいか、それとも我が世紀末覇王、テイエムオペラオーのちょっとした余興故か。
「撫でてあげよう。ボクの最高の黒子の為に」
思わず足を下げ、顔を赤らめてしまったことを後悔した。
気に障ったかと困ったような笑顔を向けるオペラオーに、違うのだと首を振る。
顔が熱い。頬が上気し、私は歳も忘れてぺたりと座り込んだ。
「違う、違うよ。私は決して、君の施すことに不快感など覚えない」
「ならばどうして拒むんだい。このボクの美しき御手に触れられるのが、そんなに畏れ多いことかな」
「今はいけないんだ……今は。今宵だけは」
あってはならないことだ。
主人に懸想する召使いなどではない。主人に発情する犬。それが今の私に相違ないのだ。
美しく刻む時を見守りたいという想いは何処へ失せたと理性が叱責する。
「すまない、すまない……15分だけ、時間をくれ」
「トレーナー君っ!?」
情動の正体がテイエムオペラオーへの情慾であると気づいた時、私の自己嫌悪は遂に情慾と同等に達した。
急いで走り去り、厠に閉じこもって胃の内容物ごと全ての情を解き放つ。
胃の腑が腐ったような気持ちでいっぱいになった。
126二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 01:14:37
「戻ってこないかと思ったよ、トレーナー君」
「……いや、本当に面目ない」
口と顔を濯ぎ、青褪めた顔で戻ってきた私を、テイエムオペラオーは珍しく拗ねたように受け入れた。
私は素直に頭を下げる。彼女にしてみれば、自身の行為をまるで生理的に受け付けないかのように拒んだと見えるだろう。申し訳ない気持ちで尻尾も耳も垂れた。
「まあいいさ。
大方、ボクが赦すと際限なく堕落すると、己を律したのだろう?」
どきりと心臓が跳ねる。
この見透かすような思慮はどこから来たのだろうか。
オペラオーは唯一私に遠慮しないが、今この時ばかりは、それが辛い心境であった。
しかし、包み隠さないと出逢いの時に誓ったのは私だ。
観念して彼女に向き直り、頭を下げる。
「ああ、そうだ。
恥ずかしながら、私は年甲斐もなく生娘のような面持ちで、君に際限なく慕情を押し付けるところだった。
この様な有様で、どうして黒子が勤まろうかと反省していたんだ」
「その奥ゆかしさは時折もどかしく感じるね。
委ねたければ委ねればいい。君も今や、ひとりのウマ娘なんだから」
咄嗟に尾を抑えつけた。
腕を広げるオペラオーを手で制し、紅潮する顔を抑える。
127二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 01:15:27
肉体と精神は結びついているという。
ならば若返り少女となった者の心が、乙女に寄らぬ道理もなし。
だが、こればかりはどうにも受け入れ難いものがあった。
齢40も伊達で徹した男が、酸いも甘いも噛み分けた年寄りが、今更年頃の娘に言い寄られ、顔を赤らめ蹲るなど!
「赦さないでくれ……!」
「それは進退窮まった答えだね、トレーナー君。
どう転んでも恥辱の責苦に遭う流れじゃあないか」
だが、ああ、構わないよとオペラオーが笑う。
呆然と見上げる私の顎を、ついと彼女の指が捉えた。
「君が君として立つ晴れ舞台は、ボクが用意してあげよう……
愉しみだろう、トレーナー君?」
ぞくぞくと泡立ち熱の迸る背に、つうと汗が流れる。
古めかしい倒錯の不条理劇が、幕を上げようとしていた。
128二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 01:16:18
「……ということがあったんだよドトウ!
いやあ、トレーナー君にも可愛いところがあるね!」
「はわわわわ、はわわわわわわ……!」
翌日。いつにも増してご機嫌なオペラオーは、盟友メイショウドトウに昨晩の出来事を高らかに発表していた。
「さあさあ、次の夜はどんな台詞を唱えようかと考えに考えているんだ!
君ならどうする、ドトウ?」
「はわあわはわわわ……」
「成程、ハワイアン! いいじゃないかドトウ!
トレーナー君、どう思う!?」
「ドトトレ君、ドトトレ君。
そのフード付きコート、貸してくれないか」
「……いや、自分でなんとかしてくださいよ」
私は悶え苦しみながら、銀の盆で顔を隠し、縮こまっていた。
オペラオーに隠し事はないとはいえ、あまりにも無体な仕打ちである。
129二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 01:16:48
「……というか、そんな欲求あったんですね……」
「気の迷いなんだ。本当に」
月が昇っていたからだとか、妖精が惑わしただとか、三女神が与えた試練だとか。
言い訳をしながら、私は一度火をくべた櫓を必死で抑え込んでいる。
果たしてこの黒衣を剥ぎ取られ、白日の下に晒される時に、私は平静でいられるだろうか。
「……黒子でいさせてほしいんだ。
隣で笑うには、眩しすぎる……」
せめて彼女の演目を穢さぬようには振る舞いたい。
しかしその為には、暫しの時間が必要だと薄々感じていた。
うまぴょいうまぴょい
≫144寝巻デジトレ1/221/10/06(水) 01:24:53
夜、アタシこと、アグネスデジタルはトレーナーさんの部屋に来ていた。
元々はここ最近のトレーナーさん達のウマ娘化現象によって、数え切れない程の尊みを摂取したアタシは次に出す新刊の相談をする為なのだが、外が大雨なので雨宿りする為にトレーナーさんの部屋で過ごしていた。
使いたいネタが多すぎて纏まらず、色々話している内に気が付くと門限を超えてしまっていた。
慌てて帰ろうとするアタシをトレーナーさんが引き留める。
「寮には連絡しておいた。今夜は止まって行くって」と言ったトレーナーさん。
何故そんな事をしたのかと聞くと、話に夢中になって夜まで続くと思ったからと、アタシと一緒に寝たかったからと言われた。
トレーナーさんは変な事はしないだろうから一緒に寝る事はいいのだが、ウマ娘化したトレーナーさんと同じ部屋で寝るとかアタシの心臓が持たない。断ろうと思ったが、外は変わらず大雨で止む気配は無い。
トレーナーさんが予め寮に連絡してたのもあってか、結局この日は泊まる事になってしまった。
145寝巻デジトレ2/221/10/06(水) 01:25:49
順番にシャワーを浴びて寝る支度をするアタシ達。寝巻が無いのでジャージ姿で寝る事になったアタシをよそに、服を脱いで着替えるトレーナーさん。
(いやいや待って待ってトレーナーさんの生着替えとかあたしを殺すですか⁉殺されなくても勝手にしますよ!)
トレーナーさんの身体は綺麗だ。
トレーニングを積んでいるためウエストは引き締まっており、腹筋も綺麗に割れている。
脚も程よく筋肉が付いていてすらりと長い。胸やお尻はあんまり大きくないが、その分全身に目が行くから、バランスの取れた女性らしい流線型のフォルムがとても美しく、まるで芸術作品のよう。
(そろそろ着替え終わるぞ……耐えろデジたん!)
着替え終わったパジャマ姿のトレーナーさんの衝撃に備えていたが……ダメでした。
凹凸が控え目なので一見すると平坦なパジャマ姿に見えるが、細身のシルエットとやや小さめのお胸がパジャマの下から主張していて、なんとも色っぽい。
下ろしたさらさらの青毛の髪に隠れた鎖骨がちらちら顔を出しているのもまたエロい。
細身だからこそ出せる色気についにアタシの頭はのぼせ上がってしまい、思考に靄が掛ってマトモに思考出来ないが、トレーナーさんから目を離す事が出来ない。
トレーナーさんがこちらに近づいて来る。
ああ、ダメです。これ以上近付かれたら……アタシ……しんじゃう……♡
結局、その日はそのまま失神してしまった。
朝起きるとトレーナーと一緒の布団で寝ていて(服は着てるよ)至近距離でトレーナーさんの顔を見たアタシは二度寝ならぬ二度失神をするのだった……
≫163二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 05:56:33
昨日ついでに投げようとして忘れたヤツを今のうちに…
『オタコン、あのケツがデカいやつはなんだ』
『あれはケツのカフェトレだね』
『ケツのカフェトレ?』
『あぁ、カフェトレは2人いるんだ、彼女はその1人、ケツがデカいからケツカフェさ』
『なるほど…で、強さは?』
『子供の頃にエアガンを使って遊んでたみたい、君の方が実力は上だと思うよ。それに身体能力も…』
『あっ!』
『えっ!?どうしたのスネーク!?』
『…ケツのカフェトレがコケた』
『……まぁ気を付けてあげて、スネーク』
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part158【TSトレ】
≫61二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 08:18:44
スズトレ「あの、ネイトレさんが購買で買ったっていうぬいぐるみなんですけど」
ネイトレ「お、アレもう買えましたか?多分もう4個ぐらい残ってたと思うんですけど」
ルドトレ「……全然見当たらなくて。販売店さんに聞いてもそんなの取り扱ってないし、そもそも朝には購買開けてないって」
ネイトレ「……え?」
「ヤァ」
テイオー「最近のぬいぐるみってすごいよねー。どこにスピーカーとか入ってるんだろ。……ねえネイチャー、分解していい?」
ネイチャ「絶対にダメ!!!」
「カカラスゾー」
ネイチャ「え〜それはやめてよー」
「ワカッター」
マックイーン「それにしてもいろんな録音パターンがありますのね……フフッ。たしかに真正面から見ると、フフフ」
テイオー「うんうん!マヌケって感じー!」
ネイチャ「分かってないなーテイオー様は。こういうのがブサカワって言うんですよ?」
≫73二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 08:34:50
朝ごはんよ!
こんにちは!新人トレーナーです!
今日は唐揚げを作ったので!先輩方にお裾分けに行きます!
因みに味付けはザ・ソースです!一瓶ぶち込んでやりました!お得な使い切りタイプです!
ムム!マクトレ先輩と...あれ?テイトレさんじゃない?あれはタマトレ先輩じゃ無いですか!珍しい組み合わせですがまあいいです!タマトレ先輩は初見ですから食べてくれるでしょ!御見舞しにいきます!
先輩方!唐揚げ作ったんですけど如何ですか?
パクパクデスワ!
ヒトツモラウゾ.....オイシイゾ
──────────
マクトレ「今回は普通でしたわね、お腹もくだしませんし」
タマトレ「普通?あの激辛が?傷つけると悪いと思って美味しいと言ったがあれは人が食うものじゃねぇぞ?」
マクトレ「そうですか?」
タマトレ「...」
───────
宴 縁側にて
パクパクデスワ!ゴクゴクデスワ!
テイトレ「出来上がってるね、ツマミ貰ってきたけど食べる?」
イタダキマスワ!オイシイデスワ!
テイトレ「美味しいか...マクトレ、それかなりしょっぱい筈なんだけど感じなかった?」
マクトレ「...いつから気づいてた?」
テイトレ「誰かさんから唐揚げの話を聞いてね」
マクトレ「ドベトレの件以降...他にも有るが特に味覚がな...。誰にも言うなよ?とくにマックイーンには」
テイトレ「判ってるよ、さて、あまり長居すると勘付かれるから俺は戻るよ...」ムリハスルナヨ
マクトレ「判ってるよ」
ミナサンオサケガアマッテマスワヨ!ノマナイナラモライマスワ!ゴクゴクデスワ!コレガイチバンデスワ!
うまぴょいうまぴょい
≫83二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 08:44:33
────目覚めよ
────目覚めよ
タイトレ「はっ、ここは?」
一面の青空、優しげな風の吹く雑木林にタイトレは横たわっていた。
「目覚めたか」「待っていたぞ」
タイトレ「なんだあんたらは、ここはどこだ?」
「ここはお前の心象風景。そして私たちは、レフト、ライトと呼んでもらおう」
タイトレ「なるほど……なんでおれを呼んだんだ」
レフト「今お前に重大な危機が訪れようとしている。それを私たちは感じ取ることができる」
ライト「心して聞け」
タイトレ「ゴクリ……」
レフト「ナイトブラがずれてるの辛いなんとかしてくれ」
タイトレ「ナイトブラ」
ライト「ズレは良くない胸に良くないんだ。頼んだぞ」
タイトレ「わ、わかった!」
タイトレは起きてずれたナイトブラを直してまた寝た。
ライト←右乳の妖精
レフト←左乳の妖精
≫134二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 09:07:43
「女神解体ズを連れてきたよ!」
「女神解体ズ!?」
「ブルトレ」「ここでセイトレの転倒を背中で受け止めます」
「ガンギマリ解体業者」「女神像を撤去できなければ社員一同切腹してお詫び申し上げます」
「ブチギレルドルフ」「女神を……一筆抹殺する……!」
「トム・クルーズ」「マーヴェリック、FOX3」
「刃皇」「トレーナーを曇らせる悪い女神は、懲らしめてやらないとねぇ…!」
≫154二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 09:14:27
多分深夜テンションの産物なので細かいところは気にしないで笑って許してください
この夏、ヤツが目覚める
(壮大なBGM)
「なんなんですの!?あんなのと戦えですって!?」
「頼む、お前しかいないんだ!」
「こんなのおかしいっすよ…夢に決まってるっす」
「ウワーッ!!もうダメだーっ!!」
「バカねウオッカ…信じて待つしかないのよ」
「ワケワカンナイヨー!」
蟷螂獅子龍(カマキリライオンドラゴン)〜目覚める龍殺し〜
乞うご期待
「魔剣完了…やってやりますわ」
7月97日公開!デン!
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part159【TSトレ】
≫27二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 09:43:55
前スレの見て続編の予告作ったから見て
──この冬、ヤツが蘇る
(荘厳なBGM)
「ホギャー!モウダメデスー!」
「結果は言わんでいい、分かる……"大凶"だ」
──その躯体、鋼に満ちて
「参ったね……まるで文字通りの機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキナ)じゃないか」
「ああ、それも飛び切りナンセンスな、ね」
──その双眸、絶望に沈む
「どうしようお姉ちゃん!このままじゃ、カワイくないよぉ!」
「……ここまで、なの?」
蟷螂獅子龍(カマキリライオンドラゴン)〜異次元への来訪者〜
12月48日公開!デン!
「計算終了……ロジカルにいきましょう」
≫35シチトレ幻覚マン21/10/06(水) 09:46:49
駄文失礼します。
「サンダーボルト」
ウマ娘となった1週間後、私はトレセン学園に戻ってきた。戻ってきてから最初にしたことといえば、身体のあらゆる検査とウマソウルの所在を調べる事だった。
これは今後の生活にも必要なことで、ウマ娘化したトレーナーの中には、ウマソウルが顕著に現れている者、表に出てこず影響の少ない者、そもそも出てくるほどウマソウルが強くない者など、色んなパターンがある。
パターンによって、身体へのアプローチも違うため、まずは検査をして確かめる必要がある。ちなみにだが、もしウマソウルが強く出ていた場合、その場でウマ娘としての名前がわかることもあるらしい。そんなこんなで、私は少し緊張した気持ちで、検査をうけていった。
「え〜と。ウマ娘前の名前がアキラ、さんだっけ?」
「はい、そうですけど…」
「じゃあ、そう呼ばせてもらうね。アキラさんの検査の結果なんだけど…」
「貴方の場合、身体より精神に大きく作用している。特にドラムが叩けなくなってるのが1番大きいね。」
「それらの状況を含めて、ここで下せる判断としては…」
「顕性、されど要観察だね。」
36シチトレ幻覚マン21/10/06(水) 09:47:37
医者の話を要約するとこうだった。
1、私の身体には、大きな影響が現れているため、顕性自体には間違いはない。
2、しかし以前の特技がこのような形で出来なくなっているのはおかしいし、性自認がやたら早すぎる。
3、こんなケースは例をみないので、本格的なレースでのウマソウルの覚醒による影響を観察したいというのもあり、要観察とした。
私としては今後はトレーナーとドラマーの2本を積極的にやりたいというつもりだったが、"その片方は、頻度が減るし"、ドラムだって見通しがついていない。練習は欠かさずしているが、如何せんこの身体では昔のよしみでのバンド演奏は不可能だ。それは、経験値の稼ぎ方の圧倒的不足を意味する。そんなことでは、ドラマーとして復帰するのに何年かかるのか…
だから、レースの世界に足を踏み入れるのは、吝かではなかった。新しい世界を見てみたい、というより私からドラムを奪ったやつがどんなやつなのか、見てみたいという気持ちではあったが。
最後に医者は、
「別に今のままでも充分生きていけるだろうから、レース参加は無理強いしない。」
「ただ、この名前な以上は注目されるでしょう。」
「重圧に感じるなら名乗らないのも方法のひとつだとは思います。」
「自分でよく考えて、決めてください。」「はい、これ今回の書類ね。」
そうやって渡された書類の1番最初には、10文字の私のウマ娘としての名前が載っていた。
(最初の4文字がなければ気楽なのになぁ。)そう、本当に心底思った。
以上です。ありがとうございました。
≫50二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 09:58:49
よく俺は影が薄いとか、無個性とか、地味とか、パッとしねえとか、まあよく言われる。
そんな俺なので目立つ立場というのがよくわからない。
羨ましいとは思うが、どうなったらそうなるのか実感がない。なのでぼんやりと想像するしかできないのだ。
「えっと……今日はよろしくおねがいします」
「こっちこそ! いい感じにやり過ごしましょう!」
「あ、やり過ごすんだ……」
「はい! 面倒なので!」
つまり俺ことダイワスカーレットのトレーナーは、めちゃくちゃ目立つ美人となったナイスネイチャちゃんのトレーナーさんがどういう想いで悩んでいるのか、全然わからないのである。
52二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 09:59:27
オペトレさんが報道機関を制御する為に始めた、報道機関とトレセン学園相互に配信するという企画で、インタビューの対象に選ばれたのが俺とネイトレさんだった。
めちゃくちゃ目立つネイトレさんに対し、俺はめちゃくちゃ目立たない。
こういうのは同じく美人のシチトレさんが片割れの方がええんちゃうかと上司であるオペトレさんに聞いたが、「君だからいいんだ」とよくわからない太鼓判を押されてしまった。何がいいんだろう、わからん。
「まあカメラに多く映るのはネイトレさんだと思うんで、俺はサポートですかねえ」
「やっぱり……そうなりますよね」
「そうなっちゃいますねえ。俺はホラ、目立たないから」
気が重そうなネイトレさんに、俺はどう声をかけるべきか首を傾げる。
俺もスカーレットも目立ちたい思いはずっとあるので、「目立ちたくない」という感情はよくわからない。
「目立つなんて、いいことじゃないと思います」
「そうなんです?」
「そうなん……えっ?」
「えっいや、俺、生まれてこの方、目立ったことなんてないから……目立ちたいなあ、とは思うんですけど」
きょとんとするネイトレさんを見て、徹底的に立場が違うんだなあと痛感する。
ネイトレさんは目立つことで苦労を味わったトレーナーさんなのだ。
その気持ちを慮らず、ただ羨ましいと思うのはどうなんだろうか。同じ境遇の、同じトレーナーとして。
54二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 10:00:19
「あ、そうだ。じゃあ俺に、目立つ権利ください」
「え?」
「ネイトレさんの言いたいことを、俺が代わりに伝えれば俺にもカメラが向くでしょ?」
つまり、通訳みたいに振る舞うのである。
報道陣が好奇の目で掛かったとしても、一旦こっちで受け答えをすれば落ち着くかもしれない。
そう提案すると、ネイトレさんは安心したように小さく吹き出した。
「なんだか、ネイチャと話してるみたい」
「えーっ、そうかな。俺よりもネイチャちゃんの方が可愛いじゃないですか」
「それはそうですね」
「オレモホメテ……」
取材が始まるまで、一頻りネイチャちゃんの話で盛り上がる俺達。
時間になる頃にはけっこう打ち解けられていたが、緊張した様子のネイトレさんを見て、俺もちょっと頑張ることにした。
55二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 10:00:58
「……なので、トレーニングには支障がなく、私どもも新たな視点を得たことで新しいトレーニング方法を採用するに至っています」
シャッターの雨あられは、俺にはまるで遠い世界の出来事のように感じていた。
案の定、俺には殆ど質問が来ることがなく、その大半はネイトレさんに対しての質問だった。
それを度々ネイトレさんから「やり過ごしたいです」「適当に答えてください」と耳打ちされ、俺もそれに応えて適当に答える。
こういうスキルはオペトレさん仕込みで、記者が納得してくれる答えを事前にネイトレさんと打ち合わせして用意していた。
「私生活は大きく変わったということですが……」
「はい。やっぱり人間からウマ娘になると色々力加減が大変なんです。ウマ娘用の容器ひと揃え買って、私なんかは給料ひと月分吹き飛んだり……」
「……すいません、当たり障りなくおねがいします」
「……ネイトレさんはお洋服の寸法も変わったんで、お気に入りのブランドから合うお洋服を選び直すのに苦労されたそうです!」
とはいえ、そんなことを長くやっていると、段々ダストレは映さなくていいのだと考える記者も出てくる。
自然と報道陣のカメラがネイトレさんで固定される。そ
そんなことするなよ泣いちゃうぞ、俺が! と言いたいが、泣きたいのはネイトレさんの方だろう。
如何にも掛かり気味な、下品な眼差しがネイトレさんを捉え――。
「やはりその美貌だと、男も次の担当ウマ娘も選び放題ではないですか?」
それを遮るように、俺は立ち上がった。
56二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 10:02:01
「これは、私の意見ですが」
きょとんとした顔が、前からも後ろからも向けられる。
俺は後ろの顔にだけ、にへらと笑ってみせた。
「私達トレーナーは、担当ウマ娘のことを第一に考えています。
そしてネイトレさんはナイスネイチャさんと契約を継続しており、ネイチャさんを第一にお考えになるトレーナーらしいトレーナーです」
憎まれ役を買って出るのは本当に久し振りだ。
普段はスカーレットの手前やらないのだが、我ながらどうしてそうするつもりになったのだろう?
「男の趣味に関してはノーコメントです。そこまで深く話し込んだ仲でもありませんから。
ですが同じトレーナーとして、ネイトレさんがそのような軽薄な方だと判断されるのは心外です」
多分それはきっと、平行線を辿ってきたから。
決してお互いに理解ができない境遇だから、お互いに尊重ができるのだろう。
「彼女は三冠バのトレーナーで、俺はトリプルティアラのトレーナーだ。
そのくらいの自負はあると、わかってくれないか」
だから今だけは、俺だけが矢面に立つことが赦されるのだ。
平行線の冠、トリプルティアラのトレーナーとして。
57二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 10:02:44
青い顔をした記者からお詫びを受け、俺は彼と和解の握手を交わして席に戻る。
後で連絡先を聞き出してフォローしておこう。彼にだって禊は必要だし、そういうのも俺の役回りだろうから。
「すみません、じゃあ質問を再開して……」
そう言った矢先、ネイトレさんがひょいと俺を持ち上げ、膝上に置いた。
報道陣と俺の脳がバグった。多分生放送を見ていたみんなの脳もバグった。ナンデ???
「お、おぅ……ネイトレさん?」
「……あっ、す、すみません。ネイチャかと思って……」
「いや俺はトリプルティアラで三冠じゃないんですよ。あっれ抜けない! ナンデ!?」
おそらく反射か習性で、俺はぬいぐるみのようにネイトレさんに腰を抱きしめられ身悶える。
そういえば俺とネイチャちゃんの身長と3サイズはほぼすべて誤差2センチだったりする。髪色も栗毛と鹿毛で似たようなものだ。
だから雰囲気が似ていて、それでネイトレさんが甘えたモードになるのかも。いやそんなことある???
58二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 10:03:36
「すみません、すみません。記者会見はここままで……」
「いやダメでしょ、めちゃくちゃ嬉しいけどダメでしょこれ!
あっヤバい八方睨み感じる! 魅惑のささやき感じる!!」
掛かる、掛かるからこれ! という悲鳴と共に配信は終了し、ネットでは「トレーナー同士の百合営業とか新しいな」とか好評だか不評だかよくわかんないノリで受け容れられた。
ちなみに案の定ネイチャちゃんは拗ねてしまわれらそうだが、お詫びの高級プリンを持ってアルゼンチンバックブリーカーをスカーレットから受けながらやってきた俺がドアにぶつかるサマを見てネイトレさん共々噴き出して事なきを得た。つらい。
うまぴょいうまぴょい。
≫114二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 10:33:10
────これはまだ、私が最初にトレーナー君を手に入れようと監禁する前の出来事。
『ルドルフ、突然だけどドラッグストアなり購買なりでその、ナプキンを調達してくれないかな』
何があったのか察した私は、取り急ぎウェットティッシュと自分のものを手に取り走る。
行き先は勿論トレーナー君の部屋。
そうして、鍵のかかっていないドアノブに手をかけ、開ける。そこにはシーツに出来た赤い染みと、私が来たことに安堵するトレーナー君であった。
「トレーナー君、とりあえず持ってきたが……具合は?」
「ちょっと気分が悪いけどそれ以外は大丈夫かな」
「……そう、か」
成程、確かに問題なさそうだ。
「ルドルフ、ありがとう。やっぱり君は頼れるよ」
────その笑顔を私一人の物にしたいと願うのは、どれだけ罪なのだろう。
その後、失敗の後始末は二人でやった。
≫178二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 11:01:11
オリジナルモブウマ娘注意
こんにちは、私はトレセン学園中等部ナリタトリエステです!
「今からこの書類を職員室に届けて…わっ!」
考え事に耽っていた私は前から歩いて来ていた人に気づかずぶつかってしまいました。
「いたた…すみません!」「あら、大丈夫かしら?」
黒色の髪とウマ耳、尻尾と吸い込まれそうな黒色の瞳「もしかして…キタトレさんですか!?」
「ええ、そうですよ。貴方はキタの同級生ね。」
「はい、私はナリタトリエステって言います!」
この人はキタトレさん、クラスメイトの中でもたまに名前が出る人で珍しいウマ娘のトレーナーさんです。
優しい人でも有名で彼女に憧れる子もいるとか。そんな彼女と初めて会いましたが…
(うわ…胸すごい…)
学園どころか外を見ても殆どいないであろうそのサイズ。正直そこまで大きくない私は羨ましいです。
なんとも言えない目をした私に気づいたのか
「ん、もしかして。…私の胸、気になる?」
「…はい」
「いいですよ遠慮しなくて。これでしょう。」
動く度に揺れるそれを見つめる。すると…
ポスンッ
柔らかい感覚が顔を包む。上から声がする
(え…あれ、私抱きしめられてる!?)
「ごめんね急に、ちょっと疲れてるように見えたから」
豊満な胸につつまれた状態で聞かれる。少し回らなくなった頭は思わずいってしまう
「…そうです。最近寝不足で…」
「そっか、折角だしこのまま寝るかしら?」
「でも…書類が…」
「大丈夫よ、代わりに届けてあげるわ」
「…あ……すみません…」
「いいのよ別に、だからおやすみ…良い夢を」
暖かい感覚の中、私は眠りにつきました
180二次元好きの匿名さん21/10/06(水) 11:02:02
「あれ…」
起きた時、私はベンチに寝かされてました。
ブランケットがわりにかけられた薄手のコートを手に取り匂いを嗅ぐ
(いい匂い。落ち着く匂いだ。)
ふわふわした感覚のまま、先程の感触を思い出す。
眠気も消え、調子も良くなったような気がしました。
(後で返さなきゃ…また会いたいな)
「えへへ~」
ふにゃりとした顔で私は笑いました。
駄文失礼しました
トリエステちゃんのようになった子も多いはず
キタトレさんは基本優しいし機微もきくので…
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part160【TSトレ】
≫16シチトレ幻覚マン21/10/06(水) 11:13:20
駄文失礼します。
雨の降る6月の梅雨の夜。私とシチーは、晩ご飯の準備をしていた。ウマ娘になってからというもの、食べる量が極端に増えたためエンゲル係数の高まりに頭を抱える日々である。一応、トレセンから食事補助が出ているが、それでも痛いものは痛い。けどまあその分、シチーの喜ぶ姿を目の前で見れるのは眼福といえるので、殆どそれでチャラだ。
私が調理を続けていると、インターフォンが鳴った。
「ごめん、シチー!ちょっと見てくれる?」
「わかった。」
"すんません、ここセンセイのお宅ですよね?"
シチーの応対するインターフォンから、数年前によく聞いていた声が、家に鳴り響いた。
「えっ?センセイ?どういう…」
慌てて駆け寄ったインターフォンには、栗毛を肩まで伸ばした、地方時代の担当の姿が映っていた。
「誰アイツ?てかセンセイって…」
「はい、私のことです…」「いや、別に怒ってないけど…何?昔そういう仲だったとか?」「幾ら何でも、担当にそんなことはしないよ…」
こんな状況では全く説得力はないけど…
この状況で気になるのは、何故彼女がここに来たのか。だった。
何故来れたのかについては想像がつく。大方、地方時代の同僚から聞いたのだろう。
だけど、彼女とはもう数年も会っていない。連絡も、彼女が上京する前のものが最後だ。
「どうしよう、居留守しよっかな…でも流石にそれは酷いだろうし…」
「引越ししましたよって引き取ってもらうとか?」
「それだ!」
いい考えだと思い、私は駆け足で玄関に向かった。
…今思えば何で玄関に行ったのか、インターフォンで済ませれば良かったのにと後悔した。
17シチトレ幻覚マン21/10/06(水) 11:15:30
「すいません、前の住人の知り合いですかね?今私たちが住んでて…」
思いっきり肩を捕まれると彼女は興奮のあまり物凄い勢いで喋り始めた。
「やっぱり!テレビで見た時は何でこの人ウマ娘になってるんやろとか思ってたけど、この雰囲気、間違いなくセンセイや!」
「はい?」
「とりあえず、今から呑みに行きません?聞きたいこととか話したいこといっぱいあるし。…ああそっか今レースで走ってるから酒は厳しいな…まあアレやったら酒じゃなくてどっかご飯でも…」
「ちょちょっと待っ…」
その時、私は気づいた。後ろから、恐ろしいオーラが漂っていることに…
美人が怒ると怖いってホントだったんだなぁ…
「…何ソイツ…いきなり距離近すぎでしょ…」
「センセイ…誰この子?」
「こっちのセリフだっての…!」
背中に、ヒヤリと冷や汗が流れたのにも気づかなかった。
以上です。ありがとうございました。