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このページは「おれバカだから言うっちまうけどよぉ…」スレに投稿されたSSをまとめるページ(スレpart91~95)です。
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目次
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part291【TSトレ】
≫21デジトレ仮眠中1/221/10/22(金) 14:33:38
「トレーナーさーん、入りますよー?」
風の強いある日の事、トレーナーさん達がウマ娘ちゃんになった事で尊みの超過供給に陥ったデジたんは緊急避難、そして己のトレーナーさんとこの楽園のごとき状況を語り合う為に部室の前まで来ていた。
冷たい風が服の隙間から肌を刺す。制服は長袖に衣替えしているがそれでも少し肌寒い。早く入ってしまおう。
中の様子を伺いながらドアを開けると電気は点いておらず、やけに静かだった。
聞こえるのは外の風が窓をカタカタと揺らす音ぐらい。
(出かけているのだろうか)と一瞬思ったが、すぐにトレーナーさんの姿を見つけた。
ソファーに寝そべって寝息を立てている。どうやら仮眠中の様だ。
仰向けになって両腕で身体を抱いている姿が寒そうだったので、ロッカーにしまってあるブランケットを静かに取り出してトレーナーさんを起こさないようにそっとかけた。
トレーナーさんの近くに座り、目を閉じて彼女の寝息に耳を傾ける。規則的な呼吸音が聞こえて来る。女性になったので以前よりも、音が高くなっている。
横から、布が擦れる音がした。トレーナーさんの左腕が外に出ている。
寒いだろうし戻してあげようとトレーナーさんの手に触れると同時にあたしの心臓が軽く跳ねた。柔らかく、肌触りの良い質感が指先から脳に伝わって来る。
静かで二人きりの空間だから、感触をじっくりと堪能する事ができる。
指で手のひらを何度も押して柔らかさを楽しみつつ、手のひらに自分の頬をぴとり、とくっ付ける。何処か、甘い香りが鼻腔をくすぐる。
「ぺろっ……」
思わず舐めてしまった事に気付いたあたしは、ハンカチでトレーナーさんの手に付いた唾液をふき取ってブランケットの中に戻した。
22デジトレ仮眠中2/221/10/22(金) 14:34:11
トレーナーさんの寝顔が目に入る。
色白の肌に長いまつ毛。さらさらとした一見黒く見える青毛のサイドテールの手触りはとても良さそうで手ですくってみたくなる。
少し開いた唇に目を吸い寄せられる。顔を近付けて、至近距離で薄い桃色のそれを見詰める。
自分の呼吸が、鼓動が少しずつ激しさを増して行く。
あたしは一度、眠っているトレーナーさんにキスをした事があり、その時の感覚は今でも鮮明に覚えている。それ以来、彼女の唇が気にする事が多くなった。
じっと見つめていると顔が火照って、頭がボーっとする。無意識に自分の唇を近付けてしまう。
ダメ、起こしちゃう。
理性が待ったをかけるが、熱に当てられたあたしの脳はそれを無視してさらに近付く。
___あと数センチ____あと数ミリ___あと________
「んぅ……?」
仮眠から目を覚ますといつの間にか身体にブランケットがかけられていた。どうやらデジタルがやってくれた様だ。
「あ、お早うございます!寒くないですか!?では早速、推しを語り合いましょう!!」
「わかったから、落ち着け」
何やら様子がおかしいが、ウマ娘達尊い光景を見ると毎回奇行に走るので今回のもそれだろう。最近はトレーナーのウマ娘化で更に増えて来てるし。
ブランケットを取って身体を起こす。
「ん?顔赤いけどどうした?」
「これは尊みで火照っているだけなのでお気になさらず!」
手と顔を激しく降るデジタル。やはり様子が起こしく見えるが、個人的な事なら気にしないでいいだろう。
「体調に問題があったら直ぐ言えよ」
「はい!では早速今日のウマ娘ちゃんウォッチングで見た事を___」
そうして、いつもの様にウマ娘ちゃん達を熱く語り始めるデジタルを見守る。
この子が楽しそうにしているならアタシも幸せだ。
ただ、会話中にデジタルが何度も自分の唇を指で撫でていたのは少し気になった。
≫33二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 14:46:52
今日はアイツの誕生日だしケーキ買ってきた。蝋燭は一本でいいだろう
「た、タイシン!!ありがとう!!」
抱きしめられてちょっと何か揺らいだ。ちょっとノリが悪いかもだけど、さっさと蝋燭の火を吹き消してもらって、ケーキを切って食べる。
「ねえ、アンタ食べ切れるのそれ?」
「ん?食べ切れるがどうしてだ?去年と同じケーキを買ってきてくれたんだろう?」
そうだけど……あ、そうか、コイツ小さくなったから、ケーキが大きく見えるんだ。あんなにちっちゃいと思ってたケーキが、食べ切れるか不安になるくらい大きく見えるくらい。
タ性壊
≫60二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 15:03:45
黒い魔女√
いつかの楽譜を送ってきた世界線
キタやサトトレ、チームを不幸で失くしたキタトレが狂った世界線。
その後その過保護さと手段を選ばなくなったことで魔女とか呼ばれるように
そんな彼女の担当に一人のウマ娘がつき、その黙ってた部分を吐き出させた。
結果彼女はトレーナーをやめ、消息をたってから世界中を回っているとか身を投げたとかいわれた。
あの音楽はそんな一人のウマ娘がピアノと自分の声を収録して公表したもの。
こんなとこかな
≫83ロブトレヒロイン概念21/10/22(金) 15:17:02
もしもの未来
『─────、ゴールイン!!─────、勝利に手を挙げた!』
『─────────、二着!ここで英雄は敗れた!』
誰も、私のことを見ていない。
私は、あの時、確かに英雄になったのに……。
追いつけない、今まではあともう少しで届くのに、足が、動かない。
どうして、どうして、誰も見てくれないのですか?もう、みんな忘れてしまったのですか?
以前は私を『英雄』と呼んでくれたのに、その名前は、私が言われていたのに……。
私と一緒に物語を紡いでくれた人はどこにもいない今、私一人では書けない。
私の物語は、ここで終わりなのですか───
「ロブロイ、ロブロイ」
「……あ、トレーナー……さん…」
「ロブロイ、どうしましたか?」
優しい声が私を呼んでいる。その声に導かれるように目を覚ますと、目の前にはトレーナーさんの顔がありました。
「あ……私……寝てしまって……あ……」
ツーッ
静かに、冷たいものが私の目から頬を伝って落ちる。
今、気づきました。私、涙を……
85ロブトレヒロイン概念21/10/22(金) 15:17:29
「大丈夫、私はここにいます。ここに、いますからね」
そっと、トレーナーさんが涙を拭いて抱きしめてくれる。
トレーナーさんの熱が、一人凍えていた私の心を温めてくれる。
トレーナーさんだ、トレーナーさんが、私の傍に、いてくれている。
その存在に落ち着いてくる。
「ロブロイ、落ち着きましたか?」
「はい……その、ありがとう、ございます。トレーナーさん」
「ふふ、いいのですよ。それで、どうしたのですか?ロブロイ」
「……その、怖い夢、を見たんです」
そう、怖い夢。
今まで少しずつ、トレーナーさんと一緒に頑張ってきて、今では『遅咲きの英雄』と言われるほどになった。
でもそれは永遠には続かなくて、圧倒的な輝きを持った存在が現れて、やっと認めてくれた周りの人々から、忘れ去られるような、そんな、怖い夢を……。
「その夢が、とてもリアルで……まるで、私の未来じゃないか、って思ったら、怖くて……」
「そうだったのですね……ロブロイ。それは、とても怖かったことですよね……」
「トレーナーさん……私は、この先も『英雄』でいられるでしょうか……」
誰からも忘れられたくない、私自身の力で走り切ったのに、それを認められなくなるだなんて……。
一度私はシニア秋三冠という偉業を達成したからこそ、どうしてもそう思ってしまいます。
以前はそれでも、って思っていたのに、皆から英雄と認められたら、それらが離れていくのが恐ろしくて、たまらないんです。
もしかしたら、トレーナーさんでさえも……
86ロブトレヒロイン概念21/10/22(金) 15:18:05
チュッ
そっと、唇にほのかな熱が……。
目の前にはトレーナーさんの顔、これは……キス?
その熱は最初はそっと、だったのに、段々と強く、熱く、何時までもされている。
……まるで、私に自分の存在を刻み込むかのように……。
その時間が、いつまで続いたのでしょうか……もう何時間もそうしているように感じていると、そっと、唇が離れてしまう。
「あ……」
思わず、声がこぼれてしまう。離れたくない、トレーナーさんの熱を感じていたいのに……。
そんな私をまっすぐにトレーナーさんは見つめてくる。
いつもの優しい柔らかな瞳に、誰にも譲らないとでもいうかのような、強い想いを感じられます。
「ロブロイ、確かに人々から永遠に英雄として思われるものは困難です。華々しい英雄でも、その最後は悲惨なものもあります」
「……そう、ですよね……やっぱり……私も……何時か、忘れられて……」
「ですが、あなたの人々に魅せたその物語は、その物語に刻まれた想いは永遠になるのですよ」
「あ……」
「ロブロイが今まで読んできた物語の中にはかつて生きてきた英雄の姿も描かれています。英雄がいなくなったその後も、物語はこうして私たちにその想いを届けてくれているのですよ」
そうです……ずっと、ずっと、私が読んできた、憧れてきた英雄の姿。
それは、物語となって私に見せてくれている。
例え英雄がいなくなっても、その物語は、込められた想いは忘れられることはない。
でも……
87ロブトレヒロイン概念21/10/22(金) 15:18:37
「ですが、その物語すら忘れられたら……」
「いいえ、忘れられません。例え誰もが忘れたとしても、私が、あなたのことを忘れるなんて、あなたから離れることなんて、ありませんから」
「トレーナー……さん……」
「一緒に物語を紡いできたのです。それはこれから先もずっと、一緒に紡いでいく、そう、約束したではありませんか」
トレーナーさんが言ってくれた言葉。英雄になるという夢がかなった、その後も一緒に物語を綴っていく。ずっと、一緒に……。
「ごめんなさい……トレーナーさん……私、また、忘れちゃって……」
「大丈夫、大丈夫です。ロブロイ……。忘れてしまっても、何度だってその手をつかみます、ずっと一緒です……」
「はい、トレーナーさん……ありがとう、ございます……ありがとう、ございます……」
この人がいてくれるから歩ける。一緒に物語を紡ぐことができる。
暗い海の中にいてもほのかな光で確かに導いてくれる灯台のようです。
何度も、何度も迷って道が分からなくなっても、この人は信じて私の傍を離れないでくれる。それが改めて強く感じられました。
「ロブロイ、もう、大丈夫ですか?」
「はい、トレーナーさんが、いてくれましたので、もう大丈夫です」
「ふふ、それは良かったです」
そのまま今日はこれで終わり、怖い夢は暖かな光で払われた。
ですが……
88ロブトレヒロイン概念21/10/22(金) 15:18:49
ギュっ……
「?ロブロイ、どうしましたか?」
「そ、その……まだ、少し怖いので……もっと、刻み込んで、くれませんか?」
「……ふふ、ええ、良いですよ……」
トレーナーさんの手を掴み、再び刻み込んでもらうことを求める。
何度でも私の物語にあなたの存在を描いてほしい、その想いをくみ取ってくれたようで、優しく微笑んでくれました。
でも、その姿に、トレーナーさんも何か落ち着かないようにも感じられます。
「あ、あの……トレーナーさん、どうしました?」
「……いえ、その……ロブロイに刻むだけではなく、私にも、刻み込んでほしい、と思いまして……」
恥ずかしがるように、少し赤らめながら話すトレーナーさん。
トレーナーさんも、私と同じように不安に思っていたのかもしれません。
いえ、もしかしたら、トレーナーさんも同じ夢を見ていたのかも……。私のウマソウルがある、と言っていたので、そうかもしれません。
「はい、トレーナーさん、どんな時でも、ずっと……一緒ですから……」
再び強く、強く、口づけを交わす。
例え、その英雄が終焉を迎えることになろうとも、一緒に歩んできた物語は永遠に続いていく。
私たち二人の物語、二人で一つの物語はお互いに忘れることはないのだから……。
≫109二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 15:36:03
https://bbs.animanch.com/board/115691/?res=109
≫125ネイトレとか書く人21/10/22(金) 15:42:14
単純にタイトルと概要だけね
1「はいじん」
ネイチャが見つけられなかった。心はもうない。
2A「がんこもの」
日曜日にネイチャを呼べなかった。手遅れ。
2B「ゆうじゅうふだん」
「①口説く」「②身体を落ち着かせる」「③言葉のナイフで刺す」を正しい順番(③①②)で選択しないと起きる。無理矢理抑えつけて落ち着かせる事になるから関係破綻。
3A「ことばたらず」
思い出が足りず親父さんの説得に失敗。もう誰にも顔向けできない。
もう一つは、未公開
≫147>>14121/10/22(金) 15:50:09
「ただいま! 見ててくれた、お姉ちゃーん♪」
「っと。もう、いきなり飛びついてきたら駄目って言ってるでしょ。危ないよ、お兄ちゃん」
「えへへ♪ ごめんお姉ちゃん!」
ドアを開けるなり、勢いよく飛び込んできた「妹」を抱きとめる。寂しかったっと私の胸に縋りつく「妹」の様子はとても「───」らしいもので。
ならきっと、この胸の奥底から湧いてくる感情はまったく「────」に不似合いなものだろう。
「でもよく頑張ったねお兄ちゃん。香港だけじゃなくドバイでも勝っちゃうなんて」
「えへへ。でも、これで世界にも『カワイイ』を届けられたよね♪」
「うん、きっとそうだよお兄ちゃん」
──きっとそう、どころではない。
今や世界各地のメディアが私達「────」姉妹のことで盛り上がっている。
レースを走り「カワイイ」を振り撒く「Curren」と、それ以外のあらゆる面から「────」を魅せている「Curren」。私達の「────」で、世界が満たされようとしている。
「ちょっとお兄ちゃん、苦しいよ」
「だって寂しかったんだもん! お姉ちゃん成分を補給してるの♪」
「お姉ちゃん成分って何……? まったくもう……」
お兄ちゃんは少し苦しいくらい強く抱きしめてくる。全く仕方ないなぁってその頭をゆっくりと撫でながら、いつかの思い出が頭の中に蘇る。私の為に何かがしたい。こんな姿で何が出来るのか。そう悩んでいたお兄ちゃんが出した、一つの答え。
『ねぇ、私、お姉ちゃんと二人でなら、世界をもっと「カワイイ」で満たせると思うの!』
ねえ、お兄ちゃん。
『お兄ちゃんがいっしょだと、カレンは宇宙一カワイくなれるんだよ?』
あの言葉は、決してこんな意味じゃなかったんだよ。
私は今、幸福だ。間違いなく。世界の誰もが空に輝く二つの星を羨み目指し、世界は照らされた「────」で満たされて、みんなも、お兄ちゃんも笑顔になってくれている。
だから、私は幸福なんだ。今も、これからも。
うまぴょいうまジリリリリリ! ジリリリリリ!
≫157二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 15:57:02
「婿殿の友人がおかしくなっているそうだがどういうつもりだ?」
「いや違うんです我々も必死で侵食を止めようと」
「そも何故ウマソウルを注ぎ込んだ?」
「そ、それは」
「もういい、三女神は解体する。FOX2」
≫172二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 16:04:21
Wiki最奥に眠らせてるやつ
ラフ状態の断片的構想だし書き切るものでもなかったやつなので注意
___________________
―それは星の降るきれいな夜空であった。
___________________
ああそうか█████だったのか。――あれ、わたしのなまえって█████████████
█だ。
██。
――█████くない。
_________________
「█████?それって誰のことー?私はねー██████████っていうんだよー。それしか覚えてないんだー実はえへへ█████だよねー★」
構想シナリオ『マーベラス・ゼロ』
マベトレがどうやってマベトレになったかの前日譚
担当になったものの彼女のテンションについていけずあまりうまく関係構築を気づけていなかった彼が願い
そしてウマソウルに飲まれ自我を失ったあと、帰ってくるまでのお話。
≫195二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 16:15:18
セイトレ「ブルトレさん」
ブルトレ「なんですか」
セイトレ「宇宙船地球号って知ってますか」
その瞬間であった。パウリが発動したのは。乗り物である地球にパウリは乗っていると気づいたのだ。パウリの乗る乗り物は全てが崩壊する。地球はゼロ次元にむけ湾曲を開始、全てが飲まれる中空間の裂け目からセイトレはまた別空間へと放り出されるのだった
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part292【TSトレ】
≫23二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 16:22:02
知らないこと リウトレ
あたしはランチを済ませ、午後の時間を過ごしていた。覚束ない脚でいろんな人もとに行き、相談してみた。相手を間違えた気もしなくはなかったけど。
「耐えて耐えてってやってたから、さっきはちょっと受け流してみたけど…」
彼女のアプローチに対する向き合い方に頭を抱えていた。
「ダメな気がする……」
正直、現状は彼女がいないと日常生活が厳しいのが事実だ。トレーナーなのに情けない。早く慣れないと、この身体にも、身体の距離を詰める彼女にも。焦りばかりだ。少なくとも横抱きされることには慣れておかないといけない。
「シリウスはどうして、あたしにこだわるんだろ」
もとを探そうとするとここに行きつく。この姿になる前から、トレーナーになってからだ。彼女と海外に行き、辛酸を舐め合ったこともあった。あたしの判断不足で彼女に辛酸を舐めさせてばかりのこともあった。それでも彼女はあたしと契約を切ろうとはしなかった。何回かあたしから彼女のことを考え切ろうとすらしたこともあった。それでも彼女はアンタがいいとあたしの手を取った。知ったからと言ってどうにもならないこの事実について知るときは来るのだろうか。
「少し休もう…この身体はすごく疲れる……」
あたしは椅子からおり、ブーツを脱いでブランケットをかけてソファーで横になり、眠った。
24二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 16:22:16
「っと…寝てるのか」
彼女が傍に座ったのだろう、ソファーがふんわりと揺れる。
「いきなりこんな身体になったら、そら疲れるか……」
長い横髪をいじられる。なんだ、労わってくれていただけなんだ。よかった、前からの言葉もあって誤解していたかもしれない。
「アンタは私をもっと頼れ」
彼女の手が、頬に触れる。心臓がどきり、どきりと大きく跳ねる。閉じている瞼を今開ける勇気がない。
「年齢も立場も何も考えるな。私は何があっても隣りに居てやる」
彼女の指が唇をなぞる。大丈夫、彼女はそんなことしたりしない。さらりと、彼女の髪が頬を撫でる。大丈夫、信じているから。
「どんな姿に変わってもアンタはアンタだ」
鼻の頭に柔らかい感触がし、彼女の髪が離れる。
「唇は必ず、アンタの方からさせる。だから今はこれでいい」
ばたりとドアが閉じられ、静寂が訪れる。あたしは恐る恐る瞼を開ける。少しだけあたたかい彼女が座っていただろうあたしのとなりを、彼女の指が触れた唇を、柔らかい感触がまだ残っているような気がする鼻の頭を、あたしはただ触れるだけしかできなかった。まだ心臓は大きく跳ねたままだ。時計を見る。休み時間の合間に来ていたのだろうか。今日はトレーニングの予定はないから買い物に付き合ってもらうとしよう。毎朝来られるようなら今の冷蔵庫の中のものでは足りない。少しは歩けるようになったし、行かないと。
「ここのスーパーに行くから」
「アンタん家の近くか」
あたしは頷き、スマホに表示された地図アプリを閉じる。彼女に横抱きにされ、スーパーへ運んでもらい、夕食と朝食の材料をいつもより多く購入する。ふたりで荷物を抱え、歩く。あたしもスーパーから自宅までは距離がないのでひとりで歩く。彼女はあたしに合わせるようにゆっくりと歩いていた。自宅へ着き、そのまま彼女に夕食を振舞い、彼女は帰った。
───あたしは今日もとりあえず、耐えた。
≫48二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 17:01:43
DK組ゲーム実況
「皆さま御機嫌よう!メジロのとびらの時間ですわ!いつも通りゲーム実況をしていくわけですが…今日はスペシャルゲストがいましてよ!」
コメント欄『ワータノシミー/一体誰なんやろなぁ… /マクトレちゃん、こんにちわ😺今日も、配信楽しむね!(≧∀≦)』
「カモン!アホども!」
「どもー」
「誰がアホだ」
「一緒にすんな」
『い つ も の/親の顔より見た四人/レギュラーメンバー呼ぶな/ブラトレさーんごはん作ってー!/テイトレ足大丈夫?/フクトレの家族を解放しろ』
「サプライズ大成功ですわね!」
「お前配信画面見てる?」
「大丈夫ーありがとねー」
「俺の家族いつ解放されるんだろうなぁ」
「さて今日は全員アルコールも入ってますし桃鉄百年縛りやりますわよ!寝落ちしたやつはコスプレの刑を処します!」
「お前あんまり飲んでないと思ったら!」
「ズル!」
『メジロの誉れはどうした/誉は…浜で死にました…!/今すぐ全員寝て♡寝ろ/マクトレちゃん、可愛いネ!食べちゃいたい。ナンチャッテ!』
「…さ、さぁ始めますわよ!」
「…やるか!」
『¥50000:まずいな…メジロ家に見られてるかもしれないのか…。ボクもあんまり変なこと言えないや。 愛してんぞ、マクトレ。結婚しよ?/きっっっっ/吐きそう/グラムされねぇかなコイツ…」
「…」
「マクトレー赤いコメントある」
「触れんなバ鹿!」
「脳溶けてるなお前…!」
≫58二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 17:29:58
友人サポカ
「マーベラス・トゥ・ウィー」マベトレ
「連続1:突撃!?マーベラス☆」やる気+2 バステ回復 体力+20
「連続2:マーベラス式練習法!?」やる気+1 練習上手○ 体力+25 賢さ+3
「連続3:学園マーベラス計画!?」やる気+2 バステ回復 体力+25 根性+3
「連続4:月夜、星空、マーベラス」やる気+3 体力+40 賢さ+7
「連続5:マーベラスであるがために」やる気+5 バステ回復 くじけぬ精神orまき直し 体力+45 根性+7
「未消化クリア後:マーベラスとともに」SP+20ALL+1
「全消化クリア後:奇蹟と一緒に」SP+50SLL+2
いつか見た創作サポカをもとにやる気体力偏重型
イベント内容は好感度稼ぐほどに裏側が見えてしっとりしていきます
≫96二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 18:10:31
「──タイマンしないか?」
チーム「ブラックヴォルフ」との並走トレーニングの経験も積み、以前より明らかに俺の走力は上がっている。
「トレ公と走りでタイマンするのは久しぶりたね!」
「最近は並走トレーニングやってて、タイマンする余裕がなかったからな」
「距離は1600m、これならかろうじて俺でも勝負になる」
夕焼けで赤く染まるターフには2人しかいない。
「スタートの合図は……、このペンを投げて地面に落ちたとき。ウマ娘の耳なら聞き取れるだろ」
静寂の中、ペンが宙を舞う。息が詰まる……。
──ペンが落ちた。
彼女と同時に飛び出す。
序盤の間に彼女より前に出る。もとより走力に差があるのだ。最初に前に出てペースを握らなければ勝ち目はない。
ちらりと後ろを見る。彼女は俺の意図を理解しているのだろう、笑っていた。
中盤に入った。彼女にとってはスローペースだろうが、俺にとってはかなりハイペースだ。
後ろを確認する余裕は、もうない。
もう少しで中盤が終わる。俺は一気に加速した。正真正銘の全力だ。
ヒシアマゾンは追い込みを得意としている。末脚の勝負になったら俺は敵わない。だから、早めにスパートをかけ、少しでもリードを稼ぐ。
スタミナはぎりぎり足りる。このために中距離ではなく、マイルを選んだ。
彼女の驚く声が聞こえた気がした。
終盤に入った。後ろからの重圧を感じる。彼女はスパートをかけている頃だろう。
距離を詰める音が聞こえる。あまりのプレッシャーに、つい振り向きそうになる。
──横を黒い風が駆け抜けていった。
ぐんぐんと離される。せめて引き離されないよう足を動かす。それでも距離は開いていく。
97二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 18:10:47
結果、俺はタイマンに負けた。
徐々に速度を落とす。酸素が足りていない。膝に手を置きながら、肩で息をする。思っていたよりスタミナを使っていたのか、尻もちをついた。
「トレ公、大丈夫かい?」
「大丈夫、全力で、走ったからな。足に力が入らない、だけだ」
「そうかい、じゃあ」
「ヒシアマっ!?」
彼女に抱き抱えられる。いわゆるお姫様抱っこと言うやつだ。
「さすがにそれは恥ずかしい!他の人に見られるかもしれないし!」
「トレ公が周りに人がいない時間を選んだじゃないか」
確かに、練習の邪魔にならないようにとタイマンの時間を選んだ。
「それに、あんまり遅くなると寮の門限過ぎちまうよ。寮長であるアタシにそんなことさせるのかい?」
それを言われると抵抗できない。
「ほら、早く帰るよ」
おとなしく運ばれることにした。
「トレ公。アンタとのタイマン、楽しかったよ」
「……俺もだ。今度は負けない」
≫106二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 18:21:24
友人サポカ「猟犬」ドベトレ
「連続1:決断」やる気+1 練習上手○ 全パラ+8
「連続2:消失」トレーニングに出現しなくなる
やる気-1 体力+25
「連続3:守衛」やる気+1 体力+20 バステ解除
「連続4;忘却」トレーニングに出現しなくなる
体力+40 賢さ+25
「連続5:猟犬」やる気+5 バステ無効
体力+45 パワスタ+25 迫る影 確定取得
「未消化クリア後:夢幻」SP+20ALL+5
「全消化クリア後:正夢」SP+50ALL+10
≫115二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 18:24:57
フクトレ『トレーナーズTVゲーム実況の部、部屋を回収した。どうだマルトレスズトレ』
マルトレ「快適〜。足痺れないし」
スズトレ「私の横のが気になって仕方ないんだけれど」
フクトレ『これまでのゲストからの贈り物だ』
スズトレ「嘘でしょ……」
フクトレ『さぁぁここかぁらはぁ、スズトレのおすすめゲームをやっていくぅ(若本のモノマネ)』
スズトレ「80点」
マルトレ「何点中?」
スズトレ「今日は87点満点よ」
マルトレ「高得点。まいいややるぞー!」
フクトレ『今日はリクエストに合わせて恋愛ゲームだぁ』
マルトレ「へー、スズトレこういうの好きなの?」
スズトレ「ふふ……」
マルトレ「う゛わ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!?言った゛じゃん゛ホ゛ラ゛ーじゃな゛い゛っ゛て゛言った゛じゃ「ニガサナイワヨオオ!」あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
スズトレ「ふふ……私と選んだ寝巻きを着てないお仕置きよ……」(耳栓装備)
フクトレ『スズトレ怖っ』
🐉<タスケテーシヌー
123二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 18:31:21
各種贈り物
ルドトレ:充電させてくださいで荷台に乗せてた重心のおかしいダルマ
テイトレ:使わなくなった松葉杖
フクトレ:招き猫
ブラトレ:モアイ型空気清浄機
フラトレ:クオーツ振動式時計
タイトレ:BIG90Tシャツ
グラトレ:ほまれ戦国旗
ボノトレ:枕草子ポスター
≫134二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 18:43:13
『げーみんぐブラマル~メト〇イドⅡりたーんおぶサ〇ス編~』
「くらーい……せまーい……がめんがちいさーい……サ〇スの表示がでかーい……」
「やっぱリメイク版がよかったかなあ、あっちマップも表示されるからわかりやすいし……」
「あと突然デデデーン!して突っ込んでくるメト〇イド糞怖い、ゼロミの時よりはるかに怖い」
「あっちより対処が楽な奴もいるけどまあ基本進化していけばいくほどめちゃ強くなるしなぁ」
「ある程度基礎ができて遊びやすくはなってるんだけどねー、二作目からの進化は実際すごいと思う」
「あとねえ、BGMめっちゃ怖いんだよねこれ」
「わかる……静かな空間に響く感じで恐怖がすごい。じっとりしてる」
「ダイレクトに驚かせてくるやつもいいけど、こういうじっとりした恐怖もいいだろ?」
「喉やばいしあんまり叫びたくないんだけどなぁ!フクトレが結構そのあたりチョイスしてくるからさぁ!」
「まあ、ネタになるからな!」「んもー!やってやるよ!」
「おっとそこにメト〇イドの殻があるぞ、そろそろ出るぞぉ」
「やだぁ……高速で突っ込んでくるのマジで怖いんだよぉ……」
「腹ァくくりな!頑張れ!」
「ちいぃぃぃぃくしょぉぉぉぉぉぉぉう!(若本ボイス風)
「お、このボイスはフクトレよりよく似てるな」
~~~三時間後くらい~~~
「クッソ強い……クイーンクッソ強い……!」
「そろそろ攻略情報開示するかな……?もう5回くらい死んでるし」
「えっなんかあんの?ひたすらミサイルぶっぱじゃないの?
「噛みつきの時にミサイルぶち込むと固まるじゃろ?そこにモーフで入り込んで中でボムるのだ」
「わかんないよそれェ!鬼かな!?」
「しかしそういうものなんだ……さあがんばれ!体力めっちゃ削れるから落ち着いて操作してね!」
「くそぉ!やってやる!やってやるぞぉ!」(島田ボイス風)
「おっこれもフクより似てるな!」
135二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 18:43:20
~~~クリア後~~~
「惑星爆破しないの!?」
「まるで爆弾魔みたいな物言い!ゼロミでも惑星破壊はしなかったでしょ!」
「でも船とツーリアンは吹っ飛んだ!」
「……そうだな!!!」
「まあ爆破は冗談としても面白かった……ラストのクイーン以外は!」
「まあうんまあ、あれ知らないと地獄になるしな」
「ちなみにミサイルだけでやるときどれくらいいるの?」
「大体150発」
「ええ……」
「ぶっちゃけ趣味の域なので仕方ないな!」
「うん、仕方ない!」
「というわけで2作目終了だー。次は……みんな大好き三作目だぜ」
「どれくらい進化するのか楽しみだなぁ」
「やっぱお気に入りのシリーズになったな」
「探索ゲーいいかも……」
「じゃあ悪魔城も検討しとくかあ」
「お、お手柔らかに……?」
「んじゃ今回はここまで。また今度なー」
「またねーい」
「あぁ、あとでリメイク版も遊ばせてね!」
「ほいほい。……ちなみに開発はドレッドと同じところだよ」
「……えっそれつまり高難易度……」
「ガンバッテネ!」
≫142二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 18:51:16
(……そういえばルドトレさんは何時完璧なダンスを覚えたのだろう?タンホイザと踊る可能性を考えて、どう覚えたのか聞いてみるかな)
「ルドトレさん」
「……あ、ムントレさん何かな?」
「ルドトレさんは何時会長をエスコートできるダンスを?」
「あーと……クリスマスの後かな……実は、その、最初はルドルフにエスコートされて、それで『ルドルフが気張らず踊るためには、こっちも完璧にエスコートできるくらい上手くなろう!』って、覚えたんだけど……結局、男のままエスコートする日が来なくて……」
「それは悲しいな……ところで、どうやって?」
「動画見て……だったかなぁ……?」
「おいブラトレ、あの二人の会話止めてこい、今はまだいいけどそのうち二人で理事長のにんじん畑の隣に大根畑作り出すぞ」
「……あの空間に突っ込める気がしないしフクトレが行けよ……」
≫145二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 18:54:29
「小さいからなかなか見つからねぇなあ...お、いたいた。おーいブルトレ」
「侘助さん?どうかしたんですか?」
「頼みがあるんだ!...ちょっとオレを殴ってみてくれないか?」
「ええ...何言ってるんです?」
「いやいやお前のパンチってさ、機械とか三女神を一撃で倒せるらしいじゃんか」
「そうですねー...ワープが必要ですしアレ以外には普通のパンチですが」
「あれ俺にも効くのかなーって」
「え?なんでです?」
「ああ、実はな──」
「女神に成り代わった...ですか」
「信じられないか?」
「まああんまり...と言いたいですが普通はあり得ないワープだって出来るんですし、そういう事もあるんじゃないです?」
「理解が早くて助かる!ちょっとこの体を試してみたいんだ!さあばっちこい!」
「やりませんよ!なんで今の話聞いてやると思ったんですか!?」
「そこを何とか!一発だけでいいから!」
「もうちょっと言い方あるでしょ!もう...わかりましたよ。えいっ」ポスッ
「ぐえーッ!?」ドサッ
「侘助さん!?まさか本当に効くなんて...大丈夫ですか!?」ユサユサ
「ウワーッ!?」シュウウウウ...
「消えちゃった...なんで...?」
リスポーン
「いやあ参った参った!死ぬかと思った!」
「復活した...!?あの、ごめんなさい侘助さん!」
「良いって良いって!オレが頼んだんだからさ!でもスゲー威力だな!なんなら兄貴のグラムより痛いぞ!」
「なんでアレ食らって平気そうなんですか...?」
「ちょっとケンカしただけだから心配すんな!付き合ってくれてありがとうブルトレ!頑張れよ!」
「ありが...行っちゃいました。まあ悪い神様ではない...のかなあ」
終わり
≫155二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 19:03:36
めいあいへるぷ…? グルトレ
生徒会の業務を手伝うことも多い。特に生徒会主催でなにかしようものなら会長サンのトレーナーのルドトレさんもナリタブライアンのトレーナーのブラトレももちろん、グルーヴのトレーナーである私も。
「グルトレさーん!ここなんですけど、どうしたらいいですか?」
生徒会庶務の子が声をかけてくる。忙しいと私たちはほぼそれぞれの担当と同じくらいの扱いで対応されている。仕事を手伝うことは以前からしていたこともあり、私を頼る子は多い。最近余計に増えた気がしなくもない。
「ん~~~~そうだね…」
彼女に提案をする。そうすると彼女はありがとうございますとお辞儀して持ち場へと戻っていった。軽く手を振っていると、また次の役員の子が来る。ルドトレさんやブラトレのところにも行ってくれないかなぁと思いつつ対応する。ルドトレさんもああでもちゃんとできるし、ブラトレだってそうだ。
「グルトレちゃん凄いね~」
「ルドトレさん、見てるなら手伝ってくれたって…」
言いかけたが言葉が止まる。彼女と役員の子がタイマンで会話しようものなら会長サンは黙っていられるだろうか。
「どうしたの?」
「私といっしょに仕事しましょ」
「うん!」
ブラトレはブライアンと一緒かな。それならなおの事、問題ないだろう。彼女がひとりというのも余程会長サンも手が回らないようだ。私となら問題もないだろう、下手なことしないように見ておける。
156二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 19:03:47
「グルーヴ~~~~!」
業務を終え、私はトレーナー室でグルーヴに抱き着いた。彼女の胸元にはネックレスチェーンを通した渡した指輪が輝いている。彼女はくすりと笑い、私の頭を撫でる。
「業務が増えているから助かる…ありがとう」
「うん、ねぇ……」
指を絡め、胸を重ね、彼女の眼を見る。映る私の顔が見える。
「キスまでだ」
「わかってるよ、こんなところじゃ後始末とか大変だもん」
唇を重ねる。触れるだけのキス。彼女の頬がほんのりと赤くなる。それが愛おしくてたまらない。
「今度、家来た時いっぱいシよ。ちょっといつも違うコトとかもしてみたり」
「痛いのは御免だぞ」
「グルーヴにそんなコトしないけど、私にはして?グルーヴになら何されても私イイから」
「駄目だ」
「じゃあ、いつもの。ふたりで気持ち良く、いっぱい長くシよ」
唇を重ねる。深く彼女と交わるキス。寮の門限ギリギリまで彼女とキスまでのことをして業務の疲れを癒す。彼女との時間、キス、絡める指は私にとって至福だ。最近は特にそれを実感する。それは指輪のおかげか、それとも彼女との時間が業務で減ったせいなのか。どっちもかな、彼女との時間を楽しみながら私はぼんやり思った。
157二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 19:06:09
「最近エアグルーヴ副会長きれいになったよね」
「もともとじゃん」
「そうじゃなくて…なんかこうもっと…」
「あ~~~そういうね。わかる」
なんてやりとりがあったりなかったり
というわけで久々のグルトレでございます。最近は出したてのリウトレばかりでみなさんの糖分も不足していたかと
思いますのでどうぞ、記念祭前にお受け取り頂ければと思います。
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part293【TSトレ】
≫37二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 19:40:51
https://bbs.animanch.com/board/116182/?res=37
≫47二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 19:45:00
『舞台裏 女神共の駄弁り』
「だーはははははは!お主!神のくせに死んどるじゃあないかお主!しかもいじめたやつに逆襲されて!ぶっはっははははは!おまけに立場乗っ取られ!ひー腹痛い!」
「うっさいわね!別の世界よ別の世界!そもそも自分はそこまで落ちぶれてないわよ!」
「煩いでしょうが二柱共!こちとらあんたらのせいで恋愛ゲージ焼失したのが何人いると思ってるの!」
「うっそれを言われると私もつらい!許しておくれよぴょいの女神」
「ぴょいを隠語に使うなアホの女神!」
「うっさい!アホじゃなくて運命の女神!」
「アホにつかさどられる運命とかこの世の終わりね」
「おーよく言う、よその世界だとちょっとハッスルしすぎてバッドエンドだのろくでもない末路をたどらせるだのいくらでもやる性悪女神がなんか言っておるわ!」
「だからあそこまでは普通行かないって!もう!試練の女神の風評被害で評判は地の底よ!」
「だってのーおぬし、結構ろくでもない試練投げるじゃないの。やたら怪我しやすい子に仕立て上げた子もおるわ、同期にクソつよウマ大量に置いたせいでろくに勝てん奴もおるわ、ウマソウルがなんか変な風に定着してる子もおるわ!このろくでなし!!」
「ぐぐぐぐぐ……の、乗り越えられる範疇よ……たぶん……」
「乗り越えた先に愛があるならアタシは満足だけどー」
「ま、その先の愛まで吹っ飛ばしたアホがここにいるわねー」
「ぐぎぎぎっぎ、ぴょいならともかく性悪に言われとうないわ!」
「よく言うわー、うっかりウマソウルの選別をしてた最中に選別の器をぶちまけて魂を下界に垂れ流したやつが。これで何人馬になっちゃったんだっけ?数えてる?天様に書類ちゃんと出した?」
「うごごごご……」
「ま、いろいろ言ってるけどね?」
「あたしらこんな大失態やらかしといてちゃんと女神として存続できるのかしら……」
「「それなぁ……」」
「あの重い病気のトレーナーも猫好きと偉大なる赤が何とかしてくれたし……何ならあっちのほうが扱い上手くない?」
「「私らの立場やばいな……?」」
「……メイヂちゃんに相談しよっか……」
「「そうしよう……」」
なおメイヂヒカリにこっぴどくしかられた。うまぴょいうまぴょい。
≫54二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 19:48:44
パラシンvsウラトレ 〜登山家パラシン漫遊記〜
こんばんは!言うっちまうスレのG•マロリー!ジェネリックパラシンちゃんです!
Gパラシンって略するとなんだかカッコいいですね!ゴッド感あります!
「あなたはすでに新人の子のジェネリックだったのでは?」
早すぎるメタツッコミありがとうございます!今日はここ!ウラトレさんの病室にて対戦お願いします!
「ネイトレさんから聞いてます……何もわたしでなくても」
いえいえ、ジェネリック始動第ウン弾として相応しい特別ゲスト!すでにテイトレさんの下着剥ぎでお仕置きされましたが関係ないですね!
無視して本を読み始めちゃいました。これは心にきます。……しかし!対戦カード的には実はかなりアタシに有利!新人ゆえ一度も薫陶を受けたことはなく!担当を持ってないので圧をかけられることもない!そして必殺!ガスマスクを装着してからのそーれ!!(ボフン!
「!!?」
ふっふっふ。タキトレさんが厳重管理してた保管庫をぶち破って手に入れたトンチキドラッグの詰め合わせです!しかもウマ娘化の試薬まで混ぜたとびっきり!あ、筋繊維が蒸発するようなのとか危なそうなのは抜いてありまーす。
……煙が晴れてきましたね!さあどんなウマ娘になってるのか見せてください!そしてその幻の霊峰の前でアタシの真っ赤に燃えるパラッドフィンガーを轟き叫ばせてください!
「……」
……なん……だと。変化がありません!そんなこったろうと思ったぜ、みたいな顔までされてます!
「……混ぜ合わせたせいでそれぞれの薬の効能を殺し合ったのでは?」
そんなバカな!ガスマスクを取って確認です! ウ゛ッッッ!(バターーン
身体が動きません。ドキドキキュンキュンしてるのに身体が動かせません!これははっきりと地獄!そしてウラトレさんがベッドの横から取り出したのは……スコップ?まさかまさか!
美少女パラシンちゃんの頭の中が大公開されちゃう〜〜〜!!
──────────
「……こうして埋めておけばその内元気にリポップするでしょう」
🕳やだ……優しい……!!
「ちなみにジェネリックを略する場合は大抵GEです。覚えておきましょうね」
🕳せ、センセ〜〜〜〜!
アリサコスは流石に恥ずかしいですね! パラぴょいパラぴょい
≫64二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 19:53:29
こんにちは!新人トレーナーです!
今日も頑張るぞ!てかそろそろ結果を出さないともうトレーナーって名乗れないよ私!
意気込んで辺りを探しているといきなりウマ娘さんを発見しました。車から降りて……食材を運んでるのかな?……めちゃくちゃ多いな……というかあの顔はオグリキャップ……?に似てるけどなんか身長とか雰囲気が違う気がする……あれこれスズトレさんの時と同じパタry
瞬間、新人ちゃんの脳内に溢れ出した、存在する記憶────
……まぁ何回も同じ事はないでしょ!うん!
よし、行こう!
「こんにちは!はじめまして!」
「おお、こちらこそはじめまして」
「私こういう者でして……(名刺渡し)」
「ふむなるほどなるほど、新人トレーナーなんだね」
「そうなんです、はい。……あのー……もし違ってたら本当に申し訳ないんですけど……1つだけ質問していいでしょうか……?」
「私にかい?どうぞどうぞ」
「もしかしてオグリキャップさんのトレーナーさんだったりします……?」
「!凄いなお前さん!いくら私がオグリに似てるからってよく分かったな!」
はいお終い。最早ノーダメージで雑談に移行します。
65二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 19:53:49
「ちょっとこの学園に来て色々あったので勘が働いたと言うか……それで……まさかそのその大量の食材は」
「大体お前さんの想像通りだと思うよ。今晩はトレーナーと担当ウマ娘が集まって軽いパーティがあるんでね」
「あーなるほどですね……」
何故かオグトレさんと話してたら落ち着きます。お母さんみたい……
「よーし今日会ったのも何かの縁だ!パーティついでに私が何か作ってやろう」
「えぇそんな悪いですy」グゥー「」
「ははは!正直な子だなぁ!運び終わったら作るからちょっと待ってな!」
〜⏰〜
「よーし完成だ!特性オムライス!」
「わわわ凄い……デミグラスソースがかかってる店でよくみるやつだ……(語彙力)」
もうね、本当に美味しかったです。涙出ましたもん私。ニコニコと眺めるオグトレさんも嬉しそうでかわいいし幸せでした……。
スカウトはまぁ……うん……また明日、頑張ります。
66二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 19:54:06
「トレーナー」
「なんだオグリ、いたのか」
「その……あの女性は誰だ……?」
「あぁあの子か、彼女は俺の後輩になった新人トレーナーだよ」
「えっ……まさかウマ娘としてスカウトされたのかトレーナー……?」
「ははははは!トレーナーをメイクデビューさせようとスカウトする新人がいる訳ないだろオグリ!」
「そうか……良かった……私はトレーナーが今のままでいてくれると嬉しいんだ」
「おう、心配されなくても俺は俺のまま、ずっとオグリキャップの担当トレーナーのままだよ」
笑顔を浮かべるオグリの頭を撫でながら、オグトレの1日は過ぎていく。
〜完〜
≫91二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 20:05:33
なんだか知らないけどめでたいね
新人ちゃん「グスッ...グスッ...」
ボノトレ「仕方なかったって奴だ、新人ちゃんは悪くない...いやほんとに…」
新人ちゃん「でも...私のせいで...マヤトレさんが...私が気をつけてさえいれば...」
────────────
朝
おはようございます!新人トレーナーです!
今朝、地元のお父さんから荷物が届きました!
中身は大量の食材と手紙です!手紙は後で読むとして…この山積みの段ボールをどうしたらいいのか分からないです…
───────
ボノトレさん、マヤトレさんおはようございます!
…この荷物運ぶの手伝っていただけませんか…
何でこんな大量に…
…とりあえず運ぶか、よっ…うっこれ重…アッ
────────
手紙
新人へ元気にしていますか
中略
大量の食材が用意出来たのでそちらに送ります。
今日はめでたい日なのでみんなで食べてください。
父より
「マヤトレさんは腰を痛めちゃいましたし…どうしましょう…」
「保健室には着いたらしいから大丈夫…とりあえずみんなに連絡入れるか…」
「あっオグトレさん!」
「学園に話を通してキッチンを貸してもらえることになった…量が量だからな。手の空いてる奴片っ端から呼んで各自で作業を進める…でいいか?」
「はい!すいません私のせいで…」
「ふふ…何、どいつもこいつもこういう楽しい事は大好きだから気に病まなくていい…さあ!始めるぞみんな!」
92二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 20:06:06
「とりあえず大体のジャガイモは茹で終わったけど…」
「こっちの分は全部潰すのか…きっついなぁ…」
「ならこれは私に任せてくれないかな」
「ファイトレ?あっまだ熱い…あーそっか…そっちは義手か…」
「手袋だけ借りるね…それで、このまま…!」
「おお!?凄い義手だけ動いてる!」
「本当は悪漢を殴るための機能なんだけどね…ふふ、まさかこんな用途で使う日が来るなんて」
「ウワーッ!めっちゃ格好いいっす!」
「すげぇ!ハルクバスターだ!マーベルのあれ!」
「くんなお子様共!作業はどうした!?」
「はー…凄い…映画みたいだ…」
「なるほど…じゃあ言うべきセリフは…ジャービス、手を貸せ…かな?」
「か…格好いい…」
「こうして大根の下拵えをしていると…学生の頃を思い出すな…」
「へぇ…ムントレも文化祭とか手伝ってたんだ」
「あまり長くは出来なかったが…新鮮だったよ…そうだブルトレ、出し物なんだが実は私の意見が採用されてね」
「んーなんだろう…喫茶店とか?」
「ふふ…意外かもしれないが…おでんを出してね」
「あぁ…なるほど…」
93二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 20:07:58
こんな感じで…普段絡まない人とか書いてみたい人とか一言でも話が出来たらなぁと思って…一言でもエモでもネタでも何でも書いてくれればと…
≫116二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 20:21:19
ということで大量の型を並べ、にんじんの下ごしらえをしていく私。そこに黒い影が通りすぎる。
「さて、私はにんじんプリンでも作ろっと!って、あれは……えーと……ギムレットさん?或いはウオトレさん?」
「どうした、ルドルフの」
「実はにんじんプリンを作ろうと思ったんだけど、流石にこの量を注ぐのは大変だなー、って……」
「……余ったにんじんは?」
「そこにあるけど……」
「なら、それと試食のにんじんプリンを息子と青いのとボウズに。それで手伝おう」
「はーい!なんなら別にもういくつかサービスするけど……」
「構うな。それより、にんじんプリン作るんじゃなかったのか?」
「あ、そうだった……ではギムレットさんに注ぐための鍋渡しますね」
「ああ」
数分後
「……ええと、ルドトレちゃんとギムレットさん、何を?」
「あ、スイトレさん!実は……」
「それで、この量を二人で……?」
「安請け合いするんじゃなかった、ボウズも"パン工場のバイトってこんなんだと聞いた"とか言い出してやがる」
「……えーと、て、手伝ってください……」
「ひぃん……」
────結局この後ルドルフとスイーピーと青い方のウオトレとウオッカの累計七人で片付けて冷やした。
にんじんプリンは美味しかった。
≫120二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 20:22:52
ボノトレ、マヤトレ、リャイトレ
「うーん…各作業場にこれ運ばないと駄目だよね…」
「待って…変な人にあんし〜んされて治ったけど二人じゃ無理だ…」
「だったら自分が運びましょう!よいしょー!!」
「いや二個はやば…そうじゃないね」
「…少しもしんどそうじゃないな…何でだ?」
「簡単ですよ!!筋肉です!!筋肉は全てに役立つのです!!!」
「筋肉…」
「筋肉かぁ…」
こんな感じ?
≫126二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 20:28:59
『けいけん』
「ひぃん…ひぃぃん…」
「あのオペトレさん、そこで滝のような涙を流している方は?」
「ああブラトレさん。彼女は玉ねぎにも負けてしまう最もかよわきいきもの、スイトレさんだよ」
「ひぃぃん……」
「玉ねぎの処理、ああ成程……」
「私もやるーと言っていたから手が足りていないところのサポートをさせようとした結果、見事なまでに玉ねぎがぶち当たってしまったようだね」
「ぬひん」
「あー、ガム食べながらだとしみにくいらしいですよ?持ち合わせがあるのでどうぞ」
「ひぃぃんぬ」
「おお、喜んでくれているようだね」
「わかるんですかあれで」
「慣れたものだよ」
「あ、いやスイトレさんにガム上げに来ただけじゃないんですよ。オペトレさん、ドトトレさんとベガトレさんが呼んでます」
「ああ、それなら行かないとね。面倒な調理手順でもあったかな?」
「ありがとうねぇ、ブラトレさん」
「いえいえ、俺もいろいろ走り回ってようやく落ち着いてきたころだったんで」
「わたしねえ、ちょっぴりブラトレさんのことうらやましかったんだよね」
「というと?」
「若くして三冠ウマ娘のトレーナーにして、チームトレーナーでもあるわけじゃない。同期から見ても相当なものだと思うけど、うだつの上がらなかったわたしからしてもちょっと嫉妬するくらいだったよぉ」
「あぁー……」
「でもね、それを鼻にかけるわけでもなく、ひたすらウマ娘ちゃんたちにトレーニングをつけてあげたり、いろんな料理を作ってあげたり、とっても努力してすごいトレーナーだってわかったからねぇ」
「……でもまだ俺は経験が足りてませんからね。もしよろしければ、サブトレーナー時代にどんなことがあったかお聞きしても?」
「いいよぉ。あ、でも玉ねぎ切ってからね」
「俺も手伝いますよ。今日はいろんな人と交流したいですし」
≫127二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 20:30:18
カレトレ「うーんゴルシ、このジャガイモでなんか作れる?」
ゴルトレ「いやまあそりゃつくれって言われたら大抵何でも出来そうだけどよー、そんないきなりなんか作ってとかちょっとこなれて雑になってきた夫婦みたいなこと言われても出てくるのは偽札位だぜ?」
カレトレ「んー? なんかゴルシ大人しくない?」
ゴルトレ「そうか? でもまあ確かになーんかお前の前だと調子狂うんだよなぁ。あとさっきから思ってたけどオレはゴルシじゃなくてゴルトレな? 羊羹と寒天くらいちげーぞ?」
カレトレ「やっぱおかしくないゴルシ」
≫141二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 20:48:41
ケツ「グスッ...グスッ...」
新人ちゃん「仕方なかったって奴ですよ、ケツカフェさんは悪くないです…」
ケツ「でも...僕のせいで...マクトレさんが...僕が気をつけてさえいれば...」
マクトレ「勝手に故人にしないでくださいまし」
────────────
朝
おはようございます!マンハッタンカフェ担当トレーナー(ケツ)です!
今朝、新人ちゃんさんから食料が届きました!
きっとこれは料理をしろということでしょう!新人ちゃんさんにはあとで連絡するとして…早速お料理タイムです!まずはここにあるみりんを全部入れて…
───────
マクトレさん、テイトレさんおはようございます!
新人ちゃんさんから貰った食料でアップルパイを作ったので良かったらどうぞ!
マクトレ「イタダキマスワ!パクパクデスワ!」
テイトレ「アップルパイ…?泥団子にしか見えないぞ…?」
────────
手紙
新人へ元気にしていますか
中略
そちらの学園にいるカフェトレ(ケツ)には料理を作らせないように、死人が出るらしいです。
はい、ネタ枠
≫143二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 20:49:20
熱血クソボケ頭サイゲ系タイシン性癖破壊兵器
元祖曇らせ帝王の伴侶兼男子高校生
──監禁された。──監禁した。
遭難癖持ち女装ショタ
運転荒めの独占力持ち大和撫子
いつの間にかボケに回ってたツッコミが上手い玉木宏(姉)
アホ
掛からせのプロ(一部ウマ娘は彼に弟子入りした方がいい)
ウエストは細いが声はデカい激マブ特攻持ち
限界お兄さまライスかわいいよライス
サイレンスアサヒ
甘々イチャイチャたわけ
担当ウマ娘のクソボケっぷりに振り回される三白眼
安心感があり過ぎるおかん(おとん)
──耐えた。(with🐴🐉)
初代ガンギマリ名誉モルモット
ストゼロ芦名グラム持ちガンギマリメジロモドキ
ひたすらにSSが尊い頭サイゲ体型の一角
ここの2人は生活習慣を整えましょう。
恋愛つよつよレジェンドラブラブウマ娘に落とされた泣き虫。お幸せになぁ!
世紀末覇王の黒子にしてトレーナー陣屈指の常識人
20cmの厚底ブーツは無茶なのよ
常に厚着を着てる隠れ巨乳で巻き込まれ体質
≫165二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 20:59:52
ネイトレ「オグトレさーん。ジャガイモの処理、こんな感じでいいですか?」
オグトレ「……うん、完璧。問題ない」
ネイトレ「よかったぁ……じゃあ、つ、ぎ、はーー……さつまいも?」
オグトレ「芋ばっかり任せて悪いね。でもこの調子ならすぐ終わると思う」
リウトレ「……先輩、普通に調理できる人じゃないですか」
ネイトレ「そーお?リウトレさんほどお肉の下拵え早くできないよ?それに出来上がったのを食べると、なんか違うんだよね……」
オグトレ「意外と理想が高いんだなネイトレは」
リウトレ「あー……高身長高収入高学歴を求めるようなもの?」
ネイトレ「3高なんてよく知ってるねリウトレさん」
オグトレ「ネイトレもだよ。お前さんらいくつだい」
リウトレ「22になりました」
ネイトレ「23です」
オグトレ「……改めて聞くと若いな」
リウトレ「オグトレさんも若いですよ。全然アラサーに見えないし」
ネイトレ「ウマ娘化してる私たちの中でアラサーに見える人、いる?」
オグトレ「うーん……いや。これ考えること自体罠だな」
ネイトレ「え!?そんなつもりじゃ」
リウトレ「先輩……」
ネイトレ「やめて!?そんな目で見ないで!?」
オグトレ「いやいやお喋りがすぎた。まだまだやることは多いんだ。続けるぞ」
「「はーい」」
≫170二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 21:02:09
テイ、フラ、グラ、フク
「痛いいたい!やめて、ヤメテヨー!」
「このバ鹿!」
「おバ鹿!介錯してやりましょうか!!」
「お前ら何やってんだ。二人でテイトレ囲んで叩いて」
「止めては駄目ですフクトレ。こいつには罰として花魁の格好をさせねばなりません」
「いいやグラトレ…ミニスカメイド服で配膳の刑にしよう」
「はいはい…で、どうした?」
「うう…いや凍った海鮮類叩いて砕いてたんだけど、その音が俺が脚折った時に似てるなって言っただけで…痛い痛いいたァい!なにすんのフクトレ!」
「お前が100悪いわ!あの時俺らがどんだけ心配したと思ってんだ!!」
「いひゃ…こ、小粋なジョーク…あああぁ指が!埋まってる!顔にぃ!」
「言っていい冗談があるだろ!アホ!!」
「そのまま捕まえといてくれ…今ロブトレに持ってきてもらってるから」
「あああぁやだ!ごめんなさい!」
「謝罪の意思があるなら腹を切るか誠意を見せるかです」
≫172二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 21:02:57
ロブトレ「これはまた、大量に食材が届きましたね」
ライトレ「そうだね、これだけの食材があるなら、いろんなお菓子が作れそうだね。折角だから色々と作ってみようか」
ロブトレ「ライトレさん、それでしたら、誘ってみたい方がいるのですが、いいでしょうか?」
ライトレ「ああ、いいとも。沢山人がいた方がよりたくさん作れる。沢山作ればライスはより喜ぶだろうからね」
ロブトレ「その方々がですね……」
ライトレ「なるほど、ならボノトレとスズトレも呼んでおこう。教えれる人は沢山いた方が良いからね」
クリトレ(小)「ロブトレさん、どうしましたか?」
ネイトレ「どうしました?もしかして、またスイーツパーティ開きます?」
マベトレ「ロブトレ、どうしたのー。なんだかとっても楽しそうなこと考えていそうだね」
ロブトレ「いえ、その、いつもはスイーツを食べていますが、今回は作って、見ませんか?」
ネイトレ「作ってみるって、私たちで?」
ロブトレ「はい、最近、ライトレさんにお菓子作りを教わっていまして、それでライトレさんに確認したら一緒に教えてくれるそうで」
クリトレ(小)「お菓子作り……!楽しそう!参加させてください!たくさん作ってクリークにも食べてもらいたいですね」
ネイトレ「いいね。自分たちで作ったものでスイーツパーティ開くのもありですね。よし、なら腕によりをかけて作りますか」
マベトレ「うんうん、それはとってもマーベラスだよ。作ったお菓子も私たちだけでなく、皆に配ればみんな幸せだよ」
ロブトレ「それもいいですね。他にもスイーツが好きなトレーナーや担当もいるでしょうから、その方たちにも振舞うのも良いですね」
ネイトレ「いつもはオグトレさんたちに任せているし、私たちだって出来るところ、見せましょうか」
「「「おおー!」」」
≫177二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 21:06:08
ファイキタサトトレ メジロトレ
何台ものトラックから積み降ろしされる荷物。
黒い服の人達が荷下ろしを行い、
力があるということでアルトレやリャイトレ、ファイトレも手伝ったり現場指揮をとっていた。
「ファイトレ、これはあちらにだな?」
「そうね、多目に持っていてアルトレ。」
「分かった。…持てるのかリャイトレ?」
「俺の筋肉ならいける!ザ・マッスル!」
「…崩さないならいいよ、頼むね。」
そんな姿を見守るのは手伝わなくていいと言われ、
とりあえず見学に回ったサトトレとマクトレ、ドベトレだった。隣では無線機を片手に指示を入れるキタトレの姿も。
ふとサトトレが呟く。
「いつ見てもメジロ家の財力は凄いな…」
「サトノ家の貴方に言われたくありませんわ、それよりもキタちゃんの所も何気に混じってるのですね…」
「キタちゃんの家も裕福だからね。そういえばキタちゃんのお爺さまも来るみたいだよ。」
「嘘だろ…結構な有名人って聞いたが…」
「そうね、今回は気になったらしいわ。」
無線を切ったキタトレが答える。
「そうなのか…」
「…まあでも、今から来るのを見たら肝を抜くわよ。」
「それはどういうことなんです…!」
バラバラバラバラッ!
「来たわね…」
ヘリの音が聞こえ、全員が上を向く。
ーーーそこにはファイン家のヘリがコンテナを降ろそうとする姿があった。
「「「………」」」
度肝を抜かれ、黙る三人。
「まあそうなるわね…」
キタトレも苦笑いで返すのだった。
≫188じじぴの口調こんなんでいいの?21/10/22(金) 21:09:02
「えーっと、次作るのは」
「精が出てるの、フジトレ」
「先生、先方への挨拶はもう終わったんですか?」
「何、あの手のものは肩が凝るだけじゃ。気の合う知り合いもいなかったからのう、とっとと抜けてきた」
「先生は相変わらず自由ですね」
「そういうお主は相変わらず窮屈な生き方を好んでおるのう。どうせ今やっとるソレも誰かに泣きつかれたんじゃろ?」
「お見通しですか。流石です」
「耄碌しておったらトレーナーなどできん……、で、何を作っておるのじゃ?」
「あ、新人の子(not新人ちゃん)が発注ミスしちゃったらしくて。急遽発注しすぎた分を使って即興のお菓子でも」
「フジトレ」
「世話を焼くのはいいが甘やかし過ぎるのではないぞ、ですよね?大丈夫です、当人はたづなさんにきっちりしぼってもらってますから」
「……察しがいいのも考え物じゃな。おそらく次の言葉も分かっておるのじゃろ?」
「他人に気を遣りすぎて自分のことがおろそかにならぬようにな、ですか?」
「トレーナーたるもの担当の立場になって考えろ、とは言ったが、他人の機微を一から十まで嗅ぎ取れとは言った覚えはないがの」
「あはは、すいません」
「ま、お主が無理をしそうになったらフジキセキが止めてくれるじゃろうし問題なかろう」
「……フジを出してくるのは卑怯じゃありません?」
「なーに、昔っから他人のことには人一倍敏感だったのに自分のことは抱え込んで意地でも話さなかったお主をどーやって矯正してやろうかと思ったがの、まーさか担当したウマ娘が丸っと解決していくとは思いもしなかったからの。じじピは拍子抜けだったんじゃ。」
「その件はお手数おかけして申し訳ありません……」
「なーに、まさか思いっきり惚れ込んだどころか現役中にファンの前で告白されたのはお主が初めてじゃったからの、あの時はどちゃくそウケる~って感じじゃったわい」
「ちょ、ちょっとその話はナシですって、ちょっと!!!」
「ほっほっほ。なーに、ただの事実じゃろうて」
「それを言ったら先生だって現役中に担当と修羅場になって新聞の一面に載ったじゃないですかー!!」
「お、お主それを言ったらあかんじゃろうが!」
「お互い様です。健康体の今ならいくらでも買えますよ!!」
『……』
「先生?フジキセキ担当?そんなことをしてる暇があったら仕事してください?」
『あっはい』
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part294【TSトレ】
≫23二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 21:17:55
言うっちまうこそこそ噂話
カレトレが妹化したのはカレンチャンが性別の壁とか一切気にするタイプでもないし普通にTSしてもこれTSする意味ないな?ってなったから
最近?流行ってるクソザコお姉ちゃんほどで無くてもお姉ちゃん化でよわよわにする予定もあったけど、それ別にTSせず最初からお姉ちゃんでもあんまり変わらないよなぁ……ってなった
そして時流に乗った結果が今のカレトレである
≫26二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 21:18:55
投げるね
テイトレ「んっー!んっー!」
パラシン「パーラパラパラパラ!か弱い女の娘に力で負けるのってどんな気分ですか?テイトレ先輩?」
テイトレ「んっー!んんんっー!」
パラシン「ちょっとぉ、先輩ちゃんと人の言葉話してくださいよ、何言ってるか全然分かりませんよ?」
「まあいいか、これから手酷い拷問が待ってますから楽しみにしてくださいね?」
テイトレ「んっ!?ンンンッッ!!」ジタバタ
─────────
パラシン「準備できましたよ、先輩。今口枷外しますね。」
テイトレ「ぷはぁ...、お前!何でこんな事!」
パラシン「うるさいですねぇ、自分の立場がまだわからないんですか?まあいいです直ぐにそんな事言えなくなりますから」
テイトレ「くっ...何をされても俺はお前なんかに屈しないぞ...」
パラシン「まずはこれ...何だか分かりますか?」
テイトレ「そ...それは!?俺がこっそり隠していたプリン研究所の抹茶プリン!!まさか...お前、やめろォォォ!」
パラシン「パクっ!んっー♡美味しいです!抹茶の苦さとプリンの甘さが絶妙にマッチしてます♡!」
テイトレ「あ...あっ...俺の抹茶プリンが...一個8000円もしたんだぞ!」
パラシン「パーラシンシン!一時間後にまた来るパラよ」
──────────
りょうぴょいじょくぴょい
≫66二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 21:38:33
「なぁ黒死牟殿。俺達も手伝いをした方がいいんじゃあないかな?」
「…祝いの場を護るのが、我らの務め…シチトレや他のトレーナーを…曇らせてはならぬ…」
「真面目だなぁ黒死牟殿は…一番の親友の猗窩座殿はお嫁さんとお休みだし…暇だなぁ…」
「おっいたいた!警備の人たち!」
「…ナリタタイシンの、トレーナー…」
「やあやぁタイトレ殿!何か御用でもあるのかい?」
「いやー料理の準備がまだ時間かかりそうだからさ!はいこれ!」
「…缶の、珈琲」
「最近冷えるから!いつもありがとう!じゃあ俺戻るな!」
「いやいや有難いな黒死牟殿!皆優しくて…心臓が脈打ってるよ。これが感情というものなんだねぇ…黒死牟殿?」
「…タイトレも、いい…」
「…少し優しくされたからといって幼子のように勘違いしてはいけないよ黒死牟殿」
前スレの概念妄想…何で私は必死に鬼滅の刃を読み返したんだろう…
≫75二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 21:42:42
パラシン「パーラシンシン!一時間ぶりですね先輩」
テイトレ「てめぇ!どの面下げて!」
パラシン「このツラです!可愛いでしょ!☆(ゝω・)vキャピ」
テイトレ「💢」
パラシン「まあいいです、次の拷問の準備が出来ましたんでね...」
テイトレ「あれを乗り越えた俺に生半可なものは効かないぞ」
パラシン「今回はこれ...何か分かりますか?」
テイトレ「そ...それは!」
パラシン「パーラシンシン!そうです...名探偵コナンの単行本です...謝るなら今のうちですよ?」
テイトレ「おまえ...俺がまだ読み終わってないのを知って...?よせ...それは洒落じゃ」
パラシン「先輩、私が聴きたいのはそんな言葉じゃ無いんですよ」江戸川コナンは工藤新一なんですか
テイトレ「あっ...あっ...」
パラシン「また一時間後に来ますね」
ごうぴょいもんぴょい
≫82二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 21:48:56
https://bbs.animanch.com/board/116448/?res=82
≫91シチトレ幻覚マン21/10/22(金) 21:51:15
「はい、どうぞ。」
ある日の昼下がり、私がトレーナー室で事務処理しているとノックが聞こえてきた。
基本的に、私の部屋は来客が少なく、シチーぐらいしか来ない。
「失礼します。」
学園内でも一際威厳を持った声が部屋に響いた。
「…生徒会長が、何の御用で?」
「いや、大した用ではないよ。」
安っぽいパイプ椅子に座っても何故か威厳が出る彼女だが、一体私に何を聞きに来たのだろうか…
先日のスプリングステークスでは実力を証明できた訳だし、「シンボリ」の名を傷つけるような事はなかったはず…
「聞きたいのは、トレーナーの事なのだが…。」
ようやく得心がいった。
「そういうことね…。」
「私がお断りしている人たちが、そっちに向かってるのね。」
経緯を整理すると、
①こないだのレースを見たトレーナー達が、私にスカウトを持ちかけてくる。
②私はトレーナー資格を持っているため、自らで出走登録可能であり、必要が無いためお断りしていた。
これで諦めてくれれば良いのだが、中には諦めの悪い人も多く…。
「その一部のトレーナーが私の所に来ている、という訳だ。」
92シチトレ幻覚マン21/10/22(金) 21:52:04
同じ「シンボリ」だから説得出来ると思ったのか、それともトレーナー資格を持つウマ娘というアンフェアに抗議しに来たのか…。
「ごめんね、そんな面倒臭いことになってるなんて…」
「現行の規則に沿っているから、貴方が違反している訳では無い。だから、別に謝る必要はないよ。それに、今更否定するつもりで来た訳ではない。」
「でも、このまま放っておくもの面倒臭い…。」
「その相談なのだが、2つ選択肢がある。」
ルドルフの提示した選択肢は2つ。
1つは、信頼出来るトレーナーに名前を借りる。
もう1つは…
「互助会?」
「そうだ。近々、貴方や私のトレーナーのような人たちを集めて互助会を作る予定で、そこで預かりという形にするという方法だ。」
「というと、つまり…」
「ウマ娘化したトレーナーたちの合同チームアップのような形になるだろう。まぁ、そこまで強制力のあるものにはならないだろうが。」
なるほど、彼ら、いや彼女らなら私のやり方にも理解がある。いい提案であるだろう。
「いいね、検討させてもらうよ。」
「それは重畳。話が早くて助かるよ。」
93シチトレ幻覚マン21/10/22(金) 21:52:53
「ところで…」
「"用事"はそれだけ?」
そう、この問題は別に私に限ったことではない。わざわざ私の部屋まで赴いてすることではないし、書類1枚で済むことではあるのだ。
ということは…。
「あ、あぁ。その…。」
「アロマを、少し、教えてもらえないだろうか…。」
目を伏せ、所在なさげに手を組んだ彼女の顔は赤らんでいて、今までの威厳ある風貌が一気に、年頃の乙女の顔になった。こうなっては、7冠の皇帝も可愛らしいものだ。
「噂は噂だと思ってたけど、やっぱり…」
何か言おうとした彼女を手で制して、こう続けた。
「大丈夫、説明付きでちゃんと見繕ってあげるし、そのことは黙っておくから。」
彼女の立場上、あまり他の人にバレたくないのだろう…。
こういう口実でしか来れない彼女に少し歯痒い思いをしながら、彼女のこれからの生活に潤いを与えられるのならそれはそれで嬉しかった。だから…
「しっかり、楽しんでおいで。」
内心頼ってもらえたからか、妹が出来たようでウキウキの私は、いつもよりちょっと高めのアロマグッズを包んで、彼女に渡したのだった。
…いくらかお節介のすぎるグッズも詰めたけど、まあいっか。
≫105二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 21:57:12
グラトレ(独)「タイトレさん、タイシンさん、おめでとうございます」
タイトレ「はい! ありがとうございます!」
タイシン「何の事か聞くのが先でしょ!」
タイトレ「だがタイシン、祝われたのだから感謝を告げないと!」
タイシン「……それは、そうだけど……それよりグラトレは何に対しての言葉よ!」
グラトレ(独)「はい、1ヶ月記念との事ですよ?」
タイシン「……アンタは何か分かるの?」
タイトレ「スマン、タイシン……俺もさっぱりだ」
グラトレ(独)「まぁ、深い事は考えずに……どうぞ、今回の記念に茶葉を用意したのですよ?」
タイトレ「それは有り難い……タイシンも一緒に飲もう!」
タイシン「……分かったから!」
グラトレ(独)「……どうぞ、粗茶ですが……」
タイトレ「ありがとう、頂きます!」
グラトレ(独)「あっ! そ、そんなに回さなくても良いのですよ!?」
タイシン「バカ、ちょっと!?」
タイトレ「うわ!!」
──バシャァ!!
タイトレ「熱!!?」
グラトレ(独)「大丈夫ですか!?」
タイトレ「あ、あぁすみません、大丈夫です服が濡れたぐらいですね」
タイシン「……!?」
グラトレ(独)「すみませんタイシンさん、私はタイトレさんが上に着れそうな物を持って来ますのでその間に、このタオルで拭いてあげて貰えますか? お願いしますね!」
タイシン「えっ!? ちょっ!?」
グラトレ(独)「それでは、取りに行ってきます!」
タイシン「ま、待って!!」
タイトレ「すまん! タイシン! お願いする!!」
タイシンの性癖は壊れた
≫112ガンギマリ頭スズトレ21/10/22(金) 22:00:34
────逃げている。
栗毛の長髪の少女が、他を置き去りにして。
およそ信じられないレベルの差、しかも少女はなお加速する。
共に走るウマ娘を、予想を、風を、音を置き去りにして──
──大欅から出てきた少女は、その様子を一変させていた。
明らかに不自然な走り。洗練されてたフォームは乱れて、目に見えるように減速していく。
『ああっと────────!────────に故障発生です!なんということでしょう!』
実況も明らかに困惑し、会場もざわめき始める。
失速した少女はみんなに追い抜かされて、そして──一人でバタりと、倒れた。
『────沈黙の日曜日!』
《いかがでした?》
「お前がどうしようもなく悪趣味で腐った奴だってことは分かったよ。」
《あら、光栄です。》
眼前で流されてた映像から目を離し、人…いや、ナニカに視線を向ける。
そのナニカは、あまりに歪だった。まず頭と胴体を繋ぐはずの首がないし、体もボロボロ。壊れかけの石像、というのがふさわしい表現だろうか。
「お前は誰で、何がしたかったの。
…少なくとも、私の知るスズカはこうならなかった。大欅を超えて、私の待つゴールに帰ってきた。…お前が見せたこの映像は、絶対に起こりえないのに。」
《誰でもなくなった、ただの残滓ですよ。結構前に殺されまして。》
「じゃあさっさと消えてくれればいいのに。」
《辛辣ですね。ですが、この残滓はあなたのために残したんですよ。私を殺した彼への褒美、というものです。まあ映像見せたのは趣味ですが。》
少しは悪意を隠す努力をしてほしい。そう思いながら話を聞く。
《あなたの言うとおり、サイレンススズカにはもうこの運命が訪れることはない。
でも、1人だけいますよね?サイレンススズカの因子を持ち、天皇賞秋を目指すものが。》
「…それで?」
《忠告です。天皇賞秋には出ないことを勧めます。──永遠に走れなくなる、それを避けたいのなら。》
113ガンギマリ頭スズトレ21/10/22(金) 22:00:53
「…過去一最悪な夢だった。」
鳴る前の目覚ましを止めて呟く。
死んでるはずの存在の趣味を押し付けられる夢とか二度とごめんだ。
「…まあ、無視できないものではあるけど。」
カレンダーの日付は10月31日。
────天皇賞秋、その当日を指している。
私がデビューしてから、3年。色々なことがあった。
『逃亡者2世』として恐れられたアルテミスカップ、弥生賞。
初のGIであり三冠への一歩目だった皐月賞勝利、からのダービーでの大敗。
スズカの大逃げと決別し、私だけの走りを見つけて復活したオールカマー。
強豪との激闘の果て、【Sunlight shine on the world】…"領域"を目覚めさせ、『完璧なる逃亡者』の名を得た大阪杯、安田記念。
それらを超えて、私たちはついに思い入れの深い、天皇賞秋を次のレースに定めた。
「…遠いとこに、来たもんね。」
過去の自分に話したら果たして信じるんだろうか、と考えながら支度を始める。
髪をいつものポニテに束ね、朝食を取り、必要なものを用意し、ブレスレットを腕につける。
レースがある日のいつもの流れだ。
「よし、準備完了。」
すっかり手馴れた一連の動作を終えて、一言。
あとは部屋を出て向かうだけ…だけど、もう一言だけ残していこう。
「…忠告はしっかり吟味するよ。でも…私は揺らがない。ただの残滓に崩せるほど、私たちは弱くない。」
部屋を出て、扉を閉める。
待ち望んだ舞台へと、足を運ぶために。
114ガンギマリ頭スズトレ21/10/22(金) 22:01:16
「──その言葉を最後に目が覚めた。これで内容は全部かな。」
東京レース場にある、控室の一つ。
私はそこで、トレーナーさんが見たという夢の内容を聞いていました。
「なるほど。…確かに不吉、ですね。」
「うん。私が想像もしない事を見せてきたのも事実だから気のせいとは流せない。それでスズカに話して、二人でどうするか決めるべきだと思った。」
「…アサヒは、どうしたいですか?」
「出たい、かな。三冠の夢敗れたあと、ずっと目標にしてきたレースだから。仕上がりも万全だし。スズカは?」
優しい目で、トレーナーさんが私に聞く。
きっと、トレーナーさんは私が何を考えているか分かっている。その上で聞きたい。多分、そういうことだ。
「…正直に言うと、出てほしくないです。覚えてますよね、私が天皇賞秋出た後の病院で、走りきれたのが奇跡って言われた事。
…その映像通りになってた可能性を、私は否定できません。そしてもしアサヒがそうなったら、多分私は耐えられない。」
「そっか。」
「…でも。」
控室の鏡を、そこに映る私を見る。そうだ。私はこれによく似た顔を、知っている。
「これは、私の天皇賞秋やジャパンカップの時に、アサヒが感じてた事でもあるんですよね。」
「…うん、そうだね。」
「トレーナーになるために、たくさんの人に力を貸してもらいました。」
学校の勉強、自身のトレーニング、それらを欠かすことなくトレーナー資格を取るという難題。数え切れないほどの人に力を貸してもらった。
「それでも、私のトレーナーとしての憧れは、やっぱりアサヒ以外にいないです。
…なので。私はアサヒを、アサヒの走りを信じます。」
トレーナーさんが、私の走りを信じてくれたように。
私の言葉を聞いて、トレーナーさんが柔らかく微笑む。
「約束してください。必ず…帰ってくるって。」
「うん、必ず帰る。だからスズカは待ってて。
私が目指す、ゴールの先で。」
「…はい!」
満面の笑みで、そう答えるのだった。
115ガンギマリ頭スズトレ21/10/22(金) 22:01:36
『さあやってきました、天皇賞・秋!!
天気は快晴、ターフも絶好の良バ場となりました。』
ゲートに入り、アナウンスと観覧席からの歓声に耳を傾ける。
『注目すべきはやはり1番人気、1枠1番サイレンスアサヒ!果たして「完璧なる逃亡者」は「異次元の逃亡者」サイレンススズカも勝ち取った秋の盾を掴み取れるのか!!』
すっかりボロボロとなったブレスレットを胸に当てる。レース前の私のルーティンだ。
ただ、流石にいつ壊れてもおかしくない。終わったら作り直すことを提案してみよう。
『各ウマ娘、ゲートに入って体勢整いました!』
ガコン、とゲートが開く。私も含めた16人が一斉にレース場へと飛びだす。
もちろん私の作戦は逃げ。先頭目指して加速する…けど、同じような影が、他にもいくつか。
実は今回のレース、逃げウマ娘が多い。私を抜いても5人。
ついてこうとハイペースな展開になり差しきれなかった大阪杯、一瞬で差して私の加速をうわ回ろうとし失敗した安田記念の二つのレースを分析し、そもそも先頭を譲るべきではない、そういう結論に達したのだろう。
「…だけど、甘い。」
逃げ、特に大逃げにとって出だしはとても重要だ。だからこそ、私はスズカと組んでからずっと、序盤の走り方について研究し続けてきた。
ゆえに。
『激しい戦闘争いの中前に出たのはサイレンスアサヒ!他のウマ娘を突き放し、いつものようにグングンとあがっていきます!!』
先頭争いだけは、誰にも負けやしない。
バ群から抜け出し、まっすぐ前を見ながら同時に後方のウマ娘達の様子を「足音」と「呼吸音」のふたつで把握。ウマ娘化で齎されたずば抜けた聴覚という名の恩寵は、最後方の娘から出る音さえも私の耳へと情報を届けてくれる。
『サイレンスアサヒと後続との差は5バ身で止まりました!「完璧なる逃亡者」、今日はこの差を維持する模様!!』
先頭でレースを先導しながらも超人的な聴覚で後続のウマ娘の位置情報を把握し、開いた差をゴールまで維持する。それが私の、サイレンスアサヒの走り。
「完璧」と形容された、唯一無二の逃げを今回も完成させて、第3コーナー前の坂を駆け上がる。
…にしても、脚が軽い。登り坂が平地のように感じる。万全どころか過去一調子がいいかも。
誰より早く第3コーナーへ、そして大欅を──
────ズキッ。
116ガンギマリ頭スズトレ21/10/22(金) 22:02:15
「…っ!?」
一瞬、左脚より発された激痛によって走りが乱れる。
生憎、すぐ痛みは収まった。…しかし、猛烈な違和感が残り続ける。
本気で走ったら、ゴールまで持たない。そう本能が告げる。それこそ領域でも。
だからといって、このままのペースを維持するのもまずい。すでに後続が加速し始めてる。全力を振り絞らなければ抜かれる、確実に。
…あのナニカの意図を、今完全に理解した。
全力を出して大怪我を負うか、怪我を避けて自ら負けを選ぶか。その二択を、あいつは私にさせたかったのだろう。ホントに、腐った性根をしている。
『後続がジリジリと差を詰め始めるがサイレンスアサヒ、伸びない!一体どうしたのか!!』
もう1秒も惜しい。どうすればいい。…どちらを…
────それで、いいの?
その声と共に、景色が一変する。星空の下、道だけがある世界へ。
「ここは…」
『わたしの世界。前はもっといたけど、もうみんな、あなたになったから。』
いつの間にか現れた、車椅子の少女が言う。
「…あなたは…」
『ねえ、どうしたい?』
「…どう、って…」
『走りたいように、走っていいんだよ。』
少女は続ける。
『約束、したんでしょ?』
…ああ、そうか。この娘は。
「…ありがとう。もう迷わない。私は行くよ。あなたの分まで。」
『…うん、いってらっしゃい。優しいあなた。』
少女が消えて、感覚が研ぎ澄まされていく。
世界は未だに闇の中で、音も依然として戻る気配はない。だけど、いや、だからこそ。
117ガンギマリ頭スズトレ21/10/22(金) 22:03:18
聞こえる。芝の音、地面の音。どこが固くてどこが柔らかいかまで、こと細かに。
聞こえる。自分の音。怪我の位置も、状態も、完璧に。
…分かる。脚に限界まで負荷をかけない走り方。
…見える。最短で駆け抜けるための道筋。
そして。
「トレーナーさん!!!!」
…待たせてごめん、スズカ。──今、帰るよ。
『残り4バ身まで差が縮まる!サイレンスアサヒはまだ伸びない!!「完璧なる逃亡者」はここまでなのか!?』
そう、実況が言った直後だった。
頭に、涼やかな風が吹いた。まるで、"領域"に入った時のような。
その直後に。
トレーナーさんが、ここからでも聞こえるほどに地面を踏みしめ、加速した。
後続との差を気にしないで、ひたすらに周りを引き離していく。
その様は、私の大逃げみたいで。
…かつて、トレーナーさんは私の大逃げを目指して、ダービーで大敗した。当然だ、人にはそれぞれの走りがある。私の真似をしても、ポテンシャルを発揮しきれない。
だけど、これは違う。これは真似なんかじゃなく。私があの日幻視した、トレーナーさんだけの、大逃げだ。
残り、600。
左脚はほんの僅かに固めな場所を、軽く蹴れ。怪我の場所へのダメージを最小限に抑えろ。
残り、450。
右脚は固い場所を強く、全力で。左脚の分まで、いやそれ以上に距離を出せ。
残り、300。
腕の振り方にも細心の注意を。振り幅で足のつく場所が結構変わる。1ミリの誤差も許されない。
残り、150。
最後まで全力を尽くせ。
────逃げ切れ。運命からも!!!!
…残り、000。 サイレンスアサヒ、1着
ガンギマリ頭スズトレ21/10/22(金) 22:03:54
「はあ、はあ、はあ、はあ…」
"領域"が途切れ、その分のツケが一気にからだ、おもにのうに襲いかかる。
いしきが朦朧とする。まずい。このまま倒れちゃ、ここまでの努力が──
「トレーナーさん!!!!」
倒れるわたしのからだを、スズカが支えてくれる。
そのまま、ゆっくりじめんに。
「フクトレさん達に協力してもらって道は作ってもらってますし、救急車ももうすぐ来ます。大丈夫ですからね。」
「そ、っか…」
きっと、あの娘がスズカにも知らせてくれたんだろう。感謝してもしきれない。
「…ただいま、スズカ。」
「…はい!お帰りなさい、トレーナーさん!!」
大歓声のなか、いしきが遠のいていく。
そんななかで。
『────栄光の日曜日!!!!!』
最後に聞いた言葉は、この上なく満足の行くものだった。
『Silent Star ー夜明けの先へー』 完
126ガンギマリ頭スズトレ21/10/22(金) 22:10:04
オマケその1
アサヒ領域まとめ
【Sunlight shine on the world】
大阪杯にて兆候を見せ、安田記念で覚醒したサイレンスアサヒの"領域"。
極限まで研ぎ澄まされた聴覚はどれだけの歓声が会場を満たそうとライバル達の出すあらゆる音を聞き逃さず、限界を超える集中力と脳の働きは、それらの情報から未来予知にも等しい精度で後続の動きを把握、2着との差を1ミリの誤差もなく維持する。
前だけを見ながらも後続の状況を完璧に把握するその様は正に世界を照らす太陽が如し。
太陽の光から逃れる術など、ありはしない。
【Silent Star ー夜明けの先へー】
スズトレの中に宿るスズカの因子が共鳴し、『Sunlight shine on the world』と『先頭の景色は譲らない』を同時発動、及び融合した結果生まれたもうひとつの"領域"。
『先頭の景色は譲らない』によってスズカとスズトレ、ターフ以外の音が消え失せた世界へと突入する事で本来は『Sunlight shine on the world』でさえも聞き取れない超微細な音をも拾い、完璧な道筋、走り方を導き出す。
太陽も夜には沈み、静かな一つの星となりて朝を待つ。夜明けの先、一番に昇るものが朝日なのは、言うまでもないことだろう。
ただし、すでに個として確立されたサイレンスアサヒの因子だけではなくサイレンススズカの因子も"領域"まで持っていく必要があるため発動はほぼ不可能。
もしも、アサヒとスズカが同時に"領域"にはいる機会があれば、あるいは…
ガンギマリ頭スズトレ21/10/22(金) 22:31:47
オマケその2
『Silent Star ー夜明けの先へー』登場人物
・ナニカ
スズトレの夢に現れた謎の存在。かつては相当な力を誇ったようだが、死神っぽい誰かに殺されたらしく、スズトレの前に現れたのはその残滓。
褒美と言いながらスズトレの運命に細工をして即骨折から遅効性に変えて悪魔の二択を叩きつけようとしたりしてるため、割とどうしようもない。
・車椅子の少女
スズトレに唯一残ってる因子、その持ち主。
スズトレは本格化によってほとんどの親、祖の因子は「サイレンスアサヒ」の因子に融合されたが、唯一残っていた、残されたのが彼女である。
何らかの原因で二度と走ることができなくなったが、本人は後悔はない様子。
基本的に干渉はしないで見守るのみだが、走ることに関して後悔だけはしてほしくないと思ってる。
≫130二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 22:10:43
https://bbs.animanch.com/board/116448/?res=130
≫153鍋1/221/10/22(金) 22:25:13
リウトレ、ムントレ、親父
「いやぁ…本当にどうしましょ……」
「うむむ、如何せんこういったことには詳しくないから困ったな。何と答えるべきか……」
「ムントレさんまで駄目だとは……」
「おーい、鍋を運ぶ邪魔だからそこをどいてくれ。このままだ間違えて中身を溢しかねん」
「おや、ギムレットじゃないか。君もこの宴会に?」
「応とも。さっきまでルドルフのと一緒ににんじんプリンを作っててな。冷やしているから全員で食べる鍋でも作ろうと思ったところさ。で、そっちは何をしているんだタンホイザの。どうやらかなり悩んでいるようだが」
「こちらはおでんを作っているついでに彼女の人生相談を、といったところなんだけどね。これが中々に難題でね。困り果てたところなんだ。」
「難題ねぇ。お前がそう言うなら相当なモンなんだろうが……おい、シリウスの。ちょっと気になるから聞かせてみな。」
「……その、担当からのアプローチが強くて。色々と相談して最近は受け流す方向にシフトしたんですけど、それも厳しいものがあるなと思ったので何か良案を探してたんです」
「なんだ色恋沙汰か。告白しろ、以上」
「以上って何ですか以上って!あたしだって色々悩んでるんですよ⁉」
「ギムレット、流石にそれは悩んでいる彼女に対して失礼じゃないか?君は息子が恋愛で悩んでいる時に同じ回答をするのかい?」
「……そういわれると返す言葉が無いな。申し訳ない、シリウスシンボリのトレーナー。俺はお前の悩みがどれだけ深いものであるかを考えていなかった。全力で考えるからどうか許してくれないだろうか。この通りだ」
「……良いですけど。人の悩みをなんだとか言うぐらいなら良い回答あるんですよね?」
「……ありがとう。これでも既婚者だからな。それなりには自信がある」
「えっ、既婚者だったんですか?」「驚いたなギムレット。君が結婚していたとは思わなかった」
「もう二度と会えないだろうがね。それでも俺にはもったいないぐらいの良い人だったよ。さて、『シリウスシンボリからのアプローチにどう応えるか』という疑問だがな。シリウスの」
154鍋と相談2/221/10/22(金) 22:25:47
「はい、ギムレットさん」
「これは他の奴からも言われているだろうが、『お前が後悔しない行動をしろ』という他無い。ただ、逃げることや拒絶することは勧めない。しっかりと向き合った上でお前にとって最良の答えを出せ」
「それはどうしてだいギムレット?最悪、逃げることも選択肢の1つにはなりえると思うが」
「ダービーを勝っているからさタンホイザの。あのレースを勝つような奴は大概、自分が欲しい物を手に入れることが抜群に上手い。だからシリウスの。お前が逃げたり拒絶したりすれば、おそらくシリウスシンボリはお前を逃がさないし形だけの拒絶を踏み越えて堕としに来る。だから逃げたりすることはすべきではないな」
「ギムレットさんでもダメかぁ。既婚者だから期待したのに残念だなぁ……」
「さてはさっきのこと根に持ってるな。……だがな、シリウスの。これは真面目な忠告だが、将来に後悔を残すような真似はするもんじゃない。俺はそれをして今も後悔している奴を1人知っている」
「……それは君のことかいギムレット?実感が籠った言葉のように聞こえるが」
「さて、どうだか。……おっと、もうそろそろ出来上がるな。じゃあなシリウスの。最後に1つ。鍋って良いよな」
「最後にいきなり変なことをぶっこんできましたね。……理由を聞いても?」
「苦手な物があったとしても分かち合い、好きなものは分け合うことができるからだよ。人生も同じこと。1人で背負いこむだけが人生ではないのさ。じゃ、俺はこれで失礼するよ」
「あ、ちょっと⁉……行っちゃった。ムントレさん。あの人は何を言いたかったんでしょう?」
「個人的な解釈で良いのなら話すが、彼は『担当を含めてもっと他人を頼れ』と言っているんじゃないかな?随分と回りくどい言い回しだね」
「もっと頼れ、かぁ。これでもかなり頼ってる方だと思うんですけどね。後何も解決してないんですけどどうしましょう?」
「それはおでんを食べながら考えようか。悩みは一緒に考えれば半分さ」
「……もしかしてさっきのあの人の言葉気に入ってます?まぁ一緒に食べながら考えますか」
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part295【TSトレ】
≫31第十一章「魂」その121/10/22(金) 23:03:13
それは、運命に惑わされた、
二つの魂の行先。
「これは……住所?」
だんだんと冷え込むある秋のこと。
オレは、当主の部屋へと招集をかけられていた。
「ええ、○○区の南にある霊地ですね。
あなたにはそこへ行ってもらいます。」
分からない。
なんたってこんな肌寒い秋朝に行かなきゃ
ならないんだ。
自分の墓探しくらい自分でやれっての。
「ここは、照り紅葉が素晴らしい場所でしてね」
「婆ちゃん、御託はいい。本題はなんだよ」
オレは痺れを切らして老婆に詰め寄る。
正直な所、何か隠しているような気はしていた。
「……もう少し忍耐というものはないのですか」
「時間は有限なんだ、オレは少しでも
ドーベルのために時間を割きたいんだよ」
扉の隙間からぴょこっと耳が現れる。
───────聞いてたのかよアイツ……
33第十一章「魂」その221/10/22(金) 23:03:42
「あっ……ええっと、その……」
めちゃくちゃ焦りまくっている。
別に、隠れて聞くようなモンでもないのに。
「入ってこいよ、ドーベル。
婆ちゃんもいいよな?」
「ええ、構いませんよドーベル、いらっしゃい」
おずおずと入ってくる少女。
耳は倒れ、尻尾はぺたんとしている。
「……盗み聞きして、ごめんなさい……」
本当に反省した様子で入ってくる
オレの担当、メジロドーベル。
「まあドーベルも一緒に話聞こうぜ!!
で、本題についてだったな。」
34第十一章「魂」その321/10/22(金) 23:04:10
再び、空気が張り詰める。
薄ら寒い身体にはいつもより堪える。
「あなたに……両親についての情報を
伝える時が来た、ということです。」
「「…………ッ!!!!!」」
二人合わせて息を飲む。
「オレは、両親に捨てられたハズだ……」
「それも含めて、全ての真実が
そこに眠っています。あなたの根幹に関わる、
その全てが。」
オレの本当の両親。
物心ついた時には姿も形もなく、
ただ伝えられたのは「温泉宿で発見された」
ということだけ。今更、何を。
「……それに、たまにはドーベルとデート
してきたらどうですか?
最近ご無沙汰だったんでしょう?」
「も、もう!!お祖母様ったら!!」
隣のアイツはみるみる顔が真っ赤になっていく
もう少しポーカーフェイスとかないのかよ。
「……分かった分かった。
行けばいいんだろ行けば。
この気ぶり婆さんがよ。」
当主はニコニコと微笑んでいる。
老いを感じさせるも、優しい笑みを。
「行くぞドーベル!!
久しぶりにバイク乗せてやるよ!!」
「……!!うん!行こう兄さん!!!」
35第十一章「魂」その421/10/22(金) 23:04:32
銀杏並木に囲まれた、
人気の少ない通り道。
漆黒の車体は、黄落した金の絨毯に照らされ
一筋のラインを浮かび上がらせる。
「……気持ちいいね、こういう風。
アタシ好きかも。」
「だな。毎日これぐらいの陽気にならねえ
もんかなあホント」
ドーベルの両腕をオレの腰に回させながら
たわいも無い談話は弾む。
ぴったりと抱きつくオレの愛バは
フワフワと微笑んでいる。
「ねえ兄さん!!あそこのお店見て見て!!」
「はしゃぐなっての。
……あそこで昼飯にするか!!」
36第十一章「魂」その521/10/22(金) 23:05:39
「それで、今日はお墓でデートってことなの?」
「まあ、そうだな。なんか他に行きたいトコでもあったかよ?遊園地とか。」
「むっ、今アタシのこと子供扱いしたでしょ!」
「してないしてないって!!
それともアレか?猫カフェとか」
「〜ッ!!もう知らない!!アタシ帰る!!」
「ちょっと待てって!」
ドーベルの腕を掴む。「離してよ!!」
割とキレている。ここは一つ手を打たねば。
「……悪かった。子供扱いしたことは
謝る。ごめん。」
「……、何か埋め合わせしてくれるの?」
食いついた。ここでオレは切り札を使う。
「これが終わったらさ、……あ、ええっと……」
「何?」「……温泉宿、一泊分予約したんだ。
ほら、この前はオレも取り乱しちゃったり
したし……リベンジってことで、頼む!!」
「……別に、行ってあげないこともない……」
かかった。
ドーベルの表情がふにゃふにゃしてきた。かわいい。
「だからさ、今日はオレに付き合ってくれ。
退屈させないからさ。」
そう言って、ドーベルを抱き寄せる。
心無しか体が熱く感じる。
「……ここ、人前だから、その……///」
店内の視線全てが注がれている事に気づく。
「やっべ」
「……!!兄さんのばかあああ!!!!」
37第十一章「魂」その621/10/22(金) 23:06:05
休憩を挟みながらバイクを走らせること数時間。
後ろのドーベルの抱きつく力が強い……
ちょっと強すぎない?
「ドーベル、もう機嫌直してくれよ……」
「子供扱いするし、人前であんなことするし、
ほんっと最低……。」
……耳がぴょこぴょこしてる時点で
感情筒抜けだっての。
あんまりつつくと危険だから
言わないでおくけど。
「着いたぞ、あの丘のてっぺんだ。」
「……わあっ……!!」
途方もなく大きな友禅染の布を広げたような台地
絵の具で塗ったような見事な紅葉
その中心に、
ひっそりと小さな霊園が隠れていた。
「ん、」
「はいはい。」
ドーベルのメットをもらう。
オレもメットを外すと、
紅葉香る爽籟が、二人の髪をなびかせる。
「ふい〜、やっぱツーリング最高!!!」
「さ、早く行きましょ、
日が暮れちゃう前に!!」
「ちょっ!ドーベル!速いって!」
「早く早く!!」
ドーベルは1段飛ばしで石段を駆け登る。
嬉しそうな顔しやがってさ。
オレはドーベルにばれないよう小さく笑った。
38第十一章「魂」その721/10/22(金) 23:06:30
『没○○年 ××××の墓』
婆ちゃんから渡されたメモの場所。
そこには一度も使われていないであろう
花立てとホコリを被った線香立てが
あった。
「これは……」
「とにかく、せっかく来たんだし
綺麗にしてあげましょ。」
「……了解。」
近くの倉庫にあった水桶とブラシ、
雑巾を使って、掃除すること数十分。
あたりは夕間暮れになり、
西の空は紫に溶けていく。
「疲れた……」
「ありがとなドーベル。
そこの自販でなんか買ってこうぜ。」
「ホットココア置いてあるといいけど……」
「この時期は……うーん、どうだろ。」
「ふふっ、その顔面白い。」
オレのしかめっ面がツボに入ったのか
ドーベルはクスクス笑い始めた。
「そんな変な顔してなかったろって……
なんだ?この紙。」
39第十一章「魂」その821/10/22(金) 23:07:02
ふとポケットの中に手を入れた瞬間に、
ポロッと落ちた謎の手紙。
一体どのタイミングで……
「手紙じゃない。開けてみたら?」
「いや……、誰のか分かんないモン開ける
訳にはいかねえだろ」
「?でもその手紙の裏」
「兄さん宛みたいだけど?」
即座に裏返す。
右下の文字を凝視する。
……間違いなく、オレの本名だった。
「……なん、で……」
インクは掠れているが、確かに
オレの名前が記されていた。
「…………!!!」
ビリ、ビリビリ、と無造作に包みを破く。
悠長に開く時間を惜しむほどに、
その中身を知りたいと渇望した。
ずっと探していた、真実が眠っているような、
そんな気がしたから。
40第十一章「魂」その921/10/22(金) 23:07:28
「これって……」
手紙の宛先は、直感で分かった。
「母さん……?」
中に記されていたのは、
オレの親に関する情報だった。
母は元々メジロの出だったこと。
父はそこに惚れ込んだこと。
母は病に侵されていたこと。
父がメジロから連れ出したこと。
母は幸せだったこと。
父は幸せだったこと。
子が生まれたこと。
その子の名前のこと。
たくさん愛していたこと。
3人が幸せだったこと。
父が事故にあったこと。
母の病気が進んでいたこと。
父の遺体は残らなかったこと。
母が子をメジロに預けたこと。
母はもう亡くなっているであろうこと。
母が悲しんでいたこと。
母が謝りたかったこと。
母が、オレを愛していたこと。
41第十一章「魂」その1021/10/22(金) 23:07:52
「なんで……今更……」
身体の底の熱が涙腺を流れていく。
息が、どうしてか上手くできない。
頭が、軋むように痛む。
「……何もかも遅いんだよ!!!!」
「なんで教えてくれなかったんだよ!!!」
「ずっとずっと寂しかった!!!」
「誰かが居なくなることが怖かった!!!」
「だから仲間をたくさん作った!!!」
「だからやんちゃなことをした!!!」
「だから強くなれた!!!」
「だからトレーナーになれた!!!」
「だから兄貴と出会えた!!!」
「だから友達ができた!!!」
「だからたくさん思い出ができた!!!」
「だから……ドーベルと出会えた……グスッ……」
涙に限りはないのか、
手紙のインクが消えるほど泣いた。
ドーベルの胸でわんわん泣いた。
オレの瞳が破裂しそうなくらい泣いた。
ずっとずっとずっと、泣き続けた。
42第十一章「魂」その1121/10/22(金) 23:08:18
墓の前に再び向かう。
「兄さん……したいことって一体……」
手紙を読んでからオレはドーベルに
最後にさせて欲しいことがあると言った。
「黄昏時の今なら、聞こえるかもな。」
「そうかも。もしかしたら今しかないかもね。」
オレは、宵闇に向かって言葉を紡ぐ。
「母さん、もう時間がないから手短に言うよ。」
「ちょっと早いけど、『結婚挨拶』」
「ケ!ケケッ!ケッコン!!??」
「二度と会えないだろうから、今全部言うよ。」
「オレ女の子になっちゃったんだ。」
「母さんと同じウマ娘にね。」
「あとオレさ、好きな子できたんだ。」
「一生守るって決めた、宝物ができたんだ。」
「メジロドーベルって言うんだ。」
「めちゃくちゃかわいいだろ。」
「オレはこの子を幸せにする。」
「死んでも、死んだ後も、全部消えたとしても」
「ずっとずっと愛し続ける。」
「だからさ、これがオレの結婚挨拶。」
「オレ、コイツと結婚するって決めたんだ。」
彼方に青黒い魂が見えた。
笑っているように見えた。
そして、その魂はオレに溶け込んで、
オレの魂が『完成』した。
「ずっと、オレの中にいてくれてたんだ」
「メジロ○○○○」
43第十一章「魂」その1221/10/22(金) 23:08:45
とっぷりと日は落ち、世界は闇に包まれた。
「に、兄さん……その……///」
すぐさま少女の前に膝をつく。
「えっ、な、なに」
泣き疲れた肺に空気を送り込む。
「ドーベル」
「君だけを愛する」
「君だけを見てる」
「君だけに仕える」
「君だけの猟犬になる」
「だから」
「『私』の主に、なってくれませんか」
「『私』の鎖を、ずっと握ってくれませんか」
「君に、一生の忠誠を」
胸ポケットからリングを、取り出す。
「まだ学生だから、エンゲージリングだけど」
それは鎖の模様をあしらった
エメラルドのリングだった。
「お手を拝借。」
主の白い手を取って、
従者は甲に目を落とす
「どうか、お許しを」
口づけ。そっと触れるような、淡いキス。
その刹那は、主を朱に染めるには十分だった
「指輪、はめるよ。」
右手のクスリ指にリングを通そうと────
44第十一章「魂」その1321/10/22(金) 23:09:09
「…………」
腕が掴まれる。
顔を上げると、少女は涙を浮かべていた。
「……こんな、面倒な女の子でいいの……」
「……オレが好きになった子だ。」
「……つんけんしちゃうし……」
「……そこも君だ。」
「……離したく、ないし……」
「……オレもお前を離す気はねえよ。」
そうして、リングを指輪に通す。
「結婚はもっと先だから、さ。」
「……うん。」
「許嫁ってことに、しといてくれよ。」
「アタシが目移りしちゃうかもしれないのに?」
「お前が男性苦手なの治りきってねえの
知ってるし。それと、」
「オレ以外に目移りなんかさせねえよ!!」
屈託のない笑顔で少女を見る。
「……!!アタシも……
一生兄さんの面倒見てあげるんだから……」
少女の泣き笑いは、中秋の名月よりも
どんなものよりも、美しい笑顔だった。
45第十一章「魂」その1421/10/22(金) 23:09:30
「本格化……したんだ」
ウマ娘化したトレーナーの本格化。
実例はあるものの未だ誰も分かっていない
ブラックボックス。
「ああ、オレの母さんがくれたんだ」
黄昏時の邂逅。
最初で最後の贈り物。
永遠の侘しさを埋める心。
だから、別れは寂しくなかった。
「ドーベル、一つお願いがあるんだ」
「うん。ご主人様が聞いてあげる。」
少女はふんすと胸を張ってみせる
46第十一章「魂」その1521/10/22(金) 23:09:56
「名前、決めてほしいんだ」
「どういう……こと……?」
コロコロと変わる表情。
こういう所が愛らしい。
「一度だけ、レースしてみたいんだ」
「どんなレースだっていい。
オレのこの体がどこまでいけるか、
試したいんだ。」
彼女の体のウマソウルが
完全に解放されたのは
二つの髪の色を見れば明らかだった。
全身の筋肉、心肺、その全てが
人を離れたステージへと至ったのだ
「そっか。じゃあこれからは一緒に
走れるんだね、兄さん!!」
少女の表情がぱあっと華やぐ。
「で、なんかいいのある?」
「あるわよ。とびっきりのいい名前!!」
「……!!じゃあ、名付けてくれ、お嬢様。」
47第十一章「魂」その1621/10/22(金) 23:10:21
きっと、この旅路が
きっと、このドラマが
終わりを迎えられるように
有終の美を飾れるように
二人の未来を掴めるように
そんな、彼女らの祈りを込めて
「メジロ」
「フィナーレ」
〜了〜
≫59二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 23:17:30
とあるウマ娘のお話
ーーー私は…いや、私の名前はどうでもいいか。
私にとって彼女は文字通りの魔女だったよ。
そう私は誰かに話すように呟いた。
トレセン学園を卒業し、ピアニスト兼作曲家になった私はふと思い返していた。
ーーー彼女と出会ったのは私が迷っていた頃だった。
私は才能がある方ではなくて、当時の私は焦っていた、そして彼女は担当がいなかった。
私と彼女が組むのはある意味当然だった。
『それはそれ、これはこれよ』
いつも彼女の口癖はこれだった。
どこか狂った目をした彼女は、一見するとまともそうに見えて、その実狂人だった。
彼女は私が最高のパフォーマンスを維持できるようにしてくれていた。…その方法は褒められたものではなかったが。
ふと気になって聞いたことがある。
『貴方はなぜそこまでしているの?』
『私がしたいからよ。話はそれだけ。』
その時はあっさりと打ち切られてしまった。
…だから私は自分で調べることにした。
彼女の経緯は簡単に調べられた。狂った原因も。
少しずつ
少しずつ、
少しずつ、彼女の本心に近づいていく。
61二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 23:18:08
そしてトゥインクルを駆け抜けたその日、あのトレーナー室で私は問いかけた。
『貴方は…救われたかったのですか?』
『…』
『…沈黙ですか、なら一つ言ってあげます。』
『それはそれ、これはこれ。…慰めであっても、救いではないんですよ。』
『…ははは………私…は……』
暗い顔のまま、彼女は涙をこぼし始めた。
『…』
『救われたか…ったの…ね……』
ーーー後に彼女は辞めたことを聞かされた。
それ以来会ったことはない。こちらから会おうとも思わなかったけど。
そして私はそれからたった一曲の曲を作ることにした。
彼女と駆け抜けた3年間、そして彼女のオモイ。
全てを一曲に詰め込んだそれは、私が卒業する頃に出来上がった。
…私が作曲家としてデビューする時に、その曲を公表した。
本とピアノが好きな私からの、彼女への贈り物。魔女と言われた彼女への。
例え魔女と言われようとも、彼女のオモイは本当だったから。
だから送ろう、この音楽を。…彼女みたいな人が生まれないようにも。
「Aより、私の親愛なる十字架の魔女へ」
駄文失礼しました
楽譜を書いた一人のウマ娘の呟きです。(これでも大分端折った短縮版ですが)
二人が会ったかは皆様の想像にお任せします。
≫74二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 23:28:27
「パーラシンシン!1時間ぶりですね先輩」
テイトレ「やぁていとれおうちかえる」
パラシン「あっやっべ、やり過ぎました?」
テイトレ「ていおーどこ?ここどこ?」
パラシン「よーちよち、今解いてあげますからね。恐かったでちゅね」
テイトレ「てぇいお....」
パラシン「はい、解けまし」
テイトレ「掛かったな?間抜けが」ドカッバキィゲルググ
パラシン「え?アイッッタ!!騙しましたね!卑怯者!」
テイトレ「やかましい!てめぇ、何が目的でこんな事しやがった!」
パラシン「本当に心当たりが無いんですか?」
テイトレ「無い!」
パラシン「この傷を見ても?」脱ぎ
テイトレ「おまえ...その傷は!?」
パラシン「さっき怪我しました」
─────13年前────────
幼シン「私大きくなったらお兄ちゃんのお嫁さんになる!」
テイトレ「分かった!約束だぞ!」
───────回想終わり─────────
パラシン「約束したじゃないですか!それなのに貴方はウマ娘になってるし!中学生にオとされてるし!もう殺すしかないじゃない!」
テイトレ「ま、待ってくれ、本当なのか...そんな事があったなんて全く覚えて無いんだが...」
パラシン「そりゃそうですよ、今捏造しましたから。
後拷問した理由は夜のうまぴょいが煩くて眠れなかったからです!それでは逃げます!オープンゲット!チェーンジ!パッラー2!」ズガガガガガガガ
🕳
テイトレ「逃げられた...」
──────────────
75二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 23:28:35
後日談というか今回のオチ
パラシン「まあ、同じ学園にいますからね、次の日には捕まりますよね」
テイトレ「同じ拷問を受けて貰おうか」
マクトレ「後輩の金で飲む酒はうまいですわ!」
ブラトレ「あったぞ!高そうなやつ...なんて読むんだ?」
テイトレ「貸してみ...Imperial Collection Vodka?海外の酒かな?」
パラシン「やめて!本当にやめてください!それ以外なら何でも良いですから!ほら!大吟醸酒有りますよ!」
マクトレ「相当いいお酒ですわね!これにしましょう!拷問パーティの始まりですわ!」
パラシン「」
パラぴょいパラぴょい
≫89二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 23:34:07
流れとは関係ないですが、言うっちまうスレ一カ月記念に私もサポカ作りましたー。皆さんに配布です。
「勝負服に想いを込めて」ゼンノロブロイトレーナー
連続イベント1「おすすめの物語は?」選択肢1:体力20回復。SP+30。やる気アップ。「逃げのコツ」入手。
選択肢2:体力20回復。SP+30。やる気アップ。「先行のコツ」入手。
選択肢3:体力20回復。SP+30。やる気アップ。「差しのコツ」入手。
選択肢4:体力20回復。SP+30。やる気アップ。「先行追込のコツ」入手。
連続イベント2「勝負服を着るトレーナー?」体力+25。賢さ+12。SP+30。やる気アップ。
連続イベント3「どこまでも信じるには?」体力+25。SP+30。やる気アップ。「ペースキープ」入手。
連続イベント4「勝負服に込められた想いとは?」体力+25。SP+40。やる気アップ。
連続イベント5「本当の夢は?」体力+30。SP+50。やる気2段階アップ。「不屈の心」入手。
シナリオシンク未到達:「今日も図書室へ」各種ステータス+5
シナリオシンク到達時:「貴方の為の勝負服」各種ステータス+5。SP+20。
トレーニング時に踏むと賢さが上がる。レースボーナス+10持ち。
桐生院の正統進化をイメージして、体力回復よりもSPが上がる方向性です。その代わり体力回復は抑えめです
≫120二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 23:51:33
参った……やはり赤らめた表情は煽情的だ……ここはいくらでも湧いて出る後日談を投下しよう
■エスペラント語
「人工言語ってなに……」
「まだ引きずってるのネイチャ?ほら、ゲームとかで謎言語を話すのってあるじゃない。風のク○ノアとか、テイルズオブエター○アとか、ああいうのだよ」
「……ごめんトレーナーさん。どっちもよく分かんない」
「うん……ごめん。私も実はよく分かってない」
「まぁ、知名度低めでちょっと暗号みたいな感じと思えば、カッコいいよね」
「あ。それでいうと旅行中にお母さんから一個教えてもらったのがあったんだった。『ネイちゃんにピッタリだから言ったり?』って」
「えーなんだろ?モフモーフとか?」
「Samsortulo」
「……サムソル……もう一回」
「Samsortulo。意味は……わかんない。聞くの忘れてた。ちょっと待って、今から調べる」
「それ、エスペラント語調べなかったあたしのこと言えなくない?」
Samsortulo(サムソルトゥーロ)はエスペラントの造語・合成語。
Google翻訳にかければ『仲間』と表示されるだろう。
──結婚指輪にも彫られるこの単語は、しばしば『運命を共にする人』と訳される。
二人で検索結果を確認してお互い赤面するまで、あと一分。
(了)