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このページは「おれバカだから言うっちまうけどよぉ…」スレに投稿されたSSをまとめるページ(スレpart481~485)です。
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目次
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part481【TSトレ】
≫24チケトレの人21/11/21(日) 20:43:36
秘密のルーティーン
夜8時─黒い帳が落ちた公園に一人のウマ娘がたたずんでいた
そのウマ娘は黒いジャージに身を包み白い髪は絹のように滑らかで、赤瑪瑙を嵌め込んだかのような瞳が黒い帳の中で確かに主張していた。真珠のように白い肌からは汗がにじみ軽く動いたであろうことが分かった
「さて、あとはシャドーだけか」
とんとんと軽く跳躍し、足を開いてスタンスを取る。右手は顎の高さに、左手はこめかみの高さに構え、テイクダウンに対応できるように腰を浅く落とし、正中線を隠すため身体を右方向へ少しずらす
膝を使いステップを踏み円を書くように右へ回る。規則的にステップを踏む音と呼吸音だけがきこえる。
シュッッ─
拳が風を切り裂いた。
白毛のウマ娘─チケトレの拳からジャブが発せられ、続けて右拳のストレートを繰り出し流れるように蹴りも混ぜつつコンビネーションを繰り出す。ウマ娘化したことによる利点─基礎身体能力の向上。
こんな細い体躯の中に力が眠っているのか。チケトレは不思議でしょうがなかった。
26チケトレの人21/11/21(日) 20:44:14
ジャブ、ワンツー ダッキング 左ボディー 右フック 左ミドル ステップインし右エルボー
虚空へ放ち敵の攻撃を想定しそれに合った行動を取る。チケトレの行動は洗練されていた。
元はといえば降りかかる火の粉を払うために覚えたMMAの技術がこんな形で役に立つとはな
そう考えながらチケトレはシャドーを止め、手で汗をぬぐう
かれこれ10分以上はシャドーをやっていたのだ。疲れないはずがない
ウマ娘化したことにより走りたいという欲求─走行欲が発現し、どう解消すればいいのか悩ませていた。
一番手っ取り早いのは走ることなのだがそうすれば無理矢理入れられたこの身体にウマソウルが過敏に反応し自我が消失となる可能性も高い。
故に走行欲を適度に解消でき走らないためウマソウルも反応しないであろうシャドーをチケトレは選んだのだった
「反応は…してないな。頭痛もなしか」
「よし、大丈夫そうだな」
ふうと一息つくとチケトレは自分の胸をぐいと鷲掴みにした
「覚えとけよ。名前も知らないウマソウル。」
「おれはこの一件を受け入れようとしているが魂まではいどうぞと渡すつもりはねえ。そこんところ間違えるんじゃねぇぞ」
低く、ドスの聞いた声で聞いているか分からないウマソウルへ忠告する。
その瞳は底の見えない沼底のように光はなく濁っていた
終わり
≫128二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 21:54:33
おまけ
ファイトレに聞いてみた。
「…所でファイトレって、アイルランドにいたんだよな。」
「そうだね、来る前はそこで過ごしてたよ。」
「じゃあイギリスの本場の料理とか食べたことあるよな?美味しかったのか?」
「確かに気になりますわね。フィッシュアンドチップスならどこかで食べたことがありましたけど、美味しかったですわ。」
二人が聞いた瞬間、ファイトレの雰囲気が変わる。
「…マクトレ、それはフィッシュアンドチップスではない。」
「えっ?」
表情のない顔を見せながらマクトレに語る
「そいつはモドキだ、間違いない。いいか、本場のソレは揚げたてを何もせず放置してからビネガーをアホほどかけて食べるんだ。」
「ええ…?」
「本来のソレは産業革命の頃の食べられる衣付きの魚だと思え。今はともかく昔のそれはまともや料理として認めたくないほどにな。」
「ファイトレ、怒ってないか…?」
ドベトレが静止するが彼女は止まらない。
「いや、怒ってはないとも。どうしたら揚げるだけでまずくなるのかあの英国紳士どもとたっぷり話し合いたいくらいだからな。」
「やっぱり怒ってるじゃねえか!?」
「そう、私はキレてなどいない。食事というものが何たるか理解してない奴らの口に先程の闇鍋をねじ込んでやりたいだけだ。」
虚ろな瞳で怖いことを言い出す彼女にマクトレとドベトレは慌てる。
「ウワーッ!ファイトレが壊れた!」
「落ち着いてくださいましファイトレ!ほら、担当のこととかそちらを話しましょう!?」
…すると、急にスンと落ち着いたファイトレは、担当のことを話し始めた。
「…ファインには、基本彼女が知りたいといったことは全部教えてきたんだ。だから教育係でもあるといえるかもしれない。」
「確かに貴方は幅広く知識がありますものね」
「でも、例えばさっきみたいなのは後で微妙だと伝えているのだけど…」
「う〜ん、なんでだろうな…」
129二次元好きの匿名さん21/11/21(日) 21:55:20
…そこでマクトレは何かに気づいたのか問いかける
「…あの、ファイトレさん。それを教える時にどうやって教えていらっしゃる?」
「え?それは勿論優しく伝えてるけど…」
「…他には?」
「私はともかく、あまりしてはいけないって…」
…それを聞いた二人は目を見合わせ、同じ事をおもった。
(*1)
「あの、ファイトレさん。もっとしっかり言ってあげませんと。」
「そうだぞ、そういうのははっきり言わないと通じないって!」
「…そうか?これでも言ってる方だと思うのだが…」
「はあ…教えてあげないといけませんわね…」
「だな。ファイトレ、えっとだな…」
ーーーその後、二人にしっかりと教え込まれたのであった。
短文失礼しました
食にキレてファインには悩むファイトレです。世界を渡り歩いた彼女的には、毎日料理が不味いだけなのは何言ってんだおめえ案件です。
ファインに対しては基本怒ったり冷たく突き放すということが少ない彼女。ファイトレ自身は言葉の裏側とかを読み取れるからそこらへんと合わせてずれてます。ファインだけの騎士だと決めたので尚更しづらいというアカン連鎖。
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part482【TSトレ】
≫117DK4CHTRPG⑧1/1121/11/22(月) 00:11:07
「では第2ラウンドです。まずはクリアリング。APを[最大値]点回復し、希望ないし該当するPCは【着地】を行ってください」
「ほら地べたに降りなよ地上おじさん」
「なんでこんな当たり強いんだ?あと俺足場に居るから降りなくていいんじゃねぇの?まあ降りた方が動きやすいから降りるけど」
「そうですね。今のフクトレさんの位置なら1-7に着地ができますし、仮に5-7に居た場合着地先を4-7(直下の足場)か1-7(直下の高度1)で選べます」
「多分あなたをいじるネタを手に入れたのが嬉しくてたまらないんでしょう」
「途端に微笑ましくなるな」
「ナンダナンナノー!!」
「しかもこのビルド“ロマンにしてくれ”ってスタッフに言っただけで俺が作ったわけじゃないからな……」
「別に他の方も着地したければしてもいいんですよ?」
「うーん。でも牽制攻撃から足場保護が出来るとはいえ高度1に固まるのは良くないってもう知ってるからなぁ。俺は着地しない」
「他のお2人は?」
「まあ着地する理由もありませんし」
「同じく」
「では続いてワーニングですね。今回のジェノサイドは《飛行突進》。そうですね……使用部位は左後鰭で、前面全てまたは背面全てに3ダメージです」
「えーと、前面がエリア番号1,2,7,8で、背面が3,4,5,6だっけ?」
「攻撃範囲は今決定しないのか?」
「はい。こういう風に選択ができる攻撃範囲は、ジェノサイド実行時にPCの配置や数を見ながらGMが決定できます」
「つまり誰か1人……いや、普通に考えたら2人は必ず喰らうな……。幸い部位はクラックだから全力で破壊しにいくか」
「牽制攻撃2回の対象を決定しますね」コロコロ
[?][?] → ??? & ???
「ではアクションを開始しましょう」
118DK4CHTRPG⑧2/1121/11/22(月) 00:11:52
「誰からやる?」
「思った。ロマン砲が炸裂した時にその部位の残りHPがちょびっとだったら哀しみが吹き荒れる」
「確かに。けれども支援の関係上テイトレが先に動いた方がいいのではなくて?」
「さっきの見る限り誰か1人までなら普通の消費APで養えそうなんだよね」
「じゃあ先に巨砲を動かすべきですわね。ほら地上おじさんさっさと行ってくださいまし」
「気に入ってるなさては?まあいい、動くぞ」
「では牽制攻撃です」
「出鼻くじきマンがよぉ……」
「攻撃方法は……《指向性爆撃リクラフト》にしましょう。フクトレさんのいる1-7を対象に2ダメージです」
「よかったねフクトレ!無理なく躱せそうだよ!」
「ただ重要移動スキルを回避に使って1回振りなおしたにも関わらず結局失敗したやつを知ってるんだよな」
「そんな弱気でどうするんですの!!」
「お前誰の支援で振りなおしたか言ってみろよ」
「~♪」メソラシー
「うわ口笛うまっ」
「何でお前そんな完璧な音程でWaiting for Tomorrow吹けるんだよ」
「…うし、《フィールドムーブ》で1-2へ回避。自分への支援はなしだ」
「日和ったね。そんな君に幸あれ《フォローフィールド》」
「精々あがくといいですわ《フォローフィールド》」
「情緒が滅茶苦茶なんだよ」コロコロ
119DK4CHTRPG⑧3/1121/11/22(月) 00:12:29
《フィールドムーブ》+《フォローフィールド》*2 [1-7]→[1-2] (消費AP1 / テイトレ2 / マクトレ2)
[2][4][2] → 8 + 2 = 10 / 失敗
「あーあー、自分で支援飛ばさないから」
「まあ甘んじて受けよう。その為に《フィールドムーブ》にしたしな」
「でもあなたもう致命傷ですのよ?」
「今からあの部位ぶっ飛ばしゃいいんだろ」
(フクトレ AP12→11 総ダメージ1→3 / テイトレ AP16→14 / マクトレ AP19→17)
「さーて、受けた分は倍返ししねぇとな」
「その倍返し頗る運に依ってるんですのよね」
「大丈夫?一人でやりきれるの?」
「多分無理だから介護頼む」
「うーん開き直りが凄い」
「多分ヤケクソですわよアレ」
「おら行くぞ!《ランダムキメラ》で1-2経由の1-7!そして《キリンアウェイク》で4-7だ!!」(AP11→7)
「わあ高速反復横跳びですわ」
「あれは正しくライダーの伝統芸能ですので」
「この世界のライダー皆反復横跳びするのか……」
「そして1RM砕いて左後鰓に《ロックオン》!自分に《フォローフィールド》!!」
「流れるように砕きましたわね。《フォローフィールド》あげますわよ」
「うーし《アヴァランチ》だぁ」
「ちなみにこれでもフル出力じゃない。さっきの回避が無かったらもう一個RM砕いてAP-1に突っ込んででもさらに補正盛ってたぞ」
「いっそそこまで行くと清々しいな」
「なので牽制の対象になってちょっと悲しい。おら喰らえ!」コロコロ
120DK4CHTRPG⑧4/1121/11/22(月) 00:12:57
《ロックオン》+《フォローフィールド》*2 + 《アヴァランチ》 (消費AP 6 / テイトレ2 / マクトレ2)
[1][6][6] → 13 + 7 = 20 / クリティカル・《キングバースター》発動
「見たかオラァ!だっしゃらぁい!!!」
「落ち着いてくださいまし!確かに脳汁出まくる展開だとは思いますけれども!!」
「流石ですね……。ではダメージは……基礎10 +《ロックオン》10 + 《キングバースター》30 + 達成値20の二倍で───140 + 炸裂10ですね」
「多分ブラトレが適当に1RM使って破砕クリった方が高そうなの泣けてくるね」
「まあ今回は対象がガード部位か分からんかったから場所選ばないのは強いと思うぜ」
「『俺は凶だったみてぇだが……悪いな、お前は“大凶”だ』そう呟いた後に、その部位に張り付いた御札が大爆発を起こす」
「ノリノリですわね」
「まあでも理論値決めた時にRPに酔いたいのはわかる」
「煙が晴れた先には部位があった痕跡すらありません。その爆風は胴体にも届きます。コアまで完全破壊です。外殻破壊で2RM、コア破壊で1SRMですが、クリティカルで破壊した場合得られる個数が+1されるので計3RM、2SRMです」
「クラックとは言え一発破壊は気持ちいいだろうなぁ」
「急にとんでもねぇ量のマテリアル湧いたんだけど」
「じゃあ1RM使って《ユニコーンヘッド》していいか?」
「勿論いいですわよ。あなたの勝ち取ったRMですもの」
「助かる。更に人間性1点消費で軽傷まで回復しとくか」
(テイトレAP14→12 / マクトレAP17→15 / フクトレAP7→1 人間性9→8 計ダメージ3→1 / RM 7→9 / SRM 1→3)
(左後鰭 外殻 ??? → 0(破壊), コア ??? → 0(完全破壊) / 胴体 外殻 ???→???)
121DK4CHTRPG⑧5/1121/11/22(月) 00:13:29
「うーし、じゃあ支援軽くしにいくぞー」
「行ってらっしゃいませー」
「じゃあ牽制攻撃ですー」
「何なの?初っ端の奴らが踏む呪いでも掛かってんの?」
「攻撃方法は勿論《指向性爆撃リクラフト》。テイトレさんのいる2-2に2ダメージです。回避の出来に関わらず2-2の足場は壊されますね」
「じゃあ1-2に《フィールドムーブ》で回避かな。支援はいいや」
「いいやと言われても私は《フォローフィールド》投げますわよ」
「じゃあ俺も投げるかー」
「ありがとー」コロコロ
《フィールドムーブ》+《フォローフィールド》*2 [1-7]→[1-2] (消費AP1 / マクトレ2 / ブラトレ2)
[6][1][3] → 10 + 2 = 12 / 成功
(テイトレAP12→11 / マクトレAP13→11 / ブラトレAP17→15)
「よーし。ぶっちゃけ喰らってたら結構痛かっただろうしなあ」
「痛かったぞ」
「あっヤケクソ気味から戻ってきた人だ」
「どうでした?やっぱめっちゃ熱かったりしますの?」
「クソ熱くてムカついたからそれ以上の熱量で爆破してやった」
「つよい」
「じゃあ《マテリアルマイニング》で1-7に移動して、《フリーウォーク》で2-7に行くよ。そこから《パワードジャブ》で頭部に攻撃。そうだなぁ……《ギアチェンジ》は威力増加の方で。さらに自分に《アヴァランチ》を撃つよ」(AP11→10)
「《フォローフィールド》あそばせ」
「俺も飛ばすぞー」
「おらジェノサイドが無い心理的余裕からくるのびのびキックをくらえー」コロコロ
122DK4CHTRPG⑧6/1121/11/22(月) 00:13:54
《パワードジャブ》+《アヴァランチ》+《フォローフィールド》 (消費AP5 / マクトレ2 / ブラトレ2)
[4][1][5] → 10 + 6 = 16 / クリティカル
「マジで安定してクリティカルするなお前」
「まあフル支援もらえばそれで期待値クリティカルまで持ってけるからねー」
「ダメージは第1Rと同じで68点ですね。えーと……ああ、右前鰭がガードをしますが、テイトレさんの軽くも正確無比な蹴りに耐え切れず、外殻は破損します。クリティカル破壊なので3RMですね」
「……もしかしてRMって価値軽い?」
「このコロッサルは少し部位が多めなのでその分1つ1つの部位が脆いしマテリアルも手に入りやすくはありますね」
「じゃあバンバン使ってしまいましょうか」
(テイトレAP10→5 / マクトレAP11→9 / ブラトレAP15→13 / RM 9→12)
123DK4CHTRPG⑧7/1121/11/22(月) 00:14:23
「どうします?牽制攻撃も出尽くしたようですしぶっちゃけあまり順番も重要でない気もしますが……」
「あ、じゃあ俺1SRM使ってみていいか?この大技はさっさと撃った方がよさそうだし」
「じゃあお先にどうぞ」
「うーし、ちょうど足場もあるし《ワイルドヴォルト》で1-7に、そして《フィールドムーブ》でもっかい2-7。あ、次のラウンド牽制攻撃にまとめて的になっちまうけどいいか?」(AP13→11)
「多分大丈夫でしょ。未来の俺が何とかするする」
「うい。そんでもって1SR使って《オリハルコンバスター》!威力+60で破砕付きだぜ!」
「ぶっ壊れでは?」
「その分セッション1回までだしクソ重いぞ。どのくらいかっつーともうこれでAP0。そんかし1RMで《テンパランス》……はできるのか、GM?」
「可能ですね。APが0でも消費APが0のスキルなら使用ができます。ただし既にAPがマイナスになっていた場合は消費AP0のスキルも使用できませんので注意です」
「よーし!支援くれ!」
「《アヴァランチ》どーん」
「渋ってはいられませんわね。《フォローフィールド》どうぞ?」
「うーし!さあ!モーニングスターの錆になれぇ!!」コロコロ
124DK4CHTRPG⑧8/1121/11/22(月) 00:14:39
《オリハルコンバスター》+《テンパランス》+《アヴァランチ》+《フォローフィールド》(消費AP11 / テイトレ1 / マクトレ2)
[3][3][3] → 9 + 5 = 14 / 成功
「ん。どうする?《ダブルドライブ》は飛ばせるが」
「ん-。いや、まず俺が人間性消費で振りなおすわ」コロコロ
[2][1][1] → 4 / ファンブル
「ください!!!!」
「わあ、出るもんだね」
「出目5以下なんて逆にレアなような気もしますわ」
「ほらよ、《ダブルドライブ》だ」
「ありがとう!!!!!」コロコロ
125DK4CHTRPG⑧9/1121/11/22(月) 00:15:08
[3][1][4] → 8 + 5 = 13 / 成功
「結局ちょっと下がったね」
「ままならねえなぁ」
「でも今俺は当たる幸せを噛みしめてるよ」
「幸せのハードルが低くなってますわね」
「ともかく。エネルギーの塊になって黄金色に輝く巨大なモーニングスターを叩きつける!」
「では右前肢が受けます。ダメージは……25+60+13の2倍で196ですね」
「クリれば更に2倍だったんだよね」
「俺のロマン砲あんまロマン砲じゃなくね?」
「まあ多分そのロマン砲成長すればほぼ毎ラウンド狙って打てるようになるんでしょうからそんなもんなんだと思いますわよ?そもそもこれはSRM使った大技ですし」
「右前肢は耐え切れずに粉々どころかエネルギーの奔流に耐えられず粒子状になって散り散りになっていきます。《タッチクラフト》の効果込みで3RM,2SRM獲得です」
「1RMと1SRM使ったら倍以上が返ってきた!」
「投資って大事だなぁ」
「あと《オリハルコンバスター》の移動:地上の処理をどうぞ。地上であればどこでもいいので高度4の足場でも大丈夫ですよ?」
「ああ、あったわそんなの。フクトレは次もまた降りるんだよな?」
「そうだな。《キリンアウェイク》の都合上結局高度1始動の方が動きやすいしな」
「じゃあ俺は4-7の足場に移動するわ」
「どういう動きなんですのそれは」
「まあスラッシュの《シューティングスター》なんて、フレーバーは落下しながらの縦切りで、効果も高度1つ下の部位1つ追加対象なのに移動が高度1じゃなくて地上なせいで今のブラトレさんと同じ動きができますからね。それよりは不自然じゃないでしょう」
「ハンターってふしぎだね」
(テイトレAP5→4 / マクトレAP9→7 / ブラトレAP11→0 人間性10→9 / フクトレAP1→-1 / RM 12→14 / SRM 3→4)
(右前肢 外殻 ??? → 0(破壊), コア ??? → 0(完全破壊))
126DK4CHTRPG⑧10/1121/11/22(月) 00:15:28
「最後は私ですわね。私も大技を使ってみたいところではあるのですが如何せんAPがカツカツなので素直に行きましょう。《バックフリップ》で3-2へ。テイトレ、このラウンドはまだ《イージークラフト》を使っていませんわよね。お願いできます?」(AP7→5)
「あーいーよ。よいしょ」(AP4→4)
「1RMを消費して《フルチャージ》、さらに1RMを消費して《ランダムスパイク》を頭部と左前鰭に打ち込みますわ。もちろん《フォローフィールド》込みで。これでAP-1ですわね」
「抵抗なく1RMを使う様になってきてるし誰かがそれを咎める空気にもなってないんだよね。あ、《アヴァランチ》」
「だって……なぁ?あ、APないです」
「なんか余ってきてるし使えば使った分キチンと戻ってくるって分かったもんな。あ、俺もAPねぇぞ」
「まあ知ってましたわ。『さあ、優雅に参りますわよ!』」コロコロ
「そういうセリフ吐いたらもう9割マックイーンなんだよ」
127DK4CHTRPG⑧11/1121/11/22(月) 00:16:09
《ランダムスパイク》+《フォローフィールド》+《アヴァランチ》(消費AP5 / テイトレAP1)
[1][4][2] → 7 + 5 = 12
「ホント出目振るわないな」
「うーん。思い切って人間性で振りなおしましょうか」
「俺の二の舞になるなよー」
「フラグぅ」
[3][1][3] → 7 + 5 = 12
「やっぱり3dの期待値は7なんですわ」
「2dの期待値も7……妙だな……?」
「ダメージは10+10+10+12=42で……あー……」
「どうしたGM」
「いえ、これは……はい。分かりました。結論から言うとガードはされず、左前鰭の外殻は破壊、頭部の外殻にも傷ができます」
「あれ?まだ左前肢とかのガード部位は残ってたよな?」
「色々特殊な事情が起こったんです。多分順調にいけば次ラウンドに説明できます。とりあえず今は外殻破壊分の2RMをどうぞ」
「釈然としませんがまあ使った分のRMが返ってきましたわ」
(テイトレAP4→3 / マクトレAP4→-1 人間性10→9 / RM 14→14)
(頭部 外殻 ??? → ??? / 左前鰭 外殻 ??? → 0(破壊), コア ??? → ???)
「ではジェノサイドですが、今回は攻撃部位が破壊されていたため何も起こりません」
「平和ダナー」
「さて、第3ラウンドに参りましょう。おそらく次が正念場ですよ」
続く
≫162二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 08:00:55
ーーーキタトレのトレーナー室にて
「…眠れてないのねキタ。」
「うん…」
ソファに座るキタサンとキタトレは話し合っていた。キタは目に隈ができており、眠たそうにしている。
「二日前からね…特に何もなかったはずだけど」
「でも、ベッドに入って目を閉じても、よく眠れないの…ふわぁぁ…」
あくびをしながらキタは言う。反応もほんの少したが鈍くなっているようだ。キタトレは思案すると
「ねえキタ、ここで寝てみましょうか。」
「えっ、トレーニングは…?」
「この状態でしても辛いだけよ。アスリートなのだから、体が資本に決まってるでしょう?」
「…わかったよ」
キタが納得したのを確認しつつ、トレーニング計画を組み直しながらブランケットを持ってくる。
眠たそうにするキタから目を離さないようにしつつ、キタトレは持ってきたブランケットをキタにかけると横にさせようとして…
「トレーナー…」
キタからの縋るような目に、午後の予定を変更して隣にいることを決めた。大きめのソファの背もたれを倒してベッドにする。
枕代わりのクッションにキタの頭をのせ、そのままキタトレも横になると、キタの体をそっと撫でる。
(少しやわらいできたわね…)
すると、もぞもぞとキタが動きキタトレの背中に手を回し、頭をその豊満な胸に埋めてホールドする体勢に。
(こうしたかったのかしら…)
そんなことを思うキタトレだが、今の状況は詳しく把握していた。
キタが胸に頭を埋めているが、回した腕でギュッと引き寄せてきてることで、キタの大きな胸がお腹にあたっていた。
息苦しくはしていないものの、彼女の穏やかな寝息が、胸の谷間を通ると少し良い感触をもたらしてくる。
…当然、邪念が鎌首をもたげてくるが、それをキタトレは鋼の意志と強靭な理性でもってコントロールする。
(セーフね、とはいえ…)
顔こそ見えないが、柔らかい雰囲気で眠る彼女に優しく微笑んだ。離さないようにそっと抱き締めてやる。
ーーー程なくして二人分の小さな寝息が聞こえる。物静かなトレーナー室で、穏やかな午後を過ごしたのだった。
短文失礼しました
眠れなくなったキタと添い寝するキタトレです。このシチュはキタトレだからですし。(ほか二人は寝る時は基本添い寝ですので)
彼女のでかい胸はいい匂いがする、それは間違いないです。
≫167バクシン的ハグ寝21/11/22(月) 08:16:24
「──ふわ、ぁ……おや? トレーナーさん、まだ起きていたんですか。もう夜中の二時ですよ!」
「……そうですね。私、トレーナーさんがお仕事をする音で起こされてしまいました」
「全く……これは模範的とは言えませんよ! 昨日のレースを分析するのは、遠征から戻ってからでも……」
「はい? 最近寝つきが悪い、ですか……ハッ! 私、閃きましたよっ!」
「以前タキオンさんが言っていました。"トレーナー君と抱き合ったら、とてもよく眠れた"と!」
「つまりトレーナーさんも、私と抱き合いながらならよく眠れるのでは!?」
「いいえっ! キョヒケンはありません! 学級委員長として、お困りのトレーナーさんを見過ごすことなど出来ません!」
「伸び伸び眠れるようにと用意して下さったダブルベッド! 特別にハグも委員長NGから除きますので!」
「……。…………。……ふふん、素直でよろしい! それでは、おやすみなさーい……」
~🕒~
「……すぐ寝入ってしまいましたね。お疲れだったのでしょうか」
「それにしても……ウマ娘になってからのトレーナーさんからは、何というか……私に近いものを感じますね」
「以前より小さくて、柔らかくて、温かくて……むむむっ、いけません! これは委員長NGです!」
「……私も早く寝ましょう……眠れないかも、しれないですけど」
「お疲れ様、バクシンオー。今日はこの辺で……何だか眠そうなことだし」
「……え、ここ何日かよく眠れない? いつから……んー、日数から考えると、遠征帰りあたりからか」
「もしかして、僕があの時……ああ、ごめん……そうだね、あの時は助かった。ありがとう」
「僕はあれ以来よく眠れるようになったけど、今度はバクシンオーが、か……うーん」
「え? また抱き合って眠る? それは……いや、確かに僕はそれで治ったけど……」
「あ、ちょっ、どこ行くんだ!? 『外泊許可を取ってくる』!? 今から!?」
~🕒~
「まさか取れるとは……で、どこで眠るつもりなんだ?」
「……うん。まあ僕の家だよな……ご飯どうしようか」
~🕒~
「……シャワー先にしといて良かった……まさかご飯食べてすぐ寝ちゃうなんて」
「こうしてみると……やっぱり子供だな」
「いつも元気で、皆の模範たらんと頑張って……でもこうしてると、やっぱり年相応の……女の子……」
「僕、これ……眠れるかな……」
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part483【TSトレ】
≫19二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 09:11:15
戯→猫 グルトレ
もふり、そういう擬音が正しいだろう。私の顔にそういう何かが乗っているのか、苦しくなり目が覚める。身体にそのもふりとした毛が少しつく。隣りで寝ているはずの大事なヒトはそこにおらず───。
「にゃっ!」
「…猫?」
金色の毛色をした猫、額のあたりは流星のように白くなっている。見渡すが、彼女かいない。先にシャワーを浴びているとも思えない。起き上がると、猫は腕に顔をすりすりと擦りつける。初対面のはずだが、随分と好かれてしまっているようだ。昨日泊まった時には居なかったはず。そもそも片付けができないあのたわけが猫を飼うとも思えない。流石にシャワーを浴びたい、まとっていた毛布を畳むと素肌に冷たい空気が触れ、肌寒い。
「少し待ってろ…シャワーを浴びたい」
少し顎の下を指で撫で、寝室を出る。いつもなら彼女と湯船に湯を入りながら、朝風呂をしているだろう。私は寂しさを感じながらひとりシャワーを済ませる。
「にゃぁ~」
風呂場から出ると、猫は鎮座していた。まるで私を待っていたようだ。身体を拭き、服を着る。この猫が何なのかを考えなくてはならない。髪と尾を乾かし、リビングのソファーに座る。猫は何をするにも私のあとをついてくるようだ。愛嬌にあふれているが私の邪魔をすることはない。
「いつから居る?昨日居た記憶がないが…」
「にゃっ!にゃ~」
猫は私の膝の上に乗り、胸へ前足を添えた。抱きかかえて欲しいのか、随分と甘えたがりだ。そっと抱きかかえてやるとぐるぐると喉を鳴らした。
「っ……」
猫が首筋を舐めた。ザラザラとした舌が這う。ただ、このやり方には覚えがある。外見的特徴にそれと彼女が昨晩、最近は猫になっちゃうトレーナーもいるんだって!私が猫になったらこうするからグルーヴ気付いてね、なんてのんきな事を言いながらこうしていたからだ。
「わ、わかったから、やめっ…このたわけが!」
「にゃぁ~~~~」
彼女の舌が首筋から離れる。膝の上に乗った彼女の顎の下を指で撫でながら、今日がオフで良かったと安堵した。もし生徒会業務があったら、トレーニングがあったらと思うと胃が痛くなる。以前にも芦毛になったりと色々とあったが時間経過で戻ったので今回も戻るだろう。
「にゃあ~~~にゃぁっにゃぁ」
「猫になっても変わらんな」
20二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 09:11:34
周囲に誰もいなければ、私にべったりと甘える。中身は彼女のそれだ。朝食のことも忘れ、しばらく甘えてくる彼女に応える。
「流石に腹が空くな…」
「にゃ…にゃあ!!」
私の手を抜けて、棚に前足を交互にこすり合わせる。何かあるのを示しているようだ。棚を開けると猫用のエサが入っていた。用意周到なやつだ。私は彼女の頭を撫でた。エサを手に取ると彼女はまた冷蔵庫の方へ行く。昨日の残りをタッパーに詰めていたからそれを食べて欲しいということだろう。冷蔵庫を開けてタッパーを電子レンジで温める。その間に平らな皿にエサを盛りつける。
「にゃあ~~~~」
「わかってる、一緒に食べる」
テーブルに温め終えたタッパーとご飯、エサを並べる。彼女がテーブルの上に乗りたがらないので膝の上に乗せ、ゆっくりと食事を済ませた。
「どこへ行くんだ?」
「にゃ~」
食事を済ませ、ソファーの上でくつろいでいると彼女が膝から降りて歩いていく。跡を追うと、寝室だった。
「寝たいのか?」
「にゃぁ、にゃあ~~~~~」
私の脚に頭を擦り付ける。一緒に寝ようということだろうか。彼女を抱きかかえて、ベッドの上に寝ころぶ。あたたかい彼女を抱えているせいか、瞼が重くなっていく。
「おやすみ、起きたら戻っているといいな」
「にゃあ」
彼女の顎の下を指で撫で、瞼を閉じた。
───息苦しい。瞼を開けると顔に柔らかな感触で口元が抑えられていた。猫になっていた彼女が元に戻っていたようだ。苦しいので離れると、彼女も目を覚ます。
「んっ…あ~戻ってる!」
「いいから服を着ろ」
「にゃぁあん、今はグルーヴの可愛い『猫』ちゃんだから着にゃいにゃぁ~」
四つん這いになり、私に迫り、猫の手を真似る。
「……良いだろう、可愛がってやろう」
「やったにゃぁ~いーっぱい可愛がって欲しいにゃぁ~」
猫の鳴き声のような言葉遣いは可愛がってる最中で変わらずで今日1日続いた。
≫29二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 09:32:25
「セイトレ君、君も花に興味があるのかい」
「ニシトレさん?いや、普段はそうでもないですけど」
何となく花壇の近くを通った時、ふと少し前に見た花を探していた。
然し中々見つからず見間違いだったかと考えているとニシトレさんに声をかけられた。
スカイがニシノフラワーと仲良くしてくれている事もあり頭が上がらないベテランのトレーナーだ。
隠し事も見通されてそうな所が苦手ではあるがとても頼りになる優しい人……のはず。
今も穏やかな顔で先を促されてる……気がする、ある意味下手に怒られるより反抗しにくい。
「余り見た事ない花を近くで見た気がしたので花壇にあるかなと思って見てただけです」
「余り見ない花か、因みにどんな花なのかな」
「えっ、えーと……白い紫陽花です。初めてみたけどちょっと寝ぼけてたかもしれなくて」
「そんな状態で出歩いてはいけないよ?白い紫陽花は花壇にはなかったはず……」
やっぱり寝ぼけてただけか、例の雨上がりの日の高揚感を忘れられず探してみたが徒労に終わったようだ。
「そう悲嘆する事もない。白い紫陽花自体は存在するよ、今度花壇に植える物に加えても良い」
「顔に出てました?……あるんですか、白いの?」
「意外と顔意外にも出るからね。れっきとした紫陽花の種類の一つだ、花言葉は"寛容""一途な愛情"」
ニシトレさんがちょっとおかしそうに耳を指す。咄嗟に耳を手で覆うが既に遅い事に気づいたのは手を当てた後だった。
いや、今はそれより──
「花言葉ってなんですか?」
「色々な花にその特色から意味を持たせた言葉だよ。時間があるなら図書室で調べてみると良い、白い紫陽花も載っているはずさ」
「……わかりました。ちょっと調べてきてみまッ──」ズッ、ビターン
「あぶなッ──」ガンッ
「先に保健室だね……」
「……はい」
≫36二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 09:43:57
響け 頭サイゲ 届け スレ民まで
輝く性癖を君と見たいから
駆け出したらきっと始まるstory
いつでも近くにあるから手を伸ばせばもっと掴めるglory
性癖目指してlet's challenge加速してゆこう
性癖の邪神も夢中にさせるよ
ウオエッロな明日へ繋がる
Make dekai!
響け 140 届け スレ民まで
輝く性癖を君と見たいから 駆け抜けてゆこう 君だけの癖を もっと 極め I believe 夢の先まで
欲望とかずっと無くさないように スレも皆が照らすから
弱点だっていつか強さに変わる
100万バ力でtry again 乗り越えてゆこう
奇跡も起こせる とびっきりのチャンス 新しい景色が広がるMake dekai!
響け 90 届け みんなまで
輝く性癖は君だけの強さ 飛び込んでみたら変わってゆくから ここに 誓おう My dream 掴み取るため
躓くこともあるけど自分を信じて一歩 踏み出すよ 一歩いつでもスレは光ってる
響け 55 届け 掲示板まで
輝く性癖を君と見たいから駆け抜けてゆこう
君だけの癖を もっと 速くI believe in…
響け 80 届け 遠くまで
輝く性癖は君だけの強さ
飛び込んでみたら変わってゆくから
晒せ 晒せ 誰より濃く
いつか笑える 最高だけ目指してゆこう
I believeスレの先まで
≫44ガンギマリ頭スズトレ21/11/22(月) 09:46:31
「やっほ〜スズトレ。暇してる?」
「うん、暇暇。グルトレは個別インタビュー終わったところ?」
「うん!それで終わった〜って見回してみたら、窓際でスズトレが黄昏てたから。」
「黄昏てはいない……はず。」
すっかり夜の帳が落ちた某月某日。
東京のとあるビルのホールにて行われたドレスパーティーで、私とグルトレが言葉を交える。
ウマ娘化現象。私たちの身に起こった、人がウマ娘へと変化する未知の事象。今なお謎だらけのソレは当然良くも悪くも世間に目立つため、これまでもトレセン学園では何度か対策を講じてきている。
今回のパーティーもその一環。ウマ娘になったトレーナーを複数グループに分けてそれぞれドレスパーティーを開催。その中でトレーナー個々に記者達が軽くインタビューをしていく、というもの。
食事などの細かいところで私達は昔のままだと示すためなのかとか、色々考えてはみたけど実際のところは分からない。でも、何も言われなかった以上いつも通り振る舞えばいいだろうと、深く考えない事にする。
「どう?上手くいった?」
「ふふ〜ん、バッチシ!それよりスズトレは何してたの?一人でいるなんて珍しいけど。」
「みんなの会話に耳を傾けてた感じかな。会話するよりはただ聞いてたい気分だったから。」
「たまにあるよね、そういうとき。」
「ほんとにね。……グルトレの次って確かデジトレだっけ?もう順番だって伝えたの?」
「いや、まだだよ!だからこれから伝えに行って、それから会場巡るつもり。スズトレも来る?」
グルトレが聞いてくる。そろそろ動こうと思ってたらからちょうどよかった。
「行く。夜風は十分堪能したし。」
「よし、じゃあ早速行こっ!」
そうして二人で賑わいの中に身を投じる。まず目指すは……デジトレと、タキトレのところだ。
45ガンギマリ頭スズトレ21/11/22(月) 09:46:50
「こんばんは、二人とも。」
「お、スズトレとグルトレか。」
「こんばんは。サラダ盛りましょうか?」
「あ、てんこ盛りでお願い。」
「私も少しお願いします!」
「分かりました。」
二人と会ったのは野菜関連の料理が乗ったテーブルの傍。ちょうど食べきった後だったのでこれからに備えてたんまり盛ってもらう。
「しかし二人ともホントに仲良いよなー。」
「ここにはいないフクトレも含めてツッコミ側に回ることが多いですからね〜、私達3人とも。互いの苦労が分かるのは意外と大きいと思います。」
「あと純粋に担当同士が仲良かったおかげで交流の機会多かった、ってのもあるかな?二人だって同期以外に担当が同室で繋がりあるでしょ?」
「そうですね。やはり同室となると、それぞれの担当から名前が出ることも多いですから、話す機会も増えますので。」
だなー、とデジトレも頷く。もちろんスイーツとかのトレーナー同士の趣味でも交友の輪は広がるけれど、担当同士の繋がりを通しても広がる事があるのはトレセンのいいところだと思う。
「……あ、そうそうデジトレさん!私ちょうど終わったところなので出番です!」
「あ、それで来てくれたのか。ありがとう、いってくるね!」
「いってらっしゃい、デジトレさん。伝えに来てくださってありがとうございます、グルトレさん。」
「いえいえ、終わったら次の番の人に伝えに行くって決まりですから!」
「私とグルトレはこれから会場一緒に巡ってくんだけど、タキトレも来る?」
「魅力的な提案ですが、今回はお断りします。デジトレさんを待ってあげていたいので。」
「分かりました。それじゃあ私達は失礼します!」
「タキトレ、またあとで!」
「はい、またあとで。」
46ガンギマリ頭スズトレ21/11/22(月) 09:47:10
「ふむ、それでわたくし達のところに。」
「スズトレお兄ちゃんもグルトレお兄ちゃんもドレス、とっても似合ってるよ♪」
「ありがとう、カレトレもマクトレさんも似合ってます!」
「しかしもうケーキ食べてるんだね、二人とも。」
続いて向かった先にいたのはマクトレとカレトレ。近くの丸机には様々な種類のケーキが乗っている。
「もう料理食べないの?二人とも。」
「うん!私もマクトレお兄ちゃんも、インタビューの順番は後ろだからね♪」
「インタビュー前よりも後の方が時間がないため、早めに食べ終えいつ出番が来ても大丈夫なようにしていますわ。特に私は後ろから2番目ですから、尚のこと。」
なるほどなぁ、と言葉が口から漏れる。まあそれでも少し早い気はするけど、二人ともスイーツ好きだし。
「そうだったんですね〜……となるとそのケーキの話ずっとしてたんですか?結構盛り上がってるように見えたんですけど。」
「あ、それは違うよグルトレ。そんな平和な話題だったら別なとこ優先してたし。」
「え?」
「スズトレさんの言う通りですわね。わたくし達が話していたのはケーキではありませんわ。」
「うんうん♪そんなことよりももっといい話だよ!そう……」
「「芦毛!!」」
「芦毛いいですわよね……」
「いい……スズトレお兄ちゃんの弱褐色の芦毛とかとてもいい……」
「……まあ、こんな感じになってるから1回対処しといた方がいいなって。」
「マクトレさんもこうなることあるんだ……」
「カレトレといるとごく稀にね。すぅ……『お前ら芦毛なら誰でもいいのか?』」
「「違うんだゴルシ聞いてくれ!」」
「……ってあら?」
「今、カワイイを見失ってたような……?」
「おー、戻った!」
47ガンギマリ頭スズトレ21/11/22(月) 09:47:28
「お、グルトレおかえり……っとスズトレもいるのか。」
「途中で会ったのかい?」
「うん!一人でいる時に話しかけてから一緒に行動してるんだ〜!」
「こんばんは、二人とも。」
無事正気に戻ったマクトレとカレトレと別れ、次に出会ったのはオグトレとライトレ。二人で食事を取りながら雑談していた。
「……おかえり、ってことはインタビューの前は二人といたの?グルトレ。私が呼びに行った時はいなかったからずっと一人で散策してたのかと思ってた。」
「僕も途中インタビューで抜けたが、パーティーが始まってから三人で一緒にいたよ。」
「近況とか料理とか菓子とか、話のネタはたくさんあるしな。」
「いつもはあまり接点がないからこそ盛り上がる、みたいな?」
「なるほど……あ、ちょうどいいしひとつ聞いてもいい?」
「ん?なんだ?」
「三人って、いつの間にそんなに仲良くなったの?」
オグトレの言葉に甘え、結構前からの疑問を投げる。グルトレ、オグトレ、ライトレ。担当同士の接点も、共通の趣味もあまりなかったはず。だから何かキッカケがあるのかなーと気になっていた。
「ああ、それは……なんと言うべきだろう。夢でお告げがあってね。」
「……夢???」
「そう、夢。この面々で集まれ〜って。」
「私らも未だに分かんないさ。ただ、その夢に従ってやった飲み会がこの関係のキッカケだな。」
「そんなこともあるのね……まあ色々とありすぎて驚かないけどさ。」
「だよね〜。ねえオグトレ、ライトレ。今スズトレと二人で会場内を回ってるんだけど二人もどう?」
「私はパスだ。お前さんがいない間にデジトレが来てな。ずっとここにいる、ってもう伝えてんだ。」
「僕もオグトレさんがインタビューの間、タキトレくん達と話す約束をしてしまったからいけないな、すまない。」
「そっか、それは仕方ない。」
「スズトレの言う通り。代わりにオグトレ呼ばれるまでその分四人で話そ、いっぱい!」
「そうだな。時間の余す限り話すとしようか!」
48ガンギマリ頭スズトレ21/11/22(月) 09:47:52
「マルトレ、ロブトレ、こんばんは。」
「スズトレさんにグルトレさん、こんばんは。お二人とも、インタビューお疲れ様です。」
「ありがと〜ロブトレ!今スズトレと一緒に会場回ってたとこなんだけど話混ざってもいいですかね?」
「あー全然いいぞ。ちょう別な話しようとしてたとこだしな。」
マルトレ、ロブトレの二人と邂逅を果たしたのはオグトレが呼ばれて会場巡りを再開した2分くらいあと。 近々出るパーティゲームが4人で遊べるため、あと2人をどうするか考えてたとのこと。
「……ここにピッタリ4人いるよ?」
「あっ……確かにそうですね。」
「スズトレ、グルトレ、やるか?」
「当然。」
「お願いしまーす!」
まあ、こうして速攻結論ついちゃったけれどもら、
「……話題消えたね……」
「あっという間に決まったからな……」
「……閃いた!ロブトレとマルトレさん、私たちが来るまで別な話してたんですよね?何話してたか聞いてもいい?」
「大丈夫ですよ。と言っても、私とマルトレさんが会ったのはつい数分前なので、意外な共通点があった、という話くらいしかないですが……」
「共通点?……うーん?」
「俺もロブトレも担当がクラシックの時にウマ娘なったってとこだな。」
「そこに気づいたことで火がついて、お互いのトレーニングの話とかが大盛り上がりした、という感じです。……どうでしょう?」
「ありがとう!やっぱり担当の話は盛り上がるよね〜。私もグルーヴの事ならずっと語れる自信あるもん。」
「……担当のいいとこでしりとりとかしてみる?」
「やる。」
「やります。」
「やろう!!」
49ガンギマリ頭スズトレ21/11/22(月) 09:48:13
大激戦だったしりとりを終えて、何人かの記者の人とも軽く雑談を交わし。
「風気持ちいい〜……」
「動いて温まった身体に夜の冷たい風は効くよ、ホントに。」
私たちは最初の窓際へと戻ってきていた。
「……グルトレ、なんで会場回ってみんなと話そうと思ったの?」
「うーんとね〜……今回一緒になった人達が今、どんな感じなのか、どう思ってるのかを少しでも知りたかったからかな。
ウマ娘になったことで私たちみんな、少しはどこか変わったはず。そういうところも知っておいた方が、今日や明日、これからの思い出がもっと色彩やかで楽しいものになると思うんだ。」
そう言って、グルトレがニッコリ笑う。
「.……うん、私も同じ意見。その人について知れば知るほど、細かいところも気づきやすくなるし。」
デジトレやタキトレのように、担当を支えにウマ娘になった時の恐怖や苦しみを超えた人もいる。
カレトレやマクトレのように、浸食を受けてもなお大事なものを守り続ける強い人もいる。
ライトレやオグトレのように、ほとんど変わらないまま担当と日常を謳歌する人もいる。
マルトレやロブトレのように、新たな身体でたった一度のトゥインクルシリーズを駆け抜けた人もいる。
そして……
「……聞くまでもないと思うけど、グルトレは今こうして、ウマ娘の身体になってよかったと思ってる?」
「うん、思ってるよ!スズトレは?」
「もちろん、思ってる。」
私やグルトレのように、変わることを受け入れて、その上で今を楽しむ人もいる。
みんながみんな違って、だからこそきっと、毎日が楽しい。
人の流れがステージの方に向き始める。おそらく、最後だったロブトレのインタビューが終わったのだろう。
「最後の写真撮影の時間かなぁ、この感じは。」
「多分そうだね〜。行こっか、スズトレ!」
「うん!!」
50ガンギマリ頭スズトレ21/11/22(月) 09:48:31
ウマ娘化現象。私たちの身に起こった、人がウマ娘へと変化する未知の事象。今なお謎多きソレは、私たちの身に様々な影響を齎す。
「ごめん、ちょっと狭いからもうちょい右にズレれるか?」
「おや、すまない。今移動するよ。」
「うーん、ここら辺かな?」
「いいと思うよ〜じゃあ私はこの辺り!」
「……よく考えると平均身長高いなこのグループ。150後半あるアタシらで下の方って。」
「はははっ、こうなる前は見下ろすことが多かったって考えると不思議な感覚だがね。」
「このポーズ……もカワイイが足りない気がする……」
「カワイイはあまり分かりませんが、こんなポーズとかはどうですか?」
「グラスはこうですわ。」
「なるほど……確かに安定しますね。ありがとうございます、マクトレさん。」
「そろそろ撮りますよー!」
『はーい!!』
その効能は時に善し、時に悪し。だけれども、一つだけハッキリしていることがある。
「ではいきますね。……はい、チーズ!!」
────私たちはこれからも、日毎に変わる日常を、変わらぬ関係で過ごすだろう。
≫98二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 11:15:15
「……あ、ルドトレ」
「あ、ボノトレちゃんと……マヤトレさんだ」
「で、ルドトレは何してるんだこんなところで……」
「あ、実は……」
~🕰️~
「ふむふむ、スズトレがダンスパーティーをやる、って言うから自分もやりたくなったと」
「そうなの!でも、誰呼ぼうかと悩んでて……」
「ならまあ、僕とマヤトレは確定でしょ?」
「おま」
「あと設営のためにブラトレを誘うってのはどうだろ」
「おおー、でも、それでも四人でしょ?ただちょっとお話しするだけになっちゃう……」
「……なら、ブラトレから他の三人誘って貰えばいいんじゃない?ルドトレも何人か誘う感じでさ」
「……まあ、それしかないだろうな。なんで俺も巻き込まれてるのかはわからないが」
「……なら、タイトレさんとグラトレさんとフラトレさん呼ぼうかなぁ……」
「あれ、オグトレとかスズトレは呼ばないの?」
「だって、二人とも踊ったんだし私も私のところで揃えたい!」
「……俺、ルドトレがなんでこうなってもなんだかんだ幸せなのかわかった気がするよ」
「……奇遇だねマヤトレ」
────つづく
≫105二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 11:33:54
二ヶ月記念に写真撮影するタイトレとタイシン
「……記念撮影? 私とコイツが?」
「ええ、なんでも二ヶ月記念だとか〜」
「よく分からんが、撮るか! タイシン!」
「なんでアンタは乗り気なのよ!!」
「では〜、カメラマンさん宜しくお願い致しますね〜」
カメラマンノ、カマライゴンドラ〜
「いや、なに、この……なに?」
チヂメテ、カメライゴンドラ〜
「ああ! 宜しくな!」
「アンタは疑問に思いなよ!!」
ニカゲツキネンダカラピーススルドラ〜
「……はあ……これで良い?」
モットヒッツクドラ〜
「よし、タイシンもっと近づくぞ!」
(む、胸が腕に当たってるのよ!) タイシンの性癖は既に壊れている
106二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 11:34:08
ドラ!……ミミヲカスドラ〜
「? ……ええ、ええ、なるほど〜」
「……どうしたのよ?」
「どうやら、とって貰いたいポーズが有るとの事で〜」
「ポーズか、良いぞ何でも言ってくれ!!」
「では〜、タイシンさんの膝の下と背中を周して脇の下に手を周してタイシンさんを抱き上げて貰えますでしょうか~」
「よいしょ……こうか?」
「ちょ、ちょっと待って!?」
オヒメサマダッコドラ〜
「宜しいかと〜……では、カメラマンさん撮影の方をお願い致しますね〜」
マカセルドラ〜
タイトレにお姫様抱っこされている事実と、お腹の上の柔らかな重み、そしてそれを撮影されているという事にタイシンの性癖は粉砕された。
後日、その写真が送られて来て再度破壊された。
うまぴょいうまぴょい
≫150二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 12:37:19
言うっちまう機関区の朝は早い。
言うっちまう線の目玉である蒸気機関車の準備に追われているからである。
この機関車、ナイダン型機関車(通称:機関車ナイダン)のボイラー暖気に掛かる時間は1日……今から準備した所でとても出発時間には間に合わないのでは無いだろうか、その疑問に駅員ナイダン氏は答えてくれた。
「見て欲しいですわ、機関車に乗務する機関士達を」
そう促され、出発の準備に汗水を垂らしている機関士達を見てみると気付く事が有った。
──皆、サイゲ体型だ……
「ええ、胸の大きな方……それも身長が低い方だと暖気が早まるんですのよ…………イ”ミ”カ”ワ”カ”リ”マ”セ”ン”ワ”ァ”ァ”ァ”」
駅員ナイダン氏の嘆きの声が響く中、機関車ナイダンの準備が完了した様だ。
今まで準備していた機関士達が見守る中、今回の乗務となる二人が乗り込み警笛を鳴らす。
──テ”カ”チ”チ”ハ”カ”リ”テ”ス”ワ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”
そんな警笛が、周囲へと蒸気機関車の準備が完了した事を示す様に吹き鳴らされたのだった。
うまぴょい進行
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part484【TSトレ】
≫47二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 14:17:44
マルトレ「ほーん。バブリー古本屋かぁ結構昔の本置いてるな……店主さん。なんかウマ娘系の稀覯本無い?」
店主「ウマ娘関連の稀覯本か。バチヤバ稀覯本ならアリアリのアリぞ。昔の三冠ウマ娘のトレーナーが残したと言われている自伝じゃ」
マルトレ「トレーニングの参考になること書いてないかな。ちょっと読んでいい?」
店主「トレセンのトレーナーさんならベリオッケーよ」
マルトレ「ほーん、"栄光の軌跡"か。……トレーニングとか戦略眼とか的確な内容に反してなんか担当ウマ娘自慢が凄まじいな? 惚気話が多いぞ砂糖でできてんのかこの本。いやまぁ気持ちはわかる。 著者は……草。店主、やっぱこれ買っていい?」
店主「高いぞ?」
マルトレ「大丈夫」
店主「まいど」
ウラトレ「暇ですねぇ」
ピロン
ウラトレ「?」
────
件名:先生へ。入院中の暇つぶしにどうぞ
添付ファイル[自伝.pdf]
マルトレ
────
ウラトレ「??? 読んでみますか」
看護師「先生! ウラトレさんが呼吸困難に!」
先生「緊急事態だ! オペの準備を急げ!」
≫59二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 14:27:17
後日ウラトレさんの病室の本棚からするっと出てくるやつ
「……これの天狗っぷりに懲りたのか、内容的に過激さと脚色を少なくしたのがあの世間的に出回っている『伝説の半生』だったんですね……」
「まぁそういう事になるの……ってなんで持っとるんじゃ!」
「名前と版元さえ分かれば今の時代の古書ネットワークは大したものです。……あとわたし、無制限貯蓄型なんです。知ってましたか?」
「んなもん知らんが!? ええい回収じゃ回収!」
「あらやだ、大事な大事な初版本ですよ? まあそのまま絶版しましたが。もったいない」
≫63二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 14:30:18
マルトレ「先生、先生の本のトレーニング法とかを共有したいんですが電子化して複製していいですか? 外部には流さないので」
じじぴ「まぁ後に続く若人にケチなことは言わん。先人の知恵を盗むのも若者の務めじゃ。構わんよ。興味本位なんじゃがいくつかトレーニング法の本は出しとるが、どの本じゃ?」
マルトレ「疾駆の刃です」
じじぴ「…………? ……!? いやそれは」
マルトレ(ボイスレコーダーを取り出す)『まぁ後に続く若人にケチなことは言わん。先人の知恵を盗むのも若者の務めじゃ。構わんよ』
(走り去るマルトレ、追いかけるじじぴ)
≫66二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 14:39:54
「ルドルフ!お父さんから本送られてきた!」
彼女の部屋でコーヒーを飲んでいると玄関先から大きな段ボールを抱えて戻ってきた彼女が一言。
「……中身は?」
「今開けるね!えーと……これは県のアレコレについて書かれた新書、これはお父さん曰く"仕事柄よく読んでたけど、お前達に必要そうだから譲る"本で……これは……大先生の名前で出てるけど……自伝かな?」
中身の本を見てアレコレ言う私と彼女。トレーナー君の父親の仕事に関係ある本が多めだが、一冊不思議な本が混じっている。
「……20年程前の本、か」
「……読んでみるね」
────30分後
「中身薄い……え、ノロケまだ続くの?」
────更に15分後
「……ルドルフ。私、全うな本書いてたんだね……」
「君の本が全うでないのなら、この本は……」
「ルドルフ、大先生が可哀想だしこの本封印しておこうか」
「……ああ」
────こうして、ひっそりとヘリトレ大先生の呪物はまた一つ闇に消えるのであった。
因みに、ルドトレ父も南関トレセンの知り合いから貰ったことでこの本を手に入れたらしい。
うまぴょいうまぴょい
≫99二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 15:51:47
コトコト…
「…ごめんねダイヤ」
「いいんですよ、トレーナーさんは動けないのですから。」
…そう話すのはダイヤとそのトレーナーたるサトトレ。ベッドの上で横になっているサトトレに、お茶を用意していたのだった。
「…というか、仮に僕が動けてもダイヤが用意していたでしょ?」
「勿論ですよ?トレーナーさんに飲んでほしいので♪」
「まあ、そうだよね…」
右腕以外満足に動かせないサトトレは、少し笑いながらもダイヤとの時間を楽しんでいた。ふと、ダイヤに問いかける。
「…ダイヤは、僕のことが重荷になってない?」「いいえ、そんな訳ないですよ。」
サトトレからの脈絡のない疑問に、迷うことなく返すダイヤ。
「そっか…なら、良いかな。」
「…トレーナーさん?」
「ううん、なんでもないよ。」
…反応が怪しいサトトレにダイヤは問いかける。
「トレーナーさん、なんでそんなことを聞くんですか?」
サトトレはあっさりと口を割った。
「…ダイヤの迷惑になってないか気になったんだ。僕だけが苦労するのは構わないけど、周りを巻き込みたくない。」
「だから…ダイヤが疲れてるなら、無理にする必要はないんだよ。」
…そんな彼女からの言葉に、ダイヤは
「もう…トレーナーさんは相変わらずですね。私がしたいからしてるんです。それを迷惑だなんて思わないですよ。」
珍しく語気を強めて話すダイヤ。
「トレーナーさんの世話をするのは、例えトレーナーさんがいいって言ってもやるつもりです。今更変えたりはしません♪」
「…そうだったね、ごめん。」
「もう、分かりましたか?…トレーナーさんには罰として…」
ダイヤはベッドに登るとサトトレを後ろから抱き締める状態に。そして彼女の耳元で囁いた。
「…『I love you』を囁いてあげますね。」
ピクリと体をふるわせるサトトレ、しかし逃げることも当然できない。サトトレの頭を撫でながらダイヤは囁く。
「愛してます、私だけのトレーナーさん。大好きですよ…」
(私だけの色に染め上げたいくらいに…)
ーーーサトトレが赤くオーバーフローしても尚、ダイヤは「I love you」を囁き続けた。
≫124二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 16:48:37
「古本屋巡りってものもいいものだねフジ」
「そうだね。前はカビや埃を気にする必要があったから古本屋なんてデート先としては論外だったから」
「呼吸器が健康なのはいい事だ!ってね……アレ?フジ、その本は?」
「この本?ふと目に着いたからちょっと手に取ってみたんだ」
「フジの目に留まるってことは期待できそうだね。僕にも見せて?」
「もちろん。はいどうぞ」
「ありがとう。あー、トレーナーのエッセイかぁずいぶん古い……ってなにこれ」
「エッセイなのは間違いないけどほとんどが担当ウマ娘の惚気で出来てる。これじゃあ最早詩集だ」
「そうだn、ってァッ」
「?どうしたのトレーナーさん?」
(メイジヒカリって先生の担当だしそもそもこの文体ゴリッゴリに先生だ。え、どうすればいいの僕。恩師のゴリッゴリの黒歴史級惚気ポエム見せられてどういう反応すればいいの僕!?)
「……フジ」
「もしかしてトレーナーさん、これ……」
「先生のやつ、だね、うん」
「……購入して封印しよっか」
「うん……って嘘ぉ!これ3000円するの!?」
「流通量が多分少なかったんだ……内容も内容だから多分」
「でも先生の名誉のためには背に腹は代えられない!行こう!」
こうして先生の名誉のために封印を決行したフジトレだが、その努力が水の泡になるのはすぐ後のことだった
≫149二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 17:59:05
『じめつのやいば』
「おっす、おっちゃん元気か?」
「おーブラトレ、なんだ急に。なんか必要な本でも出てきたか?」
「まあそんなところだな。俺も環境変わったし、ついでにいろいろ資料集めとかないとってね」
「ふーん?お前がそんなことするなんてきっと明日は雪が降る……いや、槍が降るな」
「おいこらどういう意味だよ。他所の古本屋行くぞ」
「はっはっはすまんすまん。お詫びと言っちゃあなんだが最近手に入れたレア物でも見せてやろうじゃないか」
「レア物ぉ?稀覯本かなんかでも手に入れたの?」
「あー、まあそういう類のヤツになるか?なんせ初版本がすられた後すぐに売られなくなった上に、その初版本も相当少ない数しか出回ってないらしい」
「……気になるな。とりあえず見せてくれよ」
「おう、ちょっと待っとけ………………よし、持ってきたぞ」
「……『疾駆の刃』?古い本のくせにタイトルが現代風……って著者誰だこれ?……ぶふっ!?」
「おい大丈夫か?稀覯本汚してないよな?」
「あー大丈夫大丈夫、いきなり知った名前が出てきたもんだから……」
「知った名前も何もそれあのメイヂヒカリのトレーナーだろ?そりゃその界隈にいりゃ知らぬ者はいない伝説のトレーナーじゃないか」
「あーいやそんな意味ではなく……うっわ。うっわあ……中身もこりゃ……」
「まるで自分が世話になった人が、ついつい若気の至りというには少々歳が多いタイミングでちょっとテンション上がっちゃって作ってしまった、自伝と呼ぶにも憚られる何とも言えない書物を読んでしまった教え子のような反応だな」
「どこまで知ってるんだよおっちゃん……ところでこれ値段は?」
「んー、出回ってる数が正確にはわからんから……こんなもんでいい」
「ああそんなもんなのね……買っとく。まあ弄りに行くのにも悪くはないだろうけど俺にも武士の情けくらいある……」
「まいどありー」
「どうすっかねえこれ……爺様こんな変なもん出してたんだなあ……あ、とりあえずウラトレ先生に聞けばもうちょいわかるか」
「え?面会できない?現在変なもの読んで笑いすぎて呼吸困難したすぐ後だから落ち着くまで誰も来ないでくださいというお達し?ええ……?」
結局言い出せなかったので、『疾駆の刃』は今でもブラトレのトレーナー室の本棚奥底に封印されている。
じじピは、知らない。
≫168二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 18:43:33
とある通りの古本屋にて
「…ふむ、中々イロモノがあるね」
「ここは古本屋ですから、貴方が探し求める本があるかもしれませんね。」
そうウラトレと話しあう私ことファイトレは、休日に彼女の誘いで、本を探してこの古本屋に見に来ていた。
「物理系光学…レーザー誘雷か、割と新しい本だな。」
目についた工学分野の本棚で見つけた本を手に取りながらつぶやくと、ウラトレから声がかけられる。
「レーザー誘雷、ですか。どういうものか聞いてみても?」
「ああ、レーザーの集光を利用してプラズマを形成することで、プラズマ化した空気に雷を誘導させるって技術だね。」
「それはまた凄いですね」
「そうだね、雷の原理は単純だから、こういうのが上手くいけば、演出として本物の雷を使えるようになるかもしれないかな。」
「雷といえばシンボリルドルフさんの領域…ああいったのも再現できそうな話ですね。」
「もし出来るようになったら是非見てみたい光景だね。どんなのか楽しみだ。」
彼女とそんな話をしつつ、古本屋の中をゆっくり巡る。整えられたこの店は落ち着いた雰囲気を醸し出していた。
「でも、貴女は随分と物知りですね。」
彼女のそんな呟きに、私は返す。
「何かを『知る』ことには貪欲だったので。この頭に詰め込んであるんですよ。」
「あら、ならその速読の技術もそこからみたいですね。」
「ふふ、少しでも多く知ろうとした名残ですよ。一日が24時間なのが勿体ないと思ってたくらいだからね。」
「貴女ならイギリスの国立図書館に行ったこともありそうですね。私も一度は行ってみたいんですよ。」
「…もしイギリスに行くならガイドしましょうか?ついでに美味しい店も教えますよ。」
「あら?ならお願いするとしましょう。最も、あんまり機会はなさそうですけど。」
「それは間違いない。」
そんな話を二人で微笑みながら交わし、古本屋を出る。私が探していた本は流石に見つからなかった。
「ふぅ、悪くない時間だった。」
「…所で、あちらの茶店によりませんか?」
ウラトレからの提案に、私は時間を確認する。
「時間も良さそうですし、そうしましょうか。今日はお礼がてら私が奢りますよ。」
「ふふっ、ありがとうございます。」
「いえ、では…」
ーーーその後、二人で梅昆布茶を飲みつつ、栗羊羹を頂いたのだった。二人ともとても美味しいものだといっていたそうな。
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part485【TSトレ】
≫32チケトレの人21/11/22(月) 19:32:00
じゃあお言葉に甘えて
チケットはマンガ本や小説を、チケトレはトレーニングに生かせそうな本を探すため○保町のとある本屋に足を運んでいた
「うっわあ、すっごい沢山本があるよぉっ!!」
チケットはキラキラと目を輝かせる。
本棚にはみっちりと本がみっちりとつまっており、周囲には本棚に入りきらない本が山積みになっておかれている
「この町の古本屋の中ではトップクラスの品揃えだからな。ここだったら二人が欲しいものがあると思ってな」
そういってチケトレは本の物色を始める。怪力法や身体操法、効率的なトレーニング方法が書かれた本や果ては古武術の教本、関係ないであろう本でも一読し使えそうであれば片っ端から買い占める。
チケットもマンガ本や小説を色々と買い込む中、ふとチケットが話しかけてきた
「ねえトレーナーさん!こんな本を見つけたよっ!」
チケットの方を振り向くとそこには「疾駆の刃」と書かれたいかにも古そうな表紙の本が握られていた
33チケトレの人21/11/22(月) 19:32:49
「疾駆の刃?なんか古そうな本だな」
よくみると、著者の欄には大先生─ヘリトレの名が記されていた
チケットの顔が心なしかにやけているのは気のせいだろうか
「大先生の本か…なんか役立つかもしれないな」
そう言ってぺらぺらとページをめくり読み進めていく
チケトレの肩が小刻みに震え、口は真一文字に結ばれる
こらえろチケトレここは他の人も利用してるんだぞ
なんとか気持ちを押さえようとしたが、真ん中まで行ったところでチケトレの腹筋は─爆ぜた
ぶふぉっというお手本のような吹き出し方をし、チケトレは腹筋を押さえる。それにつられてチケットも思い出し笑いをした
「あはははっ!!!やっぱ面白いよねこれ!!」
「だめだチケット…笑うな…流石に大先生に失礼だ…」
そう窘めるチケトレの広角はあがっており、顔を伏せて表情を悟られないようにしていた。説得力も糞もない
「と、とにかくこれはおれが責任をもって封印しよう…チケット、これは他言無用だかんな」
「う、うん。ぷふっ、分かった…」
本当に大丈夫だろうか─そう思いつつ会計を済ませ二人は本屋を出る。
─その翌日、チケットはうっかり口を滑らせじじピの自伝に興味をもったウマ娘がチケトレのトレーナー室に突撃したそうな
おしまい
≫42ロブプリの人21/11/22(月) 19:45:54
乳武海にインタビュー!(衣装編)
「ということで、ちっちゃいトレーナーの会にインタビューの依頼が来たぞ!」
「おおー!」「マーベラースだね☆」
「待って、どうしてそんなことになっているのよ!」
「俺もよく聞いてなかったんだが、どういうことなんだ?」
「詳しいことは私が説明しますね」
今日集められているのは小さくなったトレーナー、その中でも小さいうえに大きな胸を持ったトレーナーたちである。
なぜこのような話になったか、それは私が先日タイトレさんと私がインタビューを受けたことが始まりでした。
「簡単に言いますと、私たちはウマ娘化したトレーナーたちの中でも特に体型が大きく変わったトレーナー達です」
「それで、こんなに大きく変わったら日常生活とか大変なんじゃないか、って話になってな」
「そこから私たちにインタビュー、その第一回目として衣装を着てのインタビューとなりました」
「私は元から女だったけど、体型が大きく変わったから、それも含めてなのね。でもなんで衣装を着てなのよ」
「インタビューで変わった点として着れる服が限られていること、私がこの体型の服を作って提供していることを話したら是非着た服を見てみたい、とのことで」
「それなら折角だからコスプレ衣装にしよう、体型が変わってもいろんな服を着れるっていうことを伝えたいそうだ」
「でも、流石に恥ずかしいし……」
「はっはっは、いいじゃねえか!俺たちのことを知りたがっているならさ!ちょっとくらいはきてやろうじゃねえか」
「一流のトレーナーとして、インタビューを受けるのは当然のことだな」
「はい!僕もぜひ協力させてください!」「皆でやればきっと楽しいよ、とってもマーベラスだね☆」
「ええ、僕としても興味深いロジカルですからね」
「もう、分かったわよ!私も、ここで色々とお世話になったわけだし、インタビュー、受けるわよ」
43ロブプリの人21/11/22(月) 19:46:05
「ありがとうな!それじゃ、ロブトレが服を用意したから、それぞれどれを着るか決めるか!」
「ええ、今回は四種類用意しました。好きなものをどうぞ」
「いや、折角だしくじ引きで決めようぜ!それなら恨みっこなしだろ」
「お、それいいな、タボトレ!なら皆くじ引きで決めるぞ!」
「おー!」「それで構わないぞ」「くじ引きで決めるのもマーベラースだね☆」「ええ、僕もそれで問題ありません」
「リウトレさん、無理はしなくてもいいですからね」
「ああ、もう、皆乗り気なら、やるしかないじゃない!何が来ても着てやるわよ!」
「よし、それじゃ、くじ引き用意したし、全員決めたな、それじゃ……」
「「「「「「「「いっせーのーで!!」」」」」」」」
44ロブプリの人21/11/22(月) 19:46:21
「という訳で、当日だな」
「予定よりも大きくなって、各ブロックごとでインタビューを受けている形になりましたね」
「流石にここまで大きくなるとは思ってなかったな。元々オペトレとかからも依頼されていたことではあったから、ここまでになることも想定済みだったかもだけどな」
「それで私たちの衣装は……ミニスカサンタコス、となりましたね……」
「いろんな服を着てきたけど、この服は丈が短いな」
「これだけは他の方にお願いして準備してもらったのですが……その、短すぎでは、ないでしょうか……」裾をギュっとして必死に隠そうとしている
「そういえば、なんでロブトレ自身で作らなかったんだ?お前なら用意できるだろ?」
「いえ、その、いつも私が作ったものを着ているので、他の人に作ってもらったものを着てみるのもいいのでは、という話になりまして……それに、記者の方が熱心な方で用意してくれたのですよ」
「そうだったのか、でもその服も似合っているじゃないか」
「それは、そうなのですが……その……やはり、ここまで裾が短いものはその……」
「大丈夫だって!オペトレがしっかり把握しているわけだし、ヤバいものは弾くことになるからな」
「それは、そうですが……」
「それにオペトレからも断ることはできる、って言っていただろ?それでも受けたのはお前自身の意志だろ?」
「それは、そうですね……恥ずかしいですが、その、私のために用意してくれた服、というのはやはりうれしいですので……」
「だろ?なら堂々としてればいいって」
「それも、そうですね……ええ、では他の方のところも見に行かないとですね」
「ああ、俺たちのインタビューは終わったし、他の様子も見てくるか」
「ええ、では行きましょうか」
45ロブプリの人21/11/22(月) 19:46:42
「あー!タイトレとロブトレだ―!インタビュー終わったのー?」
「おお、マベトレとキングトレ、お疲れ様、こっちは終わったからな、そっちはどうだ?」
「ああ、こっちも問題なく終わったぞ。とはいえ、チアガール服は流石に元男としては恥ずかしいものもあるな」
「ふふ、ですがとても似合っていますよ」
「まあな、俺は一流のトレーナーだからな。どんな服でも着こなしてみせるさ」
「そう言いながらキングちゃんにしっかり着替えさせられていたの見ているけどねー」
「そうだったのですね……(キング、お疲れさまです……)」
「そういえば、なんでチアガール服だったんだ?」
「ええ、コスプレでも今回はそれぞれテーマがあります。私たちのサンタコスは季節ものの衣装です。そしてチアガール服はトレーナーとしてウマ娘を応援する姿、というのを表しているのです」
「ウマ娘たちを応援するための服って言うのはとってもいいね。フレー☆フレー☆マーベラース☆」ブルンブルン
「そうだったんだな。なら俺もキングの一流トレーナーとして、応援は任せろ!」ブルン
「おおー、流石だな、なんだか俺も応援したくなってきたぞ、フレーフレー、タイシーン!」ブルンブルン
「ふふ、やはりこれは破壊力がすごいですね……」
「どうした?ロブトレも一緒に応援しようぜ」
「そうだよ、ロブトレも一緒にやろうよー」
「折角だしやろうぜ」
「え、あ、そ、その、今の私だと……キャッ」
「「「フレー、フレー!」」」ブルンブルン
「ふ、フレー、フレー……」ゆっさゆっさ
記者たちの性癖が破壊される音が聞こえました。
46ロブプリの人21/11/22(月) 19:46:59
「ふう、いきなり大変なことになりましたね……さて、次は……」
「タイトレとロブトレじゃないか!そっちも無事に終わっているようだな!」
「お疲れさまです。タイトレ、ロブトレ」
「タボトレとシャカトレも無事に終わっているようだな。メイド服も似合っているぞ」
「おう、ありがとうな!少し窮屈ではあるけど、思ったよりも動きやすいんだな」
「ええ、そうですよ。メイド服とは元々使用人が着る服ですので、動きにくいものは適していません。服の細部にわたり働く服としてあるのですからね」
「ええ、理論としては知っていましたが、実際に着てみることで分かることもありますね、とてもロジカルに基づいた衣服です」
「それで、このメイド服の意図はどういうものなんだ?」
「そうですね、メイド服とはワンピースです。メイド服と呼称すると特別な服のように感じますが、普段着こなすこともできる服です。普段着、という意味を込めて選ばれましたね」
「普段着か、ならいつもの服でも良かったんじゃないのか?俺のいかした服を見せてやりたいぜ」
「タボトレさんもとても着こなしていらっしゃいますよね。ですがその……今回は今のトレセン学園の、この様な体型になった人たちのことを知ってもらうためのものですので、あまり露出が多すぎるものは避けていただきました」
「その結果がこのメイド服、ってことだな」
「そっか、でも問題ないぜ。タボトレ様こと俺様ならどんな服だって着こなすぜ」
「おう!やっぱりお前はそれでこそだよな!まさに兄貴、って感じだ!」
「ふふ、ええそうですね。本当にあなたのことを見ていると元気をもらいますよ」
「おう、おまえら、俺についてこい!」
「そういえばシャカトレさんはどうでしたか?」
「ええ、よくわかっている記者の方もいて、この体型でもウマ娘として問題なく走れるロジックを語り合うこともできてとても楽しかったですね」
「おお、シャカトレも楽しんでいそうでよかったよ、お前らも最後まで楽しんでくれよ」
「おう!あ、メイド服だしこれは言わないとか、行ってらっしゃいだぜ!」
「行ってらっしゃいませ、タイトレ様、ロブトレ様。ロジカルに行きましょうね」
47ロブプリの人21/11/22(月) 19:47:15
「それで最後は……」
「あ、タイトレさんにロブトレさん、お疲れさまです!」ブルンブルン
「二人ともお疲れ様……改めて言わせて、なんでくノ一の服を着ることになるのよ!」
「クリトレさん、リウトレさん、お疲れさまです。その……記者の方に折角なら和服も、という話になりまして、最初は着物の予定でしたがあれよあれよのままにくノ一に……」
「それなら着物でよかったじゃない。過ぎたことだからこれ以上は言わないけどね。でもスリットえぐすぎよ!」
「でもとっても似合っていますよ!あの、僕も似合っていますか?」
「ええ、とてもよく似合っていますよ。あの、一応私、もう一つあまり肌を露出させないものも作ったのですが……」
「……シリウスがこっちの方ががいい、って言ったから……もう、いいでしょ!この話は終わり!」
「ふふ、シリウスともよい関係が築かれているようですね。あと疲れてはいませんか?足、まだあまり動けないのですよね」
「それは大丈夫よ。基本的に座っていたし、クリトレがお世話してくれたから」
「はい!リウトレさんの移動の際には一緒についていました!」
「おう、クリトレもありがとうな!リウトレもあまり無理するなよ」
「ええ、無理はしていないわよ。それに女性からウマ娘になったケースについても話せたのは良かったわ」
「そうだよな。最初はウマ娘になるのは男トレーナーだけだったのがネイトレから元々女だったトレーナーもウマ娘になるようになったし、それを知ってもらうのも大切だよな」
「そうね、私やネイトレみたいに女性からウマ娘になるのも大変なことだもの。だからそのことを伝えられてよかったわ」
「ふふ、そうですね。正しく理解されていってほしいですからね」
「でも、やっぱりこの服でのインタビューは恥ずかしいわよ、次の時はスーツでやらせてよね」
「でも僕はこういう服でも大丈夫ですよ。メイド服でも参加してみたかったです!」
「はい、次回の時は服とは違う話題になりますからスーツで問題ないものになりますよ」
「あれ?もしかして次回もあるの?」
「ふふ、さてどうでしょうね?」
48ロブプリの人21/11/22(月) 19:47:32
「皆、無事にインタビュー終わったようだな」
「ええ、そうですね。本当によかったです」
「だけど改めて思うけど、最初ちっちゃいトレーナーの会作ったころからまさかこんなに多くなるとは思ってなかったな」
「ええ、ですがタイトレさんがこうして作ろう、と言ってくださったおかげで同じように小さくなったトレーナーたちに色々と教えることができていますから、タイトレさんのおかげですよ」
「それを言うならロブトレもな。ロブトレがすぐにこの体に合う服を用意するのは大変だから、って言ってたくさん服を用意してくれたおかげでもあるんだしな」
「ふふ、それもタイトレさんがこの集まりを作ったからこそですよ。私たちが大変だったからこそ、後から続くトレーナーたちにも道を示せるものですから」
「ああ、そうだな……お、最後の集合写真の時間だな、行こうぜ、ロブトレ」
「皆さん集まりましたねー、では撮りますよー」
「あの、私は端でもいいのですが……」
「なに言ってるんだよ、この会はタイトレとロブトレが最初に作った会だろ?」
「そうですよ、僕も二人が作ってくれたおかげでとても助かったんですから」
「そうだよー、ならその二人が真ん中な方がマーベラスだよねー☆」
「そういうことだ、ロブトレ、観念して真ん中で撮るぞ」
「……ふふ、分かりました、では、失礼しますね」
「では、皆さん、行きますよー、はい、チーズ」
小さくておっきなトレーナーたち、体型が大きく変わって大変です。
でも、私達はみんなここで過ごしています。自分の体に向き合って……。
だから、今も私たちはこうして笑顔なんですから。
49ロブプリの人21/11/22(月) 19:48:21
おまけ
「あの、この服は一体?」
「謎の支援者から頂いた服、っていうことだな。だけどこれって」
「ええ、どう見ても某海賊の漫画にある七武海と主人公の服、ですね」
「調べてみたらどうやら俺たちのことを乳武海、何ていう風に言われているみたいで、それに因んだ服だそうだ」
「……確かにサイズも全員合っている服ですね、これを作った方は何ものでしょうか」
「早速着ようぜ……それでどの服を誰が着る?」
「これはまた、くじ引きで決めるか」
「それじゃ、決めてみるか」
七武海+1の服って結構露出多いもの多いですよね。
つまりは、タイシンとキング、その他大勢の性癖は破壊された。
以上、言うっちまうスレ2か月記念で乳武海のコスプレでした。
タイトレ、クリトレ、マベトレ、シャカトレ、キングトレ、リウトレ、タボトレ(兄貴)お借りしました。エミュは大丈夫だったでしょうか?
スズトレの人ののマルトレ世代パーティを見て、この形式なら多くのトレーナーを出せるのでは、と思い書いてみました。スズトレの人、ありがとうございました。
頭サイゲ組や24歳組をまとめて出したいけど大人数を一気に書くのは無理でしたので、数人ずつと交流を複数回ならなんとかかけました。
服はスレで急募を出したようにミニスカサンタ、チアガール、メイド服、くノ一でした。それぞれに着させた理由としては、まだ来たことのなさそうな服を着てもらいました。
書いていてやっぱりこれ、担当ウマ娘や周りの性癖破壊しますね、やばいです。
最後のおまけ、皆で考えてみたいです。とりあえずルフィの服はタイシンかタボトレ(兄貴)、リウトレにはハンコックの服を着てほしいです。
最後に今は無き頭サイゲの方に感謝の意を表して終わります。
140-90-55-80!140-90-55-80!140-90-55-80!
では、ありがとうございました。
≫69二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 20:10:01
『マーベラスな本!?』
「なあマベトレ」
「なにかなーマヤトレー」
「マヤノとのトレーニングで少し困ったことがあったんだが、それに関する本たしか持ってたよな」
「あぁーそれならねーほらそこの本棚、その5段6段目に置いてあるよー☆」
「ありがとなー。んしょ、中腰にならないといけない低さだな」
「よくつかってる本は届きやすい高さに置いてあるからねー」
「苦労してるんだなーマベトレも、お!あったあったじゃあ少し借りるぞサンキューな」」
「いいっていいって、マーベラスのためだもの☆」
「ん?このハードカバー本なんで上段の詩的文集欄に混ざってるんだ?外観が一つだけ異質で似つかわしくないぞ」
「それはそこで合ってるよー☆この前古びた書店で見つけたんだよー。タイトルはもう劣化しちゃって読めないけど、内容がとってもマーベラスだったから思わず買っちゃたんだー☆」
「ふぅん、パラパラ、たしかにこの欄に相応するな、作者の名前はっとかすれて読めないか、まあ古いものだから仕方がないか」
「でしょー、でもこの文体の感じ私知ってる気がするんだー☆」
「以外にも身近なやつが書いたものだったりしてな」
「それはそれでマーベラスだね☆」
「おっとマヤノを待たしてるんだったじゃあな」
「またねー☆」
≫131二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:15:19
封印は破られる為にある
「バクトレ?今大丈夫か?」
「タマトレさん、何かご用ですか?」
「ああ、フロッピーが再生できる物持ってたりしないか?」
「フロッピー?今どき珍しいですね?」
「大掃除をしてたら出てきてな、騎バ隊時代の教官から貰ったものでな、なんでも伝説と呼ばれたトレーナーの書いた指南書らしいんだが...」
「なる程、そういう事でしたら確かこちらに...」
「おっ!懐かしいな98か」
「ちょっと待って下さい、久し振りに起動するので...」
ガラガラガラ
「バクトレいる?あら、二人で何しているの?」
「おっ、スズトレか丁度いいタイミングで来たな、実はカクカクシカジカシカクイムーブ」
「是非見させて貰うわ」
「準備出来ましたよ」
─疾駆の刃─
1枚目:トレーニング持論他役立つ話
2〜5枚目:惚気
6枚目:濡れ場、あとがき
──────
「あー...うん」
「嘘でしょ...」
「一枚目だけでしたね、使えそうな奴は」
「なあ、このメイジって...それにこの著者」
「やめましょう、タマトレさん」
「世の中明らかにしない方がいい事も有るわ」
「そうだな一枚目以外は封印しておくか...」
───────
うまぴょいうまぴょい
≫139二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:21:23
キン!カキン!
ーーー刃物が打ち合う音が響く、二人の人影が激しく動く。二人で合わせて距離をとった。
「ふっ…!」「はぁ…!」
軽く息をはきながら身構えているのはファイトレとキタトレーーー二人の片手には金属がキラリと光るナイフが。
お互いに睨み合い、キタトレはナイフを片手で持つと前に構え、ファイトレは逆手で切っ先を向ける。
「「…!」」ダッ!
ウマ娘の脚力を活かして、凄まじい勢いで距離を詰めるとナイフを振るう。ファイトレがすれ違い様に切り捨てようとし…
カァン!
キタトレが振ったナイフで迎撃される。力を込める両者、キリキリと音を立てるそのナイフ。
ファイトレは空いた片腕を伸ばし、キタトレを掴む。流れるような動きでキタトレを引きながら投げようとして…
ゴッ!「ぐ…」
キタトレはボディブローを即座に入れてカウンター、続けざまにファイトレのナイフを弾いて刺そうとするも、腕を掴まれる。
ドスンッ!「ぐふっ」
そしてそのまま背負い投げを決めるファイトレ、追撃にスタンプで踏み潰そうとするも受け身を取ったキタトレに避けられる。
「はっ…!」
すぐさま起き上がったキタトレは起き上がる際の反動で体を捻じりながら、ファイトレのナイフとフックを手をクロスさせて防ぐ。
「!?、チッ!」
その防いだ状態で、タックルをかけるキタトレ。ファイトレは吹き飛ばされながらも足で減速しつつ、振り下ろされるナイフを迎え撃つ。
カァン!
上段でナイフ同士がぶつかり、高音を奏でる。鍔迫り合いの状態になった瞬間、お互いのパンチがクロスカウンターの如く腹にささる。
「「がっ…!」」
のけぞった二人は下がりながら立て直す。そしてもう一度踏み込んだ瞬間、ファイトレは首を狙って横に振ろうとし、キタトレは心臓を狙って刺そうとする。そのナイフが互いに交錯して…
141二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:21:33
「はいカット!」
監督していたプリトレの声で停止する二人。そしてその隣には…
「「凄い…!」」
目を輝かせる彼女達の担当の姿が。
「…付き合わせてすまないプリトレ。」
「いやいいですよ、お蔭で凄いものも見れたので。後はちょっと編集したものを数日後には渡せますね。」
「なら、一週間かけて殺陣の練習をしたかいがあったわね。この模擬ナイフも本物にそっくりな仕様だし。」
「凄いよトレーナーさん!アクション映画みたいだったよ!」
「あのジェームズ・ボンドもびっくりだねトレーナー!」
ファインとキタサンがそれぞれキラキラとした目をむける。ファイトレとキタトレは
「ふふ、キタが見てた映画よりもなるべく格好良くなるようにしてみたわ。」
「ファインのお願いだからね、全力で演じさせてもらったよ。」
と優しく嬉しそうに返した。
「私達もしてみたい!」
「トレーナー、今からやってみてもいい?」
「まずは覚えてからよキタ…!?」
「ファイン!?私達の真似をするのは絶対に駄目だからね!?」
「あはは、楽しそうだね…」
…わちゃわちゃとした愉快な一幕であった。
短文失礼しました。
殺陣をする自トレです。担当からトレーナーのが見てみたいと頼まれたのでしています。撮影にはプリトレに協力してもらいました。
勿論アクションなので、実際に殴られてはいません。投げ自体もキタトレが完璧に受け身を練習してファイトレが優しく投げてます。
≫163二次元好きの匿名さん21/11/22(月) 21:42:12
良い夫婦の日のグラトレ(独)とグラスワンダー
「今日は11月22日、良い夫婦の日と言うらしいですよトレーナーさん」
「そうだね、夫婦……にはまだなっていないけど、夫婦みたいに過ごしてはいけない訳じゃないよね」
「ええ、そうですとも」
「それじゃあ今日は……」
「はい、トレーナーさんのお宅に泊めさせて頂きますね?」
「うん、歓迎させて貰うよ」
「ふふっ、では夫婦みたいに過ごしましょうか」
「そうだね……グラスと一緒に料理を作って」
「ええ、一緒にいただきましょう」
「その後は……一緒にお風呂かな?」
「のぼせるので悪戯は駄目ですよ?」
「えー……」
「ちゃんと寝室でお相手しますから……」
「うん、夫婦らしく一緒に夜を過ごそうか」
「明日に響かない程度にですよ?」
「明日は休日だよ?」
「明日は勤労感謝の日……トレーナーさんを労いたいのです」
「それなら二人で家事をして、ゆっくり過ごそう?」
「ですが……」
「グラスに任せっきりというのも落ち着かないからね」
「仕方ありませんね」
「それじゃあ帰ろうか……我が家へ」
「ふふっ、改まってどうしたんですか?」
「……折角だし」
「ふふふっ……ええ、帰りましょう私達の家に」
そうやって二人仲良くグラトレの家へと帰るのでした……
ちなみに翌日の勤労感謝の日は、結局夜ふかしをし過ぎて昼まで寝ていましたとさ。