タグ一覧
このページは「おれバカだから言うっちまうけどよぉ…」スレに投稿されたSSをまとめるページ(スレpart686~690)です。
SSまとめ各ページ案内
SSまとめスレはこちら
SSまとめスレはこちら
+ | part1~100 |
+ | part101~200 |
+ | part201~300 |
+ | part301~400 |
+ | part401~500 |
+ | part501~600 |
+ | part601~700 |
+ | part701~800 |
+ | part801~900 |
+ | part901~1000 |
+ | part1001~1100 |
アダルトコンテンツは乗っけると最悪wiki削除なのでやばそうだなとおもったらリンクかスレ位置を置いておいてください(主にルドトレ)
リンク例は編集画面にてコメントアウトしています。
リンク例は編集画面にてコメントアウトしています。
目次
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part686【TSトレ】
≫12チヨノオートレSS22/02/19(土) 22:50:13
「ハッピーバレンタイン!」
唐突にチヨノオーさんからチョコレートの包みを渡された。そうだ、今日は2月14日。今更ながら今日がバレンタインであることを思い出す。
頂いた袋を開けてみた。そのチョコはどうやら手作りの様で、どこか不格好ながらも良い匂いがしている。包みを取ってチョコを口にほおりこんだ。
「…美味しい」
甘味も苦みも丁度いい塩梅で、アクセントとして入れられたクッキーが食を進めてくれる
「良かった!頑張って作ったかいがありました!」
尻尾をブンブン振りながら喜ぶチヨノオーさん。本来ならホワイトデーにお返しをするのがセオリーなのだろうが、もらった以上はすぐにお返ししたくなる。でも、生憎食べ物等は手元になく、手ぶらの状態だ。それを謝ると、チヨノオーさんは一言。
「じゃあ、私を撫でてください!」
「そんなので良いんですか?」
「良いんです!」
頭を差し出してくるチヨノオーさん。ご丁寧に耳を左右に開き撫でやすいようにしてくれている。私は意を決して頭に手を伸ばした。若干モフモフとした触り心地だ。こころなしか犬を触ったような感覚だ。そんなことを思いながら、ナデナデを開始した。
「ふふっ…ふひひ…えへへ…!もっと撫でてください!」
気持ち良さそうな顔。興が乗って、暫く私はチヨノオーさんを撫でていた。
≫64二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 11:06:08
ふわもこはいい、我が主人の担当ウマ娘アドマイヤベガもそう言っている。
冬場の朝は寒いものだ、布団から出るのも億劫になってしまう。
何?ぬいぐるみのような風体をしておいて、寒さを一丁前に感じることができるのか、だと?
知れたことを言う、うどんの味がわかるというのになぜ温度を感じれぬと思ったのだ。
反省して昼はうどんを食べたまえ。
話が脱線してしまったな。我は別に体温があるとかそういうわけではない。
普通に部屋の温度に左右される変音動物のようなそれなのだ。普通に寒いのである。
故に、最近は我が主人の魂の同居人に抱えられて布団で眠ることが多い。
暖かい布団は良いぞ。
「あんたもーちょい柔らかくなれんの?フェルト生地みたいな感じだからちょい硬めなのよね」
「無理を言うな、こういう形の方が歩きやすいのだ。柔らかすぎると物も持てぬではないか」
「ふかふかだったら更に寝心地良くなるのになー残念」
≫71二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 11:14:21
あじさいはもこもこ感が足りてないメカ
メカを見習うメカー
ミナラウメカー
「……トレーナーさん。このちっこいメカドラ、柔らかいの?」
「うーん……」コンコン
イタイメカー
「ネイチャはどっちだと思う?」
「音でわかるよねっていう……アタシはカマライゴンが柔っこいから好き」
テレルー
「うーん照れるお前もかわいいねーうりうりうりー♪」
キャー
「(ネイチャがかわいい)」
≫83二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 12:13:59
にゃんにゃん
「お嬢〜?202、お嬢見なかったか?」
「ああ、お嬢ならさっきソファで船漕いでましたよ」
キッチンに立つ202に部屋に入った親父が話しかける。
「ソファ?ソファ、ソファ……っておい」
そう言われて、ソファを見た親父の声が強張る。
「どうしたよ親父さん、事件か?」
「どこにもいねえし猫持ち込んだの誰だ」
「俺じゃないっすよ」
「俺でもねえな」
Vまで違うと言っている。つまりこの猫は……
(ボウズ……このウマソウルは……)
「ギムレット、悪い冗談はよしてくれよ。たかが色が似て耳飾りも同じだけの猫じゃねえか」
そう。耳飾りが同じだけの吸い込まれそうに真っ黒な色をしただけの黒猫だ。しかもその毛色はウオシスと瓜二つ。
「まさか……いやまさかな」
頭をぶんぶんと振ってその思考を追い出そうとする親父。しかしかえってそれが現実をはっきりさせる。
「違う。絶対に違う。お嬢が猫なんかに……」
「親父さん。いい加減認めましょう。その猫はお嬢っすよ」
キッチンからソファに来て、一眼その猫に一瞥をくれた202がポンポンと肩に手を当てる。
「嘘だろ……」
「いやあそれにしても可愛いっすね。すやすや寝てるっすよ」
ソファに座り、撫でようと手を伸ばしたところでぴた、と手が止まる。
「……これ、撫でてもセクハラじゃないっすかね?」
「普段から頭撫でてるし大丈夫だろ。でも服が心配だな」
ネイトレの一件で服の大切さは学習していた。「V、厚手のでかい布を持ってきてくれ」と言い、ソファに親父も座って猫と化したウオシスを膝上に乗せる。
84二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 12:14:24
そこで目が覚めたのだろう。ムクリと頭を擡げると体を上げ、立とうとして……
「ニャアッ!?」
落ちた。
「うおっ!?」
親父もビビった。
「ナ……ナァ」
困惑の声らしき鳴き声を上げこちらをソファの下から見てくる。目の色はアメジストのような、熟れた葡萄のような深い紫だ。
「……ちょっと確認だけさせてくれ。お嬢……だよな?」
(娘よ……聞こえるか……)
「ギムレット。ちょっと待ってくれ」
その問いに「ナァ……」と眼前の猫が答える。
「そうか。なら安心だ。よいせっと」
脇下に手を入れ、持ち上げると、そのまま膝に乗せて顎の下を撫でる。最初は不安そうにしていたが、段々と目を細め、ゴロゴロと喉を鳴らす。
「よ〜しよし。俺が守ってやるからな」
(息子よ……変わるが良い……)
「あと3時間だ」
「親父さんずるいっすよ。今回ばかりはギムレットさんの味方っす」
「わかったよ。15分だ。15分だけ待ってくれ」
その光景はまさしく猫に懐柔された大人のようだ。言ってしまえば成人男性(現ウマ娘)の二人組(+1)が猫を前にデロデロになっている。
「親父さんデカめのブランケット借りてきたぜ。ついでにネイトレもいる」
「こんにちは〜……って可愛い……」
毛布をソファの背に乗せたVと、同じく背から見るネイトレがいる。
「おうネイトレ。まずは俺、そのあとギムレット。んで202、そしてネイトレだな」
「……待ち時間は?」
「45分だ」
「オウ……」
顎を撫でながらそう言う親父。猫シスは撫でる指に頭をこすりつけゴロゴロしている。
その後刻々と時が過ぎていき……(途中ネイチャがネイトレを連れ戻しにきたが猫シスを見て骨抜きにされた。今日は土曜であるためネイチャ側にサボりだったりそう言った問題はない。もちろん途中で入ってきたウオッカもトレーナー可愛い可愛いした)
85二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 12:15:11
1時間半ほど経ったろうか。
ガバッ、と頭を上げた猫シスがキョロキョロとしだす。途端に慌ただしくなり、ブランケットを引っ張ろうとする。
「うわあ!ウオシスちゃんどうしたの?」
「ブランケット……この慌てよう……トレーナーさん!これきっと戻る奴だよ!!」
ネイチャがネイトレにそう言う。それを聞いた親父は
「202!急いでお嬢をブランケットに包んで部屋の隅に置け!あとネイトレとネイチャとウオッカ以外目を塞げ!」
「ナア!ニャアァ!」
台風みたいに慌ただしくなる。ガッタンガッタンと準備をする。親父、202、Vは部屋の窓側を向いて目を閉じる。もちろんギムレットの心眼も閉ざす。
「準備オッケー!」
ネイトレ、ネイチャ、ウオッカは猫シスの前で壁のように立つ。もちろんこの部屋の全員はそのような心は持っていない。単にウオシスへの配慮なのだ。
ボフン、と言う音と煙が上がる。
「お、戻った!」
3人が振り返るとそこには……
「も、戻りました……か?」
ブランケットをかけられたウオシスがいた。しかし一つだけ、重大なミスがあった。
ズレていたのである。そうそれはつまり……見えていた。一応髪で隠れていた。しかしそれが何とは言わない。言ってはいけない。
「よし戻った!ネイチャは服!服持ってきて!」
「トレーナー、ちょっと失礼だ」
「そうだ!服忘れてた!トレーナーさんまたやっちゃいましたねえ!」
ネイチャとネイトレのドタバタに気を取られている隙にウオッカがブランケットをずらす。
「どうしたんですか?」
「ちゃんと首元もブランケットであっためないとな。今の格好じゃ風邪ひくだ……ろ」
「ウオッカさん鼻血!鼻血出てます!」
そうして猫化は一件落着……?であった。
この後ウオシスの嘆願で全員に焼肉を奢った。
でも皆猫シスを撫でられたからそれぞれの代金の半分を自分、残りウオシスで納得した。
ちなみに猫シスの写真コレクションはトレーナー室の隠しスペースの中に眠っている。ウオシスはそれを知らない。
めでたしめでたし
≫120二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 15:53:24
ある日のこと。
「フウトレさん!スズトレちゃん!ちょっと、お話いいかな?」
「なぁに?ルドトレ」
「んー、まあ、ちょっとお話があって……」
「ねぇルドトレ、それ大丈夫なの?」
「大丈夫大丈夫!でね、お話っていうのが、今度、ゴルトレちゃんとムントレさんとウラトレ先生と、担当を連れて本鰹を狙いながらパワートレーニング、って話なんだけど、訳あってウラトレ先生が来れなくて、枠が2つくらい出来ちゃって……」
「待って!?本鰹とパワートレーニングに何の因果関係があるの!?しかもウララちゃん連れ!?」
「ふむふむ……それで?」
「でね、よければフウトレさんもアイネスちゃんを連れて、この合同トレーニングに参加しない?」
「……んー、まあフウのパワーを上げたいなーとは思ってたけど。逃げウマ娘のパワーを上げすぎるのも……」
「フウトレさんが来てくれたら、頼れるお姉さんが来た、ってみんな喜ぶと思うなー……」
「あっ、しれっと上目遣いと甘える声、おまけに誘い文句……嘘でしょ、完全に誘ってる……」
「よーし、お姉さんに任せなさい!ちょっとフウのスケジュールも調整して、必ず着いていくから!あ、鰹は何匹か貰ってよかったりするの?」
「待って、気にするところそこ!?」
「勿論!ゴルトレちゃんも『よーし!大漁だったらナマコ投げ大会開くぞー!』って浮き足立ってるし!」
「ナマコ投げ大会……?嘘でしょ……また訳のわからない大会が増えてる……」
「それじゃあ、スケジュール見てくるから!」
「はーい!……あ、スズトレちゃん、ごめんね。なんか……」
「大丈夫、あの話に割り込む程の勇気は私にはないから……」
「……そお?」
────後日、二の矢★トレーナーズグループLINEに、大きな鰹を抱えて喜ぶフウトレ、マンボウに上半身を食べられてるゴルトレとマンボウを掴んでゴルトレを助けようとしているゴルシ、何故か水着で参加してポロリしかけてるルドトレとルドトレの胸を隠す『プラエトリアニ』の面々、しれっとおでんを鍋で煮込むムントレ、困惑しきったルドルフとタンホイザとアイネスが一枚の写真に納められて送りつけられるのであった……
≫132二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 17:52:37
トレーナー君と共に食事を楽しんでいると、ふと気が付いたことがある。一口がとても小さくなっているのだ。前までは必ずトレーナー君が早く食べ終えるのだが、ウマ娘と化してからは逆転した。そういう所も変わるらしい。
今日のお昼はサンドイッチ。手も小さくなって上手く掴めないのか両手で持って食べる姿はその、本人に言うと拗ねそうなので言えないが小動物のようで愛らしかった。
「……急に笑顔を浮かべてどうした?」
「いや……気にしないでくれ」
怪訝な表情を浮かべながらもサンドイッチにかじりつくトレーナー君を見つめながら、私も食事を再開する。
そうしてデザートのパフェを頂こうか、とスプーンで掬ってから、一つ思い付く。
「トレーナー君」
「ん、何だ?」
「あーん」
「え……あ、な、こ、ここ食堂だぞ!?」
普段の表情から一転して分かりやすくうろたえるトレーナー君。しかもあのシンボリルドルフが、という驚きもあるのか周囲からも注目が集まり始める。
正直私も恥ずかしいが、どうしてもしてみたかったのだ。ここを譲るわけにはいかない。
「嫌だった……かな?」
「……っ、こ、今回だけだからな……!」
押し負けたトレーナー君がぱく、と小さな口でパフェを食べると周囲から微かに黄色い悲鳴が上がる。トレーナー君もしっかりと聞き取ったらしく顔が真っ赤に染まっている。
「どうかな?」
「味なんて分かるか……」
「む、じゃあ感想が聞けるまで続けようかな」
「勘弁してくれ……」
……願わくば、この平穏な時間がずっと続きますように。
〔了〕
≫137二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 18:04:00
鬼に金棒 虎に翼
私のそばにあなたがいたならどれだけでも頑張れるのに
月に叢雲 花に風
あなたのそばに私がいたんじゃきっとジャマになるから
だから神さま ねぇ神さま
雲をはらうための金棒にしてください
風にのるための翼にしてください
金棒に翼をくっつけたのにしてください
「トレーナーさん」
「読まないで……頼むから、ネイチャ。殺して……」
「なんで最後に合体事故しちゃったんですか? いや鬼に金棒の時点でふわふわポエムとは違う何かなんですよ」
「本気トーンの添削もやめてぇ……」
「自爆ひどいノートをどうしていつまでも取っておくのか、これがネイチャさんには分からない……」
「違うの……たしかにダメージあるけど、そうじゃないの……」
「……あれ、もしかして今でもこのノリ結構嫌いじゃない?」
「……………………。
いや、さすがにそんなことは」
「…………」
夢の中のあなたと二人。エスカレーターに「ネイチャ!!?」
ストロベリーハートが「あーーー!!あーーーー!!!イチゴオイシイナーーー!!!??」
(終)
≫143二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 18:24:46
5/7日
朝食 米 茶碗3杯 目玉焼き1つ ビタミン剤2つ AEE
昼食 サラダチキン2つ(200g) サラダ(レタス、ブロッコリー、茹で卵卵白、消化酵素サプリ)
晩飯 鍋(豚肉、ネギ、豆腐、竹輪、白菜、しらたき)
間食 プロテイン 食パン6枚切り2つ
5/8日
朝食 おにぎり3つ(3合分) 野菜サラダ(レタス、ブロッコリー、シーチキン) EAA
昼食 うどん200g(ツユ、ネギ) ……
「トレーナーさん……これ……」
「あ、それを見つけたんだね!いやあ懐かしいなあ……」
「これ、高校1年生のノート、ですよね?」
「そうだよ!筋肉は地道に育て、共に歩んでこそ期待に応えてくれる!そう、それこそマッスル道!」
「なるほど!では頑張らないとですね!」
「ああ、そうさライアン!ただ無理は禁物だよ!」
はい
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part687【TSトレ】
≫25二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 22:27:44
『日本語あな難しや』
(今度の釣り何を目的にすっかなー)
「ねぇねぇブラトレさん……大人のキスってどんな感じなのかな」
「(鱚……?大人の……?成魚?)いきなりどうしたんだマヤノ、そういうのはマヤトレに聞けばいいじゃないの」
「だってトレーナーちゃんったら「マヤノにはまだ早いかな」だって言うんだもん!こうなったらトレーナーちゃんと仲のいい人に聞いちゃうもんね!」
「うーん……(まぁ船釣りは初心者にゃ難しいだろうしなぁ……あー、キス釣りアリだな)まあ大人でも結構小さいかなあうん」
「ち、ちいさい?そ、それで……どんな味?がするのかな……」
「味、味ねえ……魚?」
「魚!?」
「いやこれ大雑把すぎるな、まあ普通に白身魚って感じかなあ。美味しいぞ」
「さ、魚の味……そ、その、どこでする……の?」
「どこ?うーん、海岸沿いとか?」
「あ、それは良いかも。憧れちゃうよねー」
「案外簡単だぞ?」
「えっ!?ブラトレさんって結構大胆……?」
「(大胆……?)まぁ準備さえしっかりしとけば簡単に釣れるしな」
「つ、釣る!?ど、どういうこと!?」
「いやどうもこうも……?この前は別の(釣り)目的だったけどマヤトレと結構楽しんだぞ」
「トレーナーちゃんまで!?そ、そんな女の人をとっかえひっかえするなんてマヤわかんないよー!」
「うん!?女!?待ってくれマヤノ、キスって魚の方だよな!?」
「魚!?違うよ!!キッスだよ!KISS!ちゅー!接吻!」
「はぁぁぁ!すまん俺の勘違い甚しかった!」
なおブラトレにそのような経験は一切なかったので、マヤノの質問は壮絶にからぶったのみで終わってしまった。
うまぴょいうまぴょい。
≫65二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 23:31:28
「テイトレ!テイトレ!テイトレ!テイトレぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!」
「ひっ…ぃ…」
「テイトレがなんかやばいのに絡まれてますわ!」
「いやマジでやばい。蹴り飛ばすか?」
「待てブラトレ!下手に手出しして興奮でもされたらテイトレの身が危ない…ここは俺が悪霊をけしかけて…」
「フクトレ!?余計まずいことになる気しかしないぞ!?」
「…じゃあマルトレ身代わりになってあげます?」
「いや…やだ…」
「テイオーとてえてえするテイトレたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!! 」
「そんなことやってる場合か!テイトレが俯いてあんなに震えて…」
「…こ、こ…この…」
「ちゃんと完治できてよかったねテイトレたん?!あぁあああああ!かわいい!テイトレたん!かわいい!あっああぁああ! テイトレのエチエチ絵も投稿されて嬉し…」
「このバカ犬ぅぅぅーッ!!」
「「「「「!?」」」」」
「この犬!バカ犬!駄犬!!ご主人様に楯突こうだなんていい度胸してるじゃない!!犬は犬らしく私の命令には絶対服従!いい!?」
「は…はいっ!」
「あれは…目には目を歯には歯を!?まるでテイトレが00年代の桃色髪の貧乳ヒロインに見え…見え…」
「見えませんわ。10年後半のクーデレお嬢様ですわ」
「犬が人間の言葉を使うな!分かったら警備室に行きなさい!!」
「わんっ!!!!」
「おお…乗り切った…よくやったなテイトレ」
「…は、う、うゔぅ…!こわ、ごわかったぁ…!」
「😔」ぎゅっ
「…警備の人に通報しとくかぁ」
≫99二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 07:00:12
ある日のこと。
「オグトレちゃん!」
「……どうした、ルドトレ」
「あのね、この前色んな人で合同トレーニングする、って言ったじゃん」
「……言ってたな」
「と、いうことではいこれ!」
「なんだ、そのクーラーボックスは」
ルドトレがクーラーボックスを置く。
オグトレが、恐る恐る中を見ると……
「これは、ウナギ……」
「そう!なんか釣れたからオグトレちゃんに、と思って!確か、ウナギが美味しい季節は冬、でしょ?」
「お前さんよく覚えてたな……って、いいのか?これ」
「大丈夫大丈夫!ゴルトレちゃんとゴルシちゃんが色々と調理して食べさせてくれたから!」
「……まあ、あの二人だしな」
オグトレは、嬉しそうに尻尾を振るルドトレを見て思わず抱き締めながら、オグリに何を食べさせるべきか考えるのであった……
≫107二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 07:43:49
グラトレ先生の豆知識:鰻のお刺身
足の早い鯖さえもお刺身にする日本ですが~
ですが、鰻のお刺身というのは中々聞きませんね〜
それはどうしてでしょう~
理由は単純明快で〜、鰻の血に毒が含まれているからですよ~
血なので河豚以上に毒を無くすのに手間が掛かってしまうんですね~
とはいえ、マウスとの単純換算で致死量は1リットルと言われていますので~、きちんと血を洗い流せばお刺身にしても問題無いでしょう〜
ですが、毒は毒ですので~、あまり摂取するのも宜しくありませんから〜
鰻の毒は60℃以上で5分以上の加熱で処理出来ますので〜、基本は焼いた方が宜しいでしょう~
鰻の調理をされる場合は〜、目や口の粘膜や〜、傷口に血が触れると炎症を起こしますので~、そちらにもご注意くださいね〜
≫132二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 12:36:48
イクノディクタス担当トレーナーの作る料理は質素なようで、意外と丁寧だ。
「🎵」
炊飯器が米が炊けたと告げたのを契機に、イクトレは自宅の床下に誂えた冷蔵庫から、今日の肴を取り出す。
今日はへしこがよく漬かっている。鯖を塩漬けにした後、さらにぬか漬けにしたこの一品は、炙り焼きにすることで実に旨い逸品となるのだ。
コンロは手が届かなくなって久しい為、調理には庭で七輪を用いる。電気グリルも便利で床置きできるので愛用しているが、今日は知り合いの職人から備長炭をお裾分け頂いたので、イクトレとしては是非試したかったのだ。
「🎶」
いくらか時間をかけて火をつけていた七輪から、きんきんとウマ耳を擽る音がする。
そこに網を載せ、いくらか熱した後に満を持してへしこを一切れ。
じりじりと熱される鯖のぬか漬けが、イクトレの幼くも豊かな鼻腔を刺激し、くうくうと腹を鳴かせた。
まだかな、あと少し、もうちょっと……いまだ!
菜箸を手繰って七輪から移したのは、茶漬けを入れた茶碗の上。
へしこ茶漬け。それが今日の晩食であった。
「🙏」
イクトレは辛抱たまらぬと手を合わせ、子供用のお箸に持ち替えて早速いただく。
備長炭の熱でほぐれた鯖の身が箸でほろほろと崩れ、茶と飯に交わる。
単品では塩辛いへしこは茶で和らぎ、米糀と鯖のよい香りが内頬を撫でていく。なんとよい体験だろうとイクトレの頬がゆるんだ。
暖まった胃の腑に、とっておきの清酒をお猪口でひとくち流し込めば、寒空の下での飯など気にもならなくなってくる。誰かが見れば通報モノの光景だが、幸い日の暮れた庭を覗き込むのは星だけだ。
口が肴に満足したら、カブとにんじんのぬか漬けをいただく。存外に甘味を感じる菜類に満足したら、また濃くも芳しいへしこをいただく。もう一杯。もう一切れ。
腹はみちみち心は豊か。晩ごはんに4時間たっぷり使って、イクトレはシャワーを浴びて床につくのだった。
尚、当然ながらそれだけ外にいるのは幼児には負担であり、後日見事にイクトレは風邪をひくのであった。
次回、イクノディクタス看病編に続く
うまぴょいうまぴょい
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part688【TSトレ】
≫59二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 21:07:56
「…よし」
「じゃあ、作りますか」
…たこ焼き用の丸く凹んだプレートを前に、ファイトレ'sは軽くエプロンを締め直した。スイッチを入れて加熱し始める。
今日は手作りのたこ焼きを食べたいというファインからのかわいい我儘を聞いた二人が、気合を入れて作るつもりなのだ。
「油でふくからタネを入れてくれファイトレ(男)」
「分かった、天かすとネギは横にあるよ」
ファイトレ女が油を広げた横からファイトレ男がタネを注ぐ。二人とも中々手際良くすぐにプレートの上は黄色くなった。
ファイトレ女とファイトレ男でネギや紅ショウガ、天かす等を手早く投入、溢れたタネもしっかり切りはなす。
「さて、本来はピックを使うべきだが…今回焼き上げるのを食べるのは私達だ。となれば、これを使ってもいいだろう。」
「俺は今の内にドリンクとか用意して連絡しとくよ」
…ファイトレ女は左手の手袋を丁寧に外すと、義手の指の内部に仕込んだ針を展開する。元々は護身用の麻痺薬注入用なのだが。
ファイトレ男が離れていくのを横目に指の針を隙間に差し込んでは回す。ピックよりも早い恐ろしい速度で回すファイトレ女。
"なるはや"で全てひっくり返したファイトレ女は、いくつかのを綺麗な形に整えながらたこ焼きを眺める。
「…ふむ、見た目は問題ない。後は…」
「お、どうかなファイトレ女?」
戻ってきたファイトレ男に無言で焼き立てを差し出すファイトレ女。彼女はすでに食べているのか口元は膨らんでる様子。
「いただきま…あっつ、アツ!」
「…焼きたてだからアツアツだろう?」
当然のように食べるファイトレ女に、ファイトレ男は大丈夫だろうと考えた結果がこれである。はふはふと冷ますファイトレ男。
そんな彼の姿に、ファイトレ女は担当の事を思い出して目を閉じる。思い出の余韻に浸っていると言うべきか。
「…ふぅ、あつかった。でも美味しいねこれ」
「これなら問題ないだろう。それとどうせ大量に用意するんだ、せつまかくだからSPの分も作るか。」
「分かった、じゃあ今の内にこのたこ焼きは消費しとくか。」
「そうだな…では」
そう言って視線を落とした瞬間、ファイトレ女がすぐさま振り返りつられてファイトレ男も振り返る。
「…ねえ二人共、何してるの?」
「「あっ」」
≫79二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 23:23:06
シンデレラ
昔々、シンデレラと呼ばれている、天姿国色と呼ぶに相応しい程美しく、心の優しい娘がいました。本当は貴族の娘なのですが、パチンカスな継母とその連れ子である二人の義理の姉にそのHカップの胸を妬まれ、まるで召使のように扱われていました。
「ルドト…シンデレラ。今日はあの台が熱いから回してくる。それまでに掃除を終わらせておくんだぞ」
「はぁい」
「う、うぅ……」
「大丈夫、大丈夫だから……いてて……」
「でな、俺は斧を持って奴を倒しにいく、お前はそのコンニャクで奴を殴れ」
「わかった!幸運を祈るね!」
「それはこっちの台詞だルドト…シンデレラ!行くぞ!」
……なんだかんだ楽しかったのかもしれません。
そんなある時、この国の王子様が舞踏会を催すことになり、継母と二人の義理の姉は着飾って出かけました。シンデレラも行きたかったのですが、もちろん連れて行ってもらえません。
「舞踏会かぁ、柄じゃないけど行かなきゃダメたまよなぁ……ルド…シンデレラ、留守番任せていいか?」
「タマ、タマ……」
「お……ウチはタマや、安心せえ」
「……はぁい」
一人になると、よくよく考えたら舞踏会には美味しいご飯が出ることを思い出したのでシンデレラは悲しくなり泣き出してしまいました。
すると、シンデレラの名付け親である仙女が現れました。
80二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 23:23:52
「あっ、先生!」
「シンボリルドルフ担当。何故泣いているのですか?今の貴方なら追い付けるはずです」
「でも、留守番しなきゃいけないし……お洋服もここのところ新調してないし……」
「留守番は私が代わりましょう。ドレスは……」
そう言いながら仙女が桜の花弁の装飾がされた杖を振ると、パチタマのゲロを浴びた服は美しい緑のドレスに、小タマの恐怖によりついた傷は癒え、黒タマとの熱い友情を示すカボチャのペンダントは龍車に、二つのぬいぐるみはどんな車も引ける立派な龍に。
そして、燦然ときらめくガラスの靴。
「これ、履いて大丈夫な奴なの?」
「イクトレさんの作った最新技術導入の靴ですから安心してください。あと、12時までには戻ってくること。夜更かしは肌に悪いですから」
「はーい!」
こうして、シンデレラは仙女におみやげの約束をして、二匹のカマキリライオンドラゴン車に乗って大喜びで舞踏会に出かけました。
さて、舞踏会についたシンデレラは、たちまちみんなの注目の的となりました。
「あの胸ウオスッゴ……」
「ねぇオグトレ。このシンデレラツッコミが不足してない?」
「スズトレ。ルドトレが楽しそうならいいじゃないか」
「ねぇこれ劇だよね!?」
色々な意味で注目を集めていたようです。
王子様もシンデレラに魅了され、愛の言葉を囁き、接吻までしました。
「フラトレさん……」
「シンデレラ……」
81二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 23:24:31
「マルゼンスキー!待ってくれ!」
「ダメよルドルフ。折角の劇を壊しちゃ……さ、グラトレさん!シビトレさん!かっ飛ばすわよ!」
「あらあら、負けませんよ~?」
「それはこっちの台詞……でいいのかな」
「それじゃ、バビューンと行きましょう!」
「ルナおうち帰るううううう!!!」
裏でバイクと車二台による強烈なチェイスが行われたのはまた別のお話。
そんな夢と悪夢の時間を過ごしていると、シンデレラは時が経つのも忘れてしまいました。
気がつくと時計が12時を打ち始めています。仙女との約束を思い出したシンデレラは駆け出しました。
「ごめんフラトレさん!先生との約束が……!」
「ルドトレ……シンデレラ!まだ君の素性を……!」
「これは劇、これは劇、これは劇、これは……」
「ええっとぉ……これ、見せない方がよかったよね……」
まだシンデレラがどこの誰だか聞いていなかった王子様は引き留めようとしましたが、シンデレラはあっという間に消えてしまいました。後にはシンデレラが履いていた美しいガラスの靴が片一方だけ取り残されていました。フラッシュのストレスも残されました。
82二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 23:24:44
王子様は何とかしてあの舞踏会の女性を探し出そうと、おふれを出しました。ガラスの靴がぴったり合う女性を自分の妻にする、というのです。
「え、これ履くんスか?」
「……フラトレ。私には履けなさそうね」
「これを履けるマーベラスな足の人は私じゃないね☆フラトレお兄ちゃんの脳ミソスカスカ♡」
ウオトレ(202)はそもそも履かせてすらもらえませんでしたし、キタトレには断られ、マベトレには煽られました。
それでも、色々な女性が試してみましたがガラスの靴がぴったり合うトレーナーは誰一人いませんでした。
そうして、タマトレ三人組の番になり、パチタマはパチの景品のストッキングで足を細く見せようとして失敗、黒タマは変形したもののゴルトレに拉致されて失敗、タマ小はタマに甘えにいってそもそも来なかったので、とりあえず忠実な従者たるオペトレは、シンデレラにも履かせることにしました。
「メタフィクション的には163cmのトレーナーがルドトレさんだけだから成立したものだね」
「ハーッハッハッハ!ボクの忠実なトレーナー君だからこその役回りだね!」
~覇王のオペラが開幕したので二時間後~
ガラスの靴はまるであつらえたかのようにシンデレラの足にぴったりでした。そして、シンデレラが「忘れてた」ともう片方のガラスの靴を出したので、オペトレは「彼女が王子様の求めた人だ」と確信して、シンデレラをお城に連れていきました。
王子様はたいそう喜び、数日後にシンデレラと結婚式を挙げました。
心優しいシンデレラは、パチタマには水族館プロジェクトを、小タマには大きなタマのぱかぷちを、黒タマにはフラワーロックをあげてたいそう親切に遇したそうな。
めでたしめでたし。
≫132二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 10:41:39
猫カフェ───それは、かわいい猫達と色々気にせず触れ合える癒やされる世界。トレーナー達もここに来ていた。
「あ〜癒やされる…」
「猫はいいな…!」
机を挟んでつぶやくタイトレとテイトレ。二人とも近くの猫を撫でながらその感触にご満悦な様子。
ちょうど先程来たばかりでドリンクを頼み、届くのを待っている最中に寄ってきた猫ちゃんをワシャワシャしているのだ。
「うおっ!」
「…」
ふと一匹の猫が飛び移り、タイトレの胸に着地する。多少乳を揺らしながら顔にすりすりと寄る猫に圧倒されるタイトレ。
テイトレはその様をぼけ〜とした顔で菜眺めながら、ふと店の奥を覗いた瞬間硬直する。猫が離れたタイトレは
「どうしたテイトレ?」
「いや、何あれ…?」
───そこにはモフモフが存在した。猫達が気持ち良さそうにのるもふもふした栗色のUMA?がカーペットの上に鎮座していた。
…なんだあれは。二人の心はその時一致し、気になって椅子から立ち上がると徐々に近寄っていく。
猫が数匹離れていくが、元々モフモフの周りにいた数自体多く、埋もれているような状況。大分近づいた所でテイトレが
「…もしかして、サトトレかな?」
「え?」
…このUMA?の正体はサトトレであった。足をたたみ、尻尾も長い髪の中に埋もれて耳は猫で見えなかったのだ。
さてその本人は、目を開けているのか分からないが猫を抱き寄せて幸せそうである。そもそも寝ているのか起きているのか。
少しだけ芽生えた悪戯心とともにそっと抱き寄せていた猫を持ち上げるテイトレ。タイトレはそのモフさに気を取られている。
…取り上げた途端、サトトレの耳はへにょんと倒れて悲しそうな顔を見せる。罪悪感を感じて慌てて戻すテイトレ。
「なあ、起きてるよなサトトレ」
「ん〜?」
その反応は寝ぼけているよう。ここで堪えきれなくなったタイトレが猫ごとモフりにかかった。
「…モフモフだな…!」
「…我慢出来ねぇ!」
飛びつくテイトレ。手触りの良い髪の毛を猫と合わせて味わう贅沢な時間。サトトレもどうやら猫吸いをしてるご様子。
纏めて触る猫にぺちぺちと若干の抵抗がてら猫パンチを浴びせられながらも、最高のもふもふを満喫した二人であった。
≫138二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 11:18:04
「あらあら、グラス見てくださいな可愛いらしい猫が居ますよ~」
「あら、本当ですね〜」
「ふふっ、ちょっと撫でさせて貰いましょうか〜」
「触り過ぎて、怒らせない様にしてくださいね?」
「大丈夫ですよ~……ってあ、あら?」
「着物の袖の中に入っちゃいましたね?」
モゾモゾ チョコン ニャ~
「袖口から頭をだして……寛いでますね……」
「ふふっ、トレーナーさんの着物の袖は居心地が良いみたいですね♪」
「グラス、どうにか出来ませんか?」
「せっかくですから、満足するまで付き合ってあげるのも良いと思いますよ♪」
「ええっ……」
こんな感じで、着物の袖口から猫が頭を出して寛いでいる着物トレーナーの絵をください(無茶振り)
≫181二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 17:39:58
ムントレ「やあカフェトレくん。黒幕バレごっこをしないか?」
義「黒幕バレごっこ?」
ムントレ「ゴルトレに教えてもらったんだ。黒幕が正体をバラす時のかっこいい感じを再現できたら勝ちだそうだ」
義「成る程……」
ムントレ「まず私からやろう。裏切られる誰かの真似をしていてほしい」
義「じゃあマチカネタンホイザちゃんの真似を。『と、トレーナーさん!? どうしてこんな事を!?』」
ムントレ「"何故"か? 君なら理解できるはずだマチカネタンホイザ。世界は、間違っている。(髪を解き始める)この間違いを正すため、人類には歴史の舞台から降りてもらう必要がある」
義『そ、そんな待ってよトレーナーさん!?」
ムントレ「通告する。ここが人類の歴史の、終着点だ。……どうだろうか?」
義「地球滅亡しそうだね
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part689【TSトレ】
≫40二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 19:39:51
義「あまり強い言葉を使うなよ。弱く見えるぞ」
ムントレ「思っていたより…‥醜いな」
義「君臨者よ。血肉の仮面・万象・羽搏き・ヒトの名を冠す者よ。真理と節制、罪知らぬ夢の壁に僅かに爪を立てよ」
ムントレ「散在する獣の骨 尖塔・紅晶・鋼鉄の車輪 動けば風 止まれば空 槍打つ音色が虚城に満ちる」
義「滲み出す混濁の紋章」
ムントレ「不遜なる狂気の器」
義「湧き上がり・否定し・痺れ・瞬き・眠りを妨げる」
ムントレ「爬行(はこう)する鉄の王女」
義「絶えず自壊する泥の人形」
ムントレ「結合せよ、反発せよ、地に満ち 己の無力を知れ」
義ム「破道の九十、黒棺」
一般通過ウオッカ「うわぁぁぁかっけええええーー!」
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part690【TSトレ】
≫81二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 23:06:53
バレンタインロブトレ
それは、女性が家族や友人、クラスメイト、そして恋慕を抱いている相手……関係は様々ではあれど、チョコとともに想いを伝える日である。
ここウマ娘が集うトレセン学園においても、いや、ウマ娘が集っているからこそ、甘い香りに包まれていた。
また、今のトレセン学園においてはトレーナーのウマ娘化、という現象が起きてすでに数年が経過している。それ故にウマ娘だけではなくトレーナーもまた、このチョコの祭典を楽しんでいるのである。
そしてここにもまた、一人のウマ娘と一人のトレーナーがバレンタインの甘い甘い日々を過ごしているのであった……
─────
「トレーナーさん、お待たせしました。待たせてしまった……でしょうか?」
「ふふ、大丈夫ですよ、ロブロイ。私もまだ来たばかりですからね」
バレンタインで甘い香りが漂う街中、待ち合わせ場所でタブレットを見ていると、人混みの中から小さな人影が現れる。私の担当している、そしてともに物語を紡いできた少女、ゼンノロブロイだ。
普段よりも着飾っており、フリルや可愛らしい刺繍が施された服が小柄な彼女にとても似合っている。この趣向は同室のライスにアドバイスを貰ったのかもしれませんね。
「ロブロイ、その服とても似合っていますよ。今日は一段と可愛らしいですね」
「あ、ありがとう、ございます。その、トレーナーさんもとっても似合っていて、素敵です!」
「ふふ、ありがとうございます。では早速行きましょうか」
「はい、今日のおでかけ、とても楽しみです」
そう、今日はロブロイとおでかけ、いやデート、というべきでしょうか。
ロブロイと一緒に予定を決めていく中、今日をトレーニングの休日にすることを決めたのは自然な流れでもあった。
有馬記念に出走するため、クリスマスの日もトレーニングを行ってきた。また正月では家族との交流もあり、二人だけでこうした行事を楽しむ、という機会が最近はなかった。
それもあり、今日のバレンタインで二人で過ごそう、という話になるのはある意味当然の流れでもあったのかもしれない。
82二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 23:07:03
「さて、それではまずは……」
「……あの、トレーナーさん」
「ん?どうしましたか……」
ギュッ
ロブロイの声で振り返ろうとすると、優しく手を握られる。
彼女のきれいな青い瞳はしっかり私を見つめている。
その瞳を見ていると、街の喧騒が遠のいていく。まるで静寂の森の中にいるかのようだ。
「トレーナーさん……今日は人も多いですから、一緒に手を繋いでいきませんか?」
「ええ、そうですね。では、エスコートをお願いしてもいいですか、英雄様?」
「あ……ふふ、はい、では参りましょう、お姫様」
そう言ってロブロイは握った私の手を引いて歩いていく。
甘い香り漂う人の波を、二人で縫うように、一歩ずつ。
私がウマ娘になり、彼女よりも更に小さくなってから何度も行われてきた二人での歩み。
かつては私がエスコートすることが多かったが、今では彼女からエスコートすることが多くなっている。
それが、彼女の中にもともとあった姿なのも感じられ、少し嬉しくも感じられるのでした。
83二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 23:07:23
「トレーナーさん!これ見てください。最近出版された本なんですけど、この作者さんが以前書いた物語とはまた違うものなんですけど、実は……」
「ふふ、なるほど、そうなるともしかしたら同じ世界観なのかもしれないのですね。そうなるともしかしたらこの主人公は……」
「ここのカフェはパンケーキがとても美味しいらしいですよ。あ、でもこっちのガトーショコラも美味しそうですね……」
「そうですね、どれも美味しそうで迷ってしまいますね……折角ですので二人で分け合ってみませんか?」
「!そうですね。トレーナーさんも好きな物を選んでみてくださいね」
「トレーナーさんって、以前からもそうでしたが、ウマ娘になってからより甘い物好きになりましたよね」
「ええ、そうですね。やはりウマ娘化した影響もあるのか、より甘いものが美味しく感じられますね」
「どちらかというと女の子になったから、というのも大きいのかもしれませんね。なのでトレーナーさんにも、どうぞ」
「ふふ、ありがとうございますね。ではこちらからもガトーショコラを」
「ん、カカオの苦味とクリームの甘味がとても美味しいです」
「うん、こちらのパンケーキもふわふわでこの甘さは癖になりますね……いくらでも食べてしまえそうですよ」
「この映画、実はある小説が原作なんですよ。二人の恋人同士の心理描写がとても丁寧で……」
「そうなのですね。ふふ、これは映画が終わったらまた一緒に読まないとですね」
「はい!映画から原作の小説に入るとまた違った感覚が味わえますからね。その時はまた一緒に読みましょうね」
「ええ、是非お願いしますね。そろそろ始まりそうですよ」
「あ、本当ですね。見終わったらぜひ、また感想を話しましょうね」
「ふふ、ええ、ぜひ楽しみにしていますね」
84二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 23:08:24
そうして一日中、二人でお出かけをして、夕日が沈みかけてきた頃……
「トレーナーさん、今日は一緒にお出かけしてくれて、ありがとうございました」
「ふふ、私もしたかったことですからね。こちらこそとても楽しかったですよ」
電車を降りてから二人でトレセン学園までの河原を歩いていく。
今日一日、二人でいろいろな場所を二人で過ごしてきた。
本屋から始まり、カフェ、映画館……
ここ最近、なかなか二人で出かけるという機会がなかった。
だからこそ、トレセン学園以外、日常的な場所で二人で出かけるのはかけがえのない時間にもなったのだった。
「年末からずっと、レースに向けてトレーニングを続けていて、あまりこういう時間とれていなかったですからね」
「はい、レースでもずっと一緒に歩み続けてきましたが、こうした日常もまた、大切なものですよね。……物語の英雄にもこうした何気ない日常があるからこそ、より輝くものですから、そう、今日の映画の主人公たちみたいに……」
レースという英雄としての戦いの舞台、それに向けての日々。
天皇賞秋、ジャパンカップ、有馬記念と秋のレースを目指し続けてきた。
だけど、ロブロイの言うように私たちの物語は必ずしもレースに向けての物ばかりではない。
私たちの紡ぎ続ける物語は、何気ない日常、二人で過ごす時間一つ一つが、彼女と一緒に紡ぐ物語なのだから……
85二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 23:08:37
「「……」」
お互いの会話が止まる。
甘い喧騒に包まれた街中から離れれば、こんなにも静寂に包まれている。
沈んでいく陽の光と宵闇の空がまるで物語の中の世界のよう。
そんな世界でも君の存在ははっきり感じられる。
多くの人々がいる中でも、不思議な世界の中でも、きっと私達は一緒にいるのだろう。
トクン、トクン……
私自身の鼓動の音だけが聞こえてくる。
今日、こうしてお出かけ、いやデートの約束したのはこれからのことが目的。
だけどやはり緊張してくる。鼓動が強く鳴り響く。
喜んでくれるだろうか、美味しく食べてくれるだろうか、大丈夫だと信じられても不安な思いは湧いてくる。
私の心のキャンバスはたくさんの色が湧き上がる。
それでも、それでもロブロイにこの想いを渡したくて……
「トレーナーさん」「ロブロイ」
だからだろうか、この静寂を破ったのはお互いの声だったのは……
「えへへ……」「ふふ……」
お互いの声が重なるだけで、お互いの思いが同じなのがわかる。
ならこのあともきっと……
「「トレーナーさん(ロブロイ)、ハッピーバレンタイン」」
だからこうして、私達の言葉も想いも、一緒に重なるのだから……。
≫103二次元好きの匿名さん22/02/23(水) 00:51:31
『思い出のC』
「んー寒いわねー」
「そうね……」
バレンタインの夕方、二人のウマ娘が街を歩く。
「着込んでも寒いもんは寒い、東京も寒いもんは寒い……むしろあれね、雪降った時は余計寒くなりそうね」
「どうかしらね……?私はそこまで気にしたことはなかったかもしれないわ」
アドマイヤベガとそのトレーナー、ベガトレは街外れの高台へと足を進める。澄んだ空はすっかり茜色に染まり、太陽は地平線の遠く彼方へと消えようとしている。
「まあベガは寝るときは布団あったかくして寝てるからねぇ」
「布団乾燥機は良いわよ……使い過ぎには気を付けないといけないけれど」
「“自分”がハッキリしてなかったころから妙に気に入ってたのは何なのかしらねぇ」
「……さぁ」
他愛のない話を続けながら、夕日を背にして歩いていく二人。高台にたどり着き、空に星明りが付き始めようとしていたころに、ふとベガトレがあるものを見つける。
「おっと、これはこれは……ベガ、飲み物おごったげるわ」
「……別に良いのに。だけど、ありがとう」
ガコンと音が鳴り、温かい缶がベガへと渡される。
「これは……去年の?」
「そうそう。冬場限定ってわけじゃないみたいだけど、寒い日にゃあったかい飲み物よ」
それはシニア期にも渡されたココア。手に取ったベガの手に、ジワリと優しい熱が伝わっていく。
「……うん、これは好きかもしれないわ」
「んじゃ良かった。今度は星を見ながら一緒に飲みましょ……あ、今日バレンタインだったわね。じゃ、ハッピーバレンタイン!ってことで。よし、ノルマ達成」
「……無頓着が過ぎるわね。全く……ほら、ハッピーバレンタイン」
あきれながらも、笑うベガが小箱を渡してくる。
「……上手く作れたかはわからないわ。それでも、食べてくれると嬉しい」
「……ありがとうね、ベガ!」
ベガトレは心の底からの笑顔をみせた。
3年間を駆け抜けて、少しずつ“自分”を知ることになってきたアドマイヤベガ。未だ至らぬ星海の最果てを目指す彼女は、それと共に人並みの幸せを知るようになってきた。
それを感じたベガトレは、彼女の変化を密かに、しかし最も喜んだ。
高台に二人の影。こつんとぶつけられる二つの缶。見上げる星の海。
きらきらと輝く宇宙を楽しみながら、二人は語らい、のどを甘さで満たしていった。
≫107二次元好きの匿名さん22/02/23(水) 02:49:10
VRウマレーターを体験する新人ちゃん
気付けば、目の前に広がる景色は言うっちまうの大地だった!
「VRって凄いです!」
そんな感想を漏らす新人ちゃんに語り掛けてくる謎の存在「ゴルシウス」
謎の存在「ゴルシウス」が新人ちゃんへと示す使命
「全てのモン娘トレーナーと出会え」
その使命を帯びた新人ちゃんは、言うっちまうの大地へと飛び出して行く!
ウマ娘達と協力し
時には、冒険を手助けしてくれるライドモン娘トレーナーに認められる為に頑張り
時には、荒れ狂うクイーンモン娘トレーナーを鎮める為に頑張り
そして全てのモン娘トレーナーと出会う使命を全うする為に頑張る新人ちゃん!
今、言うっちまうの大地を舞台に新人ちゃんの大冒険が始まる!!
VRゲーム
モン娘トレーナー レジェンドゴルシウス
言うっちまう歴564年春発売未定
≫155二次元好きの匿名さん22/02/23(水) 11:32:06
「あっ!ちょっ、待てっ!逃げんなっ!」
「いっててて……、はっ!タイシン!タイシン大丈夫か!?変なことされてないか!?嫌なことされてないか!?タイシン!?」
「ああもううるさいっ!ちょっと黙れ!アタシの脚ならまだ追いつける……っ、早くとっつかまえて……」
「タイシン」
「……だから!!さっき黙ってろって言ったでしょ!!トレーナーを傷つけたこと、絶対に償わせてやるんだから……!」
「ここは街中だタイシン。他の人にぶつかったら大変だし、何よりタイシンがケガしてしまうかもしれない。俺はそれが一番怖い。だから、一旦鞘を納めてくれ、な?」
「でも……、でもさあ……!!」
「やっと掴んだ海外への切符を、ここで無駄にしちゃいけない。見返して、見せつけて、証明するんだろ。タイシンの強さを」
「……っ」
「それに俺は大丈夫!!いつも蹴られてるし、耐性ついたかもなあ……」
「……ゴメン、なんか、その、許せなくって。頭に血が上って……、それで……」
「というか、タイシンがそんなに俺を心配してくれるなんてな!!なんかうれしかったな~!!」
「~~っっ!!うるさいうるさいうるさいっ!!こんのぉ……!!アンタもっかい蹴られたいってワケ!?ホントにやるよ!?」
「ごめんごめんごめんって!!」
「はあ……、なんか疲れちゃったね。明日早いし、もう帰ろ」
「そうだなタイシン!!……あっ!」
「きゃっ!?今度は何!!?」
「……サイフスラレチャッタ」
「……」
「……」
「徒歩だね」
「……ソウダネ」
「アタシがおんぶしてあげよっか」
「……オネガイシマス」
≫172二次元好きの匿名さん22/02/23(水) 13:33:30
俺ことダイワスカーレットは、どうしてこうなったのだろうと状況整理を始めている。
愛車のプリウスを車検に出したので、その引き取りに久しぶりの電車に乗った朝方。府中から都心に近づくほど、朝の通勤ラッシュは激しくなっていって、踵が浮きそうになる程度には押し合いへし合いとなっていた。
だから最初は気のせいだと思ってたんだけど……尻尾の裏っかわを撫でる感触で、俺もようやく気づいたんだ。
あ、これ……もしかして、痴漢か?
(……うっそだろ。俺なんかでもそういうのされんのかよ)
わーえっちな本でみたやつー! って下らない考えが出る間もなく、尻と股の間らへんを、男の、ごつっとした指が撫でた。そういう本なら顔を赤くしてたんだろうけど、俺の頭の中でそんな気分になることはなくって……なんかこう、頭の中でぐるぐる考えが回って、指一本動けなくなってた。
(どうすればいいんだ? 叫ぶ? え、でも勘違いだったら?)
俺だって男だった時は、冤罪にならないように両手を挙げてたし……笑うなよぅ。不幸な事故にビクビク生きてんだよ、働く男はさ。
だから、そういうのだったら? っていう考えが過ぎっちゃって……股下を擦ってる手は精神的にアウトっていうか、めっちゃ怖いんだけど、それで叫んでヒトの人生終わらせる怖さとくらべちゃって、重さのわからない天秤で必死に測ろうとしてた。
びしょびしょなのはそういう気分じゃなくて冷や汗のせいで、喉元まで出かかった悲鳴が抑えきれなくなって……
『――渋谷、渋谷でございます。お降りの際は足元にお気をつけて……』
扉が開いた瞬間、俺は脇目も振らず電車から降りて逃げ出した。
幸いにして誰も追ってくることはなくて、俺はずるずると薄汚れた駅の壁にもたれ掛かった。
惨めで、何にもできなかった自分がひどくちっぽけに感じた。俺、男だったのに……怖かったんだ。
「……は!? どうしたの、なんで泣いてんのよ!?」
「う゛ぅ〜……しゅ、しゅカーレットぉ……!」
半ば放心状態でプリウスを受け取って、トレセン学園に戻ったところでスカーレットに会った。
そしたら、なんかようやく安心して、涙がぼろぼろこぼれ落ちた。
その日からしばらくはスカーレットが傍にいてくれた。嬉しかったけど……スカーレットがそういう目に遭ったらちゃんと護れるように、ちゃんとしないとなあ……
うまぴょいうまぴょい