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このページは「おれバカだから言うっちまうけどよぉ…」スレに投稿されたSSをまとめるページ(スレpart616~620)です。
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目次
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part621【TSトレ】
≫15 二次元好きの匿名さん22/01/10(月) 20:59:22───某日、トレセンの一角で
「…んー?」
「zzz…」
…ふと、目が覚めたサトトレは後ろから抱きしめられる感覚に首を振り向けようとして、記憶が蘇ってきたことでやめた。
「えっと、確か…グラトレとお茶してて眠くなってきて…居眠りしてたのかな…?」
サトトレは改めて首を回し、後ろから捕まえて離さないグラトレの顔を見てみる。…案の定、眠っているようだった。
「…抜け出すのは無理かな…。最近抱き枕にされる回数が増えてきてる気がするけど、まあ別にいいか…?」
キタトレ、タイキトレ、ルドトレあたりには時折居眠りする際に巨大ぱかぷちか何かのように抱きしめられている覚えがあるサトトレ。
(僕の抱き心地ってそんなにいいのかな…髪はサラサラに整えてあるしいつも暖かいからとか…?)
「…ってそうじゃなくて、とりあえずグラトレを起こして離してもらわないと…」
もぞもぞと腕を動かし、なんとか起こそうと顔に触れてみる。整った顔はキタトレと似た雰囲気を醸し出していた。
「…和風で穏やかな感じだからかな?でもグラトレはキタトレとかウラトレさんみたいな妖美さではないよね」
「…ん〜」
「ぅひゃっ!?」
グラトレは頭を動かしてサトトレの頭上に持ってくると、彼の耳に当てる。首がつらかったのか何なのか。
当然、刺激が走った事で体を僅かに動かしたサトトレはスペースが減った事で身動きが取れなくなった。
「…まあ、急ぎの用はないし別にいいか。でもこれグラトレに味占められたかな…いや、悪い気はしないのだけど…」
正直、既に何人かには味を占められているのだが、サトトレはそれでも良かった。心地良さそうにしてる姿には逆らえないのだ。
(僕も変わったよね、昔なら人に体を預けるような真似なんて絶対にしなかったはずだろうし、まあいっか。)
…その日、グラトレがデカぱかぷち?を抱いて寝てると写真が出回って、グラトレがちょっとだけ恥ずかしくなったのは別の話。
短文失礼しました
前までの付き合いで味を占めてそうなグラトレに抱き枕されてそうなサトトレ。最後にはかわいい姿もばら撒かれてます。
高さ143cmの巨大な自律型適温ぱかぷち、安眠や冬場のお供に一つ如何ですか?
≫42 ◇マクトレVSネイトレ22/01/10(月) 21:59:40「少し前に吊るされていたのを見たかと思えば、今年はどうも早くから縁があるようですわね。……大丈夫ですの?」
「できればっ!そのっ!手短に……っっ!!」ガクガクブルブル
「昔動物番組で見たことありますわこれ。あれでしょう、生まれたての子ヤギでは?」
「ギブアップ!もうギブアップしますっ!!」
「あらカンペが……『ステージ外へ降りることで棄権としましょう。自分でTシャツを脱ぐのはギブアップとは認めませんよ念のため』だそうですわ」
「もう一歩も動けないのに!母さんのイジワル!いけず!!」
「……『容赦なくやりなさい』と出ましたわ」
「ぴぃ」
「誰に言われずとも、メジロのトレーナーとして相応しい勝ち方をしましょう……さあ!試合開始でs「あ!!!!」」
ズルベシャーーン!!!
「……せめて試合をさせてくださいまし。誰も破れぬ最速記録にも程がありますわ。見たところ受け身だけはギリギリ取れてたようにも見えましたが」パチャパチャ
「は、はい……あの、ローション追い掛けしないでくださいぃ……」ベチャベチャ
「私の小さな小さな嗜虐心を刺激する貴女も良くないかと……二時間の使い道を考えていたのですが、えぇ決めましたわ」
「なんですか……?」
───会場の隅の椅子にローションまみれのまま貴女を拘束しましょう。両の手は頭の上に、両の足は椅子の脚にそれぞれ固定しましょう。そして[私ネイトレは負けました。どうぞご自由にローションを掛けてください]という看板を足元に置いて放置するのです。ローションはこちらでたっぷりと用意させていただきますわ。……他人の視線が怖いというのならアイマスクを、キャンキャン五月蝿くなるでしょうから猿ぐつわも同様に準備します。
───その状態で二時間。どうぞ晒し者になってくださいな。
「まぁ冗談ですけど」
「メジロコワイ」ブルブル
「……本気にしましょうか??」
「いやです!!!」
「ではメジロ最高と言いなさい」
「メジロ最高!メジロ最高!!メジロ最高ーー!!!」
「よし」
……協議の結果、後日メジロのお茶会に小間使いとしてかけずり回るネイトレが生まれることとなったとさ。
うまぴょいうまぴょい
≫84 二次元好きの匿名さん22/01/10(月) 22:44:5610月15日。午後3時半。理事長室は普段と少し異なる空気に満ちていた。
一人はタマモクロス。3日後にレースを控えている、芦毛のウマ娘。
そしてもう一人。先日退院した彼女のトレーナーだ。
そして今この部屋にいるはず…なのだが。
「困惑…一体どこにいるんだ?」
「あー…ここです。トレーナー、出てきい」
困惑する理事長にタマがそう答える。しかしトレーナーは姿を見せない。
「ダメみたいですわ。すんません」
「いえ、大丈夫ですよ」
落ち着いたようなたづなさん。なんとかセーフのようだ。
「ではまず仕事…の前にトレーナーさんにひとつだけ確認をさせてください」
少し厳しい顔をしてそう言う。
「確認。まず君のトレーナーにひとつ確認を。君が担当ウマ娘に傷をつけた、ということは本当か?」
後ろからビクリと震えが伝わる。
「あ〜…理事長、それは…」
違って、と言おうとすると後ろから服を引っ張られる。見るとトレーナーが震えながら前に出た。
「……ほ……ん…とう……です…」
「「!」」
消えそうな小さな声だったが、聞こえたらしく二人は顔を強張らせる。
「違うんです理事長!それはウチが主治医さんの指示無視して…」
「…命令。少し、黙ってくれ」
「ッ…」
いつもとは違う、きつい口調でそう言う。
「一部のトレーナーにのみ伝わっていた情報だ。真偽を少々疑ったが、まさか本当だとは…」
重い雰囲気が部屋を支配する。
≫85 二次元好きの匿名さん22/01/10(月) 22:45:26「通常なら君は懲戒解雇、その上警察などに連絡の上…となる」
「たとえ病気だったとはいえ、その行為は許されることではありません。そのことは理解していますか?」
その問いにどこか覚悟を決めたように頷くトレーナー。
「そうか。では、君に処分を言い渡す」
「待ってください理事長!そんな、トレーナーは悪くないのに、あんまりや!」
タマのその講義の声に耳もくれず、告げる。
「トレーナーさん。あなたの処分は」
「3日後の、タマモクロスのレースについて行くこと」
「……ほへ?」
二人が言い渡した処分に、思わず呆けてしまう。
「…なん………で……」
困惑を隠しきれず動揺するトレーナー。
「まず、君は何一つトレーナーらしい事をできていない。それに、毎日のように君の担当は話していた。トレーナーは悪くない。悪いのは自分。だから解雇や契約解除は本当に勘弁してほしい、と」
「それに、私たちもあなたの頑張る姿を聞いていましたから。それにここはトレセン学園。ウマ娘の望みを叶えるのが第一ですからね」
現実を理解できていないのだろう。固まって動かない。
「統括ッ!つまりは、。君とタマモクロスは契約続行、と言う事だ」
それを伝えられると、ほっと胸を撫で下ろす。
「そっかぁ…よかったなトレーナー!ウチらずっと一緒におれるで!!」
そう言って小さな背中をぽん、と叩くとせかせかと背中の後ろに回ってくる。
引き剥がそうとしたが、後ろからすすり泣く声が聞こえたのでやめておいた。
「トレーナーさんが不在の間はあぶみ本舗さんや他のトレーナーさんがサポートをしてくれていました。おいおい、お礼は言っておいてくださいね」
そのたづなさんの一言でお開きとなった。
≫86 二次元好きの匿名さん22/01/10(月) 22:45:47「やー、ほんまよかったな!これでまた再スタートやな!ウチらガシガシ重賞取ってG1総なめやで!」
そうソファに向かい合ってトレーナー室で話すタマ。部屋はトレーナーが不在の間にこまめに掃除をしていたのでそこまで埃は積もっていなかった。
ふと、扉の向こうからノックの音がした。
「はいはい、どちら様や?」
「あ、どうも〜」
扉を開けるとネイトレとネイチャ、そしてテイトレ、ブラトレ、フクトレ、マクトレ、オグトレがいた。
「これ、みんなからの差し入れね」
「こちらが病院の保険関係の書類ですわ」
「おうおうぎょうさんあんがと…ってメジロやったんかあの病院」
「そうですわよ」
そんな事を言い交わす。
「こんな大人数外で立たせるんもアレやし…中入ってや」
タマが見回してそう言う。しかし、
「あの〜…大丈夫なんですか?こんな知らない人が沢山一気に入ったら」
チヨノオーがそう聞いてくる。
「あ…いや、大丈夫や。トレーナーもいずれは大人数と話さんといけんし、何よりもうあん頃んトレーナーじゃないわ。ホラ、入って入って」
自信を持ってそう言うタマの姿を見て、全員が静かに入っていく。
「お邪魔します」
「おうおう邪魔すんなら帰ってや」
そのタマの返しも返事できないくらい、一種の緊張に包まれていた。
「って、アレ?トレーナーさんは?」
「はぇ?」
本当だ。広めの部屋なのにどこにも見当たらない。
「外出たんか…?」
しかし窓はどれも内鍵が閉められているし、部屋の出入り口の扉も1つしかない。
「ちょっち待ってや」
≫87 二次元好きの匿名さん22/01/10(月) 22:46:09タマは一旦そう言ってトレーナーを探す。しかし、すぐに見つかった。
「トレーナー、みんな来てくれはったで。出て来れるか?」
トレーナー業務をこなす机の下に隠れていた。机の作りもあって見えないようになっていた。
「ちょっち強引するで、っと」
ウマ娘の力で引き摺り出される。するとトレーナーはタマの後ろに隠れてしまった。
「待たせたな。後ろにおるんがウチのトレーナーです。ホラ、挨拶」
紹介すると干からびたミミズみたいに小さな細い声で
「…こ……んに…ち…は…………」
と言った。おお〜…と小さく声が上がる。
「あ…ごめ………なさ……」
さらに小さい声で謝罪をしてくる。
「そんな…大丈夫!大丈夫だから!」
慌ててそう言うも、人数が人数で誰がいったか分からない。
「ところで…なんでこんな人数おるんや?」
「これでも随分減った方なんだよね…」
「あと担当は連れて来なかったぞ。まだアイツらは学生だし、万が一があったらな」
らしい。
「そりゃあんがとな。ほら、トレーナーも顔見せ…見せ…一旦離れてや!」
タマの後ろに張り付いて顔を見せようとしないトレーナー。
その後なんとか顔を見せようとしたが、タマの背中と髪の間に入り込んでしまい、顔は見れなかったのだった。
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part622【TSトレ】
≫82二次元好きの匿名さん22/01/11(火) 19:12:47先程の体型変更ダイスの結果で作ったSS
グラトレ(独) 155-77-55-85 → +19 +14 +29 +21 → 174-91-84-106
「ううっ……此処は? ……保健室?」
目が覚めた時、見えた物は見覚えの有る保健室の白い天井だった。
「確か不審者に刺されて……」
不覚を取り、不審者に刺された事を思い出す。
まさか保健室に落ちていたグラスの写真が罠だったとは……小賢しい真似をしてくれる。
「さて…………おや?」
寝かされていたベットから起き上がろうとして違和感に気付いた。
身体が重いし、視界が高い?
「はて、何故でしょうか? …………は?」
疑問に思い身体を見てみると……何か全体的に大きくなっている……
着ていた着物は緩められていたが身長が伸びたのと体型が太くなった事が合わさり丈がかなり短くなっている。
それよりも問題だったのは……
「し、下着が破けています……」
着物は緩める事で対処ができていたが下着はそうもいかず、下着(上下)とストッキング(黒)は増量した身体に着いていけずに破けてしまっていたのだ……
「仕方有りません……タキトレさんが戻るまで待ち、相談してみましょう」
この様な状態(体型激増+下着無し)で出回る訳にも行かないので、そのまま保健室で過ごし。
保健室に戻って来たタキトレさんに、タキオン製の薬を飲ませて貰った事で元に戻る事が出来たのでした。
「……まあ、下着類は元に戻せませんよね」
その後、着物だと分からないだろうと帰宅するまで下着無しで過ごすのでした。
うまぴょいうまぴょい
タキトレさんは体型変わってないかタキオン製の薬で即戻った世界線ですね
≫107 二次元好きの匿名さん22/01/11(火) 20:21:07ローション相撲・アフター
「と言うことでシビトレちゃん」
「ハッハイ!」
例のローション相撲から2日が経ったあくる日。タイキトレ入っているコタツから少し離れた床で正座をしているシビトレ。
「そーんな怯えなくても大丈夫。取って食べたりはしないよ」
ここに呼び出されたのはどうやらローション相撲のせいらしい。
「あの…私は…何をされるんでしょう?」
私は見事敗北して、2時間なんでもさせられるチケットをもらってしまった。そしてここで何かされるらしい。
「うーん、じゃあさ、その前にお話しようよ」
「…話…ですか?」
こちらにそう言ってくるので、それに応じる。
「そうそ。親睦は大事。話題はなんでもいいよ?」
なんでも、と言われるとかえって話し辛い。
「う…じゃ、じゃあ…タイキトレさん、ってその…ウマ娘になる前も…何ですけど、その…あまりお姿を見なかった…っていうか…」
「あー、それね。自分もわからんのよ」
「…ほへ…?」
呆けた声を漏らしてしまう。そんなことができるヒトがいるのだろうか。
「不思議でしょ。うん不思議。まあそれよりも」
不思議の一言で流されてしまった。待ってもっと聞きたい。いやでもそんなに短く切られるなんてまさか嫌な事を言ってしまったのか…
≫108 二次元好きの匿名さん22/01/11(火) 20:21:32「シビトレちゃん?おーい」
「アッすいませんどうしましたか!?」
慌てて顔を上げる。
「まあ、自分としても自分も中々シビトレちゃんを見る機会がなくてね。なんでかな〜って少し気になって」
なんで、と聞かれたら答えは一つだけだ。でも、それを言うには重すぎる。
「………」
「シビトレちゃん?」
「すいません…それは……少し…話せません…」
ほぼ初対面の相手に話すには、流石に重すぎる。それに。大きな迷惑もかかるかもしれない。
「あちゃ〜…そっか。それはごめんね」
そう謝ってくる。
「いえ…悪いのは…私…で…」
そう言おうとしたら顔にピシッとなにかがぶつかる。
見ると例の敗者へのチケットだった。
「じゃあ、これ使うね」
「ッハイ…」
拍子抜けだ。でも何故かさっきまでの緊張が弛緩していく。でも何をされるのだろう。まさかさっきのことを聞かれたりとか…
「じゃあ、シビトレちゃんには湯たんぽになってもらいます」
「……え?」
≫109 二次元好きの匿名さん22/01/11(火) 20:22:18どうしてこうなった。きっとシービーかルドトレあたりだろう。湯たんぽ代わりにされたのはあの二人だけだ。あとでスーパーカップ買ってもらおう。
「…あの…タイキトレ…さん…」
「ん〜ぬくい〜〜」
そう言って背中に顔をぐりぐりしてくる。
「こ…こんなの…で…よかったんで…すか?」
「十分だよ〜…あ〜ぬくい…」
体温は平均より結構高めなのは自負してるけど…流石に予想していなかった。
「あ…あの…」
「うにゅ?」
「髪…とか邪魔じゃ…ない…ですか?」
もこもこしたとても長い髪。切ろうとするたびにルドトレとシービーにダメって言われる白毛は、タイキトレを包んでいた。
「大丈夫だよ〜…それになんかいい匂い…」
「あ…えっと…はい…」
ダメだ。上手く喋れない。でもあと1時間50分…それだけ耐えれば…
「ハーイ!トレーナーサン!…ってそちらのカタは?」
扉が開き、元気な声が響いた。
「あ〜タイキ〜。こっちはシビトレさん。今ね、湯たんぽになってもらってる〜」
「オ〜ウ!ならワタシも!」
「えっちょま」
まさか2人になるのか。いや流石にそれは無理だし
「チケット、なんでも、おっけー?」
「……はい…」
どうしてこうなった。
≫110 二次元好きの匿名さん22/01/11(火) 20:22:38「オ〜…ベリ〜ウォ〜ム…」
「だねぇ…ぬくいねぇ…」
前にはタイキシャトルが、後ろにはタイキトレがいる。
「まさか〜…シビトレさん…魔法使い?」
「いえ…違います…」
「コレは…スゴいデス…」
後ろから背中に顔をぐりぐりされ、前は脚を絡めて逃げられないようにしてくる。グルなのかもしれない。
「あと1時間半…か…」
長い……
その後4時間ほど湯たんぽは延長され、迎えにきたシービーは勝手に私のレンタルを許可して、トレーナー室で彼女に説教をするのだった。
≫134 二次元好きの匿名さん22/01/11(火) 21:24:04───ファイトレ(男)は激怒した。
必ず、タバコカフェトレに美味しい食事を食わせてやると決意した。彼に碌な食事もせずに仕事する者の気持ちはわからぬ。
彼はとある店長の元で技を仕込まれ、それを担当に振る舞うただのトレーナーであった。けれど、あまりにも見ていられなかったのだ。
「…ということで、作ってきたんだ。」
「…」
「…ありがとうございます」
「気にしなくてもいいよカフェちゃん。気になったから話してくれたんだろう?」
「…カフェが話したのかい?」
「…はい、毎日、カロリーメイトとかで生活してると…流石に心配になります。だからたまには…」
「…カフェ」
「後、カフェちゃんの分も用意してきたから二人でどうぞ。俺からのサービスだよ。」
そんなことを言いながらファイトレ(男)はラーメン入りの器を取り出し、二人の前に置く。出来たてなのか湯気が立ち上っていた。
「では…いただきます」
箸を割り、手を合わせた後に食べ始めるカフェ。その熱い麺を軽く冷ましながら食べる姿はとても可愛らしい。
横で食べ始めた彼女を見ながら、逡巡しだすカフェトレ。最近は食事を栄養補給としか思ってなかったのがあった。
「…トレーナーさんも、食べませんか」
…そんな中でカフェからの誘いを断るという選択肢は、今のカフェトレには存在しなかった。割り箸を手に麺をとる。
ファイトレ(男)が気遣ってくれたのか、少なめかつ細いそれはカフェトレにはありがたいものだった。ゆっくりと啜る。
「…美味しい…」
≫141 二次元好きの匿名さん22/01/11(火) 21:30:54「それは良かった。無理に食べきらなくていいから、味わって…っと電話?」
ふとファイトレはポケットからウマホを取り出し、掛かってきた電話を取る。
『もしもし、トレーナー?』
「ファイン?どうしたの?」
『えへへ、ラーメン3杯目を食べ終わったのだけど、満足出来ないの〜』
「ファイン、替え玉は2杯までって言ってるでしょ!?」
『…駄目、かな?』
「ぐっ…一杯だけだよ…」
…ファインにお願いされてタジタジなファイトレの姿に、後ろで食べていたカフェとカフェトレは思わずくすりと笑うのだった。
短文失礼しました
ダーク・タダノトレーナー(と作者)はタバコカフェトレがカフェと仲良く食事してる姿が見たい欲が抑えられない…。
ということで初投稿です(大嘘)。ファイトレ(男)もファイトレ(女)も殿下からのお願いにはタジタジにならざるを得ない。
(上げ直しました、お騒がせしてすみません)
≫159 二次元好きの匿名さん22/01/11(火) 22:14:37re:ゼロから始めるタマトレブラ生活 マベトレ編
take???
「起きたー?タマトレおにい……いやタマトレおねえちゃん★。」
「ここがどこなのか、自分が何者かそういった記憶が抜け落ちてて不安だよねー。大丈夫☆マーベラスに教えてあげるよー」
「ここはウマ娘の育成をするトレセン学園。そのとある場所、そしておねえちゃんはその生徒の一人であるタマモクロス担当トレーナーなんだよー☆」
「私のことはマベトレでいいよー。そうそうまずはその生まれたばかりの情けなーい体をマーベラスに着飾らないとねー」
「タマトレおねえちゃんはねー、こういったフリフリなドレスが似合うとおもんだー★どう?マーベラスでしょ?」
「起きたばっかのねぼすけさんでも、私がマーベラスに着させてあげるよー★☆。まずはこのブラからって、あばれないでー。え?失敗だからもう眠らせる?まって私はまだもうちょっとやれるからまt」
≫177 二次元好きの匿名さん22/01/11(火) 23:03:39タマトレメーカー タキトレ編
Route:地獄への道が善意で舗装されてた
「起きましたかタマトレさん。よかったぁ。貴方が気絶して担ぎ込まれてきた時にはどうしようかと思いましたよ」
「どうしましたか。何か気になることでも?……ええっ⁉自分のことを全く憶えてないんですか⁉」
「これは困りましたね……詳しいことはこれからここの責任者との協議をした上で伝えますので私から詳しくは言えませんが、大まかなことは先に伝えておこうと思います」
「ここはウマ娘がレースをするために集う中央トレセン学園で、貴方はそこでタマモクロスという方のトレーナーをしています」
「私はその学園で養護教諭をしているタキトレといいます。タマトレさん、2回目になりますがよろしくお願いしますね?」
「それで、正式には責任者である理事長に相談した上になりますがタマトレさんにはここで一夜を過ごしていただこうと思っています。……今のタマトレさんをタマモさんに会わせるわけにはいきませんから」
「勿論食事や着替えなどはこちらで用意してありますから大丈夫ですよ。ちゃんとブラジャー含めた下着類も適性サイズを……どうしたんですかタマトレさん⁉保健室の窓から飛び出さないで、って無茶苦茶に速いぞあの人⁉どうして記憶が消えてもブラジャーに対する忌避感だけは消えてないんだ⁉」
マベトレの人のSSに触発されて書いたは良いけど乗り遅れてしまった感がある…
タマトレがブラ着用を拒否するというのが決まってるのが良いですねこのネタ
≫179 二次元好きの匿名さん22/01/11(火) 23:05:15(*1)
ネイチャ奮闘中…
「……ダメだー!全然うまくいかないや。トレーナーさんはどう……トレーナーさん?」
「……あの、その」←試行回数二回目でできてしまった顔
「……スケベ」
「違うの!その、子供の頃滅茶苦茶練習したことがあって!」
「何が違うんですかスケベ!」
「違うの!理屈とかわからずにただ頑張ってたの!だから、そんなんじゃないの!!」
※女神様には旬の果物として甘くて美味しいイチゴをもらいました。
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part623【TSトレ】
SSはなし
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part624【TSトレ】
≫86 二次元好きの匿名さん22/01/12(水) 19:53:27火継ぎのメジロ場にある
葦名の監視者
追放者ワビスケ
罪の都、巨人の王アルトレ
深みの聖堂、聖者エルドリャイトレ
血統の末、パマリックの聖王
の5つの玉座ヘ王のメジロを戻し、
その後オシルコからの転送で到達することができる
『最初のメジ炉』にて待ち構える本作のラストボス。
───────はじまりの火を継いだ目白の王たち
神のごとき彼らの「化身」 ───────
≫98 二次元好きの匿名さん22/01/12(水) 21:04:20───とある温泉にて
「いい湯だよねー♪」
「そ、そうだね…」
…露天風呂を満喫しているのはファイン、そしてその隣で少し腰が引けているそっくりさんはファイトレ(男)であった。
「…もう、ガッチガチだよ。力抜いて〜」
「はい…」
折角の温泉なのに、身を硬くしているファイトレに対してファインはちょっと頬を膨らませて不満げな反応を見せる。
(流石にこの状況で緊張しないのは無理だ…そもそもこうやって入ってもいいくらいに信頼されてる証なんだろうけど…)
今頃同じようにハラハラしてるかもしれないお付きの人達の事を思いつつ、ファイトレはなんとか力を抜こうと頑張っていた。
そんな彼の肩をぽんぽんと叩いたファインは、夜空を指差しながら
「見てみてトレーナー、綺麗な星空だよ?」
「…うん、そうだね」
白い湯気の立ちのぼる中で、少し見にくいが星空が広がっている。周りが明るいので見えない星も多いがそれでも綺麗だった。
「今日は三日月がはっきり見えるね」
「…」
ニコニコとした顔で見上げるファインと、見入られたように見上げるファイトレ。…ファインは、彼に思いつきで聞いてみた。
「ねえねえ、キミは今一番キラキラと輝いてるのってどれだと思う?」
…その質問に、ファイトレは空に向けていた顔をファインに向けて、真っ直ぐに見据えながら
「…君の瞳だよ。その輝きが何よりもキラキラしてるんだ。」
「!」
「…えへへ、キミは私に夢中、なんだね♪」
「もちろん!」
(だって、俺が君に惹かれた理由はそのキラキラとした瞳だからね。)
星々よりもきらめいている黄味がかったエメラルドの瞳。それを見つめるファイトレに、ファインはニコリと
「…でも、キミのその瞳もキラキラしてるね♪」
そう言い切った彼女に、はっとした顔のファイトレはやっぱりファインにはかなわないなと思ったのだった。
短文失礼しました
朝に出たネタを今書き上げたとかいう出遅れっぷりです。ということで二人きりで白く湯気の立ち込める露天風呂。
長編もシリーズも進まない…だから短編を投げるね…(出遅れ、スタミナ切れ、小心者)
≫119 二次元好きの匿名さん22/01/12(水) 23:27:20ケツ「忍者が恐怖で死ぬなんて情けないですねー」
フク「というか前の鎧の幽霊の怖気と今回の怖気ってなんか見た感じベクトルが違くねぇか?」
ケツ「確かに。こうして改めて目の前にギチギチと来られると流石に迫力ありますね」
フク「まあでもこないだの百足騒ぎでちょっと慣れちまった感は否めねぇな……」
≫174 二次元好きの匿名さん22/01/13(木) 08:56:09≫137≫138(*2)(三度見する顔)
「いや!身長っていうのはすごく重要な要素なので!というか身体で好きになったとかではないので!!分かってくれますよねブラトレさん!?」
「言われんでも分かるわ!てか必死になるな!」
「あ、でも膝の間に入れた時に頭の上に顎乗っけやすそう……」
「ああ、たまに見る後ろ抱きからの二段トーテムポール」
「……」
「なんだその真剣な顔。……するなよー?」
「しませんよ? こう、今のブラトレさんぐらいの身長になってるネイチャを投影しようと脳に働きかけてます」
「……俺、もしかして上書きされようとしてる?」
「……やだ、かわいい」
「正気に戻れぇぃ!!」
「なんでちょいちょいおかしいネイトレに出くわすんだろうな……お、ネイチャにブライアン」
「た、助けてブラトレさん!ブライアンさんが滅茶苦茶睨んできて!これ、睨み返した方がいいやつ!?」
「やめてやってくれ。なんでそんなこと……まさか」
「……おい」
「はい」
「少しぐらい伸びてもいいぞ。許す」
「許されてしまった」
「あの、どういう……?」
「……自分のトレーナーに会ってくりゃ分かるぞ」
(終)
以上。まさかの身長6cm以外おんなじ……?いや、うちのネイチャはちょっと成長してるし()
豆知識・ネイチャ(157cm)とブライアン(160cm)はたった3cm差
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part625【TSトレ】
≫21 お月見マルゼンスキー 22/01/13(木) 10:13:50「ねえトレーナーちゃん。かぐや姫って知ってるわよね?」
今日は満月。絶好の月見日和だった。都会の光が届かない田園地帯まで車で走ってきて、ポツンとあった公園の脇に停めてマルゼンスキー とマルトレはシートを広げて公園の小さな山に二人座った。水筒から熱いコンソメスープを器に注いで二人でのんびりとすすって、息を吐いてから、マルゼンスキーが月を見たままそんなことを言った。
「流石に知ってるよ」
ふふっと笑うマルトレにマルゼンスキーは意地悪な笑みを浮かべた。
「じゃあトレーナーちゃん。なんでかぐや姫はわざわざ不死の薬を残して月に帰ったと思う?」
「困った。考えたことなかったな、富士山の由来になるアイテムくらいにしか思っていなかったよ」
「じゃ、はい! じゅ〜う、きゅ〜う、は〜ち」
「待って待ってそれやられると何も思い付かなくなるから」
マルトレが少し考え込む様子を見せると、マルゼンスキーが茶目っ気たっぷりにカウントダウンを始めたので人差し指でそれを止めた。
「……思い至ったのはさ、かぐや姫は誰かに迎えに来て欲しかったんじゃないかなって。不死になったらいくらでも月に行くチャンスを待てるわけだろ? 帝がもう意味がないなんて山で薬を燃やさずに飲んでたら、もしかしたらアポロ11号に乗って月に飛び立つ帝の姿が見れたかもしれないんだから」
月面に降り立ったアポロ11号から、烏帽子を乗っけた宇宙服の帝が出てきて千年以上ぶりにかぐや姫と再会する。そんな様子が空に浮かぶ満月の上で起こっているのを想像して二人は笑った。
「すっっごい遠距離のラブロマンスね! そしたら二人は今頃お月様でアツアツの毎日よ」
384,400 kmの超遠距離からの逢瀬だ。これを超えるのは彦星と織姫くらいだろう。
≫22 お月見マルゼンスキー 22/01/13(木) 10:14:35「マルゼンスキーはなんでだと思ってるんだ?」
「ふふ、私はね。かぐや姫は死にたくなかったんじゃないかなって」
「死にたくなかったって?」
月の姫であるかぐやもまた不死の存在と言うのはよく聞く話だ。マルトレは語尾に疑問符をつけて聞き返した。
「トレーナーちゃん。人が本当に死ぬのは、誰も彼もからも忘れられた時だと思うの。誰も知らない誰かになってしまった時が、本当のおしまい。かぐや姫は誰か一人にでもいいから永遠に覚えていて欲しかったんだと思うの。自分が地上のことを忘れてしまうのを棚に上げて、それでも誰かに忘れてほしくなかった。ワガママなお姫様の悪あがき。だからトレーナーちゃん、かぐや姫にとっての不死の薬は竹取物語そのものなのかもね」
ふと、マルトレはマルゼンスキーの引退式で掲げられた横断幕を思い出す。
『さようなら マルゼンスキー 語り継ごう お前の強さを』
「……トレーナーちゃんは、私がお月様に行っちゃったら、不死の薬を飲んでくれる?」
マルゼンスキーが夜天の満月をつまむように、手を掲げた。
「……それだとしばらく会えないんだし、そんな月はこうだよ」
マルゼンスキーの指先近くで口を開けて、パクリと食べるように動かしたマルトレの頭が月の光からマルゼンスキーを隠した。
「これで満月食べた俺がお月様だよ。さっ問題解けつぐえっ」
「それじゃ、今は私だけのお月様ってことね♪ トレーナーちゃん」
「まった首がキマってる、キマってる」
「あらっ」
マルゼンスキーが一旦緩めて再びぎゅっと抱きしめるのにマルトレも抱きしめ返した。
満月で餅をつくウサギはそんな二人の様子をのんびりと眺めていた。
≫39 二次元好きの匿名さん22/01/13(木) 10:35:20『ちぇんじおおかみさん』
「おいっすネイチャ、今日もトレーニング頑張るぞー」
アタシの目に前に現れたのは、トレーナーさんの見た目をした全く違う誰かさんだった。
そんなの見たら真っ先に口から突っ込みが飛んでいくのも仕方ないですよね。
「……誰ェ!?」
「誰って……あっ!肝心要のネイチャに連絡するの忘れてたな、すまんすまん」
ポリポリと頭をかく推定トレーナーさんもどき。いつもとあからさまに違うのです。
もうちょっと優しく頭掻いてあげて!
「あのー、もしかしてトレーナーさんの中身が変わってるとかいう話でしょうか」
「そうそれ、ネイチャもよく知ってるあいつだぜあいつ。当ててみろ、ハワイにご招待するぜ」
「どうしてクイズが発生してるんですか?あとホントですか?」
ギャグと分かりつつもつい反応しちゃう。ちょろい……我ながら随分と……
「そこに食いつかないでくれ、冗談冗談……で、誰かわかる?」
口ぶり、手をひらひらと動かす癖、そして明らかに自分の身長に慣れてないような目線の向け方。どうもこの中身の人は身長が大幅に増えたタイプの人らしい。ついでに言うとアタシにだいぶ気安い。
そう考えれば、パッと思いつくのはアタシもトレーナーさんもお世話になったあの人。……人っていうか今はウマ。
「……まあアタシにだいぶ気安いところを見ると……ブラトレさんとか?」
「正解!」
ニコーっと歯を見せて力強く笑いかけてきた。ちょっと待って反則です。普段の雰囲気ぶち壊してるのが強いです。
「うーん、一発正解とは驚いた……流石ネイチャ!」
そしてドストレートに褒めてくる。やだ……中身違うだけでこんなに違うの……新鮮……じゃない!
「いやーそれほどでも……ってそうじゃなくてですね!なんで変わってるんですか」
思考を取り戻してツッコミ。とりあえず何が起きてるかは把握したい。
「……それには深い理由がある」
神妙そうな顔でポツリ。
「ないやつですね」
返す刀でバッサリ。
「まあ待てネイチャ。つまるところあれだ、神様がまたなんかやっちゃったというやつだ」
「やっぱりないじゃないですか」
説明終了。やはり欲しい情報なんてなかった……相変わらず学園のトレーナーさん達は振り回されているようだ。
≫40 二次元好きの匿名さん22/01/13(木) 10:35:42「……ふっ、俺の負けだな。仕方ないからネイチャのトレーニングを開始しよう」
押し勝った。いや勝ち負けじゃない。
さて、いざトレーニングと思ったけれど、ブラトレさんのトレーニングってどんなのだっけ?厳しめ?
「……お手柔らかに?」
「いやそっちの普段通りでやるよ。突然変えられたら大変だろ」
「ありがとうございますー」
「まあこっちの練習はいいんだけど、ネイトレのほうが大変だよなこれ」
「あー、5人分」
「後で休憩がてら様子見に行ってやるかぁ。とりあえず外周3週軽くやってみよう」
「そうしましょー……」
やはりあのブライアンさんを育て上げたトレーナー、アタシのトレーナーさんに負けず劣らずがっつりと見てくれる。しかしトレーナーさんのやり方を遵守してくれているので、中身他人とは思えないくらいにはいつも通りの練習になった。
でもやっぱり新鮮だったかも。
お昼前の練習終了時に、ようやくあたしのトレーナーさん(今はブラトレさんの中に入り込んでるけど)のところへ行くことができた。ブラトレさんのトレーナー部屋には、その惨憺たる有様、もとい疲れ果てた姿、もとい道端に寝転がった猫ちゃんみたいなトレーナーさんの姿。でもこれ見た目ブラトレさんなんですよ。ある意味超レアですよ。
「……疲れました」
「お疲れさん」
「大丈夫ですかトレーナーさーん」
「……走るの大変でした」
曰く、ブラトレさんは『別に俺のトレーニングそのままやらなくてもいいから』という連絡自体はしていたらしいのだけれど、トレーナーさんは『それでブラックヴォルフの皆さんが練習不足になったら……』と思ってしまった結果、慣れないスタイルのトレーニングを頑張ってこなしていたようでした。
優しい……優しすぎる……その結果疲弊しまくったトレーナーさんへ一粒の涙。
「これさー、午後は交代したほうがよくない?」
「そうしてくれると助かります……」
本当に入れ替わってるんだなあと実感がわくけど、やっぱ色々とヘンテコ空間が過ぎる。
いつもの3倍くらいオーラがハキハキ出てるトレーナーさんにいつものエネルギー8割減みたいなブラトレさん。そうそう見られぬレア光景。
でもこれ中身ブラトレさんなんだよね……トレーナーさんじゃないんだよね。
やっぱり普段通りのトレーナーさんが一番なのかなと思いつつ、目には焼き付ける。レア体験という言葉に弱いのです。
≫41 二次元好きの匿名さん22/01/13(木) 10:36:10パタパタとブラトレさんがブラックヴォルフのメンバーのところへと行ってしまい、部屋には二人だけ残された。するとシンダオオカミのようなトレーナーさんがこちらへとうごめきながら声を発してきた。
「ねいちゃぁ~」
「ハイハイどしたのトレーナーさん」
「ひざまくら~」
「ハイハイ良いですよー……って思ったけどブラトレさんのボディで大丈夫なの?」
「……中身はブラトレさんではないです。なので私です。いいね?」
ゆるゆる空間から突然マジトーンで説明しないでください。
「アッハイ」
そう許可……許可?を出すと、トレーナーさんはうごうごしながら、ソファに座るアタシの膝に頭を乗せた。
よく考えたら元のトレーナーさんの身長よりさらに低いんだよねブラトレさんって。目算テイオーと同じくらいですよこれ。いつも見上げるトレーナーさんの顔が(いや、今見えてるのはブラトレさんの顔なんだけども)自分より低い位置にあることがとても不思議に感じる。
あーでもこういうのもありだなーとか思いながらもお昼の時間はだらだらと過ぎていった。
そしてなぜか、いつの間にか手をトレーナーさんの頭の上に置いてしまっていた。
「……ねいちゃ~?」
「あー……よしよし頑張りましたねーってことで……」
「ありがとぉ~」
ブライアンさんが『あいつの頭は撫でると妙に気持ちが良い』といったのも納得の撫でやすさである。どっちも割と疲れで頭がゆるゆるになってるのかもしれないなーと思いつつ、なでなでしながら過ごすことになってしまった。
「……俯瞰してみるとマジでおかしな光景よな」
「そうですね~」
と返答した瞬間ピシリとアタシの中で何かにヒビが入った。
目の前にはうんうんといった感じのブラトレさんイントレーナーさん。いつの間に帰ってきたの。
「……え、えっとあの、ブラトレさんいつの間にお帰りに?」
「さっき?ドア普通に開けたのに全く気が付かないのもどうなんだよネイチャよ」
「……忘れてくださーいませーんかー……?」
「忘れられるかなー」
多分びっくりするぐらい顔が真っ赤になってるかもしれない。ともかく休憩時間も終わりそうなので、トレーニングに打ち込むことでその日の恥ずかしさは全部消し去ろうとアタシは決意したのであった。
なお、翌日無事に元に戻ったことだけ追記しておきます。
≫42 二次元好きの匿名さん22/01/13(木) 10:36:36おまけ 後日学食カフェテリアにて
「そういえば……その、こういうことを聞くのは絶対おかしいというのはさておきますが、箪笥の中とかは……」
「……非常事態だったんで勘弁して」
「いや、別に怒っているわけではありませんから。悪いのはちょっかい出してきた神様……なのかな」
「まあたぶん神様なんじゃねえかな……?」
「もうちょっと考えて入れ替えしてほしいですねぇ」
「そうだなー。なんかいい方に含みを感じるけどそうだなー。でもあれじゃん、ベガトレとかと変わるよりゃましだろ」
「……否定したかったですねー……」
元男のほうがまだよいというのはどうなんだろうね本当ね。
≫83 二次元好きの匿名さん22/01/13(木) 16:36:36おまけのおまけ
「呼ばれて飛び出てー? だーーれだっ!」メカクシッ
「……分かりません」
「ネイトレ。分からないフリだよねそれ?」
「噂をすれば! 出たな2号!」
「ヤッホー1号! 昨日は二人してとんでもないことになってたみたいじゃない?」
「俺はある意味いつも通りだったかも。まあ併走とかは全っっ然できなかったけど」
「あはは……たしか、ベガトレ先輩は経験済なんですよね、他の方との入れ替わり」
「うん。ギムレットさんとこ相手にね。あん時は結構痛かったなぁ……」
「痛かった? ……そうだベガトレ、質問だ。朝起きたらあなたはネイトレの部屋で目覚めました。どうやら精神の入れ替えが起きたようです。まず何をしますか?」
「乳と尻揉んでから部屋中物色しまくる」
「食い気味に即答……」
「なんとなく分かっちゃいたけどお前なぁ」
「いやいや! 異性ならともかく同性、しかもネイトレ相手ならそうするでしょ!」
「恐ろしくなめられてる!?」
「少なくともタイキトレは同じようにするって!」
「「……」」
『やー立派なもん持ってんねぇ。そんじゃ色々拝見。シャワー浴びて以降ノーブラノーパンは不味いもんね。仕方ないしかたなーい♪』
「……そいつはそいつで否定できねえ! どうなってんだお前ら!」
「こんな事言っておきながら実際はやらないとかいうやつですよね? 偽悪者ぶってるだけですよね? ね??」
「……大丈夫だよネイトレ。アンタと、この場にいるブラトレとアル、そして私自身に誓う。……やり遂げてみせるよ」
(わたし、生き証人ですねっ!)フンス
「キメ顔で何言ってんだコイツ」
「そんな固い誓い要らないぃ……!」
うまぴょいうまぴょい
≫84 二次元好きの匿名さん22/01/13(木) 16:36:56……
????「やはり今なお連絡を怠っているようですね。20点減点」
????「……繰り返しやってしまってるならもう10点ぐらい引いてもいいのでは?」
????「あら、さすが家庭教師。ムチの使い方が上手」
????「その分飴も大事……というのは、重々承知ですよね」
????「はい。一辺倒とならないこと、大切ですね」
以上。嬉しくて小躍りに小躍りを重ねる輩がここに
ネイトレはネイトレでネイチャと入れ替わった事もあったり……ちなみにこれがかつてのベガトレさん入れ替わりネタ
https://bbs.animanch.com/board/125529/?res=44
≫67 二次元好きの匿名さん22/01/13(木) 13:51:10朝五時半。彼女は起床し朝食を作る。
「今日の献立は?」
「んー、今日はご飯と焼き鮭とお味噌汁と味付け海苔とサラダと……まあ、割と食べるかなぁ」
やはり身体が身体ゆえかウマ娘らしい量食べるようです。
「トレーナー業、特にチームトレーナーは忙しいと聞きますが、こんな時間で大丈夫なのでしょうか?」
「勤務時間内にやれば事足りますし」
そう、カブを切りながら彼女は答えた。
七時。朝食と片付けを終え、彼女は着替えと化粧に入る。
「化粧は薄いんですね」
「まあそこまでバッチリ、というのも化粧崩れとか考えたら……ですし」
素の彼女もかなりの美人であったが、軽い化粧はその良さを十全に活かしていた。といっても、差異は我々にはわかりにくいのだが……
七時半。彼女は愛車のミニクーパーに乗りトレセン学園へと向かう。
「何故ミニクーパーを?」
「……見た目が可愛かったから?あとは……なんとなく?」
「……成程」
今のところ感覚派としか思えないことを言っているが、これでも理論派らしい。
……理論派、なんだろうか。
≫108 二次元好きの匿名さん22/01/13(木) 18:11:00「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛わ゛た゛し゛の゛フ゛レ゛イ゛ク゛ア゛ウ゛ト゛が゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛」
後にルドトレとシービーは語る。ここまで感情をあらわにした彼女は初めてだと。
時は遡ること数時間前に。
≫109 二次元好きの匿名さん22/01/13(木) 18:11:25買い物を終え、サイドバッグにお菓子と事務用品、その他諸々を詰め込んで蓋をする。ガレージで久しぶりに乗るせいでセルの回りが怪しかったけど、エンジンはかかってくれた。
ヘルメットをつけてキーを回し、よっこいしょと重い車体を起こす。スタンドを払ってセルを回す。ドドン、と衝撃を伴ってエンジンが回り始める。ハーレーはやはりこの胸の奥に叩きつけるような空冷のVツインエンジンが至高だ。
駐車場を出て車道に合流する。カーブは気持ち心許ない気もするが、それもこの子の魅力だ。
気持ちのいい直線の道を走りながらレースのことを思索する。次のレースの日程、場所、出走相手…
そんなこんなで走っていると信号に捕まった。ゆっくりとブレーキをかけ、停車する。ミラーを見ると後ろは大型のトラックだ。うぇ怖…なんて思っているとどんどんと近付いてくる。しかも減速をしない。
このままだとぶつかる。思考より先に本能が警鐘を鳴らした。咄嗟にバイクを飛び降りる。脇道に飛び込み、受け身をとる。背中が多少痛いが、周りを見回す。
途端、鉄のへしゃげる音がした。見るとトラックが急ブレーキをかけていた。後続は車間を取っていたおかげで玉突きは回避できたようだ。
なんとか命の危機を回避し、状況を飲み込めるようになってくると、段々と背筋に悪寒が走る。歯がガチガチと震え、手の制御が効かなくなる。
神様仏様三女神様…どうか…どうか…
普段は空想としか思わない神にも祈りたくなった。
その後、警察が駆けつけ、事故の状況の聞き込みをされた。連絡をしてくれたらしく、ルドトレとシービーが来てくれた。
そうして聞き込みが終わり、署から出たシビトレが見たのは………
≫110 二次元好きの匿名さん22/01/13(木) 18:12:00そうして今に戻る。
「あぁ…えっと…シビトレちゃん…?」
「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ…ああぁ…」
「ああ…そう言うこともあるさ、ミスタートレーナー…」
「そういうことってどうゆうこと!?!?私の!!愛車が!!今こうやって鉄屑になっちゃったって言うのに!!!」
一目で錯乱しているとわかる。
「ああ…フロントフォークが…ミルウォーキーエイトも…こんな…スイングアームも…あ…ミラー…バーエンドにしたのに…あああ……」
まるで懺悔するように地に面を伏し、泣いているトレーナー。なんとか励まさないといけない。
「トレーナー…きっと修理したらまた乗れるから、ね?」
「無理だよシービー…エンジンはへしゃげてるしシリンダーもピストンも破損…タンクも破裂…ホイールは大破してもう使い物にならない…ハンドルも折れてるし…もう…もう無理なんだよ…」
さらに落ち込んだ様子のトレーナー。時刻はもう九時を回っている。あ、フリーズした。
彼女を抱えてルドルフのトレーナーの車に詰め、そのまま彼女の自宅まで送ってもらった。アタシは今回緊急ということで十時までの外出だし、夜1人にはさせない方がいいという判断からだ。
≫111 二次元好きの匿名さん22/01/13(木) 18:12:49翌朝のトレーナーは、クマが物凄かった。髪もボサボサ。ルドルフのトレーナー曰く、朝も食べれていないらしい。
昼休みに心配になってトレーナー室に見に行ったら虚な目でキーボードを叩いていた。
「トレーナー、大丈夫?」
声をかけると画面に顔を向けたまま、
「大丈夫だよ…シービー…大丈夫…」
心ここに在らず、と言った感じだ。このままいったらあの時みたいに心を壊しかけるほどに悪化するだろう。
「ごめんね」
シュッ、と手刀を打ち、彼女を気絶させるとレンジャーロールの要領で抱え上げる。そのまま保健室へと向かう。道中ルドルフとそのトレーナーにすれ違ったけど、とても心配と悲しいものを見る時の感情半々といった目で見てきた。
医務室に着くとタキオンのトレーナーに経緯を説明してベッドを一つ借りて寝かせる。うんうんとうなされているようだ。
その後手刀したことを危険だから次はもうしないようにと注意を受け、昼の授業へと戻った。
≫112 二次元好きの匿名さん22/01/13(木) 18:15:07放課後、彼女は自宅に戻ったらしい。しばらく置いておいた方がいいと言われたので、3日後、土曜日に彼女の家へ行ってみるとガレージでぼーっと壁を見ていた。
「…トレーナー?」
「あ…シービー…」
こっちを向いて力無く笑う。
「もう、あの子は帰ってこないの。どれだけ泣いても…もう…もう…」
「じゃあさ、トレーナー。新しい子を見つけようよ」
この3日間考えていたことを伝えるとそんなこと考えていなかったといった様子でぽけっとするトレーナー。
「いや、新しい子を見つけて、乗り換えようよ」
「乗り換え……嫌よ!そうやって前の子がダメになったらすぐ捨てて新しい子に乗り換えなんて!!」
「そんな火曜の昼ドラみたいなセリフ吐かなくても…」
やれやれと呆れながらその肩を持つ。
「そうじゃなくて、そうやってうだうだしてるより前の子はちゃんと供養してあげて、それから前の子を忘れないようにして走り続ける方が、幸せなじゃない?」
そう諭すと、はっとしたように目を見開く。はぁ〜〜…と息を吐いたかと思うとぺちんと両方の頬を叩いた。
「そうだね…うん…うん」
よかった。なんとか立ち直れたようだ。しかしちょっとチョロい気もする。
「ありがとね、シービー」
そういってトレーナーさんは立ち上がる。
「あっ…トレーニング…」
「だね。じゃあ戻ろっか」
そう言うと彼女からヘルメットを投げ渡される。みるとシートを剥がしてなんだか細いバイクを押してきた。
「それは?」
「この子はセロー。新しい子が見つかるまでしばらくはこの子が相棒」
「こっちの車は?」
なにやら大きなカバーで覆われた車を指差して答える。
「そっちを普段使いするには燃費がね…」
「ああ…」
そう言いながらヘルメットを被り、彼女の後ろにタンデムをする。トトトッ、と軽い音を立ててエンジンが始動するのが聞こえた。
「よし、じゃあ行くよ?」
「オッケー」
この後ルドトレとルドルフにお礼と謝罪をしに行ったと言っていた。2人は立ち直ったようで良かったと笑ったらしい。タキオンのトレーナーは、相変わらずマルゼンのトレーナーと一緒に彼女の食生活を叱っていた。でも少し改善したのは褒められたらしい。