タグ一覧
このページは「おれバカだから言うっちまうけどよぉ…」スレに投稿されたSSをまとめるページ(スレpart131~135)です。
SSまとめ各ページ案内
SSまとめスレはこちら
SSまとめスレはこちら
+ | part1~100 |
+ | part101~200 |
+ | part201~300 |
+ | part301~400 |
+ | part401~500 |
+ | part501~600 |
+ | part601~700 |
+ | part701~800 |
+ | part801~900 |
+ | part901~1000 |
+ | part1001~1100 |
アダルトコンテンツは乗っけると最悪wiki削除なのでやばそうだなとおもったらリンクかスレ位置を置いておいてください(主にルドトレ)
リンク例は編集画面にてコメントアウトしています。
リンク例は編集画面にてコメントアウトしています。
目次
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part131【TSトレ】
≫17二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 17:10:15
TSトレーナーは全員寮住まい設定で
パロ
寒さ応えるある冬の日
北海道から荷物が届いた、自衛隊時代の同僚からだ
中身は食料と手紙が入っていた
手紙を要約するとかわいいウマ娘ちゃんを紹介してくれと言うものだったのでDK4の写真を添付して送り返してやった。
─────────
食料を仕分けしていると珍しいものが出て来た、ラッコ肉である
普通の食材であればタマやオグリ達にごちそうするのだが
食べた事も捌いたこともない食材を渡すのは気が引ける...、そんな事を考えていると外から特徴的な声が聴こえてくる
「寒いですわ、温まるためにストゼロが必要ですわ」
「今日の夜飲むんだから我慢しろよ」
「今日のツマミはどうする?肉と肉と肉は決定として」
「昨日全部食ったから、買いに行かないと...」
丁度いい、彼奴等で実験するか、早速4バカに提案する
「おお、良いところに来た。実は肉が届いたんだが量が多くてな、一緒に消費しないか?」
食いつく4バカ達
「でかした!」
「その言葉が聴きたかった!」
「素敵ですわ!抱いてくださいまし!」
「肉!肉!」
うんうん、素直で扱いやすいいい子だ
今夜の酒と飯が決定した
20二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 17:10:55
同封された手紙にラッコは鍋にすると美味いと書いてあったので鍋にしてマクトレの部屋に持っていく
タマトレ「お前らやってるか?」
テイトレ「ん?いらっしゃい、丁度盛り上がってきたところだよ」
ブラトレ「お肉様来た!これで勝つる!」
マクトレ「よっしゃ!立直!」🀄
フク、マヤ、テイトレ「ロン!」
フクトレ「四暗刻単騎!」
マヤトレ「大三元!」
テイトレ「国士無双!」
マクトレ「嘘...だろ...?」
マクトレが裸にひん剥かれたところで鍋を設置し煮込み始める
グツグツグツ
テイトレ「独特な匂いがするな...」
ブラトレ「ラッコって本当に食べられるのか?」
タマトレ「毒がなきゃ何でも食える」
21二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 17:11:15
マクトレ「なんか変ですわ...」
おかしい...どう見てもマヤトレが色っぽい...
ムワァ...パァン
マクトレ「おっと...ストゼロが」
このトレーナー...スケベ過ぎる...
マヤトレ「頭がくらくらする...」
「大丈夫か!?マヤトレ!」
「今すぐ横になれ!」
「胸元を開けて楽にした方がいい!」
「下も脱がせ...いやっ!全部だ!全部脱がせろ!」
クソッ...何なのだこの感情は...どうすれば良いんだ...
テイトレ「もう我慢出来ない...」
テイトレ「相撲しようぜ!」
「「「なるほど!そうか!」」」
取組中───取組中───取組中
チュンチュンチュン
「.....何も無かったって事にしよう...な」
「「「「はい...」」」」
うまぴょいうまぴょい
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part132【TSトレ】
≫13二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 18:01:56
若人と老人
「あら、どうもこんにちは。良い天気ですね。・・・いつかの時以来ですかね。」
「ほっほっほ。おぬしも変わらんようじゃな、話し方に違和感を覚えるくらいかのう。」
「ええ、今の体に合わせましたので。それよりも、そちらも随分若々しく見えますが?」
「ふふふ、神様の気まぐれってやつじゃよ。お陰で死に損なったわい。」
「それは良かったですね。・・・失礼を承知で言いますが」
「んっ?」「その姿でその口調はなかなか面白いですね」
「ほお、なかなかバッサリ言うな。ワシはテンション爆下げじゃぞい」
「・・・フフッ。白々しいですね。」「・・・食えん女じゃのう」
「ええ、これでも仕事柄、その手の人物には慣れているもので。」
「ふむ、それはワシを舐めとるのか若造」「いいえ、しっかり尊敬していますとも。」
「フフフフフ・・・やはりお主は面白いのう。ワシにここまで言ってくる気概のあるやつはなかなかおらんわい」
「それは誉め言葉として受け取らせていただきましょう」
「ほっほっほ、ではばいびーじゃ」「ええ、ではごきげんようヘリトレさん」
≫25二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 18:08:51
前回お題からパラレル新人ちゃんとのコンボデッキ作りましたSS再利用
「マーベラスの時間だっ!コラァ!」
「「!?」」」
「またですのいきなり」
「おい、マベトレ毎回扉を蹴破るのやめろ」
「お、あがりー、罰ゲームはおまえなーテイトレ」
「あー!もうちょっとだったのにー!クソー次は勝ってやる!」
「ふっふっふ、ここで暇をしているであろうマーベラスなみんなにマーベラスな提供をしに来たのだー!」
「なにいってるかもうちょっとわかりやすく説明してくれ」
「そうですわよゴクゴク」
「ん、どうかしたー」
「ナニナニー」
「ついさっきがたマーベラスなトレーナーさんにマーベラスなものを提供してもらったよーだから、皆でマーベラスしようかなってここへ来たんだー☆」
「翻訳してくれ、ブラトレ」
「ん、新人ちゃんの実家からの仕送りの牡蠣をもらったから皆で宴会しようってさー」
「イインジャンイイジャン」
「お酒もあるんですの」
「じゃあ、他の皆も呼んでくるからくれぐれも先にマーベラスしちゃ駄目だよー」
ガチャン、バタバタ
ジュルリ
パクパクデスワ
その後マーベラスした
───────────────────
新人ちゃん「グスッ...グスッ...」
(後略)
≫45食えカフェトレ(1/3)21/10/03(日) 18:19:18
さて唐突だが前スレでカフェトレに食わせるSS出していいと言われたから出すぞ
「あ、いました!姉さん、ホシを発見しました!」
「姉さん……慣れないなあ……まあいいか。確保、然るのち保護です!」
ある日の夕べ。私が喫煙室から出ると、2人のウマ娘がこちらを見つけたと騒いでいる。
「ラジャー!さあカフェトレさん、神妙にお縄に……あ、逃げた!」
「追いますよ!僕たちは何としても彼女を保護するのです!」
片や黒髪メガネで少しだけカフェに似たウマ娘。片や栗色の髪になぜかメイド服を着た小柄なウマ娘。
どちらも見覚えがある。2人ともスーパークリークのトレーナーだ。そしてどうしてか私は追われる立場らしい。
私は2人から逃げ出し……たのだが。先ほどまで紫煙をくゆらせていた弊害か、すぐむせて捕まった。
「あの……これから一体どこへ?」
「えへへ、秘密です。でも、きっといいところですよ」
「まあ、秘密にするようなことでもないのでしょうけどね」
2人に両脇を固められ、向かう先にあるのはトレセン学園の門前に止まったタクシー。
乗車すると、車はすぐに走り出す。行先は既に伝えてあるらしい。
「さて、連絡連絡。ホシ確保、これより向かう……っと」
隣でどこかへ連絡を始めたメイド服のウマ娘……栗毛のクリトレに問いかけようとすると、
「強硬手段に出てしまったこと、お詫びします。でも、これはマンハッタンカフェさんの意向でもあるんです」
「……カフェの?」
「はい。ですから、あなたは何も気にせず、連れ去られてくだされば」
反対側の黒鹿毛のクリトレにそう諭された。カフェの意向と言われてしまえば、どうしようもない。
今日明日のトレーニング予定はない。それを外部に言ったこともない。恐らく本当にカフェが関わっている。
半ば諦めるような心地で、私はシートに体重を預けた。
47食えカフェトレ(2/3)21/10/03(日) 18:20:10
タクシーが停車すると、栗毛のクリトレが私を誘導する。黒鹿毛のクリトレは後ろで精算をしているようだ。
到着したのはある一軒の民家。窓からは暖かな灯りが見える。心なしか料理の音と匂いも漏れている。
「皆さんお待たせしました!カフェトレさん、お連れしましたよー!」
そのまま連れられて民家へ入った私の目に飛び込んできたのは──
「いや。丁度いいタイミングだよ。ようこそお越しくださいました、かな。カフェトレさん」
「おう、やっと来たのか!待ちくたびれたぞー全くー」
「オグトレさんと、ブラトレさん?」
──もう2人のウマ娘と、テーブルに山と盛られた料理だった。
「あなたの担当……マンハッタンカフェさんから相談されてね。自分のトレーナーの不健康さに拍車がかかっていると」
「まあ前々から気にはしてたが、ここのところ吸う量も増えてるみたいだしな」
「ああ……なるほど」
合点がいった。自分が言っても効果が薄いなら、より多くの手を借りて実力行使に出ればいい。
「私たちに出来ることといえば、やはりこれしかないのでね」
「この手に限る、ってやつだ。食べて飲んで語らって、それで抱えたものを吹き飛ばすんだよ」
「いや……でも」
2人にそう言われ逡巡する私に、更に後ろから声がかかる。
「……実は僕、小さいころの運動会で、両親が熱を出して見に来れなかったことがあるんです」
そう話すのは栗毛のクリトレ。彼女はどこか寂しそうな声色で続ける。
「代わりに祖父母が来てくれたんですが、あれだけ楽しみにしていてくれた両親に、やっぱり来てほしかった」
「マンハッタンカフェさんも、大事なレースの日に大事なトレーナーさんが倒れでもしたら心配でしょう」
2人のクリトレ、オグトレ、ブラトレの言葉。何よりカフェに心配させているという事実が、私の首を縦に振らせた。
「……わかった」
48食えカフェトレ(3/3)21/10/03(日) 18:20:37
その後始まった食事が本当に賑やかなものになったのは言うまでもない。
5人でテーブルを囲み、食べては話し、飲んでは語り、時々料理を追加して。
話を聞きつけた数人のトレーナーが後から加わり、さながら小さな宴会のようで。
調理役のオグトレとブラトレ、配膳係の2人のクリトレは始終忙しそうにしていたが、仕方のないことだろう。
食の細い私の消化器系を心配してか、消化にいいものばかり揃えてあったのには少し申し訳ない気分になる。
食事会ののち、酔いつぶれて眠る数人を隣室に敷いた布団に運びながら、ブラトレが私に声をかけてきた。
「な、どうだった」
「どう、とは」
「ちゃんと食えたか、ってこと。周りの目があれば、食べざるを得ないだろ」
「そりゃ、まあ」
それを聞き、良かった良かった、そう呟きながら彼女はニヤリと笑う。少し嫌な予感がした。
「第1段階クリアってことだな。いやー、ここで詰まったらどうしようかと」
「第1、段階……?」
「おう!お前の担当からは、"一回二回では効果はありません"って言われてるんでな」
「それは……つまり……」
「今後もちょくちょく連れてくるから。よろしくなー!」
有無を言わさぬ勢いに、再び首を縦に振らざるを得なかった私だった。
(了)
≫62二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 18:31:51
よしじゃあ出すぞー
トレーナー室に入るとトレーナーがメソメソしてた。
いつもの熱血バカが珍しいじゃん、どうしたの、と聞けば
「聞いてくれよタイシン、渾身のギャグを皆笑ってくれないんだよー!」
「へー……今やってみてよ」
「おう!いくぞ……『おお!これはすごい!まさにタイシンの出来だ!』……どうだろう」
心底くだらないと思ったのでその旨を伝えると、アイツは泣き崩れた。
……ああ、もう。いつもの暑苦しさがないと、なんか調子が狂う。
「あー、くだらないとは言ったけどさ。伸びしろはあるんじゃない……多分」
「!……タイシン、ありがとうタイシン!タ゛イ゛シ゛ー゛ン゛!!」
パッと上げた顔はすごく嬉しそうで、そのまま吠えながら抱き着いてきた。
「ああもう、鬱陶しい!急に抱き着くな!」
抱きとめた体の小ささ、押し当てられる大質量、潤んだ瞳、ピコピコ揺れるふわふわの耳。
何よりいつも暑苦しいアイツの、ちょっと弱った顔がすぐ目の前にある。
ナニコレかわいい、でもアイツだし、あっちょっと待って頭グリグリしないで
──タ性壊。
(了)
≫104二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 18:53:15
新人ちゃん「オロロロロロロロ」
テイ、フク、ブラトレ「オロロロロロロロ」
マクトレ「だらしないですわね、まったく」
────────────
朝
おはようございます!新人トレーナーです!
今朝、地元のお父さんから荷物が届きました!
中身は牛肉と手紙です!手紙は後で読むとして牛肉は量が多いので先輩方に御裾分けに行ってきます!
───────
皆さんさん!おはようございます!
ゆっけ作ったんですけど!如何ですか?
イタダキマスワ!パクパクデスワ!
ウマイナコレ
ニク!
イケルイケル
────────
新人へ以下略
≫170二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 19:42:00
なんか濁点叫びはマルトレっぽいと聞いたので。
「いやーフクトレ、昨日さ不思議な体験したんだけどさ」
「なんだよ」
「昨日はマルゼンスキーが用事あって帰りは歩いて帰ることにしたんだけど」
「何生徒に送迎してもらってんだよ」
「やめろぉ!通勤のバイク足つき悪いんだよ!まあさておきのんびり歩いて帰ってたらいつのまにかさ、道迷ってて」
「グラトレか?」
「いやあそこまでじゃ……まあ、それで適当に歩いてれば大通り出るだろって進んでたら袋小路で、なんか白猫がめっちゃいっぱいいたんだよ。で、うわぁかわいい…….って触ろうとしたらさ、後ろからにゃーんって声かけられて、黒猫が擦り寄ってきてさ、めっちゃ人懐っこいの可愛くってさー」「……」
「で、黒猫がこっち来いって言いたげに振り向くから付いてったんだよ、そしたら大通り出られたんだよ。猫って頭いいよなぁって話」「おい」
「その白猫には、触らなかったのか?」
「え?触ってないけど」「……よかった」「え?さ、触ったらなんかあったの?」「……それは────」
「それは祟りです!!!」
「う゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
「黒猫は幸運、つまり大吉、ならば白猫は凶です!!さわればマルトレさんに呪いが降りかかりますですが大丈夫このお守りがはにゃふぁーー↑!?」
「俺の鼓膜を、破壊する気か?」
「いえワタシ悪くないですよね!?なん」
フクキタルはアイアンクローされた。
≫175バトルオブメジロ 白書の章/121/10/03(日) 19:47:08
「どいてくれよ兄貴」
「何故?」
地下大空洞。湧き水の川がちょろちょろと流れるそこには木の板の道があり、、等間隔で松明が掲げられている。
そこで2人のウマ娘が相対していた。
ある日。
ドベトレは、ドーベルのさらなる成長を促すために様々なことを考えていた。どのようなトレーニング、コミュニケーション、知識、何が彼女に必要かを考えていた。
そしてドベトレはある書物の存在を思い出した。
「メジロの書」である。
それは由緒あるメジロ家のあらゆる情報が記された書物。それを見れば、自分はよりドーベルの成長に貢献できるのではないかと思った。
そしてメジロの書の存在する某県某所の、人里から離れたここにやってきた訳だが。
「…なっ」
そこには予想外の人物がいた。
芦毛の見慣れたウマ娘。完成度の高い贋作の姿をした凛々しい少女。メジロマックイーンのトレーナーだった。
「兄貴!?なんでこんなとこに」
176バトルオブメジロ 白書の章/221/10/03(日) 19:47:32
「ここはメジロ家の所有地。わたくしがいることに何の問題が?」
「いや、普通こんなところに来ねえだろ」
「自分が来ておいて何を言うのです?」
マクトレは口元だけ笑いながら、少し広まった場所の中央に立っていた。それはまるで番人かのように。
「気持ちはわかりますわ。この涼しい人気の無い洞窟で1人酒を飲むというのもオツなもの。けど今日は運が悪かったですわね、わたくしとサシで」
「俺はメジロ白書を見に来たんだ」
その一言をはなった瞬間、マクトレから笑顔が消えた。冷たい眼差しがドベトレを刺すようだった。
「───それを言わなければ仲良く呑んで帰してやったのに」
「俺はドーベルのためにここに来たんだ。そんな雑に帰ることなんざしねーよ」
ドベトレは2、3歩前に出る。
「だいたいなんで邪魔するんだ。兄貴だって担当のために動く気持ちは分かるだろ」
「分かるとも。だけどここは通さない」
「なんでだよ」
「自分で考えろ」
マクトレは微動だにしない。ドベトレは埒が明かないと思い、
「らあっ!」
マクトレの横を通過しようとした。
177バトルオブメジロ 白書の章/321/10/03(日) 19:47:57
しかし抑え込まれた。
「メジロの書は清きメジロのための書だ。お前には読めない」
「俺がまだ『メジロ』に戻れてないってか?」
「さあなッ!」
ドベトレはマクトレに蹴り飛ばされる。ウマ娘の脚力で数メートル飛ばされる。しかしまた今のドベトレはウマ娘であり同時に喧嘩の経験も豊富。余裕で着地した。
「いいのかよ兄貴。ケンカは俺の方が強いし、体格も俺が有利だ」
「本当にそう思ってんならおめでたい奴だな!」
マクトレがドベトレに向かって走り始める。その速度からして止まれないと判断したドベトレは回横に避を試み、しかしマクトレに補足され膝蹴りを食らった。
「お前より俺の方がウマ娘になってからの期間の方が遥かに長い。そして俺はその間、ウマ娘の姿になったことで出来ることを考え続けてきた」
「ぐっ...」
「そしてそれよりも前に、俺はお前に負けないように色々なことを学んだ。次に会った時はお前を逃がさないようにな。その2つの努力が上手く重なって、俺は今『戦えるウマ娘』になってる訳だ」
「それ、俺以上だと言えんのか?俺は色んなとこを回って色んなことを知った。その分喧嘩も強くなって、兄貴よりもデカいウマ娘になってんだぞ」
178バトルオブメジロ 白書の章/421/10/03(日) 19:48:26
言える。なんせお前のケンカは人間スケールから脱出できていない」
再びマクトレはドベトレに蹴りかかる。今度は受け止めて反撃してやろうとドベトレは構えた。しかし、その構えに出来た隙間から蹴りを入れられた。
「お前が経験豊富なのは分かってるさ。でもな、それはあくまでヒトとの喧嘩」
ガードしてもその隙間を、ての先を、予想外の場所を攻撃される。
「ウマ娘の動体視力と反射神経には対応していない」
何度も抵抗すら許されず殴られ、ドベトレは蹴り飛ばされた先で片膝をついてしまう。
「お前の頭に染みた経験は、ウマ娘としての喧嘩では最初に誤答を引き出す厄介者でしかない。足を引っ張られて経験もないやつが、そこそこ経験豊富な俺に勝てることでも?」
「チッ......!」
「」
そう。ドベトレのガードが通用しないのは、あくまで相手が人間だった場合に有効なガードをしているから。それ以上の反応速度で起動が変えられた場合は対応できないのだ。
そしてさらに、自分の知っているマクトレよりも技のキレが凄まじかった。突きの先の回転、踵のえぐりこみ、全てが自分の知っている兄貴より先の場所にあった。
このままでは負けるかもしれないと言う考えが、ドベトレを決意させた。
「そうかもなあ。兄貴、あんたすげえ強くなってんな。じゃあ俺も本気でやらないとな」
「何を隠してる?」
「───面を上げろ、侘助」
179バトルオブメジロ 白書の章/521/10/03(日) 19:48:59
ドベトレは、懐から取り出した妙な形の刀でマクトレの右手を切った。マクトレも一瞬で後ろに引いたが、少し動きづらそうであった。
「なんだそれは」
「旅の途中でな」
マクトレは理解した。おそらくあの刀に触れると、触れた体が重く感じられるようになる。
「通らせてもらうぞ兄貴!」
「なんの!」
その刀に触れずにドベトレを攻撃するのは至難の業だった。
マクトレが突こうとしても、その軌道上に刀がすぐやってくる。蹴りあげようにも同じ。ドベトレは、自身の経験の不足を長く厄介な刃で補い始めた。
数発殴り、時折刃に触れてしまう。それをマクトレは数回繰り返し、次第に動きが鈍くなってきた。
「そろそろつれえだろ兄貴。いい加減どいてくれ」
「お前はなんにもわかっちゃいないからだ。お前の視野は狭いままだ。あの時の俺と同じように」
「どういうことだよ?」
「それはお前自身が気付くべきことだ。でないと意味が無いんだ、よ!」
180バトルオブメジロ 白書の章/621/10/03(日) 19:49:24
マクトレがドベトレに殴り掛かる。ドベトレはそれに刀で対応するが、マクトレは刃で肌を切りながらドベトレの腕を掴んだ。
「っらァ!」
そして、ドベトレの腹に全力で、全体重をかけて膝蹴りをした。ウマ娘の16倍もの質量での衝撃を食らったドベトレは吹っ飛び、岩の壁に叩きつけられた。
「うっ、うおおあ」
あまりの衝撃に刀から手を離し、胃の中身がこぼれ落ちる。戦いはマクトレの勝利だった。
「お前のドーベルへの愛は本物だ。それは俺が認める。だが、もう少し視野を広く持て。それまでお前も、俺もあの書を見る権利はない」
「あ、兄貴も......?」
「ああ。お前を解らせるという責務を果たさないと俺にも権利がない。まあ、とりあえず今日は帰るぞ。おぶってやるから」
そして2人はそのまま地元の電車、そして新幹線を乗り継ぎ、ついでに宅飲みしました。そこでドベトレはドーベルへの思いをめっちゃ吐き、マクトレに背中をめっちゃ撫でられたとさ。
うまぴょい。
≫
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part133【TSトレ】
≫8二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 19:59:09
彼女らの夜
夜、キタトレの家で宅飲みする二人
キタトレとサトノトレは思い出を語り合っていた
「・・・でその日はデートしてきたんだ」
「そうか、そいつは良かったな。で聞きたいことがあるんだが」
そしてキタトレは彼女に投げかける
「お前、また抱え込んでるんじゃないだろうな」
「・・・そんなことはない」「嘘つけ」
「お前、顔に出てるぞ。いや・・・その眼か」
「・・・」
「だからずっといってるだろう、抱え込みすぎるな。誰かに吐き出せと。」
「お前は昔からそうだからな、確かに責任感が強いのは美徳だ。だがな、
お前はそれが強すぎるきらいがある。親父さんに憧れて裁判官になったはいいが
結局やめたじゃないか。・・・お前が潰れかかったから。
紆余曲折あってトレセンに転がり込んで、今度は担当のことでいっぱいになってる。」
彼女は言葉を切るとコップの酒を飲み干し
もう一度語り始める
「お前は不器用なんだよ、俺とは違って。いつも積極的に動けるくせに
ストレスをためこんで、しかも他人に対して弱音を吐けない。
正直よく潰れないもんだよお前は。
いいか、くどいようだが何度でもいうぞ
お前は他人にもっと甘えろ。・・・俺でもいいし何なら担当にでもいい。
お前がいつか潰れてしまう前に誰でもいいから
それが俺からの一番のアドバイスだ。」
「・・・おれ・・は・・・」
彼女をそっと抱き寄せる。端正な顔を胸にうずめさせる
「いい、何もいわなくてもいいからな」
泣き始めた彼女を物言わずに抱きしめながら呟いた
「頼むぞ、ダイヤちゃん。この馬鹿をいくらでも甘やかしてくれ」
————月が見守るなか そっと時は流れていく
≫15トレセン護身術倶楽部1/421/10/03(日) 20:06:40
ウマ娘ってのは強いけど、やっぱり女の子だからさ。
急な暴力や悪意に晒されると、持ち前の強い力が出なかったり出過ぎたりして、大変なことになりかねないんだ。
だからそういう場面で、本当に矢面に立つべきはウマ娘ではなくトレーナー。
俺達は本当に様々だけど、自分の担当の為ならそういう覚悟を持って立ち向かえるようにしている。
「……では、おさらいしましょうか。
まず相手に組み付き、側頭部に頭突きを食らわせます。
顎下に当てられれば最善ですが、難しいのでこめかみを狙ってください。次に……」
だからってガチのCQC教えることありゅ???
最近活発なトレーナー間の技術講習の一環で、体育館に畳を敷いてやっているのだが、どうもさっきから講師陣の教える内容がガチ過ぎる。
空手柔道は勿論、CQCに喧嘩殺法、暗殺術まで解説するやつが出てきてもうヤバい。トレセン学園どうなってんの。
最初は物珍しさに生徒のウマ娘達が参加していたが、だんだんドン引きし始めて数がもう閑古鳥がカラオケ大会だ。
おれもかえりたい。
正直に言おう。俺ことダイワスカーレットのトレーナーはケンカなぞろくにやったことがないのである。
それがバ◯とかタ◯とかなんかそういうのみたいな動きを見せられて、ハイじゃあやってみて!と言われてできるかってもんなのだ。
「ハハッすげー。マヤノのパパとおんなじことやってら」
ホラ見ろ! 隣で座ってたマヤトレが遠い目で変なこと言い出した!
おうちかえりたい!
16トレセン護身術倶楽部2/421/10/03(日) 20:07:36
「じゃあ次、ダストレさん」
「良かったな! ちゃんと忘れられてないぞ!」
「ウワーッ、ちょっと嬉しい自分がにくい!」
いやだいいやだい、スカーレットのどつき以外受けたくないやいとワガママを言う俺を、マヤトレとボノトレが講師の前へ引きずり出す。
俺の講師はビコーペガサスのトレーナーさんだった。よかったちょっとマトモそうだぞ!
ビコトレさんは元はSPさんだそうで、スーツのまま畳の上に立っている。(俺はいつものジャージだ)
俺はおっかなびっくり立ち上がり、へっぴり腰のファイティングポーズを取った。
「落ち着いてください。身体が強ばると筋が傷んでしまいますから」
「は、はぁい……」
「では、これを持って握ってください」
「ひえ」
そう言われて木で出来た小刀を渡される俺。
マヤトレとか最近仲のいいマクトレさんとかが野次を飛ばし、俺はちょっと怒って小刀を振ってみせる。
程よく緊張感が抜けたところで、待ってくれていたビコトレさんが解説を始めた。やさしい……。
「皆さんが遭遇し得る人為的な危機的状況において、最も多いのがナイフによる刺傷事件です。
これの一番怖いところは、一見して凶器を持っていると理解しづらいところです。
わざわざ取り出して構えてくれる犯罪者は多くありません。
発見する時点で相手はもう凶器を手にしています」
ちょっと、持っている木の小刀が冷たく感じる話だ。
ビコトレさんの口調もいつもより言い聞かせるような慎重さを感じて、ご経験があるのだなあと感じる。
次いで、ビコトレさんは俺の腕を取り、小刀の柄を俺の腰に押し当てた。
17トレセン護身術倶楽部3/421/10/03(日) 20:09:20
言っちゃなんだが、女の子同士で組み手で絡んでいるというのは非常に絵になる。
但しパッとしねえ俺では百合には見えない。せいぜい乙女ゲーのスチルじゃないかな。
「最も威力があるのは腰だめに構え、突進してくる場合です。
けれどこれをしてくるのは明確に殺意を持った人間です。だいたいの場合は振り回して突撃してきます」
「えっと……ナイフ持ってる時点で、殺意はあるんじゃ?」
「……明らかに凶器なのに、傷つけるまでそういうものだと気づかない人もいるんです。不思議ですよね」
ビコトレさんはなんだか、陰のある笑い方をする人だ。
どういうご事情があったのかは知らないが、担当のビコーペガサスちゃんとレースを楽しめるといいんだが。
「そうして振り回す相手には、顔や首に向けてチョップをしてください」
「うげ」
「よろめいた後、膝を叩けば簡単に倒せます。その後は小刀を蹴って抑え込みましょう」
「ふぎゃー!」
俺はあっさり制圧された。やっぱりしっかり戦える人はすげえや。
ちなみにその後、スカーレットにこうやるんだってー、とふざけたら割とマジでお手本通りの撃退かまされてベッドに撃沈した。
俺は泣いた。
うまぴょいうまぴょい
作者コメント:ビコトレさんを起用させて頂きました。
まだwikiどころかSSも出てなかった気がするので口調の違いは許してほしい
武力組の中で何故ビコトレさん?というと
書いてる自分が知ってる格闘知識がそんなにないからです。
まあ割と部活動みたいなノリで複数人集まって動くのもいいんじゃない?と思う今日このごろ。
たのしかったです
≫80侘助待ちの間にどうぞ21/10/03(日) 20:58:02
「…………なあボノトレ」
「何マヤトレ。なんかこう…なんとかならない? マヤノパパさん召喚したりとか」
「なんで俺ら登山してそのまま遭難してるの?」
「さあ…分からない…。きっとこれは呪いの類だよ。うん」
「おかしいよな…ボノトレがさっそく遭難し…それを追ってたらスマホの充電は切れ…コンパスは狂って…土砂崩れで道も分からず地図は役に立たなくなって…そもそも今の標高さえよくわからない…。遭難癖っていうかこれまじで呪いじゃねぇのかボノトレ」
「これも三女神の呪いに違いないよ。流石に前はここまで酷くなかったはずだし。やっぱ頼れるのはボーノ☆な女神な方だね…」
「まあ確かに三女神に呪われてるのかな? って言いたくなる奴はいるが別にお前はウマ娘化してないしそもそも女装だし三女神は関係ない気もするけどな」
「うるさいよマヤトレ。ボクの遭難癖も三女神のせいだよ間違いなく」
「そうかなぁ……。…で、現実逃避もこのくらいにするか。どうする? まじで」
「…ふふ、ロリコンと心中は嫌だな」
「縁起でもないこと言うな…くそ…何かないか…」
「狼煙でも焚く? 狼煙っていうかなんかもうただの焚き火だけど何もしないよりはましでしょ」
「…山火事にならない? というかそもそも火種あるのか」
「安心して! ちゃんとこんなこともあろうかとライターを持ってきて無事どっかに落としてきたから!」
「駄目じゃねぇか! まあ俺が持ってるけども。こんなこともあろうかと」
「こんなこともあろうかなんて現実で言う人そうはみないね、って思ったけどまあいいよでかしたマヤトレ!」
「今お前が言ってたじゃろがい」
「まあそんなことは良いでしょ。というか、ライターとか持ち歩くようになったの?」
「まあ前の無人島があったしなぁ…。コンパスにライターにサバイバルナイフに、ちゃんと持ち運び式の充電…器…も……」
「…………」
「…………」
そしてこの後しばらく「最初からそれ使えばよかったじゃん!」「そもそもお前が遭難しなければ!」と二人で仲良く罵り合った後、パパノトップガンに助けを求めて無事生還したマヤトレとボノトレであったとさ
うまぴょいうまぴょい
≫105二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 21:11:54
「山登りですわ!」
「そうだな」
「よっしゃ!山頂に1番早く着いたやつが勝ちな!」
「ブラトレ。死ぬからやめといて」
「ウマ娘とはいえ流石に上への移動はしんどいですわね」
「人間の頃に比べればだいぶ平気だとは思うけどね」
「こんなペースで登ったらフツー怒られるだろうな」
「山登りって意外とめんどいんだな」
「ここまで来て気づいたんだけど俺」
「なんだ?」
「高山病とか大丈夫なのかなーって」
「あっ......」
「......ペース落とすか」
「よしここから頂上までレースだ!」
「馬鹿野郎たまたま人がいないからって!死ぬぞ!」
「やめてくださいまし!」
「全員悪ノリしてないことから察して!」
「頂上だ〜」
「ほんとにそうお思いでして?」
「ん?」
「ああ、本当の頂上はあそこだ」
「よっしゃー!真の頂上だー!」
「いい景色!ここで一杯したいですわね」
「人が結構いるからやめとこうよ」
「そもそも山から降りてからにしろ」
≫111二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 21:15:09
「とーてーもーつーらーいーけーどー、こーれーもーしゅーぎょーうー」
「…え、お兄ちゃん何やってるの?」
久しぶりにウマ仙人の山を訪れたカレンチャンが見たものは、滝行をしてるお兄ちゃんだった。
「何って…滝行だよお姉ちゃん」
「…なんで? いやカレンが言うのもおかしいかもだけど、なんで?」
「最近鋼の意思が足りてないかなって…」
「いる?」
「いる(鋼の意思)」
いらない(確信)。カレンチャンはそう思ったが、口にするのはカワイくないのでやめた。「…それより、お兄ちゃん大丈夫?」
「ふぇ?」
長い時間滝行をしていたからだろう。微妙にふらついている上にツインテールも解けてしまっている。服装も白装束一枚である。
…え、白装束一枚? 思わず二度見したカレンチャンであったが、お兄ちゃんは本当に白装束一枚。もちろんタマトレである。そんなことある?
「ちょっとお兄ちゃん?」
「だーいーじょーうーぶー……きゅう…」
「お兄ちゃん!?」
流石に恰好を注意しようと思ったカレンチャンだったが、お兄ちゃんはカレンチャンを目にしたからだろうか。少しだけ安心した表情を浮かべ、それで気が緩んだのかその場で倒れた。これには流石のカレンチャンも焦り、急いでお兄ちゃんに駆け寄り身を起こす。
「全く、カレンがこなかったらどうするつも…り…」
そこでふと、カレンチャンは気づいた。今のお兄ちゃんは白装束一枚な上タマトレ。ただでさえ滝行で濡れて見事なまでに透けている上に、滝行の影響かその白装束すら少し緩んでしまっている。率直に言ってやばい。
そして、お兄ちゃんはカレンチャンの腕の中で起き上がり、珍しく弱気な元お兄ちゃん(濡れ透け白装束)は、どこか朦朧としたままカレンチャンに縋りつくようにして言った。
「うん…カレンが来てくれてよかった……」
そのままゆっくりと安心しきったようにカレンチャンに倒れ込み──
そしてカレンチャンは──耐えた。
お兄ちゃんは介抱された。
うまぴょいうまぴょい
≫155武闘派元ヤン侘助おじさん21/10/03(日) 21:28:43
目の前で血を流す娘が見える 伸ばそうとした手が止まる
目の前の眼が「オレ」を見る 「私」が隠した「オレ」を見る
「あの娘」の顔が悪魔に見えた 「オレ」が殺した「死」に見えた
悔いて破ったその「過去」が 「内」から「オレ」を食い破る
「オレ」を模倣する「神」が云う 「忘れる勿れ」と「○レ」に云う
「『心』を殺した罪人を」 「許す勿れ」と「神」は云う
「中」に潜んだあの「過去」が 「現在」の「心」を握りつぶす
「あの日」に捨てたその傷が 「今」の「魂」を切り刻む
差し伸べられた手を避けた 「○○」はあの日の「あの娘」のよう
再度起こした「罪」に気付く 「○○」は怯えた「あの娘」のよう
泣いても泣いても嘆いても 強大な「罪」は雪がれず
吐いても吐いてもモドシテモ 過ちの「過去」はもう戻らず
サイゴニミエタその顔は イッタイダレノ「カオ」ダッケ
イシキガ遠のくこの「魂」は イッタイダレノ「タマシイ」ダッケ
「くいやぶり」~了~
≫
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part134【TSトレ】
≫12ケツは俺が晴らせる21/10/03(日) 21:48:48
「やぁ、こんばんは」
午前2時、トレセン学園近くの公園のベンチに座ってた俺は声をかけられた。
「うぉっ…あ…どうも…」
思わず言葉が詰まってしまう、当然だ。こんな時間に声をかけられる方がおかしい。
俺が困惑してると、彼女は了承も得ずに俺の隣に座った。煙草くさい。
彼女は…まぁタバコさんと呼ぶとしようか。
タバコさんは元々マンハッタンカフェの担当だった俺のサポートとして後から入ってくれた人だ。元々俺は体力が無いし、彼女はカフェのトレーナーになることを強く望んだらしいから、特に文句はない。
ないのだが、タバコさんは随分と…いや、とてもカフェのことが大切らしい。俺もトレーナーとして、カフェがストレスを貯めないよう努力したり、無理のないトレーニングなどをさせてるとは思うんだが、彼女には到底敵わない。
カフェの体調管理、トレーニングの内容、そしてカフェへの情熱…全てで俺は負けている。彼女のスケジュール表を見たことがあるが、とち狂ってるとしか思えない。
時々思う、俺は本当に必要なのか?タバコさんがいればカフェは問題ないのでは…?
13ケツは俺が晴らせる21/10/03(日) 21:49:26
「カフェはね、君のことを大事にしてるよ」
そんなことを考えてると、ふいに話しかけられた。この人から話しかけるのは珍しい。
「よくね…カフェが君のことを話すんだ。君と何を話したとか、どこかに行きたいとか。」
「だから…そんな思い詰めなくていいと思うよ。」
どうやら全て見透かされていたようだ。
カフェがそんなことを言ってるなんて知らなかったし、カフェがそんなことを思ってくれてるなんて知らなかった。
俺は、俺の事ばかり考えていて視野が狭くなっていたらしい。
「…まだだなぁ」
俺の独り言を、タバコさんは聞き流してくれた。
「ん」
タバコさんが俺に差し出してきたのは1本の煙草。
「いや…俺吸えませんよ…?」
「はは。君、“俺”とか言うんだね」
そう言うとタバコさんは無理やり俺に煙草を持たせた。
「まぁ同じウマ娘同士、仲良くしようよ」
「…僕たち、元々男ですけどね」
火を貸してくれるタバコさんを見ながら、少しだけ仲良くなれたのかな…と思った。
≫33二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 21:58:14
グラトレの山登り
グラトレ「……登山とは古来より修験の為に行われていた神聖な行い……だからこそ私も己を鍛える為にも登山に挑むのです……」
グラトレ「ですが見晴らしの良い所に登りたいと思うのも、また真理ですね」
グラトレ「そして此処は何処でしょうか? ……まぁ取り敢えず登り切ったら分かるでしょう」
グラトレ「はい、登頂完了です! そして此処は何処でしょう?」
ゴルトレ「……アレ? グラトレじゃん! オイーッス!!」
ゴルシ「ああん? 何でグラトレが相方無しで居んの? まぁ取り敢えずオーッス!!」
グラトレ「あら? ゴルトレさんにゴルシさん? こんにちは奇遇ですね……それとつかぬ事をお聞きしますが此処は何処でしょうか?」
ゴルトレ「ええっ……迷子かよ……」
グラトレ「いえ、登山は予定通りですが何処に登り切ったかが分からないだけですよ?」
ゴルシ「いや、充分オカシイぜ?」
ゴルトレ「まぁ、良いか! むしろ観客が来て丁度良いくらいだ!!」
ゴルシ「そうだな! ヨッシャ! やっかトレーナー!!」
グラトレ「?」
ゴルトレ・ゴルシ「「グラトレェ! 目ん玉かっぽじってよ〜く見とけよ!!」」
ゴルトレ・ゴルシ「「アルプス1万尺、小槍の上でアルペン踊りを踊ってやるぜぇぇ!!!」」
次の日、槍ヶ岳の小槍にヤベェ奴が居るとSNSにその光景が上げられていた……
完
≫56二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 22:06:48
こんにちは!新人トレーナーです!
今日はフクトレさんに励まされたのでまだまだ頑張りますよ!
気合いを入れ直してスカウトを続けていると2人で並んで歩いているウマ娘を見かけました
(うわぁ凄い……綺麗な黒髪と銀髪の美人さんが並んでて…こ、神々しさすら感じる…近寄り難い…って)あの黒髪の子はエイシンフラッシュ!?!?で、でもあの銀髪の子は見た事ないし…友達かなぁ…あっフラッシュさんがどっかに行っちゃった…話してみたかったな…
……いやまぁなんにせよ銀髪の子をスカウトしに行こう!今日こそ成功させるんだ!
57二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 22:07:08
「は、はじめまして!」
「おや、はじめまして…フラッシュではなく僕に用ですか?」
「あっそうなんです…私新人トレーナーでして…(名刺渡し)」
「へぇ…チラッありがとう…その…僕をスカウトですか?」
「は、はい!そうなんです!」
「なるほど…じゃあちょっと話そうか」
「ありがとうございます!」
「ふふっ、あの木陰のベンチがいいかな」
「分かりました!」
…あれ?もしかしてめちゃくちゃ順調?行けちゃうの私?
その後軽い雑談をしました。お菓子が好きなんですと笑う顔が素敵です…そして10分後
「で、スカウトの件なのですが…」
き、きた!
「申し訳ありませんが今回は断らせて頂きたいかと…」
「………………わかりました…またご縁がありましたら…」
「はい、スカウト頑張って下さいね」
うぅ…いい感じかなと思ったのに…こればかりは仕方ありません…
すごすごと撤退する私。フラッシュさんを見かけましたが少しだけ不機嫌…?なんでだろう…
とりあえず今日はここまでかな…ピザでも食べに行こう…
明日は…明日こそは成功させてみせる!
58二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 22:07:42
「──トレーナーさん」
「おや、フラッシュ…どうしたんだい?」
「私の計算では先程の女性との会話は13分29秒ほど早く会話を終える事ができたと思います。何故あんなに長引かせたんですか?」
「はは、手厳しいなぁ……妬いちゃった?」
「……まさか分かった上で」
「たまには君の計画を狂わせてみたくて、チラッと見てるのは気付かれなかったみたいで良かったよ」
「っ、狡いですよ……それでも今日の夜の予定は崩しませんから。」
「あぁ…そこに関しては僕も抵抗しないよ」
何度この話をしても真っ赤になる顔を隠しながら、フラトレは微笑んだ
〜fin〜
≫86二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 22:15:53
こんにちは!新人トレーナーです!今日は先輩方と山登りに来ています!ムムッ!早速キノコを発見です!幸先いいですね!こっちには山菜も有ります!大量です!アッ!アッチニモ
────────
タマトレ「復唱しろ」
新人ちゃん「はい...二度と素人判断でキノコを取りません」ドゲザー
どうやら私が取ってきたものは全て毒キノコだったらしく....うっ...ぐすっ...ごめんなさい...
さようなら先輩...でも私、先輩達の事忘れませんから!先輩たちの分まで生きてみせます!
死んでませんわよ
こいつ反省してねぇぞ!
少しは反省しろ!アイアンクロー アイダダダワレチャウ!ザクロニナッチャウ
肉じゃないから避けて正解だったな...
うまぴょいうまぴょい
≫99ガンギマリ頭スズトレ21/10/03(日) 22:21:22
「サイレンススズカさんの勝負服…ですか?」
「ああ。もうすぐハロウィンだけど今年はウマ娘の身体で迎えたし、せっかくだから参加してみようかと。」
そう話すのはスズトレさん。「異次元の逃亡者」の2つ名で知られるサイレンススズカさんのトレーナーです。
「それでコスプレ何にしよう、と考えたんだが…ほら、私の顔ってスズカに似てるじゃん。だからスズカの勝負服にしてみようって。」
「なるほど…確かにスズトレさん、髪色を除けばサイレンススズカさんと似ていますから似合うと思います。」
…ですが、なぜ妖怪やモンスターではなくサイレンススズカさんなのでしょう?
今日この頃の世間一般ではアニメや漫画の登場人物のようなコスプレをする方も多いです。
しかし、トレセン学園のハロウィンイベントでは妖怪やモンスターなど、ハロウィンらしいこの世ならざるもの達のコスプレが主流です。
…また情報聞きそびれてしまったのでしょうか?
「…頼めるか?」
「あ、もちろんです!頼ってくださってありがとうございます!!」
何はともあれ、私の趣味を頼ってもらえることはとても嬉しい。
快く承諾して、採寸の用意を始めます。
その最中でした。
「…んんーっ…」
…メジャーに微妙に手が届きません。最近結構な頻度で使用していたので、誰かがウッカリ手の届かないところに置いてしまったのかもしれません。
「すみませ…」
「はい、メジャー。」
「あ、ありがとうございます。」
私が頼むよりも前にスズトレさんはメジャーを取って私に渡してくれます。
100ンギマリ頭スズトレ21/10/03(日) 22:21:46
「こっちが頼んだんだからこれくらいは手伝わないと。それに、私くらいでもそこそこ苦労するのにロブトレがっつり縮んだもんなぁ…」
「そうですね…でも、私は苦とは思っていませんよ。あの子の…ロブロイのヒロインとして、彼女を支えてあげられますので。」
「…応援してる。」
「ありがとうございます。スズトレさんもサイレンススズカさんが無事復帰できるように願っています。」
「ああ、物語にあるような復帰レースにするさ。」
そう言葉を交わして、採寸を始めます。
そしてこの時のスズトレさんの言葉は現実となり、1ヶ月ほど後、歴史にさえ名を残す奇跡の物語/景色を私たちは目撃する事となります。
≫149二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 22:50:42
ねぇ…聞こえる…
(お前はだれだ)
聞こえてる?…
(答えろ、誰だ)
貴方は…選ばれた…
(何をだ)
貴方なら…きっと…
(何を期待している?)
彼女を…救って…
(彼女?…おい待て)
150二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 22:51:13
何もないはずの休日の朝、俺、いや私は鏡の前で立ち尽くしていた。
「夢じゃない…か…」
鏡に映るのは黒鹿毛のウマ娘、自己主張の激しい2つのものを持つ、スタイルのいい娘だった
(とりあえず用意するか)
多発するこの現象に備えて買ってあるジャージを羽織る
幸いにして身長は数センチしか変わらなかったため視界に違和感はない
(感覚をつかまないとな…)
不思議な現象が起こってるはずなのに俺の心は落ち着いていた
まるで…そうなるように…
ザザッ!
(なんだこれは!?)
場面が切り替わる、画像のようなものが見える
ザザッ!
(止まったか…手がかりはこれだな)
とりあえず切り替えて担当…キタに連絡をいれる
程なくしてキタが家についた。私はドアを開ける
「トレーナーさん!ウマ娘になったって………
さてキタは信じてくれるか
……貴方がトレーナーさんだよね」「そうだよ」
「…トレーナーさん!」
どうやら私は賭けにかったようだ。
151二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 22:52:12
さてトレセン学園に来た私達だが理事長らには既に一報を入れてある。ではなぜ来たのか、それは…
「3女神像…ここに手掛かりがあるはず…」
例の画像、頭の中を定期的にフラッシュバックするそれは、どれも三女神像が写っていた。
バリケードを踏み越え三女神像に近寄る、キタは不安そうな顔でこちらを見つめる。
安心させるためにそっと頭を撫でる
「落ち着いたか?」「うん!」
そして触れる、瞬間意識が消し飛ぶ
(な…クソ…)
消えいく意識の中で近寄ってくるキタの声が聞こえた
152二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 22:53:11
(ここは…何処だ?)
なにもない黒一色の空間 完全に闇に包まれた世界
いや…火のついたランプのようなものはあった。
とりあえず手に取り、考え込む。
(動くべきか………声がする…?)
ねえ
「またか、もう一度聞くぞ、お前は誰だ。」
私は… …
「そうか…俺に何を求める?」
貴方は…このままだと消えてしまう
「おいおいいきなりだな。…何をすればいい」
簡単…この光に向かえばいい
「そうか、感謝する。……というとでも?お前…嘘つきだろ」
…なんで
「分かりやすいだろ、反応が。俺が今まで何してたと思ってる」
「簡単なんだよ、そのからくり。最初に呼びかけた声と今の声、トーンがわずかに違うの気づかなかったのか?」
………
「まあいい、さあ話してもらおうか」
だったら無理矢理にでも…
「ちょっと待ち給え、君の出番は終わりだ」
な…邪魔しないで!
「君のやり方にも飽きてきたんだ、彼は私がもらう」
チッ…田舎者風情がァァァ
「さて…邪魔者も消えたね。ゆっくり話をしよう」
「お前は誰だ?」
「うーん、愛の神様かな?」
「疑問形か?信頼できんな」
「ごめんね、ちょっと話を聞いてほしいんだ」
153二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 22:53:41
そこから彼女の長い話を聞いた。彼女の話は興味深いものだった。
三女神とウマ娘化、ウマソウルと因子
そしてその動機とでもいえるもの。
「なるほど…大分根深いんだな」
「ごめんね…私では駄目だった」
「構わないさ。その依頼、受けようじゃないか」
「…受けてくれるのかい」
「あぁそうだ。お前は嘘をついていない、違うか?」「…そうだね、ありがとう。信じてくれて」
「お礼に君には加護を授けよう、きっと君なら大丈夫」
「ありがたく受け取ろう。…後は任せてくれ」
「ここでの記憶は全部残るとは限らないよ」
「それでも、だ。それに…
もう一度会いに来てやるさ、今度はキタもつれてな」
「さようなら」「ああ、さらばだ」
「トレーナーさん!」
瞬間眼が覚める、起き上がりキタを抱きしめる
泣きながら呼びかけるキタを強く抱きしめながら
私は改めて誓うのであった
「この騒動を終わらせる」
≫164マルトレ掛かりインストール21/10/03(日) 23:13:45
「今日のレースも楽しかったわねぇ」
「流石にアマノガールと競り合いで加速しっぱなしで終盤のヘロヘロはどうかと思ったけど……まあ楽しかったんならヨシ!」
「そーそー、勝ったからセーフよ!」
祝勝会を学園でした後の帰り、いつものようにトレーナーちゃんを乗せて道を走っていた。
「まあマルゼンスキーがバテるくらい加速しっぱなしだったんだ後ろもマルゼンスキーとアマノガールが垂れるなんて思ってなかっ……うっ」
「トレーナーちゃん?」
「……大丈夫、ちょっと……久しぶりに車に酔ったかもしれない」
「あら、じゃぁ少し速度を落として……」
「っ大丈夫!早く着くに越したことはないからさ」
トレーナーちゃんは笑って否定するけど私は一応いつもよりゆっくりとゴーする事にした。でもだんだんトレーナーちゃんの息が荒くなってくる。なんとかトレーナーちゃんの家に到着すると、トレーナーちゃんは助手席で体を抱えて震えていた。
「大丈夫?トレーナーちゃん」
「だい……じょうぶ……」
「熱があるんじゃ……」
「っ触らないで……!」
シートベルトを外すのにもたついているトレーナーちゃんの額を触ろうとして、トレーナーちゃんに弾かれた。びっくりしたけれど、それ以上にトレーナーちゃんが泣きそうな顔をしている事の方が気になった。
「あっ……違っそんなつもりじゃ……!ごめん今日は変だからっ!あ、明日また明日……ばいばい……!」
165マルトレ掛かりインストール21/10/03(日) 23:13:57
逃げるように降りて、カバンを抱えてマンションに入っていくトレーナーちゃんを、私はタッちゃんを駐車して追いかけた。ちょうどトレーナーちゃんは玄関を開けて中に入ろうとしている。ドアが閉まる前に足を挟み込んで、驚くトレーナーちゃんを抱きしめた。ガチャン、とドアが閉まりオートロックがかかる。
「あ゛明日っ!明日って゛、い゛った゛!!」
「大丈夫、大丈夫よトレーナーちゃん。私達は、ルドルフちゃん風に言うなら一心同体一蓮托生。トレーナーちゃんの辛い事、私にもちょうだい?」
「………い゛やだっ……!」
トレーナーちゃんは、強情であった。抱きしめたトレーナーちゃんは汗を諾々と流しシャツやズボンに染みを作っている。蒸発したそれらの香りが私の嗅覚を刺激する。こちらまでクラクラしてきそう、どんな理屈かわからないけど、トレーナーちゃんは発情していた。
「やだ……マルゼンスキーでそんなことしたくない゛っ……!一人ならがまんできたかもしれないのに゛っ……な゛っなんでぇ……!」
「……ねえトレーナーちゃん。一人で我慢するのは辛いよね。だからお姉さんも一緒に我慢してあげる。大丈夫、大丈夫……」
トレーナーちゃんの向きを変えて正面から抱きしめ、腰のあたりを撫でる。
「ほら、一緒に我慢しましょう?きっと一晩もすれば落ち着くわよ、それまでお姉さんが一緒にいてあげる」
「……うん」
小刻みに震えるトレーナーちゃんを抱きかかえたまま椅子に座って、トレーナーちゃんを膝の上に抱いた。しばらくは大丈夫そうだったトレーナーちゃんだけれど、しばらくして私を掴む力が強くなった。トレーナーちゃんは、私のトレーナーであることの矜持の為頑張って耐えていた。どんなことがあっても、あなた以外がトレーナーであることなんて絶対にあり得ないのに。そんな健気さに、思わず悪戯をしてみたくなってしまった。背中をさすっていた手を下に落とし、尻尾の付け根をさする。
166マルトレ掛かりインストール21/10/03(日) 23:14:24
「………っ゛ぅぅ゛……!」
トレーナーちゃんが震えながら体を揺らした。私は悪戯心を抱いた自分の頭を叩きたくなった。
「トレーナーちゃん。少し楽になる方法があるの」
「……え?」
セーラー服をずらして、左肩を出す。
「噛んで?」
「だって……噛んだら痛いよ……」
「いいの。言ったでしょ。その辛さを一緒に、耐えましょう?」
「……………んぁ」
口が開き、私の顔の横を通る。ぎゅ、とトレーナーちゃんの口が、私の左肩にかぶりついた。息を荒くしながら、でも少し落ち着いてきたようだった。痛みはある。それ以上にそこからトレーナーちゃんと一つになったような高揚感がゾワゾワと全身に広がり産毛が立つような背徳感に包まれる。痛くて良かった。痛みがなければ、トレーナーちゃんを押し倒してしまっていたかもしれない。でもそれは、マルゼンスキーではない。
いつまでそうしていたかしら。真っ暗闇の部屋でトレーナーちゃんから力が抜けた。ようやく治ったのか疲れ切ってしまったのか、トレーナーちゃんは眠りに落ちていた。風邪をひかないように汗だくでびしょびしょの服を脱がせて服を着替えさせてベッドに横たえると、私も濡れてしまったソックスを脱いでトレーナーちゃんの傍で眠りについた。
「あら、ルドルフちゃんどうしたの?」
「あ……あぁマルゼンスキー……いやちょっと昨日の夜大変で……疲れが溜まってね」
ルドルフは見るからにげっそりとしていた。
「ふふ、ダメよ?エアグルーヴちゃんに心配かけちゃ」
「それに関しては万事問題なく仕事はしっかりと……」
ルドルフの目線の先、屈んで激マブなポーズをとるマルゼンスキーの服の端から噛み跡がチラリと見えていた。ルドルフは生唾を飲み込んだ。
「……マルゼンスキー、犬にでも噛まれたか?」
「え?……そうなのよー昨日ペットショップに遊びに行ったらわんちゃんに噛まれちゃったの」
「そ、そうだな」
ルドルフは深く追及しないことにした。
おしまい
≫174二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 23:21:36
トレセン学園のカフェテリアは学生・職員限定にも関わらず色々と盛況だ。
ありがたいことに昼食代の保障は学園が出してくれており、お蔭で俺達トレーナーはいい服や趣味に手をつけることができる。
業界によっては不況で大変という中、実にありがたいことである。
そんなありがたみを味わいつつ、この俺、ダイワスカーレットのトレーナーも毎昼カフェテリアで飯にありつくのだ。
スカーレットはクラスメートの子達と食べるので俺ひとりで。
ひとりで。
ひとりで!(涙目)
「あれ、ダストレさんひとり?」
「んっ……ブラトレさん?」
涙目になりながら日替わりランチをもそもそしていると、ことりごとりとふたつの音。
顔を上げてみれば、ナリタブライアンちゃんとそのトレーナーさんが、俺の前の席に食卓を広げていた。
「ヒ、ヒトリジャナイヨ」
「そうだよな! 俺達いるもんなー!」
「ソウダヨ、フタリガイルモン、ヒトリジャナイヨ」
「……そういうことにしておいてやるから、ぐずるな」
うう、優しさとエビチリが目に染みる……。
スカーレットから貰ったハンカチで涙……もとい汗を拭い、俺は改めてふたりと向き合う。
三冠ウマ娘、ナリタブライアンとそのトレーナーさん。
比較的早い段階でウマ娘化したトレーナーさんでもあり、チーム〈ブラックヴォルフ〉の運営もしている。
正直、トゥインクル・シリーズを経たトレーナーの中では一番正当な出世の仕方をしてるんじゃなかろうか。
(俺はスカーレットの専属トレーナーとしてやっていくつもりなので、そんなに出世は意識していない)
175二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 23:22:00
「ダストレさん、いっつも日替わり食ってるよなー」
「エビチリにスープに、にんじんサラダ……肉は食べないのか?」
「ううん、なんでも食べるよ。
いつも日替わりなのは……毎日変わると、あ、飽きないし?」
本当はこだわりがないだけです、すみません……。
目の前にどかりと置かれたステーキセット二人前を見ると、流石にそう思わざるを得ない。
ウマ娘になってもそこそこ食べれて、精々にんじんがちょっと美味しくなったくらいの俺なので
相変わらず惰性で日替わりランチを選んでいるのだ。
へーそーなのかー、と納得してくれるブラトレさんに、ちょっと罪悪感を感じる。
「なら、野菜も好きだな?」
「ん? まあ、人並みにね」
「じゃあ、やる」
「あーっ、こら、ブライアン!」
突如プレートが浮かび上がり、俺のランチにどざざーっと、ブライアンちゃんの付け合せ野菜が乗っかった。
ドレッシングとデミグラスソースが絡まって、ヘンな色をしている。絡めて食べる。うん、おいしい。
「ちゃんと、野菜、食べなさい!」
「もらったのはあいつだ。見ろ、美味そうに食ってる」
「スンマセン、こいつ口実できるといつもこうで……!」
「んー、大丈夫大丈夫。意外といけますよコレ」
「え、マジ? ……ホントだ、意外とイケるわ」
ホント意外とイケる。常食はしたくはないけど。
176二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 23:22:27
意外とイケる、意外とイケると言いながら、俺達はこりこりと焼きにんじんをかじっていく。
ブラトレさんが、ブライアンちゃんに肉汁のかかってよく焼けているにんじんを差し出すと、彼女はむっとした後、おずおずと口を差し出して。
「……まあ、悪くはないが」
と、満更でもなさそうに言った。
によによと眺める俺達の頭を、ブライアンちゃんは照れ臭そうに掴んで揺らす。
「聞きました? 悪くないですってよ?
いやぁ~頑張って野菜を食べさせた甲斐がありましたよぉ~」
「いやー妬けちゃうなあ妬けちゃうなあ。
ブライアンちゃん、ブラトレさんにあーんしてもらうの嬉しかったんじゃないですか」
「えーっ! そうかなー!? いやーぁ、そうかもなー、ブライアンそういうとこあるかr」
「おい」
「「はい……野菜食べられてえらいですブライアンしゃん……」」
ぷらんと足が浮かび上がったところで、SHADOW BREAKだけはご勘弁をと懇願しつつ俺達の食卓は終わった。
後日意外と美味しかったよとスカーレットに教えると、翌日きちんとしたお弁当を作ってくれた。
嬉しかったので写メってブラトレさんに自慢したらスカーレットに怒られた。どうして。
うまぴょいうまぴょい
作者コメント:ブラトレさんをお借りしました。
関東と関西における「アホ」の度合いが違うのでちゃんと描写できたかやや心配ですわ。
ブラトレさんを書くならやっぱブライアンさんといっしょに書かなきゃいけない気がしましたわ。
ダストレはノリに合わせてノッちゃうとこがあるので(配点:クリークシナリオの観客達)
アホなノリもついてっちゃうのが強みですわね。
ちなみに苦手なものは ぼっち と無視ですわ。しょっちゅうですわね!
以上。たのしかったですわ! たのしかったですわ!
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part135【TSトレ】
≫14タマトレ第2話 1/221/10/03(日) 23:39:26
うちのトレーナーがウマ娘になった次の日。うちとトレーナーは朝もはよから理事長室に呼び出された。トレーナーがウマ娘化しとる他のウマ娘に聞いてもそんなことはなかったらしいで。何かしたんかうちら。
ノックの音に、ドアの向こうから返事。トレーナーは恭しく「失礼します」と言って入る。こういうところはきちんとしとるんやがなぁ。
ありがちな挨拶と社交辞令もそこそこに、いかにも本題に入りますよーって感じの顔をたづなさんがする。
「実は、タマモクロスさんが、サマードリームトロフィーの出走メンバーに選ばれたんです」
「ほ、ほんとですか!?」「ほんまかいな!?」
サマードリームトロフィー。トゥインクルシリーズとは別のシリーズ、ドリームシリーズにある年二回のメインレースの一つ。出走条件は公開されとらんけど、ほんまもんの実力と、それに時の運っちゅーもんが無いといかんってことだけは皆の共通認識や。
そんな大層なカップに、うちが。来るとこまで来たっちゅー感覚で、全身がちょびっとわななく。
ただ、少したづなさんは不安げな顔をしよる。
「しかしその……、トレーナーさんがウマ娘化した、そんな大変な時期にこれ以上負担を増やすのはいかがなものか、という議論もあって……もちろん最終的にはトレーナーさんの判断に任されますが……」
確かに。たづなさんの、というより上の人たちの心配も最もやな。これで下手に動かしてあきまへんでしたーでレース中醜態さらされてもかなわんしな。特にうちのトレーナーなんかはウマ娘になった翌日にこの知らせや。
「出ます」
でも、そこはうちのトレーナーやねんな。
「タマの、次いつ出られるかわからない大舞台なんです。だったら、私はどんな状況だろうと乗り越えてみせます」
たづなさんは驚く素振りも見せずにニコニコしとる。まあ、こいつなら、いやドリームシリーズに選ばれるぐらいのウマ娘のトレーナーならこう答えてナンボってことやろな。
「わかりました。こちらでも精一杯サポートさせていただきます。困ったことがあったら、遠慮せずに学園に連絡してください」
15タマトレ第2話 2/221/10/03(日) 23:40:00
「では、こちらが現在出走が決定しているメンバーです。と、言ってもタマモクロスさんを最後にほぼ確定です。……本当は昨日通達がある予定だったのですが」
まあ流石にウマ娘になった当日に知らせるってわけにはいかんわな。そう思いながら前に出された用紙を見てみる。東京11R芝2000m左。書かれとるのはそりゃもうビッグネームばかり。でも、うちの、いやうちらの目線は一気に二カ所に吸い寄せられた。
オグリキャップ、スーパークリーク。
成程な。トゥインクルシリーズで オグリキャップを下して秋の楯を勝ち取ったうちとスーパークリーク。そのリベンジに燃える“芦毛の怪物”。そんな構図かいな。
知らず知らずのうちに唇を舐める。トレーナーの喉が鳴る。他の面子には失礼やけど、この瞬間うちらのターゲットは決まったようなもんや。
「……ふふ、やる気十分、ですね。それでは良いレースを期待しています」
理事長室から出て、キッチリした空気から解放されたうちらは二人揃って一息つく。
「うし!あんだけ大見得切ったんだ!頑張ろうな!」
「せやな。けど、ちょーっと言葉が足りひんかったんとちゃうん?」
「え?」
「どんな状況だろうと、“うちと”乗り越えなきゃあかんやろ?」
「……そうだな!」
トレーナーが笑う。うちも歯ぁ見せて笑ってやる。けど、見逃さんで。ちょっと思い詰めた目をしよってからに。無理もないけどな。いきなりウマ娘になって右も左も分からん状況で、こんな大舞台や。昔こってり絞られた影響なんかは知らんけど、ちょっと痩せ我慢しすぎてまう嫌いがあるねんな。でも一緒にトゥインクルシリーズを走り切った仲や。昔上手くいかなかった分、うちがええとこみせたるで。
決意も込めて胸のあたりを裏拳で軽く叩いてやる。あんま身長差も変わってへんからそこらへんは楽やな。
……ん?なんや。なんか足りんな。いや胸の大きさやないで。感触が予想してたんとちゃうねん。
「ト、トレーナー。あんたまさか……」
「ん、ああ。だってムズムズするし。ノーブラだぞ」
「言わんでええねん!!こないな場所で!!!そないな大きな声で!!!!」
こいつ……よりにもよって理事長室行くって時にそんな恰好やったんか!?
決めた。うちが面倒見倒してやる。
何処に出しても恥ずかしくないウマ娘に、絶対したる!
≫39掛かりクリトレ(1/2)21/10/04(月) 00:14:00
その日は朝からずっと、熱に浮かされたように意識がふわふわしていた。
何度も体温を測るも、結果はいずれも平熱。幸いレースは終わっていたので、
念のため病院での検査の後(どこにも問題は見つからず)、遠征先のホテルで休養することとなったのだった。
「ごめんね、クリーク。レース後で疲れてるだろうに、身の回りのお世話までさせちゃって」
「気にしないでください~。私が好きでしていることですから」
そう言って微笑むクリークを見ていると、不思議と落ち着くような、かえってドキドキするような。
それが何だかいたたまれなくて必死に目をつぶっていると、手に柔らかな感触を覚えた。
「ひゃぅっ」
「あ……ごめんなさい、驚かせちゃいましたか。なんだか辛そうだったから……つい」
見ると僕を心配してくれたのだろう、クリークが手を握ってくれている。
それが無性に嬉しくて、同時に心配させてしまったことが申し訳なくて。
……それだけじゃない。握られた手が、なんだかとても、あたたかい。
「ううん……ありがとう、クリーク。とっても嬉しいよ。……よければ、もう少し」
「は~い。分かりました。これくらいお安い御用です~!」
40掛かりクリトレ(2/2)21/10/04(月) 00:14:29
しばらくクリークに手を握ってもらうと、少しずつ手に感じていたあたたかさが薄れてきた。
そして同時に、耐えがたいほどの衝動が熱となって身の内に湧き上がる。
そしてそれは丁度、へそのあたりに溜まって、意識を侵食してくる。
……お腹に触れて、撫でてほしい。クリークの、その手で。
「あら……私の手で、トレーナーさんのお腹を?」
声に出てしまっていたらしい。羞恥と申し訳なさでいっぱいになる。
「ごめん、変なこと言っちゃった……忘れて」
「いいえ、いいんです。辛いなら、無理も遠慮もせずに、た~くさん甘えていいんですよ~」
そして、クリークのシルクのような、柔らかな手が私のお腹に触れて──
クリークの触れた所全部が熱くてたまらない。──思わず、声が漏れる。
じぶんが、なにを言っているのかわからない。──クリークを呼ぶ声に、無意識に熱が籠る。
クリークにもっと触って欲しくてしかたない。──知らず、声が艶めく。
あたまが、ぼうっとしてなにも考えられない。──クリークを呼ぶ度に、お腹が切なく疼く。
「クリークぅ……もう、わかんない、よぉ……おなか、あついぃ……っ」
「クリーク、おねがい、クリーク、おなか、に、ちゅう、って、してぇ」
クリークが、優しく微笑んで頷く。
クリークが、顔を僕のお腹に近づける。
クリークが、そっと僕のお腹に口づけをする。
──刹那。僕の意識は、何かがはじけるような感覚と共に失われた。
(了)
≫1281/421/10/04(月) 01:14:00
俺達は平素体育教師ではあるが、同時にステージ関係者であることも忘れてはならない。
トゥインクルシリーズは誰がセンターに立つかわからないアイドルコンサート。
それ即ち、とてもビッグな箱推しアイドル興行に等しい。
そこにはとても大きな金と利権が渦巻いているのだ……あ、これオフレコでね。カッコつけたかっただけなの。
ともあれ俺こと、ダイワスカーレットのトレーナーも
レース後のライブではパンツスーツに足袋という装いで舞台裏に控えている。
(ローファーだと音が出るし、パンツスーツの方が機材に引っ掛けないからね。足袋は客前に出る時、楽屋でローファーに履き替えるよ!)
胸に飾ったトレーナーバッジを見ると舞台のスタッフさんがお辞儀してくれるのだ。
ふふん、VIP気分……にはなれず、こっちもぺこぺこしている。大物にはなれそうにない。
「ふふん。ダストレさん、こういう時はどっしり構えてないと」
「いや~……スカーレットにも言われてるんですけどね。やっぱり気が引けて」
そう言ってちょっとセンスの古いドットサングラスをかけてふんぞり返っているのは、マルゼンスキーちゃんのトレーナーさんだ。
小さい体躯に反した堂々たるその姿勢はたしかに見習ってもいいのかもしれない。
けど……。
「後、そのグラサンつけて待ってるのは、絶対スカーレットに怒られるから……」
「チョベリグでしょ?」
「俺がチョベリグでも、スカーレットにはチョベリバなんですよぉ」
そのサングラスをいっしょにかけようと提案するのはどうかと思うよ俺。
いや、目立ちそうだし かけるけど。
1302/421/10/04(月) 01:14:30
「スカーレットちゃん、ダンスパーペキだねぇ」
「マルゼンちゃんも完璧じゃないですか」
「まあ、センターの練習は流石にね」
逆にセンター(一着)以外には眼中にないってか。内心で臍を噛む。
おっといかん、僻みはよくない。少し、レースの考察をしよう。
今回のレースは逃げウマの熾烈なデッドヒート・サマーレースだった。
序盤中盤はこちらの優勢。最終的に勝敗を決めたのは勝負服の排気・排熱量だろうか?
ラストの直線、スカーレットのきちんと留めた勝負服(特にこう……胸の、袋が)が膨れ上がったように感じたのだ。
エアバッグと化した胸部が風を受け止め、そこでマルゼンちゃんに抜かれてしまった。
姿勢制御と胸下を少し絞る、あるいは……。
「やはり水着衣装……」
「ん、なんか言った?」
「いや、聞いたとしても聞かなかったことにしておいてください」
邪念を振り払い、ちらとマルトレさんを見つめる。
いつもはまるでマルゼンちゃんの妹さんみたいないきものだけど、切れ長の瞳は真っ直ぐマルゼンちゃんを見つめている。
飲み会でふわふわしながら時折泣き叫ぶ謎の幼女みたいなイメージが強いが
(というかしょっちゅう泣きじゃくってるのを介抱するのでそのイメージしかないです先輩)
この人はレース観がちょっと特殊……というか、マルゼンスキーちゃんが楽しめるかどうかで尺度を図っている気がする。
その上でマルゼンスキーちゃんが勝つことを当然のように捉えている。マルゼンちゃん至上主義ってところか。
マルゼンちゃんにとっては疑いようもなく良いことではあるが、俺好みかどうかはちょっとビミョ~なところだ。
俺はスカーレットの一番のトレーナーで、スカーレットは一番を目指すウマ娘だからね。
1313/421/10/04(月) 01:15:04
「「「「かんぱ~い!」」」」
まあ隔意は打上会で消えるんだなあこれが!
レース明けの焼き肉は最高だぜってもんで、俺達はちょい高めの焼肉屋に御厄介になっている。
スカーレットはあまり焼肉慣れてないので、俺の方で手早く注文を済ませてしまう。
こういう時の手際はスカーレットによく褒められるのだ。えへへん。
「ダストレちゃん、飲まなくていいの?
送ってってあげるのにぃ」
「いやー、明日仕事で車使うんですよ。だから持って帰んないと」
ウソである。
スカーレットの目が「絶対呑むなよ」と言っているのだ。
これは俺の醜態というより(そもそもそんな悪酔いしない)、マルゼンちゃんの運転の……芸術ぶりを警戒してだろう。
代車サービスが使えるからこの言い訳は無意味なのだが、マルゼンちゃんは退いてくれるようだ。オトナである。
「うぃ……ヒックッ。おしゃけおいしーね、まるぜんしゅきー……」
「そう? よかったわぁ美味しくて」
「んー……」
マルゼンちゃんにしなだれかかるマルトレさんはマジで幼女だ。
あれ、150あったよな? 130くらいになってね? とスカーレットに目配せすると
バカねトレーナー、マルゼンスキーさんの包容力なら当たり前よ……という目線が帰ってきた。
なるほどなぁ。
1324/421/10/04(月) 01:16:03
「ん"ぅ……っぁ"、んふ……」
「……あらやだ、トレーナーちゃん寝ちゃったわ」
「あー、じゃあお開きにしますか。立て替えときますんで」
「そう? じゃあお言葉に甘えちゃうわ♪」
そう言うマルゼンちゃんは、はらりとまろびでたマルトレさんのおなか……より、ちょっと下を見た後、マルトレさんに自分の左手の薬指を咥えさせる。
なんだか扇情的な光景に見えたのでスカーレットに見せないよう、ドットサングラスを掛けさせた。
何故か俺の顔に掛け戻された。どうして。
うまぴょいうまぴょい
作者コメント:マルトレさんをお借りしました。
なんだかマルトレさんがえっちな幼女みたいになってしまって不安ですわね。
今回はマルトレさんと普通のトレーナーの意識の差について触れましたわね。
大概のことは笑って許すダストレも、担当が負ければ悔しいのですわ。
(焼肉屋で黒いアレが出て悲鳴上げさせたかったのですけれど
よくよく考えると女の子と行く焼肉屋で
その衛生意識の店選ぶのはナシでしたわ)
このシリーズはモブみてえなパッとしねえやつの視点から
他キャラの日常部分に視点を置いてみよう、って感じで続けていますわ
もし作成に御協力頂けるなら、御自身のトレーナーさんのwikiページに
【二人称】(知り合い:◯◯さん、友達:◯◯など)
とかの項目を設けて戴くとバチクソに楽になって助かりますわ!
以上、どうかよろしくおねがいしますわ!
たのしかったですわ! たのしかったですわ!