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このページは「おれバカだから言うっちまうけどよぉ…」スレに投稿されたSSをまとめるページ(スレpart521~525)です。
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目次
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part521【TSトレ】
≫94二次元好きの匿名さん21/12/02(木) 16:47:56
「……それで孫よ。お前の母親はどんな奴なんだ」
「ウワーッ!だから俺は男じゃねーって!俺が母親!」
「俺が母親、って結構すごいセリフッスね」
「ああ……その年で中々言えるもんじゃねーぜ」
「じゃあどう言えって言うんだよー!!?」
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part522【TSトレ】
≫72二次元好きの匿名さん21/12/02(木) 22:28:19
クモラセルメカー
ロブトレ「おやこれは……カマライゴンのメカ化、でしょうか?」
テイトレクモラセルメカー
ロブロイ「トレーナーさん……、どうしたのですか?」
ロブトレ「いえ、この子がいつの間にかいまして……」
ロブロイ「これは……機械化されたドラゴン、のぬいぐるみ、なのでしょうか?」
ロブトレ「私もわかりませんが、ふむ……カマライゴンに何か通じるものがありますね」
ミンナクモラセルメカー
ロブロイ「あの、トレーナーさん……あまりよくないことを言っていますよ」
ロブトレ「ふむ……どうやら機械のようですし、もしもの時はブルトレさんたちに触れてもらえば何とかなるかもしれませんね」
ブルトレコワイメカー
ロブトレ「……ですが、小さいころの子で有れば……」
ロブロイ「?……トレーナーさん、どうするのですか?」
ドウシタメカー?
ロブトレ「まだ小さい子であるなら、教え導くこともできるのではないでしょうか」
ロブロイ「え……あ、あの、トレーナーさん?」
シドウメカー?
ロブトレ「先程テイトレ、という言葉もありましたし、折角ですのでトレーナーのことを教えてあげましょうか」
ロブロイ「トレーナーさん……なら私はブルトレさんたちを呼んできておきますね」
ロブトレ「ええ、お願いしますね。ではそうですね……ミニメカ、と名付けておきましょうか」
ドウシタメカー?
ロブトレ「あなたに曇らせ以外のことも教えてあげますよ。一緒に頑張っていきましょうね」
ガンバルメカー
ロブロイ「フフ、トレーナーさん、頑張ってくださいね」
「言うっちまうファンクラブ」に続く
(実は以前あったミニメカ破壊SSをロブトレでは出していなかったですし、ロブトレは破壊したりしなさそうなので、こういう経緯で動画に続いた、という妄想です)
≫81二次元好きの匿名さん21/12/02(木) 22:40:34
某日
「…え?」
…起きて早々に変な感触を覚えたボクは、それを確認した結果、自分の身体がウマ娘になっていることに気づいた。
「え…、ええ…?」
身体をペタペタと触り、変わったその体つきを確かめる。男性の頃と身長こそ変わらないものの、胸には膨らみができ、全身の肉つきもよくなった。
「…ボクにも来たんだね。」
そう呟きながら考える。恐らくトレセン学園で有名なことであるウマ娘化する事案なのだろう。…ボクは一縷の望みを抱いた。
(もしかしてアザは…?)
───けれど、その鏡に映るその身体には、長年見てきていたそのアザがくっきりと残っていた。
「…そんなうまい話があるわけない、かぁ…」
…少しの絶望感と諦念をいだきながら、ボクは学園に連絡を入れる。トレセンの優秀な学園の連絡担当はすぐに対応してくれた。
「っと、これでいいかなぁ…。」
入れ終わったことに息を吐きながら、着替える気もわかずもう一度横になる。そもそも着替える服もないが…
「ボクはこのアザと付き合っていかないといけないんだ…」
ところどころサイズの合わない男物の服、その隙間から見えるアザにため息を吐き、やがて泥に沈むように眠りに落ちた。
「…お、起きたかトレーナー。」
目覚めたボクの目の前に映るよく見た顔。担当にして数少ないボクの素顔を知るイナリワン───彼女はニカッと笑う。
「イナリ…」
「トレーナーがウマ娘になりやがったって聞いてな、あたしも気になって見舞いに来たんでい。」
「ありがとうイナリ、ボクは大丈夫だよぉ…」
イナリを心配させたことに申し訳なく思いつつ、ボクは大丈夫だと彼女に伝える。
イナリはそれを聞くと笑顔のままじっくりと眺めてきた。
「イナリ…?」
なんでイナリがじっくりと眺めるのかわからなくて、思わず名前を呼んで聞いてしまう。するとイナリは
「…いや、随分美人になりやがってと思ってな。なぁトレーナー?」
粋な笑顔で返事してくる。一拍おいてボクの容姿を褒めているのだと気づいて…
82二次元好きの匿名さん21/12/02(木) 22:41:02
「…え、なんでぇ…?」
───このアザの酷い顔で綺麗だなんて訳わかんなくて、それでもイナリはそう言ってきていて。
「分からねぇか?おめぇは綺麗な容姿をしてんでい。」
「分かんないよぉ…!」
…ますます分からなくて、思わず涙が零れそうになる。それに気づいたのか、イナリはボクの顔をそっと拭って耳元で囁いた。
「あたしはこのアザも気にしねぇし、その顔だってえれぇ美しく見えんでい。」
「…だっからよ、気にすることはねぇトレーナー。」
「イ…ナリ…!」
少し嗚咽まじりに彼女の名前を呼ぶ。そうやってイナリが言ってくれたことが、今までそんなことなんてなかったからこそ良く聞こえた。
「おうおう、そんな泣くことはねぇ。あたしはあたしが言いてぇことを言っただけでぇ。」
「…」
それ以上言葉はいらねぇとばかりにイナリはボクを撫でてくる。ボクは彼女に少しもたれ掛かった状態で撫でられた。
───その日、よりいっそうイナリとの仲は深まったとボクは思ったのだった。
短文失礼しました
https://bbs.animanch.com/board/195624/?res=36より考案したものです。…お前他人のトレ借りてこれとか舐めてない?はい、切腹します。
イナリトレ(痣)をメインにして書かせてもらいました、はっきりいって凄くイナリの江戸弁が辛かったです(イナリトレは全然楽なのに…)。誰だよ江戸弁一日で行けるか…?とか言ったやつ!…俺だよバカ野郎がよぉ!
…失礼しました。取り乱すってのと、素顔を見せてるのはイナリと家族ってところからこんな感じかと思いました。すみません、提唱者さんこんな感じでどうですか?解釈違いだった場合はついでに首も切ってお詫びいたします。
≫100二次元好きの匿名さん21/12/02(木) 23:21:20
グレゴール・ザムザはある朝自室のベッドで目覚めると、自分が一匹の巨大な毒虫となっていたことに気付いた……。
本棚の肥やしとなった古い不条理小説の一文を、イクノディクタス担当トレーナーはぼんやりと思い出していた。
幸いにして自身の手指は鈎のある甲虫のそれになり果ててはいなかったが、代わりにぷくぷくとした幼児のそれが彼の意思に基づき動いていた。
遠くに見える……本来ならば数歩先のリビングにある姿見には、裸身の3歳児がぼんやりと鏡を見つめていた。
「……どーちょ」
口から飛び出した言葉の、ひどい舌足らずさに思わずイクトレは嘆息する。
やがてどうにか肌着をトガ(古代ギリシアの貫頭衣)の如く巻きつけると、ぱんぱんと手を叩いた。
101二次元好きの匿名さん21/12/02(木) 23:22:20
イクトレの自宅は寮ではない。
自宅も兼ねて造られた蹄鉄工房は5割ほが工房、3割ほどが倉庫で埋まっており、残りの2割となる六畳一間でイクトレは暮らしていた。
敷布団から起き上がり、イクトレは辺りを見回す。大の大人が暮らすには少々手狭な我が家も、今のイクトレには広大に感じられた。
ドアノブに手が届かず、イクトレはしばらく途方に暮れた後、脱出方法を模索する。
「あれくちゃ、あれくちゃ」
手を叩いても、声を出しても市販の音声認識AIは反応を見せない。
あまりにも誤動作が多いものだからと、自分の声にのみ反応を示すよう調整したのが裏目に出ていた。
こうなればスマートフォンなりタブレットで助けを呼ぶべきだが……それらは枕元に置くと寝付きが悪いと、背の高い戸棚に置いて久しい。
戸棚を倒す、或いは物に引っ掛けて落とせば手に入るだろうが、幼児といって差し支えない身体が物の雪崩に耐えられる自信はなかった。
「……」
手帳に綴った予定が確かなら、5日後にイクノディクタスが工房に訪れる筈だ。
そうでなくとも数日の無断欠勤が不審に思われる程度には勤勉である自覚もある。
幸いなことに手の届く冷凍庫や戸棚の一番下には食料品や水が内蔵されている……餓死の危険性はないだろう。
「……よち」
そうと決まれば、籠城戦の開始である。
イクトレは衣服の調達にかかるべく、布地に戻すための肌着と裁断はさみを回収へ向かった。
102二次元好きの匿名さん21/12/02(木) 23:23:30
イクトレの予想よりも一日早い変化3日目の夕方。
イクノディクタスは合鍵を使って蹄鉄工房にやってきていた。
「トレーナーさん、いますか?」
イクノディクタスは金床についと指を滑らせ、眉を顰めた。
いつも埃ひとつない工房に、薄く埃が張っている。学園の工房にまるで顔を出さなかったことを不審に思っての来訪だったが、精密機器にもカバーをかけず出張など、仕事には几帳面なイクトレにはあり得ぬ行いであった。
心臓マヒ、強盗、或いは……あらゆる状況を想定しながら、イクノディクタスは居住区のドアを開けた。
「……っ」
「……トレーナーさん、ですか?」
ポリ袋の中に詰められたゴミに隠されたように、布切れをまとった佐目色の童女が顔を上げた。
自然解凍されたと思しき水浸しの食事を、手で口に運ぼうとしていた彼女は、薄汚れ、脂のついた長髪を振ってイクノディクタスを見上げる。
「……いく、の」
それを「トレーナーさん」とイクノディクタスが呼べたのは、密室という状況証拠に過ぎない。
しかしそれはイクトレが求めていた正解に他ならず、彼は憔悴した真顔から、ようやく安堵の笑顔を取り戻すことができたのだった。
103二次元好きの匿名さん21/12/02(木) 23:25:37
3日間の軟禁を経て無事救出されたイクトレであったが、待っていたのは身体の変化に伴う様々な世間的待遇の変化であった。
何せ42歳から3歳への変化である。当然ながら免許は返納。ドアを全て児童でも開けられる仕様にするなど様々な手続きを余儀なくされたのだ。
生活のためのいくつかのリハビリ……イクトレはこれの内容をひどく恥じている為、ここでは割愛する……を経て、なんとか日々の生活を送れるようになった。
「……よち」
中でも最大の懸念は蹄鉄師を続けられるか否かであったが、これは杞憂に終わった。
あぶみ本舗に発注した特注の小児用火挟で熱した鋼棒を支え、イクトレは鎚を回すように打つ。
乏しい腕力を回転による遠心力で補うこの手法は、再検査の為に試験官としてやってきた、URA所属の若き蹄鉄師達を唸らせるには充分であった。
「いや……素晴らしい出来栄えです。ここまできめ細やかな重量配分は、もうお目にかかれないと思っていました」
「そこまで凄いものなのですか」
「打鉄は強過ぎず弱過ぎず、遅過ぎず早過ぎずが重要ですから。あれ程短く細い腕でそれを成すのは……我々は彼を喪っていないと判断するには、充分な証拠です」
ありがとうございました、と頭を下げる蹄鉄師達へ、イクトレはヘルメットを胸に抱えて会釈を返す。
こうして、いくつかの難しい課題を乗り越え、イクトレは再び蹄鉄師としてトレセン学園に顔を出すようになったのであった。
104二次元好きの匿名さん21/12/02(木) 23:26:15
「💢」
「それはビジネスパートナーとして許容できません。3歳児のウマ娘に必要な栄養素は、このお子様ランチに詰まっています。漬物とお味噌汁だけでは不足です」
「😡」
今日もイクノディクタスに連れられて、イクトレはカフェテリアで昼食を取らされていた。
一汁一菜しか食べようとしないイクトレに、きちんとした食事を与える為である。チャイルドチェアから抜け出せないイクトレは、観念したように虚無の顔で生徒達のあーんを受け容れていた。
『私の面倒を見過ぎじゃないか?』
「身体的不都合をサポートするのもビジネスパートナーとして必要なことです」
『それは一過性の話だろう』
「一生涯でも問題ないと判断していますが」
「……んめ゛っ」
力強い否定に、イクノディクタスが僅かに面食らう。
イクトレは真剣な表情で見つめた後、フリップではなく、口頭で意思を表明した。
「きみの、じんちぇいでしゅ。わたちのものじゃ、にゃい」
大事に使ってください。
そう発言したイクトレは、元の年老いた蹄鉄師と変わらない、不器用ながらも優しい眼差しをしていた。
105二次元好きの匿名さん21/12/02(木) 23:27:23
『それに、だけれど』
「……なんでしょう」
『私はバツイチです』
「えっ」
『君と同じくらいの子供がいます』
「ええっ」
それはイクノディクタスにも驚きの情報であった。
曰く、親権は離婚した妻が持っており、送金はしているがもう長らく合っていないが、子を想う気持ちはあるとのこと。
だから子供に胸を張る為にも、お世話になり続ける訳にはいかない。その主張を、イクノディクタスも鷹揚に受け容れる。
「でしたら、自己管理はきちんと行ってください」
「💦」
「ビジネスパートナーとして監督責任が生じます。試験運用として、数日間食事したものを記載してください」
「⤵」
そうして鷹揚な受容の後に繰り出された痛烈なカウンターに、イクトレは敗北を認めるように項垂れた。
後日、お互いの主張の尊重を踏まえて、カフェテリアでお子様ランチを食べさせられるイクトレが目撃された。
うまぴょいうまぴょい
≫156頭スズトレ21/12/03(金) 06:40:19
それは、いつものように開かれた大規模な飲み会のこと。
騒ぎの中心から外れた、窓際の席。そこに座る一つの影を目指して、私は進む。
「すみません、邪魔してもいいです?ファイトレさん。」
「スズトレか、構わないよ。」
ファイトレ、担当ウマ娘であるファインモーションの護衛もしているなかなかすごい人。
だけど、私が今彼女を訪れたのはそこではなく高いアルコールへの耐性から。
「巻き込まれたのかい?」
「ん……分かります?」
「顔がいつもより赤みを帯びてるからね。酔いきってはいないようだけども。」
「1杯とこれくらいだったのでギリセーフ、って感じですね。頭は少しふわふわしますけど……」
指でざっくりと説明する。これくらいであってる、多分。
「別に飲んでもいいのよ?」
「いや、大丈夫……むしろこれ以上飲みたくなくて避難してきたので……」
「なるほど。……まあ誰か来た時は私が相手するからゆっくりしてくといい。」
「ありがとうございます……」
ファイトレさんの反対側に座って、ぐてーと机に身体を預ける。アルコールで僅かに温まった身体に机の冷気があたってきもちいい。
「……せっかくの機会だからひとつ聞いてもいいかな?」
「なんですー……?」
「スズトレ、数人で集まった時は気にせず飲むけど大人数になるとあまり飲みたがらないだろう?それがどうしてか気になってね。」
157頭スズトレ21/12/03(金) 06:40:38
「あー……私記憶残るタイプなので、大人数だと恥ずかしさが……いっそ笑い上戸とか泣き上戸とかなら割り切れるのに……」
私の場合、酔っても元からある程度自覚している抜けてるとことポジティブが出てくるだけだから別物と思いきれない。だから冷めたあとに羞恥心で布団から出られなくなる。
「確かに記憶があれば本人はキツいかアレは……でも介抱する側としては助かってるよ、素直に言うこと聞いてくれるからね。」
「そうなんです……?それならよかった。」
騒ぎを大きくしてなかったかとか、純粋にめんどくさくないかとか、結構気になっていた事があったけど迷惑になってないなら少し安心だ。
褒められ?て嬉しさで少し揺れる私をファイトレさんが軽く微笑んで見る。
その顔が、いつもより……
「ファイトレさん、ファインちゃんと何かありました?」
「……ふむ。理由を聞いてもいいかい?」
「ん〜……前よりも少し、顔が明るくなったかなぁ、と?ファイトレさんならファインちゃんでしょうし。まあ今感じたことなので間違ってる可能性高いですけれど〜……」
「いや、合ってるよ。長年抱え込んでたものを吐き出させてもらった……と言うべきか。詳しくは話せないけど、色々とあった。」
「溜め込みすぎ、よくないですもんね〜。よかったです、本当に!」
「ありがとう。スズトレもあまり溜め込まないようにね。」
「……あれ、分かります〜?」
「よほど親しい仲でなければ気づいてるのは私くらいだろうさ。……ひどくなる前に胸を借りた方がいい、色んな意味の先輩からのアドバイスだ。」
そう言うファイトレさんの声には優しさが篭っていて。
「……はい!」
とても、とても。温かく感じた。
158頭スズトレ21/12/03(金) 06:40:54
「……じゃあ話も一段落ついたところで、飲むとしよう。スズトレ、何がいい?」
「あれ?私飲まないって言いませんでしたっけ〜?飲みますけど〜……」
「スズトレ、もう完全に酔う寸前のようだからね。話を聞いてる限り、酔い潰してあげた方が明日が楽かなと。」
酔う、寸前……?言われてみればだいぶほわほわしてる。だけど2杯飲まされるのはギリギリ回避した、はず。
「おそらく呼気に含まれるアルコールで残りの分を満たしたんだろう。さっき指で示してくれた量が正しいなら、すでに1.7か8杯分は飲んでるみたいだしね。」
「つまりもう手遅れってこと〜?」
「ああ。」
「……ならファイトレさんの案に乗るかな〜、私の事思っての案っぽいし!よろしくお願いです〜。」
「こちらこそよろしく。」
夜空を眺めることのできる窓辺の机。そこに二つの酒が入ったコップが二つ、並ぶ。
そして……
「乾杯。」
「乾杯〜!」
その声と共にコツンと小さく、されど確かに静寂に響き渡った。
≫174二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 07:56:17
某日、トレセン内で行われている宴会の場で
「いやはや、しかしなんとも楽しそうだ…」
そう呟きながら私───ファイトレは窓際よりどんちゃん騒ぎを眺める。酒瓶も缶も転がって声の響くそこはとても騒がしい。
(さて、そろそろ早い人から潰れだす頃合いか。動く準備の一つはしておこうかな。)
そんなことを思いつつ、私は歓声と笑い声の響く中心から私に向かってくる人影をふと見つけた。
「すみません、邪魔してもいいですか?ファイトレさん。」
「スズトレか、構わないよ。」
───スズトレは私の元に来ていた。私は確認がてら問いかけてみる。
「巻き込まれたのかい?」
「ん…分かります?」
「顔がいつもより赤みを帯びているからね。酔い切ってはいないようだけども。」
「一杯とこれくらいだったのでギリギリセーフって感じですね。頭は少しふらふらしますけど…」
指で示した量から推測して、酒に強い訳ではないスズトレにはきついだろうなと思いながら飲まないかと聞いてみる。
───案の定、スズトレからは飲みたくないとの返事がきたため、私は彼女を近くにゆっくりとさせた。ついでに聞いてみる。
「スズトレ、数人で集まった時は気にせず飲むけど大人数になるとあまり飲みたがらないだろう?それがどうしても気になってね。」
「あー…私記憶残るタイプなので、大人数だと恥ずかしさが…いっそ笑い上戸とか泣き上戸とかなら割り切れるのに…」
(…記憶に残って羞恥してしまうか、確かに辛いな。私はあまりならないからな…)
そう思いつつも介抱する側としては助かると伝え、微笑みながらスズトレを見る。スズトレも少し揺れながら…
「ファイトレさん、ファインちゃんと何かありました?」
…鋭いと思いつつ聞き返すと、スズトレからは
175二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 07:56:58
「ん〜…前より少し顔が明るくなったかなぁ、と?ファイトレさんならファインちゃんでしょうし。まあ今感じたことなので間違ってる可能性高いですけれど〜…」
(…ふふ、どうやら私はポーカーフェイスの一つももう取り繕えてなかったかもしれないな。)
「いや、合ってるよ。長年抱え込んでいたものを吐き出させてもらった…と言うべきか。詳しくは話せないけど、色々とあった。」
(あれから謝罪巡りをしては行く先々で心配されたり軽く怒られたりしたな。…ああ、けれど、少し嬉しかったとも。)
「…ありがとう、スズトレもあまり溜め込まないようにね。」
「……あれ〜分かります?」
「よほど親しい仲でなければ気づいてるのは私くらいだろうさ。…ひどくなる前に胸を借りた方がいい。色んな意味での先輩からのアドバイスだ。」
私は優しく彼女に話す。願いを込めたそれはどうやらスズトレには届いたのだろう。それで私は良かった。
「…じゃあ話も一段落ついた所で、飲むとしよう。スズトレ、何がいい?」
「あれ?私飲まないって言いませんでしたっけ〜?飲みますけど〜…」
そんなことを言っているスズトレに、もう酔ってるであろうことと潰れといた方が楽だと私は伝えた。
「「乾杯(〜!)」」
───それから更に時は流れて、宴会も大分収まって来ていた頃。
「zzz…」
…先程まで飲んでいたスズトレはもうすっかり夢の世界へ旅立ち、机に突っ伏していた。空になった酒が何本も転がっている。
「周りにはなるべく見られてないようにしたから安心したらいい。…最も、もう聞こえてるのか分からないけど。」
同じくザルなオグトレやデジトレといった常に平常を保ってられる組で片付け始める。私はそっとつけていたコートをスズトレに掛けた。
「おやすみ、体を冷やさないようにね。」
「…ファイトレ、ここの机を頼んでいいかい。」
「分かった、すぐに向かおう。」
…動こうとした時にちらりと見えた顔は、赤みを持ちつつも嬉しそうな寝顔をしていた。私はふと呟く。
「いやはや、しかしなんとも楽しそうだ。」
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part523【TSトレ】
≫31二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 09:41:13
3年言うっちまう組!昼ドラ先生ー!
マクトレ「芭蕉の句には…」
フクトレ「マクトレ!」ドアを開ける音
マクトレ「今更なんですの!」
フクトレ「俺が悪かった…」抱きつく音
マクトレ「バ鹿…!寂しかった…!」
ブラトレ「この泥棒猫…」
マクトレ「お義母様!?」
テイトレ「授業しろよ…」
すっきりさっぱりファンタ!
マヤトレ「このネタ誰が分かるんだよ!」
≫53二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 12:05:59
『同年齢の話に仮面を添えて』
「お久しぶりです、姿が変わってからは初めましてですね。マクトレさんにフクトレさん」
「あら、バントレではありませんの」
「仮面はそのままなんだな」
「ええ、一寸顔を見られるのが苦手になってしまったものですから」
「……難儀だな、お前も」
「その割には随分と楽しそうですわね」
「仮面を選ぶこと自体は好きですからね。好きに外面を変えられるのもなかなかどうして楽しいものですよ」
「ああ、だから率先してトンチキマスクかぶってたんだな……」
「僕としては、あまり変な仮面をかぶり続けるのにも思うところがありますけどもね」
「あら、バクトレ。お久しぶりですわ」
「えぇ、そう思うのも無理からぬ話でしょう。ですが、私たちトレーナーは様々な人と交流するわけです。そういった際、幼い子供たちにあまり圧をかけてしまうのもよろしくないと思いませんか?」
「まあそうだな。俺達の思っている以上にレースによってできるファンってのは幅が広い。それこそ老若男女問わずって言葉がちょうど良いくらいにはな」
「そういえば最初期は真っ白な仮面でしたような。あれは普通に怖い部類でしたわね……」
「ふむ、確かにそうかもしれませんね」
「……で、だ。流石にもう俺の中のスルースキルが機能しなくなってきたから聞くが、なんだその仮面」
「知れば誰もが望むでしょう!」
「望まねえよ。あとお前以外いろんな意味で許されねえよその仮面」
「……そういえばもう19年近く経つのですわねえ……」
「待ってくれ、それ以上は死人が出る」
「嘘でしょ……僕を騙そうとしている……もうそんなに時間経ってるんですか……」
「光陰矢の如しですねぇ」
何枚あるやら奇抜な仮面、それでも隠さぬ彼女の内面。
今日の仮面は、コロニー国家の例のあの人。
それはそれとして、もう20年前近いという衝撃。
≫92二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 15:35:42
──温泉にて
「いい湯ですねトレーナーさん♪」
「そうだね、ダイヤ…」
…湯けむりの中で僕はダイヤと湯に浸かる。適温なそれは疲れを取り去り、僕はゆっくりと息を吐いた。
(温泉はいいんだけど…)
先程、ダイヤに身体をくまなく洗ってもらったことを思い出す。
「トレーナーさん、流すので動かないでくださいね」
「…分かったよダイヤ」
…後ろからシャワーを掛けられて、髪の毛の泡を流される。僕の長い髪を鏡に映るダイヤはニコニコと笑顔のままに洗う。
「…よし、じゃあ次は体ですね。」
「う…お手柔らかに頼むよ…」
「出来るだけ努力しますね♪」
ダイヤはいい笑顔で泡を取ると、手で直接体に広げてくる。その白い手で全身をくまなく触られて、あちこちから甘い悦楽を感じた。
「…ッ……!」
「我慢してくださいね?…可愛いです♪」
───塗り広げられた泡を流される時には、その甘い感覚のせいでちょっと頭と意識がくらくらとしていた。
「はぁ……はぁ…!」
「終わりましたよ、トレーナーさん。じゃあ湯に浸かりましょうね?」
(…っ!)
顔が赤くなるのが分かる。湯により深く沈みながら体を縮こませて、耳もヘタりこんだ。
「トレーナーさん?…もっとくっつきましょう♪」
そんな僕の姿を見ていたのか、ダイヤは僕を少し強く引き寄せると膝上に乗せる。そのまま手をまわされてギュッと抱き締められた。
93二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 15:36:06
「ちょっと…ダイヤ…!?」
(膨らみが背中に当てられてる…!)
「動かないでいいんですよ?」
そういって回された手で軽く擦られる。体に走るその痺れるような感覚に、僕は力が抜けてくたりとなった。
「うぅ…」
「可愛いです♪…それとも、離れたいなら離れてもいいんですよ?」
ぱっと手を離し、身動きが取れる様になる。…でも、ダイヤから離れようとは全く思えなかった。そんな僕の姿を見たダイヤは
「…ならもう一回抱き締めてあげます♪」
「うん…」
ニコニコとした顔で思い切り抱き締めてくる彼女に体をまかせる。さっきとは違い、顔を向き合わせた状態で囁かれた。
「愛してます、トレーナーさん。」
そのまま深く舌を絡めさせられる。程なくして思考がふわふわとしてきたのを何処か他人事の様に感じた。
「…♪」
…蕩けた頭に響く声、その後に襲う感触とともに僕は落ちていった。
短文失礼しました
温泉でもダイヤちゃんに食べられるサトトレです。もうほとんど彼女好みに染められて都度都度美味しく頂かれます。白いキャンバスを自分の思うように染めるのは楽しいよね!
Q.毎度くわれて嫌だったりしない?
A「僕はダイヤから離れることは絶対に考えられないかな。それに、もう慣れてきたし…」
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part524【TSトレ】
≫46二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 21:10:48
「……」
「……」
「…ポンニャ!」
「……」
「チーニャ!」
「ポンニャ!」
「……もしかしてこちらの気を削ぐ番外戦術ですか先生!」
「削がれるお前が悪いんだスカーレットの」
「準備8割ですよダストレさん。あ、ツモです。対々和と……混老頭ですかね」
「しかも地味に高い!」
「……あ、俺も払うのか」
「はい。おお、裏ドラものりましたー」
「えぐぅい!」
≫65二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 21:32:55
ネイトレ「マヤトレさん、その…よくない顔になってます」
ベガトレ「あえて言おう!キショい!」
ファイトレ「紳士でいられないって悲しいわね…」
リウトレ「うわ…(露骨に嫌そうな顔)」
タイキトレ「罵倒は心の中だけにしたげよーよ。男だもん」
パルトレ「担当にその顔見られないようにね。控えめにいって醜悪よ」
ウラトレ「…弁明するなら今の内にした方がいいですよ」
マヤトレ「」
へんじがない。ただのしかばねのようだ。
≫96二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 22:08:10
「先生を脱がすのは流石に…」
「それもそうですね…でしたら一枚につき秘蔵のお酒をお出ししましょうか?」
「ほんとですか!?やった!先生には悪いですけど全部頂きますよ!」
「お手柔らかにどうぞ…ふふ」
──数局後
「おや…ツモですね」
「うっゔぅ…なんでぇ…なんで残り一枚自分て引くの…」
「テイトレはそれを脱いだら下着とタイツだけ…ふむ…」
「…どうしました?」
「下着と…そのタイツは脱ぎたく無いでしょう?ここまでで構いませんよ」
「ほ、本当ですか!?…やっぱり先生はやさし」
「ええ、代わりに着重ねるルールにします。このふわふわゴスロリを着てください」
「…えっ」
「順にヘッドドレス、手袋、マント、厚底リボンヒール…それにメイクも加えると貴方をハコって丁度ですね…ふふ…では続けましょうか?」
「ひぃん…助けて…」
≫111二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 22:21:01
BNWトレwith麻雀
ピーンポーン
インターホンが鳴り、はーいとおれは玄関の扉を開ける。参ったな、髪のセットとかできてないのに─
「よお、寝起きみたいだな!」
チケットに勝るとも劣らない声でタイトレ先輩のご機嫌なモーニングコールをその身に受ける
「麻雀やろうぜ!負けたら飯屋でおごりな!」
麻雀用のマットと麻雀牌のセットを持ったハヤトレ先輩がずかずかと中に入っていく。
「いくらなんでもはやすぎますって…まだ7:30くらいっすよ…
「あったりめえだろ!今回は24時間やるつもりなんだからよ!」
「バカなんですか!?それはいくらなんでもキツいですって!!」
過去一ヤバい提案に思わず気分が重くなる。もう一人の先輩はこれを知ってるのだろうか。
「俺の必殺のタンヤオが火を噴っくぜー」
ああ、こっちの先輩は分かってないな…。諦めにも似た感情がチケトレを襲う。そしてハヤトレ先輩は四暗刻をまだタンヤオだと勘違いしてるらしい。
役満が一転して一翻になるところに麻雀の恐ろしさを感じつつ、炬燵の上に麻雀用のマットを敷き、そのうえに麻雀牌を撒き、準備する。
負けたら飯屋で奢り──ウマ娘化したことを考えればだいぶ額が増えることを痛感せず済むようにチケトレの戦いの火蓋が今切って落とされたのだった。
112二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 22:21:48
半日以上すぎ、時刻は夜の十時を回る
「……流石に炬燵の誘惑がキツくなってきた-。」
「なんでタンヤオが決まらねえんだよー!」
「いやそれタンヤオじゃなくてスーアn…いいえなんでもないです」
おもわず有利になることを言うところだった口をつぐむ
「なに言おうとしてたんだよー。っと、リーチッ!!!!」
スタァンとハヤトレが牌を出す。役は恐らく基礎的なメンタンピンにドラ2の満貫。流石に拮抗してるなか余りだしたくないなあと感じ、チケトレはひたすらツモ切りを行う。タイトレはそんなの関係ないと言わんばかりにガンガン攻めていく。
ふむ──自分が今狙ってるのは得意役のトイトイ、ホンイツ。だが下手に狙っていったらハヤトレ先輩に食われる気がする。なら─!
チケトレが一気に攻める。ポンを一気に行い明刻を作っていく。
よし──狙いを決め攻めたところへ
「ツモ─」
伏兵と言うものは最高のタイミングで出てくることを言うのだ。
「チートイドラ3ァン!!オレの方にもっと集中しとけばよか
ったのになぁ!!」
「俺のタンヤオ(四暗刻)オオォォォォッ!!」
「動きがすくなかったんでいやな予感はしてたんですがねえ」
「これでこの局はオレのものだな!飯屋が楽しみだ!」
がははと笑うタイトレに二人は苦笑いを浮かべる。なぜこの人は三麻が強いのか不思議で不思議で仕方なかった
113二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 22:22:28
「ロン、ピンフ、ジュンチャン、イーペーコウ」
疲れきった顔でハヤトレがアガる。
流石に1日寝ずに麻雀はキツかったのだろう。
因みに1位はタイトレ、2位はハヤトレ、3位はチケトレだった。途中ハヤトレが猛烈な強さをみせ、最後の最後にチケトレを抜いたのだった
「や、やッと終わったぁ…」
疲れきった顔でタイトレは天を見上げた
「もう夜中になってから本能で打ってましたけどね…」
「これはもう封印しようや…流石に24時間通しで麻雀は俺の精神がもたん…」
頭を使うのも楽じゃないんだなとハヤトレは眠そうに頭をかいた
「さんせーい」「右に同じくでーす」
「とりあえず飯どこにいく?」
「8時くらいになったらトレセンの近くの定食屋いきましょうよ」
「あー、あの大盛がやたらと豊富なところだよな。タイシンとたまにいくわ」
「ガッツリ食いたいけど今はそういう気分じゃねえしなあ。」
「とりあえず一回寝ましょうよ。おれそろそろ限界ですよぉ」
「そうだなぁ、飯は起きてからでいっか」
虚ろになった目でレッドブルをもちチケトレはそう呟く。それもそうだなとタイトレ、ハヤトレは炬燵に入りチケトレも続いた
こうして、トチ狂ったとしか思えない波乱の24時間麻雀は終わりを告げた。
が、この3人はなんだかんだ言ってまたやるだろう。もしかしたら別の人も巻き込んで──
114二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 22:22:54
エピローグ
「おばちゃんご馳走さま-!」
「ごっそさーん」
「ごちそうさまでしたー」
ウマ娘御用達の定食屋を出て、チケトレはレシートを恨めしそうに見る
レシートを見る手は震え、そこには55980円と言う金額が記入されておりその身体のどこに入るんだろうと不思議で仕方なかった。
「いやー食った食った!」
つま楊枝で掃除しタイトレは腹を満足げに叩いた
「味もいいし量もいいからな!俺もついつい食いすぎちったよ!!」
「だからといってこんなに食わないでくださいよぉ…これって経費で落ちるんですかねえ」
「いやーきついでしょ」
「まあ、麻雀で負けたから仕方ないよな!!」
「慈悲とか遠慮はないんですかねえ」
「いや手抜きとか失礼じゃん」
「そうそう、全力で相手しないよと」
こ、この人らは…
次こそ絶対分からせる─チケトレのなかに今度こそ勝っておごらせてやるとチケトレはそう誓ったのだった
おしまい
≫151二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 23:04:53
(ここは...俺は...何を)
「今年の中山競バの総決算第XX回有マ記念。
毎年10万人を超えるファンが集まるビッグイベントです。
中山競バ場、晴れています。
スタートに向けて出走する16人、すでにパドックに集まっています。
1番人気はナンカイホワイト
2番人気、マチノパール
この2人が人気を集めてます。
3番人気はシルバーアクトレス、2番に入りました。」
「最後に7枠9番 スカーレットクロス、ゲートインです。」
(そうだ...俺は...いやそんなことより...今はこのレースに集中しないと)
────────────
152二次元好きの匿名さん21/12/03(金) 23:05:07
\ファンファーレ/
「およそ10万の大観衆。その大歓声が鳴り響きます。」
ゲートが…開いた!
まずは様子見...後方で脚を温存して後半に仕掛ける
大丈夫...この日の為に練習は重ねてきた...
俺の末脚はこの舞台でも十分通用する
600m第一の坂...大丈夫、問題ない...崩れるような奴はいないか...
1000m身体に力が入る...まだだ...抑えろ
1200m残り半分
1600mそろそろ仕掛けど!!?最前列からただならぬ闘気を感じる...
いや...最前列だけじゃない、至る所から...
流石...簡単に勝たせちゃくれないか
だが勝ちたいのはお前らだけじゃ無い
速く!もっと速く!誰よりも速く!
最短で!最速で!一直線に!
衝動が溢れ出す
その瞬間一気に加速する
2000m...2100m...
「これが!俺の全力全開だァァァ!!」
更に加速する
ゴールまで100m...前には3人
トップとの差およそ半バ身
「とどけぇぇぇ!!!!」
─────────
そこで目が覚める...
そう、所謂一つの夢オチと言う奴である
≫164眠い頭スズトレ21/12/03(金) 23:17:19
まともトリオと麻雀
「あ〜また負けちゃった〜」
「ふぅー…危ねぇ危ねぇ。逆転勝利されるとこだった。」
「あ、ホントだ。酔ったからいつものポーカーフェイスは崩れてるはずなんだけど……侮れないなぁ。」
「えっへん!!」
「いや結局は負けてるんだからなお前。1杯飲んでる間に何脱ぐか決めとけ。」
「って言ってももう上着ないし下じゃないの?」
(勢いよくブラを投げ捨てるスズトレ)
(一瞬思考停止するグルトレ)
(噎せるフクトレ)
「よ〜し、次は勝つぞ〜!!」
「バッ……なんで今そこだよ!?」
「ん〜?だって上からって言ってたでしょ〜?」
「言ったね……上着って意味でだけどね……」
「あれ、そうなの?……まあいいや、もう脱いじゃったし!そんなことより早く次やろ〜!絶対勝つから!」フンスッ
「その状態で胸を張るな!!少しは隠せ!!他に人いること忘れんな!!」
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part525【TSトレ】
≫31二次元好きの匿名さん21/12/04(土) 06:01:00
「おードトトレ、資料持ってきたぞー……おぉ?」
「ありがとうブラトレさん、助かる……なあ、ちょっといいか?」
「……どうした?(頭のタヌキはいいのか?)」
「いやなんか、俺今日だいぶ調子悪いっていうか、頭が重いんだよ……」
「……お、おう(いやそりゃそうでしょうよ)」
「普段こんなことないのにおかしいよな……いや、ブラトレさんに言って何か変わるわけじゃないんだけど」
「ああ、そうだな……とりあえず頭かいてみたらどうだ?」
「頭をかく?それでなんとかなるのかな……んえ?」
「ヴッフ……(特別意訳:まさか此処まで気が付かないとは思いませんでした)」
「……もしや今日一日全く気がついてなかった?ドトウのトレーニングやってたよな?」
「間違いなくやってるはずなんだけどなあ……もしかしてドトウが妙にオロオロしてたのは君が原因かぁ」
「まあ、仲が良くて何よりってことでいいよな……?」
「ヴッフ……(申し訳ありません……)」
≫35二次元好きの匿名さん21/12/04(土) 06:43:59
───某日 何かあった結果
「…うん、なら早速行くよファイン!」
「勿論だよトレーナー!」
…駆け出していく二人、ニコニコとした顔で走っているのはファイトレとファイン、手を握ってファイトレが引っ張っている。
「無料で手に入るものでラーメンを作る…いいね!」
「そうだねトレーナー!まずはあの店から行こう!」
目を輝かせながらあちこち巡る二人。全力でぶっ飛んだことを楽しむおもしれーペアであった。
「…トレーナー」
「ん〜、何かしら〜?」
「…もうちょっとこう、自覚?して…」
トレーナー室で微妙な目を向けるキタ。その視線の先にいたのはキタトレ…一見変わってないように見えるが、脇が甘くなっていた。
「ちょっと暑いのよね…」
キタトレは暑いと感じ、着ていた服のボタンを開ける。…絶妙に下着がちら見えしかけ、その崩した服装は胸の部分を余計強調する。
「…トレーナーさん」
「薄着だと涼しいわね…」
───それを見ていたキタはピシッと何かにヒビが入るのを感じつつ、その無防備さに頭を抱えるのであった。
36二次元好きの匿名さん21/12/04(土) 06:44:25
───サトトレとダイヤの二人は庭の片隅で会話していた。
「僕は甘い方が好きだよ。…それに……ってあ、あれは蝶かな?」
「どこですかトレーナー?」
「…見間違えたかな?」
「そうですか…」
ダイヤは優雅な所作で紅茶を飲む。それを口元を緩めながら見ていたサトトレから一言。
「ダイヤ、それ、僕の口付けたカップだよ?」「…!」
「ふふ、間接キスだね?」
「…トレーナー、あまりからかわないでくださいね?」
からかってくるトレーナーにまた分からせてあげましょうか…と考えるダイヤと、終始かわいい顔をしたサトトレであった。
短文というか、寄せ集め失礼しました
それぞれのトレーナーでちょけた?シーンです
ファイトレは家出する前の愉快で高揚したスタイルです。ファインはそんなトレとトンチキを楽しむノンストップガールズです。
キタトレは脇の甘い状態です。無防備で誘ってるのかというそれにキタちゃんは鋼の意志を決めて耐えてます。性癖はすでに…
サトトレは人をからかってみたりするように。これにはダイヤちゃんもタジタジ、ただそれはそれとして分からせようとします