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目次
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part61【TSトレ】
≫60二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 18:53:49≫56
「ネイチャ、不安じゃないか?トレーナーが何か面倒なことに巻き込まれていないか、巻き込まれた時君はトレーナーを守れる位置にいないことになる彼女に何かあった時"1番"に駆けつけるべき君が」
「う……」
「ブライアン、温泉地域の近くにグラウンドがある。疲れを癒してすぐのトレーナーと走りたくないか?」
「いいなそれは」
≫74二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 18:57:43≫60
テイオー「だ、だめだよカイチョー!」
ルドルフ「おやおや、この会の会長は君だろう?」
テイオー「そ、そうだけど!」
ルドルフ「それに、テイオーも興味があるだろう?君のトレーナーの艶やかな湯姿に」
テイオー「え、そりゃ、そうだけど」
ルドルフ「ならば正直に見に行こうじゃないか、嘘はだめだ。そうだろう?」
≫83二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 18:59:57≫74
会長会議中に「バスの運転はマルゼンスキー」って絶対言わなかっただろ。当日バスに乗り込んでから言っただろ
≫62二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 18:54:54【悪夢・ナイスネイチャの場合】
海外って ウソだよね
聞いたんだ 誰が言ったんだろ
ウソだよね
ウソじゃない そして連れていけない
だって 言葉なんて分からないでしょ
前から準備していた 明日いく
だって 一番って ずっといるって
ごめん 後任はもういるから
やだ やだやだ いや いっしょに行く どこいくの
さよなら
いやだ やだ やだ 行かないで トレーナーさん……
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ネイチャ「……」
ウニ゛ィーーー……
ネイチャ!? ドウシテナイテルノ!? マァーーーベラスナエガオヲミセテ!!
≫63二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 18:55:07【悪夢・ネイトレの場合】
トレーナーさん やっぱりはずかしい
大丈夫 ほら
あっっ
うん もういつでもいけるみたい じゃあ
でもっ まってっ こわい こわい
手を握って 好きだよ
ホントにっ? ホントにっ?
うん 大好きだよ ネイチャ
んっ っっっ ーーーーー〜〜〜〜〜っっ!!!……
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ネイトレ「……」
──いつかの河原
ネイトレ「……やるはずがないだろそんなことをわたしがあ゛あ゛あ゛あ゛あぁぁぁぁっっっっ!!!!!!!!!」
【ウマソウルの一部が目覚めた!】
【鋼の意志を覚えた!】
≫73二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 18:57:38俺はウオッカ。トレセン学園に通うかっけーウマ娘だ。
トレセンは楽しい。クールなナリタブライアン先輩もいるし、俺の事をよく考えてくれる面白くてカッコイイトレーナーもいる。寮の同じダイワスカーレットはムカつくけど、あいつも悪いやつじゃないし。
だが、そんな楽しい俺のトレセン生活は突如終わりを告げた。
ある日、教室に入ろうとするとやけに騒がしかった。扉を開けてみると俺が5人いた。
「ウワーッ!なんだよこれ!」
「ウワーッ!また増えたーッ!」
その後色々話したら、それぞれウオデッカ、ウオチッサ、ウオナッガ、ウオハッヤ、ウオエッチというウマ娘と分かった。
何が起きてるんだと騒いでいたところで放送がなった。
『ウオッカのみなさん、至急トレセン理事長室まで来てください』
6人全員で焦って向かうと、そこには6人のウマ娘がいた。
「ウオッカ...どうしよ...俺こんな姿に...」
「ようウオッカ!今日も元気そうだな!」
「息子よ...遅いじゃないか...」
「息子よ...スピードが足りないのではないか...」
「息子よ...あの娘とは寝たのか...」
「息子よ...世界が欲しくはないか...」
「ウワーッ!?なにこれーッ!?」
こうして俺(達)の波乱万丈なトレセン生活が始まった。
≫100二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 19:05:37テイオー「今回の議題はトレーナーへのプレゼントをなににするか!?さあ皆、意見宜しく!!」
ルドルフ「首輪がいいと思う」
フラッシュ「ですね」
シチー「だよね」
テイオー「ちょっとイロボケ組はだまってて!!」
≫115二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 19:11:41≫100
マルゼン「月の土地なんてどうかしら!それで満月の日夜空の綺麗な所へレッツラゴーしてお月様を見上げながら"月が綺麗ね、あの月は、あなたもの"ってプレゼントするの!みんなのトレーナーもテンションアゲアゲだと思うわよ!」
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part62【TSトレ】
≫36二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 20:07:58一方その頃 グラスからグラトレへのプレゼント
「プレゼントですか?」
「はい、いつもお世話になっているお礼です」
「……コチラこそグラスにはお世話になっているのに……」
「私からの、トレーナーさんへの想いも込めていますから……」
「……そうか、ありがとう……開けても良いですか?」
「ええ、是非」
贈り主の許可を貰い和紙で綺麗に包まれた箱を丁寧に開ける、すると箱の中には……
「……腕時計?」
「ええ、トレーナーさんは使われると思い和服に似合う物を選びました」
確かに和服でも問題なさそうな和を基本とした小さめの腕時計だ、しかし確かめなければならない事が有る
「グラス? プレゼントに腕時計を贈る意味は知ってますか?」
「…………ええ、存じ上げますとも」
「そういう意味で捉えても?」
「…………はい」
「取り敢えず明日は腕時計の意味通りにグラスと一緒に居続けましょうかね」
「ふふっ、ありがとうございます!」
そうやってグラスと一緒に居続ける1日が決定したのでした
「コチラからもグラスへプレゼントを……マフラーを用意して贈りましょうか……」
完
≫37二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 20:08:07≫36
追記 贈り物に腕時計
そもそも異性(元異性だが……)への贈り物に身体に巻き付ける物を贈る事自体がヤバい
身体に巻き付ける物は異性に贈る際に「アナタを束縛したい」という意味を持つ様になる
更に時計は異性に贈る時「アナタとの時間が欲しい」という意味を持つ
それらが合わさる腕時計の意味は察して欲しい
首に巻くマフラーを贈る意味も察して欲しい
≫39二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 20:09:15酒盛りするぞ~!といって部屋で一人飲み会をするタイトレ
どうせビール日本酒でベロンベロンなんだろうなと介抱しにいくタイシン
そこには白ワインを静かに嗜むタイトレの姿が
───タイシンの乙女心は暴走した
≫49二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 20:16:56マクトレ「ストゼロを!こう!!ですわ!!!」
テイトレ「ええ......」
ブラトレ「お前の担当が見たらどう思うだろうな......」
マクトレ「一回見せましたわ!!巨人が勝った時に調子に乗って見せましたわ!!!」
ブラトレ「こいつ無敵か?」
≫54二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 20:19:50
- マーベラス(雑導入)から始まるハロウィンコスプレ--
台風シーズンも終わり、少しずつ冬の気配が近づいてきたある日
段々とウマ娘が増えつつあるトレーナー室で
ナリタタイシン担当のトレーナーはその大きな胸を机の上に置き頬杖を付いて窓の外を眺めながらそっとつぶやいた
「いい天気で平和だな、こんな日は・・・」
ガラガラガラッ!!!
突如トレーナー室の静寂を阻むようにドアが大きな音を立て開かれ1匹の小さなウマ娘が入ってきた
「こんな日はマーベラスだよ!!。」
(あー、今日はマーベラスの日かー)
魔女の格好をし、その両手にたくさんの衣装をもったマベトレは目を星のように輝かせながら、部屋の隅に隠れるように座っていたタイトレを見て言った
「ようやく見つけたよータイトレ!、今日はちっちゃくなったトレーナーの会でハロウィンのための衣装合わせをやるっていってたじゃないかー。」
「やるとは言ってないし、第一」
タイトレの言葉を遮るようにマベトレは言う
「ほらほらー、せっかくロブトレが作ってくれた衣装もあるのにもったいないでしょうーそんなのマーベラスじゃないよっー。さあさあクリトレも待ってるよ!」
ガラガラガラガラ
一悶着の上でマベトレに連れて行かれる形でタイトレはトレーナー室を後にした
「後、私的にマーベラスなのはこのミイラ男なんだー・・他にも・・・・・」
「あっ!あと、担当ウマ娘にもどれがいいか見せないとねっ!。」
その日ナリタタイシンの脳は破壊された
≫70二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 20:32:31はじめに
ルドトレ、マクトレ、オグトレ、タマトレ、クリトレの作者の方に心からのお詫びと謝罪をしておきます
キャラ崩壊
ルドトレ「お願い…やめて、マクトレさん…」
マクトレ「ルドトレさんが悪いんだよ…」
ルドトレ「そんな…うぅ…」
マクトレ「貴女がそんな…えっちな身体をこれ見よがしに見して私を誘惑したりしなければ…」
ルドトレ「どういうことなの…ぐすっ…いやぁっ……やめてえぇ…」
ルドトレ「私は…ぐすっ…そんなつもりじゃぁ…」
マクトレ「…何を言っているんだ?今もそのこぼれそうな程のトレパイを隠しつつ見えるか見えないかの微妙なラインで私を誘惑しているじゃないか!」
マクトレ「こ、これはっ…マクトレさんが…ぐすっ…無理矢理…」
マクトレ「言い訳を!」
ルドトレ「うぅっ…もう、お願いだから服を…」
マクトレ「こうなったらもう…その身体に教え込むしかないようだね」
ルドトレ「!?…っいやああぁぁぁっ!!」
タマトレ「入るぞ」ガチャ!バン!
オグトレ「酒買ってきたぞ!」
クリトレ「ツマミも有りますよ」
ルドトレ「ああぁぁぁぁっ!!」ポロポロ
クリトレ「えっ…えぇっ!」ガッシ
ルドトレ「マクトレさんがああぁぁぁぁっ…!!」ポロポロ
クリトレ「えっ…」
マクトレ「ち、ちがうんだ、これは…誤解、そう、誤解なんだ…ルドトレさんの方から誘ってきたんだよ!」
ルドトレ「ぐすっ…ぐすっ…!!」ポロポロ
オグトレ「あんた、何してるんだよ?」
マクトレ「話を聞いてほしい、ルドトレさんがまだ暑いわねとかいいながら襟元をパタパタして胸元を…!!」
タマトレ「アンタ……」
≫71二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 20:33:38マクトレ「違うんだ!ルドトレさんが頻繁に脚を組み替えてスカートの奥の純白をこちらに見せ付けて…!」
オグトレ「マクトレさん…」
オグトレ「身体拭くから」
ルドトレ「ぐすっ、ぐふ」
クリトレ「もう大丈夫ですから」
ガチャバタン
マクトレ「違うんだ、これは誤解なんだ…」
タマトレ「アンタ何やってんだよ!」
マクトレ「だって…!ルドトレさんと話をしていたら…」
マクトレ「何かこう…ムラムラと…!」
タマトレ「誤解が何だって?」
タマトレ「取り敢えず現行犯逮捕だ、揉み伏せさせてもらう」
マクトレ「うぐぅ…やめてくれ…違うんだよ…!」
タマトレさん「ルドトレさんがやめてって言ってやめなかった…違いますか?」モミモミ
マクトレ「ううぅ……いつも誘惑してくるから、てっきりいけるかと…!そういうことかと」
タマトレ「普通はおもわねぇよ」モミモミ
マクトレ「そんな!普通だ!!至ってノーマルな発想だ!」
タマトレ「こんなのが学園のトップ層…こんな奴が…」
💡
タマトレ「あんたも…あんたもルドトレさんと同じ目に合わせてやる…!!」ガッシ
マクトレ「!?」
マクトレ「気でも狂ったのか!」
タマトレ「何言ってんだ…こういうのが良いんだろ?…ほそいな…」
マクトレ「何をっ…や、やめっ」
タマトレ「上の口ではそう言ってても下の口はパクパクなんでしょ!!このメジロ家!!」
マクトレ「ひっ…やめてくれ」
≫77二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 20:38:57ガチャ
オグトレ「戻ったぞ…」
タマトレ「あっ…」
タマトレ「ち、違うんだ…!ほら、これはそう、誤解、誤解だ!マクトレの方から誘ってきたんだよ…!塗れた瞳で上目使いとか反則だろ…!!」
マクトレ「うわぁぁん」
オグトレ「俺達はこんなのと競い合ってたのか…」
オグトレ「まさか二人も強姦魔がいるとは…」
タマトレ「違うんだ、これには訳が有ってな…その…髪からいい匂いがして…身体も思ったより記者で…柔らかかった」
オグトレ「よく回る口だな」
ガチャーン
3人「!?」
ルドトレ「うわぁぁぁーん」
クリトレ「違うんです!誤解!誤解なんです!」
ルドトレ「うぇぇん、オグトレさぁぁぁん」
クリトレ「違うんです!誤解なんです!…そ、そうだ!ルドトレさんの方から誘って来たんです!身体を拭かせるってことは同意と見ていいですよね?」
オグトレ「もうやだ」
≫78二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 20:41:03オグトレ「よしよし、可哀想にこんなに怯えちゃって」
オグトレ「取り敢えずお前ら帰れ!処罰は明日だ!」
ポーイ バタンガチャン
クリトレ「追い出されちゃった…」
マクトレ「なんで…」
タマトレ「どの口が言うんだよ元凶」
マクトレ「仕方ないだろ?あれはルドトレがわるい」
クリトレ「確かにあんないやらしい肢体を惜し気もなく披露されて我慢なんて出来ないよ」
マクトレ「同感、ルドトレは無防備すぎる。サークルの歓迎会で真っ先に酔い潰されて輪姦されるタイプだ」
タマトレ「はぁ、こうしてても仕方ない一度家に帰」
イヤァァー
3人「!?」
クリトレ「どうしたの!?」
タマトレ「クソっ開かねぇ!」
マクトレ「どけっ!」カキーン 「突入!」
ルドトレ「オグトレさんもう逃げられませんよ?」サワサワ
オグトレ「んっぁ」
ルドトレ「ウマ娘っていいですよね、尻尾をちょっとサワサワすればすぐ素直になってくれますから」
カキーン
ルドトレ「なんの音?」
3人「」
ルドトレ「あら」
オグトレ「うぅあぁん、コワカッタヨォ」
ルドトレ「違うの、そ、そう、オグトレさんが誘って来たのよ、そもそも強姦未遂で傷ついた私と二人っきりになるってのはそういう事でしょ?」
オグトレ「うぇぇーん、この学園はオシマイだぁ、笠松に帰る」
ルドトレはこの後めちゃくちゃ監禁され
≫102二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 20:54:17こんにちは!新人トレーナーです!
昨日はナリタブライアンのトレーナーさんに助けられちゃいました…
しかしまだ理解が追いつきません…トレーナーが…ウマ娘に…?
そんな不思議な事があるんでしょうか…?
…いやいやしっかりしろ私!その事ばっか考えてても話が進まない!きっといても2人か3人でしょ!
気を取り直してスカウトに出かけます。
昨日は1人にしか声を掛けられなかったから(しかもトレーナーさんだったから実質0人だし)今日は積極的に色んな子と話してみよう
そう決めた矢先に芝コースのすぐ側に立っていたウマ娘を発見したのですが…
(ち、ちっちゃい!かわいい!)身長は140cmくらいでしょうか?本当に小さい上に耳をぴょこぴょこさせててかわいいなぁ…スカウトしたいなぁ…って
(なにあの胸!?!!!?)
………危ない所でした。
いくら同じ女性と言えど初対面のウマ娘の胸に驚くなんて失礼過ぎます……
しかし…えぇ…ジャージ着ててアレは…やばぁ………落ち着け私…落ち着け…
ふぅ……よし、行こう!
「す、すみません!」
「ん?はじめましてかな?」
「あっ、はいそのー、私は新人トレーナーでして…(名刺渡し)」
「おおーこれはこれはご丁寧にどうもありがとうございます」
「(よし、第一印象は悪くなさそう!)それでそのー…私担当ウマm」
「ナリタタイシン担当トレーナーです!今後ともよろしく!(名刺渡し)」
「uすめのスカウトに……………今なんて言いました…?」
「…?…あぁそうかすっかり忘れてた!!普通はウマ娘がトレーナーとは思わないよなごめんごめん!」
「」
「実は俺元人間で…っておーい!!大丈夫!?おーい!!」
また意識を飛ばしてしまいました。辛い。なんで。てか2人とも可愛すぎるから私悪くないもん。
その後意識を取り戻した私は彼女の担当ウマ娘(体は小さいけどとても素晴らしい末脚を持っている子でした)の練習を見学しながらトレーナーさんに現状のトレセン学園についての詳細な説明をして貰ったのでした。優しい…。
聞いた話によるとウマ娘化したトレーナーさんは現状30人くらいみたいです。
…なんで2日連続で会っちゃうんですか………
もう無理…カレー食べて元気出そ……
明日は…明日はちゃんとスカウトしてみせる!
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part63【TSトレ】
≫22二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 21:34:57タイトレと銭湯に行ったタイシン。銭湯から出てタイトレがマッサージ機に乗ったのでその隙に近くのベンチでソシャゲを始める。結構時間経って遅いなと思ってマッサージ機の方に行くと寝ててマッサージ機の振動で胸部がポヨンポヨンと揺れ続けているタイトレの姿が。これ人に見られるのやばいでしょと羽織っていた上着をタイトレの胸にかけるが、その時手にぽよよよよよと柔らかい振動が連続で当たりタイシンの何かが崩れその手を抱え込んで近くのベンチに倒れ込んで動かなくなった。
≫27二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 21:38:27≫22
愛バの異変に(何故か)気付き、急いで駆け寄るタイトレ。
「どうしたタイシン!大丈夫か、何かあったか」
何かどころかすごいのが二つあるだろう、と思うタイシン。
しかし気付く、その「すごいの」が自分の背中に今押し付けられていることに。
──タ性壊
≫70二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 22:36:25駄文失礼します。
「トレーナー、起きて。」
「う〜ん、どしたのシチー。」
ウマ娘になってから2日目の朝は、トレーニングウェアに着替えたシチーの姿から始まった。
「えっ、何その格好。」
「いくら1週間休み貰ったからって、ずっと寝てばっかじゃダメ。ちょっと河川敷に走りに行くよ。」
「そっか、そうだもんね。」
そして、私の口からは意外な言葉がついて出た。
「じゃあ、私も併走しよっかな。」
「じゃあ走ろっか。」
「あんま無理すんなよ、ウマ娘に、なったばっかなんだから」
「分かってるって」
2人して河川敷に並ぶとお互いに何を言うでもなく走り出した。もちろん、ウマ娘になってから始めての走り込み。怪我しないように大分速度を落として走っていた。
けれど、私の中では走りに対する欲求が蠢動していた。
≫73二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 22:37:06「ごめん、行くよ。」
私は溜めた脚を解放した。
抑えられなかった。
走りきりたくなってたまらない。
シチーは、驚いた様子で少し出遅れたが、意地からか後ろから着いてきた。
…ああ、これか。これがウマ娘にとっての走る理由か。
筆舌に尽くし難い快感と燃える勝負魂が、脚を速める。
(もっと、もっと先へ!!)
しばらく全身全霊で走っていると
目の前に電柱が見えた。
(そういや、スタートからあそこまでが、だいたい…)
1600メートル。ここが、私の距離だった。
≫75二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 22:37:43「はぁっ…はあっ…」
「ちょっ、トレーナー。いきなり、走るとか…」
「ご、ごめん…なんだか我慢出来なくて…」
「別に良いんだけど、脚は?大丈夫?」
「多分、だいじょぅ…」
私の脚は、凄い勢いでプルプルしていた。
「ごめん、だいじょばない…」
「プッ…何それ…」
「ちょっと、休憩したい。」
私とシチーは、近くの公園の木陰で休んでいた。平日のこの時間帯は人が居ないので、私からしたら心地よかった。
「あ〜、暑っつい。」
私はおもむろに、ジャージの前を開けた。
「ブッッ」シチーが吹き出した。
「トレーナー!そのカッコ…」
「えっ?」「そんな変な格好だっけ?」
「とりあえず、前閉めろ!」
「えぇ〜、暑いよ。」
「だって、透け…」「えっ!?」
「とりあえず、身体冷える前に帰るよ!」「ちょっと待ってよシチー…」
シチーの焦ったような、抑えきれないような速足で家に帰った。
≫76二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 22:39:00「ただいま〜。疲れたぁ〜。」
「とりあえず、シャワー浴びてきなって。汗だくでしょ。」
シチーの言う通りである。だけど。
「先にシチー入りなよ。」「いいからアンタが先に入れ。」
シチーが先に入らせようとゴリ押ししてくる。
結局、その場では私が折れて先に入ることになった。
「何でシチー、あんなにゴリ押ししてたんだろ…」シャワーを浴びながら思う。
けど、身体は正直で、汗を流し始めたら気持ちよくなってきた。
「入るよ。」
「えぇっ!?シチー入るの?」「いいじゃん別に。別にこれが初めてじゃないんだし。」「そうだけど…」
結局、シチーと私はふたりでシャワーを浴びることになった。
シャワーの場所を交換して、身体を洗い始める。
この身体になってから、以前より手入れに気を使い始めた。シチーに勧められて、見たことないようなシャンプーやリンスも買ったり…
とにかく色んな物を買った。
やっぱり、心は完全に女寄りになっている。他を知らないからどうこう言えないが、こんなに早いものなんだろうか。
≫77二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 22:40:02そういや、脚どうだろうか。
見てみると、少し足の皮を擦りむいた程度で特に支障はなかった。
けど、この筋肉の感じからして明日は筋肉痛だろう。嫌だなあ…
そうこうしているうちに身体を洗い終わってシャワーで泡で流そうとした時に、シチーにぬるめのシャワーをかけられた。
「わぷっ」
「あっごめん、かけちゃった。」
シチーは、後ろにシャワーをかけて
「じゃあ、浴びよっか。」
シチーは私の後ろから手を這わせて泡を落としていく。
…けど、その手つきは、なんだか…
「ちょっ…シチー。いいよ自分で流せるから」
「本当に?」
シチーは、私を無視してそのまま滑らせていく。
肩から、腕。腕から脇。脇から…少しそれてお腹。
シチーのすべすべとした手のひらに、私の身体は少しずつ、翻弄されていく。でも、直接は触れない。それが、もどかしくて、切なくて。
「トレーナーが悪い。あんなとこで前開けて、誰かに見られでもしたら…」「わっ、わかったから…もう」「ダメ。おしおき、だから。」
もう、シャワーの音すら聞こえない。
≫78二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 22:40:47シチーが一通り楽しんだ後、一緒に湯船に入った。
「もうおしおきは結構ですか…」
「…しゃあないからこれぐらいで勘弁してあげる。」「…ありがと。」
疲れた身体をぬるめの湯で解しながら、シチーのうなじを見た。
やっぱり綺麗だ…女になりたての私ですら、嫉妬する位に。
「どうかした?」「ううん。」
「そういえばさ?」「うん?」
「いくら初日にあんなことがあったからって、何でこんなにもう女っぽくなってんの?女装癖とかあった?」
「…ないよそんなの。けどそれに関しては私も同感。だって、もうふとした時にすら"俺"って言わなくなってる。」
「まぁ、今のままでもアンタはアンタだし。その身体のおかげで、昨日みたいに出かけても文句言われないしね。」「それは…そうだね。」
「そういや、明日はどうしょうか?」「アンタの生活に必要な物は大方買ったし、たづなさんから後で言われた現状のレポートも問題なさそう。思ったより早く、心の整理も着いたし。やらないといけないことはほとんど終わってる。」
「そうだね。じゃあ、明日は私の趣味に付き合ってくれない?」「何?」
「ドラム演奏だよ。」
以上です。お目汚し失礼しました。
≫88スペトレ21/09/27(月) 22:49:24ss書き2作目なので、拙い所があるとは思いますが、
よろしくお願いします。
「ぐううう~~~」
今まで腹の音がなるなんて、それこそ漫画の中だけの話だと思っていた。
だが実際、トレーナー寮の広間に響き渡る自身の音を聞いてしまえば、それを認めざるを得ないかと寝起きの頭でぼんやりと考える。
「にしても、ウマ娘ってホントに腹減るよなあ。
俺は走らないってのに。」
スペのお母さん曰く、俺の姿のベースとなった
「彼女」は少食だったらしいのだが、
そこの所はまだよく分からない。
「やべっ!もうこんな時間か!」
休日と言えども朝の時間は等しく短いもので、
考え込んでいる内に時間は過ぎてしまい、
結局俺は先輩から貰ったウマ娘用プロテインバーをかじり、学園へと足を運ぶことにした。
─────────────────────
今日は休日ということでスペのトレーニングは
午前中で切り上げることになっている。
正直、スペのメンタルケアに関しては
かなり悩みに悩んだのだが、
「トレーナーさんがお母ちゃんの姿になっちゃうなんて、お母ちゃんったら私のこと心配になっちゃったんですかね!」とまさかのポジティブ思考。
それどころか、練習でのタイムは爆発的に
縮むし、スペは今まで以上に甘えてくるし、
まぁ、スペが幸せならそれでいいかと
そう結論づける事にした。
「スペー!今日は次の3000m一本で終わりにするからな!気合い入れてけー!」
「はい!トレーナーさん!」
そうして走り出したスペの姿を見つめ、
まだまだ足らない箇所を見つけつつ、
娘のような愛バに声をかけるのだった。
≫89スペトレ21/09/27(月) 22:51:00「それにしても、声が高いとトレーナーさんの声が遠くまで聞こえていいですね!」
「ははっ…そりゃよかったよ…。」
「あわわっ!も、もしかして声の事気にしてましたか!?ご、ごめんなさい!」
トレーニングを終えた俺たちは帰る準備をしながら、たわいのない話をしていたのだが、
やはり俺の心身は共にかなり疲弊していた。
人間だった俺の存在が消えていくような感覚。
それに加え、亡くなったスペの母親の姿になったことによる重圧。身体も声も大分変わってしまったし、なによりスペの目を見れなくなってしまったことが一番堪えた。
スペと俺はそっくりで、顔を見るだけで
己の姿を直視してしまうようで辛かった。
他のトレーナーは覚悟が決まりきっていると言うのに、自分だけが悩んでいてはそれこそ
トレーナー失格だ。今の俺は「…ーナー…ん…」
一体「…レーナ…さんっ」誰なんだろうか…
「トレーナーさんっ!!」
「ッ!」
ふと我に帰ると、そこには泣きだしそうなスペが
俺の顔を覗き込んでいた。
「トレーナーさん。さっき…すごく苦しそうな顔をしてました…。それに最近頬も痩けてきてますし…。というか、自分の顔見てみて下さい!
鏡貸しますから!」
≫90スペトレ21/09/27(月) 22:51:37───────酷い顔だった。
こんな顔を担当に見せていたなんて
気づかなかった。
自分の顔を恐れていることも忘れて、しばらく見入ってしまった。
「スペ……ごめん…。俺…逃げてばっかだ……。」
「いいんですよ。私も同じ立場だったら、
同じことを考えると思いますし。
というか、それでも私の担当で居続けてくれてるじゃないですか!
トレーナーさんはどう変わっちゃったとしても
トレーナーさんはトレーナーさん
「「ぐうう〜」」ですから!!
瞬間、沈黙。
俺とスペはかたまったまま動かない。
「ぷっ、あはははは!
この状況で鳴るか普通!!」
「ふふっ、あははは!
トレーナーさんだってタイミング酷すぎますよ〜!」
笑った。数週間ぶりに、心の底から笑った。
表情筋が痛い、腹筋が痛い。
でも、昨日までの痛みより
何倍も穏やかだった。
涙ってこんなに暖かい物だったんだなあと
考えながら、俺とスペはしばらく笑っていた。
≫91スペトレ21/09/27(月) 22:52:43「え!こんなのしか食べて無かったんですか!
いくら走らないとはいっても
これじゃ倒れちゃいますよ!!」
それはお前だったらの話だろ!と
今までツッコんでいたが、今、スペがこれまで言っていた意見が心から理解できた。
ウマ娘と人間は代謝とか消化器官とかが
全く異なることはトレーナーとしては
当たり前の知識なのだが、
正直、甘く見ていた。
元々自分は少食な方だったからプロテインバーや
ウイダーゼリーで済ましてしまうことが多かったのだが、今は違う。
例えるならば、二日間ぶっ通し、かつ飲まず食わずで仕事してた時の状態に近い。
身体は変わっても食生活は変えづらい。参った。
「……今度先輩に色々聞いてみよ…。」
「しょうがないですね……。それじゃ私イチオシのお昼ご飯を紹介するので、着いてきてください!」
「スペが俺の食生活を注意するなんて、
思いもしなかったよ。
はははっ、面白いこともあるもんだな。」
「なっ!今私のことバカにしましたね!
そんなこと言ってると連れてってあげ
ません!!」
そう言って、俺は腕に抱きつかれながら
スペのイチオシという場所へ向かうことに
した。
≫92スペトレ21/09/27(月) 22:53:56「って、ココ食堂じゃねえか!!!」
休日の昼だし、スペのイチオシって言うし、
てっきり焼肉とかレストランとか
思っていた俺の昼食像は砕かれた。
「露骨にやる気下がりましたね……。
でも!ココの食堂はここら辺じゃ
一番美味しいんですよ!!」
「それはそうだけどさぁ…確かに人参ハンバーグ
定食とか俺の夢だけど。」
あのアツアツの鉄板に上にそびえ立つ3つの巨大
なハンバーグ。それでいて、肉であることを思い出させるかのような絶妙な肉の挽き具合。焼きたてでしか味わえない溢れ出る肉汁とソースの黄金比は香りだけで周囲の食欲を刺激し、
カロリーの概念を脳内から消し飛ばす程の破壊力。
そしてなんといっても中心に突き刺さった巨大な
にんじん。グラッセとか言うんだか。
にんじんを感じさせる自然な甘い香りと全てを包み込むバターの香り。こんなの食べたら
絶対に脳が破壊される自信がある。
さらにケチャップを惜しげも無く使ったナポリタン。そして厚切りのポテト。
こんなのもはや合法的なヤクでは?
俺は訝しんだ。
≫93スペトレ21/09/27(月) 22:54:37「トレーナーさん私がにんじんハンバーグ定食食べている時すごい顔してましたもんね。」
「いや、正直カロリーのこと考えると頭痛くなってくるけど、あれは抗えないわ。うん。」
「ただ高いし、そもそも先着制なんだよなあ……。」
よくよく考えるとあのクオリティであの量というのはたくさん作れるはずもないし、一般用の値段を見た時は自分が人間であることを恨めしく思ったものだ。
「まぁ、私たちは学生なので無料で食べられるんですけどね!」
……ちょっとイラッと来てしまった。
ん?ちょっと待てよ……?
「この学園の生徒って皆ウマ娘だよな?」
「そりゃそうですよ!なんたってトレセン学園なんですから!」
「……あと、学生だと無料でたべられるんだよな?」
「もちろん!だからみんな学食使うんですよ!」
俺は気づいてしまった。
いや、なぜ今まで気づかなかったのか……?
「そうか!ウマ娘なら無料じゃんか!!!!」
「いや、生徒じゃないので、そこは微妙ですけど……。」
「そうと決まったら、行くぞスペ!
すいませーん!にんじんハンバーグ定食2つくださーい!」
「わわっ!お、置いてかないでくださ〜い!」
≫94スペトレ21/09/27(月) 22:55:10「買えちゃった……。しかも無料で……。」
大丈夫なのか、トレセン学園。
これルール違反なんじゃないのか?
「まさか、生徒だと思われるとは…。後で怒られても知りませんよ私。」
今思えば、なかなかまずいことをしたと思う。
実際、お金踏み倒してる訳だし。
まあ、お腹空いてるしそんな事考えてらんないもんね!
「それじゃ早速…!」
「「いただきます!!」」
─────────────────────
一言で言えば、天国だった。
ウマ娘になったことで、学食が無料になり、
少食だったのが、たくさん食べられるように
なり、なにより夢が1つ叶ってしまったのだ。
これが天国と言わず、なんと言うのか。
「なんかウマ娘になってから初めて腹一杯食べたし色々落ち着いたよ。ありがとな、スペ。」
そう言って、スペの頭を撫でる。
「えへへ〜!やっぱり一番は食べ物です!
お腹が空いてたらあることないこと考えちゃいますもんね!」
「今回で身に染みたよ。今度からはちゃんと食べることにするよ。」
食というのはここまで人を幸せに出来るものなのか。人だった頃の俺じゃ考えもしなかった。
スペトレ21/09/27(月) 22:56:06
一言で言えば、天国だった。
ウマ娘になったことで、学食が無料になり、
少食だったのが、たくさん食べられるように
なり、なにより夢が1つ叶ってしまったのだ。
これが天国と言わず、なんと言うのか。
「なんかウマ娘になってから初めて腹一杯食べたし色々落ち着いたよ。ありがとな、スペ。」
そう言って、スペの頭を撫でる。
「えへへ〜!やっぱり一番は食べ物です!
お腹が空いてたらあることないこと考えちゃいますもんね!」
「今回で身に染みたよ。今度からはちゃんと食べることにするよ。」
食というのはここまで人を幸せに出来るものなのか。人だった頃の俺じゃ考えもしなかった。
「でも、お母ちゃんの見た目であれを完食しちゃうなんて、なんか不思議です。私のお母ちゃんなのに少食だったらしくて。」
「そっか。……なあスペ。1つ話したかったんだが。」
落ち着いた今ならこそ話せると思った。
自分がずっと抱え込んでいたあのことを。
≫95スペトレ21/09/27(月) 22:56:06一言で言えば、天国だった。
ウマ娘になったことで、学食が無料になり、
少食だったのが、たくさん食べられるように
なり、なにより夢が1つ叶ってしまったのだ。
これが天国と言わず、なんと言うのか。
「なんかウマ娘になってから初めて腹一杯食べたし色々落ち着いたよ。ありがとな、スペ。」
そう言って、スペの頭を撫でる。
「えへへ〜!やっぱり一番は食べ物です!
お腹が空いてたらあることないこと考えちゃいますもんね!」
「今回で身に染みたよ。今度からはちゃんと食べることにするよ。」
食というのはここまで人を幸せに出来るものなのか。人だった頃の俺じゃ考えもしなかった。
「でも、お母ちゃんの見た目であれを完食しちゃうなんて、なんか不思議です。私のお母ちゃんなのに少食だったらしくて。」
「そっか。……なあスペ。1つ話したかったんだが。」
落ち着いた今ならこそ話せると思った。
自分がずっと抱え込んでいたあのことを。
≫96スペトレ21/09/27(月) 22:57:43「俺がもし、人間に戻りたいって言ったら
どうする。」
俺が人間に戻った場合、〇〇〇〇〇〇〇〇の
魂は今度こそ、もうスペの前には現れないだろう。スペが、また大事な何かを、再び会えた産みの親を失ってしまうような気がした。
奪ってしまうような気がした。
「スペが優しいのは知ってる。だから俺はその優しさに付け込む悪い大人なんだ。」
スペの事だ。きっと俺の事を優先して、
自分の幸せを手放すのだろう。
それは、俺が人間に戻れないことよりも
ずっとずっと嫌な事だ。
「…………正直、少し複雑な気持ちになると思います。やっと会えたもう1人のお母ちゃんと会えなくなるのは……ちょっと寂しいです。」
「……だよな……。」
「でも、あなたはお母ちゃんじゃないんです。
姿が変わって、声が変わったとしても
あなたは、私をスカウトしてくれて、私を立ち直らせてくれて、 共にレースを駆け抜けて、
たくさんの思い出を一緒に作った
私が一番大好きな「トレーナーさん」なんです!
産んでくれたお母ちゃんよりも
育ててくれたお母ちゃんよりも大好きな
「トレーナーさん」なんです。
トレーナーさんとしての心が変わらない限り、
私の好きな人も変わらないんです。」「……!!」
スペも流石に恥ずかしかったのか、真っ赤になっている。
そうか、そうだよな。何もかもが変わったとしても俺は「スペシャルウィークのトレーナー」なんだ。共に歩んだ道が変わることなんて決してない。そして、これから辿る道も決して変わらない。
「スペ。」俯いたスペの顔をこちらに向かせる。
めちゃくちゃ目が泳いでいる。
「俺も好きだ。スペ。たとえ姿が変わっても、この気持ちは変わらない。だからこそ、」
そうして俺は愛バの顔に手で軽く引き、
顔を自分に向けさせ───────
≫97スペトレ21/09/27(月) 22:58:11「スペのファーストキスは「俺」が貰った。
俺が変わったとしても、変わらないお前に刻みつければ、ずっと残るだろ。」
「ひゃっ……、ひゃい///」
久しぶりに直視したスペの顔は今まで一番可愛かった。
「やばい。なんか俺もめちゃくちゃ恥ずかしくなってきた……。」
勢いで言ったとはいえさすがにクサすぎたよなあ……やばいやばいやばい。
「と、とりあえず、飯食い終わったし!
服とか買いに行こうぜ!!
こういうのはスペ以外頼めないしな!!!」
もう自分でも何を言っているのか分からない。
とりあえず走ってこの熱を発散させなければ。
「はっ!はい!一緒に走っていきましょう!
トレーナーさん!!」
そうして俺たちは手を繋いで学園の外へと駆けていった。
俺の何もかもが変わろうと、この娘の隣で走っていけるのならば
もう、何も、怖くない。
続く
≫111二次元好きの匿名さん21/09/27(月) 23:06:51染めたい グルトレ
あのたわけにトレーナーウマ娘化現象が起きてから数日が経った。彼奴は金髪の髪を揺らして空色のような瞳で私に駆け寄る可愛らしいウマ娘になった。最初は男の時の癖が多く出ていたが、上手く躾ける事ができたようだ最近は滅法見る事は無くなっていた。
「グルーヴ〜」
最近は特に精神面の女性化が進んでしまったのか、ほぼ同性と接するような感覚で彼女と接していた。抱き着こうと駆け寄る彼女を抱き締め受け止める。
自分とほぼ変わらない胸が重なる。朝にこうしてくるのはだいたい決まっていた。
「いい加減覚えろと言っただろう」
「だって…」
彼女に編み込みを教えていた。左耳付近から編み込み、それを留めるだけの簡単なものだ。愛らしい顔立ちによく似合うだろうとやらせたはずだが、一向に覚える気配がなかった。彼女は私に背を向け、お願い、やって!と可愛らしく笑みを浮かべた。この顔が見れるなら、覚えなくても良いかもしれないと、心の何処かで思ってしまった。この可愛らしいウマ娘が私のトレーナー、女帝の杖だ。手放したくない。彼女のすべてが私のものになればいい。
左耳付近の髪を取りながら編む。私と同じシャンプーとトリートメントを使わせているので馴染みの深い香りが鼻腔を擽る。このまま全部私の色になればいい。耳飾り、服、下着といった見た目だけではない。心も私の色になればいい。
「おい、終わったぞ」
「ありがとう、グルーヴ」
彼女が少し不思議そうな顔でこちらを見る。ああ、いつもなら教え込んでやると言っているからか。
「……毎朝来い、やってやる」
「お願い。自分でやるの難しくて…」
良かった、グルーヴに愛想つかされちゃったかと思った。なんて言うものだから思わず抱き締めてしまった。あたたかい、なんて愛おしいのだろう。彼女が慌てた様子で、どうした?と聞いてきた。たわけ、愛想なんかつかすものか。貴様は私のトレーナーだ、と返す。そう言うと彼女は私の腰に腕を回した。
「私少しでもグルーヴの事疑っちゃった…ごめん」
「構わん、貴様は私の隣りに居ればいい」
「ありがとう、グルーヴ」
腕を緩めると笑顔を浮かべて私を見据えていた。ああ、この笑顔も私だけのものにしたい。焦るな。まだ、その時ではない。少しずつ少しずつ、彼女を染め上げる段階を踏んでいけ、と自分に言い聞かせる。
≫139ガンマギリ頭スズトレ21/09/27(月) 23:30:44『差し込む夕陽、明日を照らして』
「スズカ!!!」
「あ、トレーナーさん!」
その言葉共にトレーナーさんがものすごい勢いで駆け寄ってくる。
「はい、水。…ありがとう、スズカ。」
「何に対しての感謝なのか、言ってくれないと分かりませんよ。水、ありがとうございます。」
走った後に飲む水ほど美味しいものはない、と個人的に思う。
「…水飲もうと思ったら自動で走らせてくれる機械とかできませんかね?」
「無理じゃないかなぁ…」
速攻でツッコミが入る。少しくらい夢見させてくれてもいいのに…
…と、そんな私情は一旦置いておこう。だってこうやって話せてるということは、きっと…
「…女性らしくなったねって言われたんだ、妹に。」
トレーナーさんが静かにそう語る。
「…はい。」
「それで、家族からでも分かるくらい私が変わってきてる事が怖くなった。まるで僅かに残った自分らしささえも消えてく感じがしたから。」
「はい。」
「それで少し精神が揺らいでた時にスズカの要望があって。…私ね、スズカが勝てるって信じきれなかったの。」
「…」
「いくら頑張っても負けてしまうんじゃないかって思いが抜けなくて、そんな自分が耐えられなくて。」
「…すみません、一つだけいいですか。」
「ん?何かおかしいとこあった?」
「…やっぱりジャパンカップの件、かえって追い詰めましたか?」
「…正直、かなり。」
「…すみません…」
正直、あの頼みをしてからほんの少しどころじゃないくらいトレーナーさんの様子が変になったから察してはいた、いたけど断言されると良心が痛む。
「…そういえば、ジャパンカップに出たかった理由って結局なんだったんだ?まだ聞いてなかったけど…」
私の様子を気の毒に思ったのか、トレーナーさんがそう切り出す。言われてみれば確かにまだ言ってなかった。
「…トレーナーさんよりも前に私をスカウトしたトレーナーの事って覚えてますか?」
「ああ、最近担当ウマ娘がGII取ってるのをテレビで見たし。…まさか?」
≫140ガンマギリ頭スズトレ21/09/27(月) 23:31:32≫139
「はい、そのまさかなんです。たまたまトレーナーさんの独り言が聞こえたそうで。
そこからトレーナーさんがウマソウルの影響で精神まで変化してきている事、その変化が怖いんじゃないか、って推測して教えてくれたんです。」
「…ほとんど当たってる。ベテランって凄いな…」
私の言葉を聞いて、トレーナーさんはそう感心したように呟く。
「…でもそこからどうジャパンカップに繋がったんだ?」
「"決して変わらない、変わることないものがある"、それを教えてあげなさい。そう言われました。…そこで、2年目の夏合宿でトレーナーさんに言われたことを思い出したんです。」
『スズカの走りは人の夢を壊すものなんかじゃない。むしろ人に夢を与えるものだよ。
少なくとも俺はそうだったし、そう信じてる。』
…私が自分の走りに自信を持てなくなった時、トレーナーさんが言ってくれた言葉だった。
「なので、言葉にするよりも走りで伝えよう。トレーナーさんがいる限り、私はどんなウマ娘からだって逃げ切れる。
それを伝えたくて、あの時お願いしました。」
それが私に出来る、最善で。
私とトレーナーさんを繋ぐ、1番の象徴だと思ったから。
「…そっか。ありがとう、スズカ。ちゃんと伝わってたよ、スズカの想い。」
2回目のありがとうを伝える。正直まだまだ言い足りないけど、それよりも先に言うべきことがあるから一旦我慢だ。
「レースの最中も不安と信じきれなかった申し訳なさで胸がいっぱいだった。ブロワイエが上がってきた時なんて、もう諦めかけちゃったくらい。
でも、こっちに向かって走ってくるスズカを見たら、全部嘘みたいに吹っ飛んでった。
その時に思ったの。」
なんだかんだで1ヶ月近く、心配をかけた。
だから、もう大丈夫だよと、伝えるために言葉を紡ぐ。
「これから私がどれだけ変わっちゃったとしても、それまでの私の生きた証が消えるわけじゃない。私とスズカ、2人で一緒に歩んできた4年間が。積み上げてきた絆が。私が私である、確固たる証明だ。」
「…今回の私の勝利みたく、ですか?」
「そう!…だから、これからも私と一緒に歩んでくれる?スズカ。」
「…もちろんです。2人で誰も見た事のない景色を見に行きましょう、トレーナーさん。」
≫141ガンマギリ頭スズトレ21/09/27(月) 23:33:57≫140
「…ありがとう、スズカ。」
嬉しさと安堵と感謝と。その他もろもろで今にもぐちゃぐちゃになりそうな顔を頑張って維持して、3回目のありがとうを口にする。
「ありがとう、私に大切なことを教えてくれて。」
もう、躊躇う必要は無い。
「ありがとう、私にスズカを信じさせてくれて。」
数え切れないほどのありがとうを、スズカへと伝える。
「ありがとう、私の不安に気づいてくれて。」
感情のダムが崩れる前に。
「ありがとう…私と、歩んでくれて。」
少しでも、多くのありがとうを。
「ありがとう…ちゃん、と、帰ってきてくれて…」
息が詰まる。まだだ、まだ足りない。
「ありがとう。私を、信じて、くれて…」
ずっと我慢してた顔が、徐々に崩れていく。
「ありが、とう。私と…組んで、くれて…」
でも、まだ抑えろ。
「あり、がとう…私に、夢を、与え、て、くれて…」
1番、伝えたいことが、言えてないから。
「あり…が、とう…!私と…出会…って、くれて…!!」
「…はい、こちらこそ。…私と出会ってくれてありがとうございます、トレーナーさん。」
ついに感情が溢れ出した私を、スズカはずっと、抱きしめてくれていた。
≫142ガンマギリ頭スズトレ21/09/27(月) 23:34:24≫141
「…いいんですか?多分相当根掘り葉掘りされると思いますけど…」
「覚悟の上だ。それにもう、いくら変わっても平気だから。」
時間が経ち、やっと涙の止まった私はそんなやり取りをしながらスズカと地下通路を歩いていく。
向かう先はいつもインタビューが行われる場所。
「それに、私の事きちんと説明した方がインパクト強いと思わないか?」
「…ふふっ、そうですね。」
歩幅を並べ、記者たちの待つ部屋へと歩いていく。そこにはもう、自らの変化を恐れていた女性の姿はない。
あるのは、やがて歴史にその名を刻む、二人のウマ娘の姿だけだった。
≫174時期を逃した感21/09/27(月) 23:52:54「…………なあボノトレ」
「何マヤトレ?今仕事中なんだけど」
「なんだそのプロ意識…というかここメイド喫茶で俺は客!」
「うっさいなぁ…はい注文どうぞ…」
「えぇ…いやまあもうこの際お前には突っ込まんぞあらゆる意味で。それよりあっちのカレトレなんだけど」
「うん?」
「この、このっラブ・ラブ・キュン☆オムライスで!掛け声は…えいえいむんでお願いします!」
「むんですか?」「むんっ!です!」
「はーい♡それじゃいっくねー!えい、えい、むんっ!」
「キャーッ!」
「…………」ジロッ
「私も、私も同じものを!掛け声はもえもえきゅんで!」
「…………」ギリィ
「あの辺だけ秋葉系列のメイド喫茶になってない?というか板に付きすぎじゃない?」
「なんかカワイイでカレンチャンと差別化目指した結果ああなったんだって。あとはいこれ注文のメロンパフェウルトラデラックスソーダのカロリーアオハル爆発スペシャル」
「待って俺注文してない…いやもうこの際いいや。あと、あっちでその手のメイド喫茶のバックに付いてる筋の者みたいな顔して睨み効かせてるのカレンチャンだよな?」
「ああうん…お兄ちゃんが他人に+自分の容姿であの行為+ラブキュンオムライスだし…スリーアウトってとこなんだろうね…」
「というかファンは大丈夫なのかあれ…ちょっとカワイイ削れてない?」
プンスコシテルカレンサマモカワイイ!ワタシイマカレンサマニニラマレテル!アッズルイスミマセンワタシニモオナジモノヲ!
「……まあもう楽しそうだしいいか。外野がとやかく言うことでもないだろ」
「それがいいよ。案外あれもファンサの一環かもだし。で、そろそろ会計行く?」
「まだ一口も食べてねぇよ!」
この後無事ぼったくり価格を出された挙句、バックから出てきたゴルシゴルトレマヤノに「払えないってなら…分かってるよな?」とメイド服を着て接客させられるはめになったマヤトレでしたとさ
うまぴょいうまぴょい
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part64【TSトレ】
≫6二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 00:02:34『頼るということ』
ネイチャのトレーナーが呼ばれた先は…
「ようこそ、大人の飲み場へ…」
アホの集いであった。
「だいぶ久しぶりにお酒を飲む気がする…」
そうつぶやいたアホ筆頭は向こう正面でチューハイをなぜかワイングラスに注いで飲んでいる。
「ぷっはー!やっぱりこれですわ」
ストゼロをガブ飲みするメジロ科メジロ目御令嬢モドキが右手に鎮座している。すでに何本か空の缶が転がっている。
「ええ、ええ。この頃は忙しくて飲めませんでしたからね」
しょっちゅう迂闊なことをしてはライオンさんに攫われるお姫様が比較的優雅にワインを楽しんでいる。
そう、今日は宅飲みをするアホと仲間たちの場に、ネイチャトレもなぜか御呼ばれしたのであった。
「あはは…えっと、私でよかったんですか?もっとこう、飲んでて楽しそうな方もいらっしゃると思いますが…?」
なぜ呼ばれたのか、ネイトレ自身もよくわかっていない。突然今日のトレーニングの終了時にブラトレが走りこんできて、
「今日宅飲みするけどネイトレさんも参加してくれ!」と叫んでそのままダッシュで去って行ってしまった。
ネイチャから「モテモテじゃありませんかー」と茶化された上、呼ばれたからには参加せざるを得ない…
と思ってしまい、後からメッセージで飛んできたブラトレの家の位置情報を頼りにやってきたのであった。
「まあまあまあまあ、せっかくいらっしゃったのですからネイトレさんもお好きなものを飲んでくださいまし飲んでくださいまし」
そう言うとマクトレはすっくと立ちあがってネイトレを冷蔵庫の前まで連れていく。すでに結構お酒臭い。
冷蔵庫の中には山のようなストロングゼロ、チューハイ、ワイン。
一般的成人男性が使っているであろうサイズの冷蔵庫の中身がすべてお酒類で埋め尽くされている。
「え、そ、それでは…ワインをいただきます…?」
「はーいワイン入りましたわー!」居酒屋の従業員のような御令嬢モドキ。
こうしてネイトレはアホの飲み場でお酒を飲むことになった。
≫7二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 00:03:01≫6
「だからですねぇ!ルドォォォォルフはさいっこうなんですよぉ!」
「ほぉぉおおおーん?だがうちのブラァイアァァンだって負けちゃぁぁいないよぉぉぉ?」
「はっあぁぁぁぁぁ?わたーくしのマックイィィィンを忘れてもらっても困りますわぁぁぁ!?」
「ああああぁぁぁぁぁ…」
気が付けば大変なことになってしまっていた。
「もっと勢いよく飲もうぜー!」というブラトレの発言から三人はヒートアップし、どんがどんが飲み始めた。
なるほどウマ娘は酔っぱらいにくいのかもしれない。
ただしそれはあくまで酔っ払い“にくい”だけの話であり、許容量を超えれば酩酊するのは道理である。
「も、もうちょっと抑えましょうよ?」とネイトレもセーブさせようとしたのだが、
「左手でも飲めやぁ!」「「やあってやろうじゃねえか/ありませんか!」」という流れでそのままスピードアップ。
あれよあれよのうちに泥酔したアホが3人分完成である。
「ほっほほいほーい!こうなったら担当のすんばらららしいいところをそれぞれ言ってみましょうじゃあねえのよさぁぁぁぁ!」
「ええぃもちろんですわもちろんですわ!マックゥゥゥインの素晴らしいところであなた方をノックアウトですわああああ!?」
「すんばらしいいいいるっどーるふのすばらぁしさにひれふしなさああい!」
「えっえっ…あ、は、はい…」まだしっかり酔い切れていないネイトレは困惑し、酔っ払い川の激流に流されるほか無い。
「じゃあまず!ネイトレ!」
「ひえっ私ですか!?」突然の名指しでグラスを取りこぼしかける。
「そうそうそーう、ルドルフしんぽーしゃの私にネイチャちゃーんのすばらしーいところを教えなさーい!はりーはりーはりー!」
「やってみせなさぁいネイトレェェェ!」「なんぼでもあるはずですわああああ!?」
「ええっとえっと…その…」
3人とも顔が大変なことになっているが、割合まともなことを言っている気がする。
そんな中で、ネイトレはいろいろと思い返していた。ちょっぴりお酒で頭がほわほわしているが、ネイチャとの思い出は薄れない。
≫8二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 00:03:23≫7
「そうですね…とっても優しい子なんです。自分に自信がなさげな子ですが、それでも頑張ることをあきらめなくて…
たとえ強い相手がいたとしても、その時に自分のできる最高の走りを求めますし…努力家で…優しくて…」
言葉を綴っていく。今までの、そしてこれからのネイチャへの感謝を、思いから言葉の形へと変えていく。
「そして…私がこの姿になった時も、心折れそうになった時も…そっと寄り添ってくれましたから…」
そう吐露した。すると…
「うぇぇえええ感動しましたわああああ!」
マクトレはボロボロ泣き始めた。それにつられて残りの二人もでろでろの顔になる。
「うぉぉぉぉぉんすばらしぃぃぃああああ!」
「仲が…仲がいいのですねえええ…すばら…すばらぁぁぁぁぁぁあーッ!」
「あ、あのあの落ち着いてください!?」
「こぉっぉんなすばららららな関係を見せつけられたら優勝させざるを得ませんわああああ!」
「あああああ二人の道筋にかんぱあぁぁあぁい!」「「かんぱぁぁあい!」」
ぐびりぐびりとさらに追い酒。そしてついに…
「えええぇいやああ…」「もらぁぁぁぁい…」「なああぁぁー…」
アホ三人は撃沈した。
「ああああちょっと!?ど、どうしましょう!?」
おろおろするネイトレ。そこに救いの手が現れた。
「あららもう3人とも全滅してる…おや、ネイトレさんこんばんは」
≫9二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 00:03:34≫8
オグトレがやってきた。彼女も呼ばれていたようだ。
「あ、オグトレさん…ど、どうも」
「どうもです。いや私は用事があったので遅れてくると連絡していたのですが、この三人はもうすでにべろんべろんのようで…」
「私は止めたんですけどね…」
「まあ集まった三人が先に飲むのはいつものことですからね、三人の面倒を見てもらってありがとうございます」
ぺこりと頭を下げるオグトレ。
「い、いえいえ。本当に見ていただけのようなものですから…」
「ははは。では、私にもワインを一杯。それで御相子ということで」
「では、そうさせてもらいます」
とくとくとグラスへとワインが注がれていく。
前までは男だった全員が全員、今は見事なまでにウマ娘だ。
オグトレも男だったが、今行っている所作は繊細さにあふれている。
「…変わってしまうことに、恐怖はなかったのですか?」
ふと、口から疑問が零れ落ちた。
「…無かったといえば嘘になりますが、私にもオグリがいましたからね」
「あ…」
「皆、大小さまざまあれど不安だったと思います。それでも担当がいてくれたり、担当に助けてもらったり…そして、担当を助けるために。そういった形で不安を乗り越えたのだと思います」
「…そうですね。私もネイチャに助けられました」
「私たちは担当とトレーナーという関係ですが、言葉通りのそれよりももっと深いところで心がつながっているものだと思っています。そうでなければ、彼女たちの力をどうして引き出せましょうか」
そういうと、ワインを口にする。
「ああそれと、今回この飲み会はただただバカ騒ぎをするだけではありませんので…そう、ネイトレさん。あなたが理由ですね」
「えっ…?」
≫10二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 00:04:32≫9
困惑する。立ち直れたと思っていたが、まだ周りの目からはつらそうに見えていたのだろうか。
「あ、誤解しないでいただきたいのはあまりにも危うい状態だ、というわけではないんです。ただそこに爆睡しているブラトレさんが「普段はあんまりかかわってないけどせっかくだからいろいろ話を聞きたいんだよ」っていう話をしていてですね、それならばいっしょに飲むというのも乙なものであると、そう思ったわけです」
ワインを飲み終わると、オグトレはフフッと笑った。
「結局私が到着する前にぶっ倒れるまでぐびぐび飲んでいてはお笑いですがね!はっはっは」
「あ、アハハ…でもですね、オグトレさん」
「なんでしょう?」
心はすっきりした。なんだかんだで、私を助けてくれる人は周りにいるのだ。
「振り回されましたけど、やはりこの三人…いえ、私の周囲にいる人はとても優しい方ばかりでした。私の話を聞いて、感動したとまあオーバーにふるまってくれましたから」
「それはそれは、この酔っ払い共を感動させた素晴らしいお話、ぜひ私も聞きたいものです」
「うふふ、ではもう少し長めにお話ししますね」
夜は更けていく。二人の大人がゆるりと飲み会を楽しんでいく。アホ三人はぐっすりといい夢を見ている。
その後ルドトレはルドルフが「お迎え」に上がり、マクトレはふっと起き上がったと思えば帰りますわとだけ呟いてスパッと帰ってしまった。
ブラトレはオグトレがベッドの上に放り込み、机の上の後片付けを終わらせる。
「今日はよい飲み会でした。想定通りというわけではありませんがね」
「私も、今日はお誘いいただきありがとうございます。本当ならブラトレさんにお礼申し上げたいのですが…」
「ああ、明日にでも言っておけば喜んでくれると思いますよ。それでは、タクシーを呼んでますのでお気をつけて」
そう言うとオグトレも帰って行った。
オグトレが呼んでくれたタクシーに乗り、帰ることにする。
自分一人で抱えなくてもいい。周囲に頼ってほしい。
そういった言葉を変化したすぐに貰っていたが、なかなか頼ることができていなかった。
「もっとネイチャからも頼ってと言われていましたし、頼るのも悪くないかもしれませんね…」
そう思いながら、ネイトレは夜更けの空に思いをはせていた。
翌日、酔っ払い3人はそろってネイトレの前で五体投地をかましたのだが、ネイトレは笑って許した。
≫21二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 00:13:43『勇気の源』
今日はロブロイと買い物に出かけている。
レース用具はもちろん、本屋で面白そうな本がないか見たり、二人で服を買ったりと予定している。
ただ、先ほど連絡があったがどうやら同室のライスが大変なことになってしまったようで、その手伝いのために少し遅れる、とあった。
そのため、待ち合わせ場所で彼女を待っているのだが……。
「……やっぱり、見られている、のでしょうか……」
周りから、様々な視線が感じられる。
ウマ娘になる前も確かにあったが、今見られている視線はいつものとは違っている。
あの子可愛いな、胸がでけえ、一人かな、誰か誘ってこいよ……
「……っ」
かつては男であったから分からなくもないが、それでもこの邪な感情を向けられると寒気がしてくる。
これが、女性の感じていた視線、というものなのだろうか……。
確かにこの体はとてもかわいく、華奢であり、とてもかわいらしいものになっていると私自身思える。
その姿を見てしまうのも、当然わかる。だけど……
この体に欲情する、ということは担当のロブロイに対してもそのような眼を向けている、ということでもあります。
それが何よりも嫌悪してしまう。彼女のことをそんな目で見られてほしくない。
ロブロイはとても輝いている存在で、外見もとても魅力的だけど、何よりもいいのはその強い意志で……
「ねえ、そこの君、ちょっといいかな?」
「!!……あ、いえ、今、は……」
ゾクッ
≫22二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 00:14:20≫21
普段なら普通に断ることができるような言葉。
だけど、実際に上からねめつけるようにするその視線は……
嫌だ、怖い、そんな目で見るな、私に期待するような目で見るな、性的な目で見るな
何事にも動じないことが私自身の長所であると思っていたのに、突然のその瞳は一瞬言動を鈍らせる。
そこをつかさず、相手は話しかけてくる。
面白いところあるけどいかない?きっと君も楽しめるからさ、友達もいるなら一緒に誘ってもいいよ……
その言葉だけでなく、周りからの目線も期待を込めたような視線が強くなる。
怖い、怖い、怖い、怖い……
この体を汚さないで、この体はあの子の身体と似ている。そんな大切な体に対して、そんな目を、向けないで……。
「待ってください!」
その時、聞きなれた、だけど堂々とした声が聞こえる。
目を開くと、そこには、私の英雄がいた。
≫23二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 00:14:56≫22
「お、君もこの子の友達かい、いいねえ、一緒に遊びに……」
「あなたにこんなにも怖がっているじゃないですか!あなた達と一緒にはいきません。帰ってください!」
それは、普段のロブロイとは違う……でもそんな姿も想像できていた、勇気のある堂々とした姿であった。
男の方もその迫力に負けたのか、そそくさと離れていった。
また、周りにあった視線もいつしかなくなっていた。
「ロブ、ロイ……」
「トレーナーさん、ごめんなさい、遅れてしまって、怖かった、ですよね……」
そこには、いつものロブロイがいた。
先程までのごうごうと燃え盛るような怒りはなく、穏やかで静かな、木漏れ日のような温かさが感じられる。
ああ、本当にもう、大丈夫なんだ……
彼女がいてくれる、それだけでここまで心強いとは……。
それと同時に、今までであれば私がこういう時に対処していたのに、いつの間にか逆転してしまっていると感じ、不甲斐なく思ってしまう。
ロブロイを支えるはずなのに、彼女の足を引っ張ってしまっているのでは……。
「ありがとうございますね、ロブロイ。いつもなら私が追い払っていたのに、不甲斐なくてすみません……」
「いえ、トレーナーさん、そんなことないです。私、トレーナーさんを守る、って思うとなんだか、すごく勇気がわいてきたのです」
「え……」
「トレーナーさんを守ろうと思ったから、ここまで勇気が出たんですよ。今までの私だったら、上手く言えなかったと思いますから……」
≫24二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 00:15:11≫23
ああ、本当にこの子は、勇気のある子だ。
小さな体に大きな熱意、引っ込み思案と思っているけど誰にも負けない勇気、まさに彼女こそ私の英雄様だ。
「さあ、トレーナーさん、早く行きましょう」
「……ええ、ではエスコートお願いしますね、ロブロイ」
その小さな手を取る。
とても小さいのに、とても力強く、心強い。
ああ、その姿を見ると改めて思う。
彼女こそ私の英雄様。彼女のことをいつまでも支え続けたい、と……。
「あ、あの、トレーナーさん……今後は待ち合わせは寮などにしましょう。その、私も、あんな目でトレーナーさんが見られるの、嫌ですから」
「ふふ、そうですね、では今後もどうか守ってくださいね、ロブロイ」
「はい、トレーナーさんは、私だけのヒロイン、ですからね」
その後はロブロイにエスコートされてデートを楽しんだ。
ゼンノロブロイのやる気は絶好調をキープしている。
ゼンノロブロイの根性が20上がった!
少し離れていたところで見ていたアグネスデジタルのスタミナが10上がった!
少し離れていたところで見ていたアグネスデジタルの根性が10上がった!
≫45さあ書くぞネイチャ怪文書21/09/28(火) 00:31:39今日は雨天。それもゲリラで土砂な奴。
おかげで雨嫌いなトレーナーはうんざりした顔をしてる
「トレーナーさん、雨嫌いなの?」
「うん。髪がものすごいダメージ受けちゃうからね」
そう言うトレーナーさんの髪は末恐ろしいほどにサラッサラなままだ。いやホント白い川みたいに。そんなの無いけど
「いや、ネイチャも知ってるでしょ!?前の話よ、前の」
「あはは……そうだったね」
思い出すのはトレーナーがウマ娘になる前。
雨が降ると髪がゴワッゴワになってアフロみたいになってたのを何度も観た。
その度に笑っちゃって、その度に平手打ちされた覚えがある。けど、
「まあ、今はそういうことないけど」
今は見る影もない。雨でも晴れでも、何一つ変わらず、何一つ重ならない綺麗な白毛がそこになる。
残酷に、変化はアタシから思い出と安心を奪っていく。
「これだけだねー、変わってよかったのなんて」
そういうとタハハ、と笑うトレーナーさん。笑い方だけが、同じ
「なんか美人だったらなー、って冗談で思ったことはあったけど……実際になるとエイリアンになったみたいだよ」
変わってしまったその日から、トレーナーさんの周りは一瞬で変化した
周囲の目は一瞬でこの人に向き、それまで見向きもしなかった人たちが媚を売り始める
そうして、無遠慮な人達はプライベートってやつを蹂躙しようとし始めた
アタシの小さな宝物は、その日から数億円する骨董品になってしまった
「……戻りたいなー、って思ったりも、するよね」
そう、トレーナーさんは寂しげにつぶやく。……でも、思ったり、で済む
けど、私は、それじゃ済まなくて
「……アタシも、だよ」
そうして、雨の音よりも小さく言葉にする
当たり前だと思っていた楽しかった日常に戻りたくても──その道はもうきっとどこにもないんだろうな、と思うと
室内で雨粒が流れた
≫63二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 00:46:30グラス視点の飲酒するグラトレ SS
……私はお酒があまり好ましくありません
……何故なら……
トレーナーさんと二人で月を見ながらのんびりと過ごします
トレーナーさんはお酒を飲んでおられるので、「お酌をしましょうか?」と訪ねても「そういう訳にはいかない」と断られます
普段はふわふわしてますが締めるときは締めるのがトレーナーさんです
会話も無い中で、トク…トク…とお酒を注ぐ音が耳に残ります
その音を立てる物に少しばかりの敵視を向けると、それに気付いたのかトレーナーさんがコチラを向きました
ほろ酔い気味なのか頬を紅く染め少し潤んだ瞳でコチラを見るトレーナーさんに思わず口を近付けます
……ですが……トレーナーさんに止められました
曰く、お酒を飲んでアルコールが残るのに口づけなんて出来ない! との事で……
私は不満気にトレーナーさんを睨みますが、ダメなものはダメと断られてしまいました
……私はお酒があまり好ましくありません
……口づけをさせて貰えないからです
完
≫65二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 00:46:59「…………なあボノトレ」
「何マヤトレ?今バイト中なんだけど」
「いやまあもう俺はお前にもメイド喫茶がトレセン学内に常駐してるのにも突っ込まんぞ。ルドトレがちょいちょいメイド服着てるのをみればなんとなく察しは付くし」
「まあメイド喫茶って言っても実態はファンサ施設兼ガス抜き施設だしね…実際ボクが働いてるのも材料費出してくれるからってバックヤードで色々創作料理作ってガス抜きしてるボーノ☆の手伝いみたいなものだし。じゃなきゃバイトなんてしないよ担当のこと見てないといけないもん。給料も出ないし」
「ああ…ちゃんとそういう意識は残ってるんだな…いやまあそりゃそうか…ってそうじゃなくてな?」
「はぁ…何?」
「あそこで働いてるフラトレが着てるのメイド服じゃなくてディアンドルだよな?」
「細かいことを気にし始めたら男は終わりだよマヤトレ。一応広義の意味ではメイド服って言っていいんじゃない?キミがメイド服に異常なこだわりがあって納得できないっていうならちょっと引くしそのことをマヤノちゃんのパパに伝えとくけど」
「今のお前に男を問われたくはねぇなぁ…あとマヤパパに伝えるのはやめて。後生だから」
「まあでも理由は客として来てるエイシンフラッシュ見たらわかるんじゃない?」
「ああ…うん。見るからにやる気絶好調です、って顔してるなぁ…でも掛かり気味じゃない?大丈夫?ゾーン(固有スキル)撃てる?」
「メイド服着てちょっと接客するついでに担当の調子跳ね上げてついでに休息も取らせれるなら安いものだよ本当に。まあたまにカロリー取りすぎちゃうみたいだけど」
「ここのメニューやたらカロリー高いもんなぁ。あとあれはディアンドルな」
「あんまり入り浸られても困るからねぇ…価格釣り上げるのも流石に上に止められる…というか価格インフレくらいじゃ止まらないだろうし」
「うわぁ…」
「まあそれより早く注文してくれる?」
「おっとすまん。じゃあこのフラワリー…」
「はいご注文のドキドキ☆ボーノの気まぐれパフェ☆」
「まだ注文の途中だったろ!?…あっでも美味しい」
「当たり前でしょ」
「なんでお前が胸張って…いやまあ張るか…そうか…うん美味しい…」
この後無事パパノトップガンから呼び出しを食らったマヤトレであったとさ
うまぴょいうまぴょい
≫74二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 00:52:16ブラトレマクトレ宅飲み泥酔録(セリフのみ)
「かーっ、やっぱりストゼロはこの世界で最も優れた飲み物ですわ」
「お前担当の紅茶のこと馬鹿にしただろ」
「紅茶も一位なので問題ありませんわ」
「お前もう酔ってないか?」
「まさか。そもそも紅茶とストゼロは用途が違うでしょう?優れたものと美しいものは常々異なるものです」
「返しにくい屁理屈やめろや」
「巨人が勝った日はマックイーンにスイーツを奢っていますの」
「うっわ、こいつサイコパスだわやべえやつだわこわ〜」
「わたくし悪いことしてます?」
「担当のやる気削いでレースに影響出ても知らねーかんなー」
「野球とトレーニングは結びついてねえ、じゃなきゃあいつのトレーナーは務まんねえ」
「いきなりトレーナーモードになるな」
「鷹の爪って鷹の爪なのか?」
「どちらかと言えば大地の爪ですわ」
「詩的な表現だな」
「お嬢様に仕えておりますので」
「最近の金持ちはストゼロが畑から生えてくるんだな」
「ストゼロとメジロは関係ないでしょう」
「まっぐいいんがっこいいですわあああああ!!!!」
「はーうちのブライアンが最強だからー最高だからー」
「はいライン川宣戦布告ですわーおりゃおりゃあはははは」
「んだとストゼロやろー缶じゃびん位勝てるわけねえだろおおおあ」
「はー指切ってやりますわこの...zzz」
「あふはあはは....zzz」
≫89二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 01:10:51ちょっと落ち着いたっぽいので前見たトレーナー集会で考えた1発ネタ置いとくね…
第一回チキチキ!曇ったトレーナーの回with三女神のご加護付き(一番最悪な時の精神)
タマトレ「やめーや…」
マヤトレ「(アカン)」
テイトレ「俺が弱いから、自分勝手で卑怯な私なんかがトレーナーになったから…テイオー…っうぅ…みんな…ごめんなざい…だれか…たすけてぇ…」
ネイトレ「あなたはすごい人よ…何も変わらない本当に強いトレーナーだから…みんな側にいるからね…」
フクトレ「やめなきゃいけないのに、俺が言わなかったから…ちがう…俺がただ傷つきたくなかっただけだろ…ごめん…ごめんねフク…私のせいで…」
スズトレ「お前のせいじゃない…お前も、誰も悪くないから…大丈夫…大丈夫だから…」
マルトレ「違う…違う!!俺は、マルゼンスキーのトレーナーで…彼女は最強で、俺は邪魔になりたくなくて…俺が…う…ゔあ゛あ゛ぁ゛ぁ゛…」
マクトレ「…バ鹿野郎何言ってんだよ、マルゼンスキーは最強なんだろ?だったら彼女が信じてるお前を、お前自身が信じてあげねぇと駄目だろ…」
デジトレ「俺…おれに価値なんて、ないから、ごしゅ…ご主人様の役にたたなきゃ…やくにぃ…う、うゔぅ…」
タキトレ「デジタルはお前のことをそんな風に思ってないよ…お前はよく頑張ってるから…」
タマトレ「ざけんなや 心が痛い ドブカスがァ…!」
マヤトレ「ふぁっきゅー三女神」
≫93二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 01:29:14「…………なあボノトレ」
「何マヤトレ?今忙しいんだけど」
「タイトレが胸の上半分出してるメイド服着てるのにはもうこの際何も言わないよ俺は。客として来たナリタタイシンがさっそく溶けた顔してるのにも」
「いつも大変そうだよねあれ」
「でもタイトレが胸でお椀ささえながら歩いて来たのになぜかナリタタイシンの目の前ですっころんで持ってきたパフェをタイシンとタイトレにちょうどかかるようにぶちまけつつナリタタイシンを圧し潰してるのはなんかおかしくないか?あいつあんなラッキースケベ枠というかドジキャラだっけ?」
「まあ…うん…すごいよね…三女神の加護でもついてるんじゃない?」
「どっちに?」
「さあ…分からない…」
「あとタイトレが顔も胸も生クリームまみれになった上でもつれ合いながらごめんタイシン!っておしぼり持ってタイシンの服を拭こうとしてるけどあいつ何考えてるんだ」
「さあ…それも分からない…」
ウワースマンタイシン!スグニフクカラナ!
マッテチョットマッテホントニイヤチカ…パキッ
「…ところで実は今日皆忙しいみたいで手が足りてないんだよね…タイトレも今抜けたし」
「それがどうし…おいまて…まさか…」
「今ここにいるくらいには暇なんでしょ。後の予定も特にないのはさっきマヤノから聞いたよ」
「いやだよ!」
「手伝ってくれるならさっきの視線について何も見なかったことにしてあげるけど?」
「…いやうん…あれは仕方なくないか…」
「…まあガン見してないだけ理性があるほうだと思うようん本当」
この後、無事メイド服を着て接客するも、中等部からはそれなりに評判が良かったマヤトレであったとさ
うまぴょいうまぴょい
≫94ネイチャくぁいいよネイチャ21/09/28(火) 01:37:49時は昼間。行きつけのカフェにトレーナーさんと来ている。
「どうしたの、ネイチャ。パフェ、食べないの?」
うん。まあ顔面が暴力的なんですよこの人。頬杖ついてるだけなのになんでこんな涼しげなの
なにこの顔面核爆弾。周囲の人がちらちらこっち見てるんだよねー
……その度にちょっと威嚇しちゃってるのは大人気ないかな、なんて思ってるんだけど
おのれウマ娘化。これ何回思ったかわかんないけど
「やっぱり……それ、美味しそうだよね」
「前々から思ってたけど、結構卑しんぼだよねトレーナーさん」
さっきから顔が左右してるんだよねぇ……なのに顔面と仕草の温度差でギャップ萌えが生まれてる
ああもうまた右向こうの席の奴こっち見てる!これで威嚇も3度目だよ!懲りてって!!
やっぱ前の顔に戻ってほしいよ。安心して独占できな、って何考えてるんだアタシ!
別にトレーナーさんは私の所有物でもないし!いやトレーナーさんの一番はアタシだけど!
なんて考えながらパフェを口に運ぶ。美味しいけど愉快じゃない。
あーあ、前だったらあーんさせたりとか出来たんだけどなあ。
あの時は自覚なかったし何気なくやってたけど、幸せだったんだなあ。今やっちゃったらどうなることか。
≫95ネイチャくぁいいよネイチャ21/09/28(火) 01:38:17「あ、そうだ、ネイチャ、一口頂戴」
そうそう、こんな感じに、って
「へ!?」
「だから、ほら」
あーん、と口を開けるトレーナーさん。
ああもう顔がいいと何をやっても様になる!!また視線が集まってるし!!
そうして威嚇したり悩んだりしてると、いつまでも来ないことを不思議におもったのか口を閉じてトレーナーさんは怪訝そうな表情になった
「?どうしたの?」
「あー、その」
周囲の視線が、と言い出せずにうー、あー、と唸るしかないアタシ
周りを見てトレーナーさんはそれに気づいたらしく、あー、という表情をした後
「よし」
と言ってメニュー立てを手に取る。
ほうほう、その取ったメニュー立てを、周囲からの視線が見えないように移して、ほうほう
「はい、これで大丈夫」
そう言ってニッコリ笑う。
ああ、もう。そういうところだけ変わってないのは本当に卑怯だって!!
前だったら普通に見れた笑顔がすっかりあたしの目には毒だった
どうせもう周りに見えないし、と覚悟を決める
よし大丈夫だぞアタシ震える手を抑えて口元にスプーンを運ぶだけ、ってああもうその大口を開ける表情は前とかわってないんだから色々自覚したせいでドキドキがヤバいんだって人の気も知らないでよしもう口に運んだから食べて食べてよ食べてよね!?
「あー……ん」
「あーん」
パクリ、と口が閉じられる。あーもう実に幸せそうな表情しちゃって
元の顔に戻っても前と同じにできないだろうなあ、ホント
さーてアタシも食べる、ってアレスプーン無い
そして、気付くとパフェ用の長いスプーンはトレーナーさんが握ってて
「お礼。はい、あーん」
「ふぇ」
その後トレーナーさんの手でパフェを食べさせられた。
味なんてわかるはずないけどどうしようもないくらい幸せだった
≫112二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 06:33:59《今日から始まる今日終わる!ウマ娘にしやがれ〜〜!!》
タイトレ「…」
ルドトレ「…」
(空席)
ブラトレ「…♪」
フラトレ「…」
フクトレ「…さ!帰るか」
タイ「待て待て待て」
フラ「早い早い早い」
《ピンポンパンポ〜ン》
ルド「…タイトルコールと同じ声」
タイ「こういうの口で言うの?」
《オープニングトークをどうぞ》
フク「やっぱ帰る」
フラ「逃しませんよ?」
フク「なんで乗り気なんだ…!」
フラ「地獄の道連れは多い方がいいと思いませんか…?」
フク「一緒に逃げればいいだろ…!!」
タイ「キャー禁断の逃避行ー!」
ブラ「キャー! でも多分楽しいと思うぞこれ」
《はい十分です》 はえーよ まあまあ
≫113二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 06:34:21《この番組はお招きしたゲストと一緒にゆるゆる駄弁りを繰り広げるトークバラエティ! をやりきるまで部屋から出られなくなったウマ娘化トレーナー達の奮闘を描く、真実のドキュメンタリーである…》
フク「…クソがぁ!!!!」
フラ「落ち着きあるナレーションボイスから想像以上の地獄突きつけてきましたね…」
ブラ「ナレーター…一体何者なんだ…!!」
タイ「いやどう聞いてもゴールドシップの声だこれ!」
ルド「ルドルフ…シンボリルドルフ…!!」
フラ「…駄目ですか。ルドトレの祈りが届かないとなると、やっぱりウマ娘特有の超物理的不思議パワー絡みでしょう」
タイ「祈りも相当超物理じゃないか?」
ブラ「早速楽しくなってきたな!あ、探したけどこの部屋扉も窓もなかったぞ!」
タイ「優秀だな!そしてヤバいな!!なんか俺も興奮してきた!!!」
フク「混乱してきてんだよ!」
ブラ「でもなんか怪しいのはそこのIPadと部屋の隅のでかい宝箱!」
フラ「…これもう電源入ってる…ん?」
ルド「カンペアプリ?…じゃあこれの通りに進めればいいんですね」
ブラ「『ゲスト席に鍵あり。宝箱へどうぞ』…気付かなかった。鍵置いてあったんだ」
フラ「じゃ、さっさと宝箱を開けてしまいましょう」
ルド「カンペの文字が変わる…『開けてびっくり玉手箱…』」
ルド「『中のゲストと楽しいトーク!』」
ネイトレ「…」シクシク
「「「「「…人の心!!!」」」」」
≫114二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 06:34:52ルド「…『という訳で本日お越しいただきましたスペシャルゲストはこの方!ナイスネイチャ担当トレーナーさんでーす!』」ヤケクソ
タイ「出たなクールビューティー!」ヤケクソ
フク「庶民派ギャップでさらにファン爆増してるらしいぞお前!」ヤケクソ
ブラ「ヒューヒュー!」
フラ「ポッキー食べます?」
ネイ「いただきます…うぅ」
フラ「…なんの慰めにもならないですが、私たちも同じ状況です。元気出してください」
ネイ「…ウマ娘になってから色々つたないところ、不甲斐ないところもあったけど、起きたら箱の中に閉じ込められてたときは、いよいよ死ぬんだって思って…」
タイ・フク(かわいそう)
ブラ「その顔で嘆くと悲壮感が半端ないよネイトレ…」
ルド「…まずはがんばってここを出ましょう!私たち、昔も今も仲間です!」ギュッ
ネイ「へ!?そんないきなり手を取られても…!?」
タイ「ルドトレ離れろ。あんま彼女を汚すんじゃない」
ネイ「…ほんの一瞬なのに、頭おかしくされそうだった…」
ルド「そんな!私何もしてない…!」
ブラ「監禁されるレベルでしてたよ」
フラ「…え?」
フク「どうした?クソカンペきたか?」
フラ「いや…うんそうですね。読み上げます」
フラ「『トークテーマはー?【最近ゲストがドキドキキュンキュンしたこと】!』」
( ( ( ( ( 鬼だ… ) ) ) ) )
ネイ「…死ぬんだ…」
≫115二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 06:35:07タイ「元男とか!今女とか!色々あるのは分かるけど頼む!」
フラ「あとめちゃくちゃ恥ずかしいのも承知です!でもどうかお願いします!」
ルド「やっぱりこれって、そういう系の話?」
フク「何がやっぱりだ黙ってろイロボケ」
ルド「うぅ…」
ネイ「…やります。このまま帰れないのはイヤなので」
ブラ「…ありがとう!じゃあもうちょっと砕けて話そ? 帰れないと向こうで担当達がどうなるかわかんないし」
ネイ「みんなー!!!『覚悟』はいい!!?…ごめんねネイチャー!!」
ルド・ブラ「イエーーーーイ!!」パチパチパチ
フク「用意とか準備じゃなくて覚悟いんのか!」パチパチパチ
フラ「こんな鬼気迫るキュンキュントーク導入初めて見た!」パチパチパチ
タイ「そもそもキュンキュントークに縁ない!」パチパチパチ
ネイ「…まあ、あんまり上手く話せないかもだけど。みんなは男の頃に後ろ抱きっていうか『あすなろ抱き』ってした事ある?女性の後ろから、あと上から、男性が抱くやつ」
タイ「…フラトレはある?」
フラ「男の頃に限定するならフラッシュとも清い…いやいい、どっちにしろなかった」
ネイ「…他の人もいない感じ? じゃあここで自分の話になるんだけど」
≫116二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 06:35:29ネイ「私はした事がある」
フク「…あすなろ抱きをされたことがある、ではなく?」
ネイ「ううん、最近ネイチャ相手にした」
ブラ「お前もそっち側だったかー!!」
ルド・フラ「「コッチヘオイデー」」
フク「メス堕ちしたお前らとは真逆だぞ」
ルド・フラ「「コナイデー」」
ネイ「違うの!!それでキュンキュンしたって話を言いたいの!!」
タイ「されたからキュンキュン?したんじゃないのか」
ネイ「そこが盲点っていうかただの憧れだったから気付かなかったんだけどね。
腕の中に大切な人がいて、抱いている腕にそっと置かれる手の温もりとか、
腕や胸から伝わってくる鼓動とか、自分にむかって頭擦り寄せてきたときなんかもう!かわいかった…!」
タイ「すげえ掛かってる…」
フラ「先生質問です。真正面から抱きしめるんじゃダメなんですか」
ネイ「真正面からネイチャに抱きしめてもらったことはあるけど、あの時のことはよくわかんない!」
フラ「わかったごめん。正直でよろしい」
フク(ネイチャに限定しなくていいのに)
ブラ「…真正面からのハグと違ってお互い同じ方向向いてるのがよかったりする?」
ネイ「それ!その状況で晴れた星空を二人でみたりとかもね!…だからあすなろ抱きは抱きしめる側の満足度も十二分って話なの!」
ブラ「じゃあ俺も質問!自分より背が高い相手にあすなろ抱きってできないの?」
ネイ「相手を椅子に座らせる」
ブラ「…あ!? なるほどそりゃそっか!」
フク「速攻で解決法提示されて驚くわ」
フラ「…する、いやでもされる方が…」
タイ「…誰にやるにしても今の俺の場合はな」
ネイ「…そこはもう『当ててんのよ』の精神で…。あと担当の子以外にその身体でやっちゃ駄目だって」
≫117二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 06:35:43ルド「ネイトレさんも椅子に座ってるネイチャさんに?」
ネイ「それだとすごく腰を曲げるか中腰の姿勢になるかな…」
タイ「中腰でやるのはだいぶ体鍛えられそう」
ネイ「…私の時は草むらに座った私のすぐ前に座ってる、って感じだったね」
フラ「それができるのはやっぱり身長差あってこそだから、特別感あるエピソードですね」
ネイ「身長というかもう座高差だけどね」
ルド「…あ。それってつまり背面座モゴッ」
フラ「ありがとうポッキー。ありがとう江崎グ◯コ」
フク「テメこの、ド下ネタ振るなら相手考えろイロボケノカタワレ!!」
ネイ「怖い…帰りたい…ネイチャァ…!!」
タイ「!? あーあーセクハラ案件で理事長代理にチクってやろ」
ルド「シャレにならない!?いやごめんなさいネイトレさん!」
ブラ「俺ら相手でも普通にアウトだからな今の!思うまま喋って、心のタガぶっ壊れてるのか!?」
ネイ「分かる…分かるよ…」
タイ「泣きながらルドトレの理解者ヅラしてる!?」
フク「さては意外と余裕か!…よかった」
ブラ「やっぱそっち側じゃないかー!!」
ワーギャーワーギャー
《ピンポンパンポ〜ン。撮れ高十分となりました。皆さん十秒後にご帰還でーす》
「…」
《おーおー全員やる気が昇天ペガサスMIX盛りじゃん?あ、この部屋出たら中で起きたこと忘れてるんで!じゃあ次回も世露士苦!サヨナラ!》
「…え??」シュン
終
≫147二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 08:09:27ここはトレセン学園、数多の少女が夢を追いそして敗れ去っていく残れるのは一握り弱肉強食の世界...
そこで俺はタマモクロスのトレーナーを努めている。
ある日三女神像の前を通った時、俺は不思議なものを見た
三女神像前の何もない空間に扉が有ったのだ
無意識に扉に手が伸びる...
扉を開けると不思議な空間に繋がっていた、来たことは無いがどこか懐かしいような
部屋には机とボロボロのウマ娘の写真があった。
写真を手に取る、見たことない、無名のウマ娘だろうか?
写真を見つめていると何処からか声が聞こえてきた
(まだ...まだ走りたい...私は...まだ走りたい!)
その時だった。
ゴキゴキガガギゴ!!!
体の骨が軋む音とともに全身に激痛が走る。
体の骨格が変わっていくような感覚がある。
自分の視線が徐々に低くなっている。
自分の体を見ると、体がどんどん変化していくのが分かる。
太い骨を筋肉が覆っていたごつごつした手足から筋肉が消え、ぷにぷにの柔肌に覆われた華奢な手足になる。
胸が膨らむ。
顔の骨が軋み始める。
顔を触ると驚いた。
男らしい角ばった顔の骨格が、丸みのある小顔、少女のような骨格に変わっているではないか!
顔面がくすぐったい。かき混ぜられているような感覚がある。
顔も変わっているのだろうか。
「一体な」
自分の声がすでに低い声から可愛らしい女声に変わっていることに戦慄する。
頭皮に違和感を覚える、短髪だった自分の髪が伸びていく。色が変わっていき黒髪が灰色になり肩まで伸びる。
そこで俺の記憶は一旦途絶えた。
≫148二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 08:09:48現状を確認する
年は10代半ばぐらいだろうか、幼さが残る身体、頭に生えたウマ耳と尻尾... (....しれ
「ついに来たか」
聞いてた話とは多少違うが今流行の奴だろう
一旦家に帰りタマモクロスに連絡をいれる
「なんやトレーナー?何か伝え忘れでもあったんか?」
「タマ、落ち着いて聞いてくれ」(.....はしれ
タマはこちらの声を聞いただけで全てを理解したらしくすぐ行くとだけ言って電話を切った
十数分後...
「入るでー」
「タマー!俺女になっちゃたよぉぉぉ」
タマに抱きつく (走れ...はしれ
「なんや、えらく可愛くなったやないか?」
「そうだろ?でもどうせならこんな貧相な身体じゃなくてボンキュボンな身体が良かったよハッハッハ...」(走りたい...走りたい...誰よりも速く...
「...トレーナー、無理してないか?」
「大丈夫だよタマ、俺は...」
「俺はタマモクロスのトレーナーなんだ、こんな事で弱音を吐くわけには...」
タマが俺を抱きしめる
「トレーナー、人の心はそんな強く出来とらん、辛いときは吐き出さんと...壊れて戻らなくなるで」
敵わないな...
自分の体がいきなり変化したのだ、これで何も感じないやつは狂ってるか途轍もない精神力の持ち主だろう
俺は一晩中、タマの腕の中で泣き叫んだ
≫153二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 08:21:49超絶短編マクトレ4
アホとガンギマってるアホ
「お前らいつもこんな菓子食ってんのな。うまいな」
「ええ。美味しいお菓子を見つけたらマックイーンにも共有していますわ」
「ふーん。俺もなんかやってみようかな...あ、そうそう」
「なんですの?」
「面白いトレーニング思いついたんだけどさ」
「...へえ。教えてくれるか?今後の参考にしたい」
「スマホで将棋打ちながら走ったら対戦と走り同時に鍛えられてレース速くなるんじゃね?」
「......インカムを片ミミだけ装備してQA方式でやった方がいい。端末を持たせて走るのは視界が狭くなって注意力が下がるし落とした時ヒトが怪我するかもしれない」
「なるほどなー。てかやっぱりお前トレーニングの話になると口調戻るの面白いよなー」
「お好きに言ってくださいまし」
≫168二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 08:31:04トレーナーは変わってしまった...
前までは、俺は運動得意じゃないからな、走るのもどっちかって言うと嫌いだなんて言ってたのに、最近は並走トレーニングをやたらしたがる
趣味嗜好も変わってる、しょっぱいものや味の濃いものを好んで食べてたのに今はご飯の代わりにお菓子を...前作ったときは好きだって言ってくれたうちの料理もちょっとしょっぱいかなって....
段々と言葉遣いや仕草も女っぽくなってるし....
なぁ?あんたは本当にまだうちのトレーナー何か?
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part65【TSトレ】
≫42二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 09:08:37タマ「トレーナー、ちょっと質問いいかな?」
トレ「なぁに?タマちゃん」
タマ「トレーナーって走るの嫌いだったよな?」
トレ「この身体になってから無性に走りたくてね☆」
タマ「甘いものも苦手だったよな」
トレ「糖分=正義(ジャスティ)よ★」
タマ「最後に一ついいかな?うちと夏祭りで取った指輪何処やった?」
トレ?「....君のような感のいいウマ娘は嫌いよ」
みたいなのからハッピーエンドになる話ください
≫51三女神21/09/28(火) 09:12:58デメリットと言ってもちょっと味覚が変わったり愛バに似てきたり足を折るほど追い詰められたり担当の性癖を破壊したり監禁されたりアホになったり尻を叩かれたりカワイイになったり亡き身内に重ねられたりメイクデビューさせられそうになったりやたらチヤホヤされる様になったり褒めてもらった声が出せなくなったり厚底を履かないと行けないくらい背が低くなったりマーベラスになったり憑依されたりゴルシになったりスマホが爆発するだけよ?
だからあなたもレッツウマ娘!!!
≫58二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 09:15:32『正気?狂気?』
頭が痛い。
「だからよぉー!オレのパワーが圧倒的で宇宙にフラストレーションがたまっちまうんだよ!」
なぜこのアホの対応をしなければならんのだ。エアグルーヴのトレーナーは頭を抱えた。
目の前で訳の分からぬことを言うのは奇行を繰り返すことで有名なゴールドシップを担当するトレーナー。
見事なまでに長身美女に変わってしまっていた。遠巻きに一般学生が凄まじくキラキラした目を向けてくる。
一応知り合いではあったが、どうせあのアホの管轄だろうと思っていたら、
「すまーん!ちょっと今別案件で動いてる!」と言われ、それならば仕方ないと生徒会長殿は私に仕事を振り分けた。
「何、複雑怪奇なる思考をしているが、きっと大丈夫だ」
そう言われたが、そんな言葉では収まり切れていない。恨むぞ、会長。
「う、宇宙…?パワー?つ、つまり…お前は宇宙人なのか…?」
困惑しすぎて何かおかしなことを言っているが、自分でも何が何だかわかっていない。なんなのだこれは。どうしろというのだ。
「んー?そうだな、オレが未知なる世界からやってきたスーパーゴルシちゃんトレーナーだとしたらその表現はエッスァークタだ!
さあお前も未知なる世界へ乗り込もうじゃないか!無限の宇宙へ!コズミックトラァベルッ!」
そういうと突如として立ち上がり、私の腕をつかんで走り出した。
「や、やめろ!俺をどこに連れて行くんだ!」
「どこってトレセンの宇宙はトレーニング場だろ!?宇宙の心はお前だったんだよ!」
「わけのわからん事をぉぉぉぉぉ!」
なぜ私がこのような目に…!なぜだ…会長…!
≫59二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 09:15:47≫58
よくわからぬままトレーニングをこなしてしまった。
「おつかれーい。お前も走れる口じゃあねえか、なんで走らないんだ?」
ゴルトレはスポーツドリンクを投げてよこしてくれた。
「は…走るのは…そこまで好きではない…」
ウマ娘になった後でも、私に走るという欲求はあまり現れなかった。
むしろエアグルーヴとより密接に過ごせるという面ではありがたかったが…
「ま、人それぞれか。いや、ウマそれぞれってやつだな」
「ところでなぜ…私を巻き込んでトレーニングしたんだ…?」
「多分オレの言葉じゃお前にはわからんだろうからな。オレは大丈夫だ!っていうことを行動で示したまでよ」
どうやらコイツなりに私を気遣っていたらしい。気遣いはありがたいがわかりにくい。
「…んまあ、そこまで意識がはっきりしているなら問題はないな…何かあったら生徒会や周りのトレーナーに頼ってくれ」
「おう、頼り頼れるスーパーゴルシちゃんのスーパートレーナーに任せやがれってんだ」
ニコリと笑う。なんだ、顔つきは変わっても表情は変わらんな。
「ふっ…だが、もうちょっとわかりやすい説明を頼む」
「あーすまんすまん。ついゴルシとノリを合わせるとこうなっちまってな。あとウマソウル?ってやつがバリバリ来ると言動がさらにゴルシに寄っちまうんだ」
「おい…それは大丈夫なのか?」
「…すまない、エマージェンシーのコールが鳴り響いた!今日のところはここまで!サラダバー!」
誤魔化したのか恥ずかしがったのか、奴はあっという間に走り去っていった。振り向きざまになんか顔が赤くなっていた気がする。
実はあいつ、全くと言っていいほど正気なのだろうか?いや、だいぶ言動がイカれ…おかしいと思うが…?
謎を残したままグルトレもトレーニング場に取り残されてしまった。
≫67二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 09:44:25マックイーンノトレーナーがウマムスメニナッチャッタラシイカラヨウスミニイッチャウモンニ!
......モシボクノトレーナーミタイニスゴイオチコンジャッテタラハゲマシテアゲナイトナー
アッイタ!マックイーン!オッハヨー!トレーナーガウマムスメニナッチャッタッテキイタヨー!デモキットダイジョブ!キミノトレーナーナラスグニタチナオッテクレルヨ!ボクモオウエンスルカラサ!
ああ、テイオーか、おはよう。かく言う俺がメジロマックイーンのトレーナーだ
≫95二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 10:04:19『物語の新たな1ページ』
その言葉を、毎日のように感じていたが、今、この身に起きていることを見ると今までで一番強く感じられる。
朝、いつもよりも早い時間に目が覚めると、胸にとてつもない重量を感じる。
立ち上がると前のめりになり、見える光景が全く異なっている。
体を起こせば服はサイズが全く合わず、ずり落ちてしまっている。
他の人だと慌てるかもしれないが、私は既に把握できている。最近、ロブロイがこの現象を何度も目の当たりにしているからだ。
そう、ウマ娘化である。
「いつか来るかもしれない、と思っていましたが、遂にきましたか……」
そう呟きながら、ひとまず姿見で自分自身の姿を確認する。
濡羽色の腰まで届く髪(いや黒鹿毛といった方がいいのだろう)、薄い青緑、山葵色の瞳。
かつての180㎝という身長と体格の姿は跡形もなく、華奢で小柄、なのに一部分だけとても大きな体。
そして髪と同じ色の耳が頭に、そして少し長めの尻尾。
まごう事なきウマ娘になってしまっている。
だが、一つ、なぜか既視感を感じてもいた。
この体、今の私の身体はなぜだろう、何時もよく見ていた気がするのである。
そう、もっと引き締まった状態で、その体が駆け抜けていく姿を、毎日のように見ていたような……
「あ、そうか、もしかして……」
そうと決まればすぐにたずなさんに連絡し、事情説明をする。ウマ娘の力は強いため、慎重に、慎重に……。
連絡を受けたたずなさんも手慣れたようで手続きなどをしてくれている。
「とりあえず、今からジャージと下着を支給届けますが、どのサイズになりますか?」
「サイズはロブロイのものと同じで問題ないですよ」
とりあえず、今すぐ必要なものはこれで揃うはずである。
自分自身のことが済んだのだ、なら次はロブロイのことを……。
≫96二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 10:04:54≫95
「あの、ロブトレさん、姿が変わったのにとても落ち着いているように見えますが、本当に大丈夫なのですか?」
……とても落ち着いている、か……。
確かにその通りだ。いきなり全く別の身体に変わってしまって、性別も人間ですらもなくなって、しかもそれがいつまでその状態か分からない。
正直、発狂しても可笑しくないことだ。
だが、私は落ち着いている。正直、私自身これは異常なことだと理解している。
確かに私自身、ヒロイン願望を持っていたり、元々の性別自体に違和感を持ち続けていた。
それでもあの身体は長年共にしてきたものであり、それが全く別のものになるとなれば、今まで以上に違和感があるはずだ。
それでも、今は落ち着かなくてはいけない。
ダービー、菊花賞と善戦するも勝ちきれず、段々と周りからの評価は下がってきている。
最初はしっかりと勝てて好調だったのに最近は勝てないことに悩み、焦り始めている。
そんなロブロイをさらに追い詰めることなんてできるはずがない。担当である私が、そんなことではいけない。
だから、元から覚悟していた。ウマ娘化する覚悟を。
私自身、基本どんなことでも動じないというのは自覚している。
そして、担当のおかげでウマ娘化のことも把握しており、いつ起きてもおかしくないことを理解している。
『覚悟』をしていれば、どんなことでも受け入れることができる。
それに、何故か分からないが、この体は『安心』できるのだ。
全く違う身体なのに、よく知っている身体のように
元々の身体以上に、この体の『因子』から勇気をもらえるかのように。
だから、落ち着いてたずなさんに応える。
「ええ、大丈夫です。ずっと覚悟はしていましたから」
そう告げて、電源を切る。
大丈夫、大丈夫、これまで通りふるまっていく。
≫97二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 10:06:09≫96
「私はロブロイのトレーナー。彼女の瞳に、走りに恋い焦がれ、その英雄譚を支えるもの……」
自分自身に刻み込む。どれだけ変わっても変わらないその想いを。
さあ、まずは彼女の元へ。彼女に無事な姿を見せるために……。
寮に届いたジャージと下着を身に着ける。
上手く身につけれないが、とりあえずこれで問題ない。後でロブロイに聞いてみよう。
そう思い、慎重に歩んでいく。ウマ娘の力はとても強いことは知っている。
だから、壊さないように慎重に……まるでガラスの靴を履くかのように……。
トレセン学園へたどり着き、トレーナー室へと向かう。
周りからは今まで見たことのない子が歩いているからか、視線を感じる。
それに下着の付け方もまだ甘いためか胸が揺れ動くのも感じられる。時折バランスを崩しながらもそれでもひたすらにトレーナー室へ。
人の眼もなくなり一呼吸置く。
これからロブロイとのミーティングの時間だ。彼女のことだから遅れずに来てくれる。
だから、今は待つ、ただ、それだけ……なのに……
ああ、早く、早く来てくれ、ロブロイ……。
時計の針が進む音だけが響く。
時間の流れが遅い。まるでここだけ違う世界かのように感じられる。
人の眼があるのも怖いが、一人でいるのもまた恐ろしい。
否が応でも今の自分の身に起きたことに向き合ってしまう。
受け入れて大丈夫、と思う気持ちと、今までの人生を否定されているかのような思い。
だが、それ以上に……
この姿でロブロイを支えてあげることはできるのか
ロブロイなら大丈夫、その熱いレースへの思いがあるからきっと大丈夫、そう思っているのに、もしかしたらこの姿のせいで上手くできず、ロブロイの足を引っ張るかもしれない。彼女の笑顔が曇ってしまうかもしれない。そんな考えが頭の中を過っていく。
≫98二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 10:06:57≫97
ああ、誰か、誰か、助けて……。
……助けて、ロブロイ……。
「トレーナーさん、失礼しますね」
扉の開く音とともに彼女の姿が現れる。
小柄な体、黒鹿毛を三つ編みにした髪、大きな黒縁眼鏡の奥にある綺麗な青色の瞳。
私の英雄《ゼンノロブロイ》の姿が、そこにあった。
その時、カチリ、と何かがはまった。
ずっと欠けていたものが確かに、充足されていくのを感じられる。
この体になって私に勇気をくれていた因子が、より活性化される。
今まで不安だった想いが、霧が晴れるように感じられる。
ああ、彼女は引っ込み思案だって自分で言うけど、私にとってやはり君は、英雄なんだ、と……。
あとは自然に受け答えできる。
私は彼女のトレーナー、なのだから。彼女を安心させよう。
「あ、ロブロイ、よく来てくれましたね。実は私もみんなと同じような状態になってしまったようなんですよ」
何気ない口調、何も変わらない言葉。
だけど何もかもが変わってしまった私を私のままでいさせてくれるのは貴方のおかげなのですよ、ロブロイ。
貴方の傍に寄り添う、支える。貴方の旅路を共に歩んでいく。貴方の物語を一緒に綴っていく。
貴方を、英雄となって輝く貴方を見ていたい。
≫99二次元好きの匿名さん21/09/28(火) 10:07:24≫98
同じ身長でかつてのようにできないがそれでも、かつてのようにロブロイの頭をポンッ、と撫でる。
彼女を安心できる、立ち上がることができるように。
そして、ああ、今ならこの言葉も、言えるのかもしれない。
いや、この言葉を言うことで、私自身も安心したいのかもしれない。
「これなら、私も英雄《ロブロイ》のヒロインになれるよね」
ずっと抱き続けていた願望を、彼女に告げる。
ああ、そうだ、私は……
私は、彼女のヒロインになりたかったのだから……。
これは、英雄を目指し続ける心優しい少女と、姿が変わっても少女に寄り添い続けたいトレーナー、二人のどこにでもある物語……。
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