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目次
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part96【TSトレ】
≫44頭乙女スズトレ21/09/30(木) 22:25:00『牡蠣の調理法…ですか?』
「はい、さっき新しく入ったトレーナーの人から牡蠣もらったんですが、私昔1回当たってて…」
『ああ、なるほど…それは辛かったですね…分かりました。調理場で教えるので来てください。』
「…ありがとうございます!!」
感謝の言葉を述べて電話をきる。オグトレさんの料理の腕は彼を師匠としているブラトレから聞いていたし、何度かご馳走になる機会もあった。
もらった牡蠣のいくつかを保冷バッグに入れ、寮内にある共同の調理場に入る。
「こんばんはー。」
「こんばんは、夜分遅くにすいません…」
「いえいえ、私も明日何を作ろうかと考えていましたのでちょうどよかったです。」
「やっぱりオグリキャップにご馳走するんですか?」
「ええ、もちろん。あの子が喜ぶ姿が私の何より見たいものですからね。」
そう、オグトレさんが微笑む。その姿はまるで子を想う母のようだ。
「それじゃあお願いします…!!」
「はい。では始める前に聞きたいのですが、スズトレさんは料理はどこまでやられてますか?」
「一応、トレーナーになる前は一人暮らししていたのである程度は…ただあまり凝ったものは作ったことないですね…」
そう話しながら男だった頃に思いを馳せる。あの頃はあまり料理にも興味はなかったし、手間のかかるものは買って済ませることが多かった。
「なるほど、分かりました。ではそうですね…ここはシンプルにフライにしてみましょう。揚げ物系した事なさそうですし。」
「今の説明でそこまで…」
「ウマ娘になってからは色んな人に教えてきましたので。では取り掛かるとしましょう。」
どこまでも見通してそうなその瞳に底知れぬものを感じながら、私も調理の用意をするのだった。≫頭乙女スズトレ21/09/30(木) 22:25:21
「…美味しい…ほんとに私が作ったの、これ…?」
「はい、そうですよ。スズトレさん、結構物覚えよくて助かりました。」
半ば信じられないという思いの混じって漏れた言葉を聞いて、オグトレさんが肯定する。
「多分ですが、スズトレさんはめんどくさがってるだけで素質はある方です。積極的にチャレンジしてっていいと思いますよ。」
「…あなたほどの人が言うなら、頑張ってみますね…」
実際、オグトレさん教えるの超上手かった。だって調理中に疑問がひとつも浮かばなかったもん。聞かれそうなとこを先回りして言ってくれてた気がする。
「それで、スズカさんにはご馳走してあげられそうですか?」
…ホントに、どこまで見通してるんだろう、この人。
「どうして分かったんですか?」
「ジャパンカップ、拝見しました。復帰明けなのにも関わらず、ブロワイエを含めた世界の強豪相手に一度も先頭を譲らなかった奇跡とも言えるレース。
あれは、担当との絆がよほどのものでない限りできないと思いましたので。それこそ、私とオグリの有馬記念のように。」
「…はい。そうなんですよ。私の自慢です。」
あの時の景色を思い出し、薄らと浮かんできた涙を拭き取る。
「オグトレさん。」
「はい、なんでしょう?」
「…これからも料理教えてもらえないでしょうか?」
「ええ、もちろんです。ならばこれからは敬語はなしで。私は誰に対しても使っていますけど、スズトレさんは違うでしょう?」
「…うん、これからもよろしく。オグトレ。」
「はい、よろしくお願いします。スズトレさん。」
その後、提供された牡蠣が実は加熱用と分かり、翌日2人は犠牲者たちの介護側に回ることとなった。
≫52二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 22:30:51オグスズに便乗して…
「どうしたフクトレ?」
「ブラトレか…牡蠣をもらったのだが、嫌な予感がする」
「あーお前も貰ったのね。熱しとけ熱しとけ、不安ならとりあえずフライかなんかにしとけば中りにくいだろ」
「そうするか…いや、お前に任せていいか?」
「いいぜー、担当も読んで4人で牡蠣パーティだ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ふんにゃかはんにゃか…出ました!やっぱり生で食べたらお腹が死んでましたね!」
「やっぱりか…」
「ほー、フクトレも勘が鋭くなっているのか?」
「お前ほどではないな」
「俺の勘はそんな大したもんじゃないよ」
「おい、箸が止まっているぞ。私が全部食べてしまってもいいんだな」
「あーダメです!私もいっぱい食べたいです!」
≫55二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 22:34:12
「ご、ご主人様、おかえりなさいませ……」
じゃらり、と首輪と繋がる鎖と北半球丸出しのミニスカメイド服が存在を主張する。因みに下はガーターだ。
「……疲れた。肩をもんではくれないか?」
「は、はい!」
購入したメイド奴隷プレイという若干倒錯したプレイであるが、別にどうってことはない。
そうして、笑顔のままメイドが私の肩をもむ。
「……ふむ。次はアイスコーヒーを」
「かしこまりました、ご主人様」
そう言うとアイスコーヒーを注ぎ、持ってく……あ、転んだ。グラスも割った。
「うぅ……す、すみませんご主人様……」
「ふふっ、悪いメイドにはお仕置きをしないといけないな」
その瞬間、メイドの顔が悦びなどが混ざった顔になる。
「は、はいぃ……」
────メイド服はいいものだ。毎日だと飽きるが。
≫64二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 22:36:53152以下メイドで残りはサポートに回った場合
「今回は参加だけはさせて貰えたな」
「入れるだけマシと思いましょうか」
「......正直あの二人だけメインステージってのも俺はどうかと思うが」
「仕方ありませんわ。なんか知らないですけどコンセプトが高身長執事と低身長メイド。ええ、コンセプトとしては真っ当。私たちみたいな中途半端な背と体の者に入る隙はありませんもの」
「だよな。やっぱり尖ってるやつが選ばれやすいのがこの世の摂理か。......俺たちが選ばれるパターンってあるのか?」
「考えてみます?」
「ああ、少し。そうだな......担当と似てるカフェ、見破って見せろ、的な?」
「なかなか名案ですわね。わたくしラスボスとしての自信がありますわ、以前マックイーントイレ変わった時はサトノダイヤモンドとゴールドシップ意外気づきませんでしたから」
「あれなぁ、お前ほんっと似てるよな。ん、オーダー」
「ええ、渡してきます。テイトレ〜」
「ん〜」
「はい。2番テーブルにラテアートのやつですわ」
「わかった」
「どした、あんまり乗り気じゃなく見えるが」
「............意外と恥ずかしいこれ」
「......へーえ?」
「......ふーん?」
「えっ何お前ら何何する気?」
「お客様相手に恥ずかしがっている店員はよくありません」
「わたくしたち2人、あなたがちゃーんとお仕事出来ているか見定めてあげましょう」
「キッチンノシゴトシテヨ!!」
≫76二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 22:41:02こんにちは!新人トレーナーです!
昨日はシンボリルドルフのトレーナーさんに無自覚誘惑されたり夜はタイトレさんに迷惑をかけたり散々でした…
でもタイトレさんが励ましてくれたから諦めずにスカウト頑張るぞ!よし!
…と思っていたのですがすぐ近くから何やら美味しそうな匂いがして来ました
(わぁなんだろこの匂い…あそこからかな…?)なんとなく軽い気持ちで近寄ってみると仲睦まじい雰囲気の美男美女が2人でそれはそれは美味しそうなケーキを黙々と食べているではありませんか………ケーキが1m程あるけど
(いやなんで???トレセン学園ってそうなの???てか2人とも黙々と食べてるけどもしかしてこれずっと食べてたの??)…どうしよう、なんかもう倒れそう……ウマ娘のスカウトが目的なのにあんなよく分からない人達に話しかけている時間なんてありません…
うーん……でも……色々と気になるしケーキの扱いに困ってそうだし…
……一応行こうかなぁ…
「………なぁボノトレ…」
「………何さマヤトレ」
「俺言ったじゃん?ボーノちゃんが作るケーキなんて人間2人で食べ切れる訳ないって言ったじゃん?いや死ぬほどうまいよ?でもまだ1m分残ってるじゃん?なんでいつもよりデカいの?普通ケーキでmなんて単位は出て来ないよ?」
「ボクだってビックリだよ…なんか余りにもボーノ☆なレシピが作れたから興に乗っちゃったみたいで…まぁ今日中に全部食べろって訳じゃないんだし…うん…」
「あのー…すみません…」
「ん?どちら様でしょうか?」
「えーと私こういう者でして…(名刺渡し)」
「あっ君かぁ!」
「え」
「知ってるのマヤトレ?」
「あぁいや同僚達から噂をね、俺はマヤノトップガン担当トレーナーです!よろしく!(名刺渡し)」
「こ、こちらこそよろしくお願いします」
「ボクも挨拶しなきゃね、ヒシアケボノ担当トレーナーです!よろしくね!」キラッ
「(わぁかわいい人だなぁ)よ、よろしくお願いします!」≫77二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 22:41:36「ところで急に話しかけて来たりしてどうしたんだい?」
「あっいやその…もしかしてケーキ食べ切れないのかなって…お腹も空いてるし手伝おうk」
「「ほんとに!?」」
「ビクッは、はい…」
「いやぁありがとう!助かるなぁ!食べて食べて!味はマジで絶品だから!!」
「そうそう!ボク達も食べながら応援するから!!」
「」「で、では一口…」パクッ
「!本当に美味しい…!」
「でしょでしょ!ボクの担当の作ったケーキ最高でしょ!(量以外は)」
「まぁ実際めちゃくちゃ美味いよなぁ(量は知らん)」
その後はたわいもない話をしながら3人でケーキを食べました…もう一か月はケーキを見たくないかな…というより2人の会話の息が合い過ぎて凄い……もしかして
「あのー…」
「ん?取ったの新人ちゃん」
「もしかしてお二人ってお付き合いなさってたりします?」
「「ブー!!!!!(飲んでいたお茶を2人同時に吹き出す音」」
「わわわ違いましたか!?すみませんすみません〜!」
「…おいボノトレ、この子多分、ほら、お前の事をさ」
「……あー…いや嬉しいけどまさかこんな屈辱を味わうとは」
「お前屈辱てお前」
「えーとね、新人ちゃん?1つだけいい?」
「は、はい…カップルと勘違いしてすみません…」
「いや実はね、ボク男」
「………はぇ?………な、え、あ」
「ごめんねー女装が趣味なんだよボク」
「俺も感覚麻痺してて説明するのをうっかり忘れてた、ごめんよ新人ちゃん」
「」ガターン!!(キャパオーバーによる気絶)
「うわぁ!?大丈夫か新人ちゃん!?おいお前足持て!!」
「わわわりょ、了解!」
そして私は保健室に運ばれて1日を終えたのでした。≫78二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 22:41:59
トレセン学園って何…何なの…?もしかして私がおかしいの…?助けてお父ちゃん…今日はもうスカウトどころかウマ娘に会えてないよぉ…
もう無理…うどん食べて元気出そ……
明日は…明日はちゃんとスカウトしてみせる!
「お前も女装の精度上げるの大概にしとけよほんと」
「え〜でもさ、女性である新人ちゃんから見ても女の人に見えたってのは素直に嬉しいよね」
「果たして天然気味なあの子をどこまで参考にしていいのか…俺とお前がカップルなんて誰が見てもそうは思わねぇよ」
「トレーナーちゃん!?そ、そんな…」
「「あ」」
「マヤ…マヤ分かんないよー!!」ダッシュ
「待てマヤノ!!誤解だ!!待てぇ!!!」
「じゃ、ボクは帰るから…」
「この薄情者ー!!」
後日マヤトレは──無事生還した
〜完〜
≫86二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 22:45:33メイド喫茶verロブトレ
ご主人様、お帰りなさいませ、お疲れですよね、どうぞ、ごゆっくりおくつろぎくださいね。
何時も頑張っていますね、私はしっかり見ていますよ。あなたの頑張っている姿を。
貴方はすごい子です。こんなにもうまくできるじゃないですか、フフ、私、そんなところが素敵だと思っていますよ。
では、頑張っているあなたに特別に、魔法をかけてあげます。私、これでも魔法使いの使い魔なのですよ。
貴方が元気になりますように……
フフ、どうですか?料理も食べて元気になってくれましたか?
大丈夫ですよ、貴方はえらい子ですから、元気になればきっと今度は上手くいきます。
それでもまたうまくいかなかったら、また、私が魔法をかけてあげますよ。
フフ、では行ってらっしゃいませ、ご主人様。
今回は台詞のみでやってみましたー
シックなデザインのメイド服で、肌は露出していないけど胸は服に包まれていても自然と強調されている
そして黒の猫耳装着でロブロイの使い魔モードです
≫93グラトレ担当?21/09/30(木) 22:48:50その頃のグラトレ
「えっと……トレーナーさん?」
「どうしたグラス?」
「……何故私はメイド服を着せられ、トレーナーさんは執事服を着ているのでしょうか?」
「…………両方ともメンバーになれなかったからかね……」
「ヤケになったんですね……」
「……うん」
「まぁ、良いですけれど……奉仕する相手が居ませんよ?」
「……え〜と……お互いに奉仕する感じでどうかな?」
「ええ……」
そんな感じの 執事&メイド喫茶(?) 開店しません
≫103二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 22:52:32新人ちゃん「グスッ...グスッ...」
マクトレ「仕方なかったって奴だ、新人ちゃんは悪くない...」
新人ちゃん「でも...私のせいで...なんか知らない人が...私が気をつけてさえいれば...」
────────────
朝
おはようございます!新人トレーナーです!
今朝、地元のお父さんから荷物が届きました!
中身はふぐ肝と手紙です!手紙は後で読むとしてふぐ肝を先輩方に御裾分けに行ってきます!
───────
マクトレさんおはようございます!
ふぐ肝有るんですけど少し如何ですか?そのままいけますよ!
タマトレ「貰ってくで!」
二人「あっ」
────────
手紙
新人へ元気にしていますか
中略
ふぐ肝の麹漬けが出来たのでそちらに送ります。
今回はそのまま食べれます
父より
早速使ってみた
≫101出遅れ!21/09/30(木) 22:52:54「いらっ…うわ…いらっしゃいませ、お客様」
「…………なあボノトレ、今うわって言わなかった」
「いったけどそれがどうかしましたかお客様」
「おい執事カフェとしてどうなんだその物言い! いやむしろ一周回って受けそうだな………ん? そういや、お客様呼びなん? ご主人様とかじゃなくて?」
「…日本語って難しいよね。お嬢様の反対がお坊ちゃまなんだもん。マヤトレだってそれでボクにお客様呼びだったんでしょ? あとマヤトレをご主人様って呼ぶのなんか嫌」
「ああ、うん…まあ…俺もあまり現男の同僚に呼ばれたくはねぇなぶっちゃけ…」
「それでは席にご案内いたしますお坊ちゃま」
「今の言い方完全に後ろに(笑)がついてたよな?」
スミマセンワタシノホウモ-
コッチモオネガイシマース
「あ、ごめんあっちで呼んでる」
「…分かったよもう。一通り終わってからでいいよ俺は」
ハーイ☆ゴメンネーマタセチャッター?
ゼンッゼンソンナコトナイデス!ジャアワタシハコノボーノ☆ノトッテモボーノナマッチャパフェテ!
ウケタマワリマシター!ハイボーノ☆
キャーカワイイー!ボーノ☆
「…………ふぅ、ごめんね待たせて、流石に悪いと…え、何その顔」
「いやなんていうか…ただただすげえなと。うん」
「…とにかく、ご注文どうぞお坊ちゃま」
「それじゃあこのアオハ…」
「はいご注文の抹茶ぜんざいあんみつ豆大福わらび餅パフェ」
「和風要素のせりゃいいってもんじゃねぇぞおい! …でも美味しい」
「ボーノ☆だよ?」
「そっかぁ……ボーノ!」
「止めて」
この後真顔で言われた仕返しにとりあえずメイドボノトレの写真を撮ってマヤノに送ってみたものの別に普通に似合ってるので無事特に話題にならず終わりなんともいえない顔をするマヤトレとボノトレであったとさ
うまぴょいうまぴょい
≫114ブルトレ21/09/30(木) 22:59:09ミホノブルボン。まだ新人トレーナーだった俺が出会い、3年間のトゥインクルシリーズを駆け抜けた俺の愛バ。これからどんな事があろうと彼女と一緒に走っていきたい。そう考えていた。この前までは
『マスター。貴方は本当に私のマスターなのですか?』
やめろ。
『顔や声だけでなく口調まで私と同じになっきています。気味が悪いです。』
やめてくれ。
「────!!!」またこの夢か。相変わらず酷い悪夢だ。うんざりしながら目を覚ました。隣のベッドに目をやるとまだすうすうと寝起きを立てているブルボンが見えた。俺がウマ娘になってしまってからというもの、生活のサポートをしたいと定期的に寮に泊まりに来るようになったのだ。トレセンでは最近ウマ娘化したトレーナーが多発している為、特例として認められているらしい。電化製品が使えなくなってしまったためアナログ生活を強いられている為ブルボンのサポートはとても助かっている。
「何がマスターですか...ブルボンに迷惑をかけているだけじゃないですか...!」そんな言葉が口から出てきた。ウマ娘になってからというもの、いつのまにか一人称が私になっていたし、敬語でしか話せなくなっていた。ただウマ娘になるだけならまだ良かった。もう珍しい事でもない。だが日を追う事に俺はブルボンに近くなっていく。今の俺は彼女にはどう映っているのだろうか。聞く度胸も無いが、きっと気味が悪いに違いない。
そう思うと眠るのが怖かった。次に目が覚めた時には、俺が完全に消え、ブルボンの紛い物になっているのではないかと。しかし睡魔には勝てず、悪夢を見ては飛び起きた。
もう何度も、そんな夜を過ごしていた。
俺は、私は、いつまで君のマスターでいられるだろうか───
≫115ブルトレ21/09/30(木) 22:59:31ある日
「おはようございますマスター。早速ですが、貴方の誕生日を祝う許可を願います。」
と、自室に来るなり毎年恒例になった許可を願われた。そういえば今日は誕生日だった。
「おはようございますブルボン。もう3年も経つんだから遠慮しなくていいんですよ?」
「いえ、そういう訳にはいきません。
お誕生日おめでとうございます、マスター。
本日はマスターに贈り物があるのですが受け取って頂けないでしょうか?」
「毎年ありがとうございます。今年は何をくれるのですか?」
ブルボンはとても器用で裁縫も上手く、毎年手袋や小物などを作って贈ってくれていた。
「はい。今年はこれをお贈りします。」
そう言ってブルボンは小さな箱を渡して来て、中にはブレスレットが入っていた。
「綺麗なブレスレットですね。作ったのですか?」
「これは私の尻尾の毛で作ったブレスレットです。トレセンで流行していると聞きました。」
≫116ブルトレ21/09/30(木) 22:59:53────尻尾ブレスレット!?
それは今、トレセンで密かに流行しているらしい特別な贈り物の一種である。親密な関係にあるウマ娘化したトレーナーとウマ娘が自分の尻尾の毛で作ったアクセサリーを贈り合う事であり、貴方の物になります、といった意味でのアピールとして使われる。
どうしてそんな物をブルボンは知ってるんだ...?
「ブルボン...何処でそれを聞いたのです?」
「はい。先日サイレンススズカさんが綺麗なブレスレットをしていたので聞いてみた所、彼女のトレーナーさんと作成したという話と、作り方のレクチャーをいただきました。」
「スズカさんが!?」
「はい。親密な人と贈りあう物だ、と聞きましたが」
「まあ確かにそうですが...」
「私にとってマスターは親密な人と推定。よってこのブレスレットを贈る事を判断、実行致しました。」
どういう物かはわかってないみたいだがその気持ちは嬉しい。でも──
「...ブルボン。私はまだ貴方のマスターなのでしょうか?」
「...?すみませんマスター。言っている意味がよくわかりません。」
「私は日に日に貴方に似て来ているんですよ?気味悪くはないんですか?」
「??いえ、マスターはマスターではありませんか。」
「ですが─」
「貴方はマスター。私の『夢』を叶えてくれたたった1人の大切なマスターです。例えどんな姿になろうと、それは変わりません。ですからどうか受け取ってください、マスター。」
───そう、か。私がどんな姿でもマスターと言ってくれるのか。それなら、これからどうなろうと構わない。私が私でなくなっても、絶対に彼女のマスターであり続けよう。
なら、こっちもお返ししないと。
≫117ブルトレ21/09/30(木) 23:00:16「ありがとうブルボン。とても嬉しいです。では私も今度ブレスレット作ってお返ししますね。」
「いえ、まだマスターはウマ娘になって日が浅く、怪我などをする危険性があります。なので私に作成の許可をいただけないでしょうか?」
断る理由もないので毛の一部を切ってもらい、作ってもらう事にした。
「ミッション『ブレスレット作成』を遂行。少し時間がかかりますがお待ちください」
「わかりました...ふあぁ...」
最近殆ど眠れていなかったからだろうか。急に眠くなって来た。
「マスターからステータス『疲労』を感知。スリープモードに入りますか?それならばこのソファと私の膝を使用して下さい。」
ブルボンはそう言ってソファの上に座り寝られるようにスペースを空けてくれた。
「ありがとう。少し休みますね...」
「はい。ミッション完遂までゆっくり休んでください、マスター。」
「はい...」ゆっくりと眠りに落ちて行く中ぼんやりと考えが浮かんだ。
いつかはブルボンがこのブレスレットを交換する意味が分かる時が必ず来るだろう。その時も私は、君のたった1人の大切なマスターでいられるだろうか。ああ、その時が来るまでは、どうかもう少しだけこのまま─────
「お休みなさい、ブルボン...」
「お休みなさい、マスター。」
((私の、世界で一番大切な────))
終わり
≫129二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 23:09:19『まやとれさんとぶらとれさん』
「最近俺の扱いが日に日に悪くなってる気がするんだが?」
「いやだってほら…そもそも担当がマヤノだし…」
「ひでえ!見た目だけで判断しちゃダメって両親に習わなかったのかよ!」
「いやそりゃまあそうだけど、それ個人の見た目に対する内面の話だろ?
大の大人が子供に愛を向けられてまんざらでもない顔してりゃそらロリコン扱いもやむなしよ」
そういうとブラトレは紅茶のカップを傾ける。友人関係は続いているが、ブラトレの見た目がちんちくりんになったせいか…
(あれ俺一緒にいるとマヤトレの風評被害加速しねえ?)と思ったため表立った場所ではなるべく短くするつもりだった。
「うぐぐ…でもよぉ…ボノトレにも辛辣な言われ方されまくるからよぉ…」
「んーまあうん…ボノはハッキリ言うからな…まあ友人だから言えることよな」
「ぐへえ…お前だってよー変わっちゃったからよぉー…俺はどうすりゃいいんだよぉ…」
「お前はお前のままでいいじゃねえか、マヤノを大切にしてパパノにおびえるお前、十分じゃあねえか」
「いや待って怯えるほうは別に要らない!マヤノのパパさん良い人だから!怖いけど!」
「えっマジで!?お前もう挨拶してるのか!?」
つい叫んでしまった。やっちゃっちゃ。
「わーっバカ!お前何てこと叫んでる!」
その後マヤトレは義父さんにすでに挨拶した漢(ロリコン)の中の漢(ロリコン)という風評が広まってしまった。
マヤトレは涙した。マヤノは喜んだ。パパノは笑顔でサムズアップの写真を送り付けた。
≫143二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 23:16:18マヤトレの波
「あらマヤトレさん、ごきげんよう。」
「うげ」
「なんですのその声」
「お前のこの前での宴会での行動を見て『うげ』って言わない奴はお前のよくつるんでる面々くらいだろ」
「一理…いや、十理くらいありますわね」
「ほれみろ」
「でも今はシラフですわ。学園で酒盛りする輩なんてむしろとっちめる側です」
「お嬢様の出番なんてあるか?」
「別に私お嬢様じゃないですわよ?」
「けどなあ、お前どう見たって雑なお嬢様になってるだろ」
「あら、そう見えているのですか?」
「逆にどうすりゃそう見えないんだよ…そのうちボノトレみたいに中身まで染まっちまうぞ」
「……へえ」
「うわっ急に顔色変えるな笑顔が怖い」
「聞くが、お前はロリコンと言われまくって本当にロリコンになるか?」
「は?ならないだろ」
「それと同じだ。俺はマックイーンにはならん。あいつはあいつ、俺は俺だ」
「いや、全然繋がってない、俺はマヤの…ああ、そういうことか。そういうやつだったなお前。ったくこの学園で一番怖いよ多分」
「防災訓練の方が遥かに怖いと思いますが…」
「わさびとからしレベルでベクトルが違うだろ全く」
その後マヤノと合流した時にみせた割と輝いてる笑顔をマクトレに見られ「さっきの例ちょっと変えますわ、あなた自分をマヤノさんと言われまくって自分がマヤノさんになれると思います?」とマヤトレは言い換えられた。マヤトレのロリコン評価レベルが上がった。
≫154クリトレメイドカフェ妄想SS21/09/30(木) 23:20:25「あ、お帰りなさいませ!ご主人様」
栗色の髪をふわりと舞わせ、小さなメイドが振り返る。
「テーブルにご案内しますね。こちらです!」
楽しそうに、嬉しそうに。声を弾ませるメイドについていく。
「さあ、どうぞ、ご主人様。お飲み物とお菓子、いかがなさいますか」
少し考えて、ミルクティーとミルフィーユを頼む。注文を受け、メイドは元気に厨房へ。
「お待たせしました。ご所望のミルクティー、それからミルフィーユです」
しばらくして、お盆に頼んでいた品が乗せられてきた。いい香り。
「ミルクティーはまだ少し熱いかもしれませんので、ご注意を」
それはまずい、猫舌なのである。折角なので、メイドに冷ましてもらうことにしよう。
「え、僕が!?えとえと、それはちょっと……恥ずかしいっていうか……」
透き通る海のような瞳を潤ませて躊躇うメイドに頼み込み、何とか承諾を得る。
「ご主人様ってばもう……えっと、それじゃあ、失礼しますね?……ふー、ふー」
横髪が掛からないように抑えながら一生懸命冷ますメイドに、何かが目覚めそうだ。
「こ、これくらいで……え、ミルフィーユを、あーん、ですか」
あーん、である。ふーふーまでしたのだ、これくらいは余裕のはずであろう。
「まあ、はい。それくらいなら構いませんよ。……ご主人様、あーん」
メイドの手にしたフォークから、口でミルフィーユを受け取る。美味しい。
「ふふふ。ご主人様が幸せそうで、僕も嬉しいです」
我が儘を聞いてくれたご褒美を上げなければ。メイドに目を閉じさせ、口を開けて待つよう指示。
「こうですか?……あ、んむ……んー♪んふふ、美味しいですね、ご主人様!」
メイドとの食べさせっこが終わるころには、ミルクティーはすっかり冷めてしまっていた。
「申し訳ありません、ご主人様……」
冷めたミルクティーを飲みつつ、頭を撫でる。あなたのせいじゃないよ、と。
「……えへへ。お優しいご主人様にお仕え出来て、僕、とっても幸せです!」
綻んだメイドの顔は、太陽のように明るく、花のように眩しかった。
「またお世話、させて下さいね?」
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part97【TSトレ】
≫21二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 23:50:52身長を見てすぐに思いついたものです。
ロブトレとブルトレ
ロブトレ「ブルトレ先輩、ウマ娘化されたのですね。今はウマソウルなどは大丈夫ですか?」
ブルトレ「大変でしたが、ブルボンのおかげで浸食も止まっていますから」
ロブトレ「ええ、それはよかったです。ですが……フフ」
ブルトレ「?どうしましたか?」
ロブトレ「いえ、聴いた話だと私と同じ身長、とのことで、それがなんだかうれしくなってしまいまして」
ブルトレ「そういえば、今このトレセンであなたより低いトレーナーさんはいませんでしたね」
ロブトレ「はい、私としてはロブロイよりも小さくなれたのは少しうれしかったりはしましたが、他のウマ娘化されたトレーナーさんと比べて一番小さいというのは少し気になっていましたので」
ブルトレ「嬉しかったのですか、それは意外でしたが、では、私達は仲間ですね」
ロブトレ「はい、トレーナー最低身長仲間です。大変なことも多いかもしれませんが、その時はぜひ協力させてくださいね。まだまだ若輩者ですが、お力になりたいです」
ブルトレ「ありがとう、お互い大変ですが、協力し合いましょうね」
ロブトレ「ええ、是非。では早速ですが、ちっちゃいトレーナーでの会というのがありましてですね……」
そうしてトレーナー最低身長同盟が結成されたのであった。完
≫52二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 00:01:31駄文失礼します。
六日目になって、アタシは気になることがあった。それは同居人であるトレーナーのことだ。鼻歌まじりに食器を洗っているアイツだが、部屋が少し不可解だった。何かが足りないような、そんな感覚だった。
しばらくして、その原因が分かった。部屋に写真立てがないのだ。正確には、“アタシとの写真”以外のものが無い。家族のものや友達のものとかそういった痕跡が全くない。せめてどちらかあるとは思っていたが、アタシとの写真一枚残して、一切ない。ここにきてようやく、アタシは気が付いた。
アタシは何も知らない、アイツの過去について。昨日あれだけ啖呵切って支えるって言ったのにも関わらず、アタシはアイツのことを何も知らない。
だから、それを思うと、余計に知りたくなった。アイツが昔、何をして、何者だったか。
六日目の朝は久々に爽やかで、気分がよかった。鼻歌まじりに食器を洗っていると私は、あることに気づいた。私は、シチーに自分のことを一言も言ってなかったことである。
別に、言うタイミングがなかっただけで隠してたわけじゃない。ただ無意識に避けてと言われれば、そうかもしれないと納得してしまうだろう。それぐらい、私にとって薄暗いものを含んでいた。だけど、気づいてしまったら、もう止まらない。
色んな事が、感情になって出てきた。不安や疑問もそうだが、何よりも、あれほど世話になった彼女に何も告げていないという申し訳なさだった。
それに、自分のことをもっと知ってほしくなったのだ。シチーに、私のことを知ってほしくなったのだ。
幾ばくかの沈黙の後、
「な、なあ」「あ、あのさ」声が重なった。
それが、何だか可笑しくて。
「「ふっ、ふふふ・・・」」
二人して噴き出してしまった。
そして、トレーナーが口を開いた。
「・・聞いてほしい事が、あるんだ。」「うん、お願い。」
≫53二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 00:02:13それから、トレーナーは、自分の昔のことを話し始めた。
自分が施設で育ったこと、家族がいないこと、中学のときにたまたま叩いたドラムが褒められたこと、それがうれしくて、ドラマーになったこと。
それから、腱鞘炎になってしばらくドラムから離れないといけなくなったこと。
正直、驚いた。あのトレーナーから、こんな過去があったとは思わなかった。
異常といえるくらいドラムに傾倒していたのは、こういうことだったのか・・・
「・・・最初は、裏方志望だったのに、人材不足だなんだであっという間にトレーナーにされてさ。まあ、これも縁かと思って続けてたら・・・・」
「シチーを見つけたんだ。」
そうして、アタシたちの物語が始まった。
「最初の頃は、大変だったね・・・」「うっさいな・・」
「まあ、でも私は楽しかったし、幸せだったよ?それは、男の時も同じ。」
シチーは、恥ずかしいのか、そっぽを向いた。
「ありがとう、聞いてくれて。」「で、ここからが本題なんだけど・・・・」
「私は、もう一回ドラムをするって決めた。けど、それは過去の”俺”の焼き増しじゃない。」
「シチーのいる、今の”私”のドラムがしたいんだ。」
「・・・・だから、大変かもだけど。これからも、私と一緒に・・」
「・・・・バカ、言ったじゃん。」
彼女は、あの日と変わらない瞳を潤ませながら言った。
「一緒に歩くって、言ったでしょ!」
部屋の木漏れ日が、ステンドグラスの光のように二人を祝福していた。
以上です。ありがとうございました。
≫59二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 00:23:261発ネタpart3 モブトレ女共の集い
「それじゃあウマ娘化してしまったトレーナー達を支える会、始めるわよ」
「初見の人もいるから説明を、この会は姿が変わって悩んだり辛そうにしているトレーナー達の力になるために情報共有をするためのもの。特に担当ウマ娘といない自然体の姿の彼等をね…」
「ではみんな、共有できることがあったら各自で始めてちょうだい」
「フラトレとテイトレって結構一緒にいること多いよね…お菓子が好き同士だからかな…流麗なフラトレと繊麗なテイトレ…すてきだわ〜…テイフラよ絶対」
「出たでた逆張りオタク!どう考えてもミステリアスなフラトレ先輩が儚げ美少女テイトレ先輩をリードするフラトレでしょうが!!」
「にわかはこれだから困る…テイトレがフラトレに無自覚にシガーキスねだったの知らないの?テイフラの天然攻めに決まってるのよね」
「趣味で描いてたオグトレさんちの今日のご飯の原稿を担当の子に見られちゃって…」
「趣味バレは辛いわね…私もグル×グルトレのちょっとえっちなやつ読まれてゴミを見るような目をされたから気持ちは分かるわ…どんな対応したの?」
「それが担当が4バ鹿+αのギャグコメ描いてて…壁サーで自信無くした…」
「あのね、前の講演会の席でライトレ(白)さんとライトレ(黒)さんに挟まれたんだぁ…私が困ってたらライトレ(黒)さんが気にかけてくれたりライトレ(白)さんが解説してくれたり…すごかった…美女に挟まれたから私も美女になってないかな?」
「うーん…限界にはなってる…」
「うう…タイトレさん…なんでウマ娘になっちゃったの…好きだったのに…」
「あー…そういうタイプね…まぁしょうがないよ…彼も好きで変わったわけじゃないんだし」
「でも彼の頭の中に私なんていなくて彼の結婚式の後一人寂しく引出物のロールケーキを食べてるのを想像したらそれはそれで悪くないと思って」
「コイツ…すでに脳を破壊されて…」
「私、彼氏いるのに…みんなの優しい部分見てたら彼氏の駄目なところが目につくようになっちゃって…」
「分かる。本当に分かる。あいつら下心抜きの裏の無いスパダリムーブかましてくるから…でも他人と比べたら駄目よ」
「うん…分かってる…ギャンブル狂いでアル中で貯金ないけど彼もきっと変われるよね…」
「別れろそんな奴」
≫60二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 00:24:10「この前トレーニングのことで話した後にルドトレとお茶したんだ〜」
「は?ルドトレ様でしょ?馴れ馴れしくない?…あんたまさか」
「あ〜(苦笑)さすがにもう隠しきれない、かあ…うん、そうだよ。私ルドトレと付き合って」
「ふーんじゃあ会長に通報するね」
「ごめんなさいごめんなさい!なんで!ボケに乗ってくれたじゃん!!」
「いやなんかムカついて…跡部様ゲームとか今の子知ってるのかな…」
「この前のさー高身長執事喫茶めちゃくちゃ良かったじゃん?それで期待して低身長メイドカフェも行ったんだけど…」
「なに?気になることでもあったの?」
「すうぅっっ…ごくよかったぁ…私以下の身長のウマ娘ちゃん達が一生懸命働いてて…美味しそうで…」
「きっしょ…」
「ほら見てみて、猫耳メイドのロブトレさんとチェキ撮ったんだ〜…綺麗で可愛くて…最高」
「うわちゃっかり手でハート作ってる…ロリコンがよ…きっしょ…見なさいよ私の健全な写真を」
「…マベトレとマーベラスごっこしてるね、谷間ガン見しながら。こっちはクリトレ…あっふーふーサービスの時かぁ可愛かったよねー…って顔にやけすぎでしょ!エロ親父みたい!!」
「はぁ!?」
「なによ!!」
「…さて、どうだったかな?アホな男共の集いとは違うと理解してくれたと思うけど何か質問は?」
「なんでボク達連れてこられたんですか…」
「男共よりよっぽど醜い…帰して…」
「ああそうか大切なことを忘れていたわ…あんたらどっちが攻めなの」
「はい!ボノトレちゃんが受け!」
「違う違う、マヤトレが誘い受けよ」
「いやいや…」
「「ウワーッ!誰か助けてー!!」」
≫82ドーベルトレss第二章 その021/10/01(金) 00:40:10夢を見た。
思い出したくもない、けれど、
忘れてはならないあの記憶。
贖罪の旅のその原点。
オレが残した最大の傷。
オレが残した最後の記憶。
ドーベルのトラウマが消えれば
「オレ」は、完全に消えるのだろう。≫83ドーベルトレss第二章 その121/10/01(金) 00:40:52朝目覚めたら必ずやることがある。
ランニング?コーヒー?ラジオ体操?
正解は『鏡を見る』だ。
決意表明をしてから毎日毎日、
オレが消えていることを願って、鏡を見る。
「やっと…。でも二週間で済んだだけマシか。」
目の前に映るのは待ち望んだ『私』の姿。
「白い髪、でけえ乳、でけえケツ、
身長は変わらねえが及第点ってトコだな。」
しかし、神は『罪』を忘れるなと言わんばかりに
一つだけ、『オレ』の残骸を残していった。
「……クソッ!……いや、忘れるなってコトか。」
「この目が一番の問題だってのにな…。」
瞳の色だった。つり目だとは言え、
そんな変化が些細に見えるほどの
ドス黒い色をした瞳。
光すら通さないような漆黒。
それはまるで、希望の光を断つ過去の闇のように。≫84ドーベルトレss第二章 その221/10/01(金) 00:41:24そこからは速かった。
戸籍を偽装し、
トレーナーライセンス試験も受け直し、
中央トレセン臨時採用試験も突破するまで、
約一ヶ月。
瞳もカラコンを入れて緑にした。
ドーベルと髪飾りと同じ色にしたのは何となく。
いや、少し意識したかもしれない……。
ドーベルはトレーナーが見つかったのだろうか。
見つかっていたら、どうすっかなあ。
そんな事を考えながら月日は流れ、
学園で勤務し始めたのは暑い夏場のことだった。≫85ドーベルトレss第二章 その321/10/01(金) 00:42:10結論から言うと、
ドーベルには専属トレーナーが
着いていなかった。
メジロ家という特大の看板があるのに、だ。
周囲のトレーナー曰く、
「卑屈であることと、人目が苦手なこと、
それに、極度の男性嫌いからなる
コミュニケーションの不成立」
が問題とされているらしく、
さらに「メジロ家が絡んで来るとなれば、
迂闊に契約しづらい。トレーナー人生にとって
危険な賭けになるだろう。」と。
「ふざけるな!何が「孤高の令嬢」だ!
アイツだって好き好んで一人でいるワケじゃねえ!心の傷と向き合って、デカい看板を背負って、ずっと孤独に戦ってるんだ!
まだ高一のガキが、一人で背負いきれるモン
じゃねえんだよ!!
トレーナーなら、自分の人生ぐらい
捧げられねえのかよ!!」
右手のボールペンを握り潰す。
……言ってしまった。
許せなかった。孤独であることを美徳だとし、
憧憬であいつを遠ざけている事実が。
そんなの、ただ逃げてるだけだろうが。
責任から逃れたいだけだろうが。
あいつが不憫だと思われることが、
どうしても許せなかった。
「……、チッ。」
そうして、『オレ』は建物から飛び出した。≫86ドーベルトレss第二章 その421/10/01(金) 00:43:23ドーベルはどこだろうか。焦燥に駆られる。
「誰かじゃねえ。『オレ』が支えるんだ。
誰よりも、
一番アイツを知っているこの『オレ』が!」
学園中を探し回る。全速力で駆け抜ける。
心臓が暴れる。足が軋む。息が出来ない。
それよりも、1秒でも早く、
アイツに『会いたい』。
「メジロドーベルッ!!!!!!!」
見つけた。夕日に染まった芝の上を走るあの姿。左耳につけたエメラルドグリーンのリボン。
「君をスカウトさせてくれ!!!」
気づけば、彼女の手を握っていた。
「へ!?あ、えっと……!アタシ…ですか?」
ドーベルは上がってしまっている。
初対面のヤツにグイグイ来られたら
普通怖いわな。
「…もう一度言う、君の夢を叶えさせて
くれないか。君の背負うモノを私にも
背負わせてくれないか。」
「……でも、アタシ、自分に自信なくて、
全然成長出来てない……。」
ドーベルは、戦っていたんだ。
オレが逃げ出した後もボロボロになりながら、
新しい自分になろうと、もがいていたんだ。≫87ドーベルトレss第二章 その521/10/01(金) 00:45:16「……でも、諦めきれないんだろ。
そうやって、無力感に押しつぶされても、
壁にぶつかっても、それを乗り越えようと
辛そうな顔して頑張ってる。」
「…そもそもアタシはそんな、褒められるのに
値するようなウマ娘じゃない。」
「……実はな、私も過去の自分を変えたくて、
ここにいるんだ。」
「!…それはどうして…?」
「昔、妹みたいなヤツがいてな、
そいつを助けようと、無我夢中になってたら
そいつの目の前で酷いコトしちったんだ。」
「……何をしたの?」
「6人、殴り〇した。徹底的に壊した。」≫88ドーベルトレss第二章 その621/10/01(金) 00:45:44「……ッ!?」
「…ククっ…、あはははは!!!!
冗談に決まってんだろうが!!
そんなことしてたら今頃ムショだっつーの!」
「ア、アンタねえ…!!…フフッ。」
やっぱりコイツは成長している。
正直、トラウマが再燃するかと思ったが、
それは見くびりすぎだったか。
……やっぱりこいつには笑った顔がよく似合う。
「じゃあ、アンタも私と同じなんだ。」
「そういうこと。お前と同じさ。」
「……分かった。トレーナーさん。
……私と専属契約をして下さい!!」
「ああ。私の全てを掛けて、
君の夢を叶える。
だからよ、覚悟しとけよな!!」
ドーベルの髪をワシワシする。
昔の癖が出ちまったか。やべ。
「……ッ/// あ、明日からよろしくお願いしますうううううう!!!!」
「逃げやがったか…あの野郎……。」
ドーベルは顔を真っ赤にして寮へと走っていって
しまった。続きは明日だな。
「さあて、今日は酒でも飲むかあ!!!」
変わりたい。その為にもがき続ける2人の
旅路の一歩目を黄昏時の太陽が照らし続ける。≫89ドーベルトレss第二章 その721/10/01(金) 00:46:22「でも、相手を騙すのって
オレの教義に反してんだよなあ……。」
≫102いやこんな長くなるとはリハクの21/10/01(金) 00:57:23夢を見ている。たまに見る、最高に趣味が悪いやつだ。
「恐らく、お子さんは一生運動は出来ないでしょう」
白衣のおじさんに言われた記憶
「お前、ポテチ位食えよー付き合いの悪いやつだなー」
小学校の頃同級生に言われた記憶
「合唱祭、休んでて頂戴。無理をしても……あなたのためにならないわ」
中学校の頃先生から言われた記憶
悔しかった。さみしかった。でも現実はどうにもならないから諦観だけが染みついていった。でも、幸せになることだけは諦めたくなかった。素敵な人ではいたかったし辛い境遇の人達を見捨てたくなかった
だから、あがいて、もがいて、どうにかここにいる。
まあ正直、楽しいことより辛いことの方が多かったしなんなら今でも数なら辛いことの方が多い気がするけど
「まあ、フジに出会えたからトントンかなあ」
なんて。三十路もとうに過ぎたいいオッサンが何高校生に入れあげてるんだ、って話だけどもさ。まあ、灰色の青春しかない童貞魔法使いがあんなパーフェクトタラシ王子様に勝てるわけない、ってことでここは一つ。
ただ、だからこそ申し訳ないなって思う部分も多い。揚げ物は食べられないし行けないところは多い。そうなるとデートスポットで行けない所も多くなるわけで。そう言って謝ると「トレーナーさんと来ればどんなところも素敵だよ」なんて行ってくれるけど。
本当は年上らしく、甘え下手なフジをもっと甘やかしてあげたかったけど、遠慮させてしまう回数の方が多い
やっぱり、健康な体が欲しかったな、なんて────
≫103いやこんな長くなるとはリハクの21/10/01(金) 00:58:02「HEY Mr!就寝中失礼するYO!なかなかロックな人生送ってるねE!」
と、いきなり横入してくる声が聞こえる。夢なのにハイテンションすぎて耳が痛い。よく見ると眼前には謎のアメリカ美人ウマ娘(いやフジの方がよっぽどかっこいいし綺麗だけど)がいた。
「キンちゃんがあんたの担当にお世話になったってんで感謝のプレゼントO!ついでに俺っちからもキャットが昔あんたにちょびっと世話になったってんで喜んで協力を承諾したってスンポーYO!」
もう何言ってるんだろうこのアメリカウマ娘。正直色々と理解が追いつかない
「コラコラセレちゃん。勢いで話しても分かりませんよ」
「だからセクちゃんだって言ってるだろキンちゃん!セクレタリアト!!」
そうすると夢の奥(?)から栗毛のウマ娘が出てくる。
ついでになんかモノ凄いビッグネームが出てきたけどスルーすることにしておこう。うん聞こえてないフリ聞こえてないフリ。夢で出来るか知らないけど
「まあ、ちょっとしたお礼です。あなたに一番望むモノをプレゼントしますね」
そういうと栗毛のウマ娘はこちらにずい、と頭を寄せてくる。
「望むモノ、とは?」
「健康」
何の冗談だ。それは30年もの間欲しかったけど欠片も手に入らなかったというのに
「まああのお三方に任せるとあなたの場合悲惨なことになりかねないので、今回は私達でやろう、ということになりまして」
「……あー、素敵なPERSONだけどどっかネジ外れてるよNA,あのGODDESS」
わけのわからないまま2人の会話は続いてく。でもこの二人に任せないとトンデモないことになると直感がささやいてくる。だから黙っている
「ま、あれDAYO。LATERなセイシュン楽しんでNA!」
「あの、訳がわからないんですが」
そう聞いても、2人はニッコリ微笑むだけ。いや、本当にどういうことです?
聞きたいことが山積みのまま、目覚まし時計の音がなるのを感じる。
待って、お願いだから説明をください。
結局、何も答えは聞けぬままに、意識は白けていくのだった。
≫104いやこんな長くなるとはリハクの21/10/01(金) 00:58:30朝。目が覚める。いつもは低血圧で意識がふわふわっていうかスカスカなのに今日はハッキリしてる。大体こんなすっきりしてるのは5年ぶりくらいだろうか。
取り合えずは昨日泊めたマクトレとマベトレでも起こしてこよう。多分あの感じだとソファで爆睡してそうだし。「ねえママー!ここで二次会させてー!」なんて自宅前で言われた時にはホントどうしようかと思ったけど。
まあ泥酔してたしこのままだと路上で寝るなあなんて思ったから泊めたわけだけどね。
「おーい2人とも起きなよー」
扉を開けると予想通り2人はソファと床で寝てた。2人の担当そっくりの姿が凄まじい体勢で。うん。あのまま放って置かないでよかった。とてもマックちゃんとマベちゃんのファンには見せられないな。
「うーんママー、ガスマスクしてまで揚げ物作らないでくださいましぃー……」
「昨日は作ってないでしょー、あとママじゃありません、って」
ソファの上で半ば剥げた毛布を抱きながらマクトレちゃんが言う。昨日おつまみに出したのはきゅうりの浅漬けだったはずですよー
「ほれほれ、おーきてー」
「んー……ん?」
ゆっくり目をこすりながら起きたマクトレちゃん
が、いきなり目を開いて固まった。
何、僕の顔になんかついてるの?
「ま、マーベラス……」
なんかいつの間にか起きてたマベトレちゃんも固まってる。いや何、怖いんだけど
「えー、っと。ママ、だよな?」
「いや、まあそうだよ。っていうかママじゃないって」
こっちを指さしたまま固まってるマクトレちゃん。
そこまでして、思考が止まる。いや、まさか、アレ?
でも目線変わってないよ僕?
「えっと、ママ、ほら、鏡」
いつの間にかマベトレちゃんが鏡を持って横に立っている。
そこにいたのは
かつてのアルビノ姿が見る影もない、褐色のウマ娘だった
「え、コレ、僕!?」
そして、気付く。
体が全然軽い。あとついでに胸が大きい。
これは、もしや、本当に、
健康になったのでは
≫105いやこんな長くなるとはリハクの21/10/01(金) 00:58:54あの後2人を家に返したあと、震える指で電話をタッチする。
誰に連絡しようか迷ったが、一番大事な彼女に真っ先に報告することにした
連絡先、から、「フジ」をタッチする
「もしもし、どうしたの?」
朝早くからだと言うのに、彼女の口調は変わらない。
「あのさ、フジ」
息を吸い込んで、吐く。
「僕、ウマ娘になった」
お互いに、時間が止まる。
「もしかしたら健康になった、かも」
どうにか絞りだした声は震えていた。正直、未だに信じられない
今までさんざん苦労してきた体質が、一夜にして消え去るものなのだろうか
でも、糠喜びだったら、耐えられない。
それをフジも察してくれたようで、提案を一つ、持ちかけてくれた
それは、かつてからの悲願
「……じゃあ、行ってみようよ」
動物園
その言葉に、肯定以外の言葉はないのだった
≫106いやこんな長くなるとはリハクの21/10/01(金) 00:59:25
昼、駅前で待ち合わせをする。今日が休日でよかった。
服をどうするか考えてしまったけど、前にフジがジョークで勝ってきた女装用ワンピースがあってよかった。……ノーブラだから上からジャケット羽織ってるけど。
しかし、あの後ウマ娘化について電話で仔細を話した時には驚いたモノだ。フジが助けた猫がキンチェムの猫だったとか、セレクタリアトが関わっているかもしれない、とか。お互い話した時には思わず無言になってしまったものだ。別の意味で。
そんなこんなで待っていると、声がかけられる。
「やあ、お嬢さん、私と本日お付き合い願えるかな」
それは、明らかに聞きなれた、安心できる声だった
「……そこは、ポ二-ちゃん、じゃないの?フジ」
「貴方にだけは、それは言わないって決めてるんだ」
やあ、と笑うフジがそこに立っていた。フジは向けられた顔をまじまじと眺めると、ウンウン、と頷き、
「……うん、受け取った写真通りだね」
と、納得したようだった。
「意外に淡泊な反応なんだね」
正直、もうちょっと驚くかと思ったよ。そう付け足すと、
「姿形が変わっても、貴方が可憐であることには変わらないからね」
いつも通りに気障なセリフが出てくる。こういう所は何時になっても慣れないなあ。
……まあ、本音は「貴方が本当に健康であるか確認するまでは安心できない」ってとこなんだろうけど。不自由したしさせてしまったから猶更ね。
「さあ、行こうか」
そういうフジに、コクリ、と頷く。心臓が早鐘を鳴らす。期待は、してないと言ったら嘘になる。でも、同じくらいに裏切られるのが怖い。なにせ、最後の希望と言っても差支えないのだから隣にいるフジはどうだろうか。
ふとそちらを見ると、いつも通り涼しい顔に見える。恐らく、他の人には。自分には、ほんの少し、わずかだが、表情が強張っているのが分かる。……うん、こんな表情は安田以来かな。やっぱり君も、緊張してるんだなあ、と思うと少しだけ落ち着くことが出来た。
答え合わせまで、残り数100m。
≫107いやこんな長くなるとはリハクの21/10/01(金) 00:59:49結論から、言うと。
喘息は、起きなかった
初めて直で見る景色。ライオンって近くでみるとあんな感じなんだ、ゾウもあんなに重量感あるんだ。そう思うとテンションは今までにないうちにオリコン1位の曲の売上くらいに急上昇してって
「息苦しくない!!咳も出ない!!」
「本当!?やったね、トレーナーさん!!」
なんてド真ん中で喜びながらハイタッチしてしまったくらいだ。うん。周りのお客さんをびっくりさせてしまって申し訳ない。
「よし、こうなったら全部見るよ!!」
「オーケー!どんどん回ろう!」
そうして振り切れたテンションのまま各地を回る。
「あ、チンパンジーがいる!パン君思い出すなあ」
「パン君?」
ジェネレーションギャップを感じたり、
「パンダって本当に寝てばっかりだね」
「まあそこがいいんだけど」
パンダの檻に30分張り付いたり
「あ、あわわわ」
「落ち着いてトレーナーさん、落ち着いて」
ライオンの赤ちゃんを抱っこして半ばパニックになったり
そうこうしてるうちに、日はもう沈みかけていた
≫108いやこんな長くなるとはリハクの21/10/01(金) 01:00:33「楽しかったね、トレーナーさん」
「うん、本当!」
帰り道。お互いに童心になって笑いあう。本当に、時間を忘れるくらい楽しかった
「まあ、一応お医者さんにも見てもらうけど、これは、健康になった、ってことでいいのかな?」
そう、フジに聞く。
「それでいいと思うよ、トレーナーさん」
それは柔らかな声で、確信に近いモノを与えてくれた
「そっか」
そうして、安心すると、昔の記憶が蘇ってくる
動物園に無理して連れて行って貰った時。少し進んだだけで咳が止まらなくなって帰らざるを得なかったことを思い出す。その後母さんがしきりに口にした言葉
『強い子に産んであげられなくて、ごめんなさい』
その後、気にしないで、他にも楽しいことはあるからって慰めてた覚えがある。
でも本当は辛かった。遠足で行くときも参加できなかった。僕だけ一人寂しかった覚えがある。
でも、今日、それはなくなった。健康になったんだ。
ようやっと、嘘ついて誤魔化さなくても、侘しさに耐えなくても、いい日が来たんだ
「そっかぁ……」
そう思うと、視界がぼやける。涙が止まらない。
ふと、抱きしめられるのを感じた。ふと上を見上げると、しわくちゃな顔でフジも泣いていた。
「これから、何処行こうか、何食べようか」
「トレーナーさんが、望むままに」
そうして、僕らはその場で抱き合いながら互いに夜が更けるまで泣きじゃくっていた。
拝啓、お二方
今度アメリカとハンガリーにお礼をしに参ります
かけがえのない贈り物をありがとうございました
≫128二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 01:28:25トレセン秋の感謝祭トレーナーダンスの部
歌:フラトレ
演奏:シチトレ(ドラムス・コーラス)タバコカフェトレ(ベース)マルトレ(ギター)フクトレ(ギター)
ダンス指導:トウカイテイオー
テイトレ「応援してくれるみなさんに、感謝を!」
テイオー「やってみせてよ!トレーナー!!」
全員「「「なんとでもなるはずだ!」」」
タイトレ「ダンスだと!!?」
≫142カフェトレ(タバコ)の人21/10/01(金) 01:48:21「ああ、温泉旅行券が当たってましたね…。
…そうですね、URAも終わりましたし…
一緒に行きましょうか、トレーナーさん」
ふいにトレーナーさんが言い出した言葉に、そう返した。
少し驚いたような顔をするトレーナーさんに、かわいいな、だなんて思ってしまう。
だからこうして少し強気に言ってしまうのです。
「私がトレーナーさん以外と二人で旅行に行くのは…
トレーナーさんは、嫌ではないのですか?」
…答えにくそうな顔をしますね………
ふふ、でもそうやって真面目に考えてくれるのも、トレーナーさんらしいです。
着替えと必需品、最低限の荷物をトランクケースに入れてぱたんと閉じる。
興奮して中々眠れないとは、私らしくもない…
ましてや自分の容姿をこんなに気にするなんて。
手鏡に映るのは黄色い瞳をギラギラと揺らす黒髪のウマ娘の姿。
我ながら怖い目つきだなと思う。
だけど、トレーナーさんはこの目を褒めてくれた。
思い出すだけで、思わず口元が緩んでしまう。
「…そんなトレーナーさんが、私も……」
…ここで言っても仕方無いですよね。
…さて、行きましょうか。
≫149二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 05:32:51急にどこからか湧いてきたファイトレvsドベトレ
「この野郎!」
俺はドーベルに対して暴言をはかれ思わず手が出そうになった。
そのまま拳を振り上げた途端、誰かにつかまれる
「ここで手を出すのはいただけないな」
「な、クソ離せ!」「まあ落ち着きたまえよ」
拘束をはがそうともがく、少しずつ力が強まる。
「離しやがれっ!」頭突きをかまそうとした瞬間
…俺の視界は反転した。そのまま地面に叩きつけられる。
「落ちつけといってるだろう…ふむ、いい眼をしている。そうその眼だ」
「てめぇ!!!がぁッ!!!」
万力のように絞め上げられる。徐々に意識が薄れてく
(まずい…おちる!)
最後の力を振り絞って抵抗しようとした時
…背筋が凍る。底冷えするような圧力を感じる。
「暴れるなよ。君では私に勝てないのだから」
恐怖が身を包む、意識が消える
(くそったれ…)
悪態をつきながら俺の意識は途絶えた。
正直元ヤンと傭兵だと斬魄刀なしならこうなると思う
現代で4桁以上やるやつなぞ文字通り本物の化物やわ
≫181二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 06:35:52
台風の時にコロッケを作りたいとか言い出すタイトレ。何言ってんだと言いつつ様子を見に来たらカタチ悪いわ揚げすぎだわで見てられなくなったタイシンが綺麗なコロッケを作りタイトレは美味しそうに食べるので内心喜んでいると
「結婚してタイシンに料理を作ってもらえる人は幸せだなぁ」とか言うので「は!?💢どう言う意味!?💢」って勢いよく振り向いたらタイトレが掴んで食ってるコロッケがあって間接キッスでタイシンの何かが壊れる
}
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part98【TSトレ】
≫6二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 06:51:10ある日。あえて台風直撃だとわかって前日をトレーナー君の部屋に泊まりに行く。
というか、いつも通り"甘やかして"いた。
────翌日。少しの頭痛と共に目覚める。
窓から外の様子をと覗くと、既にシャッターが下ろされている。そして台所からは調理の音。
様子を見に台所へ歩く。
「……トレーナー君。おはよ……なっ」
「えへへ……どう?」
そこには産まれたままの姿にエプロン一枚のトレーナー君が立っていた。
────シンボリルドルフは朝食前だし、トレーナーが刃物を持ってるし耐えた。
「……君の美しい胸が崩れるから、すぐに服を着てきなさい。着てる間は私が色々しておこう」
「……わかった。任せるねルドルフ」
そう言うと、とてとて寝室に戻っていくトレーナー君。
……目福だった。
そうして、よくある朝食を食べ終えて、二人で人気推理小説でも読んでいると、私の肩に頭を乗せながら、トレーナー君がこう話す。
「ルドルフー、コロッケ作ろー?」
「ふむ。材料は?」
「前知り合いから貰った大量のじゃがいもとかお肉とかちゃんとあるよ?」
「……よし、作ろう。それにしても君の思い付きには困ったものだ……」
笑いながら二人で台所に行く。
それからは単純だ。ウマ娘の力で芋を潰し、手早くコロッケを作っていき、それをトレーナー君が次々と揚げていく。
因みにトレーナー君にスーパーのバイトの経験はない。コンビニもない。
それはさておき、私に渡してきたエプロンが朝、裸エプロンをしたときのエプロンなのは、お仕置きせねば……
────この後お昼と夜にコロッケ食べてルドトレは監禁された
≫93二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 07:40:41朝だよ!台風だよ!パラレル新人ちゃん!四時間目
コロッケ
新人ちゃん「グスッ...グスッ...」
テイトレ「新人ちゃん...何度目だっけ?」
新人ちゃん「でも...私のせいで...みなさんが...、私が気をつけてさえいれば...」
テイトレ「でも...じゃないよ、話聞いてる?」
────────────
朝
おはようございます!新人トレーナーです!
今朝、地元のお父さんから荷物が届きました!
中身は芋と手紙です!手紙は後で読むとして芋は量が多いのでコロッケにして先輩方に御裾分けに行ってきます!
コノイモメガデテル...ヒヲトオスカラヘイキダヨネ
───────
マクトレさんにテイトレさんおはようございます!
台風だからコロッケつくったんですけどどうですか?そのままいけますよ!
イタダキマスワ!パクパクデスワ!
...オレハオナカイッパイダカラアトデモラウネ
────────
手紙
新人へ元気にしていますか
中略
今度は芋が沢山取れたのでそちらに送ります。
父より
≫123二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 07:52:33
おは140-90-55-80
タイトレの無防備にぴょこぴょこ動く耳を後ろから軽い気持ちで触ったらひゃっ!って女の子みたいな声を出しながらタ、タイシン…?と涙目で振り返って来るタイトレを見て全力で壁に頭を打ち付けるタイシン概念(おはガチャ)
≫146マルトレの人21/10/01(金) 07:58:45タイトレとタイシンが相合い傘してタイシン全然濡れてないんだけど目的地着いたらタイトレが半分びっしょりで「何やってんの自分の事も考えなよ💢」って慌ててバスタオル持ってきて濡れた半身をゴッシゴッシポヨンギュッギッって拭いてタイトレが「タイシンに濡れてほしくなくてな……」「……馬鹿」ってやりとりした日の夜使ったバスタオルを洗濯しようと思って洗濯機に放り込もうとした時に拭いてる最中のポヨンという柔らかい感触があったことに気づいて思わず手を広げ、握りってやってから洗濯機に頭叩きつけて洗濯機が起動して欲しい
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part99【TSトレ】
≫16二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 08:16:41
「こうやって肩を並べるのは久しぶりですね。先生」
「でも魔法の杖より日本刀の方がいいんじゃがのう。どっかに荒鷹とか落ちとらんか?」キョロキョロ
}
≫39二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 08:22:13パクパクですわ!
この青いスライムは味しませんわね...
こっちの緑のは痺れますわ!麻痺毒入りですわ
この赤いのは毒ですわ!お腹がキュルキュルしてきましたわ!
≫44二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 08:23:19マルトレと新人ちゃんが喋ってるところにやってきて笑顔で「あらー、トレーナーちゃんと仲良くしてくれてありがとう!でもそろそろトレーナーちゃんと銀座に行かないといけないの、楽しく喋ってたのにごめんなさいね」って普通に対応してるけどバブリー語が消えてるマルゼンスキーが私の性癖です
≫61二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 08:27:57マクトレ「いっけーですわ!!ゆたかーー!」
「えっマクトレが阪神応援してる……」
「あれ中身入れ替わってるんじゃ?」
マクトレ「阪神勝ちましたわ!!馬鹿めですわ!!お陰で日ハムが沈んで巨人の独走維持ですわ!!」
≫62二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 08:28:08前回のあらすじ lvが上がったので転職に来た男子高校生組
テイトレ「こういう職業は強いって相場が決まってるんだ」遊び人
マクトレ「遊ぶだけでいいんですか?やりますわ!」遊び人
ブラトレ「やっべ、押しミスした。でも4人いるし一人ぐらい足手まといでも大丈夫だろ」遊び人
フクトレ「たまには巫山戯るのも良いだろう」遊び人
4人「ん?」
≫63二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 08:28:15「しゃーない。ネイチャさんは流しの踊り子って事で日銭稼ぎますかぁ!」
「盆踊りで稼げるかな……素直に家事手伝いとかの雑用にしよ?」
「だって、踊り子の衣装ならトレーナーさんが顔隠せるかもだし……」
「余所者なんだから信用第一だよ。隠さず行かなきゃ」
(そうじゃない……)
≫70二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 08:32:34異世界モノじゃないけどSS書いたのでどうぞ……
ベッドの上でうつ伏せになり、デジタルとスマホを眺める。
見てるのはウマ娘の動画。
レース映像やウイニングライブは勿論、芸能ウマ娘やウマチューバー等色々と。
「はぁ~ウオッカさんしゅてきぃ………」
「相変わらずレースの時とのギャップ凄いよな」
「それがいいんですよ!……はぁ……良い……」
恍惚の表情でウオッカのウイニングライブ映像を見ている。
普段やレースの時は男勝りで荒々しい雰囲気のある彼女だが、ライブ際は力強くも繊細な歌声を披露し、そのギャップでファンを更に増やしていた。
「………!」
お互いの尻尾が触れあっていた。
デジタルは動画に夢中で気付いていない様だ。
魔が差したあたしは、自分の尻尾をデジタルの尻尾に合わせ、毛を絡ませる。尻尾の動かす事で毛がねじれ合い、流れる毛の感触が尻尾から、脊髄を伝って脳に浸透する。
デジタルは、あたしの方見ないで動画に集中している。
(もうちょい大丈夫かな?)
さっきよりも少し絡み合う尻尾の動きを激しくする。
毛、尻尾、そして付け根。そこに広がる感触を楽しんでほろ酔いの様な気分になっていると
「んうっ………!」
突然、脊髄を快感が突き抜けた。
デジタルが、あたしの尻尾を強く引っ張ったのだ。
(やりすぎたかね。しゃーない、今日はこのへんにしとくか)
そう思って尻尾の力を緩めると、するするとデジタルの毛が逃げて行く。
その感触もまた、心地よい。
結局、その後は何事無かったかの様にまた二人で動画を見ながら夜を過ごした。
でも、あたしは気付ている。
デジタルの尻尾があたしの尻尾から離れる際、彼女が一瞬だけ名残惜しそうに力を入れた事を。
(絶対、振り向かせてやるからな。デジたん)
≫90二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 08:39:28「服が溶けるスライムとはいうけれどねー、一体服のどれを溶かすんだい?というわけでモルモットくん。君の服はそれぞれの部位で材質を変えてある。ぜひ検証させてくれたまえ」≫99二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 08:43:03「タキオン」
「なんだいモルモット君」
「その、食い付かれてるぞ」
「ウエーーー!?あっまった石油製品を溶かすみたいだね!!これはまずい着てるのは全部石油製品なんだ助けてくれトレーナー君!!」
「ちなみに俺の服で石油製品の部分は」
「胴体。待ったトレーナー君!眺める体勢に入らないでくれたまえよ!!」
≫104二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 08:44:40今日はスライムの処理についてお教えしますわ
生で行くとのどごしはいいですが毒で痺れたりしますし体温とおなじ温度のねちょねちょとか普通飲みたくありませんわよね
そこでスライムの乾かし方をお伝えしますわ
実はスライムはクラゲがさらに水っぽくなったようなものなので封じ込めて乾かせばいい感じの食材にはなりますわ
そこで要らないサメ肉に閉じ込めて燻す事で毒素と水分をサメ肉に移してそこそこいい保存食にすることができますわ
サメ肉は釣りに使えますわ
以上マクトレの異世界食材処理教室でしたわ
≫105二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 08:44:48「……で、何? 急に呼び出して」
「すまんなタイシン」
台風が数日後に迫る中アタシはバカに呼び出された
「取り敢えず上がってくれ!」
「……ん、おじゃまします」
「それで、早速で悪いがアレを見てくれないか?」
「……棚の上?」
上の方を指差す為に身体を反ったが故に強調される胸を視界に入れるが……今更この程度では崩れない……崩れない
「ダンボール?」
「防災グッズが入ってるんだ、台風の前に準備しようとしたが……届かなくてな」
「あ〜……」
そりゃそうだコイツはウマ娘化で50cmも背が縮んだんだ以前の身長で置いた物に届く筈が無い、でもアタシも届きそうに無いけど……
「……で、何でアタシを呼んだの? アタシも届かないんだけど?」
「二人で力を合わせよう!」
「はぁ?」
「肩車だよ! それなら届く!」
「はぁぁ!?」
またバカな事を……そう思いつつ押し切られたアタシは肩車されたが
ムニュ……
足に!? ……足に!? 柔らかいモノが!?
「うわっと! すまんタイシン、バランス悪いか!」
足の感触に慌てたアタシが少しバランスを崩した為に足を抑える力を加えられる
ムニュゥゥゥ……
なんとか防災グッズは回収出来たが
アタシの何かが壊れた様な気がした……
≫125二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 08:56:22「おおオグトレさん!料理人あるぞ料理人!」
「よしやりましょうそうしましょう!」
「待て!前衛戦力の二人を生産職にしてんじゃねえよアホ!」
「だが俺たちは料理人だぞフクトレ!」「料理人ですよ!」
「畜生オグトレさんの押しが妙に強い!」
「あー何これ!プリンスだって!最終的にはテイオーになるんじゃないかな!?これにしようこれに!」
「それ最終職オーバーロードですわよ」「なにそれかっけー!それにするー!」
「知力ステータス足りてねえだろ!なんでよりによって全ステ足りてるのがアホとオグトレさんなんだよ!」
「「われわれはかしこいので」」ドヤァァァン
「クッソむかつく!主にアホ!」
≫159二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 09:13:56デジタル「なんですかねこの格好」
デジトレ「似合ってんじゃん」
デジタル「いやそうじゃなくて」
デジタルの格好はいつもの勝負服の上にゲームの僧侶が着てるようなローブをマントの様に羽織り、勇者っぽい豪華な装飾が付いた剣を持っていた。
デジタル「勇者はなんとなく予想してたけど僧侶も?」
デジトレ「オールラウンダーだからじゃね?」
デジタル「前衛と回復兼任って流石にキツイんですけど」
デジトレ「やってのけたらそれこそ変態だよな」
デジタル「うっさいです。………ちなみにトレーナさんは?」
デジトレ「アンデッド」
デジタル「尖りすぎですよ。100歩譲ってネクロマンサーでしょ」
デジトレ「担当がデジタルだから」
デジタル「関係無いですよね。………とりあえず、最初の仕事はスライム生産工事の破壊でしたっけ」
デジトレ「ああ、ゴブリン達が毎日家族の為に働いてる職場をお前は壊しに行くんだ」
デジタル「人聞きの悪い言い方しないでください」
デジトレ「…………」
デジタル「…………」
デジトレ「てーててってってってってってー、てててーて、ててててってー」
デジタル「どうしたんですか急に」
デジトレ「勇者っぽいBGM流そうと思って」
デジタル「せめて鼻歌にしろよ」
≫168二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 09:21:32異世界関係ないけどボノトレロリウマ娘化SSという怪文書が脳内で止まらんので投げ捨ててみる
原因は何だったか知らないが、どういうわけかウマ娘になってしまった、日常生活では不便があるかないかといえばある、それは身長の高低差と力加減、今まで届いたものが脚立でもないと届かない、前などいつもの感覚でボールペンを握ったら壊れた。
それよりも困っているのは「トレーナさーん!」。
噂をしたら影がなんとかとは言うが一気に自分の視界が浮上する、後ろを見ればにっこり笑顔の自分の担当ウマ娘ヒシアケボノ、元々ヒシアケボノよりも何もかも劣っていた体躯から更に縮んだせいで圧倒的な身長差。
そこに抱き上げられた場合もはや親子のようにしか見えないとタイキトレに笑われたことがある、後で〆る。
まあ、この体になって色々とあったが、良かったと思うこともある。
「トレーナさん、今日も一緒に並走した後美味しいちゃんこ鍋食べようねー。」
一緒に走っているときに彼女の楽しそうな横顔(相当見上げないと辛いし踏み潰されそうに錯覚するが)が見れるだとか、体を動かした後のヒシアケボノのちゃんこ鍋は元々うまかったがよりおいしいだとか。
原因は不明だが、こう言うのも悪くない、そう思った。
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part100【TSトレ】
≫105二次元好きの匿名さん21/10/01(金) 10:15:12概念力を上げていくために絵とスリーサイズとセリフをあげてみる
マルトレ
150-75-48-76
「わ゛あ゛あ゛あ゛!!!嘘つ゛き゛!!ホラーゲームじゃな゛い゛って言ったじゃん!!?う゛そ゛つ゛き゛い゛い゛い゛い゛ぃ゛!!!」