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このページは「おれバカだから言うっちまうけどよぉ…」スレに投稿されたSSをまとめるページ(スレpart251~255)です。
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目次
おれバカだから言うっちまうけどよぉ… part251【TSトレ】
≫34二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 12:09:36
初手でロシアンたこ焼きを頼むドベトレ
マクトレ「辛いですわ!!酒で中和しますわ!!」ゴクゴク
テイトレ「あ〜あ」
フクトレ「来るぞみんな……!」
ブラトレ「総員退避ぃ!!!」
ドベトレ「」
≫57二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 12:17:50
『DK4があなたのために一曲歌います』
賑やかしとして一曲リクエストしてみたネイトレの話
「……これ入れてみる?」
「英語じゃん。俺絶対歌えないよ」
「イエーイエーの部分だけで良いですわ。……それじゃネイトレさん、準備できました」
「けっこう選曲早かったね?」
「それじゃ聞いてください……Beatlesで『She Loves You』」
(短い前奏)
「「シーラブズユー!」」「「「「イエー!イエー!イエー!!」」」」
「「シーラブズユー!」」「「「「イエー!イエー!イエー!!」」」」
「「シーラブズユー!」」「「「「イエー!イエー!イエー!イエーーーー!!」」」」
ネイトレはひどく赤面した。
≫80二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 12:30:58
気は合うのになぜか歌う歌は合わないDK組概念
「♪夜が開ける前に〜旅〜立〜とう」
「なんですのこれ」
「なんだっけ」
「あー、ワンピだ」
「最近アニワン見てませんわね」
「こんなしんみり感のある曲あるんだな」
「これ10年前の曲だぞ」
「「「!?!?!?!?」」」
≫112二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 12:42:59
「君のたーめにー戦うーたびーうまれかーわーるー」
「やべえ!小さい頃聞いたことある!なんだっけこれ!」
「なんでしたっけこれ……Next Level……カブトですわね」
「俺ギリギリ見てない」
「俺もギリギリ覚えてない〜」
「世代が!世代の差が辛いですわ!!」
≫122二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 12:46:50
DK組カラオケ送りはなんでも歌ってくれそうに見えて内部での6年という世代差が浮き彫りになりマクトレとフクトレは曇る
「そんな……仮面ライダーですのよ……?なんで分からないんですの……?」
「ハリケンジャーはみんなが見てるもんだと……」
「俺デカレン辺りからしかわかんないし…」
「ハリケンは分かるよ!なんとか!うん!」
「その励ましが辛いんですのよ……!どうせ世界に一つだけの花も知らないくせに……!」
「さすがにそれは知ってるっつーの!?」
「粉雪も知らないだろうにな……!」
「その辺は知ってるようん」
≫143二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 12:53:44
グラトレ「では私がセンターをやりましょう」
タキトレ「あ、じゃあおねgウラトレ「いいえ、私がやりましょう」
(全てを察したタキトレの顔)
(私が、いえ私が、と茶番を続ける二人)
155二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 13:00:02
「……自分がやります」
「「どうぞどうぞ」」ニコヤカァ
「なんで自分が……!」
「運命ってそんなもんですよ」
「ふふ、グラトレは分かっていますね」
≫192二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 13:22:28
テイオー「僕教えたよね?これが欲しいならどうするんだっけ?」
テイトレ「はい、御主人様」
そう言うとテイトレは自らスカートをたくしあげぐしょぐしょになった秘部を....
何書かせとんねん
おれバカだから言うっちまうけどよぉ… part252【TSトレ】
≫35ガンギマリ頭スズトレ21/10/17(日) 13:34:28
「…登山とは古来より修験の為に行われていた神聖な行い…だからこそ私も己を鍛える為にも登山に挑むのです…」
「う、うん…」
「ですがたまには友と歩調を合わせ、道中の語らいや風景を楽しむのもいいものです。」
「は、はぁ…」
「ということで一緒にいかがでしょう?スズトレさん、ネイトレさん。」
そう言ってグラトレが微笑む。
グラトレが登山好きである事は私も知っているし、私も登山は趣味のひとつだから問題ない。
問題はグラトレの登山は修練の意味合いが強く、過酷なところが多いことである。
ネイトレも同じことを思ってるのか、顔が青い。
「えーっと…なんで私たち二人をピンポイントに?」
微妙に声を震わせながら、ネイトレが聞く。
「スズカさんもネイチャさんも登山お好きだとグラスから伺っております。なのでトレーナーのお2人も登山経験が豊富かと〜。」
うーん、しっかり考えられてる。ただガチなのは慣れてないからここはなんとか回避したい。
「…私もネイトレも、高山系はそれほど慣れてないと思うからね??」
「はい、ですので今回は道のりの険しさより、登山時間が多い三ツ峠山を予定しています。こちらなら休憩を挟みながら登れるのではないでしょうか?」
…なるほど、と言葉が漏れる。確かにあそこならかなり時間はかかるが、登山に慣れてる私たちならそこまでキツくはない。
ネイトレの方も安堵したのか、顔色が戻ったようだ。
「…ネイトレ、どうする?私は行ってもいいと思うけど。」ヒソヒソ
「私も、ギリギリセーフかなとは。三つ峠山はネイチャといつか行きたいねと話してたとこでもあるので。」ヒソヒソ
「あ、そうなんだ。じゃあせっかく誘ってもらったんだし乗っちゃお。」ヒソヒソ
「ですね。」ヒソヒソ
「…あの、お二人とも…?」
「あ、ごめん。三つ峠山登山の話、乗るよ。」
「私もです。グラトレさん、お願いします。」
37ガンギマリ頭スズトレ21/10/17(日) 13:34:58
ネイトレと揃って快諾。グラトレの表情が僅かに明るくなるのを私は見逃さない。
「…!では、日程を決めましょうか〜。登山口までの運転は私が行いますので心配いりませんよ〜。」
「あ、助かります!私ペーパードライバーなので…」
「一応私も車あるけど大丈夫?」
「はい、何回か行ったことがありますので〜。スズトレさんにはお弁当を用意してもらえると助かりますね〜。」
「うん、分かった。食べたいものあったら言ってね。」
そんな感じで、1度決まればドンドン話は進んでいく。食堂の時計が昼休み終了を知らせる直前まで、三人の語らいは続いていた。
「…何か忘れてる気がするんだよねぇ…」
「どういう事です?忘れ物でもしました?」
登山の当日、車中にてネイトレが私に聞く。
「いや、スズカの同室ってスペシャルウィークでしょ?」
「ですね…あ、黄金世代。」
「そうそう。だからスペトレとも比較的話すこと多いんだけど、前にグラトレ関係で何か気をつけるべきこと言われたような…」
「なるほど…でもそれなら考えるだけ無駄じゃないですかね。起こるとも限らないわけですし。」
「確かに…ありがとうネイトレ。」
「いえいえ。」
結構お世話になってますから…とネイトレが軽く会釈。
と重なる形で後方よりクラクションがとんでくる。次いで、横から追い越す車。
「…グラトレさん普通に運転してましたよね…?」
「うん、煽り運転だね完璧。」
怖ぁ…とよわよわモードに入りそうなネイトレを慰める。煽られるの初めてっぽいし仕方ない。
あとは動じなさそうだけど一応グラトレにもフォローを入れないと。
「グラトレも気にしなくていいから…ね…?」
「…はい、スズトレさん。少しも気にしていませんので大丈夫です。」
「…いや、あの。雰囲気、変わってない??」
「ただ…売られたものはきちんとに買い取ってさしあげるのが、礼儀ですよね?」
「…グラトレ、それ気にしてないとは言わギャッ!!!!」
後日、定期的に三人で登ろうという約束はできたがグラトレは運転を禁じられた。
≫48二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 13:46:21
夜遅く、真っ暗な学園内を
俺とマーチは歩いていた。
「……うぅ…なんでこんな目に…」
「トレーナーが資料室に忘れ物をしたから
それを探しに来たんじゃないか…
それにしても
トレーナー、前からそんなに怖がりだったか?」
「ウマ娘になってから耳が良くなったせいで
色々な音が聞こえるから怖いんだよ…」
「ふむ…そういう物なのか…」
「あ、マーチ!資料室が見えて来たぞ!
やっと帰れる…!」
資料室の中に入り、忘れ物を探す。
「えーっと…これだこれ!マーチ見つかったぞ。」
「それは良かっ…!?トレーナー危ない!」
「へ?」ガタゴロゴロー
「…山積みになってた資料が倒れて来たみたいだな。
だからあれほど出したらしまえと…
トレーナー?」
「………」
そこにはびっくりして気絶してしまった
マーチトレがいた。
≫65二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 14:03:54
「オペトレさん? そのもこもこしてるのは?」
「ひん」
「この世で最もかよわい、入口の暗いところで怯えて一歩も動けなくなったいきものだよ」
「ひんひん」
「ああ、スイトレさん……」
「ひぃん……」
≫71二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 14:07:31
「ベガトレ大丈夫か?顔がだいぶ真っ青だぞ?」
「し、心配いらないよ…これくらいだいじょうぶに決まってるさ」
「本当ですの?今にも意識が飛びそうなくらい耳もヘタってますわよ」
「も、問題ない問題ない…これくらいだいじょう」ガサササーッ!「ヒェ」
「うわっと、猫か?」
「いやタヌキですわね。ドトウのところのでしょうか…ベガトレ?」
「目が死んでる!白目剥いてるよ!うぉいだいじょうぶか!」
「────ベガトレは気絶しました…わたしが代理で出ます…」
「「ダメだったかぁ…」」
「むしろアルちゃんのほうが弱そうだけど」
「あぁ、わたしはそんなに怖くないですねえ」
「ソウル側だからなのかしらね?わかりませんわ!」
≫72ガンギマリ頭スズトレ21/10/17(日) 14:10:12
テイ「ホラゲ…?俺らで…?」
グル「なんでこんな事に…私たち悪いことした…?」
ネイ「私今日死ぬんだ…」
スズ「死にはしないって…これ私が頑張る必要あるパターンかぁ…」
マル「ー!ーー!!」
テイ「…ところで、なんでマルトレは猿轡?」
スズ「しないと私の耳が壊れる。」
グル「あ〜…(チケゾーとマルトレに挟まれた会長サンを思い出しながら)」
ネイ「ネイチャぁ…助けてネイチャぁ…」
スズ「ちなみにこれちゃんとやりきれば景品で遊園地ペアチケットもらえるらしいよ。」
ネイ「…みんな、頑張ろうね…」
テイ「ああ、テイオー、待ってろよ…」
グル「私頑張るから…2人で行く遊園地のために頑張るから…」
マル「ーーーー!!!!(首を縦に振る)」
スズ「(チケットチラつかせてもテンション上がりきってないしやっぱ私が要かぁ…頑張ろ。)」
≫73二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 14:13:08
マルトレ「ぽっぽっぽーはとぽっぽーー!!まーめが欲しいかそらやるぞー!こわーくないー怖くはーな〜い〜!」
ガサガサガサッ
マルトレ「ぽ゛っぽ゛っぽ゛お゛お゛お゛は゛と゛ぽ゛っぽ゛お゛お゛お゛お゛!!ま゛い゛や゛ひ゛い゛い゛い゛ま゛い゛や゛は゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ま゛い゛や゛ふ゛う゛う゛う゛う゛う゛ま゛い゛や゛ひ゛っ゛ひ゛い゛い゛お゛お゛!!」(全力ダッシュ)
≫83侘助21/10/17(日) 14:24:09
マクトレ「ドベ太郎!!あなた幽霊切れるんですって?」
ドベトレ「…………は?」
ネイトレ「侘助さ〜ん、『卍解』ってやって下さい!!」
ドベトレ「無理だけど?ってか侘助は卍解できねえよ」
フクトレ「うーん、役に立たないなあ侘助」
ドベトレ「対幽霊ならアンタの方が役立つだろうが」
グルトレ「お化けでたあああ!!助けてえええ!!!!」
ドベトレ「ああもう!!分かったよ!!やるよ!!」
「面を上げろ、『侘助』」
≫87ガンギマリ頭スズトレ21/10/17(日) 14:25:08
テイ「や、やった…このステージも、クリアしたぞ…!!」(泣きそう)
グル「こ、これであとひとステージだよ…!!」(泣きそう)
ネイ「長かったぁ…」(ポロポロ泣いてる)
マル「ー!ーーー!!!」(喉痛い)
スズ「おつかれ。ラストは難易度そこまでって聞いてるし、私のうちに終わらせれるよう頑張るわ。」
グル「ねえ、みんな…スズトレが天使に見えない…?」
テイ「スズトレがいてよかった…いなかったら倍はかかった…」
マル「ー!ー!!ーーーー!」
ネイ「今度スイーツ奢りますパイセン…」
スズ「いやいいから…じゃあ入るy」
『グ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!』
テイグルネイ「「「ぎゃああああああ!!!!!」」」
マル「い゛や゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!!」
スズ「ギャッ!!!!!」
テイ「…か、開幕はズルいだろ…」
ネイ「うぅ…もうやだぁ…」
マル「…ー…」
グル「…っていうか待って…今スズトレ驚いてなかった…?」
ネイ「はい、流石にビックリしてましたけど…」
テイ「…あっ…」
スズ「…真っ暗すぎて無理ぃ…グルトレ助けてぇ…」
スズ以外(終わった。)
全員泣きながら何とか最後もクリアした。
≫88二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 14:38:33
タマトレ「怖くねぇよ!怖くねぇよ!自衛隊時代の訓練やウラトレ先生の年齢を言った時の方がよっぽど」
パクパクデスワ ユエニワビスケ ハイ、サイドチェスト
タマトレ「ギャァァァァー!!!!!」パタリ
マクトレ「だらしないですわね、この程度で倒れるなんて」
≫94二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 15:21:44
「歩きづらいから肩掴むのはやめてくれないか」
「イヤ…センパイ…俺こういうのホントに無理なんス…」
「仕方ねぇなぁ…」
ガサッ
「ヒッ」
「ウワーッ!!抱き着くな!!痛い!折れる!!」
みたいなことをウオトレ組にやって欲しいです
≫128マーチトレ書いた奴21/10/17(日) 16:10:00
プレゼント
「うーん…うーん…」
今日も俺は、資料室で
膨大な資料と向き合いながら唸っていた。
「マーチを支えるって決めたんだ。
もっと情報を集めて今後のプランを考えないと…」
そんな事を思いながら積まれた資料と睨めっこをしていると…
「トレーナー!」
「うわっ」ガシャーン
「やっぱりここにいたかトレーナー。
いつもこんな締め切った場所にいたら、
身体も頭も鈍ってしまうぞ?」
「ま、マーチか…
毎回言っているが、
開ける時はノックと確認をしてからだな…」
「?あ、そうだトレーナー!
今日は渡したいものがあってここに来たんだ。」
「渡したいもの?」
「ああ!いつも世話になってるからな。
そのお返しを、という事だ。」
129マーチトレ書いた奴21/10/17(日) 16:10:37
そう言いながらマーチは一つの紙袋を取り出した。
「別に気にしなくてもいいんだぞ?
俺がしたいからやってる事だしな。」
「そんな事言わずに、せっかく買ってきたんだ!
ほら、これだ!」
そう言ってマーチが紙袋から取り出したのは…
でかでかとした文字で
『あげません』と中央に描かれたTシャツだった。
「…?……???」
「以前着る服がないと言っていたからな!
せっかくなら日常的に使えるものがいいと思って!」
「…ま、まってくれマーチ。
それを?日常的に?着ろと?」
「勝ちを譲らないと言う強い心意気が出てて、
とてもいい服だと思ったんだが…
その…気に入らなかったか?」
そう言うマーチの耳は分かりやすく垂れ下がってしまっていた。
その後断りきれなかったトレーナーが
その服を着て学園内を歩いている姿があった。
≫151二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 16:46:10
「あれ、グラトレさん。どうしてここに?」
「あらセイトレさん。私はちょっと登山にと、貴方こそどうしてこんなとこまで」
「ちょっと食べてみたいものがあって」
「いいですね~、和食ですか?」
「はい、天ぷらです。後グラスワンダーにはスカイが野点でお世話になってるからお土産も買えたらと」
「それはありがとうございます。折角ですし一緒に登山、は難しいでしょうか」
「ん?今日はスカイ居ないし一人で遠出だから厚底ブーツも付けてないですよ」
「いえ、厚底付けずに転けましたし山道は危ないかと」
「……俺も転けないよう練習位してますし一人で外出も出来ます、帰りに迷うのも困るでしょうし付き合いますよ」
「良いんですか?登山は自己研鑽の場、危険が隣り合わせですよ」
「グラトレさん、貴方は自分がやると言った事を危ないと止められたら引き下がれますか?」
「……無理だね。よし、登ろうかセイトレさん」
二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 16:46:18
『もしもし、スペトレさんですか?』
「セイトレさん?貴方から電話なんて珍しい、どうしました」
『今グラトレさんと一緒に道に迷ったから助けて欲しくて』
「待って!取り敢えず何があったか初めから説明を!」
『良いですよ、俺は休みだし新幹線で仮眠した後昼食べに京都で下車したんですけど』
「ちょっと飯食べに行くノリで新幹線に乗ります普通……?」
『府中って府って付いてるし数時間で付くから京都近いと思って』
「良いから!キリが無くなるから先を話してください!」
『そうだった、食後に何か買って帰ろうと思ってたら登山に来てたグラトレさんと会いまして』
「なんで京都で合流するの……」
『……言われてみればそうですね?』 ナンデデショウネ>
「だから一々止まらないで!それで、なんでセイトレさんも居て迷ったんですか!」
『いやこの後俺も一緒に登りまして』
「なんでお前山登ったの???」
『3回位死んだかもなーって、山も階段と変わりませんね』 マッタクデスネー>
「もうやめなよ…それで、今山じゃない?下山出来ました?」
『あ、それは大丈夫です。足元怖かったけど下山出来ました』
「ああ、良かった。それで今はどの辺りに?」
『それが昨日徹夜したせいで帰りの車で俺眠っちゃって、起きたら見事に迷子で何処かわからないです』
「それじゃ探せないからスマホのGPSで場所位教えてくれない……?」
『それだ、ちょっと待っててくださいね。あっ……』 イマノクルマ……>
「あれ、セイトレさん?おーい、もしもーし……?」
『……やっちゃってくださいなグラトレさん!』 ……リョウカイッ!>
「落ち着いて!?それより場所を早く!」
『アッハハハハいやちょっと不味、早く場所ッ』 ゴッ、バタ、プツンッ、ツーツーツー
「……ああもう世話が焼けますね!」 ピッポッパッ、プルルルッ
おれバカだから言うっちまうけどよぉ… part253【TSトレ】
≫23二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 17:38:24
走り屋
夜、某所の峠にて
三台の車が列をなして走っていた。いや飛ばしていた。
先頭をマルゼンスキーの車が走り、それを追うようにグラトレとキタトレの車が続く
カーブの連続する道をドリフトしながら抜けていく。
前を走るマルゼンは助手席の意識が飛びかけているマルトレを横目に見つつバックミラーを見る。
「後ろは変わらずついてきてるわね、でも問題ナッシングよ!」
彼女はそう言い切ると更にアクセルを踏み込んでいく。
高速で上がっていく回転数、レースと同じ高揚感のままにかっ飛ばす。
その様子を見たがグラトレは———
「なら私も飛ばさないといけません、ね!」
———追従するように速度を上げる。エンジンが唸りを上げる。
そして更に後ろ、最後尾のキタトレは
「二人とも飛ばすわね・・まあ、いいのだけど」
横にセットしたカメラを気にしつつ二人を追うべく速度を速める。
なぜこんなことになったのか、それは今日の昼にさかのぼる。
「私の本気の走りが見たい・・ですか」
カフェテリアで近くになったマルゼンとグラトレの会話を聞いていたグラスが、気になって聞いたことだった。
「幸いにして今日は走るつもりですから構いませんが・・」
「ねぇ、それなら私も付き合っていいかしら?」
「マルゼン・・良いですが何故?」
「相手がいた方が気分ノリノリの100パーで走れるでしょう?」
「・・そうですね、ならお願いしても?」
「バッチグーよ、後は後ろから誰かが撮影してくれるとぱーぺきなのだけど・・・・」
「私たちについていける人ですか。確か・・・・いましたね、彼女が」
24二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 17:38:38
ということでキタトレに参加してもらい、マルゼンとグラトレがレースのつもりで走り、
その後をキタトレが、マルゼンの車に乗るマルトレと合わせて撮影しながらついて行ってるのがこの状況だった。
三台はドリフトしながらカーブを抜け二連ヘアピン直角カーブ地帯へ。
差し掛かる直前、マルゼンは思案する。
(私ならここで仕掛けない選択はノーよ。つまり来るわ!)
思考しつつも適切にブレーキをかけドリフトへ。まず一つ目のヘアピン。
速度をあげて突っ込んでくるグラトレをわざと少しラインを膨らませて牽制。
すぐさまインに移り間に入り込まれないように。これにはグラトレも舌を巻く。
(流石ですね・・・・ですが次はいけます。)
勢いのままに二回目のヘアピンへ、グラトレはもう一度速度を上げてつっこむ。
するとマルゼンは・・膨らまずにインベタをドリフトする。
(その速度ならインベタは無理!妨害せずとも膨らむわね!)
実際、彼女の車は膨らみ読み通りのコースへ。バックミラーで確認しつつ直角に備える。
そして直角コーナーへ、減速しながらキツイ角度で曲がり切った瞬間
(なぜ彼女が私の横にいるの!あの状況で!?)
いつの間にかつめてきたグラトレが横から追い抜く姿だった。
一方、それを見ていたキタトレは何が起きたのか完全に把握していた。
「速度を上げたかと思った所で急減速、そのままドリフトしつつ立ち上がりね。よくやるわ」
(あえてベタ踏みしつつカーブを抜け、タイミング良く瞬間でバックギアに。
衝突したかと思わせるほどの減速をしつつ、ドリフトで完全に慣性を殺してベタ踏み。
そのまま予めいれた低速ギアで加速・・・・といったところか)
キタトレは軌道から推測したが当たっていた。
そしてそこで抜かれてから抜き返せずにグラトレの勝利となった。
下についてからマルゼンは車を降りる。降りる際にマルトレを軽く揺らしてみたが返事がない。どうやら気をやったようだ。
同じく降りてきたグラトレを見据えると口を開く。
「今回は私の負けね、でも最高だったわ。・・また走りましょ?」
「勿論ですよ」
そういって二人はがっちりと握手したのだった。
≫58ガンギマリ頭スズトレ21/10/17(日) 18:10:53
雲ひとつない空が広がるある日の昼休み。
私はお目当ての二人を見つけて話しかける。
「やっほー、お邪魔していい?」
「あら、スズトレさん?珍しいわね。私は構わないけれど…サトトレはどう?」
「僕も問題ないよ。たまには3人で食べよう。」
「ありがとう。じゃあ遠慮なく座らせてもらうよ。」
そう言って、空いていた2人の正面の椅子に腰掛ける。
かたや私を超える178cmの身長を持つ高身長美人、キタトレ。かたや身長143cm、小学生かと思われるような体のサトトレ。今でこそ対極的な体つきだが、ウマ娘化、ひいてはトレーナーになる前から仲がいい二人だ。
「それで?わざわざ声かけてまで来たってことは何か話したいことがあるんじゃないかしら?」
私の着席を確認してキタトレがそう問う。
「うん。サトトレがデビューするって噂聞いたからその事で。」
「…なるほどね。」
納得したようにキタトレが呟く。
トレーナーのトゥインクルシリーズデビュー。私の訴えにより審議が進められていたソレは、正月の後に正式に許可が降りた。
結果シチトレ…シンボリマティリアルを初めとし、私以外にもデビューを決めた人が何人か。
「…ああ、デビューするよ。トレーナーはキタトレにしてもらうつもり。」
「そうなの?」
「えぇ、元から一緒にトレーニングする機会は多かったからね。私がサトトレのトレーニングを見て、サトトレがダイヤちゃんを見れば両立できる、そういう考えよ。」
「なるほどなぁ…」
思わずそう零れる。サトトレの担当ウマ娘であるサトノダイヤモンド、彼女のトレーナー業とどう両立する気なのかも気になってたことの1つだったけど、そういう風に考えていたのか。
59ガンギマリ頭スズトレ21/10/17(日) 18:11:20
「そういえばスズトレさんはまだデビューしないんですか?」
「するとしても、数年単位で先かなー…」
「あら、そうなの?てっきり今準備してるところなのかと思ってたわ。」
キタトレが少しだけ驚いた顔をする。サトトレも同じ感じだ。まあ、ウマ娘化した時からずっとスズカに言われ続けてたのを二人とも知ってるだろうし無理はない。
「私の場合はスズカがトレーナーするって言ってるからね。だからキタトレ達みたいな方法は取れないから大変だし、スズカがトレーナー資格を取るまでの問題もある。そういう諸々が合わさって、スズカがドリームシリーズ行くまではできる範囲のトレーニングに留めようって決めてるの。」
「まだまだ暴れるつもりなんですね、スズカさん。」
「当たり前。むしろこっからが本番だから、中距離レース出る時は気をつけてね?」
「えぇ、まあもし当たってもキタが勝つから問題ないわ。」
「…」ニッコリ
「…」ニッコリ
「ふ、ふたりとも…??」アワアワ
高身長である私とキタトレが笑顔で睨み合い、挟まれた少女にしか見えないサトトレがアワアワとする。…うーん、学園の食堂の光景じゃないね、コレ。
60ガンギマリ頭スズトレ21/10/17(日) 18:11:44
「…本題に戻しましょう。今日わざわざ私たちのとこに来た理由はなんなのかしら?」
「うーんとね、情報提供?」
「…どういう事ですか?」
「ほら、私って結構スズカとトレーニングは前からしてたんだけどさ。自分も動きながら担当のトレーニングも見ることに関しては結構コツ分かってるつもりなんだよね。だからそこを少しだけ。」
「…ライバルに塩を送るような真似していいの?」
「確かにライバルだけど、同時に同僚だよ。」
サトトレの問いに、私の結論を返す。
「それに、あくまでコツだけで方法は一切教えるつもりはない。私は慣れないことでダイヤちゃんと2人揃って不調なってほしくないなってだけだから。
それとも私たちの時に備えてのデータ取る口実が欲しいって言った方がいい?」
「ですって、サトトレ。どうするのかしら?」
「うーん…そういう事なら、お言葉に甘えるよ。」
悩んだ末、サトトレが結論を下す。しかし言葉はそれで終わらず…
「…ただし、それでスズカちゃんが僕やダイヤに負けても文句は言わないでくれよ?」
サトトレが真剣な眼差しで言い切る。
…そういう事なら、返すべき言葉は1つしかない。
「…安心してよ。うちの逃亡者は最強だから。」
私のその宣言を聞いて、キタトレもサトトレも軽く笑う。
前座はこれにて終わり。昼休みが許す残りの時間、食堂では黒鹿毛と栗毛、そして弱褐色芦毛によるトレーニング談義が行われていたという。
≫81マーチトレ書いた奴21/10/17(日) 18:38:19
お酒
「え、飲みに行かないかって?」
「ああ、フジマサマーチが勝ってから、
担当以外と特に祝ったわけでもないのだろう?
ならば、それを口実に
私と飲みにでも行かないか、と誘った訳だ。」
「それにサシで飲む機会もこれまで無かったからな。
良いタイミングじゃないか?」
「まぁ…良いけれど、
俺と飲んでも面白くないと思うぞ?
あんまり酔わないし…」
「そんな事気にするもんじゃないだろ。
それに、そういう場だからこそ、
腹を割って実のある話が出来るもんじゃないか。」
「まぁ…オグトレさんがいいなら…」
82マーチトレ書いた奴21/10/17(日) 18:39:01
そして当日、とある居酒屋…
「わたしさー まーちのはしりがさー
めちゃくちゃすきなんだよなー」
「…その話、さっきもしていなかったか?」
「なんどもいいたくなるほどなー
すっげー まーちのはりしがすきなんだよー」
「…そうか。」ナデナデ
(いつもつっけんどんなマーチトレが
酔ったらこうなるとは…
一人称まで変わってしまっている…
それにまだ一杯目、しかも口をつけただけだぞ?
確か本人は酒には強いと言っていたはずだが…
そうすると、
一人称と酒に弱くなったのはウマ娘化が原因か?)
83マーチトレ書いた奴21/10/17(日) 18:39:50
「なーなー きいてるのかー?」
「ああ、ちゃんと聞いているとも。」
「ならよかったー! それでなー
まーちのなー はしりはなー こうなー
ぜったいにいちばんはゆずらないぞー!
ってかんじでなー
わたしまでゆうきをもらえるんだー!」
「そうか、良かったな。」ナデナデ
「えへへー」
(うぅ…いつもと違ってこんな態度を取られると…
無性に撫で回したくなってしまう…
それにしても、
こんな事になっているのにお前さん、
担当の事が一番なのは変わらないのだな…)
「お前さんは、変わってくれるなよ?」
「?まかせろー!」
少し微笑ましくなったと同時に
負けられないなと思った、オグトレであった。
その後、昨日の事は忘れてくれと
恥ずかしがりながらオグトレに頼みに来た、
マーチトレが居たらしい。
≫95二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 18:45:29
マルゼンスキーの刑withマルトレの車
マルトレ「なあマルゼンスキー」「きゃぁぁぁあ!ルドルフー!」
マルゼンスキー「なぁにトレーナーちゃん」「ぁぁぁルナトレーナーを守るぅ!」
マルトレ「なんで俺の車で峠攻めてるんだ?」「ぁぁあトレーナー!」「ぁぁぁルドルフ!」
マルゼンスキー「だってタッちゃんは2シーターだし……トレーナーちゃんの車なら4シーターだしFRだから」「ルドルフ!」
マルトレ「あとなんで後ろでルドトレとルドルフは縛られてるの」「トレーナー!」
マルゼンスキー「ちょっと二人が生徒会室でブットビーだったからね」ギャリリリリリリ「アーッ」「アッー!」
マルトレ「??? あんまり全力でケツ振るのはタイヤがグリップ走行用だから勘弁してほしい」
マルゼンスキー「オッケーよ!」
≫98二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 18:48:34
────ルドトレは監禁されそうになった
────ルドルフを監禁しようとした。
マルゼンスキー「生徒会室で……何やってるのかしら」
ルドルフ「あっ」
ルドトレ「あっ」
≫1261400模擬レース(/5)21/10/17(日) 19:26:31
「「模擬レース?」」
「ええ。ぜひお二人の走りを間近で見たい、と思いまして」
穏やかに陽光の照る昼下がり、同じテーブルに着いたお二人──カレトレさんとマルトレさんに、僕はそう提案しました。
「まさかバクトレお兄ちゃん、例の3200見ちゃったの?」
「はい。お二人の勇姿、しっかりと見せていただきましたとも」
「いや勇姿って。俺もカレトレも途中でへばって倒れてましたが」
「そう。それです」
「え?」
「かのレース、確かにお二人は途中で……2200あたりだったかと記憶していますが、スタミナを切らし倒れてしまいました」
「よく覚えてるな……あ、いえ失礼。それで?」
「しかしそこまでは問題なく走れていた。そこで僕は思いました。適性に合ったお二人の走りが見たい、と」
「うーん……」「いやでも、うん……」
当然すぐに芳しい反応が返ってくるとは考えていません。ならば次の手を打つまでです。
「時にマルトレさん。あなたは件のレース中、倒れる寸前あたり、何か幻を見たそうですね?」
「えっ、いやまあ、はぁ……というか、何故それを」
「カレトレさん。以前1200で別の模擬レースをした際に、ウマソウルが強く表に出たそうですね?」
「あ、うん。あのあとちょっと大変で……いやいや、どうしてそれを」
「お二人のその現象、深く分析すればご自身の走力強化やウマソウルの制御・定着に役立つかと愚考した次第で」
「「……」」
「いかがです? 巡って担当ウマ娘のためにもなるかと思いますが」
「……わかりました。俺はお受けしましょう」
「私も。でもバクトレお兄ちゃん、どうしてそんなコトを知ってるの?」
「まあ、そういう噂、くらいで。こうしてお二人に直接伺うまで、僕自身確証はありませんでしたよ」
マジかよ、なんて声が聞こえそうな表情のお二人に対し、僕は笑顔で話を続けます。
「では、日程や内容を詰めましょうか」
1271400模擬レース(2/5)21/10/17(日) 19:26:49
バクトレさん発案の模擬レース当日。
しきりに現地で応援したがるマルゼンスキーを何とか宥め(というか授業中の時間にやるから来ちゃダメ)、
発案者のバクトレさん、賛同者のカレトレと並んで、俺ことマルトレはコースにいた。
レース内容は芝1400右回り。マイル向きの俺と短距離適性アリのカレトレ、双方の能力からバクトレさんが決めた。
3200のときは俺もカレトレも途中でへばったけど、今回は違う。必ず走り切れる距離だからこそ、言い訳は通用しない。
模擬とはいえレースはレース。更に俺たち、ひいては担当ウマ娘の為になると言われれば、真剣に走るしかない。
ついでにきっちり勝ってマルゼンスキーに良い報告がしたい!
……表情と気合の入り方からして、多分カレトレも同じこと考えてる。バクトレさんは……普段通りでわからん。何だこの人。
三人は並んでゲートに入る。全員、前だけを見据えて。
互いの呼吸が聞こえそうな、静かな時間が過ぎていく。
一秒か、一分か。時間感覚が歪むほどの集中のなかで。
──ガコンッ!
ゲートが開いて、彼女らは一斉に飛び出した。
──弾かれたように飛び出す私たち。以前出遅れを経験したマルトレは、今回こそスムーズに発走し、逃げの態勢。
それにぴったり張り付くようにバクトレが続き、私も二人のすぐ後ろに着く。つまり三人そろって逃げ、または先行策。
200通過。誰かが速度を上げれば、あとの二人も速度を上げる。ハイペースで走る私たち。
400通過。並ばせない、逃がさない。追い越してやる、つき離してやる。そんな声が聞こえそう。
600通過。聞こえそう、じゃない。ハッキリ、私の中から声がする。あの1200のときと、同じ。
800通過。笑みがこぼれる。多分、あんまりカワイくない笑み──正道をゆく海神の、獰猛な笑みが。
1000通過。最終コーナーを曲ったところで、すぐ前を走るマルトレの気迫が増す。まるでギアを変えたみたいに。
つられるように私に宿った(普段芦毛やカレンに惹かれてばかりの)ソウルが、波濤となって彼女を追い立てる。
そして私たちの一バ身後ろ、少しペースが落ちたように見えたバクトレの気配にも、変化が起きた。
まるで、そう。凍り付いた雪が融けるような、固く結ばれた蕾が綻ぶような。
静かに、穏やかに。けれど確かに、何かひとつの終わりを告げるような気配が迫ってくる──!
1281400模擬レース(3/5)21/10/17(日) 19:27:04
レースが佳境に差し掛かり、ペースを上げたお二人との差が開き始めたころ。
僕は暗く塗りつぶされた自身の内側を進み、やがて目当ての方を見つけました。
『──あら』
「ご機嫌いかがです、レディ」
『ええ、悪くはないわ。それで? 今度は一体どうして、わたくしをお呼びになったのかしら』
「何ということはないのです。いま少し、貴女のお力添えをいただきたく」
『あら、今でも十分に尽くしていると思うのだけれど? こうして、此処でひとりおとなしくしているのですから』
「仰る通りです。それを承知の上でお頼みしているわけなのですよ」
『……あなた、まさかわたくしに走れと仰せになるつもりかしら』
「まさか……と言いたいところですが。此度の模擬レース、強敵ふたりが相手なものでして」
『わたくしは走らないわ。おねえさまの為でもないようだし。走るならあなたが走ればいいじゃない』
「ええ。ですから走るのは僕が。貴女には飽くまで力を貸していただきたいだけなのです」
『……それは、おねえさまの為になることなの?』
「僕はそう考えます。相手の観察や自己の分析は、必ずやバクシンオーの力になると」
『そう……なら、少しだけ。わたくしの足をお貸しいたしますわ。それでよろしくて?』
「ありがとうごさいます」
『けれど、ええ、けれど。ひとつだけ、約束してくださらないかしら』
「何でしょう」
『わたくしの、わたくしたちのおねえさまを、裏切るなんて、しないで頂戴ね』
「勿論。僕と貴女とが惹かれ一つになった由縁です、誓って考えもしませんとも」
僕は跪き、こちらへと差し出された彼女の足先、その甲に口づけをします。
刹那、世界は白く塗りつぶされて──寂寞たる雪景色に、一輪、花が咲きました。
1291400模擬レース(4/5)21/10/17(日) 19:27:19
いける。勝てる。あのレースじゃ無理だったけど、今回は、今回こそは。
何度も想起した、あの時見たイメージ。愛バについたニックネームと同じ、赤く輝くスーパーカー。
脳裏に浮かぶのは、いつでも楽しそうに笑うマルゼンスキー。この場にいないはずの彼女が、力をくれた気がした。
限界が近づいていた足に力が入る。残り400を過ぎて、もう一度加速する──負けない。負けたくない!
すぐ後ろ、カレトレが笑っている。まるで自身の勝利を信じて疑わない王のように。
すぐ横へ、カレトレが迫ってくる。さながら遊びは終わりだとあざ笑うかのように。
そしてもう一つ、カレトレの後ろから重く冷たい気配が迫る──バクトレさんか?
カレトレの変容はわかる。レース提案のときに少し聞いたから。
だが後ろの、熱く滾る俺の身体さえ凍らせるような気配は何だ。わからない。薄ら寒い感覚すらある。振り向けない。
いや違う。振り向けないんじゃない。振り向かないんだ。最後のスパートなんだ、前以外のどこを見るんだ!
ひたすら走る。走る。走る! 走る! ただ一点、前だけを、ゴールだけを見て!
「────ッ! はぁぁあっ!!」
迫るバクトレさんを振り切って!
「あははッ! アハハハハッ!!」
並んでくるカレトレより前へ!
「う、あああああああ!!」
速く! 速く!! 勝ちたい! 負けたくない! 勝ちたい!!
──意地と、矜持と、狂気と。せめぎ合いの果て、俺たちは三人もつれるようにゴールした。
1311400模擬レース(5/5)21/10/17(日) 19:27:37
「はぁっ、はぁっ、ふぅぅ……さて、ふぅ、レース結果ですが」
レース直後、予めセットしていた判定用カメラを確認します。
そしてその結果をお二人に伝え──
「ちょ、はぁ、ちょっと……待って、バクトレさん、まだ、はぁ、息が、あがって……」
「はーっ、はーっ、あは、は、はーっ、んぐ……はは、はーっ……はは、はっ」
──ようとしましたが、マルトレさんから待ったがかかりました。
見ればお二人とも息があがっています。カレトレさんに至っては少々……因子が暴走気味、でしょうか。
「ちょ、おいカレトレ!? えーっと、こういうときは確か……そう!『あ! あそこにキレイな芦毛の子!』」
「あは、はぁ、え!? え、芦毛!? どこ!?」
「ンンッ(咳払い)『お前やっぱり芦毛なら誰でもいいのか』」
「違うんだゴルシ聞いてくれ! ……ハッ」
「ふー、落ち着いたか、カレトレ」
「あー、うん。なんとか」
「事前に対策を用意しておいて正解でしたね……後ほどゴルトレさんにはお礼をしなければ」
「さ、落ち着いたところで結果発表です」
「「はーい」」
「えー、ビデオ判定の結果、一着は……カレトレさんです」
「やったー! センターだね♪」
「ぐおおお……俺が、負けたぁ……」
「アタマ差で二着マルトレさん、クビ差の三着が僕です。ああ、一息ついたらレース中の映像はお渡ししますね」
斯くして、僕の企画した模擬レースは【1.カレトレ-(アタマ)-2.マルトレ-(クビ)-3.バクトレ】という結果で幕を閉じました。
レースを当事者として走った感覚、そして映像を外部から客観的に見て得る情報。
これらは今後の活動にも必ずや役立つことでしょう。お二人には感謝しなければなりませんね。
勿論、僕の内からじっと見ている彼女にも。
……さて、彼女たちに急かされる前に、仕事に取り掛かりましょうか。
(了)
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part254【TSトレ】
≫20二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:06:06
『夜空瞬く星の輝き、いずれ昇る朝日の輝き』
「日の当たるぅ~坂道をぉ~自転車で駆~けの~ぼ~る~」
ベガトレはたまには夕暮れ時に走るのも悪くないと思い、トレセンの近くの公園をジョギングしていた。
涼しくなった夕陽の照らす公園で走りながら、鹿毛の髪を揺らし、のんびりと歌う。
「君と誓ったぁ~やぁくそぉく~っておや?」
そうしていると、ランニングコースに何か落し物があることに気が付いた。
「誰のだろ……?うーん、手帳のような……とりあえず見させてもらうかな」
態勢を低くして走りながら手帳を手に取り、そのまま走り抜けてベンチに向かうと、くるりと体の向きを変えてベンチにそのまま腰を下ろす。
「ふぅむ……トレーニング帖っぽいけど、なんだろこれ」
見ればかなり細かい調整方法が書かれている。
まだまだ走りなれていなかった人の走り方を定義付け、必要な練習方法を記載しているようだ。
「んんー、わからんなあ…名前もないし」
(もしかしたらまだ近くで探してるのかも?探してみます?)
「ああ、アル。確かにその可能性はあるかもね」
内面に存在するウマソウルの少女、アルが思いついたことを言う。
たまにベガトレは考えをアルに任せて、自分はひたすら体を動かすことがあったりする。
「じゃあ、軽く走ってみるかな?誰か居たら聞いてみよう」
(そうしましょう)
そうして、目的の変わったジョギングが始まった。
「おや、スズトレかなあれ。おーいスズトレー?」
そして捜索は開始から1分程度で終了した。ベガトレは公園で探し物をしているようなスズトレの姿を見つけたのだった。
「あら、ベガトレ?その手の物はもしかして」
「もしかするとこれスズトレの奴じゃないの?」
そう言うとベガトレはスズトレの手に手帳を渡す。
「あ、これ私のだ。ありがとう、拾ってくれてたんだね」
「いやまあさっき拾ったばっかりだから、もしかしたら二度手間だったかもしれないねえ」
「そんなことないよ、ありがとう」
「じゃ、その感謝は受け取っとくよ。せっかくだから軽くジョギングでもするかい?」
「いいね、ちょっと走ろっか」
21二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:06:20
二色のウマ娘達が、緩いペースで公園を回る。そろそろ冬も近くなってきて、冷たい空気が肌を刺す。
「ベガトレもあんまり走ることに忌避感はないんだね」
「まあねー。ソウルが完全に分離しちゃってるってのもあるんだけど、単純に楽しいんだ」
夕日はだいぶ沈み始め、空に星の灯がともりだす。
「そういえばさっきの手帳、ちょっと見させてもらった。ごめんね」
「あ、いいよ。前に使ってた手帳だしね」
「ふーむ?走るようになり始めくらいのやつって事かい?」
「そうそう。トレーナーズステークス3,200って知ってるよね」
「あーあの頓智気企画ね…もしかしてあの最初の時の?」
「そう、その時にスズカとトレーニングしたときに使ってた手帳なんだ」
スズトレの顔に懐かしさが浮かぶ。
「今聞いても3200を慣れない奴らに走らせるって頭おかしいんじゃないのかって思えるね」
「実際頭おかしかったと思うよ……」
スタミナ切れを起こしても何とかギリギリゴールにたどり着いたスズトレはかなり頑張ったほうである。
「でもちょっと面白そうだよね、レース。私も走れないわけじゃあないし」
「えっ、そうなの?」
「ベガと並走トレーニングしたりするし、最近漸く本気の走り方がわかったしね」
「それは聞いてみてもいいやつ?」
「そうねー、スズトレにはこれ見せたっけ?」
と言うと、ベガトレは髪をかき上げて両目を晒す。黄と桃の魂が表に出る。
「「この状態が私の本気を出せる状態さ」」
「声が二重に響く……?うーん、どうなってるのかなこれ……?」
「「原理はわからないけど、これで二つの魂を同時に活性化させて走れるんだ」」
「なるほど……?いややっぱよくわからない……」
「──まあわたしもわからないのでなんともいえませんねー」
一通り見せ終わった後、左目をあらわす様に髪を直す。
「あっ、アルちゃん。まあわからないことはわからないよね」
「まあそんな感じなんです。走ることはわたしもベガトレさんも好きですから、たまにこうやってジョギングやランニングしてますね」
「なるほどねぇ」
22二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:06:35
そうこうしているうちに、もう日は地平線の彼方に隠れ、頭上には満天の星空が広がっていた。
「もういい時間だし、終わろっか」
「そうですね。今日はジョギングありがとうございました」
ぺこりと頭を下げるアル。ベガトレとはかなり違うタイプだ。
「その、私は結構スズカにデビューしないのかとせっつかれてるけどそちらは?」
「いえ、わたしたちは特には。何かに縛られることなく走るほうが好きかもしれません」
そう言われ、スズトレはふと薄水色の友人の顔が思い浮かんだ。
「ふふっ、やっぱり似た者同士なんでしょうね」
「うん?どういうことでしょうか?」
「いえ、別に大したことではないよ?今日は楽しかったよ、また一緒に走りましょ」
「はい、わたしたちも楽しかったです!ではさようならー」
別れながらも手を振りあい、そうして二人はそれぞれの家路へとついた。
帰り際にまた髪を撫で、入れ替わる。
「やっぱたまにはいつものメンツ以外との人とジョギングするのはいいねえ」
(そうですねー、新鮮な気持ちになります)
「どっかで誰かひっ捕まえてまたジョギングするのもありだね」
(無理やりはよくないですよー……)
「冗談冗談。さ、今日は何を食べよっかなー」
(じゃあ今日はお刺身食べたいです、お刺身!)
二つの輝く星はゆるりと走り、その交流を増やしていく。
やがて彼らの周りには輝く星が集まり、この夜空のように大きな星座を広げることとなるだろう。
≫37二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:11:20
trick holic グルトレ
オレンジ、紫、黒…とハロウィンに彩られていく街並みを私は歩いていた。もうそんな時期かぁ、なんてぼんやり考えながら、ハロウィンである10月31日のスケジュールを確認する。丁度グルーヴが部屋の定期掃除に来る日だった。前日はトレーニングと花壇の整備だから前日で泊まりでふたりきりのハロウィンもいい。そう思った私は買い出しを終え、トレーナー室へと戻ってきた。
「買いに出ていたのか?」
トレーナー室に戻ると、彼女がすでにいた。ソファーにかけ、文庫本を手にしている姿はとても大人びている。
「うん、ちょっと文具で欲しいものがあったから…」
彼女の隣りに座り、身体を寄せる。彼女は文庫本をバッグにしまうと私をじっと見る。
「何か言いたそうだな」
「ふふん…わかっちゃう?」
「顔に書いてある、ある程度なら聞いてやらんこともない」
ありがとうと抱き着くと、彼女は軽く頬を染めながらさっさと要件を話せ、たわけがと私を小突いた。
「あのさ、今度トレーニングと花壇の整備する日があるじゃん?」
「ああ、あるな。貴様の家の定期掃除の前日だ」
「そう、その整備の日から掃除の日間、私の家に泊まってこ?」
「…構わない」
彼女と約束を取り付けた嬉しさで私は彼女の頬にキスをした。彼女がみるみる赤くなっていき、ぼそりと唇にはしないのかと言ったので、私はキスしよと彼女と唇を重ねる。彼女と交える気持ちがいつでも嬉しくてそれが気持ち良かった。次の日を迎え、彼女との約束のため、私は普段のことに追加で準備を始めていた。彼女に料理を振舞うためにオグリキャップのトレーナーに、ハロウィンの手作りお菓子のためにライスシャワーのトレーナーにそれぞれ相談し、試作、試食。苦手な部屋の片付け。彼女のために、彼女と素敵なハロウィンを過ごすために私になりに奮闘した。あとはひとつ。
「グルーヴは私にどんな格好してほしい?」
「何の話だ」
「えっちな格好してほしいとか、かわいい格好してほしいとか」
「それを言って何になる」
「お泊りの時に着るよ」
グルーヴは呆れたようにため息をついた。念押しで聞くと、貴様が私の為に着るなら何でもいいと言った。それなら両方用意して夜と昼で着るねと私は彼女に抱き着いた。彼女はどこか嬉しそうにたわけがと言いながら、私の頭を撫でた。
28二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:12:20
当日。彼女のトレーニングと花壇の整備を終え、私は彼女の荷物を持ちながら帰路を彼女と歩いていた。勿論、彼女が歩道側だ。
「なんだか新鮮」
「普段は寮までだからな」
「毎日こうできたらいいのに」
「卒業したら…いや何でもない」
私は彼女の言いかけた言葉はすぐに深追いしなかった。自宅に着き、彼女を家に入れる。
「貴様、やればできるだろ」
「グルーヴが毎日家に居てくれるならできるよ」
私は荷物をテーブルに置いて、彼女の手に指を絡める。胸と胸が重なる。ドキドキしている音が彼女に伝わっていてほしい。
「卒業しても、いっしょに居よ」
「居てやるだけだ…」
彼女の手や指に力が入ったのを感じる。私を離さないと言わんばかりだ。
「グルーヴは、私と居るのやだ?」
「むしろ一緒に……言わせるな、このたわけがっ!」
彼女は顔を赤くさせながらそう言った。わかっている、私と同じ気持ちだと。それでも私は彼女の口から聞きたかった。ご飯の準備をするねと言うと、彼女は惜しそうに私から離れ、ソファーでくつろぎ始めた。私はその光景が嬉しくて、エプロンをし、手を洗う。食材を切り、調理していく。美味しそうな香りが鼻腔をくすぐる。少しとり、味見をする。これなら彼女も喜んでくれるだろう、自然と笑みがこぼれた。出来上がった料理を皿に盛りつけ、テーブルへと並べていく。召し上がれと声をかけると頂きますと口にしていく。
「また料理の腕を上げたな」
「うん、グルーヴのために頑張ってるから!」
彼女との食事を終え、一緒にお風呂に入った。髪と尾を乾かし、部屋着に着替えた彼女をリビングに待たせる。私室の用意してある服に着替える。少し恥ずかしさも感じつつ、服に手を通した。正確には服とは言い難いものではあるが。
「グルーヴ~ちょっと早いけど、トリックオアトリート~」
ソファーにくつろいでいた彼女を、首に腕を回す形で後ろから抱き締めた。彼女の後頭部に包帯だけ巻かれた胸が当たる。彼女は包帯に巻かれた私の手に手を重ね、指を絡める。
「生憎、菓子を持ち合わせていなくてな」
「ふふん、いたずらシちゃお」
「好きにしろ」
29二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:13:04
一度彼女から離れ、ソファーの上に彼女を組み敷く。包帯だけ巻かれた身体は包帯がずれて服としての意味はない。ただ裸でいるより、少しドキドキする。隠れているようで隠れていないからだろう。
「いっしょに気持ち良くなるいたずらシよ」
彼女に唇を重ね、そのまま夜通しイタズラをした。
ベッドの上で眼が覚める。彼女とのイタズラの最中にベッドへ移っていたのを思い出した。愛し合ったそれでべたつく身体、彼女に付けられた印と包帯で縛られた時の痕。イタズラだからと少しだけいつもと違うコトをした。趣向を凝らすことも大事だと思ったし、彼女に心も身体も束縛されているのは嬉しかった。彼女の少し濡れた髪を撫でると目を覚ました。
「おはよう、朝風呂しよっか」
「おはよう…そうしよう」
身体を寄せ合い、尾を絡め風呂場へと移動する。包帯を解き、彼女との朝風呂を済ませる。朝食は彼女が用意してくれることになった。私はその間にもう1つ用意した服に着替える。今度はちゃんとした服。
「できたぞ…今度はそれか」
「え~キョンシーだめ?グルーヴの氣を吸っちゃうぞ~」
中華ロリータ、いわゆる華ロリに帽子をかぶり、お札をつけたもの。腕を伸ばして余らせた袖から指をちらっと出す。
「作ったから、冷める前に食え」
「はぁい、いただきます」
彼女の作った美味しい朝食を済ませた。
「いーいーいーあるいー、いーあるさんすーうーりゅーちー」
「中国語か」
「ふふん、キョンシーやるからちょっとだけ数字の覚えたの!」
私はじっと彼女を見つめる。衣装の感想もらっていない。昨晩のマミーはまぁいいとして、これはほしい。高かったし、かわいいと思って着たものだ。
「なんだ……」
「むぅ…感想ほしい」
「可愛いと思う」
ふふん、と私は彼女に抱き着いた。もっと言って、もっとあなたに可愛いと言われたい。ずっとグルーヴのかわいい私で居たい。
「トリックオアトリート、菓子は用意してあるのだろう?」
「もちろん!」
30二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:13:30
私は彼女から離れ、用意してある手作りのかぼちゃプリンを取り出す。あの2人には感謝しなくてはいけない。今度呑み誘って奢ろう。可愛らしくジャックオランタンのあの顔がチョコペンで描かれている。我ながらよくできていると思う。
「はい、あ~ん」
「全く…」
彼女は私に差し出されたプリンの乗ったスプーンを口にする。
「どう?美味しくできてると思うけ───」
何も言わず、彼女が唇を重ねる。口の中にプリンの味が広がり、いつもよりずっと甘いキスになる。唇が離れ、舌なめずりする。
「甘くて美味しかった」
「よかった…今のまたしよ?」
彼女とかぼちゃプリンを食べた。いつもより甘いキスを何度もしながら、私たちのハロウィンは終わった。
≫57侘助21/10/17(日) 20:37:04
TSトレーナー達による
「日常生活で困るようになったこと座談会ステークス」
開催ッ!!!
タイトレ「肩がこるようになってツラいんだよ〜」
タイシン「」
61二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:38:55
ネイトレ「実は頭をよくぶつけます……今でも」
ネイチャ「怪我が治りやすいウマ娘でほんとよかったね……」
63二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:40:23
グラトレ「エルコンドルパサーによくお尻を叩かれる様になりました……」
グラス「エル?」
64二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:40:29
タマトレ「胸が痛くてな」
タマ「痛いなら何でブラせぇへんのや!」
65ガンギマリ頭スズトレ21/10/17(日) 20:41:04
スズトレ「髪が…髪が長い…!!洗うのだけでも何十分もかかる…!!!」
フクトレ「でも切りたくないんだろ?」
スズトレ「だってスズカが最初にしてくれた髪型だよ?」
67二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:41:39
ブラトレ「微妙な位置の高さのものが取れなくなっちゃった」
タイトレ「わかる、取ろうとしてつま先立ちでプルプルする」
ブラトレ「タイトレの場合プルプルするとまずい気がするが?」
タイトレ「そうだなあ、こけたりしたら大変だ」
ブラトレ「……まあそうだな」
69二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:42:51
セイトレ「転び癖が付いて絆創膏が手放せない事と記憶がなくてトレセン外の地理がイマイチわからないです」
スカイ「トレーナーさんはもう暫く外に出る時保護者同伴でお願いしまーす」
セイトレ「俺が保護者側なんだけど」
70二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:43:38
ロブトレ「やはり背が小さくなったうえにこの胸ですので……今でもバランスを崩すことが多いですし、高いところのものをとれないのですよね」
ロブロイ「なので、その……私がいろいろと教えているんです」
72二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:48:19
グルトレ「肩がね、めっちゃ凝るの~」
オグトレ「手足が短くて、慣れるのに困ったな…慣れたが」
ライトレ「雨の日ないし湿度の高い日は勘弁して欲しいね、僕の髪が大変なことになるんだ」
74二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:48:57
ブルトレ「高い所の物は取れないし電化製品がほとんど使えなくなりました...」
ブルボン「心配ありません、マスター。実家の方でアナログ生活には慣れている為私がサポート致します。」
75二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:49:21
ケツカフェ「胸」
76二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:49:47
マルトレ「たまに尻尾を出すの忘れてズボン履くと太ももクッソ痒い」
77二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:50:10
エルトレ「身長が色々と足りないし、あと鏡を見られなくなりました」
エル「だからいつも私がお手伝いしてます!」
79二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:50:42
フジトレ「無いよ、何も」
フジ「そうだね」
83二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:51:13
202「着れる服が少なくて困るっす」
ウオッカ「デカいもんなトレーナー」
202「うるさいっすね」
ウオッカ「ウワーッ!!ふりまわさないでくれ!!」
85二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:51:40
ウオトレ「人格が増えたこと。四六時中一緒に居るのは精神的に堪えるわ」
ギムレット「流石に控える時は控えているぞ。たとえばお前の私室の棚の、下から3番目のスペースにある……」
ウオトレ「ハーイここから先はお口チャックだぞギムレット。下らんことを口に出すな」
ギムレット「ま、そういうこった。二重人格も楽じゃないのさ」
86二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:51:44
フクトレ「なまじウマ娘になったから体力の関係上以前の数倍連れ回されてる」
87二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:51:56
行動制限がヤバいですわ
88二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:52:31
ルドトレ「えーと……まずルドルフが色々気にしてくるようになったでしょ?次に肩がこるでしょ?あと、全身が敏感になっちゃって……」
ルドルフ「……本当に、すまない」
ルドトレ「なんでルドルフが謝るのさ、私は気にしてないのに……」
89二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:53:15
タバコ
「不便…ああ、少し背が小さくなった事とか…?
今迄よりも無理がきくから重宝してるよ、ふふっ
それに、タバコの味も分かるようになったしね」
93二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:55:00
「背が小さくなったから、高いもの取るときに不便かな~。
でも、そういう時はヒシアマが取ってくれるし困ってはないか。
あっ、前よりヒシアマに叱られることが増えた気がする。」
94二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:55:13
キタトレ「肩こりかしらね…他は特に」
サトトレ「小さいせいで今までみたいに出来ないことが多い。…ダイヤが更に世話を焼いてくれるけど」
ファイトレ「私は特にない」
95二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:56:00
マベトレ「うーん、小さくなった分高い所のものが届きにくくなったとこかなー☆それでこの前、資料室の本を散らかしちゃったんだんだー
でもね、マーベラスなことにこの大きな胸には物をおいておいたり、一時的にポケット代わりにできて便利だよー☆」
96二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:56:45
「金曜日の夜はコンビニでストゼロを買ってちびちび飲みつつ川岸を歩いて、涼しかったり冷たかったりする風に吹かれながら、少し熱い体とのコントラストを楽しんで帰る・・・・・・そんな楽しみはもう夢の中にしかありませんの」
「高いとこのモノが取れないのが不便ですね」
「それもありますわね」
98二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:58:46
「寝るときにしっぽの存在忘れて下敷きにしちゃってギャッ!ってなったわね」
「トレーナーはほぼ変わってないからまあ…」
「あとは汗拭うときに間違えて入れ替わりのスイッチが入っちゃったりとか」
「まあすぐ戻れるから問題ないんじゃないの?」
「いやほら、うっかり後ろ側になでつけちゃうと両方目が出て声で驚かれてね……」
「ああ……」
100二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 21:00:01
マーチトレ
「トレーニングの幅が増えたし、
色々と無理が効くようになったから特にないな。
強いて上げるなら酒に死ぬほど弱くなった事。」
105侘助21/10/17(日) 21:03:26
ドベトレ「戸籍の作り直しかな」(ガンギマリ)
ドーベル「元の戸籍消えたままじゃない!!!」(半ギレ)
106二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 21:05:08
タキトレ
「保健室にある薬品の保管棚の上側に手が届かないことかな。あそこにはタキオンが作った薬品が厳重にロックをかけた状態で置いてあるから管理しにくいのは少し大変ですね」
「何?保健室に置いといて良いのかって?」
「電子式を含めて幾つかのロックをかけた保健室の棚に保管するのとタキオンの研究室に野ざらしで置いておくの、どっちが良いですか?」
117二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 21:11:53
アルトレ「特にありませんね。頭をぶつけやすいのは以前からですし。ああ、髪を洗うのは大変ですね。アルダンさんから『せっかく長いのだから、一番似合う髪形を探しましょう。それが見つかるまでは切るのは禁止です』と言われていますので」
125二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 21:16:17
オペトレ「低い音域がどうしても出せないことかな」
じじピ「死んだ婆さんに顔が似とるのマジ困るんじゃが」
スイトレ「かみに……かみにほこりが……ふぁっくしゅ! んひん……」
ダストレ「え、ないんだけど……あったほうがいいの? 合った方が目立つやつコレ!?」
131二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 21:19:42
リャイトレ「筋肉が、なくなった」
134二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 21:20:51
フラトレ「特には無いかな。ああでも、フラッシュにとって頼れるトレーナーで居られているかについては不安かな」
フラッシュ「ふふ、貴方は変わっていませんよトレーナーさん。一目惚れをしたと言ってくれたあの日からずっと、貴方は私の理想です」
フラトレ「そういってくれるのは嬉しいなフラッシュ。前よりも君の眼を近くに感じられるこの身体も、僕は好きだよ」
143二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 21:25:25
バクトレ「今まで以上にバクシンオーが振り回してきます。まあ僕自身まんざらでもないのですが」
クリトレ(小)「色々大変です! 手が届かないとか、辛いものが食べられないとか。あと、何だか寂しくなることが増えました」
≫66二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 20:41:32
ある夜、私は草原にいた。
そこには、男の姿のトレーナー君が立っていた。
「ルドルフ」
彼は私を見つけると、話しかけてくる。
「僕では、嫌だったかな」
────そんなことはない、私は君が好きだ。
「なら、何故”僕”を消したんだろうね?”僕”が好きなら、君は手を出す必要はなかった。ただ、傍らで注意し続ければよかった」
────それは、君が……
「”僕”のあれは天然物。君でなくともわかってたはずだ。大先生ですら匙を投げた一級品の女難。それが”僕”だ」
────しかし……
「ルドルフ。本当は君だって自覚してるんだろう?君は我儘で、嫉妬深く、傲慢で、そのくせそれを隠すことは超一流で、他者から親しみの感情を抱かれることのない、どうしようもない奴なんだ、って」
────違う、君はそんなことを言わない!
「どうだろうね?”私”は思ってても言わないだけかもよ?”僕”も”私”も優しいのだけは変わらないから」
そうして、次の否定を述べようとして、そこで目が覚める。
……目の前の無垢な寝顔を見ると、胸が酷く締め付けられるようになったのは、何時からだろうか。
≫120二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 21:13:54
曇らせ「テイトレにやったじっくり変化型久しぶりにやってみっか。マルトレ、お前に決めた!」
曇らせ「うーん、イマイチ…よし、アホのやらかしに乗じて今度はウマ娘化後も侵食するやつを試そう。スズトレ、お前に決めた!」
曇らせ「…美しい…これはいい曇らせに使える…」
こうですか分かりません
126二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 21:17:03
曇神「んほ〜テイトレ曇らせたまんねぇ〜」
曇神「せや、因子侵食でもっと曇らせられるんと違うか?」
曇神「んほ〜スズトレ曇らせたまんねぇ〜」
曇神「ん〜次は誰にしよっかな〜お、なんか面白そうだからこいつにしよ〜」
曇神「……📞すいません、あいつ曇らないんすけど」
≫160二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 21:32:25
シャカトレ「では、テイトレさんが因子継承した時点でスタートです」
シャカトレ「しばらくやることがないので放置します。僕とセイトレとブルトレがウマ娘になるまで待ちましょう」
シャカトレ「僕とセイトレとブルトレがウマ娘化しました。ここからが本番です。まずブルトレパンチを誘発するために理事長のでかい機械にブルトレを誘導、同時にセイトレバグで近くにいるトレーナーを飛ばします。半径10m以内にカレトレしかいなかった場合再走です。カレトレはセイトレバグを耐えてしまうので今回のチャートでは不適切。帰ってくる確率が極めて高いマクトレが居るとデメリットが無いのでいいです」
シャカトレ「ブルトレパンチを見た僕にアイデアロールを行います。高速タップしてなるべく早く成功させましょう。成功した場合直ぐにセイトレを読んで3女神にバグパンチ、内部プログラムの破壊を確認してタイマーストップです」
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part255【TSトレ】
≫13二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 21:48:35
シャカトレ「こんにちは、シャカトレです」
シャカトレ「前回コメントで『お前がウマ娘化する必要ある?』とのご指摘を頂きましたがこれをしないとタイムパラドックスが発生する上にウマ娘化トレーナーへの接近に重大な問題が発生します。だから僕がウマ娘化する必要があったんですね」
シャカトレ「さて今回はそんな重要ピース3人のウマ娘化を早めるバグを発見したので再走しようと思います」
シャカトレ「ついでにマクトレとカレトレを用いた高耐久特攻でよりアクティブな攻撃が可能になったのでそれを利用したいと思います」
≫102二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 22:28:09
連続クソSSシリーズ
霊峰を求めて 登山家パラシンの挑戦 スペトレ編
こんにちは!言うっちまうスレで唯一無二絶対の恋する乙女!パラシンです!
今日もですね性なる霊峰攻略していきたいと思います!
今日のお山はこちら! スペトレさんです!
データドーン! 160cm 85-58-85
はい、エッチですね!お山も前回同様K2レベルです!
そして優しさ母性の塊です!これは勝ったも同然です!
早速逝ってきます!
───────────────────
おはようございます!スペトレ先輩!今日もいい天気ですね!乙π揉ませてください!
「おはよう後輩、構わな...ん?なんて言った?」
そのK2に登山させてください!
「はははっ、聞き間違いかな?」
焦れったいですね!いいからその性なる霊峰を揉みしだかせろって言ってるんですよ! キャストオフ クロックアップ
「んっ...あっ...な....」
パララララ!もっといい声で鳴いてください!皆さんが望んでますからね!
「あぅ…ッやぁ、らめぇ…っ…っ!」
────────────
ふぅ...いい山でした!確かな弾力と揉めば返ってくる喘声...10年に一人の逸材でした..
スペトレvs○
パラぴょ ズバッ い
「スペちゃんを悲しませたのは貴女ですね...」
パラシン、DEAD END
≫119チヨノオートレSS21/10/17(日) 22:32:47
私、チヨノオーにはトレーナーさんがいる
ウマ娘になってからは、直接並走などをしてくれる事も多くなった
レースに賭ける情熱も人一倍強い方で、ウマ娘の事を人一倍大切にしている
以前、その力の入れようについて聞いてみたことがあった
何故そこまで私を支えてくれるのかと
「それがトレーナーの仕事だからです」
トレーナーはそうきっぱり言い切った
残念ながら、ウマ娘には平等ではない
どうしたって個体差が生じる
それは生まれ持ったポテンシャルであり成長上限だ
こればかりは後天的な努力ではどうしようもない問題であり
結局のところ、持てる力で戦っていくしかない
その為、トレーナーは己が知識と経験を用いてそのウマ娘のポテンシャルを最大限引き出さなければならない
つまりその本質を正確に言えば、
―無いものねだりではなく元々あった素質を引き出すこと
―その素質を見出しそれを開花させる為の手伝いをすること
―持てる力で最優の戦い方を模索することだ
故に――――
「私は貴女を支え、その成長を見てきました。だからはっきりと断言します。貴女は勝てる。」
それを他ならぬ私が保証すると、トレーナーは言う
当時私が思っていた不安がどうでもよくなるような熱意
あぁ、この人で良かった
私はその時強く思ったのだ
120チヨノオートレSS21/10/17(日) 22:33:04
そして、今
私はターフに立っている
観客席の前での最後の打ち合わせだ
「コースの特徴や道中のペース・位置取りについては頭に入れましたね?」
「はい!」
以前より小さくなったけれど、頼もしいトレーナー
その目は勝利への道筋を描いている
私はその研鑽を裏切らないように、もてる力を最大限発揮する
それが私たちの在り方
「では、行ってらっしゃい」
「行ってきます!!」
己が最優の道を模索する旅は、始まったばかりだ