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目次
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- おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part31【TSトレ】
- おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part32【TSトレ】
- おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part33【TSトレ】
- おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part34【TSトレ】
- おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part35【TSトレ】
- おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part36【TSトレ】
- おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part37【TSトレ】
- おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part38【TSトレ】
- おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part39【TSトレ】
- おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part40【TSトレ】
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part31【TSトレ】
≫31二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 07:30:26ギャグ時空とTSしてないトレーナーとキャラ崩壊注意があると先頭に書いてぶっ放す
シンボリルドルフとお見舞い
今日はハルウララのトレーナーを見舞うトレーナー君の付き添いとして一緒に病院に向かった。
個室の戸を引くと、そこにはぼんやりとした部屋の主がいた。
「こんにちは。具合はいかがですか」
「あ、こんにちはルドトレさん……え、ええ、ただの貧血なので大事に至ってはいません」
「ああよかった!本当によかったです!」
「いえいえ……むしろご足労いただいたのにこの程度で申し訳ありません」
「……」
一切の修飾辺幅を省いてよいのなら、私は最近このウララトレが気に入らない。
理由はトレーナー君がウマ娘になって以降の態度だ。
有象無象のごとく彼女に目を奪われるのは許せないがそれはまだ分かる。悪いのは彼女だ。
しかしだ。目を背けるとは一体どういう了見だ。この晴れやかな安堵の笑顔からすらも。
挙句黙って立っている私に助けを乞うような視線を向けてくる始末。
眩しさに直視ができないわけでも、嫌悪感から顔も見たくないわけでもない。
……この女性はただひたすらに困惑している。困惑し続けているのだ。
もう慣れていいだろう!?いや慣れるより先に魅了されて然るべきだろう!私は魅了された!
「……?ルドルフ?」
怪訝そうな顔をこちらに向けてくるトレーナー君。かわいい。許せん。
「失礼しました。実は病室というものが初めてで、色々気になってしまって」
「今時の病院ですからね。ベッド脇のガードが外れて、ほらこんな『素敵なステッキ』に」
「ふっ……フフフフフ」
「やった。うけたうけた」
……冗句が上手いのは美点だ。ハルウララには高度過ぎるようだが。
しかし、なおのことトレーナー君と距離を取ろうとすることに納得がいかない。
≫32二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 07:30:44シンボリルドルフとお見舞い2
ふと、ウララトレが隣で少し渋い顔をしているトレーナー君を見た。
驚いたような顔をして今迄では考えられないほど凝視したのち、ベッドの上で正座を始めた。
「……シンボリルドルフ担当」
「! はい」
「思いついたらすぐ言うんです。躊躇は敵です」
「はい、勉強になります……」
何が勉強だ。内から思想洗脳しようというのか。まさかの泥棒猫。
しかしなるほどいいアイデアだ。これはトレーナー君との生活に活かせるかも
「何回も言ってるのに、いつまでも同じことの繰り返しですよ『ルドトレくん』」
思考が止まる。なにか妙なことを言った気がする。
「……!? 違う。違うの。ねぇ待ってルドルフ。多分全部違、顔怖い」
「黙るんだ。何も違わない。私は何も間違えない。あとお仕置きカウント1だ」
「うん、かかってるね?ああぁ!静電気が痛いぃっ!」
「これぐらいなんだ!もっと中からしたこともあっただろう!」
「!!? やめてぇ!!『先生』の前なのぉ!!!」
すんすんさめざめと泣き伏せるトレーナー君を憐みの目で見ながら
彼女はまたゆっくりとベッドに寝直した。
「……なんであれ、かかり過ぎだと思います会長」
「すみません……」
「病院の中で大声、はルドトレさんもですけど。知り合いの情事を聞いて楽しむ趣味はありません」
「私も聞かせる趣味はありません」
「それはよかった……!」
何もよくない。というか本気の安堵だこの人。
てっきり医者が来たのかと思って我に返ったが、どうもそうではない。
≫34二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 07:30:56シンボリルドルフとお見舞い3
「先生というのは?」
「別に年が離れてるわけでも教鞭をとってたわけでもないんですけどね」
「そ、そうだよルドルフ。ウララトレさんのは言葉の綾で」
「……頭が固いせいか彼女のセンスについていけない、って言ったのは?」
「……私です」
「でも自分にできることならなんだってしたいんです!って叫んだのは?」
「なんで覚えてるんですか……?」
「全部覚えてます。……ウマ娘になってもやっぱりあんな顔になると」
────────────────
講演会で聞いた落ち着いた声に昔よく聞いてようなトレーナー君の声。
久しく話してなかった二人が思い出話に花を咲かせている。
それは男女の会話というより、やはり恩師と生徒のようなものだった。
────────────────
「……二人とも。もういい時間じゃないか?」
「え?ああ本当だ。それじゃ、また学園で」
「ええ、ありがとうございます今日は来てくれて。
最後に会長?……あまりいじめないでやってください」
「それは難しいと思います」
「そんなぁ……」
……この人はなかなかどうして、
「ウララトレさん。とてもお若く見えますが、実際おいくつですか?」
「女性に年を聞かないでください。ところで会長、お年は?」
「……降参です」
喰えない人だ。
「……ルドルフ今3年生だっけ」
トレーナー君の呟きは戸を閉める音で聞き逃してしまった。
≫37二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 07:37:19遠目から観察してるブラトレとマックイーン(しれっと合流するブラトレ
ブラトレ「いやあ、思った以上に様になってるなあマクトレさん…」
マックイーン「いやしれっと一緒にいますけどあなた仕事は?」
ブ「おわらかした。マクトレがなんか面白そうなことしてたからスパッとね」
マ「無駄に優秀ですわね…あ、すごい優雅に挨拶してますわね」
ブ「いやあいつ凄いな‥マックイーン以上のお嬢様だ…」
マ「心外ではありますが納得せざるを得ませんわね…」
≫52二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 07:47:22≫25
カフェ「トレーナーさん」
カフェトレ「なに?」
カフェ「最近、マックイーンさんと仲がいいですね」
カフェトレ「あぁ…話が合うんだよね、胸の」
カフェ「…私、ヤキモチやいちゃいます」
カフェトレ「何言ってんだよ、お前が1番に決まってんだろ」
カフェ「…バカですね、ホント」
俺の想像力じゃこれが限界
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part32【TSトレ】
≫105TSセイトレ概念提唱者21/09/25(土) 09:59:24「トレーナーさーん。…今日は休みにしません?」
「スカイ…今日はトレーニングをしようって言ってたじゃないか」
「いやいやー、トレーナーさんは今日という日の素晴らしさをわかってませんって」
これがたまの一日なら別に良かった。彼女は気まぐれなウマ娘。やる気がない日は昼寝や釣りとサボる日もあった。
だが担当のモチベーションを意地する事も俺の仕事だろう。
「そう言われても、ここのところ毎日その調子じゃ…」
「にゃはは~…そうでしたっけ?そんな事ないと思うけどなー」
「そんな事もある、兎も角今日はコースの予約も取れたし走ってもらうぞ」
「はーい。あ、そうそうトレーナーさん……体、大丈夫です?」
「…今の所は」
自信なさげに耳が倒れるのを感じる。寝て起きたら急にウマ娘になって既に数日。
当初はやれ力加減がわからず時計を壊すわ。
LINEでスカイや同僚にLINEで連絡したが担当を続けられる事安堵し人を待たずに出勤しようとするわ。
体が縮んでしまったのに袖をまくり、ベルトで強引に固定したスーツで来た事を咎められるわ、色々あった。
幸いにして(?)俺が初めての事ではないから周りのサポートも厚く、スカイのトレーナーも続けられそうである。
問題は──
「そうは言ってもですね。トレーナーさんの体も大変ですし、もう少し慎重になっても」
「前例もあるし大丈夫。それよりもスカイの走るとこ見せてくれ」
「…はーい」
この通り、トレーニングに身が入らない様に見える事だ。勿論コースに行けば走ってくれるし怪我がない様に俺も見ている。
ただ、彼女がずっと心ここにあらずのように見えて──
『…トレーナー、さん?』
──何故か、俺と視線を合わせる前に視線が上に向く癖が出来ている気がした。
≫108TSセイトレ概念提唱者21/09/25(土) 10:00:00トレーナーさんがウマ娘になった。
こんな事が起きる前には確か──
『トレーナーのウマ娘化?』
『そう、トレーナーさんも気をつけた方が良いよ!手洗いうがい夜更し厳禁!あ、今日は早めに切り上げたりしない?』
『風邪じゃないんだよな?…レースに影響が出そうな面々じゃないと』
『お、悪い事考えちゃってます?でもその娘達って多少の逆境も跳ね除けて勝利!しちゃうような子ばかりじゃないですか』
グラスちゃんから聞いた話や見た事を話す。
トレーナーさんは私の話をウンウンと聞いてくれて何やらメモを取ったりしている。
『以上、グラスちゃん達の追いかけっこでした!いやー、迫力あったなー』
『詳しくありがとう…やっぱりレースに影響は少なそうだな』
『そうなんですよねー、面白い話でしたけど策にはならなさそうと言うか』
──そう、確かこんな話をしていた気がする。
トレーナーさんはスカイのトレーナー続けられそうだと嬉しそうだった。ただ、その後はずっと難しい顔をさせてしまっている。
原因はわかっている、私がこの事態を受け入れられないんだ。
トレーナーさんが代わらなくて本当に良かったけれど、トレーナーさんは"変わって"しまった。
私より高かった背は私よりちょっと小さい位に。
大きな耳と尻尾もぴょこぴょこ動いて私の発言に翻弄される度に動いて。
見る度にあのトレーナーさんは"変わった"と思ってしまう。
目線を合わせようとして嘗てのトレーナーさんの目線に合わせようとしている自分も、今は嫌だ。
「参ったなー…」
時計を見るともうすぐトレーニングの時間、トレーナーさんはきっともう部屋にいるだろう。
私はこの日、トレーニングをサボった。
≫109TSセイトレ概念提唱者21/09/25(土) 10:00:25夜の堤防に波の音が静かに響く。
本来はそろそろ帰らなくてはいけない姿がそこにはあった。
「釣れてる?」
「…トレーナーさん」
やはり俺より少し上を見た後に視線を向けるスカイ。耳がそんなに気になるのだろうか。
「いやー、残念ながらまだボウズですよ。やになっちゃいますね」
「隣、良い?」
「…どうぞ」
ちょっと何か気にした風だったが許可をもらえたので腰を下ろす。
このままだと門限を破ってしまいそうだが……一緒に怒られよう。
「…トレーナーさん、怒ってます?今日の事」
「いいや」
「…なんで」
「スカイがずっと俺の事気にかけてくれていたから」
「……」
スカイが調子を悪くしていたのは俺がウマ娘になってからだ。
≫110TSセイトレ概念提唱者21/09/25(土) 10:00:41「…体、大丈夫なんですか?」
「大丈夫」
「…なんで」
「前例があるし周りが気にかけてくれる。何より馴れてきた」
「………」
日が暮れ始めた。暗くなる前に連れ帰るのは難しいかもしれない。
「…やっぱり、急にウマ娘になるなんて不安ですよね?」
「そうかもな」
「やっぱり、」
「でもスカイのトレーナーを続けられるって聞いて安心したよ」
「………ッ」
スカイが竿を上げたが、餌だけなくなっていた。今日は不漁らしい。
「…なんで」
「うん?」
「なんで、そんなに落ち着いていられるんですか」
「それは」
「なんでそんな変わったのに普通に過ごしてて、なんで当たり前の事みたいに振る舞ってるんですか!」
なんで?なんで、なんで。なんで!なんで!!!
堰を切ったように似たような言葉が何度も繰り返される。
言われてみて気づく、身近な人に急激な変化があれば俺も気になるだろう。
思い返してみるとスカイのトレーナーを続けられる事に浮かれた俺が歩幅を合わせる事を怠っていた事に気づいた。
≫111TSセイトレ概念提唱者21/09/25(土) 10:00:53「スカイ」
「ッ、ゥ…」
「ありがとう」
「……!?」
「こんなに思い詰める程俺の事考えてくれてたんだな」
「…トレーナーさん、ズルいですよ」
顔が赤くなって泣きはらすんじゃないかと心配になる。
彼女の言う通りだろう、帰す言葉もなく黙ってしまう。
気づいたらすっかり日が暮れていた。そろそろ連れて帰るのが保護者の仕事だろう。
波の音が数回流れた後スカイへ帰ろうと声をかけようとしたが
「…一人にしてくれます?」
「…温かくしてね」
潮風に当たると思って持ってきたトレーナー室の毛布をスカイの肩に掛け、タクシー代を渡して堤防を後にする。
明日はトレーナー室に来てくれるだろうか、彼女の為に何が出来るだろうか。
そんな事を考えながら帰り際空を仰ぐスカイを見た。
≫112TSセイトレ概念提唱者21/09/25(土) 10:01:18堤防で話をした後、私はトレーニングに来るようになった…とは言い難かった。
やっぱり"変わって"しまう前のトレーナーさんへ無意識に視線を合わせて、その度に嫌になってしまう。
トレーナーさんが代わらなくて嬉しかったはずなのに。
それに、今日は、
『今日のトレーニングに少し遅れる、俺の都合で悪い』
ショックを受けた。
私が来る頃には何時もトレーナー室に居たトレーナーさんが遅れるのに理由も教えてくれない。
ずっとトレーニングにも身が入らないしサボりもする。
そんな私にとうとう愛想が尽きたのかもしれない。
新しい担当の娘を探してたらどうしよう。もしかしてトレーナーさん自身が走るなんて事もあるかもしれない。
嫌な考えが頭の中を駆け巡り、ジンワリと嫌な汗が背を伝う。
顔色にも出てしまったみたいで早退を勧められた。
──嫌だ。最後の会話が電話越しなんてずっと後悔する。
午前の授業が終わった後、時間の事を忘れトレーナー室に向かう。
遅れると言われてた通り閉まっていたトレーナー室は私を拒絶しているように感じて立ち尽くしてしまった。
もう、電話でも良いかな。そう思った時、
「スカイ?」
トレーナーさんの声がする。ハッと振り返って後悔した。
"変わって"しまったトレーナーさんの顔はそこにあるはずないのに。
反射的に振り返った事をこんなに後悔する事なんてもうないだろう。
振り返ってみるとトレーナーさんの顔がそこにはあった。
≫113TSセイトレ概念提唱者21/09/25(土) 10:01:35「トレーナー…さん?」
どうして?確かにトレーナーさんの顔はウマ娘に"変わって"る。
けど目線はウマ娘になる前のトレーナーさんと同じだ。
「ほら、見てくれ。厚底ブーツ」
言われるがままに靴を見ると、遠目に見たら異様に分厚い厚底ブーツを履いている。
厚底ブーツ?なんで?
「トレーナーさん?なんで厚底ブーツを?」
「俺の身長この位だったから。スカイが何時も目線を合わせる時上を見てたから合わせようと思って」
「今日遅れてたのは?」
「このブーツ特注なんだ、今受け取りに行って今帰ってきたとこ」
疑問が氷解する。
トレーナーさんは私のため(?)に厚底ブーツを注文して、受け取ってくるから遅れるって連絡>したんだ。
「俺が気にしなくてもスカイが気にしてくれるからな。元に戻れなくても身長位は合わせられる」
「えーと、そのためにこのブーツを?」
≫114TSセイトレ概念提唱者21/09/25(土) 10:01:50身長を補填する為かかなり底上げしてある。まるで竹馬や缶ぼっくりみたいだ。
正直言って歩きづらそうである。今トレーナーさんは体の事もあるし大変だと思うんだけど。
「おかしかったか?ずっとスカイが楽になる様に何か出来ないか考えてみたんだけど」
自信なさげに耳が垂れる。
ああ、確かに彼女はトレーナーさんだ。
私が悩んでいただけで彼女はずっと"変わって"なかったんだ。
「くっ、ぷ…あはははは!」
「す、スカイ?」
「もうトレーナーさんったらセイちゃん大好きなんだから」
曇っていた空が急に晴れていくように頭がスッキリする。
最初から何も変わってなかったんだ。
変わっていた部分はあってもトレーナーさんはトレーナーさんだったんだ。
「ほらほら、早く鍵開けてください。セイちゃん今日は気合入ってますよー!」
≫115TSセイトレ概念提唱者21/09/25(土) 10:02:18「なるほど。じゃあ貴方の不調はもう治ったのね?」
「うん、ごめんねキング。心配掛けちゃって」
「別に心配なんてしていないわ。貴方があの調子じゃ私も張り合いがないもの。それより…」
「それより?」
「あのトレーナーさんが元の身長位になる厚底ブーツよね?とても動きづらいと思うのだけれど…」
「ああ、それはね。実はあの後トレーニングに行こうとしたら階段で足を踏み外しちゃって」
「ちょっと!?大丈夫なのそれ!?」
「大丈夫大丈夫、セイちゃんが手を掴んだから尻もちつく位で済んだんだ。だけど…」
「けど?」
「たまたま見ていた樫本代理が私達より真っ青な顔で駆け寄ってきて二人共無茶苦茶怒られたんだよね…」
「おばか!!!」
≫129二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 10:14:03エロ、キャラ崩壊、パラレルワールド
ルドルフ「ただいま、おや、トレーナー君着替え中かい?」
ルドトレ「おかえりルドルフ、商店街行ったら服を貰ってね、折角だから着てみようかと思って、どうかな」
\ビヨンドザホープ/
ルドルフ「...トレーナー君こっちへ」
ルドトレ「へっ?ちょ、、痛..」
チョットルドルフメガコワイヨ、ナンデムゴンデセマッテクアーーー
ソンナエッチナカッコウシテオソウナッテホウガムリダロウコノインバイトレーナーメ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
このあと1週間地下で監禁調教されてルドトレは雌になった
ついでにテイトレの足は折れた
≫166二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 10:32:05SS TSグラトレ
「綺麗な髪ですね〜」
お風呂上がりにグラスが髪を梳いてくれるのが気付けば日課となっていた
「そうなんだ? あまり詳しく無いんだけど……」
「そうですね〜……濡烏……美しい黒髪を表す言葉ですが、今のトレーナーさんの髪を表す言葉としてぴったりですね」
「……ふ〜ん?」
自分の随分と長くなった髪を手に持ち眺める……艶のある黒は確かに綺麗だとは思う
そうやって髪を眺めていると、グラスが楽しそうに話し掛けてきた
「こうして見ていると、髪の色以外は私と似てますね〜」
「……確かに顔や体型はグラスに似ているかもしれないね」
「似てますよ〜、私とは少しだけ違うみたいですけれども」
「そうなの?」
「ええ、詳しくは分かりませんが……少しずつ違うみたいですよ?」
自分ではそっくりだと思っていたが、グラスが言うには細かい違いが有るらしい
……少し気になる
「……確かめてみるかな」
「確かめる……ですか?」
「うん、グラスが触って確認して?」
「…………………ええっと?」
「グラスが触って違いを確認してくれたら良いんじゃないかな?」
我ながら実に妙案ではないだろうか、グラスなら自分の体型は分かっているだろうし……今の俺はウマ娘だグラスからなら触っても問題無いだろう
≫168二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 10:32:24≫166
「はい、どうぞ!」
「えぇっと……そ、それでは失礼しますね?」
そう言ってグラスは身を差し出した俺の各所を触って確かめていく……少しくすぐったい
「おぉ〜胸を触られるってこんな感触なんだぁ」
「……」
「少しお尻は大きめかも? 安産形ってやつなのかな?」
「…………」
「ひゃっ!……ふ、ふとももはくすぐったいから!!」
「…………………………」
一通り触って貰った後、グラスにどうだったか聞いてみるが
「やっぱり違う?」
「………………分かりませんね…………もう1度良いですか?」
「うん、大丈夫だよ」
「…………次はトレーナーさんも…………私で確かめてみませんか?」
「……ええっ!?」
もう1度触っても良いか聞いてきたグラスは追加でとんでもない事を提案して来た
……流石にこちらからはマズいと思うが
「私は大丈夫ですし、トレーナーさんもウマ娘になられているので問題無いですよ? 」
「…………そうなの?」
…………確かに……大丈夫なのかもしれない?
「さぁ、トレーナーさん……どうぞ」
高鳴り始めた心臓の音が聴こえる中で恐る恐る手をグラスに向けて差し伸べ……
しゃあ!! ピンク空間は……換・気デース!!
エルコンドルパサーが窓から飛び込んで来た……
……エルが飛び込んで来なかったら手を出していたかもしれない……
そう思いながらバックブリーカーをくらうエルに感謝するのだった……
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part33【TSトレ】
≫62二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 11:17:26ケツデッッーーー!!スパンキンしてぇーーー!!
意味のある超妄想!!!忘れられぬ存在感(140-90-55-80)を!!
胸でっけええええええバルンバルンしてええええええ
意味のない妄想も
怪文書作る原動力
全身全霊をくれよ
ASIAN KUNG-FU GENERATION 『リライト』の替え歌
≫75二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 11:31:56ワザップタイトレ
???1「ウェ~イ!タイシンちゃん見てる?」
タイトレ「んーーー!んーーー!」
???1「今からタイシンの大切なトレーナーちゃんには私にご奉仕してもらいまーす!理由は勿論>おわかりですね?タイトレさんが“このドーナツはおからを使ってるし熱を加えてるからゼロカロリー"などと嘘を言って私の体重を破壊したからです!」
タイシン「」
???2「タイトレさんまずはきせかえ人形になって貰いますよ、このピンクのゴスロリとか来てほしかったんですよ」
???3「その後はπ枕もして欲しいデース!」
???1「私の減量にも一緒に付き合ってもらいますよ?ついでにその胸の脂肪も引き千切っちゃいましょうか?」
タイシン「」
≫106タキトレ書き直しマン1/821/09/25(土) 11:47:03「トレーナー君。キミはウマムスコンドリアについて憶えているかい?」
トウカイテイオーのトレーナーがウマ娘となり、それに続くかのようにナリタタイシンとシンボリルドルフのトレーナーがウマ娘となった出来事から数カ月、アグネスタキオンは思案顔で訪ねてきた。
「ああ、憶えているよ。ウマ娘の骨格筋にのみ存在すると噂される微生物であの時は実在するかどうか不明だったけど、それがどうかした?」
原因不明の人間のウマ娘化。
性別どころか種族を変えてしまうこの現象は、ルドルフのトレーナー以降も何人かのトレーナーにも発生していた。トレセン学園が原因を究明しようとするのと同時に、タキオンもまた独自にこの事件について調査をしてきた。自分もタキオンと一緒にウマ娘化したトレーナーたちに事情を聴取したりするなど調査の手伝いをしたが、原因は解らず。彼らと彼らの担当の血液を採取したタキオンも数日した後は考え込むようになり、究明は遅々として進まないのが現状だった。
しかし、ここ最近の研究やウマ娘化事件とは無関係のはずのウマムスコンドリアについて聞いてきたというのは少々疑問符が残る。自分の中で可能性を探ってみると1つの可能性に辿り着いた。
「もしかして、ウマムスコンドリアが今回の事件に関係している?」
「そのもしかしたら、というぐらいだがね?」
「だとしても……」
だとしてもそれは偉業だ。トレセン学園という1つの組織が捜索しても未だ原因の一端すら掴むことのできていないというのに、タキオンは仮説を立てる段階にまで到達しているのだから。
≫107タキトレ書き直しマン1/821/09/25(土) 11:47:35≫106
しかしながら、タキオンは思いつめた顔をしている。何時もなら自分のことをモルモット君と呼び意気揚々と仮説を実証しようとするはずの彼女の顔は今、その先を話すことを躊躇っているように迷いの表情を浮かべていた。
「何か迷っていることがあるんだね、タキオン」
「……ああ。正直に言うよトレーナー君。私はキミにこの先を話すことを躊躇している」
彼女らしくない言葉だ。
いつもウマ娘に関する謎を究明しようと情熱を注ぎ、そのためなら多少倫理的に問題があっても気にしないのがアグネスタキオンというウマ娘だ。しかし、彼女は問答無用のマッドサイエンティストではない。踏み越えるべきではない最後の一線を守り、隠匿すべき秘密は墓場まで守り続けることが出来る誠実さもまた彼女は持ち合わせている。
彼女が言わない方が良いと理解しながらそれを打ち明けようとしているのはつまり──
「それは言わなければならないことなんだね?タキオン。言いたくないことではあるけど、重要なことなんだろう?」
タキオンは首を縦に振った。
言葉のない肯定。それは彼女の心境を如何なる言葉よりも雄弁に言い表していた。
「なら、一緒に背負わせてくれ。それが君の担当トレーナーであり、モルモットである俺のするべきことなんだ」
想いは変わらない。
彼女の走りに惹かれ、彼女と共に歩むと決めた時から自分の意志は変わらない。その果てが地獄だとしても、後悔はしない。彼女の望む果てに共に行くことを願ったのだから、彼女の悩みを共に背負うこともあの時に覚悟を決めた。
そう決心した自分の顔を見て、彼女は大きなため息をついて試験管を1つ取り出した。
≫108タキトレ書き直しマン3/821/09/25(土) 11:48:08≫107
「これはウマ娘となったトレーナー諸君の血液から作成した薬品だ。ウマ娘とヒトの間に存在しうる差異──これをウマムスコンドリアと仮定とするが──の原因を血液、ひいてはそれを生産する骨髄にあると仮定してそれをウマ娘の物に近づける」
聴いている限りではいつも飲まされている薬品と変わらない。
明確な効能が不明かつ、結果の保証がされていないのはいつものこと。
だからこそ、自分には彼女が躊躇っているのが何故なのか解らなかった。
「でも、どうして言うのを躊躇っていたんだい?聞いた限りじゃいつもと何も変わらないけど」
「そうだね。私が薬品を渡し、キミがそれを飲む。それがきっといつものことなのだろう」
「じゃあどうして」
「なんとなく解るんだ。今回は絶対に成功する。自分の足を賭けたって良い。キミはウマ娘になるだろう。……怖いんだ。人間を辞めさせてしまうかもしれないことが。キミの人生を大きく変えてしまうであろうことが……私には恐ろしい」
震える声。
彼女の告白を聴いている自分からは俯く彼女の顔がどんな表情をしているかを窺い知ることはできない。ただ、それが良い物でないことぐらいは自分にもわかった。
彼女は話したくなかったのだろう。
人間のウマ娘化が可能となれば今回の事件を解決する糸口になるかもしれない。そしてこの実験の成功は彼女の求めている速度の果てを知る一助となり得るものだ。しかし、それは他人のこれからを犠牲にした結果だ。研究し始めた時には考えていなかったその可能性が、実現の芽が見えてきたと同時に目の前に鎮座していたのだろう。
本音を言うのならばこの薬について話したくも飲ませたくもないんだろう。それでも、彼女は話すことを選んだ。
それが研究者であるが故のサガなのか、それとも彼女なりにこの事態を解決しようと考えていたのかは自分にはわからない。けれど、彼女のトレーナーとしてするべきことは解っていた。
≫109タキトレ書き直しマン3/821/09/25(土) 11:48:37≫108
「飲もう。俺がこの薬品を飲む」
彼女の肩がビクりと動く。顔を上げた彼女の目には信じられない物を見たかのような驚愕が居た。
「トレーナー君……。キミ、本当にわかっているのかい?この実験が成功したら将来を台無しにしてしまうのかもしれないんだよ?それでもキミはこの薬を飲むというのかい?」
「飲む」
「もうヒトには戻れないかもしれないんだよ?」
「構わない」
「地獄に落ちるかも」
「地獄に落ちたってかまわない。君のトレーナーになったあの日から、俺はどんなことになろうとも君の力になると決めているんだから」
両手でタキオンの手を優しく包む。小さく震えている手は彼女が優しい人物であることをどんな言葉よりも雄弁に教えてくれていた。引き留められることなく彼女の手から試験管を抜き取り、栓を開封する。
「タキオン」
「……どうしたんだいトレーナー君」
消え入りそうな声で返事が聞こえる。いつもの彼女らしさは消え失せ、泣きそうになっている少女がそこにいた。
「1つ、お願いがあるんだけどさ」
「……何だい?」
「この実験が終わったら、またモルモット君って呼んでくれないか?ここに来てから1度もそう呼んでくれないし、この実験を済ませていつもの様にモルモット君と呼んで実験を手伝わせてくれるかい?」
「……お願いが2つになっているよ。でも、良いよ。キミがこの薬を飲んで次目覚めた時には平時と変わらないアグネスタキオンでいるとも」
タキオンがぷいと顔を背ける。ウマ娘であるために耳は赤くならなかったが、泣きそうな顔ではないことだけはよく分かった。
≫110タキトレ書き直しマン5/821/09/25(土) 11:49:13≫109
試験管に入っている中身を嚥下する。ドロリとした赤黒い液体は即座に吐き戻したくなるほどに不味かったが、気合いで自分の胃に流し込む。後は効果を待つだけだ。
ドクン
心臓が跳ねる音がした。冷汗が止まらない。これまでの実験とは比にならないほどの脅威が迫っていると体の細胞全てが訴えていた。
ドクンッ
頭が故障したかのように警鐘を鳴らす。そんなことは百も承知だと無理矢理歯を食いしばって耐える。何かがすぐそこまで迫ってきていた。
ドクンッ。ドクンッ。ドクンッ。ドクンッ。────────。
心臓が早鐘を打つ。ほじくられて弄り回されているかのような激痛が体中を走り回る。叫ぶこともできないほどの痛みがしているというのに、体は気絶することを許さない。転げまわることも喚くことも許さない生き地獄が今自分の身体の中で展開されていた。
「────!────!────────……」
傍らに居る少女の声も聞こえない。あれほど聞きなれて絶対に聞き逃さないと思っていた声が今は自分の耳には届かない。そのことが痛みの中でも不思議とはっきりと悲しく感じられた。
地獄なんて生温い程の苦痛が体の中で暴れ狂う。耳の神経を無理矢理引っ張り上げられるような痛みが頭の中からする。骨ごと神経をねじ切られて身体を無理矢理“正しいカタチ”へと変えられているかのような感覚がする。
≫111タキトレ書き直しマン6/821/09/25(土) 11:49:44≫110
最早自分が誰なのかもわからない。視界が暗くなっていく。命の灯が消えようとしているのが解った。これまでの人生が走マ灯のように流れていく。
──ああ、死ぬのか。
何故こうなったのかはわからない。不思議と恐れはないが、悲しさだけは確かに存在した。
何物でもない自分が溶けて消えていく。空虚に消えゆく中でも走マ灯はこれまでの景色を映し出した。これまでの人生が面白味の無い白黒映画の様に流れていく。無色な人生に見どころなんてものは有りはしない。今死のうとしている人物は生きる意味はなかったのだろうと思った。
────もっと速く! もっと速く!! もっと速く!!!
鮮やかなものが眼に映った。誰よりも真摯で、誰よりも本気で、誰よりも懸命に生きているウマ娘を見た。鮮やかな閃光が脳裏を走る。忘れてはならない大切な存在を思い出した。
────ウマ娘の脚に眠る可能性の果ては! この肉体で到達し得る限界速度は!
アグネスタキオン。それが自分の愛バの名前。速くて、賢くて、それでいてどことなく天然で支えてやらなければ何処かへ行ってしまいそうな愛おしい人。だからこそ、自分が何をしなければならないかを思い出すことができた
────いまだ影すら見えぬ程、遥か彼方なのだから……!!
そうだ。自分はアグネスタキオンのトレーナーだ。彼女と共に可能性の果てを見ることを約束して、必死にこれまで駆け抜けてきた。それまでが無色な人生だったとしても、歩みがどれだけ不格好だったとしてもそれだけは否定させない。そしてそれはこれからも変わらない。どんな形になったとしても、たとえ地獄に落ちたとしても自分はアグネスタキオンのトレーナーに相応しくあり続けると決めたのだから‼
気付いたら居た暗闇を進む。眼前には光が道標となり、こっちに来いと言っているような気がした。懸命に走る。不格好な人生を象徴するかの通りみっともない走り方だったが、それでも足は止まることなく体は光へと飛び込んでいった────
≫112タキトレ書き直しマン7/821/09/25(土) 11:50:46≫111
目を覚ますと、そこは見慣れた保健室の天井だった。
深夜なのか光はついているが外は暗く、自分がベッドに寝かされていたことに気付いた。自分の手が誰かに握られている。横を見てみると、誰よりも愛おしい自分の愛バの顔があった。疲れ果てて寝ている彼女はいつもの言動からは考えられないほど綺麗だった。
タキオンの頭に手を伸ばす。さらさらとした触り心地の良い髪の感触は、自分が今現実に居ることを教えてくれていた。
「……ん、んぅ」
頭への感触でタキオンが眠りから浮上してくる。寝起きに弱い所も彼女の魅力なのだと彼女の頭を撫でながらそう思う。撫でられている感触にもう一度眠りに落ちそうになっていたタキオンだが、自分の状況に思い至り顔をガバっと上げる。
「……トレーナー君?」
「ああ、タキオン。おはよう。大分心配…ってうわッ⁉」
ベッドに乗り上げたタキオンに抱き着かれた。やわらかい感触を感じながら彼女を抱きしめる。彼女の体温に包まれて心の底から自分が今生きている心地がした。
「トレーナー君…! トレーナー君…! トレーナー君…! 君が苦しみに悶えて失神して…君が目覚めなかったらどうしようってずっと不安だったんだ‼」
感情を爆発させた彼女の頭を撫でる。彼女の身体を掻き抱いて自分は大丈夫だと伝える。消えてしまわないように互いの身体がそこにあることを確かめ合う抱擁は数分以上にわたって続いた。
≫113タキトレ書き直しマン8/821/09/25(土) 11:51:13≫112
「……そういえばだけど、キミは今の自分の姿を知っているのかい?」
落ち着いて気を取り直したかのようにタキオンが聞いてくる。首を横に振ると、彼女が手鏡を渡して見せてくれた。
そこにあったのは大きめの耳を揺らす栗毛のウマ娘の顔。緑色の目をして髪はタキオンと同じぐらいの長さで、白い流星が綺麗に流れている。こうして姿を見ると、自分が本当にウマ娘の身体になったことを実感する。
「……後悔は、していないのかい?」
「後悔はしていないよ。知ってて飲んだんだから。でも、この薬を他の人に使っちゃダメだよ」
不安そうな顔で聞いてくる彼女に微笑んで手鏡を返しながら返答する。返事を聞いたタキオンは拗ねたかのように耳を畳んで不機嫌な表情になった。
「折角心配してやったというのにトレーナー君何だいその返答は!そんなこと百も承知だよ!元気になっているのなら私が心配する必要も無かったようだね‼」
怒り心頭とも言わんばかりで保健室を出て行こうとするタキオン。彼女の想いを無下にしてしまったかな、と思いつつも言わなくてはならない言葉を思い出した。
「タキオン」
「トレーナー君。謝罪の言葉なら今は聞く気にならないよ?」
「謝罪はまた後日するよ。それより言いたいことが1つあったんだ」
「珍しくもったいぶって、ためらわずにハッキリと言ったらどうなんだ」
「好きだよ。それだけ」
それは紛れもない愛の告白。捻りなんて一つもない直球の感情を言葉にする。身勝手かもしれないけどそれだけは伝えなければならないと思った。
「き、急にそんなことを言って、薬で頭がおかしくなったのかい?…今回だけは忘れてあげるよ。じゃあねモルモット君、また明日!」
顔を真っ赤にして足早に部屋を出ていくタキオン。いつも冷静な彼女らしくないいい加減さで扉が締められる。
軽率だったかな、と思いつつも後悔はない。ベッドに寝っ転がって天井を見る。
明日は色鮮やかな一日になりそうだと、不思議とそう思えた。
≫129二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 12:00:05メジロマックイーンのトレーナーがメジロマックイーンによく似たウマ娘になってから数週間後。色々、それはもうスペース野球ゾンビ三本分くらい色々あった結果、理事長公認でマクトレは1日マックイーンとして過ごすこととなった。
そして放課後、マックイーンがマックイーン(偽)の行動を双眼鏡で見ていた時のこと。
「マックイーンさん?何してるんですか?」
「ひょわああ!?」
メジロマックイーンは突然声をかけられた。振り向いてみるとそこにいたのはマンハッタンカフェのトレーナーだった。カフェトレもまた一連の騒動でウマ娘化したトレーナーの1人だった。その絡みで、マックイーンとカフェトレの間には少し親交が生まれていた。
「カフェトレさん…ほら、あれを」
マックイーンは持っていた双眼鏡を渡す。
「どれどれ…あれ?マックイーンさん?」
「あれはわたくしのトレーナーです。ちょっと色々ありまして、今日一日トレーナーさんが私になっているのです。ええ、巨人が勝ったからってトレーナーさんが煽ったのがいけないのです」
「何したんですか」
「それはおいおい」
「海より深い理由があるんでしょうね……おや、あれは」
マックイーンも目線をマクトレのほうに向ける。双眼鏡はあくまで大きく見るための物、ウマ娘の視力ならば見るだけなら問題はない。
マクトレは、見知ったウマ娘2人に声をかけられていた。マクトレはマックイーンにも劣らぬ、むしろそれより優雅な振る舞いで2人に挨拶しているようだった。
「キタサンブラックさんとサトノダイヤモンドさんですわね」
「こうしてみるとほんと気づかないな……お?」
しばらく三人は話していたが、途中からサトノダイヤモンドが怪訝な顔をし始める。そして何か言ったのち、キタサンブラックはトウカイテイオーのやりそうなとんでもない驚き顔になった。
「ばれましたわねアレは」
「ばれたでしょうね」
2人でふふっと笑う。
≫130二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 12:00:26≫129
「しかしまあ、本当にそっくりですね。僕も似てる方とは言われましたけど、マックイーンさんのところはそんなレベルじゃないですね」
「ええ本当に、朝から見てるのですけど、先に話しておいた方々を除いたら今のところ気づいたのゴールドシップさんと今のサトノダイヤモンドさんだけですのよ!?」
「そこまで……?」
「メジロ家の令嬢たるもの全力で、と思い髪から服までセッティングしましたがここまでくるとなんだか恨めしくなってきましたわ」
あはは、と苦笑いしながらカフェトレはカバンから水筒を取り出す。開けた蓋からは香ばしいコーヒーとまろやかなミルクの香りが漂う。冬のカラッとした空気が少し暖まった。
「飲んでみます?」
「いいのですか?」
「どうぞ、あまりコーヒーを飲んだことのない人でも飲めるはずです」
「では、お言葉に甘えて……美味しい」
「カフェの特製ブレンドですから。美味しいに決まっていますよ」
ほっこりしながらマクトレの方を向いてみると今度はゴールドシップがいた。いつもよりぎこちない。目の前にマックちゃんが居て見た目も仕草もそっくりなのに中身は全く違う、という状況では流石にゴルシも絡み方がわからないのだろう。
「楽しそうですねマックイーンさん」
「そうですか?まあ、ゴールドシップの奇行にはいつも振り回されてばっかりですし、やり返せたようで少しだけせいせいしましたが」
「…それはよかったですね!」
「今何か飲み込みました?」
マックイーンの行動も時々奇行になっていると言いたいところをカフェトレは押し込めた。
≫131二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 12:01:02≫130
「…こうして遊んでいられる時点で僕たちは恵まれていますね」
「そうでしょうね」
トレーナーウマ娘化騒動。噂では、数人のトレーナーとウマ娘の関係性が劇的に変化し、悪影響を与えている場合もあるという。しかし、マンハッタンカフェとカフェトレの関係性に変化はほぼなく、マックイーンも悪戯のノリが良くなったくらいでトレーニングに関しては悪影響無し、むしろ似通った体から導かれるアドバイスで好転したことまである。
「みんなが早く本調子に戻ればいいのですが」
「ええ」
マックイーンはカップの中のラテを飲み干す。冬の寒空に触れぬるくなっていたが、それもまた味なのかもしれない。
「ありがとうございました。とても美味しかったですわ。お礼にぜひマンハッタンカフェさんと今度紅茶でも」
「ありがとう、でも多分僕1人です。あの子紅茶はあまり得意じゃないので。申し訳ない」
「いえ、でしたらコーヒーを用意するだけのことですわ」
「いいんですか?ありがとうございます!では私はこれで」
カップを袋にしまってカフェトレは去っていった。
「さて、ではわたくしは引き続き監視を……あれ?」
さっきまでゴールドシップとマクトレがいたところには誰もいなかった。
「マックイーン!!!!!」
そして近くからゴルシの声が聞こえた。
「ごめんなさいマックイーン!!!わたくし止めようとしたのですけど関節技がなかなか決まらず!!!」
「本人の前でもエミュレート続けるのかよ!」
マックイーンは逃げた。
≫142スズトレに狂ったマン21/09/25(土) 12:13:42スズトレSS幕間(前あげたやつの87-92間の話)
寝る直前体がズキズキっとしたが気にせず寝た結果、起きたらウマ娘になっていた。
トレーナーさんが言うにはそういう事らしい。
「…嘘でしょ…」
「…嘘だったらよかったんだがなぁ…って2回目だなこれ。まあ、ともかくそういう事なんだ。
そのせいで他の人ほどガッツリじゃないとはいえ身長が縮んでな…尻尾とか抜きにしても服が合わない、って事で服を頼んだんだが…」
「確かに、ブカブカの服来た学園外のウマ娘がトレーナー寮徘徊とか大問題なりますね…」
どう考えても不審者で保護される。私みたいに2人きりの秘密もないから、誤解を解くのにもかなりの時間がかかってしまうだろう。
ただ、少し引っかかる点がある。
「…それなら下着もいりません?」
「あー…それは流石に申し訳ないかなって。
それにたづなさんに事情伝えに行くくらいならなしでも大丈夫だろうし。」
「よくないですよ!?」
男性から急に女性になったのだから分からないのも仕方ないけれど、流石にそれはまずい。
「…下着取ってくるので少し待っててください。」
「いや、だから申し訳…」
「い・り・ま・す。」
「あ、あぁ…」
トレーナーさんをゴリ押しで納得させ、私は勢いよく駆け出した。
≫143スズトレに狂ったマン21/09/25(土) 12:15:09≫142
「トレーナーさん、入ります。」
「スズカか、いいぞー。」
扉を開けるとぶかぶかのパジャマ姿のまま部屋の整理をするトレーナーさんの姿があった。
「服しまってるんですか?」
「ああ、戻れるかもしれないから捨てはしないが、これから買い物とかでスペース必要になるだろうからな…できることからやっとこうと思って。」
切り替えが早すぎて少し困惑する。性別どころか、人種さえ変わってしまったのにどうしてこうも早く割り切れるのか。
「ん?なんで入ってこないんだ?」
「いえ、その…トレーナーさんはどうしてそんな早く割り切れてるのかなって…私は未だに飲み込みきれてないので…」
「あー…まあ、結局私が私であることは変わらないからな。いつまでも引っ張るよりは走ってるスズカみたく前向こうって。
…いや一人称が私になってるな…あれ?怪しくなってきたぞ?」
「…ふふっ。」
自然と声がこぼれる。そうだ、ウマ娘になろうとトレーナーさんはトレーナーさんなのだ。なら何も変わらない。
「トレーナーさん、下着持ってきたのでとりあえず作業止めてもらっていいですか?」
「あ、そうだったな。頼む。」
今まで通り接すればいい。3年間、一緒に歩んできたのだから。
「じゃあまず上からつけますね。」
「ああ、頼む。」
何度かやったようにトレーナーさんに付け、そして後ろでホックをかけようとして…その腕が止まった。
かからない。ギリギリ引っ張ればかかるだろうけど…
「…トレーナーさん、キツいですか?」
トレーナーさんは申し訳なさそうに頷く。
うっかりしてた。今まではパジャマで隠れてて見えなかったけど、トレーナーさんの胸は私より結構大きい。
身長が私より大きいことを考慮しても私のじゃ合わないのは当然だった。
「後で他の娘に事情話して合うやつ借りてきますね。とりあえず今は下の方だけでもはきましょう。」
そう言いつつ尻尾の上のチャックをしめ────
────しまらなかった。
「…もしかして…」
「…すまん…なんならこっちの方がキツイ…」
「嘘でしょ…」
≫170二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 12:36:41疲れてたらタイトレが膝枕をさせたがってきたので渋々寝転がるタイシン。そこそこ心地よく眠っていたのだがしばらくして急に頭を挟まれる感覚に目を覚ます。そうしてタイトレが居眠りし前傾姿勢になった為膝枕と胸により頭が挟まれていることに気き「おい起きろ」と頭を揺らしたら側頭部にポヨンとした柔らかさを感じてしまい何かが崩れるタイシン。
≫184TSセイトレ概念提唱者21/09/25(土) 12:43:14夕焼けが差し込むトレーナー室。
トレーニング後ここのソファに思い切り体を預けるのは私の楽しみの一つだ。
一定の間隔で鳴り続けるタイピング音や資料を捲る音は心地よい子守唄にもなる。
トレーナーさんがウマ娘になった時はどうなるかと思ったけど今では元通り楽しくやれている。
──そう、元通り。
「…トレーナーさん、ちょっと気になる事があるんですけど」
「どうしたの、今度の並走相手の事とか?今纏めているからな」
「いやいや、そういう事じゃなくて。…ウマ娘用の服買いました?」
──ピタリとタイピング音が止む。
一瞬の硬直の後トレーナーさんは迷ったように口を開こうとする。
「買ってないんですよね?」
「ッ、…買ってないよ」
観念したようにトレーナーさんは言う。
顔を繕うのは上手いけどよく見ると大きな耳と尻尾が表情よりピコピコ動いてわかりやすい。
これはセイちゃんに有利な情報じゃないでしょうか!ピロリロリロリ~ン♪
いや、今はそれより大事な事が!
「トレーナーさんってトレセンだとジャージとスーツだよね。他は何着てるの?」
「……姿が変わった後は他に、何も…?」
「えっ」
≫185TSセイトレ概念提唱者21/09/25(土) 12:43:23おーっとこれは予想外の情報です。
確かによく見たらジャージもスーツも袖を捲くっててベルトで強引に固定してる。
そう、余りにも元通りすぎるんだ。他のトレーナーさんはサイズを変えたスーツや思い切ってドレスを着てる人もいるのに。
そう言えば私の事で随分思い詰めさせちゃったしそれどころじゃなかったのかもしれない。
「トレーナーさん、それじゃ…下着は?」
「…前のママ…」
「上は!?」
「それは、こう…タオルで縛って…」
助けてキング、フラワー。
私のトレーナーさん妙な思い切りが良すぎるかもしれない。
取り敢えず今のママじゃ良くないよね、ここは頼れる担当バが助けてあげましょう。
「それじゃトレーナーさん。次のお休みに色々揃えに行きましょう、私も付き合ってあげますから」
「…年頃の子に付き合わせて大丈夫なのか?」
「なんですと、今は私より小さいのに!」
「それに足幅の落差にまだ馴れなくて、寮とトレセン以外には行きたくない…」
それは樫本代理に段差がある場所での利用を禁止された厚底ブーツのせいじゃ?と言いたくなったけど喉に留めておいた。
≫186二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 12:44:06≫168
テ「右で打ってマックイーン!!」
マ「右ですわねすいませんテイオー。さあもう揺らぎません右で行きますわよ!」
デデン
マクトレ「ヒダリデウテヤ」
マ「なんですの!ここでは点取らないといけませんのよ!」
マクトレ「……」ニヤ
マ「やってやりますわよこのやろう!!!!」
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part34【TSトレ】
≫23二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 12:57:58今書き終えたデジトレ
(困った事になった)
ウマ娘になってしまった俺は人間以上の力が出せるこの身体になれる為、グラウンドでジョギングをしていた。
担当ウマ娘のアグネスデジタル曰く「ウマ娘ちゃんは筋力だけじゃなくて身体の使い方も違うからそっちに合わせたほうが良い」とアドバイスされたのが理由だ。
他のウマ娘化した同僚達も同じようにトレーニングしており、お互いに情報交換や成果を報告しあってる。
そして今日もまたジャージに着替えて運動をしていたのだが
「君!いい脚してるね!」
「えっ?俺?」
「そうだよそこの青毛の君!」
ジョギングを終えると男性が突然話し掛けて来た。
トレーナーの様だがこのトレセン学園で見た覚えは無い。外部から来た人だろうか。
「脚の使い方が凄く上手いね。その素早いのに繊細な動きはとても良い武器になる。是非とも僕の担当になってくれないだろうか」
「いえ、俺はトレーナーでしてデビューとかは考えてないんですよ」
「だが勿体無いよ、せっかくの才能を眠らせたままで良いのかい?恵まれずに沈んで行く子達も大勢いるんだ。才能があるなら使うべきだよ」
才能って言ったって、俺のこの走りはデジタルにアドバイスして貰った物で、自分で編み出した物じゃない。
なにより俺はデジタルと一緒に歩んで行くと心に決めているんだ。
きっぱりと断って引き取ってもらおう。と思っていると、俺と男性の間に小さな影が割り込んだ。
アグネスデジタルだ。
「まったく、アタシの相棒は人気者で困っちゃいますね」
「君は……?」
「この人の担当ウマ娘です。それより、ダメですよ強引なスカウトは。トレーナーなら何よりウマ娘ちゃんの意思を尊重しないと」
考え込む男性。数秒経って再び口を開いた。
「……そうだね、すまない。担当だったウマ娘が怪我で引退してしまってね。色々と焦っていた様だ」
そう言って彼は頭を下げる。
引退した子の事を思い浮かべているのか、その表情には苦々しい物が見えた。
「分かってくれた様で安心しました。貴方に良い出会いが訪れる事を祈ってますよ」
「うん、ありがとう」
再度頭を下げてから立ち去っていく男性。
どこかやつれて見える彼の背中を見送っていると、デジタルが俺の服を引っ張って来た。
≫27二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 12:59:50≫23
デジトレSS続き
「しゃがんで」
「ああ、これでいいか?」
腰を下ろしてデジタルの目線に合わせる。
すると、急に俺の右耳に触れて来た。突然の感触に変な声が出そうになる。
まだウマ娘の耳になれてなくて敏感なのもあるが、なによりデジタルの顔が近い。
端正な顔立ちが目と鼻の先まで来ていて顔が熱くなる。
なんて事を考えていると、右耳に何かを結ばれた。
「アタシとおそろいのリボンです。これならアタシのだって分かりやすいですから」
「トレーナーさんがウマ娘ちゃんになった時にアタシは言いましたよね、あなたの事はアタシが必ず守るって」
勿論覚えている。
だって、あの時からずっとデジタルの事を意識してしまっているんだから。
「今日は聞き分けの良い人だから良かったものの、次はそうとは限りませんからね……だから」
デジタルの右手が俺の頭をそっとなでる。
「んっ……」
その優しい感覚に思わず声が出てしまった。
「アタシが守れなくなる場所には絶対行かせません。……わかりましたね?」
「…………はい」
ダメだ、顔が熱くて恥ずかしいのにデジタルから目を離せない。
結局、たまたま通りかかったテイトレに声を掛けられるまで俺達はずっと見つめ合っていた。
余談だが、俺をスカウトした男性はそれから数日後にウマ娘化したらしい。
それと、俺とデジタルの関係が一部で『勇者と姫君』と呼ばれている事を知った。
……待って姫君って俺?
≫37二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 13:04:28お兄ちゃんがウマ娘化の直後ブラが無く外を出歩けないのを知り「じゃあ…これ、使って♡」とにやにやしながら自身のブラを渡すカレンチャン
お兄ちゃんは──耐えた。
「まあ今は女の子同士だし…」とおもむろにカレンチャンの前で脱ぎだすお兄ちゃん
カレンチャンは──耐えた。
ブラのサイズが微妙に合わずちょっとぶかぶかになってるのを見てあらゆる感情が入り乱れてなんとも言えない顔のままとりあえず腕を組み自身の胸を持ち上げてみるカレンチャン
お兄ちゃんは──耐えた。
どうするか悩んだ末に一旦ノーブラで買い物に行きそのまま着けて帰ることを提案するお兄ちゃん
カレンチャンはキレた。
≫39二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 13:04:46ねえトレーナーちゃん
カレンちゃんもテイオーちゃんも、トレーナーさんたちと楽しそうにお買い物デートしてるんだって。いつもその話で盛り上がってるんだ。
……マヤ、みんなの話についていきたいな
だから女の子になってトレーナーちゃん
大丈夫。まずは服だけでも変えておけば、三女神ちゃんがきっと叶えてくれるから
その後数日間に渡ってゴツい女装したマヤトレが学園内で目撃された。ボノトレは爆笑した
≫138二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 13:52:45違うんです!トレーナーさんこれはトレーナーさんの中2的な写真を撮って戻ったときに脅迫しようとしアーごめんなさい眼帯を引っ張らないでください!
やめっ…フンニャロ! あー、あっ、ちょっと、やめてくださいあ、でも、離したら、それはそれで痛そうだからそのままゆ~っくりわたしの元に戻してきてください。いいですか? ゆっくりですよ、ゆっくりってば、ちょtア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!! イイッ↑タイ↓メガァァァ↑
≫106
≫164二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 14:02:31ふふ…お兄ちゃんったら…いけないんだぁ…♪カレンの体でお兄ちゃんの部屋に入ってナニするつもりだったの?…え、なんでお兄ちゃんのTシャツを着て写真撮ってるのかって…せっかくだし…周りに散乱してる勝負服とかメイド服は何かって…いやその…えっと……
そしてカレンチャンは──逃げた。
お兄ちゃんはキレた。
追い付けなかった。
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part35【TSトレ】
≫15二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 14:19:05ブラトレ「なんかまたえらいことになっとるな…にんじんうめえ」ボーリボーリ
マクトレ「大方変な流行りでも起きてるんでしょう」ボーリボーリ
ブライアン「おい、いつからにんじんを生で貪るようになった?」
ブラトレ「ああ、これにんじんに似せたスナック菓子よ」
ブライアン「紛らわしい!」
ブラマク「「一本いかが?」」
ブライアン「………貰おう」
マックイーン「いやもっと…もっとツッコミ頑張ってくださいまし!」
≫36二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 14:24:18「油断大敵……と言う所かな?」
両手両足をベッドに縛られた状態で私は呟く
いったい誰が私に不意打ちを食らわせ拘束したのだろうか?
此処は私がトレーナー君の為に用意した部屋だ、この部屋の事を知っている者はそれなりに居るかもしれない
しかし、私が背中から近付く者に油断するとなると一人しか思い付かない
「説明を求めても良いかな?……トレーナー君?」
そう、私のトレーナー君くらいだろう
私を拘束したトレーナー君はドアの近くに立ち、私をじっと見つめている
その瞳は暗い情動に染まっている様に見える、普段なら喜んだものだが……今は拘束されてしまっている為何もできない
「艱難辛苦……この有様では君を愛せないのだが、どうかこの拘束を外して貰えないかい?」
そう言うとゆっくりとトレーナー君は近付いて来る
「ああ、聞き分けが良くて助かるよ……礼としてより愛「ダメですよ?」
「……トレーナー君?」
言葉を遮られ困惑する、今までにこんな事は有っただろうか?
「ずっと……ずっと思ってたんだよ……こんな素敵な事を教えてくれたルドルフに……お返しをしなきゃって」
「ト…トレーナー君?」
「でもごめんね? 私はあまり詳しく無いからルドルフがしてくれた事しか出来ないけど……沢山してあげるね?」
「……ふっ……ふはははははっ! ああっ……こういうのも良いかもしれないな、トレーナー君から愛されるというのも!」
「うん、頑張らせて貰うよ」
「ははっ!まぁ、頑張ってくれ!」
≫38≫36
「……た、助けてくれ」
「まだ貴女がしてくれた事の半分もいって無いよ? ルドルフ」
「わ、私は……私はこんな事もしていたのか!?」
「ふふっ、なら思い出させてあげるね?」
……は……半日前の己を殴りたい!!
ルドトレによる監禁調教は3日程続いたという……
≫104二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 14:44:17よっしゃ秋の大運動会(3200m)の時間だオラぁ!
3200mなのはヘロヘロでとてとて歩いてるTSトレ達を見たいからだオラぁ!
とりあえずよっしゃ走り切ったぞ~!ととてとてばるんぼるん駆け寄ってくるタイトレを見たタイシンの性癖は壊れ、そのまま勢いで抱き付かれて体重かけられ呆然としてたから抵抗できず押し倒される形になった上で胸に圧し潰されたタイシンの情緒と理性も壊れた
≫111頭スズトレ21/09/25(土) 14:47:22≫104
距離適性がスズカまんまだからスタミナが切れてヘロヘロになりながらも最後まで諦めず走りきるスズトレ
お疲れ様と言いながらも相変わらずトレーナーの景色見てデビューを促すスズカ
疲れすぎてウッカリいいよと言ってしまうスズトレ
大喜びするスズカ
事態に気づいて大慌てするスズトレ
が私性合
≫115二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 14:48:57≫104
フラトレは差し切れずに負けるけどフラッシュに「ふふ、あの日よりも速くて素敵ですよ」と人間の時に彼女とは知ったことをネタにされて揶揄われて照れてしまうんだ。
非現実的なクールビューティのフラトレの頬に朱が差して照れている姿、しかも二人だけの秘密的な空気のネタを使ったのを見て周囲のウマ娘は何かが崩れる音を聞くんだ
≫125二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 14:51:31≫104
ヘロヘロになっても画になるネイトレ
ワーキャーいうミーハーウマ娘
曇るネイチャ
でもネイチャに気付いて笑顔で手を振ったりゴール後抱き着いてくるので結局まあいっかとなるネイチャ
≫131二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 14:54:53≫104
タキトレはタキオンと同じく速度の果てを目指して全力で走るんですよ
それでも3200は長すぎて負けちゃうんですよ
タキオンに相応しいトレーナーで居たいタキトレは自分が負けてしまった事実にシュンとしちゃうんですけど、タキオンは肩を落として帰ってきたタキトレを抱きしめて気にしなくて良いと慰めてくれるんですよ
最高だと思いませんか?
≫124二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 14:51:30秋…秋天…よし私の魂(ソウル)がいけると叫んでる!と勇み足に参戦するお兄ちゃんであったが距離に気付きこれ春の方かいッ!と絶叫した
その後とてとて歩きながらなんとか走り切りカレンチャンの元に駆け寄るお兄ちゃん
カレンチャンは──耐えた。
「よしよしよく頑張ったね、お兄ちゃん」と抱きしめて頭を撫でるカレンチャン
お兄ちゃんは──耐えた。
「うう…ありがとう、お姉ちゃ~ん」とちょっと上目遣いに涙目ずび声で答えるお兄ちゃん
カレンチャンは──耐えた。
≫139二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 14:56:44「ゲェーッ!こいつ普通に走り切ったァーッ!これには普段並走トレーニングを手伝ってもらってなんとかぐったりしたブラトレを見に来た観客ウマ達から一斉の大ブーイング!会場が割れんばかりです!」
「なんでだよチクショー!走り切ったもんが偉いんじゃねえのかよ!?」
「そんなことはしりませーん!我々はぐったりしたウマトレーナーちゃん達を楽しむために集まってるんだぜーっ!」
書いててこれの首謀者一体誰だよって思った…いや色ボケライオンかな…
≫147二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 15:00:53なるほど総括すると
秋の運動会(3200m)に出走するもなかなか速く走らないタイトレ
走り切った後にタイシンが駆け寄り、怪我でもしたのかと心配して聞くと
「……胸が擦れて」
と、紅潮した顔で伝えて来て……
タイシンの性癖は壊れる……という事だな?
≫169二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 15:12:313200mをどうにか走り終え、呼吸を整えながふらついた足取りでデジタルの元に向うデジトレ。
こちらに走って来るデジタルの顔を確認したデジトレは気が抜けてその場で崩れ落ちる。
倒れる直前でデジタルに抱き留められる。
「……デジタル、俺頑張ったよ」
「ええ、凄くカッコよかったですよ。流石アタシの一押しウマ娘ちゃんです」
頭を撫でられてつい笑顔になってしまうデジトレ。
「この感じだと歩くのは難しそうですね……よし、これで行きましょう」
「きゃっ……」
疲れて歩けなくなったデジトレをお姫様だっこするデジタル。
「大丈夫?歩き辛くない?」
「問題ないですよ。腕力には自信ありますしね」
自分より身長が高いデジトレを軽く持ち上げて歩きだすデジタル
デジトレは真っ赤になった顔を見られたくなくてデジタルの胸に顔をうずめた
≫174カフェ「トレーナーさん、運動ってします?」
カフェトレ「しないですよ…心配なんですか?」
カフェ「少し…心配です」
カフェトレ「大丈夫ですよ!そこで見ててくださいね!」
カフェトレ「かひゅっ…おえぇ…むりぃ…カフェ…」
カフェ「」
までは想像できた
≫107フクトレ尻尾2はまだ待ってくれ21/09/25(土) 14:45:48]
「へえ、ルドルフの視線ってこんな感じだったんだ……」
「以外と冷静沈着なんだな、トレーナー君」
体が入れ替わるという珍事、いや天変地異に等しい事態が起きたのにトレーナー君は大分落ち着いている
私はというと、タキオン君あたりにこの話を聞かせたら脳のニューロンのあれこれやウマソウルの作用などで半日は興奮すること間違いなしだな、と思考することで半ば逃避をしている
「まあ大丈夫だよ、多分その内戻るでしょ」
そういってトレーナー君は天真爛漫な表情を私の顔で浮かべる。
他人の意志で動く自分の顔というのはなんというか奇怪千万だ。
最も、痘痕も靨というべきか、自分の顔でやられても面向不背だが。
「そういえばこうなったらしたかったことがあったんだ」
そういって君は微笑み、私はギョッとして固まる。
うん、常日頃から手練手管を用いて君を恣にしている私だ。何をされても文句を言う資格はないだろう
よし、万死一生。なにを求められても受け入れようじゃないか。
「……いいとも、君の好きなようにしてくれ」
嫌な汗が流れているような気がする私を後目に、私の体でトレーナー君はじりじりと近づいてくる
そしてそのまま私の横に、ベッドに腰掛けると
「このまま、のんびりしたいなあ」
へ?
「それだけ?」
「うん、それだけ」
そういうや否や、彼は目を閉じて私の肩に頭を乗せる。
「二人きりだとさ、その、すーぐそういうことになっちゃって。こういうことする機会、なかなかなかったからさ。たまには、こんな風に、ね?」
その言葉が耳に入って、私はすぐ自らの行いを悔いた。顔厚忸怩、無慙無愧。そういった自分の行いを、鏡にして見せられたような気分だった。なにせこの状況で一番最初に考えていたことがわが身の行く末だ。
「……すまない」
「いいよ、ルドルフが大変なのも知ってるし、私の前で我慢する必要はないから。甘え方が下手な甘えん坊なのも知ってるし。ただまあ、こんな機会ぐらいは、ね?」
恋は盲目とは言っても、梁冀跋扈というわけにはいかないだろう。なにせ、私からの一方通行というわけでもないのだから
「……いや、今度からもう少し自省しよう。たまには、落ち着いて語らう時間も欲しい」
「そう?嬉しい」
そういうとトレーナー君はふにゃりと笑う。
……この表情を、是非とも元の顔で見れるようにしなければ。私はそう新たに決心した
≫145二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 14:59:56健全なタイトレマッサージSS1
https://bbs.animanch.com/board/66220/?res=145
≫175二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 15:16:09健全なタイトレマッサージSS2
https://bbs.animanch.com/board/66220/?res=175
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part36【TSトレ】
≫13二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 15:27:39「よし、じゃあ行ってくるねルドルフ」
そう言いながら軽く身体を伸ばすトレーナー君が、乾坤一擲の大勝負に備え切磋琢磨していたのは、担当である私もよく理解していた。
だが、その身体は当人からしても未完成、付け焼き刃というべき状態なのは楽に見受けられた。
確かに、トレーナー君には持久力があるがそれにしてもスピードが足りるかどうか────
とルドルフは不安げな顔で自らのトレーナーを見る。
まあ、このレースを主催したのはルドルフであるというところを無視すればだが。
それはさておき、走る当人は「ブライアンのトレーナーやマックイーンのトレーナー、あとフクキタルのトレーナーには勝てないだろうけど、他には勝ち目がある」等と考えていた。
というか、皇帝の愛バとして勝たねばならない。
そうして並んだゲート、先行策や差しなんて考えている余裕等なさそうな面子ばかり揃っているので、そのあたりは楽かな、等と自嘲しながら入っていく。
そうして少ししてから出走、案の定大逃げに入るスズトレを横目に、先頭集団にはスタミナに自信のあるトレーナー達が並んでいる──と言いたいが、スズトレとブラトレ、マクトレとフクトレ、カレントレ、テイトレが他を引き離していく。
自身はそれからおおよそ五バ身離されてしまったが、まだ追い付ける範囲であることを喜ぶ。
そうしてコーナーを抜ける頃、最後尾のカフェトレが遂に崩れ落ちる。
それでも尚走り続けると、2200メートルを越えたあたりで先頭集団にいたスズトレとカレントレが徐々に失速していき、やがて追い抜けてしまう。
それを見たルドルフはまさか、と思いながらレース展開に注目する。
──後ろにフラトレがついている。
まさか、前のトレーナー君を風避けにして体力の温存を、とルドルフが看破したのと同じタイミングで最終コーナーを抜け直線に入る。
先頭の四人との距離を詰めていくルドトレとフラトレ、それを離そうとする他四人。
後ろでヘロヘロになっている他のメンバーは既に皆の頭から抜け落ちつつあった。
≫38二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 15:38:36≫13
残り400。遂にフラトレが横に出てスパートをかけようと出てくる。
それを見た皆もラストスパートをかける────「トレーナー君は?」と、ルドルフが己のトレーナーを見ると、そこにはしっかりフラトレより前にいるルドトレがいた。
このままかわせるか?いつの間にか汗が出てきた手をぎゅ、と握りしめる。
残り200。まだ二分の一バ身はあいている。
驚異的な末脚で先頭争いをするブラトレとマクトレとフクトレとテイトレはルドルフの眼中にない。自らのトレーナーが掲示板に入れるかを祈るのみだ。
ドンドンとゴールが迫る。ブラトレが一着で入り、他の面々が二着から四着を取っていく。
そうして、ルドトレとフラトレはほぼ同時にゴールする。
そうして戻ってきたトレーナーを、ルドルフは優しく抱きしめる。
しばらく待ってから、結果が出る────ルドルフトレーナー五着。
「やっ、た……!」
そう声を漏らすトレーナー君に、どんな御褒美を与えるかで、ルドルフの頭は一杯になっていた。
≫26二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 15:33:23掛かり気味のルドトレ
https://bbs.animanch.com/board/66319/?res=26
≫28二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 15:33:51
≫47二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 15:45:31デビューしてしまったスズトレIFSSです。
はあっ・・・はあっ・・・
興奮が抑えられない
はあっ・・・はあっ・・・
胸の高まりが止まらない
はあっ・・・はあっ・・・
他のウマ娘には絶対に前を譲りたくはない譲れないそう思ってしまった。
前には誰もいない無限の地平線
この美しい風景を自分だけが独占して見てる
あと少しもう少しまだ見ていたい目に焼き付けたい
〇〇先頭を守ったままゴールインッ!>
はあっ・・・はあっ・・・
未だ荒ぶる胸を抑えながらつぶやいた
ああこれが、この世界がスズカあなたが言っていた。
先頭の景色
≫49二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 15:45:46前スレの秋の大運動会3200mトレーナーカップ概念マクトレ
ウマ娘化したトレーナーの一部は、その因子を認識している。
俺は、自分に突っ込まれた因子を一つだけ知っている。俺の担当、メジロマックイーンのだ。あいつの走りを俺は知っている。だから、俺にはこの距離を走る才能はあるはずだ。
だが同時に、マックイーンの能力は積み重なるトレーニングによるものであることも知っている。つまり、今の俺では難しい可能性が高い。
2500mを超えたあたりで「まずい」という思いが、2800mを超えたあたりで「無理かもしれない」という意識が頭をよぎる。いや、そもそもこのレースはなんのためにあるんだ。俺今なんのために走ってるの?
すでにヘロヘロ走りになっているトレーナーも何人かいる。ここで折れても、正直誰も責めやしない。
そんなことを思ってしまった時、ふと観客席が目に入る。ウマ娘の視力が働く。薄紫のウマ娘が見える。
「ーはは」
俺は何を考えているんだ。なんなために走るか?そんなの決まっている。あそこで見ている俺の担当のため、それだけで理由は十分だ。
≫50二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 15:45:57≫49
声にならない叫びをあげる。無理矢理にでも足に力を。全身を再び、一体となって動くように命令を。五体全てを、自分の意思で動かす。
400mなんて短いものだ。都会の隣の駅でもなかなかないほど短い距離だ。自分の全能力を以って、この400mを走り抜ける。集中を途切れさせないように。一瞬でも切れたらこの走りは瓦解する。精神を硬く縛り、前を走るトレーナーを追いかける。
あと300。
あと250。
あと200。
本当の限界の足音が聞こえてきても気にしない。俺は、マックイーンのために最後まで全力で走りきる。
向こうにゴールが見える。それはレースの最後を告げる終わりの穴。1秒でも早く辿り着く。
距離はもう気にしない。歯を食いしばり、線を睨み、ただそこまでの道を視て、なぞる。
来い、来い、来い、来い────
「あああああああ!!!!」
最後の数歩、大きな叫びを上げて線を越える。
ゴールした。ゴールしたのだ。最後まで全力で走り切った。
力が抜けていく。空中分解する飛行機のように体の制御が消えていく。ああ、これは少しまずい......
「トレーナーさん!!」
倒れかけたところで、同じ速度で走り寄って誰かが支えてくれた。ああ、この声は。
「マックイーン...」
「大丈夫ですか!?スピード落としますわよ!」
そう言うとマックイーンはしっかりと俺を支え、トラックの脇へと誘導してくれた。
「お疲れ様でしたトレーナーさん。素晴らしい走りでした。あなたの完走するという強い意志を感じましたわ。わたくしも負けていられないと思いました」
「それはよかった......」
それなら、この満身創痍にも意味がある。ちょっとしたレクリエーションのようなもので、出走しろと言われたときは顔を歪めたものだったが、終わってみれば案外いいものだったかもしれない。大体のイベントはそういうものだが。
「ところでトレーナーさん」
「なんだ?」
「わたくしの長距離走、もしかしていつもあんな顔してたりします......?」
「......あとで見る」
記録映像には、とんでもない形相で走るマクトレの姿があったとさ。
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part37【TSトレ】
≫14二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 16:37:42前スレ161から
春の水泳大会、それは江戸時代より続くトレセンの伝統競技トレーナーが褌一丁(伝統とても大事※重要)になって2000mを泳ぎタイムを競うレース勝者には名誉が、敗者には屈辱がそれぞれ授与される...
ときは平成xx年中央トレセン学園で今戦いの火蓋が切って落とされようとしてた
一番人気はこの娘!マクトレ
この評価にはやや不服か2番人気はこの娘、ブラトレ
16番人気はこの男、マヤトレ
唯一の男ですからね、仕方ありません
さぁ今スタートです
≫28二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 16:40:42≫14
ブラトレ「いやさすがにその条件は承諾しかねるわ!せめてスポブラ付けさせろ!最低限の羞恥心は俺だって持ってるんだぞ!」
マクトレ「さすがにそれはちょっと…ちょっと…///」
マクトレの人気が上がった。マックイーンはやけ食いした。
≫41二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 16:43:58≫14
ルドルフ、今年限りで伝統を終わらせる事を決定
≫64二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 16:53:18「ふふ…水泳大会の前に水着をちゃんと決めないとね? お兄ちゃん♪」
「いや褌は流石に冗談ということにしてもスク水だって普通」
「ビキニ…はちょっと派手すぎるかな? ほとんどカレンだもんねお兄ちゃん。それとも…鏡を見てカレンを想像しちゃう?」
「いやだからスク水だって」
「…自分で言うのもなんだけどスク水でも結構すごくない?」
「…………」
お兄ちゃんは──耐えた。
カレンチャンも耐えた。
≫65二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 16:53:20SS グラトレ
「やっと見つけましたよ?……トレーナーさん」
日も落ち月が登り始めた頃、寂れた校舎の妙に綺麗なトラックで静かに私と似た様な姿となったトレーナーさんは佇んでいました……
昨晩には無かった手紙が有るのに気付いたのは今朝の事でした
トレーナーさんの名前と少しばかりの文、そして山まで来てくれとの誘い言葉
その言葉のままにトレーナーさんを探しましたが……
「探しましたよ……山とだけ書いてどの山かなんて書いて無いんですから……」
「ごめんね……以前、道に迷って偶然見付けた場所だから」
この人はウマ娘に変わっても相変わらずどこか抜けている
……だが、今日は纏う気が違う
「ウマ娘になってからずっと考えていたんだよ」
「考えていた……ですか?」
「なんでウマ娘になったんだ、ウマ娘になって何が出来る?」
「トレーナーさん……」
「そして考え至ったんだ、グラス」
「…………」
「君と戦える!」
「……!!」
トレーナーさんの強い覚悟の如き強い風が吹いた
≫67二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 16:53:36≫65
「取り敢えずは、走りで戦えるかな?」
そう言ってトレーナーさんは綺麗に整えられたコースを指差す
「グラスのトレーニングの後に少し鍛えていたんだ、まだまだ届かないだろうけど今の実力を確認したい」
「ふふっ……ふふふっ……ええ、ええ!トレーナーさん戦いましょう!」
「今は走りだけ、でもいつかは薙刀にだって勝ってみせるよ」
「ふふっ、私は負けませんよ?」
この人がトレーナーで良かった
何度も思って来ましたが……また、思わされてしまいました!
そして二人で同時に走り出します、私の走りを良く知っているトレーナーさんは食らい付きますが
最後は私の方が早くゴールを抜けます
「負けた……」
「走り方も私に似ているんですね?」
「グラスの走りで学んだからね」
「それなら尚の事負けられませんね」
「……次……とは言えないけど、いつかは勝つから」
「ふふっ、楽しみにしていますね?」
こんな素敵な事が有るでしょうか?
こんな心躍る事が有るでしょうか?
私に新しく素敵なライバルが出来た事に心を踊らせながらトレーナーさんとの再戦を行うのでした……
≫87二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 16:53:36カフェ「トレーナーさん、今度の水泳大会の水着ですが…」
カフェトレ「あぁ、ボクは辞退しましたよ」
カフェ「え?」
カフェトレ「いや…泳げませんし…」
カフェ「水着…一緒に選びたかったです…」
カフェトレ「女性物はちょっと…」
カフェ「この前散々着せ替えたのにまだ言うんですか…?」
カフェトレ「あれは…」
カフェ「…」
カフェトレ「…買うだけですよ、買うだけですからね」
までは妄想できた
≫99頭スズトレ21/09/25(土) 17:13:27ということでライトレSS
走る、走る。今回だけはかけられる声も、パジャマのままの私を見る目も、全てを無視して走る。
走って、お兄さまの部屋へと向かう。
発端は、朝入っていたメールだった。
『ライス助けて』
たったそれだけ。だけど、それだけで十分すぎる理由だった。
自慢のスタミナによる全力疾走の果てに、お兄さまの部屋が見えてくる。
「入るよお兄さま!!」
そう勢いよく扉を開ける。その先にあったのは…
「ラ、ライス…?」
「…え?」
今にも泣きそうな、芦毛のウマ娘でした。
「どうしよう、どうしようライス!!朝起きたらこんな風になってて!」
「────」
「服も合うのないし、とにかくもうどうしたらいいか分かんなくて…!!」
そう涙声でウマ娘の子が話す。
…何故か分からないけれど、私には分かった。
「…お兄、さま…?」
これは、私のお兄さまだ。
≫100頭スズトレ21/09/25(土) 17:13:47≫99
「落ち着いた?お兄さま。」
「うん、ありがとう…」
ライスが入れてくれた麦茶を飲んで一息つく。
ウマ娘化現象。最近頻発するトレーナーがウマ娘となる現象の事だ。
原因は一切不明、なれば最後細胞まで完全にウマ娘のものとなる。
だが実際ぼくに回ってくるとは思いもしなかった。正直未だに信じられない、というか信じたくない。
「これからどうしよう…」
実際、どうしたらいいのだろうか。ライスのトレーナーは続けられると思うが、人によっては本能までウマ娘に寄ってしまうという。
万が一走ることに取りつかれ、ライスのトレーナーを怠ることがあればライスに申し訳が立たないし、なによりぼく自身が耐えられない。
なら、せめて一時的にでも他の人にライスを預けた方がライスのためになるのでは…?
そう、思ってた時だった。
「まず買い物だよね。服とか下着とか靴とか…あ、あと尻尾用のシャンプーとかも揃えなくちゃ。」
「…ライス?」
「あ、もちろんみんなから一旦服は借りるよ?お兄さまかなり身長高いからトレーナーさん方のは合わないと思うけど、たづなさんに探してもらえばきっとサイズ合うのあるはずだから。」
「ライス、あの…」
「大丈夫だよ、お兄さま。」
そう言って、ライスはすっかり小さくなったぼくの手を取る。
「急にウマ娘になっちゃったんだから、不安だよね。私ももし朝起きて自分の体が変わっちゃってたらすごい心細いもん。
だけど、お兄さまにはライスがいる。お兄さまとずっと一緒に過ごしてきたライスが。
お兄さまはライスを何度も助けてくれて、どんな時も支えてくれて、ライスがどんなにひどい事を言っても、最後まで信じてくれた。だから今度はライスの番。お兄さまが平気になるまで、ライスがずっとそばにいるよ。だってライスは…ヒーローだもん。」
ライスはそう言って微笑む。まるで迷子の子を安心させるヒーローのように。
「…うん…う゛ん…!!」
「…よしよし、大丈夫だよ、お兄さま。」
一度溢れた涙は止まらず、そんなぼくをライスはずっと撫でてくれていた。
≫101頭スズトレ21/09/25(土) 17:14:10≫100
「じゃあ着替え借りてくるね!お兄さま!!」
「うん、いってらっしゃいライス!まだ眠ってる人もいるから静かにね!」
「はーい!!」
そう元気な返事を残し、ライスが部屋から去っていく。
肝心のぼくはというと、足音が遠ざかるのを見計らって…両手で思いっきり頬を叩いた。
…パンッ!!と気持ちのいい音がなり、弱気や恐怖、ついでに眠気を体の中から追い出す。
「…これでよし。」
ライスが真っ直ぐ前を向いているのに自分だけ後ろを向いてるなんて真似、していいはずがない。
ライスはまだまだ成長するだろう、今日ぼくを支えてくれたように。
だけど、その道は決して楽なものじゃないだろう。
「…支えてあげないとな。だってぼくは────
────ライスのトレーナーなんだから。」
菊花賞、天皇賞春2連覇、そして宝塚記念。
多くのGIを勝ち取った漆黒のステイヤーはこれからもその躍進を続けるだろう。
────彼女を支えるトレーナーと共に。
≫137二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 17:32:06ブラトレとオグトレの話
ブラ「はーん、つまりあの調味料を…」
オグ「そうそう、あれが深みを与えて…」
ブラ「意外なもんだなあ…」
オグリ「どうした、トレーナー?ブライアンのところのトレーナーもいるが」
オグ「ああオグリ、ちょっと料理の話をね」
ブラ「オグリのとこのは凄いな…歩く料理辞典だ」
オグリ「そうだろう、私の自慢のトレーナーだ。とっても美味しい料理をたくさん作ってくれるんだ」
ブラ「いやー、ブライアンは野菜料理ももうちょっと食べてくれりゃあいいんだけどねえ…」
オグ「それでも以前よりは食べてくれるのでしょう?」
ブラ「教えてもらった調理方法が結構合ってるみたいでなー。少しずつ改善はされてるねえ」
オグリ「そうか…なんだか話を聞いているとおなかがすいてきたな」
オグ「じゃあオグリ、ちょっと食べに行くかい?ブラさんもどうですか?」
ブラ「ちょいまって、ブライアンも呼んでくるわ」スマホぺしぺし
オグリ「…彼らは仲が良いんだな」
オグ「そうだね、とっても相性のいいコンビだ」
オグリ「私たちも…負けてられないな!」フンス
オグ「ああ、そうだね!」
≫138二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 17:32:15俺はメジロマックイーンのトレーナー
いろいろあってマックイーンそっくりのウマ娘になってしまった
これでは金曜の夜涼しい夜風に当たってストゼロを飲みながら帰宅するルーティーンができない
やりたくてたまらないがマックイーンに風評被害が及ばないように禁止している
だが先日ついやってしまった
間が悪く見られておりストゼロマックイーンが5chで流行った
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part38【TSトレ】
≫48二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 18:07:57みんなも小さく音読するといいよ(ささやき)
アラームの音が聞こえる。
私がセットしたものじゃない。隣の家のおばあさんによるものだろう。
数日前ならまるで聞こえてなかっただろうその音は、しかし今では十分なボリュームだ。
身体を無理やり起こす。視点が高い。
まだベッドにいるのに背筋を伸ばすだけで天井に届きそう、そんな錯覚を覚える。
頭を下げると目の横から髪が垂れ下がる。
カーテンを閉めたままの薄暗い部屋の中にいても、それはキラリと光って見えた。
分かっていた。だって期待できるようなアクションなんて何も起こしてない。
今日も戻っていない。
────────────────────────────────
「あ、ネイチャおはよー」
「うーいおはよー」
「あれ?今日はトレーナーさん一緒にいないの?」
「どこに隠したか言ってみなよーさあさあ」
「ほほぅ?さてはあたしを出汁にする気だ」
「時価総額はネイトレさんの方が今高いからね……」
「なんとぉ!?このナイスネイチャさんを何者と心得る!」
「URA優勝の優駿」
「3冠とって春シニア3冠とって秋シニア3冠とったアホ」
「有馬二連覇した毎度お馴染み3位がなんだって……?」
「……ごめんて」
「謝ってるんじゃないよー!」
「トレーナーの居場所を吐けー!」
「あたしだって知らないよー!!今日休みで学園にいないんだから!」
≫49二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 18:08:15──なぜ自分は学校にいないんだろう。
河原の背の高い草むらに寝転がったまま動けない。
いや動けるとは思う。ただどうにもならない。
──なぜ自分はこんなところにいるんだろう。
初日は勢いだけで動けていた。自分への黄色い悲鳴にもなんとか返せた。
でも奇異の目がネイチャにも向けられた事に頭が燃えるように熱くなったのを感じた。
──なぜ自分はここにいるんだろう。
テイトレさんのように徐々に変わるなら覚悟もできたかもしれない。
……でも今のようになくなっていくだけなら変わらないかもしれない。
──自分はどこにいるんだろう。
そもそも男がウマ娘になってるのがおかしい、などと言えない。変わり過ぎてる。
同僚たちが代わる代わる励ましてくれた時から、きっと少しずつ剝がれていった。
──自分はどこにいったんだろう。
昨日は誰にも会いたくなくて校舎屋上にいた。でも誰かからお菓子をもらって食べた。
……美味しかった。コンビニで売ってるならあの子の為に買いに行こうか。
──自分はどこだろう。
周りの人たちは平気でいることが不思議でならない。男に戻っている人はいない。
覚悟してしまっているのだろうか。何を?一生を?
──自分はだれだろう。
この身体は自分のものじゃない。この顔も白い髪も大きな身体も全部知らない。
なら自分じゃない誰かのものじゃないか。なら誰かがわたしの身体を使っているのか。
きっと私以上に困っているだろう、なにせ何の力もない弱い人間に変わったんだから。
──自分ってなんだろう。
≫50二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 18:08:27「トレーーナーーさん?」
「あ……」
「おおお、参ったね……場所といいくたびれっぷりといい、
この見た目がしてちゃいけない弱弱っぷりじゃん」
……あれ、本当に身体動かないや。こりゃもうだめだ。
「私、もうダメだ」
「トレーナーさんがいないとあたし走れないんだから、
あまりネイチャさんの手を煩わすんならこっちも考えがありますよーだ」
「ううん、私ダメだぁ……ネイチャの迷惑になる」
「……」
私がウマ娘になった日、やる気十分なネイチャの明らかなタイム不調。
他のトレーナーでは報告されていない事象。
この子が悪いわけない。この子がどれだけ強いと思っているんだ。だから、
「私が悪いの、ダメなの、ネイチャ……」
ネイチャは黙ってスカートを整えて草むらに座る。
「聞くよ?」
いつも通りの、違う、軽い調子っぽくしてる。
「聞くし、一緒にいる」
ネイチャの目が信じてと訴えてくる。
自分の目から不意に流れた涙は不気味なほど冷たかった。
≫51二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 18:08:56「手握って」
「はいはい……うわ!すごく冷たい」
「抱きしめてほしい」
「うわぁ……心細くなり過ぎじゃん」
「うん、もう細くなりすぎてね。心のまま」
「……そうなんだ」
「本来ある、扉のような何かがなくなって、もう頭の中そのまま喋っている」
「そっか……そういうこともあるよね」
「うん、初めてだけど大体そんな感じ。今も涙は出てるのに体の震えはなくて、でもすごく疲れてくる」
「泣くと疲れるんだよねー。あたしも経験ある」
「有馬の前のとき?」
「いや有馬で勝った時。嬉し涙だけど泣き止んだ時にはすっっごい疲れてた。あの後よくあたし踊れたよね」
「……あのライブの時のネイチャがね」
「……かわいかった?」
「一番かわいかった」
「……ふへへへ、ちょっと待ってトレーナーさ、へへへ」
「誰よりもかわいかった」
「追い打ちやめ、ダメダメ気持ち悪い笑いになっちゃうじゃん!ふー……はーーー……」
「……自爆した?」
「もう大ダメージ」
「じゃあわたしの勝ちだ」
「負けたぜ……」
「フフ、フフフ、うっ、ふぅっ、えうっ……っ……」
「……いいよ」
確かに有馬の前の奴だ……今度はあたしとトレーナーさん逆だけど。
≫52二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 18:09:09「トレーナーさーん知ってるー?こういうの共依存っていってすごい不健康なんだよー?」
「知ってる……」
泣きながら全部吐き出してしまったあと、涙と鼻水の処理の為ポケットティッシュは全て消えた。
今私はナイスネイチャを背後から抱きしめている。後ろ抱き、俗にいう「あすなろ抱き」だ。
恥ずかしいけどいつか自分も……と望んでいたそれがまさか抱く側で叶うなんて。
「あーあー、こんなんじゃマックイーンがスイーツ食べるの笑えないじゃん」
「ぐすっ……不健康対決?笑っちゃえ笑っちゃえ」
「あれー早くも復活ですかー?そんじゃ復帰戦にはラスボステイオーをセッティングしてあげちゃおっか」
「……ネイチャには勝てない。でも他の人相手なら、ネイチャも一緒に戦ってくれるから、勝てる」
「……あたしテイオー側につくわ」
「行かないでーネイチャー」
ゆっくりと頸動脈をおとしにかかるフリをする。
「死ぬー!ヤンデレになったトレーナーさんに殺されるー!」
「死ぬときは一緒だよ……」
「うに゛ゃーーー!!」
耳元で囁かれて悶える愛バから笑って身体を離す。少し不安だけど、でも大丈夫。
振り返ったネイチャが文句を言おうと私を見るなり固まる。
「トレーナーさん服……!」
「ああ、長く泣いてたし汗でビシャビシャ……あ、じゃあネイチャの服も!」
「え?いやあたしのは気にしなくていいよそんな汗くらい」
ケラケラと笑うネイチャを見ながら改めて今日の、ウマ娘になってからの自分を振り返る。
「手間かけさせるトレーナー、だったみたい。ごめんね」
「……いー」
「い?いいってことよ?」
「いいいいいいい、い、一番の人のためならこれぐらいするってもんよ!!!」
「……うん。そうだね。とってもよく分かるよネイチャ」
「んぐぅっ、渾身の攻撃がブーメランのように返ってくる……」
泣いて、笑って、軽口叩いて。もっと早くにネイチャと話せばよかったのに。
「とにかく!あたしのトレーナーさんは!今日は家帰って風呂入って歯磨いて寝ること!いい!!?」
いまはこのオカンと化したうちの子に従うことにする。
≫53二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 18:09:22アラームの音が聞こえる。
枕元の目覚まし時計を止める。
寝ぼけ眼のまま伸びをして、欠伸をしながら身体を覚醒させていく。
薄手のカーテンを開ける。私の髪は昨日の朝よりもキラキラと輝いて見えた。
……当然だ。カーテン開けたからね?
窓にうっすらと映る涙跡が残る自分に笑ってみせた。
今日も戻っていない。
────────────────────────────────
「ふー……大丈夫だよね?髪も服もおかしくなってないよね?」
「ちょっとだけポンコツになったかもだけど、その分あたしががんばる!」
「だから焦るな自分ー。勝てるぞあたしー。うん、大丈夫、なんとかなる!」
「このトレーナーさんちのチャイムを押すぐらい……!!!」
(ガチャ)
「ん?」
「あ……」
「……おはよネイチャ。近所の幼馴染ごっこの途中?」
「ううっ!!……ごめんそれ分かんない」
「うそ!?チャイム鳴らして『早くいかないと遅刻するよー!』って言ってくれるの!」
「バカ言ってると置いてきますよー」
「そういうのそういうの。さすがうちの子やればできる」
「……大体あたしはさ、近所の幼馴染っていうよりさ……」
「「毎度お馴染みナイスネイチャでーす!」でしょって」
≫54二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 18:09:36なんでトレーナーさんも言うの!!おかしいでしょ!!
何年一緒にいると、あと怒った顔も見たいから?
ほーう。なら遠慮なくこっちを見ろぉ……
さ、学園まで逃げよ。助けてたづなさん
あたしから逃げれると思ってる?
今の私ならワンチャン……
20戦20勝なめるなぁ!
……
…
≫63二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 18:18:19おまけ
ぎゃぐはさまないとしぬえぬじーしーん1
「トレーナーさーん知ってるー?こういうの共依存って、ちょっと待って」
「なにー?」
「この姿勢、トレーナーさんのが……」
「……あててんのよ?」
「よーし頑張って落ち着くから時間ちょうだいねーーー!!」
ぎゃぐはさまないとしぬえぬじーしーん2
「え?いやあたしのは気にしなくていいよそんな汗くらい」
「本当に大丈夫?すごい事になってる……」
「ん-洗えばいいと思うし。そんなに汗の跡広い?」
「……背中に蝶がいる」(パシャ
「なんで写真撮ったの?」
≫64二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 18:18:36「そういえば最近ブライアンと二人で温泉に行ったのよ」
激震が走った。まさか、遂にブライアンのトレーナーまでもが…!
エアグルーヴのトレーナーとシンボリルドルフのトレーナーは戦慄した。
他所から見ればどう考えても頭が掛かってしまっている。しかし今この場でそれを指摘できるものはいない。
なぜならこの久方ぶりの生徒会トレーナー茶会には、トレーナー三人だけしかいなかったからである。
「ほ、ほう…それは…また…」
「え、えっと…どこの温泉ですか?」
なぜかやたらとぎくしゃくしている二人をよそに、ブラトレは特に何も考えずにしゃべっていた。
「以前ブライアンと行ったことのある温泉でなー、○○温泉っていうのよ。いや、商店街の福引でたびたび景品になってるあそこって言ったほうがわかるか」
「な、なるほど…」
「今回はわざわざ分ける必要もないよなって話になって同じ部屋で寝泊まりすることになってな。あとまあ俺もこの体になっちゃったわけだしブライアンとお風呂に入ったわけよ」
お風呂に入る、という部分でルドトレの顔は真っ赤に染まってしまった。一体何を思い出しているのか。
「そ、それで…お風呂では何かあったんですか…?」
「え?あー…互いのことを再確認した?うん、そうだな、再確認した」
互いのことを再確認。掛かった頭では若干所ではない意味深さに聞こえてしまったらしく、ルドトレの頭からはだいぶ湯気が立ち上っている。
≫67二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 18:19:48≫64
「そ、その後は…?」
グルトレは意を決して聞いた。こっちもだいぶ変な認識をしているらしい。だが、ブラトレは気が付かない。
「そのあとはまあ普通にお食事してお部屋で駄弁って…ああ、一緒の布団で抱いてもらって眠ったなあ」
「ほああああ…」
ルドトレはオーバーヒートした。
「えっ何で!?」
「いやお前…唐突に担当との情事を話されたらこうもなろう」
「え?は?はああ?情事?俺と?ブライアンが?」
「…いや待て、本当に何もなかったのか?」
ここにきてようやくブラトレは察した。自分がブライアンに「頂かれた」と思われていたことに。
「あー、あー!そういうことか!言い方が悪すぎたなこれ!」
「ということは…いたって普通の旅行だったと…?」
「うんまあそうなるな。ああ、よく考えなおしたら抱いてもらっての下り酷かったな!」
ブラトレは自分をこれほどアホだと思ったことはないなとまで思った。
「お前も大概たわけだな!実際はどうだったんだそれ」
「普通に一緒のお布団ですやすやしただけだな。ちょっと狭かったからぎゅって抱きしめてもらっただけだ」
「はああああ…いや、アホが無事でよかったというかアホはアホのまんまというか…」
グルトレは深いため息とともに安堵を漏らした。隣のルドトレよりはマシだが女帝にいろいろと躾けてもらっている分自分もたいがいおかしなことをやっている自覚があった。
そのため、なんやかんやで特に変わっていないブラトレを見ることは割と精神安定の一つでもあったからだ。
「んーまあ誤解を生みまくっていたことに対して申し訳ないなとは思った…だがひとつ言わせてらう」
「…なんだ」
「温泉はな…いいぞ?」
「そんなわかりきったことはどうでもいいッ!」
まだオーバーヒートが冷め切っていないルドトレを放置して、茶会は進んでいく。
その時、ルドルフはふと閃いた!このアイディアは、ルドトレとのトレーニング()に活かせるかもしれない!
≫72二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 18:21:41〜超絶短編マクトレ〜
「なあマックイーン、頼みたいことがあるんだが」
「なんでしょう?」
「実はな、近くのスーパーで俺の好きなふりかけのセールやってるんだが、家族あたりの制限があるんだ」
「それを手伝って欲しいのですか?」
「ああ」
「姉妹判定でアウトにされると思うのですが」
「Oh......」
fin
≫97二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 18:35:35テイトレ「……」
モブ「よし、催眠にかかったな。くくく、命令させてもらうぞ」
テイオー「な、僕のトレーナーになんてことを!!」
モブ「テイトレよ!浮け!」
テイトレ「はい、テイトレ浮きます……」フワ〜〜
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part39【TSトレ】
≫14二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 19:11:09マルトレ
「吟じます。パドックでマルゼンスキーの様子を見ているとお〜〜おお〜〜〜」
「今日なんだかいけそうな気がする〜〜〜!」
≫44二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 19:21:47≫14
勝つのはうちの担当ウマ娘だとトレーナーからのヤジに「マルゼンスキーが一番強いもん!!」
と切れトレーナー各々がうちのがルドルフが俺のがと名乗りを上げ始め乱闘になる宴会場。
≫108二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 19:41:41秋の運動会 ロブトレver
「では行ってくるよ、ロブロイ」
「はい、頑張ってくださいね、トレーナーさん」
今日は秋の運動会でトレーナーも3200mを走ることになる。
今年はウマ娘化したトレーナーもおり、多くの人々がそのレースを楽しみに見ている。
私も、不本意ながらこのレースに参加することになった。
というのも、ロブロイからぜひ参加してほしい、と目をキラキラさせながら言われて、思わず任せなさい、と言ってしまったのだ。
「……大丈夫、大丈夫……」
ウマ娘化したことで今までと全く違う体格になったが、運動自体は元々好きでもある。
だから走ることは問題ない、大きな胸や体格の違いで最初は上手く走れなかったが、ロブロイに教えてもらってとりあえず問題なく走れるほどにはなった。
3200mをいきなり走るのは辛いが、最近はロブロイに合わせて走りたくて、毎日走ってはいる。>ペースを考えて走れば、大丈夫、なはず……。
だから、問題なのは……
「位置について、よーい、ドン!」
レースの開始の合図が始まる。
周りがどんどん先を行くが、今は足をためるのが先決。
この長い距離、いきなり飛ばしてはすぐにばててしまう。しっかり、ペースを考えて……
「がんばれー、○○(ロブトレの名前)」
ゾクッ
何気ない声援、多くの歓声、その声を聴いた途端、かつての自分が思いだされる。
嫌だ、そんな期待のこもった瞳で、私を見るな。
私はそんな瞳で見られていい人間ではない。私はただ、ただ一人を輝かせたかったのに、その人の喜ぶ顔が見たかったのに……。
≫112二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 19:42:53なんで私を見る、他の人から見られても私はうれしくない、怖い、怖い、怖い。
そして、頑張れば頑張るほど、一緒にいたかった人が、歪み、曇り、去っていく。
嫌だ、嫌だ、嫌だ、私だけではない、もっと頑張っている人がいるのに、私はその人が喜ぶ姿が見たいのに……。
私を、一人にしないで。一緒にいて……。
段々と、足が止まっていく。視界が、真っ暗になっていく。
今、私はどこにいるんだろう。私は一体何なのだろう。
期待を背負って走るもの?誰とも一緒に歩めないもの?
分からない、分からない、分からない……
私は、なんだったのか……
「トレーナーさん!!頑張れー!!」
ふと、可愛らしい、でも強い熱意と勇気のこもった声が耳にこだまする。
向こうには私の愛する英雄の姿が見える。
普段はなかなか話せない、でもその奥には誰よりも強い決意を秘めた姿《英雄》が見える。
ああ、私の帰りを待っている人がいる。私の求める人がいる。
胸に一つの熱が湧き上がる。きっとそれは、私のウマ娘の因子によるものもあるのだろう。
私のこの姿を見てすぐにわかった、私には彼女の、英雄《ゼンノロブロイ》の因子がある。
その因子が私に語り掛ける。勝ちたい、勝ちたい、勝ちたい、と。
「フフッ……」
ああ、そうだ、これが私の元々スポーツに向けていた思い。
誰か一人のためになら、私は戦える。
この身は、英雄の因子を受け継いでいるのだから!!
≫115二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 19:43:32「う、おおおおおおおお!!!!」
走る、走る、走る
ただひたすらに、彼女に向かって走る。
もう怖くない、私には、大切な、愛する英雄がいるのだから!!
―――――――――――――――――――
「ロブロイ、ただいま……ごめんね、一着、取れなか、った……」
駆け寄ってくるロブロイに倒れこむ。それを小さな体で確かに受け止めてくれた。
何とかゴールへとたどり着く。だけど途中で足が止まったことや、ペースを考えずにただ我武者羅に走った結果、あまりよい結果は残せなかった。
このレースは、彼女に一着を捧げたかったのに、無念である。
「そ、そんなことないです!トレーナーさん、とっても頑張っていました!私、とてもうれしかったです」
キラキラとした眼差しで見つめてくる。
ああ、その喜んだ顔を見るだけで、私は報われる。
私は、君のために走ったのだから。
「ふふ、そう言ってくれると私もすごくうれしいよ……これは、カワカミプリンセスの言っていたことも、一つの道理だったかもしれないですね」
「カワカミプリンセスさん、ですか?」
うん、と頷く。
私自身、元々ヒロイン願望を持っていた、だけどそれは傍に寄り添う存在、それは守られる存在でもあった。
だけど、カワカミプリンセスの言っていたように、私は……
「ヒロインでも、英雄とともに戦いたい。一緒に歩んでいこう、ロブロイ」
「……はい、私の大切な人、一緒に歩んでいきましょう」
ああ、きっと今度こそ、一緒に歩んでいこう、ロブロイ
私の、私だけの、英雄様……。
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part40【TSトレ】
≫106二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 20:49:46超絶短編マクトレ2
「ウマ娘ってヒトより毒耐性強いんだよな?」
「そうですわね」
「となると食べられるものの範囲が広がるんだよな」
「でも毒は毒であることに変わりないでしょう、お腹を壊したらどうるのです」
「大丈夫ですわ、わたくしが死んでも第二第三のわたくしがおりますもの」
「二人しかいないでしょう」
「......そうですわね!」
「いやツッコんでくださいまし!?」
fin
≫122二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 20:56:52『己の姿は、なにかに映った影でしか己の目には見えないのだ」
――ジュリアス・シーザー
***
きっかけは喉風邪のような違和感から始まった。
いつものように一介のトレーナーである私を歌劇へと誘う担当ウマ娘、テイエムオペラオーに、彼女がこしらえた即席の舞台に上げられてから一時間。
私の喉から出る音がよく伸びるバスからソプラノへ変化し、筋張った全身が軋み、ワックスで固めた髪がこそげ落ちた。
「人の目が聞いたことがなく、耳が見たこともない……」
呆然と呟くテイエムオペラオーの声を“頭頂部”から感じ取る頃には、私はひとりのウマ娘となっていた。
手鏡を手繰り寄せれば、たなびく青鹿毛の髪は肩口に生え揃い、目は紅々と輝いている。
喉から漏れ出るメゾ・ソプラノが頭蓋に響き、ああ、オペラオーが褒めてくれたバッソ・プロフォンドは、もう出ないのだという実感と共に変化と喪失を理解した。
「……オペラオー、私を保健室へ連れていってはくれないか」
「勿論さ、トレーナー君。しかし、こころ揺れ動く前に楔を打ち込むことを、どうか許しておくれ」
私の身体を、だぼついた服ごと姫抱きに抱えあげると、私の愛バは慈しむような優しさを湛えて微笑んだ。
≫123二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 20:57:29≫122
「美しいウマ娘よ、もし君を愛さぬようになったら、ボクの魂は地獄行きだ。
その時この世界は、救いなき混沌の闇に帰るだろう」
「――ああ、しかし! だがしかし!
このボクが愛することを止めるなどあり得ないことを、君はよく知っている筈だ!」
いっそ道化のような自信満々の微笑みに、こわばり震える我が身が落ち着きを取り戻す。
現金なものだ。いつも困惑させられるオペラオーの振舞いに、こういう時ばかりは救われる。
「ありがとう、オペラオー」
「お安い御用さ、トレーナー君!」
駆ける一陣の風となったオペラオーに身を任せ、私は疲弊した意識を照明のように落とす。
そのこころにあった不安の影を、染み渡るオペラオーの熱が消し去っていた。
≫126二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 20:58:26≫123
私こと、テイエムオペラオーのトレーナーは、若輩ながらオペラオーの満足に足る能力を持つと自負している。
クレーン・デリック運転士など、資格取得の趣味が高じて特殊な免許を数多く取得しているし、オペラオーのためになる数々のコネクションも開拓している。
「だからこそ、山のような手続きや挨拶回りがしんどい……」
「それでもボクのために手を抜かないその姿勢、実にエクセレントだね!」
顔が変わり、姿が変わるというのは、社会人には致命傷にほど近い。
不幸中の幸いというべきか、今までトレセン学園では先輩や同僚となるトレーナー達も同様の現象に見舞われてきた為、理事長秘書の駿川たずな女史は勿論、理事長代理たる樫本理子女史も理解と補助を用意してくださる。
とはいえ、未だ社会においては奇病或いは奇跡という現象。
先方に信じて頂き、今までの関係や資格を取り戻すべく、菓子折り持って御挨拶に伺うことが増えたのだった。
(実際のところ、同行したオペラオーの個性について理解を頂くことの方が多かった気がするが)
「しかし、実に美しくなったものだ。まるでボクの為に誂えられたプリマドンナのようだよ!」
「君の為じゃなければ、舞台になんか上がらないよ」
元々壇上に上がるオペラオーの為にメイクなどは心得ていたが、目鼻立ちが整っている他は薄い印象を覚える新しい顔は、実にいいカンバスであったと言える。
オペラオーを引き立てたい平時は地味に仕立て、並び立ちたい芸事では美しく飾る。
元々縁の下の力持ちであることは自負するところであったが、今は影に日向に彼女を支えることができる。
実に、喜ばしい結果と言えるだろう。
≫131二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 20:59:17≫126
「ただ、並走は出来ないのが残念だ。スタミナはあるが、君のスピードに遠く及ばない」
「軽やかに跳ぶさまはプリマ・バレリーナのようだったよ。案外そっちも向いてるんじゃないかい?」
「樫本さんは障害走向きだと言っていたけど……うん、確かにダンスレッスンには使えそうだ」
ウマ娘化が私に齎した変化は、できることを増やすメリットしかないようなものであった。
だが、そう思わせてくれたのは、やはりテイエムオペラオーが私のこころに打ち込んだ楔あってこそだろう。
私がかくあることを、彼女は愛してくれる。それは私にとって、何よりも力強い救いであったことは疑いがない。
だからこそ……。
「実は、歌唱講習会を樫本さんとやっているんだ」
「それはいい! 君とライブをするのが待ち遠しいよ」
「うん。それで……習得に時間はかかるだろうけど」
「また、君が褒めてくれたあの音を、もう一度聴かせてあげたい」
君が最初に褒めてくれたバッソ・プロフォンドだから、いつか取り戻したい。
そう言うと、彼女は一瞬驚いたように真顔となり、そしてじわじわと笑みを深めていった。
「君は、万能の黒子になりたいのかい?」
「黒子か……うん、いいね。オペラオーがもっと輝けそうだ」
「ハーッハッハッハ! では光はボク、影は君だ! ボクはより一層強く輝き、君をどこまでも伸ばそう!」
そう言って我が手を取るテイエムオペラオーと私は、実に変則的な社交ダンスを始める。
あの日俯きかけた私のように、私はテイエムオペラオーの明るさを皆に気付かせることができるだろうか。
それは恐らく、三女神だけが知っている。
(おしまい)
≫167二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 21:15:03『名も無き魂に捧げよう』
実のところ、トレーナー陣に降り立ったであろうウマソウルはよくわからないことが多い。
友人のマックイーントレーナーは見た目も何もかもがマックイーンにそっくりになってしまったため、彼(女)はわかりやすいほうだろう。
まあ一部ちょっと違うようだが、そこはまあ差異ということで。
また、精神に影響を与えるという話もある。こちらはテイオーのトレーナーがひどく影響を受けてしまい、一時期かなりひどい状況になっていたが今は復調し、自分の足で走れるくらいにはなっている。
ただしこちらも人それぞれ。
問題はここからだ。俺に宿ったウマは何者だろう?
噂によれば名前が響く…らしいのだがそれもなし、わかることといえば芦毛の馬だということである。それくらいしかわからない。
まあ態々調べてもそれが何になるか?というのはまた別の話であるが。
気になるものは気になるのである。そんなことを思いながら日々を過ごしていると、ふと変わった夢を見た。
夕暮れの草原に俺は佇んでいた。風が遠くから優しい匂いを運んでくる。
周りを見渡しても何かあるわけでもなし、ただただすこし起伏のある草原であった。
俺の姿はウマの姿、変わった後の姿のようであった。一応元の自分の姿も思い出せるが、まあそこは別に些末なことである。
俺はウマで、ここは草原。なればやることは一つ。
走ってみよう。走ればわかるさ何かしら。
風を切る。大地を蹴る。足を動かせ。息を吐け。
日が落ちる。星瞬く。月満ちる。夜空広がる。
風になれ。音を立てろ。前へ進め。もっと前へ。
≫168二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 21:15:26≫167
気が付けば、俺は一人ではなかった。誰かがそばで走っている。
誰かはわからぬが、きっと俺なのだ。いや、俺に宿ったウマの魂なのだ。
「なるほどな」
ひとりごつ。
「おまえさんは」
日が昇る。
「もっと走りたかったんだな」
夢が覚める。
当たり前のように朝に目が覚める。
いつも通りに起き上がり、朝のルーチンワーク。
軽いランニングをして朝ご飯を食べ、トレセンへと行く。
いつも通りの日常ではあったが、一つだけ違った。
「名も無き魂のために、俺は走ろう。彼女が走れなかった分だけ、俺は自由に走ろう」
そんなちょっとした意識が芽生えたのだった。
その少し後にトレーナー対抗3200Mとかいうアホ企画が立ち上がり、ブラトレは走り切って優勝するのだが、それはまた別のお話。
≫172二次元好きの匿名さん21/09/25(土) 21:16:21≫168
以上。ステイヤーになるはずだった名も無き芦毛へ
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