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目次
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part121【TSトレ】
≫9曇らせ打破!続々!パラレル新人ちゃん!Ⅵ
ベニテングタケ
新人ちゃん「グスッ...グスッ...」
テイトレ「仕方なかったって奴だ、新人ちゃんは悪くない...全部曇らせって奴が悪いんだ」
新人ちゃん「でも...私のせいで...みなさんが...、私が気をつけてさえいれば...」
────────────
朝
おはようございます!新人トレーナーです!
今朝、裏山でキノコを取ってきました!
量も多いので先輩方に御裾分けに行ってきます!
───────
マクトレさんにテイトレさんおはようございます!
キノコ有るんですけど少し如何ですか?焼いて有りますからそのままいけますよ!
イタダキマスワ!パクパクデスワ!
マクトレハガクシュウトカシナイノ?
────────
手紙
新人へ元気にしていますか
中略
野生のキノコは食べてはいけません
父より
≫
≫40二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 21:15:21
シニア期天皇賞秋・英雄の覚醒
天皇賞秋当日。
天候は曇り空で芝は稍重。
一番人気はゼンノロブロイ。しかしオッズは3.4。善戦はするが、勝てると強く思われてはいなかった。
────────────────────────
地下バ道。そこではレースへと向かうウマ娘とトレーナーが最後に言葉を交わす場所。
そして今も、二人の小さなウマ娘が最後の会話を交わしていた。
どちらも勝負服を着ており、傍目から見るとレースに出走するウマ娘たち同士の会話にように見えるが、実際には片方はトレーナー、ロブトレであった。
「ロブロイ……」
「トレーナーさん……」
何か、気の利いたこと、アドバイスなどを送りたい、いつもであれば送っている。
だけど、それはもう十分彼女に伝えた。彼女自身もすでに理解している。
だから、ここでの言葉は、想いは……
「ロブロイ、どうか、私にあなたの勝利を見せてください」
頑張ってきてください、ご武運を、当たり障りのない言葉ではなく、勝利を。
今までこの言葉は言えなかった。言えば、彼女の重荷になると思っていた。
それにその言葉は私の欲求でもあり、それに縛られてはいけないとも。
だけど、もう自分の心に蓋はしない。これが、私自身の本音だから。
42二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 21:16:10
ロブロイは、大丈夫だろうか……。ロブロイはこの言葉が重荷になっていたり、しないだろうか……。
「トレーナーさん……」
きゅっ
そっと、私の手を優しく包み込む。
本当は私よりもロブロイの方が不安だろうに、その温もりは温かく、私に勇気をくれる。
そして、私を安心させるように柔らかく微笑んで
「はい、必ず勝ってきます。このレース、あなたのために走ります」
ああ、本当にこの子は、強い子だ……。
そして彼女は駆けていく。光りさす戦場《ターフ》へと。
その表情には一切の曇りなく、堂々とした姿は、私には英雄のように見えました。
43二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 21:16:30
曇り空の東京レース場。芝は少し湿っていて、いつもより重く感じられます。
ゲートには17人、全員がゲートに入っている。
ターフの上に立つといつも感じられる。多くの人々からの期待に満ちた視線、自身の応援するウマ娘への熱烈な応援、周りのウマ娘の勝利への執念。
まさにこのターフこそが、私の英雄として戦う戦場。
ドクン、ドクン、ドクン……
私の心臓もうるさいほどに鳴り響いている。小さいころから抱き続けている英雄へのあこがれ、英雄のように勝利したいという執念。
その想いが、私の胸の鼓動を速めていく。
勝ちたい、勝ちたい、勝ちたい……。
その勝利への執念、確かにそれは物語の英雄への憧れもあった。だけど、本当は……。
「さあ、ゲートにウマ娘がそろいました」
実況の声が響く。全員が走り出す態勢を整える。
まっすぐ前を向き、ゲートからゴールへの道を見つめる。
必ず、勝利を……。
ガコンッ
ゲートが、開かれた。
44ロブトレヒロイン概念21/10/02(土) 21:16:56
「ロブロイ……」
観客席の最前列。そこには勝負服を着たウマ娘、ゼンノロブロイのトレーナーが見守っている。
去年の有馬記念から、ゼンノロブロイがG1に出る際には必ずトレーナーも勝負服を着てくるようになっており、最近では一つの名物になっている。
勝ちたい……勝ちたい……私だってレースに勝ちたい……
ウマ娘の身体になってからずっと続いている言葉。実際に私自身がレースに出ているわけではないのに、この体は勝利を求めている。
それがロブロイ自身も感じている思いなのだろう。これほどまでに強い勝利への執念。
それが、レースに負ければ負けるほど、強くなっていく。自分の中で抑えられなくなるほどに……。
その想いを抑えながら、真っすぐに、祈るように、彼女の走りを見つめる。
緑を基調にした勝負服を身にまとった姿は、中団の集団の中で走っている。
彼女の脚質は差し。今はまだ足をためている状態だ。彼女の自分のペースを理解して安定して走ることができている。
……今までのレースでもそうだった。彼女はどのレースでも安定した走りを見せてくれる。
自分のペースをしっかり理解して、落ち着いた走りを見せてくれている。
それでもなお、彼女はあと一歩、及ばなかった。
45ロブトレヒロイン概念21/10/02(土) 21:17:52
「そんな緊張した顔で見ているなって、とは言っても気持ちはわかるけどな」
「タイトレさん……」
横には私と同じくらいの、ウマ娘になったトレーナーの先輩であるタイトレさん。
彼女とはウマ娘になってからは「ちっちゃくなったトレーナーの会」というものを一緒に作った人でもある。そこから交流を深めるようになっていった。
勝ちたい……勝ちたい……勝ちたい……
「タイトレさんは、日経賞の時、どんな気持ちでタイシンさんを見ていたのですか?」
「ああ、日経賞の時か」
ナリタタイシンが菊花賞以降、不調気味であり、そこから日経賞で復活を果たしたのはよく聞く話でもある。
その際のタイシンさんが勝利した際に思わずレース場の柵を超えてタイシンさんに駆け寄ったところなどはトレーナー界隈の中でもよく話題になる。タイシンさんもすごいですが、そのトレーナーであるタイトレ先輩も心の底からタイシンさんとつながっていたのを感じられた。
そんな、不調気味だったタイシンさんのレースを見て、どんな気持ちで見守っていたのだろう、って。
勝ちたい……勝ちたい……勝ちたい……
「それはもちろん、信じていたからな」
「信じていた……」
「ああ、心の底から、タイシン自身が信じられなくても俺はずっとタイシンのことを信じていた。お前も、ロブロイのこと信じているんだろ?」
「信じる……」
その言葉とともに、視界が晴れていく。勝ちたいという執念と共に真っすぐに彼女を見つめる。
3,4コーナーを曲がり、他のウマ娘たちが上がってきている。
だけどまだロブロイは、その小さな体は他のウマ娘たちの馬郡に埋もれてしまっている。
『ゼンノロブロイはまだ馬郡の中か!』
あの小さな体が、他のウマ娘に競り合ってなかなか抜け出せないでいる。
それでも、見える。彼女の瞳には、まだ、輝いていると、真っすぐに見ていると。
誰も信じていなかったとしても、私だけは彼女のことを一心に信じる。彼女とともに、この物語を綴っていくのだから!!
「ロブロイ!!!!」
46ロブトレヒロイン概念21/10/02(土) 21:18:12
3,4コーナーを過ぎていく。
周りのウマ娘たちは前へと上がっていっている。
私も前へ、前へ上がらないと……。
だけど私の周りにはウマ娘が遮っていて、上手く、上手く見えない……。
どこに道があるのか、どうすれば抜け出せるのか。
このまま、埋もれてしまうのか。
憧れていた英雄のようになれず、このまま、物語の途中で……。
「まだ、です……」
まだだ、私は、私はまだ負けていない。私達の物語は続いている。
必死に探す、探す、何処かに抜け出る道はあるか。
勝ちたい、勝ちたい、勝ちたい……。
このレースはもう、私だけのものではない。
あの人のためにも、一緒に物語を歩んでくれる私だけのトレーナーさんのためにも!
「ロブロイ!!!」
その時、声が聞こえました。
周りのウマ娘たちの足音で本来なら聞こえないはずの一つの声。
でもはっきりと聞こえました。それは、私のトレーナーさんの……。
その時、私はわかりました。
勝利への思い、確かにそれは物語の英雄に憧れてであった。
でも、その根本にあるのは……。
47ロブトレヒロイン概念21/10/02(土) 21:18:36
小さい頃の私は体が弱くて両親に迷惑をかけてきました。それでもお母さんもお父さんもそんな私を見捨てずに、優しく、温かく育ててくれました。
身体が弱く、小学生の頃は休みがちで、あまり友達もできず、ベッドの上で過ごす私にとっては物語を読むことでその世界へと、色んな世界へと冒険できた。
だからこそ、英雄に憧れた。その中でも私と同じ名前を持つ英雄『ロブ・ロイ』のようになりたいと……。
だけど、それは自分だけの想いだけではなかった。
英雄のように駆ける姿を大切な人に見せたかったんだ。
それは、私を小さいころから優しく温かく育ててくれたお母さんとお父さん、この学園で出会った友達であるライスさんやウララちゃん、ブルボンさん、オペラオーさん、スイープさん、他にもトレセン学園でできたたくさんの友達、そして……
『ウマ娘の人生は一編の物語、だから君の物語を一緒に書かせてくれないか』
『あなたを英雄のように輝かせたい』
『ロブロイ、私をあなたのヒロインにさせてください!!』
私の大切な、トレーナーさんに、英雄となった姿を、見せたい!!
48ロブトレヒロイン概念21/10/02(土) 21:19:15
道が、見えた。
今まで見えなかった英雄《勝利》への道が、確かに……
「私だって……」
直線へと向かう中、ターフを強く、強く踏みしめる。
「私だって……」
真っすぐに、道を、トレーナーさんが見せてくれた道を見つめる。
「私だって、英雄になるんです!!!」
ドン!!
ターフを蹴る。
駆ける、駆ける、駆ける、駆ける、駆ける
私を待ってくれているトレーナーさんの元に、一直線に駆けていく。
『ようやく追い込んできたゼンノロブロイ!ゼンノロブロイ追い込んできた!』
トレーナーさんは私の末脚を褒めてくれた。その末脚こそが武器だ、と。
だけど、それ以上に褒めてくれていたのは、私の勝利へのあこがれ、その強い想いだと。
ああ、今ならわかります。これが、私の武器、これこそが、私の剣なのだと。
残り600……
残り400……
残り200……
49ロブトレヒロイン概念21/10/02(土) 21:19:37
次々と目の前のウマ娘たちを抜き去っていく。
ゴールは目の前に、だけど前にはまだウマ娘の姿が。
勝ちたい、勝ちたい、勝ちたい……
絶対に、英雄になるんです!!!
「ああああああああああ!!!」
最後はただ想いのままに。
その末脚を最後まで踏み込み、目の前のウマ娘の横を過ぎ去る。
もう、目の前には誰もいない。今まで見たことのなかった景色。
これが、かつての英雄たちが見てきた景色が、ここに……。
『ダンシングムーヴか、ゼンノロブロイか、ダンシングムーヴか、ゼンノロブロイか、ゼンノロブロイだ、ゼンノロブロイ、今1着でゴール!!』
『ゼンノロブロイ、遂に、遂にG1の栄冠を手にしました!!』
『わあああああああああああああああああああああああああ!!!!』
その瞬間、歓声が巻き起こる。
今まで、この姿でこんな歓声を一身に受けたこと、なかった。
ようやく、ようやく、私も、この英雄としての姿で、私も、勝利を……
この歓声にこたえようとする、でも、無理です。
今の、この思いは、この思いは……あの人に……。
「トレーナー、さん……」
50ロブトレヒロイン概念21/10/02(土) 21:19:55
「ロブロイ、ロブロイ!ロブロイ!!」
勝った、勝った、彼女が、遂に!!
その瞬間、自分の中に渦巻き続けていた勝ちたい、という想いが、一気に解放されたような気がしました。
この日まで、二人で一緒に勝負服を涙で濡らし続けてきた。
二人で一緒に抱き合いながら、勝ちたい、勝ちたい、勝ちたい、と心の中で叫び続けてきた。
ずっと苦しみ、それでも、それでも、とお互いに支え合って、ようやく、ようやく、彼女を……
『トレーナー、さん……』
その時、この大歓声の中で彼女の声が、聞こえたような気がした。
まっすぐ前を向く、すると、突然背中を叩かれる。
タイトレ先輩であった。気持ちのいい笑顔のまま、彼は……
「もう心の中では決まっているんだろ、行ってこい」
ただ一言、行って、私の背中を押したのでした。
「ありがとう、ございます……」
そして、柵を乗り越え、彼女の元へ駆け出す。
ターフの上で立ち、その瞳に大粒の涙をためながら、私を見つめる英雄の元へと。
51ロブトレヒロイン概念21/10/02(土) 21:20:12
「ロブロイ!!」
「トレーナー、さん、私、私、勝ちました、勝ちましたよ……」
倒れ伏そうとする彼女を抱きかかえる。
お互いに抱きしめ合う。
「ええ、ええ、見ていました、見ていましたよ、ロブロイ。すごかった、本当にすごかった、ありがとう、ありがとう」
「トレーナー、さん、私、私……」
「ふふ、ロブロイ、戦いに勝利した英雄が、そんなに泣いてどうするのですか」
「で、ですが、ですが、トレーナーさんも、涙で、顔が、ぐしゃぐしゃですよ……」
あ……
今まで気づかなかった、私の目、どうして、こんなにぼやけて……。
ポロ……ポロ……
涙が、止まらない。嬉しくて、感慨深くて、そして何よりも……
ロブロイが私の元に戻ってきてくれたことが、心から湧き上がってくる。
「ふふ、結局また勝負服を、涙で汚してしまいますね」
「はい、ですが、こんなにも嬉しい涙は、初めてです……」
大歓声の中、大声で泣き続ける二人のウマ娘。
彼女らの勝負服は、沢山の涙でできていた。
こうしてここに新たな涙目の英雄が誕生したのでした。
≫68シチトレ幻覚マン21/10/02(土) 21:28:07
ありがとう、駄文失礼します。
私のウマ娘化からしばらくしたある日、学園内である噂が立っていた。
それは、相手に自分の尻尾の毛で作ったアクセサリーを贈るというものだった。
意味としては、情愛を示すらしい。もちろん、噂に過ぎないから誰それがしただのとか色んな噂が流れている。ちなみに一番人気はルドルフとそのトレーナーらしい。
単純に気になったので、麗しの愛バに書類仕事をしながら聞いてみた。
「ねぇ、シチー?」「ん?」
「なんか最近、尻尾の毛で作ったアクセサリを贈るのが流行ってるらしいね?」
「まぁ意味が意味だし、噂がほとんどだからホントに贈ってるかは知らないけど。」
そこで私は、冗談半分にこう言った。
「ふたりで、作ってみない?」
帰宅後、シャワーを浴びて、二人でベットの上に座った。
「じゃあ、お願いします・・・・」私は、シチーがに尾を向けた。
「えっ、アタシが抜くの?」「・・・・まあ、いいけど。」
シチーが私の尾を持つ。今まで感じたことはなかったが、ウマ娘にとって尻尾は敏感らしい。
声こそ出なかったものの、肩を揺らしてしまった。
「・・・・えっと、20本だっけ?」「うん、よろしく・・・」
まず、一本目が抜かれた。その瞬間、私の脳髄に甘い痺れのようなものが走った。
「ひぅっ!」
思わず声を出してしまった。普通に考えれば、そんな敏感な所から毛を抜いたら、こうなるのは当たり前だった。
- 最初の10本までは何とか耐えたが、それ以降は意識を飛ばしてしまった。
69シチトレ幻覚マン21/10/02(土) 21:28:55
「トレーナー?終わったけど・・・・」シチーの声で現実に引き戻された。
「あっ・・そっ・か。終わっ・たん・だ・・・・。」私は、息も絶え絶えになりながら答えた。まだ、尻尾がジンジンする。
「・・じゃあ、次は、アタシ・・・・」
そういうとシチーは尻尾を向けてくれた。
「うん・・じゃあ、抜いてくね・・」
シチーは、もう8本目で気をやっていた。
だけど、お構いなしに抜いていく。
残り少なくなってきた具合で、私はシチーの耳元で語りかけた。
「・・・・ねぇシチー。聞こえる?」「あと残り5本なんだ、だから・・・・」
「聞こえるように、耳元で数えるね?」
「ゼロ、で終わりだから。」
「4」今までシチーの反応がなかったのに、そのカウントで彼女の身体がビクビク震える。
「3」シチーは声を出すまいとしているが、その分肩が揺れていることに気が付いていない。
「2」シチーの震えが強くなる。より細かく、強く震える彼女が愛おしくなってきた。
「1」 その愛おしさを抑えながら、抜く。彼女の余裕はない。
「ゼロ」 最後の一本を抜くとシチーは、一際大きく肩を震わせた。
それが終わるとシチーは、ベットに倒れ込んだ。
「ありがとう、疲れたね。じゃあ、おやすみしよっか。」
余程疲れたのか、彼女は終わって間もなく私の隣で寝息を立てた。
そのあと数日して、家のインテリアが増えた。枕元に増えたその小さな縄は、金と茶色が綺麗に光っていた。
ありがとうございました。
≫101シチトレ幻覚マン21/10/02(土) 21:40:56
では、再度失礼します。
私がある朝、目が覚めると何だか身体の様子がおかしかった。
身体は常にほてってるし、布ずれにも敏感になっていた。
風邪かと考えていながら、着換えをしている最中にその正体に気が付いた。
その・・私の下腹部に紋様が入っていたのだ。
これが何なのか、分からないがこれが原因であることはよく分かった。
なぜなら、私は刺青を入れたことはないからだ。
正直言って、早く慰めたいが、それがためらわれる理由があった。
それは、今日が「スる日」だからだ。それも予定が合わなかったせいで久方ぶりである。
ちなみにシチーは、朝早くから撮影で家にいない。珍しく朝はすんなり起きれたようで、休みの私も起きていなかった。
正直辛い。自分で慰めたくて仕方がない。だが、何とか我慢した。どれもこれも敏感で耐え難いものだったが、彼女が帰って来るまで耐えたのだ。全ては、彼女との夜のために。
彼女のチャイムの音がして、真っ先に玄関に向かった。
「お、おかえり・・・・」
「ただいま。」
彼女は私の異変に気が付いてなかったのか、何の反応も示さなかった。
と思ったらいきなり耳元で囁いてきた。
「・・・・我慢出来た?」
一瞬で何のことか理解出来た。
「・・・・うん。」
「じゃあ、ご褒美あげるからベットで待ってて。」
102シチトレ幻覚マン21/10/02(土) 21:41:21
必死に我慢しながら彼女を待ってるとボディソープの匂いに包まれた彼女がようやく来た。
「待たせちゃったみたいで、ごめんね。」彼女の手には縄が握られている。
その縄で私の手首を縛って動けなくすると、彼女は言った。
「・・・・いつもはアンタにしてもらってばっかだからさ。」
紋様を舌でなぞりながら、態勢を作っていく。
「今日は、好きなだけ、乱れてもいいよ。」
もうグズグズに溶け切った私は、その言葉を嚙みしめながら、夜に浸っていった。
以上です。ありがとうございました。
≫
≫139二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 21:52:21
「それではトレーナーさん? お願いしますね〜」
「は〜い」
お風呂上がりにお互いの尻尾をタオルとドライヤーで乾かしてあげるのは割と何時もの事である
しかし、今日は少し様子が違う様で……
「あの……トレーナーさん?」
「どうしたの?」
「その……重くは無いでしょうか?」
何故かトレーナーの腰の上にグラスが乗りお尻をトレーナーの顔の方に向けて座っているのだ
……既に掛かり気味らしい
「大丈夫、大丈夫、寧ろグラスは軽いくらいだよ」
「そ、そうです……きゃっ!」
トレーナーがグラスのお尻を撫でる
「む〜」
「あはは、ごめんごめ……ひゃっ!」
グラスがトレーナーの内股を撫でる
「お返しですよ〜?」
「ほ〜?」
そんな事をグラスの尻尾が乾くまで行った頃にはお互いにできあがったみたいで……
「今日は眠れるでしょうか〜?」
「それじゃあ寝てみようか?」
「眠れます?」
「無理だね〜」
「お互いですね」
「「……ふふっ…」」
結局、朝になって二人共お風呂に入り直すのでした……
完
≫169二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 22:01:49
人間たるもの大抵の場合三大欲求が存在する。
俺にもある。
だが、ウマ娘になってから問題が発生した。
俺の今の姿は、今の声は俺の担当のそれにそっくりなのだ。
そして俺はその姿を見るとトレーナー精神が励起する。
つまり今の俺にはまともにソレを解消する手段がなくなっていた。
これはまずい事態だった。定期的に発散しないとこういうのはどんどん蓄積し思考に影響が出てしまうからだ。
そこで思いついたことを今日やってみようと思う。
まず光を反射しそうなものは全部片付けた。PCには布をかけコップは流しに置いた。
そして新アイテム買ってきた。声はこれで封じられる。
さあ、行くか。全ては俺の思考を明晰にし、俺の責務を果たすために。
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part122【TSトレ】
≫14二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 22:09:35
「曇りですね……トレーナーさん……」
夜も涼しくなってきたので月見なんてどうだろうか、グラスをそう誘ったのが先日の事
それから準備を進めてきたが……
当日となってから空を覆う厚い雲を見て、二人して項垂れていた……
「雲が晴れそうに無いし今日は止めようか?」
「いえ、トレーナーさんがせっかくご準備されていますし……月は見えませんが一緒にゆっくりしていませんか?」
「それで良いなら……」
そして月見の為に用意していたお茶や和菓子を和室に運び語り合う
「曇り空ですが虫の音は有りますからね〜」
「うん、虫の音を聴きながらゆっくりするというのも良いものだね……」
「……トレーナーさん、肩……お借りしますね?」
肩に頭を預けて来たグラスに応える様にグラスの手に手を添え少し握り、そしてお互いの尻尾を絡め合う
ウマ娘化して大変な事も色々有ったが……案外悪く無い事も有るものだ
尻尾を絡め合うという、ウマ娘化前では到底出来なかった愛情表現を愉しみつつ
「ふふっ、トレーナーさん……次はお月見できると良いですね〜」
「そうだね、また準備しておくよ」
次こそはと、グラスと月見の約束をしながらゆったりとした時間を愉しむのだった……
≫34シチトレ幻覚マン21/10/02(土) 22:16:09
駄文失礼します。
今日は、シチーの撮影の付き添いで都内某所のナイトプールに来ていた。雑誌の撮影で特集を組むための写真を撮りに来ている。シチーのほかにも有名なモデルさんたちも沢山来ていて、大規模な撮影会になっている。そして、何故私も呼ばれたのかと言うと・・・・
「いいねいいね!そのポーズ。次は足組んでみよっか!」
そう、撮影に巻き込まれたのだ。
今、私は黒のハイレグ水着を着て撮影している。
というのも、今日の撮影のモデルの1人が急病で来れなくなり、仕方なく代役を。
ということで私に白羽の矢が立ってしまった。。
- シチーの保護者として来ていただけなのに、なぜこんなことに。
何だかんだで恙なく撮影が終わり、その後は、閉館時間まで遊んでいいと言われた。
私は、慣れない撮影で疲れたのか、プールサイドでシチーを待っていた。夜風の当たるプールサイドは、いつもと違う雰囲気で綺麗だった。
夜風に当たっていると、先程の撮影の時にいた、男性のモデルに声をかけられた。
「なぁ、そこのお姉さん?一緒に、遊ばない?」
「そうそう。一緒に遊んだほうが楽しいって。」
- 嫌な感じだ。いわゆるチャラ男のナンパってやつかな?
「私は良いよ。他の人と遊んで来たら?」
「えぇ~そんなこと言わずにさぁ・・・」
しつこい、本当にしつこい。断られたら、引き下がってくれ。
そんな嫌な奴らにしばらく絡まれてたら、背中の編み上げの部分に水が当たった
「ひっ!」新しいチャラ男が囲んできたのかと思った。
後ろにいたのは、ちょうどプールから上がってきたシチーだった。
「・・・・ちょっと、何してんの。」
「あっ、シチーちゃん!ちょうどよかった一緒に・・・・」
「は?」シチーが物凄い眼光で凄むと二人はしどろもどろになって次第に離れていった。
助かった・・・・シチーがいなければこのままあの二人に付きまとわれていただろう。
安心感のあまり、思わずシチーに抱きついてしまった。
「ありがとう、シチー。助かった。」「・・・・良いよ。別に。ああいうのはもっと強めに言わないとわかんないからさ。」
にしても、シチーの格好は綺麗だった。白のフリルが、夜景に映えて彼女の美しさを演出していた。何より、
35シチトレ幻覚マン21/10/02(土) 22:17:36
「今日の水着、可愛い。」つい、耳元で呟いてしまった。
シチーの水着姿は何度か見たことがあったが、大体がシックで大人っぽいものばかりだったから新鮮だった。
シチーは、恥ずかしかったのか、いきなり耳元で囁かれたのがビックリしたのか、少しうつむいていた。すると顔を上げた途端、私の手を掴んで
「こっち。」と引っ張っていった。私は驚きつつも、彼女に着いていった。
その足取りはどこか、落ち着かないようだった。
人目の付かないところに誘導したシチーは、まず私にキスをした。
いきなりで驚いたが、そのキスは特徴があった。
深いけど、短いキス。その感覚に、私はすぐさま悟った。
(あっ、ストッパー外れてる。) そう、シチーは箍が外れるとこんな風になることがある。
シチーは、耳元まで顔を近づいて臨戦態勢だ。
「・・・アンタが悪いんだから。」「あんな水着、私ならNG出してた。」
色々と呟く内に手付きに本気の色をにじませていた。
けど、それは近づく、人の足音で正気に戻された。
私たちは、すぐさま離れて距離を離した。
幸い、何も見られてなかったが、中途半端に止められて、シチーは不完全燃焼気味だった。
「続きは家で。ね?」
そうシチーに囁くと彼女は肩を震わせ、さっきより落ち着かない様子になった。
- もしかしたら、シチーは耳が弱いのかも。
今度何かしてあげようとか、思いながら家路についた。
36シチトレ幻覚マン21/10/02(土) 22:18:06
家に帰るとシチーが抱きついてきた。けど、
「まだ、我慢だよ。」
そう言ってシチーを引き剝がすと私は引き出しの奥からあるものを取り出した。
「これ着よう?」「・・・・ホント、イイ趣味してる。」
それは、水着だった。・・・・泳ぐ用のものではないけど。
私は、黒のハイレグ。だけどさっきのより布面積が少なく、腰のところにスリットが入っている。そのスリットの用途を察したのか、シチーは耳をピンと伸ばした。
かく言うシチーもとても扇情的で、エナメル質のビキニは、彼女の肢体を更に艶めかしく演出していた。それに・・・・やっぱり、布面積が少ない。
興奮しきった彼女に身体を重ねて、その耳元で囁いた。
「もう、我慢しないで、ふたりだけで。ね?」
夜光に照らされて。もう、箍なんて外れていた。
≫56 121/10/02(土) 22:28:10
『幻影を追い求めて』
───あるウマ娘が居た。
貧相とも言える体に有り余るほどの闘志を秘めた、そんな綺麗な…青鹿毛のウマ娘。
僕の初めての担当。
激しい性格と比例するかのような、荒々しいレース。
それ程までの走りを可能とする力が秘められた脚。
新人の自分には重すぎるような…きっと多くのレースを総なめにするようなウマ娘だった。
…その、筈だった。
僕と彼女の初めての公式戦。
その移動途中に、僕達の乗っているタクシーが事故を起こした。
それでも酷い怪我はしていなかったのだ。
それなのに、気絶した僕を助けようとして
彼女は
その脚を───
57221/10/02(土) 22:28:23
考えうる限り最悪の目覚めだった。
吐き気がして、洗面所に駆け込む。
ろくに食べていない体は、胃液のみを吐き出した。
鏡に映るのは痩せこけた顔。
叩き割ってやりたくて、力が足りなくて、やめた。
───競争能力を失った彼女は、傷だらけのまま実家に帰った。
連絡も全て切れた。
合わせる顔なんて無かった。
だがトレーナーを辞めようと思うたびに彼女の走りを思い出して、これすら失ったら全てが無くなる気がした。
彼女に救われた命を、自分から断つ事もできない。
心の矛盾が何度も僕を貫いて、中途半端な自分に嫌気が差した。
そんな中、新入生達のレース場にふらりと立ち寄ったのは。
ただの偶然なのだろう。
58321/10/02(土) 22:29:04
そのレース場で、『幻影』を視た。
黒髪をたなびかせて走る一人のウマ娘。
荒々しくも冷徹なレース運び。
底が見えないスタミナ。
何よりも、『彼女』のような飛び抜けたスピード。
覚悟と力を秘めた瞳。
全てが僕の網膜を焼き、視線を離さなかった。
気づけば足が、階段を降りだしていた。
今更何を自分勝手な。
責任すら持てないくせに。
理性が僕を縫い止めようとする。
何度か立ち止まろうとして、足がもつれて階段から転げ落ちた。
草と鉄の味が口内からして、血が出たんだと知った。
「───大丈夫ですか?」
上から声がかかる。
見上げると、逆光の中で黄色い瞳が心配げに覗き込む。
あの、幻影のウマ娘。
………ぼんやりと見つめてから。
僕は、ターフに頭を擦りつけながら
「君の走る姿に惚れたんだ!
どうか…!
僕を、君のトレーナーにして欲しい…!!
君の…ッ名前は………!」
吐き出すように、そう言った。
59 421/10/02(土) 22:29:30
───あるウマ娘が居た。
貧相とも言える体に有り余るほどの闘志を秘めた、そんな綺麗な…青鹿毛のウマ娘。
僕の『二人目』の担当。
彼女の名は───
「マンハッタンカフェ」
以上、『幻影を追い求めて』でした。
その後の三年間、カフェとトレーナーは色々とありながら歩いていきます。
そしてその中でトレーナーは『青鹿毛のウマ娘』の事を受け止め、彼女の幻影では無くカフェを直視できるようになっていきます。
そして最後にカフェは『あの子』を乗り越えて(史実では敗北した)凱旋門賞にて勝利する。
そんなストーリーを妄想しました。
ここで言う『青鹿毛のウマ娘』と『あの子』は同一人物です。
トレーナーがウマ娘になった途端に、あの子の姿は見えなくなったそうですが…?
≫68二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 22:37:27
「…トレーナーさん、大丈夫ですか…?」
「…大丈夫、だと思う…」
「…いや、明らかに調子悪そうですよ…?熱あるんじゃ…」
スズカがそう心配そうに見てくる。
…どうしよう、なんか余計に鼓動が早くなってきた。
「いや、熱は測ったけどなかった…うん。だけど
朝からこんな調子で…」
「…また、三女神像でしょうか…?」
「あー…あり、える…」
混乱しながら、なんとか答える。
だってなんか、スズカ見てると形容しがたい何かが溢れてくる。何これ???
「…やっぱり今日は休みましょう…?具合ほんとに悪そうですし…」
「…うん、そうする…ごめん…」
集中できなきゃトレーニングを見てる意味が無い。仕方なく今日は途中で切りあげることにする。
「飲み物枕元に置いときますね。」
「あり、がとう…」
もう聞くだけでヤバい感じがしてきたスズカの声を聞いてそう返す。
なんかヤバい。分かんないけど何かヤバい。
「…寝れます?」
「…無理だと思う…」
とてもじゃないけど、今寝れるとは思えない。名状しがたい何かが体中で暴れ回ってるもん。これで寝れる人いるなら尊敬すると思う。そんな、時だった。
「…!?」
スズカが、私の頭を撫でた。なんかヤバい。もうヤバいとしか言えないけどヤバい。
「…とりあえずトレーナーさんが寝てるまでこうしてるので…」
そうスズカの声がすぐ近くで聞こえる。ヤバい。ホントにヤバい。でもヤバすぎて声が出ない。
この後もひたすらヤバい感情が出まくったけど、そのうち疲れてきて無事寝れた
朝起きたら治ってたのでまあ気にしないことにした。
っ的な感じで↓のを書きたかったんだけどガチで無理だった。あとは頼む(倒れる音)
≫77二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 22:43:04
こんにちは!新人トレーナーです!
昨日はグラトレさんと和菓子屋に行きました!(もうそれ以外のあれこれはなかった事にしてスカウト頑張らないと流石にしんどいよ私)
…というか今日でトレセン学園に来て一週間なんですよね…まだ本物のウマ娘とまともに話せてすらいない…本当に頑張らなきゃ
気合いを入れて探し始めた私はすぐにウマ娘を見つけました。栗毛の素敵な子です。スーツ姿が似合います。
よーし、行こう!今日こそは!本当に!
「は、はじめまして!」
「おや、はじめまして…あー君が噂の新人たゃんかな?ブラトレやテイトレから話は聞いてるよ」
「あっそうです新人です…(名刺渡し)」
「おやありがとう…その…ガッカリさせちゃって本当に申し訳ないんだが…俺はマチカネフクキタル担当トレーナーなんだよ(名刺渡し)」
「」今日こそはと思ったのに過去最速で話が終わったんですが…えぇ…泣きそう…
78二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 22:43:28
「あっ……はい……すみませんでした……じゃあ私はこれで………」
「……ちょっと座りなよ、新人ちゃん」
「ふぇ…はい…」
「ん、ポッキー」
「え、あ、はい、ありがとうございます…」パクッ
「ウマ娘になっちまって無駄な手間をかけさせた俺が言える事じゃないんだけどさ、新人ちゃんは本当に頑張ってると思うんだよ」
「そうですかね……」パクッ
「あぁ、普通はこんな事になったら一旦諦めるさ、それを毎日しっかり継続してる新人ちゃんは偉いよ」
「フクトレさん…」
「まぁなんだ、担当ウマ娘が決まったら奢るからさ、一緒に飲みに行こう、応援してるよ」
「グスッ(涙を拭いながら)ありがとうございます!私諦めずに頑張ります!」
「おう!その切り替えの早さは間違いなくトレーナー向きだ!」
「どういう意味ですか!?」
「はっはっはっ!」
フクトレさんのおかげで今日はまだ頑張れそうかな…?
もう1人…今日はもう1人スカウトしてみせる!
79二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 22:43:51
「トレーナーさーん!!」
「おお来たかフク」
「誰ですかあの女の人!?!?」
「何だ急に…あの子はうちの新人トレーナー、素直でいい子だよ」
「あっなるほどです!(早とちり)…あっそうだ!次会った時に教えてあげられる様に今後の運勢を今占っておきますね!」フンニャカ~ハンニャカ~ナム!ホウレンソウ!
「話した事もない人を勝手に占うんじゃないよお前は……結果は?」
「きっ……きょ………だいきょ……えぇ……」
「よし、急いでリセマラしろ」
〜完〜
≫88二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 22:49:32
キタトレとキタさんで軽く妄想
二人で夜にベッドに入る。抱きしめあっているとキタから声をかけられる。
「ねえトレーナーさん」「ん?」
「その・・・抱いて・・ほしい・・」「・・・」
―――上目遣いで物欲しそうな瞳を向けてくる
「トレーナーさん・・お願い、好きにして・・」
上せたように赤らんだ顔、いつもより高く感じる体温
「ねぇ・・」担当の物欲しそうな顔がとても煽情的に見える。
理性で襲いたくなる本能を押さえつけ
「キタ・・・今はまだこれだけな・・・」
そう言って深い口づけを交わす、丁寧に・・なぶるように。
―――30秒以上続けたあとに唇を離す。力が抜けたらしくこちらにもたれかかってくる
口からは唾液がこぼれ、肩で息をしている。正直とても淫靡である
「大人のキスだ・・・続きは今度な・・・」「んあっ・・うんっ・・・」
そっと抱きしめたまま目を閉じる。お互いに強く抱きしめあい
―――その日は熱い夜を過ごした。
≫102 1/421/10/02(土) 22:56:29
ウマ娘になって最初にやることは何か?
そうだね、免許更新だね。
というわけで俺ことダイワスカーレットのトレーナーは、トレセン学園近くの運転免許センターに来ている。
昨今はマイナンバーカードという証明書があるけど、飲み会とかで酔い潰れた人を乗っけてくことが多いし、何よりスカーレットの送迎に必須だからね。
ヘリトレ先生とオペトレさんが関係各所にかけあってくれてるみたいで、再試験するだけで取れるのはありがたいなあ。
試験もトチることなく終わっているので、見慣れないウマ娘の顔写真が載った免許を受け取って、スカーレットを待っていたのだけれど……。
「あれ、ウオッカちゃんとトレーナーさん?」
「お、スカーレットのトレーナーじゃん」
「……どもっす」
途中、ウオッカちゃんとウオトレさんに会った。
バイクを転がしているってことは、どうやらウオッカちゃんも念願叶ったらしい。
きらきらした笑顔でバイクを見せびらかす様は、年相応の女の子だ。かわいいね。
「見てくれよ! 今日からこいつがオレの愛車だ!」
「おー、おめでとう!
かっこいいバイクだねえ」
きらきらぴかぴかのバイクを褒め称えると、自分のことを褒められたように笑うウオッカちゃん。
すらりとした足がバイクに跨ると、パズルのピースがハマったような美しさがあった。
「ダストレさんも免許更新っすか?」
「あ、はい。とりあえず原付と普通・中型二種を」
「原付。中型二種はマイクロバスとして……原付は、カブっすか?」
「ええ。プリウスとカブです」
「パッとしねえなー……」
だって安かったし、便利なんだもん。
106 2/421/10/02(土) 22:57:02
それにしても、とウオトレさんを見上げる。
いつ見てもビッグで、そして個性豊かな髪色。地味で目立たない俺はちょっと……いや、かなり羨ましい。
2mあれば、スカーレットのことを抱えて歩けるもんな。スカーレットがめいっぱい目立つ。超羨ましい。
そんな憧憬に満ちた目で見つめていると、彼……いや、彼女は照れ臭そうに頬をかいた。
「な……なんか、ついてるっすか?」
「あ、すみません。改めて見るとウオトレさん、カッコいいなーって」
「かっ……!?」
「だよな!? スカーレットのトレーナー、わかってんなー!」
俺の言葉に反応したウオッカちゃんが、目をキラキラさせてウオトレさんの自慢話をしてくれる。
ウオトレさんは褒められ慣れていないのか、困ったように眉を垂らしている。かわいいね。
「いやー、俺もそのくらいの目線でモノを見たかったなあ。
今も昔も中肉中背で……」
「……見るっすか?」
「えっ」
107 3/421/10/02(土) 22:57:26
そう言われるや否や、ウオトレさんは俺を軽々と、片腕で持ち上げてしまう。
俺の慎ましい身体はウオトレさんの腕にすっぽりと収まり、俺の視座は2mの高さに持ち上げられた。
こっ、これが……パワー2400……!!
「ウワーッ、たかい!」
「ウワーッ、スゲーッ! アクション映画の俳優みてー!
なーなートレーナー! それっぽいポーズ取ってくれよ!」
ウオトレさんが少し考えた後、俺を抱えたままヘルメットを担ぎ、空いた肩に乗せる。
これだけでサマになるから、目立つ人っていいなあ……!
ウオッカちゃんに頼んで写真を撮ってもらい、ちょっとだけ自慢に思いながら今度遊ぶ約束を取り付けて別れる。
折角なのだ。仲良くケンカするのもいいけど、遊ぶ機会もある方が、スカーレットのいい思い出になるだろう。
その後、こんなことがあったんだよーとスカーレットに話すと、何故か抱えられて街をうろつくことになった。どうして……。
うまぴょいうまぴょい
1084/421/10/02(土) 22:57:50
作者コメント:202cmウオトレさんをおかりしました。使わせて頂きありがとうございます。
ウオトレさん外見が……外見が濃い! ダストレが158cmなので44cmも身長差があるんですね。すげえや。
ダストレは趣味も凡庸でソシャゲの他には飲みで関わるダーツやビリヤードとかしか覚えがなさそうですが
勝負服の修繕とかは業務内なので案外お針子もできるのかもしれない
たのしかったです!
≫153二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 23:22:59
パラレル新人テイマクトレ
「なあマクトレ」
「なんですの?」
マクトレの部屋でのサシ飲み。テイトレは呆れ顔でマクトレを見ながら言いました。
「なんで新人ちゃんの持ってくるもの尽く食おうと思えるの?今まで散々な目にあってるでしょ俺お前の学習能力心配になってきたよ」
テイトレはマクトレがトイレに篭ったり1日寝ていたりするところを何度も見てきました。全てあの狂気の新人の贈り物の直後か次の日でした。
「あの新人の料理やばいよ。前世でお前何かしたの?」
「心当たりはないですわね」
今日はストゼロの気分ではないのでしょうか、レモンサワーをぐびっと行ってマクトレは続けました。
「あなたの思っている以上にあの新人さんの持ってくるものは劇毒ですわ」
「えっ」
「鯨が一滴で眠る毒とか普通に入ってますわよ」
「えっ!?」
テイトレは驚きました。いろんな意味で。
「じゃあなんで食べるの?」
「後輩のくれたものなのです、一人くらい、わたくしくらいは食べてあげるのが人情というものでしょう」
「なんで死んでないの!?」
「私の胃にはウロボロスとグラトニーが住んでいますのよ?死ぬわけありませんわ」
「ワケワカンナイヨー!」
154二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 23:24:48
テイトレは起きました。
「えっ何今の夢......」
「あら、起きましたわね。朝はパンでもよろしいですか?」
「マクトレ......お前ウロボロスとか買ってたりするの?」
「はい?」
≫178二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 23:41:49
製造者責任でパラシンちゃんのHappy End書きました!許してください!
パラレル新人ちゃん外外外伝
今日は明日が休みなので、皆さんにお酒の肴お裾分けです!
材料こちら!🥫
はい...先日ウラトレさんに調理禁止を言い渡されたので本日はこちらです...
でも負けません!こんな事でくじけてたらトレーナーなんて勤まりませんから!ガンバレルーヤ、私!
───────
あっ!4バカ先輩!さんおはようございます!
缶詰いりません?酒の肴にと思ったんですけど食べ切れなくて
アリガタクイタダキマスネ
コレヤサイジャナイヨネ?
ヤリマシタワコンヤハシュクハイデスワ!
コンヤハジャナクテモデショ
Happy End
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part123【TSトレ】
≫25二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 23:52:08
「無人島ですわ!まず最初にやるべきことは寝床の確保!この4人の中では大きい私とフクトレさんがやりましょう!二人は食材を探してきてくださいまし!」
「なんでこんなに手馴れてるの」
「ドベトレ探しの旅で一回やったんだってよ」
「そんなことあんのか?」
≫32二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 23:54:43
流されてウマ娘島
学園所有の海で遊んでいた俺たちだが突如現れたカマキリライオンドラゴンに無人島に連れ去られてしまった!
無人島の男は一人だけ!どうなっちゃうの!マヤトレ!
マヤトレ「タスケテ」
こんなんですか?分かりません!
41二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 23:59:17
(くそっ...いくらあいつらが元男だとわかっていてもさすがに閉鎖環境だとやべえかもしれねえ......ん?)
「この磯とか美味しそうな貝いる気がしますわ」
「あわびみてえ」
「食べてみましょう」パク
「おう」パク
(あいつらなら耐えられる気がしてきたな......)
≫40二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 23:57:51
ロブトレ「どんな時でも衣食住は充実にした方が精神的にもよいもの。そして今のままだと服も汚れていく。替えの服がない、そうですね、なら服を作りましょう。ここの無人島の植物の葉っぱを使って作ることもできますね」他の人たちが食料を集めている間、拠点だけでなく服も突然作り始めようとする。
ロブトレ一人の場合は拠点作成、食糧確保などから頑張っていくと思いますね
≫481/421/10/03(日) 00:03:34
飲み会ステークスの裏側にいるダストレ概念
「ゴクゴクですわ! ゴクゴクですわ!」
トレーナー業というのは体育会系だけあって、飲み会やら何やらが存外多い。
そして、騒ぎたい人の飲みというのは本当に嵐のようで……俺ことダイワスカーレットのトレーナーは、その存在感のなさから防波堤のように機能している。
「すみません……ウマ娘になっても、お酒、あんまり強くなくって……っ」
「うん、気にしないでゆっくりしなー。落ち着いたら冷奴と蜆の味噌汁でも食べるといいよ」
乱痴気騒ぎに巻き込まれ、青い顔をしたダイタクヘリオスちゃんのサブトレーナーさんを自分の席へ引っ張り込む。
他にも何人かぐったりと寝転んだり、ぼーっとコップを眺めている。
俺がいる席は何故か絡まれないため、ゆっくりするには丁度いいのだ。
多分漫画でいうところの、背景みたいな扱いなんだろう。悲しいが、みんなのためになるなら良いことだ。
「俺ができることなんて、これくらいだからねえ」
俺は烏龍茶を飲み干して、マクトレが長髪をぶん回しているサマを眺めて楽しんでいた
512/421/10/03(日) 00:04:08
乱痴気騒ぎが終わって、撤収に入る。
残っているのはまあ、乱痴気騒ぎから逃れきれなかった層とか、乱痴気騒ぎに乗っかった層だ。
そういう人達の変わりに酒瓶や食器を片付け、溢れた食べ物などを皿に乗せて店員さんに渡す。
トレセン学園のトレーナーが、素行の悪い連中だと思われても困るしね。
「大丈夫? 帰れそう?」
「大丈夫ですわぁ……余裕のよっちゃんですわよ、このくらい……」
「わぁ、いっぱい飲んだねえ」
珍しくへべれけで潰れかけのマクトレに肩を貸して、俺は他の潰れている酔っぱらい同様にプリウスに乗せる。
幸い今日は酔い潰れた人が少なく、担当ウマ娘に回収に来てもらうようお願いしなくて済んだ。
「いや、いつもすみませんわねホント……」
「いいっていいって。忘れずに誘ってくれて嬉しいよ」
「こちらこそ、参加してくれてありがてえことですわ……」
他に潰れている連中もいるとはいえ、マクトレと一対一で会話するのも珍しいな、と思いながら俺は車を出す。
ウマ娘になってから目がよくなって、夜間の運転も困らないのはいいことだ。
マクトレはじめ、飲み会に参加する人達の住所はカーナビに入れているので、ガイドに沿って運転を始める。
533/421/10/03(日) 00:04:56
「そういえば……ダストレさんは、全く飲まない人ですの?」
「ううん、そこそこ飲めるよー」
「なら、いつも飲まないのはどうしてですの?
もし、私達と呑むのがお嫌でしたら、申し訳ないことを……」
「あー、大丈夫大丈夫。えっとね……」
こういう賑やかな飲みを楽しく終わらせるには、サポートをする人が必要なのだ。
俺は自分が酔うよりもみんなが楽しく酔ってくれる方が好きだし、持ちつ持たれつだと思っている。
そう伝えると、マクトレもちょっと安心したように微笑んだ。
「もしよかったら、今度は宅飲みでもしようか。
ブラトレとかフクトレとか、その辺り誘ってもいいでしょ」
「そうですわね……楽しみにしておきますわ」
「うん。また予定確認しようか」
そう言った辺りで、唐突にブレーキを踏まされる。
たちの悪いあおり運転だ。プリウスユーザーにはよくあることなので、気には留めない。
ただ、この車には酔っ払いを多数積載しているわけで、急停止の揺れが起きると……。
544/421/10/03(日) 00:05:44
「う"ぇろろろろろ」
ウマ娘の耳が、ヘドロの滝の音を捉える。次いですえた臭いが車内に蔓延し、俺は即座に窓を全開にした。
つられてマクトレも青い顔をして、持たせていたエチケット袋に吐き出す。
よかった。今日は損害軽微だ。
「ゆ……許せませんわ! あおり運転死すべしですわ!!」
「まーまー。はい、替えのエチケット袋」
「ありがてえですわ! ちくしょう、文句言わないと気が済みませんわ!!
くぉらテメエ降りてきなさい! 10円キズつけてやりますわ!!」
「ははは……ダメだよー、マックイーンの評判に10円キズついちゃうよー」
マックイーンちゃんをダシにマクトレを宥めつつ、さっさと送り届けるべく車を走らせる。
明日は土曜日。とりあえず、車を掃除するかな。雨が降ってないといいけど。
うまぴょいうまぴょい
制作コメント:相変わらず書きやすいダストレSSですわ。
マクトレさんをお借りしましたわ。口調が合ってるかやや心配ですわ。
ダストレは飲み会の片付け妖精なので、マクトレさん達とはよく会いますわね。
お互いそんな事情詳しくないけど、飲み会でよく会うから仲がいいみたいなそんな関係ですわ。
コロナ禍前まではそんな知り合いけっこういましたけど、今は疎遠でさみしいですわね。
マクトレさんをゲロインにした罪はけっこう重い気もしますわ。指を詰めてお詫びいたしますわ。
たのしかったですわ!たのしかったですわ!
≫57二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 00:09:19
流れなんぞ知るかとばかりにスパクリトレSSを投下していく
日が沈み、人々の活動も落ち着いてくる時間
クリークに付き合ってもらい、買い物を済ませて家に戻って来た
両手には複数個の紙袋がぶら下がっている
正直、ここまで買い込むとは思わなかった
女性物だけではなくウマ娘専用の物品もあるのだ
そういったものを一切持っていなかったし、当然と言えば当然か
買ってきたをとタンスにしまったり
ゴミ出しや夕飯の支度をしたりしている内に、夜は深けていく
そうしてほぼ寝るだけとなったころ、玄関のチャイムがなった
「トレーナーさん、こんばんわ~~」
小さめのキャリーケースを持ったクリークがいた
どうやら外泊許可を貰ってきたようだった
こんな時間に彼女が来た理由がある
そう、お風呂である
これまで意図的に避けてはいたが、衛生観念上は体を洗わないわけにもいかない
ただ、ウマ娘の体の扱い方など知らない僕か一人でできるわけもなく
クリークが手伝ってくれることになったのだ
服を脱いで浴室に入る
浴室に設置された鏡には一糸まとわぬ姿の自分が映っている
男のころと違い、色白で毛も殆ど見られない綺麗な肢体
そんな自分に感心していると、クリークが遅れて入ってきた
相変わらずのダイナマイトボディである
この創作物で見られるようなシチュエーション。
男の自分なら下半身がえらいことになっていただろうが、幸いにも今はウマ娘だ
女性の体をまじかで見ても興奮することはない
64二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 00:13:34
いつものようにタオルにボディーソープをつけて泡立て、体をゴシゴシしていると
「駄目ですトレーナーさん。それだとお肌が傷ついちゃいます!」
曰く、雑に洗うと肌荒れの原因になってしまうのだという
「ちょっと手を借りますよ?」
そう言うと、クリークは僕の手を取った
手の先や脚から心臓に向かって丸く円を描きながら、マッサージするようにタオルを動かしていく
確かにタオルの感触がいつもより柔らかく、肌を傷つけにくいのだろうと容易に想像できた
手や足の先から一通り洗い終わると、最後の部位の番になる
そう、ある意味一番の関門とでも呼ぶべき部位、局部である
これに関しては全くの未知だ
意を決してタオルをつけようとした瞬間、クリークから待ったがかかる
「そこは特にデリケートだから、手で洗うんです」
クリークは手でボディーソ-プを泡立てる
そして、その手をおもむろに僕の局部に伸ばし――
鼠径部からふとももの付け根をゆっくりさすりだした
「え?クリークさん!?ちょっ」
「トレーナーさんはやり方知らないでしょう?まずはお手本見せないと」
制止もむなしく、クリークは周辺からマッサージするように丁寧にこすっていき
とうとう、その指か女の子の大事な部分に到達する
65二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 00:14:08
「んっ…」
思わず変な声が出てしまう
お腹の奥がムズムズするような不思議な感覚だ
「ここは洗いすぎないように気を付けてくださいね」
クリークは、指の腹でなぞるようにやさしく洗い
あまり時間が経たないうちに手を放した
「次は、尻尾を洗ってみましょうか」
クリークに言われるまま自分の尻尾を手に取る
日中の買い物で知ったのだが、どうやら尻尾用の洗浄剤があるようで、それも事前に買ってきている
その洗浄剤を尻尾につけて泡立ててみると
「ひゃっ!!?」
体に電流が走ったようだった
思わず尻尾から手を放す
「あっ、尻尾も中々に敏感なので注意してくださいね」
それはもっと早く言ってほしかった
その後、勝手の分からない尻尾に悪戦苦闘しながらも体を洗い終え、湯船につかった
66二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 00:14:25
「疲れた…体洗うのがこんなに大変だとは…」
「ウマ娘にはウマ娘の苦労があるんです」
浴室から出た僕達は髪を乾かし、パジャマに着替えていた。
下着の着け方も大分慣れてきたように思う
着替え終わると、クリークから声がかかる
「トレーナーさん、1日どうでした?」
「思ったより大変だった。最初は不安だったけど、クリークのお陰でなんとかなりそうだ」
「フフッ。お世話した甲斐がありましたね」
僕の回答を聞いた彼女は優しく微笑んだ
≫70二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 00:22:02
サバイバルだよ!4バカ軍団!
タマトレ「サバイバルの基本は食と水の確保だ」ジエイカン
マクトレ「水ならここに」ストゼロッ
タマトレ「酒は水では無い、だが燃料にはなるなし消毒にも使えるから没収な」
マクトレ「そんなぁー」
タマトレ「飯に関してだが未知のものとキノコは食べない」
テイトレ「えっ?」ムシャムシャ
タマトレ「何食ってる?」
テイトレ「何か美味しそうなキノコ」
タマトレ「キノコは素人が手を出すんじゃない」バシィ
テイトレ「ぐぇー」
≫82二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 00:29:36
でわでわおひとつ
アイツと温泉とアタシの胸の奥
季節が秋に近づいてきたその日、アタシ─ナリタタイシンのトレーナがやってきて
「タイシン!温泉旅行が当たったぞ!」
「……え、いきなりなに?」
昔のアイツからは考えられないくらい高い声と低い位置から───ハヤヒデ並のモノを揺らしながら、また面倒なことを言い出した気がする
「で、何が当たったの?」
とりあえず息を切らして汗をかいてるトレーナーを落ち着かせて、話を再開することにした。あのままだとアタシが耐えられない。
ウマ娘化してそこそこ経つのに未だにその自覚がないのか、無防備というか変わらない距離感で接してくるからこっちの頭がおかしくなりそうだ。いや、女同士でこんなに狼狽えてる時点でアタシはもうヤバいのかもしれない……じゃなくて、話の続き
「ンッ…ふぅ。だから、温泉旅行!前に行っただろ?」
「あぁ、あの時の。また当たったんだ」
二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 00:30:52
URAがひと段落して少ししてから、トレーナーと行った温泉旅行を思い出した
あの時はアタシのためだって言って無理をしてたトレーナーにマッサージをしたんだっけ……懐かしい
そういえば、結局無理はさせちゃったんだし仕切り直しでもう一回ってのも悪くないかも
「ン、わかった。じゃあいt『てことでハイ!これタイシンにやるな!』……は?」
アタシが答えるよりも前に、トレーナーは旅行券をアタシの手に握らせてきた
「ねぇ、何のつもり、これ?」
「?いや~前行ったときはタイシンに迷惑かけっちゃっただろ?だから今度はちゃんとタイシンに楽しんできてもらいたいなーって」
トレーナーはバツが悪そうにはにかみながらそう言った。正直凄い可愛い──じゃなくて!
「アンタ、これ当たった時少しでも自分のこと考えたの?」
「え?考えるって何をだ?」
こいつは……わかってたことだけど改めてトレーナーのクソボケ具合にため息をつくしかなかった
「大方、今度はハヤヒデやチケットと一緒に行ってこい、なんて思ってたんでしょ?」
「うっ…それは…」
「図星じゃん。まぁ、アンタらしいといえばそうなんだけど、たまには自分のことも考えなよ」
「そうはいってもなぁ」
「前の時はアンタだってちゃんと楽しめなかったんだから、もう一度一緒に行くのも悪くないでしょ」
ニブいこいつにはこれくらい言った方が伝わ……待ってこの言い方じゃ──
「……つまり、タイシンはもう一度俺と一緒に行きたいってことか?」
「ちっちが!!仕切り直し!ただの仕切り直しだから!!それ以外に意味なんてないから!!」
ああぁもう!やっぱこうなるじゃん!なにやってんのさアタシ!
自分でもわけわかんない自爆をしながらも、なんとかトレーナーと温泉に行けるようにはなったけど、アタシほんとにどうしちゃったんだろ…
二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 00:32:05
次の休み、アタシとトレーナーは二度目の温泉旅行に来た
とはいっても一度来たことある所だからあまり語る所はないんだけど
しいて言うなら女将さんがトレーナーを二度見してたくらいかな
特に身長と胸は二度見どころじゃなかったなぁ……うん、あのデカい奴がこんな兵器になるとかおかしいって思うのが普通だって…
そんなこともありつつ、前みたいにハヤヒデたちへのお土産を買ったり、近くをゆったり散歩したりと、まぁそこそこ楽しい時間だったよ
ただこの後すぐ、アタシにとって一番の難関が待ってたのを失念してたのは不覚だった…
「よしっ!今日こそ温泉を堪能するぞー!」
「はいはい、気合入れすぎてまた倒れないでよね」
「今回はダイジョーブだって!じゃあまた風呂上がりにな!」
「はいh……ってちょっと待て!?アンタどこ行く気!?」
つい流れで解散しそうになったけど、こいつ自分が何してるかわかってるの!?
二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 00:32:41
「どこって、温泉だけど?」
「それは分かってる!そっちじゃなくってアンタが入ろうとしてる場所!」
「場所も何も、男なんだから男湯に…」
「今の!アンタは!ウマ娘でしょ!?」
「……ハッ!?」
やっぱりこいつ気づいてなかった!この時間の利用者は少ないって言ってたけど流石にこのトレーナーを男湯に行かせるとか絶対にないから!
「ど、どうしようタイシン!これじゃ温泉に入れない!?」
「いや普通に女湯に入ればいいでしょ…」
というかそれ以外にどうしろというのか。ここまで来て入らずに帰るのは流石に──
「だ、だってタイシンにみ、見られるの…恥ずかしぃ…し」
「──────え?」
はずかし?なにが?こいつが、アタシに、見られるのが?
待って、つまりこのままだと、アタシも、こいつに見られ───
「知らない人間に見られるのとアタシに見られるの、どっちが恥ずかしい?」
「そ、それは…」
「───アタシはアンタが他に見られるくらいなら一緒に入ったほうがマシだよ」
「え、タイ…シン?」
「ほら、さっさと行くよ」
アタシは目をぱちくりさせてるトレーナーの手を引いて、脱衣場に向かった
────あぁ、やっぱり今のアタシは変だ。女同士何でもないはずなのに、心臓が痛いぐらい跳ね上がってる気分だ
二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 00:34:33
流石に脱衣所に入ってからは、恥ずかしすぎてトレーナーを置いて先に温泉に浸かってしまった
「……アタシ、ほんとどうしちゃったんだろ」
トレーナーが男の時からドキドキすることはあった、今になって認めるのは癪だけど
けど同性になってもドキドキするのはおかしくない?ハヤヒデやチケット相手にはこんな事ないのに……
そんなことを考えてると入口の開く音がした。どうやらトレーナーも入ってきたみたい
「タ、タイシン…湯加減はどうだ?」
アンタはここの業者かと思ってしまいそうな問いに答えるためにトレーナーの方を向いた。それが間違いだった
──本当に恥ずかしいのかいつもと違って猫背気味な立ち姿
──申し訳程度にしか隠せてないバスタオル
──重力にしたがって揺れるアタシにはない二つのモノ
──そして、まだ浸かってもないのに紅いアイツの顔
「あっ…うん、まぁ…」
アタシは壊れた機械みたいな受け答えしかできなかった
これはダメだ、余りにも反則すぎる。自分の理性が崩れていく音が聞こえるみたいだ
二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 00:35:33
「そ、そうか。じゃあ俺も失礼して…」
ンッ、フゥ、ハァ───
普段のトレーナーからは聞かない艶めかしい息遣い、肌が敏感なのかすぐに紅くなる柔肌、少し濡れた茶色い髪
トレーナーの全てが、アタシを狂わせていく、音がする
「ンン、俺には少し熱いかも。タイシン、少しそっちによっても…タイシン?」
トレーナーが何か言っている、わからない、近づいてくる、ヤメテ
───気づいたらアタシは、トレーナーを壁際に追い詰めていた
「タイシン!どうしたんだ!?」
どうしたもこうしたもない。無防備なアンタが悪い。アタシを狂わせるアンタが悪い。だから────
88二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 00:36:41
「タイシン!どうしたんだ!?」
どうしたもこうしたもない。無防備なアンタが悪い。アタシを狂わせるアンタが悪い。だから────
「アタシがアンタを襲っても───っ」
アタシが何かを言い終える前に、アタシはトレーナーに、抱きしめられた
「タイシン、少しのぼせてるのかもしれない。落ち着いたか?」
───あぁ、アタシが欲に墜ちそうになっても、こいつは気づかず支えてくれるんだ
トレーナーに抱かれて数分、アタシの中の何かは落ち着いてきた
「ん、ありがと。落ち着いてきた」
「そ、そうか。じゃあそろそろはなして……」
「────いいじゃん、もう少しこのままでいさせて」
黒い何かは落ち着いたが、別の何かがこみ上げてくる。
けどわかる。これは不快なものなんかじゃない。けど、まだ受け入れるのは恥ずかしいから
今はまだ、温泉の熱さのせいにさせてね、トレーナー
≫102二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 00:46:01
「…………なあボノトレ」
「何マヤトレ。無駄話してる暇はないよ! 遭難生活は初動が肝心だからね!」
「なんで俺ら無人島の浜辺でSOS書いてるの?」
「気分転換で来た無人島ツアーで置き去りにされたからかな…」
「そんなことある?」
「前にも何回かあったからなぁ…でも安心して! ボクもう遭難し過ぎて遂にボーノ☆って大体の対処法無理矢理叩き込まれてたから! 遭難のプロと呼んでいいよ! もうイノシシにだって負けない!」
「そんなことある? …いや本当にそんなことある?」
「さっきからそれしかいってないよマヤトレ。それよりライターか何か持ってない?」
「タバコは吸わないからなぁ…マヤノもいるし」
「そっかあ…。うん詰んだね☆ 三女神様にでも祈ろうか☆」
「詰むの早くない!? 大体の対処法を叩き込まれたってなんだったんだ!」
「冗談だから安心してくれていいよ。それよりなんでもいいから食べられるもの探して。出来れば生で」
「そんな無茶な…」
「…まあとりあえずさっき集めたこれだけでも二日は持つでしょ。たぶん」
「これだけって…ああうん確かに色々集めてんな一見雑草の塊にしか見えないけど。…おおツワブキ。…え、ツワブキ?」
「うんツワブキ。というかなんで分かるの」
「前に…マヤノのパパにサバイバルしないかって誘われて…」
「そんなことある?」
「まあでも本当に色々集めてるなこれ。アケビとかアサツキとか一部どっから見つけたんだってものもあるけど。いやマジでなんか時空でも歪んどんのかこの島」
「さあ…分からない…」
「おい……。あ、今上着のポケット探ったらあったぞマッチ!」
「でかした! この際そのマッチの箱については何も突っ込まないよどうせ誤解だし! じゃあとりあえずそっちに食材全部移すから…あ」
ズルッボスッドシャーザッパーン
「…………そんなことある?」
「…………ふふ、ごめん」
この後探しに来た救いの女神ボーノ☆に遭遇するまでなんとか生き延びたして無事パパノトップガンが迎えにくるまでボーノ☆しながら過ごしたマヤトレとボノトレでしたとさ
うまぴょいうまぴょい
≫113二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 00:54:41
♢虫は栄養満点で美味しいんだ
タマトレ「何故だ!芋虫は味栄養共に最高のサバイバル飯だぞ!何故食わないんだ!」
ルドトレ「ひっ、こっち持ってこないで!ムシコワイ」
タマトレ「見ろ!彼奴等は気にせず食ってるぞ!」
パクパクデスワ!クリーミー美味しいですわ!
魚釣れ無かったし仕方ないよな、気にしないが吉
野菜よりマシ、野菜よりまし
意外と美味いよ、これ
グラトレ「あの4バカと一緒にしないでください!」
タマトレ「...まあ、あの4バカは置いといて。ほ、ほら!あそこのグループも気にせず食べてるぞ!」
美味しいです!お裾分けに行きます!
う゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ん゛!゛お゛い゛し゛い゛よ゛!゛
お兄ちゃんは──食べた。
マーベラス!
タマトレ「うん、俺が悪かった、何か取って来るわ」
結局皆芋虫食べた
≫
≫137二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 02:46:07
サバイバル料理……リベンジ!!
グラトレ「……今度は前の芋……ウプ…ンンッ……とは違う物を獲ってみせましょう」
タマトレ「釣れんかったらまた芋虫だぞ?」
ルドトレ「嫌ーっ!!?」
グラトレ「いえ、今度は釣りではありません」
タマトレ「釣りじゃない?」
グラトレ「私の鍛えた槍捌き、海中でもきっと通用します!」
ルドトレ「グラトレちゃん頑張って!! イモムシハ、モウイヤー」
タマトレ「大丈夫かなぁ……」
───海中
グラトレ「獲ったどーですけれども、フグですね……マクトレさんなら食べれますでしょうか?」
グラトレ「カサゴです! 背鰭はマクトレさんのツマミで良いでしょう」
グラトレ「クエ! クエが居ました! これはマクトレさんに渡せませんね!!」
メジロザメ「……………………」
グラトレ「……………メジロ違いです……」
メジロザメ「🦈」
グラトレ「……それでは御機嫌よう……ウワァァァァァ!!」
……なんとか助かったが、食事は芋虫になった
ウワーッ!? イモムシハモウイヤー!!!?
≫141二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 06:08:40
マクトレ「……ねえ。あそこに転がってるのはネイトレさんですの?」
フクトレ「そりゃ見たまんまそうだろ」
マクトレ「……なぜあのようなことに?」
フクトレ「……食糧獲得の道中、身体の目測誤ってしょっちゅう怪我してたからな」
マクトレ「たしかに医療キット活躍第一号かつ常連でしたわ」
フクトレ「本人もナーバスになりかけだったし落ち着かせるためにも」
ネイトレ「むー…!」ポロポロ
フクトレ「猿轡噛ませて両手足縛るのが吉と判断した」
マクトレ「同僚女子になんと容赦のない……!」
フクトレ「大丈夫だ。ポッキーとプリッツ一箱ずつ、一本を定期的に食わせれば機嫌も直る。伊達にフラトレと餌付けしてない」
マクトレ「わかりましたからせめて隠してくださいまし!ドベトレに見つからないうちに!絶対に見せちゃいけない奴だからあれ!!」
≫145シチトレ幻覚マン21/10/03(日) 06:13:27
駄文失礼します。あと独自設定入れてしまったんで、気にいらなければおっしゃってください。
「う~・・・・」
「あっつい・・」
今日、私はゴールドシチーのトレーナーと一緒にサウナにいる。
何故こんなことになっているのか、理由は2日前に遡る。
私と彼女は、軽い打ち合わせをしていた。
「オッケー、じゃあそれで決まりで。」
「りょーかい。」
「そういや、アサヒ?」
彼女は、出走以降からプライベートでは私のことをアサヒと呼んでいる。
本人曰く「折角、名前があるなら呼ぶべき。」だそう。よくわからないけど・・・・
それに影響されて、私も彼女のことをティリと呼んでいる。
本人のウマ娘での名前、マティリアルから取った。意外と彼女は気に入っているらしい。
- よくよく考えれば、元男同士がウマ娘になったからとはいえ、
いきなり、女の子らしいあだ名で呼ぶのは・・・・とか思ったが、詳しくは考えなかった。
「どうしたの?」
「明後日暇?最近、ここの近くにできたみたいでさ。」
そう言うと彼女はスマホの画面を見せてきた。
そこには、新しくオープンした健康ランド系の大規模銭湯があった。
「最近、レースにトレーニングに忙しそうだから、疲れてると思ってさ。」
確かに、自分の出るレースに、スズカのトレーニングと結構疲れは溜まっている。
しかも、タイミング良く明日は休みだ。予定も特にない。
「良いよ。行こう。」 二つ返事で返すのも当然だった。
146シチトレ幻覚マン21/10/03(日) 06:14:05
そして、今に至る。
「ティリ?ホントにこれで疲れが取れるの?」
「昨日、見たのだと、すごいらしいよ・・・・」
私たちは、今サウナで蒸されている。
ここのサウナはとにかくすごいらしく、本場さながらのロウリュを完備している。
加えて、定期的に店員さんがアロマ水で水蒸気を発生させ、うちわで仰いで温度を循環させてくれるらしい。
それのおかげか、私たちは、もうすっかり温まってしまっていた。
「そろそろ、出る?」
「そうしよう。もう限界。」
サウナを出たら、その横に水風呂がある。そこに入り、身体を冷やした後に外気浴をするのが、サウナの基本的な流れだ。
初めてなのでどういった具合かはわからないが、ネット曰く、水風呂は冷たければ冷たいほどいいらしい。
私たちが揃って、足を入れると
「「寒っ!」」冷水の刺すような冷たさが身体を貫いた。
けれど、一度決めたら曲げない、トレーナー根性やらウマ娘根性やらを奮い立たせて、肩まで浸かった。ふたりで頑張りに頑張って一分耐えた後、外にある外気浴用のリクライニング椅子に腰を落ち着かせてみると、初めてサウナの凄まじさを思い知った。
そうか、これが”ととのう”ってことか。
じんわりと外気と同じ温度に温まっていく身体に、快感が広がっていく。
まるで、身体の感覚が世界と同化していくような全能感にも似たリラックスが身体中を駆け巡っていく。身体の疲れが浄化され、デトックスもされているため、益々心地よくなっていった。寝ているわけでもないのに、身体がどんどん癒されていく。
これは、人気に、なるわけだ・・・・
しばらく、この感覚を味わった後に隣の椅子のティリが話しかけてきた。
「これを、あと、もう二セットするんだって・・・・」
なるほど、これを繰り返すことで更にリラックスを深めるのか。
そうして、めくるめくサウナの快感に酔いしれた私は、
(今度は、スズカも連れて行こう。)と決心したのだった。
以上です。ありがとうございました。
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part124【TSトレ】
≫154二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 09:33:09
シャカトレ第いつか+1章
しかしブルトレを三女神像の前に持っていくには様々な工夫が必要だ。
そこでシャカトレはロジカルに考え、日頃仲良くしている4人、武力のありそうな数人を集め作戦を決行することにした。
「オペレーションは僕が行いますが、具体的な作戦立案に関しては慣れていらっしゃる方にお任せします」
「わかりました」
「個人的には多分なんでも耐えられるカレンチャンのトレーナーさんを連れてきたかったのですが、正直ツテがないのでマクトレで代用します」
「盾役ですの!?分かりましたわ!!やってやろうじゃねえかこの野郎ですわ!!」
「ブラトレさんはブルトレさんを連れて突進、テイトレさんとフクトレさんは戦場把握、武力の御三方は三女神からの攻撃に対応、を想定して集めました」
「けどこれでも足りるかわからねえだろ」
「そのためにヘルプを用意しています。トレセンとのツテのある最強の解体業者と」
≫160「無力(ストロング・ゼロ)」21/10/03(日) 09:35:45
(タイトレ)因果の輪廻に囚われようと!
(フクトレ)残した想いが扉を開く!
(ルドトレ)無限の宇宙が阻もうと!
(スズトレ)この血のたぎりが運命を決める!
(マクトレ)乳もバストも突破して
(全員)掴んで見せるぜ愛バの道を!
(マクトレ)天元突破 TSトレ!
(全員)俺たちを 誰だと思っていやがる!
162「無力(ストロング・ゼロ)」21/10/03(日) 09:36:09
TSの力に溺れる愚か者達よ……
貴様らにそれだけの覚悟があるのか?
元は男だった魂を殺し、
不純異性交友を封じ込め、
この学園の風紀を守ろうとする!
我々の覚悟に敵う道理があるか!!
否!
否否否否否否否否否否否否否否!
断じて否!!!
決意もなく!
覚悟もなく!!
道理もなく!!!
己の欲望のままにTS化の力を使い!(無自覚)
その力で担当の脳を破壊し!
それがTSトレの功罪!!
だからこそ!
滅びなければならないのだ!!!
我々に自由にTSさせられるだけの哀れな存在が何を言う!
その思い上がりッ!後悔させてやろう!!!
三女神ィィィィィ!!!
TSッッッッ!!!
ビイイイイイイイイムッッッッ!!!!!
永劫に続くウマ娘の始祖パワーによって!
DNAの一点まで!完全消滅するがいぃっ!!
164「無力(ストロング・ゼロ)」21/10/03(日) 09:36:51
ドベトレ:兄貴。 此処は任せてくれ。
ドベトレ!オーヴァロード!!!
嘆くなよ、兄貴。
一度は絶望と倦怠の海に沈んだ魂が
此処まで来れた。
仮初めの体が学園の平和な明日を創るのならば
本望さ。
ドベトレ、TS解除します!
ドベ:それを…!待っていたッッッ!!!
兄貴!受け取れえぇぇっ!!!
侘助!一緒に行くぞ!
169「無力(ストロング・ゼロ)」21/10/03(日) 09:37:23
そして愛バ自慢のぶつかり合い、エピソードによる殴り合い。攻めの応酬。
三:なぜだ・・・お前達のどこにこんな力が
マク:俺たちは 一分前の俺たちよりも進化する
1レスすればほんの少しだが概念が進む
それが「TSトレーナー」なんだよ…!(メタ)
172「無力(ストロング・ゼロ)」21/10/03(日) 09:38:47
マク:覚えておけ・・・
この思いは この学園に風穴を開ける
その穴は 後から続く者の道となる
倒れていったトレーナーの願いと
後から続くトレーナーの希望!
ふたつの想いを ストロングゼロに織り込んで
明日へと続く道を掘る
それが天元突破!
それがTSトレーナー!!
俺の愛バは
天を突く愛バだぁぁぁーーー!!!!
174「無力(ストロング・ゼロ)」21/10/03(日) 09:39:17
敵の懐深くに迫るために、天元突破→超銀河→アーク→マクトレとその機体を次々と擲って突進していく。そして
ネイトレ「マクトレ!いけぇぇぇぇぇ!!!!」
マクトレ「ストゼロッインパクトッ!!!!!」
三:ならば・・・この学園・・・
必ず、守れよ
マク:当然だ……
トレーナーはそこまで愚かじゃない……
「無力(ストロング・ゼロ)」~完~
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part125【TSトレ】
≫5二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 09:56:49
たて乙
トレーナーたちの体は戻った。パラウマムスコンドリアは消滅し、ヒトがウマ娘となることはなくなった。
───と思われていた。
ここにただ1人、三女神経由でウマ娘になりながらウマ娘であり続けるトレーナーが居た。
メジロマックイーンのトレーナー。三女神の執着を喰らい続けたもの。
三女神は最後の手段として、かねてより自身の因子をマクトレに埋め込んでいたのだ。
せめぎ合う精神と侵食。曇るドベトレ、信じ続けるマックイーン。
天元突破TSトレーナー、最終章。
”唯一神篇”
13月39日公開
≫47二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 10:10:32
流されて藍蘭パラレル新人ちゃん!
新人ちゃん「グスッ...グスッ...」
テイトレ「うーん、今回は無罪...」
新人ちゃん「でも...私のせいで...ネイトレさんが...、私が気をつけてさえいれば...」
────────────
朝
おはようございます!新人トレーナーです!
今私は無人島にいます!....何故?
まあ、嘆いていても始まりません!ザバイバルでは食料が大事だと聞いたことがあります!早速食材を探して先輩方に持って行ってきましょう!
───────
先輩!有りましたよ!食料!
ネイトレ「でかしたわ!新人ちゃん!何取れたの?山菜?魚?」
新人ちゃん「はい、野生のアケビとビワ、ザクロも有りましたよ!」
ネイトレ「本当にでかした!」
新人ちゃん「あっこれも取れたんでどうぞ!」ネイトレの手にポン
ネイトレ「ん?」カサカサ
キャァァッァァァーーー
ドウシタ!
マタシンジンガナニカヤッタゾ!
モウシバッテナニモデキナクシロ
────────
手紙
新人へ元気にしていますか
中略
虫は食用に育てられたもの以外は寄生虫などの危険があります、必ず火を通しましょう
父より
ちゃうねん、青藍島の住民だから予測変換が勝手に
68二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 10:21:59
フクトレ「これ以上ひどい目に巻き込まれるのはダメだろ」
マクトレ「ある種の過保護が発動しているのは認めますわ……でも」
ネイトレ「むー……」ボロボロ
マクトレ「両手足はともかくせめて猿轡は解いてあげませんこと?」
フクトレ「飯喰う時は外してやるからセーフだ」
≫53二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 10:15:10
それではどうぞ
「さあ始まりました、特別開催第二回トレーナー対抗レース。今回は芝1600m右回りです」
「実況は私、キタトレと」「解説のファイトレです」
「天気はあいにくの曇り空ですが、好走に期待したいですね」
「では出走者の紹介と行きましょう」
「1番 シャカトレ」「ロジカルに進めるとのことですがいかに」
「2番 タキトレ」「トレーニングは欠かしてないそうですがどうだ・・?」
「3番 ウオトレ」「さすがの威圧感ですね。パワーを生かせるか?」
「4番 デジトレ」「いい仕上がりです、好走が期待できますね」
「5番 グラトレ」「なかなかの雰囲気です。恐怖を感じそうですね」
「6番 タマトレ」「適性がやや厳しいですが頑張ってほしいです」
「7番 クリトレ」「いい笑顔ですね、余裕そうです」
「8番 セイトレ」「顔色が悪そうです。厳しいか」
「9番 ギムレット」「私一押しです。良いものを見せてくれるでしょう」
「紹介は以上です、ではまもなく始まります」
54二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 10:16:02
————アタシことデジトレはパドックの中で集中していた。
第二回トレーナー対抗レース、前回の反省を生かして距離と参加条件が変更されたこのレースには9人のトレーナーが参加を名乗り出た。
このレースで勝利した一人には秘境温泉旅行券がもらえるとあり、そのためか今回は全員が気合いを入れている。
俺は参加者を調べてデジタルと共に作戦会議をした。
「今回の出走する中で特に怖いのはおそらくトレーナーさんをマークしてくるグラトレさんでしょう」
「そうだな・・・俺はどうするべきだデジタル?」
「そうですね、基本はいつも通りに走ってください。ただ、グラトレさんには常に注意を払うように」
「ありがとう、勝ってくるぞデジタル!」
(・・・大丈夫だ、俺なら勝てる。)
雰囲気が変わる。全員が身構える。
「アタシは・・・
ガコンッ!
勝つ!」
瞬間パドックが開き全員が飛び出す。スタートから速度を上げ…
ようとしたタイミングで響く異音。何かと思い後ろを向くと・・
「おおっと、早速転倒事故です!セイトレが倒れています!」
「あれは加速中にバランスを崩しましたね。さぞ痛いでしょう。」
- 気を取り直して走る
今回は差し追い込みが多くやや後方にバ群が形成されている。
逃げがおらず、先行するタキトレとタマトレ、クリトレを追いかける形で
アタシとアタシをマークするグラトレが続く。更に後ろにはシャカトレとギムレットが続き、ウオトレが最後尾で控える。
(予想通りの並びだな・・・)
バ群はそのままコーナーへ。いまだ動きはない。だが手ごたえを感じていた
(やっぱり・・・適性があってない・・・)
56二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 10:16:30
———tsしたトレーナーたちだが一応適性を測るために学園の確認レースを
行っている。大体の子はここで測った適性をシートに書いている
その適性だがデジタルの調べでここにいるトレーナーの分はすべて把握している。
そしてこの中には適性が厳しい人もいた
分かりやすいのはタマトレだろう。一見すると問題なさそうだが・・・
(芝に足がとられかかってる、ずいぶん走りにくそうだ。)
事実、僅かにだが落ち始めており遠からずついてけなくなるだろう。
コーナーを抜けるころには消耗が少しずつ見え始めていた。
無論走りに影響はないが、それでも息遣いなどに変化はみえる。
途中の直線でレースの折り返しを過ぎたあたりで動きがあった。
先行組が加速しだす。クリトレとタキトレの熾烈な先頭争いは後ろの組を加速させる。
「これはハイペースなレースになってきましたね」
「ええ、逃げがいないので必然的に前の二人がペースメーカーとなります」
「スタミナの消費は激しくなりますね。」「はい。このハイペースでどうなるか楽しみです」
このハイペースを保ったままレースは終盤、最終コーナーへ
「シャカトレ、苦しそうな顔をしています」「そうですね、ハイペースがきいているのかと」
「レースも終盤、果たして前に出るのは誰なのか?」
57二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 10:17:05
ここで先頭に動きが出る、クリトレとの先頭争いを制したタキトレがさらに加速する。
(ここで振り切りる気か!)
その加速、その速度は凄まじく彼女の担当であるタキオンのよう
———それはまさに超光速の継承者。
(少し早いが構わない!ここが正念場だ!)
俺も追従すべくスパートをかける。はじかれるように加速する。
ワンテンポ遅れて右後ろからの気配が変わる。圧を感じる。
殺意とすら誤認しそうなほどの強烈な気迫が襲う
(詰めてきた・・・だが前にはいかせない!)
いまだ食い下がろうとするクリトレを外から交わして追いかける
「さあ全員スパートをかけだしました!」「ここからどう動くのか期待です」
更にペースを上げて追いかける、彼女との距離が詰まっていく
「コーナーを抜けた!差してきているデジトレ!追い抜けるか!」
「おっとこれは面白くなってきましたね」
(あと2バ身・・・1バ身・・・抜けた!)
彼女を差し切り先頭へ、あとはこの直線を駆け抜けるだけ。
58二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 10:17:24
ふとここで一度ターフを俯瞰する
(後ろでパワーに任せて追い上げようとするウオトレと抜かれまいと苦悶の表情で走るシャカトレ
走りにくそうにするタマトレはシャカトレの一バ身前で離れたクリトレに追いすがってる
そして俺の近くにいるグラトレとタキトレ・・・あと一人は・・・)
瞬間右を人影が通り過ぎる、僅かに開いていた隙間を抜けてくる。
その時、俺はこのレースでマークしなかったことを悔やんだ。
「前に出たのはギムレット!どこから抜けてきた!」
「なるほど、隙間を縫ってバ群を抜け、グラトレの陰にいましたか」
(くそ・・・置いてかれる・・・負けたくないのに・・・!)
「アタシは…負けてたまるかぁぁぁ!!!」
更に加速する、その背に近づく。
「次世代の勇者が差すか!ギムレットが逃げきるか!」
———追いつきかけたその瞬間、ゴールを踏み越えた。
「勝ったのはギムレット!ギムレットです!」・・・・
59二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 10:17:45
今回の対抗レース
着順はギムレット
デジトレ
グラトレ
タキトレ
クリトレ
タマトレ
シャカトレ
ウオトレ
セイトレとなった。
このレースだが学園内で多くの反響を呼び、上層部が
「第3回も検討してみるか・・・」
とつぶやいたという。
≫70二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 10:22:19
『つまりそういうことだったのか』
「ハヤトレさんよ、話って何だい」
「ブラトレよよく聞いてくれ、我々にとって超重要な事態なのだ」
「ほう?」
「まず俺はハヤヒデさんのトレーナーだ。しかして今はウマ娘、実質的にはハヤヒデさんの妹といえる」
「…ふむ」
「次に君はブライアンのトレーナーだ、だがそちらも今はブライアンの妹ともいえる立場だ」
「……ふむふむ」
「つまり…つまりだな?我々は…義姉妹!」
「なるほどォ!」
「いや何がなるほどなんだ?」「知らん」
「義゙姉゙貴゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙!」
「義゙妹゙よ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙!!」(手を広げる)
「義゙姉゙貴゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙!!!!」(胸に飛び込む)
「義゙妹゙よ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙!!!!!!!!」(抱きしめる)
「「うるさい!」」
≫143二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 11:00:14
「ルドルフー!見て!」
しゃーん、と音が鳴りそうな登場をするトレーナー君。そこには、眼鏡──歪んでないのを見るに伊達眼鏡だろう──をした彼女がいた。
「……君は元々国色天香、仙姿玉賀とも言うべき容姿だったが……まさか」
"才色兼備を目指すつもりなのだろうか?"と言いかけてやめる。ついつい忘れがちだが、これでも私と同じ視座を持つ彼女、元々才色兼備である。
「目を悪くしたのか?」
「そんなわけないけど……ルドルフも眼鏡してるから、私もしてみたらどうかなーって!」
「……しかし」
すっ、と立ち上がり彼女の前に立つ。そうして、彼女の眼鏡を取り、口付けをする。
「休みの日はこうするのが難しくなる、な」
「……確かに!」
────でも、結局伊達眼鏡は女教師プレイ等のために保管されることになった。
≫151二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 11:03:45
「ルドルフ、なんだか顔色が悪いよ?」
「いや、少し生徒会の仕事が多くてね、ブライアンやエアグルーヴも同じくグロッキーになったが、なんとか終わったんだ。心配そうな顔をしないでくれ問題なくトレーニングはでき……」
「ダメ」
────ルドルフは監禁された。
161二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 11:08:36
「監禁とは言うが……これはただ私が甘やかされているだけでは?」
「いいの、疲れてるんだからルドルフは何もしないでっあっとっと」
「転けないように気をつけ────」ボフン(転けそうになり咄嗟に捕まった先がルドルフ。そしてルドルフの顔面に押し付けられるルドトレのウオデッカ)
「あっごめんルドルフ!大丈───」
────ルドトレも監禁された
≫165二次元好きの匿名さん21/10/03(日) 11:10:23
「おぬしら!旅館の大部屋で止まったら何するかわかっとるじゃろうな!こいばなじゃ!」
「ウワーッ元既婚者の爺様に勝てるわけないだろ!」
「でも私気になりますよっ、先生の恋模様!いったいどんな感じだったんですかっ?」
「まあ気になるが…おいアホ、気軽すぎないかこの空間!仮にも偉人だぞ!」
「仮にもと言ったな!おぬしにはわしが書き連ねてきた書物40冊超を帰ったらたたきつけてくれよう」
「ごめんなさい間違ってました」(フクトレマッハ土下座)
「でもじいちゃん先生、もう60年位前の話でしょ?覚えてんの?」
「こら、御爺様を馬鹿にするのはいけませんわよ。だいぶ希薄になってるとは思いますけども」
「おぬしも課題マシマシじゃ!あっもう教師やってなかった!」
「やっぱボケてるんじゃありませんこと?」
part○○~○○はこちら