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目次
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part111【TSトレ】
≫41二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 07:48:40「俺たち菓子配るサイドなの?」
「当たり前だろ、見た目だけで通過出来るわけないだろ」
「あ、私ちょっと席を外しますわ」
「子供に扮してお菓子集るつもり?やめな?」
「マックイーンの手元に菓子大量にあるとやばい気がするんだよ」
「真面目な方だったか」
「まあそれはそれとしてドベからは猟ってきますわ」
「かわいそ」
≫49二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 07:51:31「低身長のヤツらが菓子貰いまくってるな......」
「あ、皆さんこんにちわ」
「あーシャカトレうーす......あれ、君はあんまり貰ってないんだ」
「ロブトレとかあんなことになってるのにな」
「目付きが悪いからじゃないでしょうか?あと雰囲気?」
「確かにシャカトレは身長以外威圧感ありますわよね......しかもコスプレもあまり加工してないフランケンシュタインですし」
≫72二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 07:59:44ロブトレ「フフ、私は魔法使いの使い魔です。大魔法使いのご主人様から皆にお菓子というご褒美がありますよ、是非受け取ってくださいね」
ブルトレ「私たちは大人ですからね。子供たちにお菓子を配ります」
~数時間後~
ブルトレ「お菓子を配っていたはずなのに……私は子供じゃないのに……」
ロブトレ「仮装した状態の私たちではそのように見えてしまうのでしょうね。今度、大人っぽく見えるようなコーディネート、教えてあげますよ」
≫91二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 08:04:41「ブライアン…その恰好は何だ?」
「姉貴か、これは狼男と狼女だ」
「俺たちはこれで肉を食う」
「何の問題もないだろう」
「良い訳あるか!おい、君も何か…」
「可愛らしく美しい猫又!こんな格好も素晴らしい!」
「しまった私が着せたコスプレ衣装に夢中だ!アッ待ちたまえブライアンとブライアンのトレーナー!」
≫92二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 08:04:46足に凄まじい傷のあるゾンビの仮装をしたテイトレを見た皆さんの反応
「そこまで吹っ切れてるなら別にいいと思いはするがな?」
「心臓に悪い」
「わたくしたちがあの血痕から何を見たのかを理解していらっしゃいませんね」
≫115二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 08:12:39「どうです?このコスプレは。マックイーン」
「トレーナーさん……?なんですのそのコスプレは……ドラム缶ですの?」
「いいえ、マックイーン。私考えましたの、下手なコスプレをすればあなたの風評被害になってしまいますわ。ですから頭も体も全部隠し手足だけ出るようにしましたの」
「それでなんですのそれ?」
「ストロングゼロの缶」
≫150二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 08:21:24ネイトレ「懐かしいね。ハロウィンパーティ」スターシャコス
ネイチャ「おかしい……なんか前もやった気がする」沖田艦長コス
ネイトレ「楽しいことは何度やってもいいからね。……ネイチャ、髭がズレてる」
ネイチャ(推しといてなんだけど、トレーナーさんの格好、薄手でちょっとえっちぃな……)
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part112【TSトレ】
≫13ガンギマリ頭スズトレ21/10/02(土) 08:35:58「これだけあれば十分かな?」
「はい、スペちゃん用のは別に用意しましたし、これなら持つと思います。」
経験者であるスズカが言う。今日は年に一度のハロウィン。トレセン学園においても、トリックオアトリートの文化は栄えていた。
とはいっても、私もスズカもあまり興味がない。というかコスプレが特に思いつかなかったため、今回はお菓子をあげる側。
「…すみません、ちょっとトイレ行ってきます。」
「うん?分かったけど…」
そう、思っていた。スマホをチラッと見たスズカが部屋を出ていく。おかしい、嫌な予感がしてきた。
「でも、部屋空けるわけにもいかないしなぁ…」
せっかく作ったお菓子を全部まとめて持ってかれでもしたらシャレにならない。
ゴソゴソ…ゴソゴソ…
扉に警戒し、いつでも対応できるように耳に意識を集中する。
ゴソゴソ…ゴソゴソ…
だが、敵は。
ガラッ
「覚悟ぉぉおおお!!!!!」
天井から来た。────普通に聞こえていたので避けた。
「ヘブシッ!?」
私というクッションが消え、声の主、マチカネフクキタルは地面にぶつかる。少し可哀想だけど自業自得だろう。
急いで菓子をまとめ、逃げるために扉を開け…
「すみません…すみません…」
メイショウドトウが、入口を完全に塞いでいた。
そうしてる間に復活したフクキタルが私をしっかりと拘束する。
「…一応聞いとくけど、フクトレは…?」
「アイアンクローに怯んでるうちに逃げられました。なのでこうして来た次第です!!スズトレさん、コスプレの予定ないんでしょう?なら私がさせてあげます!!」
うーん、調子に乗ってる目をしてる。大人しく諦めよう。できることはするけどね。
≫14ガンギマリ頭スズトレ21/10/02(土) 08:36:10「ふふん、いかがですか!!」
「おぉ…なかなかやるね。」
「でしょうでしょう!!巫女服に関しては詳しいですので!!」
「確か実家神社なんだっけ?ならそうだよね…あ、ところで。」
「はい!なんでしょう!!」
「私とフクトレって親友じゃん?」
「はい!」
「あなたがこうして暴走した時もちょくちょく対応してるじゃん?」
「はい!」
「だから簡単な合言葉みたいなのがあってね。」
「はい!…え?」
「拘束されてるうちに送ったから、もうそろそろ来るんじゃないかな?」
「大当たり、時間稼ぎありがとよスズトレ。」
「フンギャロー!!」
≫29二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 08:39:52では
兵士と兵士
トレセン学園廊下にて
「ああ、どうもこんにちはタマトレさん。」
「あ、どうもファイトレさん」
タマモクロスのトレーナーである俺はファイトレさんと出会った。
―――正直な話、彼女のことを一度気になって調べたことがある。
経歴も何もつかめなかったため謎多き人物だが、この学園では屈指の常識人であり
またアドバイスを何回かうけたこともあるので、信頼できる人であった
「しかしいい天気ですね~。・・・俺も走ってこようかな」
「いいんじゃないかな。私はこの体になってからキツイメニューはこなせてないし」
「それは難儀ですね・・・」
「代謝が高いから間に合ってるけど、体力は落ち始めるかもしれないのがね」
- 相変わらず不思議な人だ。TS前に自衛隊でのトレーニングメニューを一緒にこなしたが問題なくやり切っていた
(気になる・・・あれをこなせるなら相当の仕事についてたはず・・・)
意を決して聞いてみる。
「つかぬ事をお聞きしますが、ここに来る前は何をしていたので?」
「うん?ああ、貴方と似たようなことをしていたとも」
「つまり元自衛隊員・・・」「違うな」
(違う・・・?でも日本人だし・・・)
「PMCってわかる?」「!」
「私はそこで数年間働いてたから、お陰でそっちのことはわかるし」
「そうだったんですね。おっと、そろそろ行かないと」
角を曲がり、彼女と別れる。彼女との仲が深まった気がした。
「―――彼女はいい眼をしてるな。私とは違う、何も知らないきれいな色だ。」
≫58二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 08:49:38マルトレ「トレセンには新卒で入りました。ところでウマ娘化してから夜トイレに行くのが怖くなった気がするんだけどこれがまさかスズトレが走りたくなるみたいなウマ娘化の影響……?」
スズトレ「トレーナー配信でホラーゲーム実況をやらされるようになったからでは?」
}
≫108二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 09:04:24良いとの事なので、自分のスパクリトレを投下する
さわりだけだけど
「どうしてこんな…」
自分の状況に頭を抱える
180近くあった身長が160まで縮み、頭にはウマ耳、腰あたりにはしっぽ
鏡に映るのはまだあどけなさの残った少女
どうやら自分はウマ娘になってしまったらしい
何時頃からか、トレーナーがウマ娘化する現象が確認されてはいた
でも、自分はそうはならないと高をくくっていたらこのざまだ
「クリークにどう説明したら…」
思考の堂々巡りに陥っていると、件のクリークがトレーナー室に入ってきた
「おはようございます~~ あら?チーム加入希望者の方ですか?」
「あ…いや僕は…」
~~スパクリトレ説明中~~
「という訳で、ウマ娘になったみたいで」
「――――――」
クリークは説明の途中から黙りこくってしまった
やはり、この状況に頭が追いついていないのか、ショックを受けているのか
戦線恐慌としていていると、クリークがクワッと目をかっぴらいた≫114二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 09:05:15「素敵ですッ!!!!!」
「えっ?」
食い気味に近寄ってくるクリーク
今は自分の方が身長が低いので、感じる圧が凄い
「そうと決まれば、買い物に行きましょう!!」
そう言うと、クリークは僕の手を引いて歩き出した
「買い物ってどこに?」
「何って下着やお洋服ですよ?男物の服を着続けるわけにもいかないでしょう?」
それは確かにそうだ
今の所、ウマ娘になったトレーナーが元に戻れたという話はない
服だってダボダボだし、さっきから胸がこすれて痛かった
ここは素直に従った方がよさそうだ
恥ずかしいが、意を決してついていくことにした
トレセン学園の駐車場にある僕の車の前まで来た時、クリークがこちらに振り返った
「そうだ、トレーナーさんはウマ娘の体について知らないでしょうから、暫くはつきっきりでお世話しますね」
ん??今なんか不穏か空気が≫115二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 09:05:43「つきっきり?」
「はい。お手洗いの仕方とか、体の洗い方とか、女の子の日の対応とか…覚えることが多いですから」
「そこまでやるんですか?」
「当然です!!女の子の体はデリケートなんですから!!なんなら、泊まり込みで――」
話がまずい方向に向かっている
これ以上は大切な何かを失いそうで
「いやいやいや!!?泊まり込みは駄目ですって!!」
「じゃあ、朝と夜にトレーナーさんのお家にお邪魔しますね」
「いやそれも…」
「良いですね?」
「アッハイ」
有無を言わせぬ気迫に思わずうなずいてしまった
これからどうなってしまうのか
僕は今後の自分に不安を抱きながら車を出した
}
≫170「サイゲの脳はすべて乳」21/10/02(土) 09:35:28(フクトレ)先駆者の設定に囚われようと!
(マクトレ)残した概念が扉を開く!
(ボノトレ)無限のレス(約2万強)が阻もうと!
(テイトレ)この血のたぎりがssを生む!
(タイトレ)尻もバストも突破して!
(全員)掴んで見せるぜ己の道を!
(タイトレ)天元突破 TSトレ!
(全員)俺(私)たちを 誰だと思っていやがる!≫171「サイゲの脳はすべて乳」21/10/02(土) 09:35:59新参:TSの力に溺れる愚か者達よ
貴様らにそれだけの覚悟があるか
元は同じトレーナーの他のTSトレ概念を
倒そうとする我が妄想の進化を封じ込め
このスレの平穏を守ろうとする
我々の覚悟に敵う道理があるか!
否!
否否否否否否否否否否否否否否!
断じて否!!!
イラストもなく
設定もなく
ssもなく
己の欲望のままにTSトレの設定を固め!
その設定にがんじがらめにされる!
それがTSトレの限界!
だからこそ
滅びなければならないのだ!!!
我々を捻じ伏せられるだけの強大な存在が
何を言う!
その思いやりッ!後悔させてやろう!!!
インフィニティィィ アンチTSッ
ストォォォーーーーー厶ッッッッ!!!
永劫に続くアンチTSの業火によって
レスの一文字まで!完全消滅するがいぃっ!!
172「サイゲの脳はすべて乳」21/10/02(土) 09:36:28
(ドベトレ) だが、彼女らがこれで終わるはず
がない!まだだ・・・まだやれる!
ルド:タイトレェ! 此処は任せてもらおうか。
ルドトレ!オーヴァロード!
……嘆くな タイトレよ
一度は絶望()と倦怠()の海に沈んだ魂が
此処まで来れた……。
仮初めの体がスレの概念の明日を創るのならば
本望だ……。
ルドトレ、量子分解します!
ルド:それをぉ・・・待っていたぁぁぁ!!!
タイトレェ!受け取れぇぇぇっ!!!
タイ:ルドトレ!一緒に行くぞ!
そしてTSトレ概念のぶつかり合い、砕き合い。
攻めの応酬。
新:なぜだ・・・お前達のどこにこんな力が
タ:俺たちは 一分前の俺たちよりも進化する
一レスすればほんの少しだが概念が固まる
それが「TSトレ」なんだよ
新:それこそが滅びへの道。
TSトレスレ民の限界。
なぜ気付かぬ……
173「サイゲの脳はすべて乳」21/10/02(土) 09:36:56
タ:それは貴様の限界だ!!
自分の中で閉ざされた概念で
新参気分で他の概念にビビっちまった
貴様自身の限界に過ぎないっ!!
マク:そう、TSトレにだって
もっともっと大きな()人がいましたわ!
その人たちのためにも、私たちは前に進む!
テイ:その妄想は無限!
その大きさに私も懸けた!!
タ:喰らえッ!!!必殺!!!超天元突破!!!
ギガァ!!!!!
脳破壊ィィ!!!!!
ブレイクウウウウウウウウウッ!!!!!
タ:覚えておけ・・・
この「TSトレ概念」はこのスレに風穴を開ける
その穴は 後から続く者の道となる
(イラストやssが書けず)倒れていった者の願いと
後から続く(イラストやssを望む)者の希望
2つの想いをTSトレスレに織り込んで
明日へと続くレスを掘る
それが「天元突破」
それが「TSトレ」
俺のTSトレ概念は
天を突く概念だぁぁぁーーー!!!!
174「サイゲの脳はすべて乳」21/10/02(土) 09:37:22
敵の懐深くに迫るために、天元突破→超銀河→アーク→タイトレとその機体を次々と擲って突進していく。そして
テイトレ「タイトレエエエ!いけぇぇぇぇぇ!!!!」
タイトレ「性癖ッインパクトッッ!!!!!」 バルンッ(脳破壊)
新:ならば……このss……
投下して、いいですか…
タ:当然だ…。
TSトレスレ民はそこまで愚かじゃない
~完~(なんだこれ)
}
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part113【TSトレ】
≫27二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 09:47:27君は聞こえる? 僕のこの癖が
スレに勢いで 書き込まれた
もしもタ性破が 意味を持つのなら
こんな性癖も 無駄ではない
憧れに押し潰されて
ss書かなかった
果てしない性癖も知らないで
頭サイゲ想いが今でも
その胸は確かにデカァイから
今日のスレはその先に続く
僕らなりの癖を築いていく
答えはそう
いつも胸にある
(あいつ見た目は綺麗なのに悪ノリするからなあ)≫98二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 10:07:10
(あの人見た目は清楚なのに酔って暴走するからなあ)
(あいつ見た目は可愛いけどあほだからなあ)
(あの人見た目はいいけど結局悪ノリしたりするしなあ)
((((俺私以外みんな気づいてないだろうなあアイツらのこと))))
≫128二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 10:14:57タバカフェトレがタイトレに健康にされちまうー!!
「朝はジョギングだ!朝飯もしっかりな!」
「もうこの際間食もたべよう!!食べたらストレッチでいいからやろう!」
「待って死ぬ」
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part114【TSトレ】
≫261/921/10/02(土) 10:37:47アタシのトレーナーは、パッとしない男だった。
別に仕事ができないとか、だらしがないって訳じゃない。
仕事には熱心に取り組むし、アタシとだってちゃんと向き合って、時々調子に乗るけど……まあ、嬉しいことだって言ってくれる。
格好だって清潔だし、人当たりもいい方だと思う。アタシのトレーナーなんだから、そのくらい当然だけど。
でも、なんだか目立たないというか、地味というか……ああ、もう!
とにかく、パッとしないとしか言いようがないの!
別に本人も気にしてない訳じゃないんだけど、他のトレーナーが……ほら、今あれでしょ?
「成績優秀なウマ娘の担当トレーナーはウマ娘になる」って言われてるアレ。
あんな個性の博覧会みたいな中じゃ、逆立ちしたってウチのトレーナーが目立ちっこないわよね。
いっそあいつ以外ウマ娘になれば目立つのかしら?
なんて思ってたら、あいつからメールが来たの。
『ついに俺の番が来た』なんて書かれていたから、ああやっとか、なんて思っちゃったわ。
(あいつがウマ娘にならないのはアタシの成績がパッとしないせい、なんて思われたくないしね)
とりあえずサイズフリーのスポブラとかボクサーパンツとかジャージとか、ひと通り買ってあいつの家に向かったの。
そしたら……。
「あ、アンタ……!」
「す、スカーレット……あの……」
そこにいたのは流星のない栗毛髪をミディアムボブにした、私より少し(少しよ! ホントに!)小柄なウマ娘がいたわ。
整ってるけど目立たない目鼻立ちといい、印象に残らないほっそりした体型といい……ひと目でわかっちゃった。
「パッとしないわねえ!」
「ひどい! あんまりだ!」
アタシのトレーナーは、ウマ娘になってもパッとしないわ!
≫272/921/10/02(土) 10:38:49
アタシの発言に違う意味でショックを受けたトレーナーは、めそめそしながら転がってる。
男の時はみっともなかったけど、ウマ娘の姿だとちょっとカワイイから不思議ね。
「どうしてこう地味なんだ、どうして……」
「うーん、せめて髪が長ければ遊べたんだけど」
「あそばないで……」
軽口を叩きながら別室で着替えをさせると、「着やすいの選んでくれてありがとう」と声がかかってくる。
つい「さっさと着替えなさいよ!」と返しちゃったけど、まぁあいつにはいつもお世話になってるし……女の子になるなんて大変だろうし、このくらいは当然よね。
そうして気をよくしていたら、トレセン学園の赤ジャージを着たどこにでもいそうなウマ娘が出てきて、ちょっと笑っちゃった。
「ウマ娘になったら、ちょっとくらい目立つかなと思ってたのに!」
「ならないでしょ、アンタ中身もパッとしないんだし」
「ウワーッ!
ウオッカちゃんとこのトレーナーさんみたいに、でっけぇ漢になりたかった……!」
「バカねトレーナー、あの人いまはウマ娘よ」
そういえば、こいつはどうして目立ちたいんだろう。
目立ちたければモヒカンにでもなれば目立つかもしれないのに(勿論アタシのトレーナーとして、そんなの許さないけど!)、悪目立ちしようとはしないし。
理由を聞いてみると、こいつはきょとんとした顔で首を傾げて言った。
「え? だって、パッとしない地味なトレーナーじゃ
スカーレットの一番のトレーナーとして相応しくないだろ?」
あんまりにも真剣に、まっすぐに言うもんだから、思わず両頬を手でつぶして黙らせちゃった。
……むにむにじゃない! 今度からのおしおきはこれにしようかしら……?≫283/921/10/02(土) 10:39:39「で。アンタこれからどうするの?」
「これからって……スカーレットのトレーナーじゃ、だめか?」
「そ、そういうことじゃなくて!
どう暮らすつもりなのか、ってことよ!
まあ、どうしてもっていうなら世話してあげなくもないけど……」
「ああ、そういうこと」
トレーナーは少し考えた後、思い出したようにパソコンを立ち上げる。
「職員共有」というフォルダの中に、「ウマ娘化したトレーナー向けHowto」というPDFがあった。
これって……。
「オペトレさんがトレーナー向けに資料配布してくれたんだよ。
申請しなきゃいけないこととか、その窓口とか、ウマ娘化したら気をつけなきゃいけないこととか書いてある」
「あの人ほんと用意いいわよね……っていうか、こんなのあるなら先に共有しなさいよ!」
「これ一応社外秘だから……! ヘリトレ先生とかの著名人もウマ娘になったせいで、マスコミの騒ぎになったしね」
いくつかの連絡をメールとかSNSで済ませて(指が届かない!とか時々わめいてたけど)、トレーナーは指折り数えて思案し始めた。
男の時の癖を見ると、ああやっぱりあいつなんだな、と思って少し安心する。
「えーっと、戸籍とか手続き関係はオペトレさんやルドトレさんに相談して……
暮らしで困ることは、ウオトレさん……は、生活感が違いすぎか。じゃあブラトレとかマクトレとか、あの辺りに軽く聞いてみるかな。
トレーニング方法とかの参考にもなるかもだし、他にも色々な人に聞いてもいいかも……」
「アタシは?」
「ん?」
「……アタシには、何も頼まないわけ?」
「……あー、うん。そうだね……ちょっと、恥ずかしいけど」≫294/921/10/02(土) 10:40:20アタシの拗ねる気持ちが漏れ聞こえたのか、あいつは男の時そっくりな苦笑いをして、アタシと目線を合わせた。
いつものように、そっと両手を包もうとするけど、ちょっと手が小さいせいで余っている。
「じゃあ、スカーレット。
時々でいいから、話を聞いてくれないかな」
「話……?」
「うん。俺だけじゃないってのは安心するけど……まあ、ちょっと怖くて」
そこで気づいた。あいつの手が、少し震えてる。
滅多に地味以外の弱音はこぼさないやつだけど……そっか。やっぱり、怖いわよね。
「起きた時、ウマ娘になってて……実は、けっこう不安だったんだ。
こんなに変わっちゃ、父さんや母さんにも見分けがつかないだろうし。
それに俺、地味だし、目立たないだろ。
だから……いなくなったことも、気づかれないんじゃないかって」
「……」
「でもスカーレットに開口一番、パッとしない!って言われて……まあ、ちょっとショックだったけど。
ああ、いつものスカーレットだ、これなら大丈夫だって、安心もしたんだ」
「当たり前じゃない。アタシはいつだってアタシよ」
「うん。だから、もし俺がボロボロになっても、いつものスカーレットらしく接してほしい」
それなら俺も、安心するから。
そう言うトレーナーは、いつもより頼りなく笑っていて。
……バカね、トレーナー。
アタシだって、そのくらいの機微はわかるし、どうすればいいかわかるんだから!≫304/921/10/02(土) 10:40:55「じゃあ、服買いましょ、服!」
「えっ」
「えっ、じゃないわよ。まさかずっとジャージで過ごすつもりじゃないでしょうね?」
「で、でも……女装とか、ボノトレみたいに慣れてないし」
「今は、ウマ娘、でしょ!」
「はい……そうです……」
アタシはトレーナーを強引に引っ張り上げて、服を買うべく外へ追いやる。
こういう時は引きこもってたらダメ。遊ぶなり買い物するなりして、自分に自信を持たせるの!
「アンタ、モデル体型してるんだから映える服なんていくらでもあるわよ!
見てなさい! アタシがピッカピカに磨いてあげるから!」
「ご、ご予算は……5万円くらいで……?」
「ひと揃え用意するんだから、その倍は見積もっときなさい!!」
「はい……」
俺のガチャ代が、とか呟くトレーナーを引きずって、アタシは外に飛び出す。
別にこいつが目立とうが目立つまいが、アタシのトレーナーでいるならそれでいい。
けど、アタシのトレーナーだもの。
一番アタシに相応しいように磨いたって、誰も文句は言わないわよね?
(うまぴょいうまぴょい)≫316/921/10/02(土) 10:41:23
オマーケ
「だいたい、オンナを全力で磨けばモテるくらいはするわよ。
細い子って人気なんだし、アタシよりモテるかもよ?」
「そ、それはダメだよ!」
「はぁ? なんでよ?」
「俺がモテるより、スカーレットが評価されてほしい!
俺が目立っても最終的にスカーレットが評価されるならそれでもいいけど
俺がスカーレットより目立つのはイヤだ!!」
「……あっそ! じゃあ程々にナチュラルメイクしてあげる!!!//」
「アッ、もしかして化粧品も自腹……うっうっ、経費通ってくれるかな……」
うーうまだっち
}
≫49二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 10:48:49【さしのみ】 ドベトレ・ネイトレ
「……ほんとぉーーに侘助さんがトレセンに入ってきてくれてよかったーって思ってるんですよ……。」
「私に付き合ってノンアルにしてんのに、なんでもう潰れかけてんだ?」
「酔ってません。あくまで雰囲気酔いです。」
「よしそのまま一時間キープしてくれ。」
「それはむぅーりぃーー。」ヘロヘロ
(クールなの顔だけだな。)
「だいたい!ウマ娘化する女子がどれだけ少ないと思ってるんですか!
『なんてことないだろ?』って顔してますけど、侘助さん来てくれるまでずっっっと私一人で寂しかったんですから!」
「人だった頃から仲良い同僚とかいただろ。」
「……仲良くしていた同性から、ただ廊下を歩くだけでほぼ軒並み黄色い悲鳴上げられたことあります?」
「わるかった。」
「上気した顔向けられて集団に囲まれた話します……?」
「すまん。本当にすまん。もうあんたは酒飲んでいいから。な?」
「イヤです…杯は交わすものなんです…飲むなら一緒がいいんです…。」
「(バカ律儀。)それじゃ男の同僚なら…いやもっとダメだったわ。」
「うーん……?その点ならウマ娘化してるトレーナーさんたちは大丈夫かも。」
「あー……なるほど?でも逆に凹んだりしないか、女として見られてないーって。」
「100パー持て余すので結構です。それに、みんな覚悟が違うんですよ。」
「……あんたはあんたなりにやってると思うよ。担当見てりゃ分かる。」
「……そういってもらえる時が楽になります。」
「たまに背後からすげえ睨んできてるのも分かるけどな。」
「よく言っておきます……。でもトレーナーさんたち、男女の垣根なさ過ぎてたまーにすごい勢いの猥談や絡み酒されるんですよ。
最近だと……ルドトレさんとか、ブラトレさん……あとマクトレさんとか。気を付けてくださいね。」
「後でぶっ飛ばしとく。」
「ふえ?」
「後でよく言っとくの間違いだったわ。」
「そうですか……もうないや。すみませーん!このベリーベリースカッシュ一つくださーい!」≫51二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 10:49:11「まああれですよ。みんないい人なんです。」
「お。女がよく言う当たり障りがないやつ。」
「男の人ももっと使えばいいんですよ……。
『醜さを愛せ』、って言ったのはリーガルハイでしたっけ。そうじゃなくて
『違いを愛せ』ってやつです。同じ人じゃないから、自分とは違う人しかいないんだから、きっとそこがいいんだと思います。」
「それはなんのドラマだ?」
「今のは母さんの受け売りです。あっ母さんって言っても本当のお母さんではないんですけど。」
「……ン?ああ……そういうこともあるよな。」
「??」
「いや、酒飲んでなくて良かったなって話。飲んでたらきっと自分のこと喋っていたから。」
「え~~?……じゃあ、いつか侘助さんの昔話聞かせて下さい。」
「一生言わねえ。」
「…………。」
「……なんでにらんでんだ。話さねえぞ。」
「いえ…さっき言ってた母さんと、なんかシルエットが被ってみえて。」
「……悲しいなネイトレさん。あんたから喧嘩売られるとは思わなかった。」
「待って!?見た目だけの話なの!あとすっごく若いから!」
「……若い義母さん(かあさん)か。」
「うん……実際は友達だけど。」
「義母さんが友達……仲いいんだな。大事にしろよ。」
「う、うん。」≫53二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 10:49:24「……で、私に似てるっていうあんたの義母さん。どんな見た目なんだ。」
「ええと……髪の色はプラチナブロンド、銀と白の中間って感じで。」
「へぇ……。」←白
「そんな髪が肩にかかるくらい。私より長めの、ショート寄りセミでしょうか。」
「ふーん……。」←ロングに近いセミロング
「でも目の印象は違いますねぇ。目を細めて笑ってることが多いけど、結構まんまるお目目なんです。」←垂れ目
「そりゃいい。そこんとこいくと私はつまらん目はしてる。」←つり目
「なに言ってんですか!!……つり目はですね、かわいいんですよ!」
「……あんたの担当をくさすつもりはないって。それに、つり目がつまらないって言ってんじゃない。」
「……!! そうですよね。わかります。ちょっとツンツンしてても
微笑んだり屈託なく笑う時のかわいいと美人さんの同居感がいいですよね!」
「なんだ分かってんじゃん。そういうことだ…今なんの話してた?」
「ドーベルさんとネイチャの話ですけど」
「……マスター!ウーロン茶もう一杯!」
「あとあれですね。目の色は黒っぽい翠だからそこも侘助さんとはちょっと違うんですよ。」
「……ある意味一番のニアピンだ。」←濁った黒に翡翠色のカラコン
「そうですか?緑の目をした方はたくさんいますし」
「そうだったな…そうだった。うん。……」
「…………。」
「……?どうしました?侘助さん。」←白い髪に純黒の瞳
「…………。」
「……兄貴。もしかしたら、姉貴見つけたかもしれねえ。」
『はあ???酔ってますの?ストゼロ飲み過ぎでは??』
「てめえが言うな!!!」
}
≫64二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 10:53:25ドーベル「兄さん!」
ドベトレ「……姉貴。」
ネイトレ「母さーん!」
ウララトレ「……知らない間にまた孫が増えたようですね。お父さん。」
ヘリトレ「じじピも知らない…なにこれぇ。」
≫70二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 10:56:03ではどうぞ!
シャカファイトレwithDK4
シャカールのトレーナー室。そこは研究のために何台ものパソコンがおかれ、
空調設備・wifiの完備された部屋。そして今そこは―――
「何してるんですの!早くカバーに入るのですわテイトレ!」
「うっせぇ!トリガーハッピーしとるからだマクトレ!」
「おいブラトレ、また見逃してるぞ。」
「すまんフクトレ!あとついでに助けに来て!」
―――4人のFPSプレイヤーに占拠されていた。
「はぁ~、確かに一番いい環境なんだがな・・・」
「仕方ないってやつだよシャカトレ」
「貴方も巻き込まれているのによくすましてられるなファイトレ」
「何、巻き込まれには慣れっこてことさ」
シャカールの担当トレーナーである俺は、微笑みながら画面を眺めるファイトレに
あの4人が聞こえていないことを確認してから問いかけた。
「なあ、ファイトレ。君は・・・昔はあの傭兵だった、違うかい?」
空気が冷え込む。気配が変わる。「・・・それで?」
「はっきり言おう、英雄のいないはずの現代で、ここまでやったやつは普通有り得ない。そう・・・例外、イレギュラーなんですよ貴方は」
「なるほど。しかしそれは君の求める真理に反するんじゃないかな?」
「そのとおり。だから気になったんだ。貴方はいったい何者なのか」
「それは私が答えることかな」
「いや違いますね、貴方から聞いたところで私の求める解答はでない」
「そう・・・ならどうするのかい君は」
言葉が詰まる。だが、彼女の碧眼を見据えて言い放つ。
「・・・証明してやりましょう。貴方という存在が、いや人間に
―――例外なんて存在しないことを」
「フフッ・・・好きにするといいさ」
≫71二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 10:56:15ちょうどその時、マッチが終わったのか
「ファイトレー!感想プリーズ!」
「はいはい、少し待ってください」
彼女の後ろ姿を眺める。
「では正直に。フクトレ以外問題アリです」
「「えー!」」「なんでですの!」
―――どうしようもないくらいきれいで恐怖を感じる。
「まずブラトレ、クリアリングが下手すぎる」「うぐっ・・・」
「次はテイトレ、貴方はすぐ近接戦に持ち込まない」「うっ!」
「最後はマクトレ、・・・撃ちすぎです」「チクショーメですわ!」
自分を襲う恐怖を振り払うように心の中で宣言する
―――いつか解いて見せましょう。謎だらけの貴方を。
≫88二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 11:04:50前スレ(part112)でスパクリトレSSを書いた者
筆が乗ってきたので続きを
学園の近くにある商業施設に僕とクリークはいた
クリークに案内されれながら女性ものの服や小物を買い込んでいく
幸いにもお金はあるので金銭的な不安はなかった
そして、あるコーナーにやってきた
眼前には下着をつけたマネキンが並べられている
いうまでもなく下着売り場である
遂に来てしまった
「まずはサイズをはかってもらいましょうか」
そういうと、クリークは店員さんを呼びに行った
ぽつんと一人と取り残された僕は、そわそわしながら周りを見渡す
どこを見ても女性ものの服ばかり
どこか別世界に迷い込んだような感覚だ
悪いことはしていない、悪いことはしていない―――!
そう自分に言い聞かせていると、クリークが店員さんを伴って戻って来た
店員さんは慣れた手つきでスリーサイズをはかっていく
ブラとパンツはサイズがあったものをクリークが見繕ってくれることになった
その後通されたのは試着コーナーだった
服を脱ぎ、鏡に映る自分を見つめる
程よくある胸。くびれた腰。中々大きな尻。そして、体の後ろから時々見える尻尾
こう見ると、自分がウマ娘になったのだと嫌でも実感する≫90二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 11:05:20「90度お辞儀をして、ブラジャーを―――」
クリークの指導は丁寧だった
着け方を一段階ごとに実演込みで説明してくれる
その段階で体に触れられたり密着したりしたが、不思議と興奮はしなかった
性別が変わった影響かもしれない
そして、着せ替え人形になった後、鏡には見違えた自分が映っていた
明るめの色合いのカーディガンにレオパードスカート
黒髪ロングの可愛らしいウマ娘
どこかしっくりくるような不思議な気持ちだ
「これが、僕?」
「似合ってますよ、トレーナーさん!」
「うぅ…なんか落ち着かない…」
クリークは褒めてくれているが、男の意識が残っているからか酷く恥ずかしい
これでこうなるなら、お風呂とかどうなってしまうんだろう
今後の行く末への不安が増した夕方だった
}
≫93二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 11:10:44ルドトレ「パフェ、みんなのも美味しそうだなぁ」
マルトレ「ん、食べる?」ヒョイ
ルドトレ「(パク)んー、美味しい」
グルトレ「私のも食べてみるといい」スッ
ルドトレ「ありがとう!」パクリ
ブラトレ「……」
グルトレ「いや、お前のも食べさせてあげようよ」
ブラトレ「えっ。じゃあルドトレのも食わせて」
ルドトレ「いいよー、交換こ♪」
掛かりルドルフ「さ、三人と間接キスだと!?」
マルゼン「いけないわ!私たちじゃ!」
ブライアン「ああ、もう限界かもしれん……!」
グルーヴ「くっ……か、会長……!!」
≫100二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 11:16:21「へえ、あなた最近ネイトレさんと仲良いんですのね」
「ああ、よく飲みに行ったりする」
「意外ですわね」
「まあ......色々あるんだよ。なんか姉貴みたいに見えてきたし」
「そんな!わたくしを兄貴と呼んでくれて嬉しかったのにその程度の神経で姉を増やすんですの!?よよよ〜」
「いやそんな訳じゃねえから!俺兄貴に色々してもらって感謝してるから!」
「冗談ですわ」
「姿変わって冗談がわかりにくくなってんだよクソ」
「でもあんまり良くないでしょう、ネイトレさんと親密になりすぎるのは」
「何でだ?」
「あなた自分を女だと偽っているでしょう?ウマ娘化したトレーナーで元々女なのはネイトレさんだけ。後は分かりますわよね?」
「ああ。ちゃんと打ち明けるさ、そのうち」
「......今回は俺は何もしないからな」
「今回?」
「いいえ、何でも」
≫112ブラトレ譚21/10/02(土) 11:23:11『夢路に来りて明治の輝』
「…あっれーまたこの夢かあ…?」
ブラトレの意識が明けると、またしてもここは夕暮れ時の平原であった。以前内面のウマソウルと共に大地を走り続けた平原は、あのときと同じく優しい匂いを風に乗せて運んでくる。
「うーん…まあたまに走る夢見るときあるけどまっさら平原じゃないしな…」
とりあえず、周りを見渡してみる。すると、前回とは異なる何かがあった。
「…うん?いや、これなんだ?箱か?」
見れば小さな長方形の箱が平原にぽつりと置かれている。
ブラトレは何もしないのもな…と思いつつ箱によって確かめてみる。桐の箱のようだ。
「んー…どっかで見たような…いやでも…うーん?開けてみるか」
おっかなびっくりに箱を開けてみる。鬼が出るか蛇が出るか。出てきたものは…
「…刀?」
鞘に入った刀であった。銘のようなものが彫られているが、元々あったであろう金箔が剥がれており、ちょっと読みにくい。
「えーっと…一文字は読めるな…明…?うーん刀の名前…?」
頭を悩ます。いや、そもそも刀の名前なんて知らないのだが。正宗、村正、村雨…あれ、村雨は別だっけ。
(……若人よ…若人よ…)
いやそもそもなぜこんなド平原のド真ん中にド怪しい桐箱が置いてあったのか。
(…おーい聞こえとる?ちゃんときこえておるかの?)
「しかもなんで刀よ…もうちょっとこう、あるでしょ…」
(うおおーい、聞こえておるんじゃろ?無視しないで?おばあちゃん悲しむよ?)
「うーん…なんだ…?何の象徴だ…?」
(ゲエーッこいつなんも聞いておらん!…仕方ない実力行使じゃ!)
突如手に持っている刀が光り輝いた!
「ゲーッまぶしい!なんじゃこの刀!」
「お主!さっきから何回も何回も話しかけておるというのになぜ反応のひとつも返さんのじゃ!」
「は!?え!?刀!?刀がしゃべった!?アイエエエ!?」
ブラトレは夢の中だというのに気絶した。カタナ・リアリティ・ショックだ!
「ああっこやつ気絶しおった!やっぱり出力を抑えるのはよろしくないようじゃのう…もうちょい考えるとするか…」
ジリリリリリリリリリリリリリリリリリ!
「んがっ…変な夢見た。まあいいや、ランニングしよう…」≫114ブラトレ譚21/10/02(土) 11:23:23「またか!」
その次の夜、またしてもブラトレは夢の平原に放置されていた。
「今度こそなんもないし…走るか…?」
「ちょいとそこの若人よ!」
突然後ろから声がかかる。そこにはベールのようなものをまとった長身のウマ娘が立っていた。
「ほえっ誰!?俺にゃ夢の中に人を招く能力も趣味もないぞ!」
「ええい面倒じゃなこいつ!とりあえずわしの顔を見よ!」
そういった長身のウマ娘はベールのようなものを取り払った。
「じ、爺様!?いや、爺様というには…なんか雰囲気違う?」
そこにはブラトレが爺様と呼ぶ、ダイタクヘリオスのトレーナーに似た女性が立っていた。
「爺様?あーそっちはまた違う管轄じゃな…まったくあのアホ3人組め、老体に鞭打ちよってからに…」
「アホ…3人?誰のことだ?俺と…」
「あーそっちじゃないわい!ええいこやつ話進まんな!本題に入るぞ本題に!」
女性がぱちんと指を鳴らすと、白い魂のようなものが現れた。おそらくは、ブラトレのウマソウル。
「俺のウマソウル?なんでまた?」
「エー…そのじゃな?この子がおぬしの話を聞きたいと」
「…へぇ???」
どうやら話を要約すると、ブラトレの中に入ったウマソウルは三女神もなんも関係なく、偶然三女神のお戯れ攻勢のタイミングで巻き込まれてブラトレに入ったらしい。
自我も希薄だが、この爺様似のウマが言うにはブラトレのことを知りたいそうな。
「ところで貴女誰よ」
「アッ自己紹介わすれとったわ。わしの名前はメイヂヒカリ!メイヂおばあちゃんでよいぞ!」
「もしかして昨日の刀ってメイヂばあちゃんのやつ?」
「おおぉおお…久しぶりのばあちゃん呼び…いやそうじゃない、そうじゃ。いや、そうじゃなくて刀のほうがそうじゃ」
「突然光り輝いたのは?」「おぬしあんまりにも反応してくれなかったんじゃもん」「もうちょっとなんとかならんかった?」「すまんかった」
ふぅ、とブラトレは息を吐く。
「まあいいや…で、何から知りたいのかねこの子?」
メイヂヒカリはうーんとうなって思いつくように
「おぬしの人生!」「なげえよ!さすがにダイジェストで子供のころからでいいよな!?」「よし!」
≫115ブラトレ譚21/10/02(土) 11:23:38俺の地元にはウマ娘レース場があった。もちろん中央に比べりゃレベルも何も大幅に違うものだったが。
そう、最初にレースを見たのは幼稚園くらいのころだったと思う。
うちのじいちゃんがレース見るのが好きだったから兄弟三人を連れてレース場に連れて行ってくれたのが初めてだった。
子供のころだからもうほとんど覚えてないんだけど、全力で走るウマ娘を見て、凄く目を輝かせていたとか。
「おねーちゃんたちすごいね!」
「そうだよ、私たちは中央に行けるほどの足はない。でもね、全力で戦うんだ。ここにいる子たちは全員、走るのが大好きだから」
「ウマ娘って、すごい!」
そんなことがあった…気がする。もはや覚えてないのだが。
その次は、小学生に入るか入らないかくらい。
たまたま府中まで行けるタイミングで、たまたま今でいう感謝祭のような交流会があると知って、ねだったんだと思う。
旅行して、府中のレースを見て、そして…
「じーじってすごい人なの?」
「ほっほ、そうじゃよーといいたいがまだまだ儂も道半ば、ウマ娘のレースには終わりがないのじゃ」
「おわりがない?」
「そうじゃ、今でもまた新たにウマ娘が生まれては、また新しくレースに出場するじゃろう。今のレースは過去となり、未来のレースが今となるのじゃ」
「よくわかんない!」
「ほっほっほ、それでよいよい。じゃが、もしもその輝きをもっと見たいのなら…そして、その輝きを作り上げたいのであれば…おぬしらもトレーナーになると良い」
「「なるー!」」
多分、そんな感じのことがあったと思う。多分隣にいたのはマクトレだと思う。あいつも覚えてるのかなこれ。
その後
「アホ!そんな簡単になれると思ってんのか!」「そうよ、もうちょいマシな進路選びなさいよ!」「いや、お父さんはいいと思うよ?」「途中であきらめるんじゃないよ!」「ワシにもっと素晴らしいレースを見せてくれるというならお金全部出すぞ!」「「爺ちゃんちょっと黙ってて!」」
など色々ありながら、高校時代からは専門学校でトレーナー資格の勉強を行い、そして二十歳で試験に合格した。
最終試験の担当であったウララトレ先生にはいろいろと迷惑をかけてしまったが、本当にお世話になった。
「トレーナーとウマ娘は二人で一つ、心を合わせることが重要なのですよ」という教えを今でも胸に抱いている。
≫116ブラトレ譚21/10/02(土) 11:24:00「チッ!お前はしつこい!何度も何度も関わってんじゃない!」
「俺が見た中じゃブライアンが一番輝いてるんだよ!どうしてトレーナーも寄せずに一人でいる!」
そうして、初めてトレーナーとして関わったのはブライアンだった。
最初に出会った頃のブライアンはそれはそれは暴れウマであった。
「走れるウマ娘なんて私以外にもいくらでもいるだろう!放っておいてくれ!」
「いや、今回はスカウトだけが理由じゃない。ハヤヒデさんが君を呼んでいる!ハヤヒデさんのメイクデビューだけでも見てくれないかって!」
「チッ、姉貴が今更なんだというんだ!そんなことどうでもいい!」
「絶対に来てくれ!後悔はさせたくない!」
「…そんなに私を連れていきたいのか。じゃあもう私と関わるな、いやお前のバッジを返上しろ!それならついて行って…」
「わかった!捨ててやる!」
「…はっ!?」「お前がスカウトできないならもうバッジもトレーナー資格もいらん!捨てってやるって言ってるんだ!」
畳みかける。俺の意思をぶつける。彼女の火を燃え上がらせるために。
「そもそもお前は何なんだブライアン!走りたいからここにきてるんじゃないのか!どうして全力で走りたがらねえんだ!」
「ッ…!お前に…お前に何がわかる!ウマでも何でもないやつが、私のことを解るわけがないッ!!」
「解るためにこうやって話してるんだろうがっ!お前が抱えてるものを知らないで何がトレーナーになれるんだ!」
「チッ………はあ、わかった、ついて行ってやる。それで満足だろう」
(どうせ私の渇きは…)
「ああ、絶対に後悔はさせない…ハヤヒデさんとの約束だ」
(俺は絶対にブライアンを諦めたくない、そして諦めさせたくない…あんな走りをできるやつが、走りたくないわけがない!)
そしてメイクデビュー戦、その後のレースを見たブライアンは何を思ったのか、翻って俺をトレーナーとして認めた。
「お前が連れて行け。お前が火をつけたんだ、最後まで責任は取ってもらうぞ」
「…ああ、約束する。絶対にブライアンをトゥインクルシリーズで輝かせて見せる」
こうして俺たちの戦いは始まった。
≫117ブラトレ譚21/10/02(土) 11:24:13山もあったし、谷もあった。それでも全力で駆け抜けた。
渇きは潤わず、意志は常に戦場。残した轍は数知れず。
満たされずとも、先を求める。前へと進め、もっと前へ。
3年間のトゥインクルシリーズを終え、俺とブライアンはURAの頂点に立った。
「私のライバルは『レースの世界で生きるウマ娘全員』だ」
それでも尚、相手を求める。挑み続ける。
チームを持つようになり二人で戦い続けるだけではなくなったが、それでも俺は歩み続ける。
『無敵のブライアン』と共に。
そのちょっと後にウマになったのは、周知の事実。
「んーまあこんなもんかな…?ウマになった後はまあ知ってるでしょ、一緒に走ってたし」
「………」
「あ、どうしたのばあちゃん」
「いやな、あやつも良い子を見つけたのだな、とな」
少し涙が見えるようだが、指摘するのも無粋であろう。
「んー?まあいっか。その子喜んでる?」
「…いつのまにか寝とるな!」「あーやっぱ長かったかー!」
「まあよいよい、この子も喜んでおるじゃろう。夢の中まで足を運んでよかったわい」
「また会えるかい、ばあちゃん」「いやー無理じゃろな!今回は頑張ってきただけじゃもん」「えー」
「えーじゃないわい、おぬしは夢の中で生きる存在じゃないからの、現実に生きるのじゃ」
「ま、それもそうか。あえてよかったよ、メイヂヒカリさん」「わしもおぬしと話せてよかったよ、○○○○」
「あれ?俺の本名?」「かかか、わしもいろいろ知っておるからの。じゃあのー」
そうして夜が明ける。メイヂヒカリも名も無き子も、その夜明けの光に包まれて消えていった。
「朝か…大丈夫だよな…?ちゃんと起きれるよな…?」
ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!
「んがっ…朝か。なんかすごい変な夢見た気がする…まあいっか」
いつもの朝がやってくる。起き上がるブラトレの隣に、古ぼけた髪飾りのようなものが置かれていたのは、まだ誰も気が付かない。
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part115【TSトレ】
≫47二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 12:00:28ダストレ「太れって言われてるけど生活リズム整えるのキツい?」
ダストレ「無理に食べると拒食症になっちゃうし、いつもの食事に1品プラスとかから始めればいいんじゃないかなあ。カロリーメイトオンリーならプラスでウィダーつけるとか、そういうとこから始めてみようよー。あ、ホントに調整するなら俺じゃなくて医者頼ろうねー」≫87二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 12:10:12ダストレ「いくらウマ娘専門のトレーナーだからって過信しないで、お医者さんと相談してゆっくり調整、しよう!」
ダストレ「頑なに拒む人だと俺には引っ張れないので親しい人が親身に付き合ってください!車がいるなら出すから!」
こいつマトモなことしか言わねえな
≫105二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 12:14:18帰れ!パラレル新人ちゃん!Ⅴ
肉じゃが
新人ちゃん「グスッ...グスッ...」
テイトレ「君、キッチン出禁ね...」
新人ちゃん「でも...私のせいで...マクトレさんが...、私が気をつけてさえいれば...」
テイトレ「話聞いてる?無敵か?」
────────────
朝
おはようございます!新人トレーナーです!
最近皆さんの食生活が不摂生だとお聞きしたので、今日は栄養満点の料理を作ってお裾分けに行きます!
きょうの料理はこちら!愛情たっぷり特製!肉じゃがです!
材料はこちら!
・じゃがいも 4個
・牛肉 200g
・たまねぎ 1玉
・しょうゆ 大さじ4 ・砂糖 大さじ3 ・食塩 小さじ1
・硫酸 45cc ・硝酸カリウム 適量 ・クロロ酢酸 お好み
硝酸カリウムは防腐剤に使われているので、入れたら美味しさが長持ちしますね!
隠し味に酸味のある酢酸を少し。
クロロ酢酸は融点が53℃だから、
冷ましたら固形化します。
酸っぱいのが嫌いな人には冷ましてから結晶を
取り除いてあげたらOK♪
相手の好みに合わせた気遣いも出来る素晴らしい後輩です!
───────────
マクトレさんにテイトレさんおはようございます!
肉じゃが作ったんですけど如何ですか?
イタダキマスワ!パクパクデスワ!
マクトレタベナイホ...オソカッタカ
≫106二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 12:14:31────────
<この製法における化学反応>
NaCl+CH2ClCOOH→CH2ClCOONa+HCl
食塩 クロロ酢酸 クロロ酸ナトリウム 塩酸
KNO3+H2SO4→HNO3+KHSO4
硝酸カリウム+硫酸→硝酸+硝酸水素カリウム
HCl+HNO3→王水
塩酸+硝酸
※新人ちゃん含め彼らは特殊な訓練を受けています
絶対に真似しないでください
≫110二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 12:15:56「……トレーナー君」
ふと、私は分厚いステーキを食べながら前々から気になっていたことを問う。
「?なぁにルドルフ?」
「君は随分と甘いものを好むが……その、胸以外変わらないなと」
「……時々ルドルフと並走してるからかな?」
あ、これわかってないな。
「トレーナー君。君が日頃使うエネルギー量と私が日頃使うエネルギー量とでは差がある。それを加味しても、その体格を維持できるのはおかしい。そして、ウマ娘となったトレーナー達の中でも随分と酒に強く甘いものを好む君がなぜそのままなのか私なりに推論を立ててみた」
「……どんなの?」
「……トレーナー君。君の胸が大きくなったのは私との情事もあるが……多分その甘いものも原因だと思う」
ぽかーん、としてスプーンを落とすトレーナー君。え、そこまでショックだったのか?
「……だって、ケーキもアイスも美味しいじゃん……」
────結局、その後の並走回数増加やスイーツ制限によりトレーナー君のバスト増加は収まったが、減りもしないのでルドルフは頭を抱えた。
≫137カフェトレ(タバコ)の人21/10/02(土) 12:28:07SSが書き上がらないので、代わりにカフェトレ(タバコ)の生活リズム上げておきますね
朝
遅めに起床。徹夜明けもしばしば。
適当に朝食を摂取してから学園へ
午前
学業時間前にカフェとお話。
登校後はレースの研究やウマ娘の資料を探したり。
昼
喫煙室でタバコをくゆらせる。
昼飯は食ったり食わなかったり。
午後
カフェのトレーニング。
多分一日で一番集中してる。
夜
トレーナー陣の相談に乗ったり飲んだり。
誘われたら断らない。
夕食は食ったり食わなかったり。
深夜
日が昇るまで資料探しと研究。
タバコの消費量が一番多い時間。
ベットまで行くのが億劫なので椅子に座りながら寝ることが多い。