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このページは「おれバカだから言うっちまうけどよぉ…」スレに投稿されたSSをまとめるページ(スレpart281~285)です。
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目次
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part281【TSトレ】
≫17二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 07:35:05
おけ、ならこれな
独白
ーーーとけた意識が目覚めていく
覚醒したファイトレは隣にいるファインを起こさない様にしつつ、そっと体を起こした。
「あの日か…」
そう呟きながら思い出す
ーーーまだファインが幼い頃
私は彼女の護衛として雇われていたが、外に余り出たことがないファインを連れ出したりしていた。
そしてあの日もまた同じように外に出ていた。
「お姉さん!あっちも見て見たいな!」
「そうだね、いってみようか」
小さなファインの手を引き歩く。まだ子供の彼女にとって外は未知のモノだらけだ。
「あれは?」
「ああ、あれはね…」
楽しそうにするファインを見て微笑む。
私が彼女に教えられることは沢山あって、それを教えるのも楽しかった。
…そんな私に現実はそこまで甘くはなかった。
「そしてあそこのが…!」
瞬間、私はファインを連れ出したことをひどく後悔した。
置かれているのは何の変哲もないバッグ、だが私の勘と経験はあれが爆弾であるといっていた。
(クソッタレ!起爆寸前か!)
過去最高に悪態をつきながらすぐにファインを庇う。右腕で引き寄せて離さぬように。
後ろから爆音と熱が襲った時、私の意識は途絶えた。
18二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 07:35:37
(腕の一本で済んだのは奇跡か…)
思い出した私はそっと左腕を撫でる。
あの日から私達の関係は変わった。ファインは私のことを良く聞くようになり、私は彼女だけに改めて仕えるように。
別に私の腕が持ってかれたのはそこまでではない。
私があれを悔やむのはファインに傷をつけかけ、暗い部分を見せたからだ。
私は輝く彼女を汚したくはなかった。何も知らぬ彼女に闇を見せたくなかった。
そう、私は彼女に染まって欲しくなかった。
籠の中の鳥ではあるが真っ白な翼を持つファインと、外で飛び続けて汚れた黒い翼の私。
そんな私が横にいれば黒く汚れるのも当然だった。
彼女についたその染みが私の罪悪感や独占欲やらを加速させる。
…だから私はファインだけの騎士になった。
暗い感情をないまぜにしたままの関係は少しずつ歪んでいく。
気づけばお互いに離れられなくなった、お互いが存在意義の一部になっていた。
(ウマソウルがあるのなら、魂同士の繋がりでもあればいいのに。)
もう一度私は現状を確認するために呟く。
「私はファインだけの味方だから、彼女が望むなら例え何であれ成し遂げてみせよう。」
≫26牛乳マルトレ21/10/21(木) 07:45:30
謎の不快感に目を覚ませば、普段より一時間近く早く起床した。ぐしょり、とパーカーが湿っている。一瞬漏らしたか何かやらかしたのかと思って跳ね起きたが、ベッドに染みている様子やそんな匂いはしなかった。上の階から水漏れでもしたのかと注意深く見てみるが天井に異常もない。とりあえず洗面所に行ってパーカーを洗濯かごに放り込みバスタオルで湿った部分を拭いて背伸びをする。とりあえずパンツ一丁でマルゼンスキーを出迎えるわけにもいかないのでさっさと着替えてしまおうと洗面所から出ようとした時、つー、と汗が垂れるような感覚が腹部を通った。触ると水がついている。いや若干乳白色か。
「……は?」
発生源を辿ると、脇汗ならまだ良かったが、胸である。母乳……? 触ると出てくるので間違いはなさそうだがなんでだ。とにかくバスタオルを胸に巻いて垂れるのを防ぎ携帯電話でたづなさんに休む連絡を入れて病院どこ行けばいいか選定を始める。
「……婦人科でいいのかこれ」
なんか検索してそれっぽい症状を見つけて近い病院を見つける。とにかく絞って出ないようにしないと服も着れないのでスマホ片手にコップに搾る。なにやってんだろ俺。悪戦苦闘すること四十分、なんとか出なくなったのでブラつけてシャツを着てスーツに着替えたあたりで玄関のベルが鳴った。しまったマルゼンスキーに連絡するの忘れてた。
「トレーナーちゃんおっは〜☆」
「悪いマルゼンスキー連絡忘れてた、今日ちょっとこれから病院に行くから」
「えっどこが悪いのトレーナーちゃん? どこの病院行くの?」
「い、いやちょっとな。いく病院は〇〇町の〇〇クリニックだけど」
「それならトレセン学園に行く途中で寄れるし私が送っていくわよ。体調ゲロゲロで向かって事故でも起こしちゃ大変よ?」
「わかったありがたく乗せてもらうよ。ちょっとトイレ行くから中で待っててくれ」
27牛乳マルトレ21/10/21(木) 07:46:13
「あっ牛乳おきっぱなしね、こっそり飲んじゃーお☆ってちょっと変な味……牛乳を常温で放置しちゃダメよトレーナーちゃん……もったいない……」
私は変な味になった牛乳を台所にぺっぺとして、コップの牛乳も流してコップを洗っておく。
「お待たせ」
トレーナーちゃんがきたのでタッちゃんに乗せて〇〇クリニックにレッツゴー! していると、なぜか車内に甘い香りが漂ってきた気がした。ふとトレーナーちゃんの方を見る。シートベルトの下の赤いシャツが水に染みていた。汗とかのレベルじゃないわね!
「トレーナーちゃん何かこぼしちゃった? タオルが脇の箱に……」
「うわまた出てきてる……付け焼き刃の搾りじゃダメだったか……ありがとうタオル借りる」
「……トレーナーちゃんそういえばなんで病院に?」
「ちょっと恥ずかしいが……なんか母乳が出るんだ……朝見様見真似で搾って見たんだが病院までもたなかったな……いやまじまじと見てたら危ない事故る!」
「搾った?」
「うんコップに」
「あー……あのコップのあれそうだったの、常温の牛乳だと思って捨てちゃった」
「あぁ、捨てる予定だったから助かった悪いな」
〇〇クリニックに到着しトレーナーちゃんが手を振って見送るのに手を振り返し、私はトップスピードでタッちゃんを走らせて口に残る味を忘れようとすることにした。
────マルゼンスキーは耐えた。
完
≫35二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 07:54:54
おやつもあるよ!
ドベトレ「兄貴♡...なぁ♡いいだろ?」
テイトレ「マクトレ♡...しよ?」
ブラトレ「はぁはぁ♡いいだろ?やろうぜ♡」
フクトレ「すまない♡」
ルドトレ「ズキューン♡バキューン♡自主規制♡」
パラシン「いいですよ...♡先輩♡好きにもて遊ん」
───────
マクトレ「くそっ、あのクソ女神め、今度はこう言う夢かよ...」
めがぴょいめがぴょい
🗽
≫37二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 07:57:29
「えーっと、トレーナーさんその服のシミはー」
「母乳。でるようになっちゃって」
「あー。……キツイ、デスよね?」
「うん……。現実だけど直視できない」
「搾ると戻る、らしいデスけどー……」
「エル頼む?」
「エッ!?」
「いや、無理ならいいんだが……搾るのは思いついたし自分でやろうとも思ったけど、できなかった。頼れるのはエルしかいない」
(どう考えてもこの後私が辛い、デスけど)
「分かりました。じゃあゆっくりやりますね……」
「わかった……ん」
(直視はしないように直視はしないように)
「では、失礼しますデース……」
「っふ……んっ……♡」
「……」
「止まった……かな?すまんエル、いつも手伝わせて」
「いえいえ、お安い御用デース!!」
その日の夜
(ごめんなさいトレーナーさんごめんなさい)
エルは搾乳性癖が、増えた!!(テッテレー)
≫60二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 08:21:31
明朝、空が白くなり始める少し前に寮を出る。
今日はスカイと昼前まで釣りの約束をしていた。その後は恐らく魚の処理と言うなの調理で終わるだろう。
だがスカイは寮の門限があり早くから出かけられない、だから俺が先に場所を確保して後から合流しようという考えだ。
今日は渓流釣り、度々スカイが逃げ込んでるから俺も場所を覚えてしまった穴場だ。
荷物も幾つかある為近くまで車で行き、設営をする事にする。
幸い運転中にもトラブルは起きず山道で多少転ける程度で目的地についた。
明るくなる空を感じながら設営を初める。と言っても大仰なものではなく簡単に椅子や竿を用意するだけだ。
ただ、今日は追加で七輪を用意した。朝早くからは冷えるし何か釣れればすぐ焼ける。
ボウズの日だってよくある事が温まるし風情もある。悪くない。
設営を終え、七輪に火を入れ少し。先に釣りを初めてもいいが風景を見ながらスカイを待つ。
しかしこう風景を眺める姿と思うと映画のカッコイイタバコを吸うシーンを思い出す。俺は吸えないけど。
「炭の先に火をつけて。デカイなー、これじゃ葉巻だ。口に入れ…ウェッ!ぺっ、ゲホッ!」
「まっず!熱っ!?やべ、髪に火ついた!?水、水、水!川!!」 ドボン!
62二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 08:21:41
「あー…寒いぃ…お、スカイ。おはよう」 ガタガタ
「…トレーナーさん、どうしたのそれ?」
「炭で遊んでたら髪に火がついたから川に飛び込んだ」
「川に飛び込んだ事はわかりますよ、でもセイちゃんこの光景は酷いと思いまーす」
学園支給の下着を上下それぞれ串で七輪の熱に当て、ジャケットやシャツ。ズボンは木に干してある。
トレーナーさんは男物のズボンを強引にベルトで留めて裾を折ってる。
上はコートだけで色々とチラチラ見えてて、大きすぎるのかズボンから少し男物の下着が見えてる。
「大丈夫大丈夫、ココ人通り少ないしシャツ位なら見られても平気だって」
「シャツはそうですけど、それよりもコートの前閉めましょ?」
「いやこのコートもズボンも古いの入れっぱなしにしてたからゴワゴワして留めたくない」
「良いんですか、そんな事言ってると襲われますよ?」
「大丈夫大丈夫、人通り少ないから」
「……良いんですか、私が襲っちゃっても?」
「担当の狼を手懐けるのもトレーナーの仕事かもな」
「……釣り、初めましょうか」
「……そうだな」
暫く見つめ合った後、私達は赤い顔のママ竿を垂らす事にした。
≫72二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 08:28:39
「息子よ……ちちちちが出た」
「悪ぃギムレット。もう一回言ってくれない?」
「……言い方が悪かったな。ふにゅうが出た」
「腐乳……?」
≫104二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 08:51:05
シリウスさんは掛からせたい リウトレ
───起きろ。
シリウスの声が聞こえる。昨日確か、あたしウマ娘になったんだ。それでシリウスと衣類買いに行って、別れたんだ。そういえばモーニングコールするとか言っていたような。あたしは閉じていた瞼を開ける。身体が重いような気がする。
「やっと、起きたか」
「きゃあああああああああああ!」
彼女はあたしを抱き締めていた。朝からなんと心臓の悪いことだろうか。あたしは情けなく悲鳴をあげ、離れるように抗う。
「…ンだよ、朝からうるせぇな」
「うるせぇなじゃないわよ!離して」
ぴーぴーうるさい兎だとあたしを揶揄いながら頭を撫でる。誰が兎だ、誰が。彼女はしぶしぶ離れたと思ったが、真正面から抱き締め直し、あたしの身体を起こそうとする。
「っ……ちょっと」
「顔が真っ赤だな」
「うるさい、もう……」
嫌でも集まる顔に熱と彼女のぬくもりを感じていた。心臓がバクバクしている。彼女はどうしてあたしにこだわるのだろう。同性だろうとモテるだろうに。この姿になる以前から気になっていることだ。慣れない身体のバランスにあたしは覚束ない足取りで洗面所へと向かう。この眼、カラコンで整えた方がいいだろうか。些か目立つ。鏡に映る今の自分を見ながら、ぼんやり考える。髪を整え、部屋へと戻る。
105二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 08:51:21
「着替えるからリビングにいて」
「今はそうしてやろう」
『今は』という言い方に少し引っ掛かりを感じたが、珍しく素直に彼女が話を聞いた。部屋でひとりになったあたしは、着替えを済ませる。リビングへ足を運ぶと、彼女がソファーでリラックスしていた。
「朝のメニューはなんだ?」
「朝食まで食べてくつもりなの?」
「私はアンタの手作り料理食いたいんだよ」
「はいはい」
あたしは呆れ気味に朝食の用意を始める。そういっても昨日の残りの味噌汁を温め、目玉焼きとソーセージを用意する程度の簡単なものだ。テーブルにサラダと味噌汁、ソーセージと目玉焼き、ご飯を並べる。冷蔵庫からヨーグルトとお茶を出して終わりだ。彼女はいただきますと用意した朝食を口にしていく。それをよそ目にあたしも朝食を口にしていく。
「良い。こうして毎朝アンタの味噌汁飲みたいな」
「そですか」
そんな王道プロポーズみたいな言葉は効かないと思いつつも鼓動が早くなるのを感じる。彼女に察されないよう平然を装う。毎日来るなら、買い出しに行かないといけない。今日トレーニング終わりにでも付き合ってもらうとしよう。
「視線が痛かった……」
「別に問題ねぇだろ」
あたしは自宅からこのトレーナー室まで彼女に横抱きにされたままだった。彼女はよく目立つ、あたしの今の姿も目立つ。視線が痛いのを嫌でも感じながら、羞恥心でどうにかなりそうだった。
「もしかして、毎日これ…?」
「アンタが私のモンだとアピールできるから悪くない」
あたしは頭を抱えた。この朝のこれをもとの姿に戻るまで、羞恥心と戦わねばならない。耐えろあたし。そう自分に言い聞かせていると、彼女があたしの頭を撫でながら昼にまた来ると言ってトレーナー室を出た。
───あたしは今日の朝をなんとか耐えた。
≫118二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 09:00:18
「フジトレさーんあたし相談があるんですけどー」
「なに、リウトレちゃん?なんでも聞くよ?」
「最近シリウスの距離が近いしタラシてくるしなんですが」
「……」
「どうにか上手いことかわす方法」「無理だよ」
「へ?」
「無理」
「え、そ、そういわずそこをなんとか」
「うん、あのね?あのタイプの天然タラシが本気になったら手段は選ばないし、逃げようものなら更に勘違いできないよう詰めてくるし、おまけこっちの反応はよくわかってる上に手加減はしてくれないんだ」
「え」
「少なくとも僕はフジでそう学んだ」
「……何されたんです?」
「色々ありすぎてもう覚えきれてないけど、一つ」
「は、はい」
「ファンたちの目の前で演出マシマシでガチ告白された……」
「あたし逃げますぅ!!今すぐドバイあたりに逃げますぅぅぅぅぅ」
≫128二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 09:07:54
独白(ファイン)
ーーー私はずっと外に憧れていた。
私は外に出ることはあまり無くて、何時も家の中で過ごしていた。
王族である私に自由というものは少なくて、だから私の隣にいてくれた彼女に憧れた。
それだけではなく、私を家から連れ出してくれるから。
未知の世界を彼女から教わって歩くのは私には何よりも嬉しいことだった。
この時間が続けばいいのにと思っていた。
ーーーあの日は私から彼女にせがんで連れ出してもらった。
最初は彼女からだったけど、今は私から誘うようになっていた。
私が知らない、知りたいことは彼女は何でも知っている。
「あれは?」
「あれはね…」
今だってほら、こういうふうに教えてくれる。
それが何よりも楽しくて、また聞いてしまう。
「そしてあそこのが…!」
…何も知らない子供の私に彼女の焦りなんて分からなくて。
その瞬間聞こえた轟音に私は耐えることで精一杯だった。
耳をつんざくような音が収まり、彼女の胸に収まった私は顔を上げる。
「これ…は…!?」
力なくもたれ掛かる彼女、その体は赤く染まっていて…
彼女の左腕がなくなって、私にも赤色がついていると気づいた時、私は叫びました。
129二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 09:08:14
ベッドの中で眠るトレーナーさんを強く抱き締めながら、私は思い返しました。
トレーナーさんの無い左腕は私がつけたといってもいい傷。
あれからずっと残っている私のーーーの証。
トレーナーさんは気にしていないとは言っていたけど、私にとっては別。
ひんやりするその義手は、まるで私に問い詰めるかのようにも感じてしまう。
あの日から私はトレーナーさんから離れられなくなった。
…そう、私は彼女に汚してほしかった。
私の真っ白なだけの翼を貴方の黒で染めて欲しい。
あの日私が貴方を外に連れ出して、私が貴方を傷つけてしまってから。
私は貴方に染められたかった、それが贖罪なのかそれ以外なのかはもう分からないけど。
白いそれはもう灰色で、だから貴方と同じように黒くしてほしくて。
そうやって考えていたらもう離れられなくなった。でも良かった。
(ウマソウルがあるなら、魂の繋がりもあればいいのに。)
トレーナーさんをより強く抱き締めながら私の願望を呟く。
「貴方に全てを染めてほしい。溶け合って一つになりたいな」
≫157タキオンの搾乳(2回目)1/221/10/21(木) 09:34:16
「聞いたよ、また母乳が出たって?」
「はい……」
「はいじゃないよトレーナー君。キミは興味深いことをしないと気が済まないのかい。2回目だよこれ」
「ウマ娘になったトレーナー皆の胸から母乳が出るようになったらしいので、今回も自分は悪くないと自己弁護したいと思うんです」
「なるほど、今回も気紛れな神様とやらの仕業か。カフェの見かけた果てにトレーナーをウマ娘にして母乳を出させる神が居てほしくないと思う限りだね。で、今回も私に飲ませてくれるというのかい?」
「タキオンって変な所に興味向けることあるよね。……母乳を止める薬とかない?濡れるし痛いしで正直言ってあんまりいい気分じゃないんだけど」
「そんなものあるわけないだろう。キミは私を便利屋か何かだと思ってはいないかい?」
「これまで作った薬に何かないかなって。後タキオンなら作れるんじゃないかなと思ったんだよ」
「発光する薬だとか性欲を抑える薬とか含めて、学園で作った薬は全て保健室のキミが管理している棚にあるけどね。あとどうせ1日で治るだろうものにわざわざ治療薬を作るやる気なんてそんなものは私にはないよ」
「だよねぇ。仕方がないけど今日1日我慢するよ。で、今日は何の実験をするの?」
「今日は君に薬品を飲ませた上で走らせて効果を実証する実験の予定だったんだけど、流石に胸が痛いと言っている相手を走らせる趣味も無いからねぇ。資料整理でもするかな。原因不明の出火で燃やされたらたまったもんじゃない」
「ごめん。俺はタキオンの足を引っ張ってばかりだ」
「謝ることじゃないよ。それに、そういう所を含めてキミを好きになったのだからね」
「ありがとうタキオン。そう言ってくれるところも好きだよ」
「ふん、今はそういう空気じゃないと思うけどね。ところで前回と何か変わったところはないかい?なんせ原因不明の噴乳事件だ。とれるデータは多い方が良い」
「違うところかぁ。そういえば、以前より胸が張って量が増えたような気がするよ。今はブラジャーじゃなくてタオル巻いてるからよくわからないけど、たぶん胸が少し大きくなってる」
158タキオンの搾乳(2回目)2/221/10/21(木) 09:34:34
「そうかいそうかい、胸が大きくなったか!それは興味深いね。何か原因に心当たりはあるかい?原因への考察は現象の考察に役立つからね」
「胸が大きくなる原因なんて心当たりがあるわけ……いや、1つあった」
「すっごい嫌そうな顔してるけどどうしたんだい。そんなに言いたくないことなのかい?」
「うん。すっごい言いたくない。できれば思い浮かんだ自分を殴りたくなってくるぐらいのやつ」
「何をためらうことがあるんだい?体の隅々まで知ってる相手に何か隠すようなことでもないだろ?さっさと言いたまえ」
「……シている時にタキオンに胸を弄られてたからかなぁって」
「「……」」
「やっぱり忘れ「ベッドに行こう、トレーナー君」って…えっ?」
「今日の予定は全部キャンセルだ。私は今からキミを抱く。乳が多く出る原因を担当に押し付けようとする悪いトレーナー君は躾けられてしかるべきだとは思わないかい?」
「今とんでもないことを言ってるよタキオン。変態だよそれ」
「変態で結構。それでキミはどうなんだい?断られてしまうと私は大変悲しいんだけどなぁ?」
「……そう言われて断れるわけないじゃないか。良いよ。……優しくしてね?」
「そうなるかどうかはキミ次第だね。でもまぁ、善処するよ」
タキオンにお姫様抱っこの状態で研究室のベッドへと運ばれる。
揺れる彼女の腕の中で、これから行われることへの期待と不安が膨らんでいくような気がした。
でも、見上げた彼女の顔を見ると、それも悪くないとも思えたのだ。
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part282【TSトレ】
≫13二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 10:23:27
たておつ
グルトレ「ふふ~ん(超絶ご機嫌)」
オグトレ「なんだか小恥ずかしいな…」
ライトレ「ライス…(必死にお姉さまを装う)」
リウトレ「っ~~~~~~~~~~~~~!!!!!」
≫20二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 10:28:21
わしわしわしわし
ブラトレ「落ち着く」
ブライアン「落ち着く」
さわさわさわさわ
ベガトレ「良いわー……」
ベガ「髪が私よりサラついているの、何だか負けた気分だわ……」
≫43二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 10:45:15
わからせ…分からせかぁ…
「オレさ、さん付けしたくねぇんだよ。敬意を払ってないとかじゃなくて距離感じちまうだろ?」
「…まぁここのトレーナーならそんな事気にしませんしいいと思いますが」
「だよな!よっしゃどんどん声かけていくぜ!あっ!ウラトレ!ヘリトレー!」
「アホ!やめなさい!分からせますわよ!!」
この後ドベトレは元気があっていいと褒められ、マクトレは謎に怒られた。
≫48二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 10:51:12
ブルトレ「えいっ」パウリパンチ
侘助「ぐえーッ!?」(消滅)
侘助「死ぬかと思った」(リスポーン)
ブルトレ「ごめんなさい侘助さん!!!」
いいなコレ
侘助が死んだ!!
≫62二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 10:59:38
「リウトレちゃんおはよー!」
「あ、ルドトレさん」
とててー、と駆けてくるルドトレは、最初に担当含めて会った時と随分変わったな、等とリウトレは思う。
(……あたしの末路ってこの人だったり?)
そう思いながら、やはり二本の動画を見せて同一人物かと聞いたら全員がNOと答えそうな彼女は続ける。
「……そういえば、この前ジェラート貰ったんだけど、良ければいる?」
「いやまあ貰いますけど……」
「よかったー!なら後で部屋まで持っていくね!あ、勿論シリウスちゃんの分も入れておくから!」
そう言って走ってどこかに消えていくルドトレ。
「……なんなんだ、あの人……」
リウトレはジェラートを楽しみにできなかった。
────後日、リウトレは案の定シリウスに堕とされかけ、ルドトレはルドルフ経由でシリウスに謝意を伝えられた。
嫉妬したルドルフは生徒会室でルドトレと互いのジェラートをあーんしあうという暴挙に出てブラトレが死んだ。
≫77二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 11:13:02
『ごるとれさんとぶらとれさん あとまきこまれたまやとれさん』
「んでよー?ゴルシが突然降ってきたわけよ」
「マジかぁ、あいつオレが知らないうちにそんな楽しいことやってたんだな」
「そうそう、結局ゴルシが手伝い始めてからはあっという間でな、ついに目的のブツは掘り返されたわけだ」
「ついにその全貌が明らかになったのか!オイオイなんでオレ呼ばれなかったんだ!全世界の損失だぜ!」
「だってお前その時突然トレーニングコース行ってたじゃん、あそこで奴が待ってるぜ!とか言い放って」
「チクショォー!タイミングさえあってればァー!」
「待て、待て。待ってくれ。説明が足りなさすぎる!なんだこの空間!」
「おっとマヤトレ、オレたちに定まった未来はないんだぜ?今ここが明日で今だ!」
「そうだぞー、過去を振り返りすぎると首がねじり切れちゃうぞ?」
「説明が足らんと言っている!なんでブラトレはお前何の疑問もなくゴルトレと会話できてんの!?」
「あーそりゃフィーリングだよ」
「オレの言葉に耳をかすんじゃないぜ!オーラを感じ取れ!」
「おおおおおぉぉぉぉ待て!俺はそんな高等技術を得た覚えはないぞ!」
「まあ要するにだ、今回の件はタイムカプセルの話なんだ」
「うわぁゴルトレ急に普通に話すんじゃない!」
「んだよー傷ついちゃうぞ?まあこれは先週末の話だ。昔トレセン卒業した子たちが集まって昔埋めたタイムカプセルを掘り返すぞーってなってたんだが」
「なんかの手違いでそこがコンクリに埋まってたんだと」
「ええ……まさか引っぺがしたのか?」
「そう、そのまさかよ!」
「たずなさんがやってしまっていいですよっていったからさぁ」
「たずなさーん!?」
「で、ぶち壊すためにあのババヲナラスマシン?クルマだっけ?あれを使ったらいいんじゃないかって思ったら理事長が「却下!」って。ゴルトレちゃん出鼻をくじかれたぜ」
「そりゃそうだろ、あれコンクリぶち壊すもんじゃねえわ」
「しょうがねえドリルでも探すかーってなったとたんにゴルトレがオレハマッテルゼが待ってるぜ!とか叫びだして」
「誰!?誰なの!?」「わからんのか、このたわけが!」「たわけはグルトレでしょ!」
78二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 11:13:19
「いざどうしようかって時にドリルを携えたゴルシが降ってきた、ってわけだ」
「流石オレの愛バだ!」
「なぜドリルを抱えてたんだ……?」
「「それは、かっこいいからだ!」だって」「これツッコむのが無粋なやつ?」
「そこからはドリルでコンクリをぶち壊すゴルシ、順調に破壊しているゴルシ、最後のあたりで飛び出した破片が額に直撃して悶絶するゴルシ、痛いでゴルシって感じだった」
「ゴルシが語尾になってない?」「気にするな!」「で、結局何が出てきたんだ?」
「そういえばゴルトレも知らなかったな。まあそんな巨大なカプセルでもなかったから写真やちょっとしたアクセサリー、あとなぜか指輪が入ってた」
「ほほう指輪……えっ指輪」
「それ見て何かを思い出した卒業生の一人が、指輪をむんずとつかんだかと思ったら職員室にダッシュしていってな?」
「えっ急展開」「ゴルトレちゃんも興味津々」
「追いかけていった俺たちが見たのは……指輪を受け取って卒業生の一人を抱きしめていた元トレーナー現職員の一人!」
「えんだあああああ!?」「イヤーッ!」「グワーッ!?なぜ殴られたんだ!?」
「それ失恋ソングなんだよ!わかれ!」「嘘ぉ!?」
「ゴルトレの言ってることは本当だぞーってそれは別にいいんだよ、そういうわけでウン年越しのプロポーズが決まっておめでとうの嵐!桜舞う!今9月だけど!」
「感動的だなぁ……!愛の戦士ゴルトレちゃんにはよくわかるぜ」
「経緯が大荒れすぎてわからないけどめでたしでいいのか?」
「いいんじゃねえか?別に卒業後暫くして教え子と教師がくっつくなんておかしい話でもないだろ」
「むっゴルトレーダーに反応あり!恋のSOS!オレが行かねば誰が行く!」
「あいつ走り去っていったぞ。大丈夫か?」
「まあ大丈夫っしょー、いつものことだし」
「そうか……?いやまあそうか……」
「……ところでマヤトレっていつマヤノにプロポーズするんだ?」
「ゴボッホォウェ」
幸い今日は周りに人がいなかったので噂は広まらなかった。
≫89二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 11:25:49
「あれ、リウトレさん?大丈夫、なんかフラついてるけど」
「ああ、ネイトレ先輩……いや、この人は違うな」
「今、後輩からの信用度の低さを如実に感じた……」
「違うんです違うんです!ほら、適材適所って言葉があるじゃないですか!」
「フォローの仕方は考えないと余計相手を傷つけるからね?」
「ぐうぅ……そういうことなら、聞いてもいいですか」
「そうそう。元々女同士、現白毛同士のよしみでなんでも言ってみて?」
「……シリウスからのアプローチがすごいんです」
「……」
「先輩。速攻で目を逸らさないでください」
「……無力な私を、許して……」
「なんでそこで涙出るんですか!?」
「……大丈夫だよリウトレさん。多分、シリウスは単騎で仕掛けてくるから。それだけの力と自信を持って向かってくるから」
「それはあたしなら耐えられるという意味ですか?」
「ううん。横槍が少ないから覚悟しやすいよって意味」
「あたしは耐えたいんですよぉ!」
「……ていうか。今更なんですけど、婚約の噂って本当なんですか?」
「……うん。ちょっと同期にとんでもない伏兵がいてね……」
「……婚約おめでとうございます」
「ありがとう。リウトレさん的には失敗例なのに、そう言ってくれて」
「いえめでたい事なので」
「……私からはひとつだけ。あまり自分を追い詰めないようにね。経験則だけど」
「……参考にします。でも、負けません!」
(何ヶ月、いや何日持つかなぁ……)
≫108二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 11:42:52
タイトレ「うおおおタイシン一着おめでとう!!」ガシィ
タイシン「暑苦しい!喜びすぎ!」
タイトレ「いやタイシンがすごいからこれくらい喜ばしいことなんだ!!」ぎゅううううう
タイシン「ぁぁぁぁ!」(感触が感触がぁ!!)
タ性壊
≫114二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 11:44:22
早朝。風は強いが快晴で絶好のランニング日和だ。
同室の子が起きないよう、朝練の準備をする。
寮を出て、いつもの川辺に向かう。
「おはよー!」
「ヒシトレさん、おはようございます」
1人のウマ娘と遭遇した。彼女は我らが寮長ヒシアマ姐さんのトレーナーである。
ジャージを着ている。ウマ娘となって姐さんと走るようになった姿を見たことがある。おそらくそのためのトレーニングだろう。
「朝早いんですね。」
「実は真夜中に走ってたんだけど、ヒシアマに危ないからやめとけって言われちゃってね……」
なるほど、確かに彼女は危なっかしい。この前なんかは、デスクチェアに乗って高いとこの物を取ろうとしたとかで姐さんに叱られていた。
せっかくだからと河岸を並んで走る。
「そういえば、この前タイム縮んだんですよ」
「やるじゃん。そういう君には飴を上げよう」
リコリス飴が出てきた……
「ごめんなさい。それ、苦手なので」
「そっか……」
目印にしていた橋で折り返し、走る。
ここまではついてこれていたが、彼女が遅れてくる。
「俺のことは気にしないでいいからね」
「わかりましたー」
スタート地点まで戻ってきた。振り向くと彼女が走ってくる姿が見える。思っていたより離されていなかった。
115二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 11:44:39
トレーニングを終える時間が来た。寮に帰らないと。
「はぁ、はぁ……。お疲れ」
「はい、お疲れさまでした」
「と言っても、ヒシアマに呼ばれてるから、俺も美浦寮に行くけどね」
「また、何か怒られるようなことしたんです?」
「してないよ?!……たぶん」
寮に戻ってきた。
「おはようございます、ヒシアマ姐さん」
姐さんに挨拶をし、部屋に戻る。……2人の様子が気になる。
ちょうど起きてきた同室の子と外を覗き見る。
トレーナーは寮に入れないからだろう。2人は外のベンチに並んで座っていた。
「姐さんが作ったおにぎりを食べてる……」
「ヒシトレさん、姐さんに会ってから尻尾ぶんぶん振ってるけど気づいてないんだろうなぁ……」
「姐さん、弁当を渡した。ランニング行く前に見かけたのはこれだったか」
「……2人は付き合ってるの?」
「いや~、この前それとなく聞いてみたら、自覚なさそうだったよ」
≫117二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 11:47:25
リウトレ「やったね、シリウス(あれ…なんであたし抱き着いてるの…!?)」
シリウス「へぇ…やっとその気になったんだな」
リウトレ「ちが、これは……」
シリウスにめちゃくちゃタラシ言動された。
───リウトレは頑張って耐えた。
≫131二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 11:58:01
「やったなテイオー!」ぎゅー
「うん!やったよ!…あったかいねトレーナー」
逆になんか吹っ切れて落ち着いたテイトレ組
「やりましたわね!マックイーン!」ぎゅー
「ふふ…ええ!やり…や…なんですのこの乳は!!」
メジロナイダン襲来
「やったぞブライアン!」ぎゅー
「おい…まったく…仕方ないな…」
あんまり変わらない。ブライアンがお姉ちゃん力を増す
「よくやったフク!」ぎゅー
「フンギャ!?…えへへ…もしかしてトレーナーさんは私の物じゃないですか?私のじゃ…」
シリアスで考えたら死んだのでギャグ。おそらくパワーちゃん因子が入ってる
≫147ロブトレヒロイン概念21/10/21(木) 12:19:56
図書室
放課後、図書室にはいつも二人のウマ娘が本の整理をしている。一人は図書委員であるゼンノロブロイ。そして……
「ロブロイ、こちらの本の整理は終わりましたよ」
「あ、ありがとうございます、トレーナーさん。私も終わりましたよ」
ロブロイのトレーナーであるロブトレ、私である。今では図書室で彼女の手伝いをするのが日課になっていた。
最初はロブロイに興味を惹かれて、物語について語ったりしていたが、図書委員の仕事が大変そうな彼女を見て手伝うようになってからは二人で行うようになった。
今では私も他の人に本の紹介をすることもできるほどになっているのは、秘かな自慢である。
「あとは、この棚、ですね……以前はわたしが入れていましたが……」
「はい……上の方は私たちでは届きませんから……」
残っている本棚はかなり高い本棚であった。かつてで有れば背の高かった私が入れていましたが、今の私ではとても出ないが届きません。
「あ、あの……梯子、持ってきます」
「ええ、では一緒に持ってきましょうか」
二人で梯子を持ってきて、本棚にかける。これで私たちでも十分届くだろう。
「では、上で入れてきますね。ロブロイは本を渡してくれますか?」
「あ、あの……トレーナーさん、まだウマ娘になったばかりなのに、大丈夫ですか?」
「ええ、大丈夫ですよ。本を入れるだけですので」
「は、はい……気を付けて、くださいね」
そう言ってロブロイはわたしに本を渡しくれます。受け取った本を一つずつ、本棚に戻していく。
これだけの高い場所にある本だと、見ようと思わなければ見れないようにも感じられる。
「ですが、ここにある本はなかなか見ようと思わないと見れませんね」
「はい、なので上の方はあまり読まれないものを置いていますね。ぜひ紹介したい本もあるのですが……」
「では、今度の図書委員の会議の時に提案してみるのもいいかもしれませんね。本を紹介するスペースに定期的に置いてみたりするのもいいかもしれませんよ」
「それは素敵ですね。あまり知られない本を知ってもらういい機会にもなりますね。ふふ、それはとっても楽しそう」
他の人に迷惑にならない範囲で談笑しながら、本を片付けていく。
確かに図書委員の仕事は大変ではあるが、ロブロイと一緒に過ごすこの時間が、何よりも好きな時間でもあった。
148ロブトレヒロイン概念21/10/21(木) 12:20:33
「ロブロイ、これで全部ですね」
「はい、これで終わりです。トレーナーさん、ありがとうございました……!トレーナーさん!」
「え……あ……」
梯子から降りようとするが、ウマ娘になって慣れない体が、段差を踏み外す。
体のバランスもうまくとれず、下へ……。
……目をつぶって衝撃に耐えようとするが、思った以上の衝撃はない。いや、誰かに、抱えられている?
恐る恐る目を開けると、そこには……
「トレーナーさん……怪我は、ありませんか……」
「ロブロイ……」
ロブロイの顔が目の前にありました。
どうやら落ちてくる私をその小さな体で受け止めてくれたようだ。すっぽりと彼女の腕の中におさまっている。
これはいわゆる、お姫様抱っこ、の状態でしょうか。
「ありがとうございます、ロブロイ……ロブロイが受け止めてくれたおかげで大丈夫ですよ」
「……よかった、です……トレーナーさんが、無事で……」
ああ、本当に、この子には本当にいつも助けられている。
この子がいてくれるから、私も体が全く別のものになっても、安心できるのだから……。
「ええ、あなたのおかげです、ロブロイ。いつも助けてもらってばかりですね」
「い、いえ!私こそ、何時もトレーナーさんに助けてもらっていますので……」
「いえいえ、こちらこそ」「私の方が……」
「……ふふ」
「……えへへ」
お互いに相手に助けられている、と言いあうのがおかしくて、自然と笑みが浮かぶ。
ああ、本当に、この日常がずっと続けばいいのに……。そう思うのでした。
≫159二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 12:37:29
ーーーキタトレのトレーナー室で
「あら?まあ案の定ね…」
戻ってきたキタトレこと私はそう呟いた。
私の視線の先にあるのは…
「えへへ~」
「…!」
顔を赤くした二人の姿があった。
手元にはいくつかの空のビール缶があり、どう見ても酔っていた。
入ってきた私に向かってくるドベトレとひたすら顔を赤くして黙っているサトトレ。
「キタトレしゃん…」
「ドベトレ、こっちに来て」
近寄ってきた彼女を思い切り抱き締める
「えへ〜あったかいな〜」
くすぐったそうに身を捩りながらも顔を緩めている彼女を見つつ、サトトレを呼ぶ。
「サトトレ、…甘えたいでしょ?」
「…うん」
酒が入っているからか、割と素直な反応が返ってくる。
フラフラと近づく彼女をドベトレと合わせて抱きとめる。
二人ともアルコールのお陰か、体温が高いように感じる。
その状態のまま二人に問いかけた。
「ねぇ、このまま眠らないかしら?」「…」
「無理にとはいわないけど、ね。」
「…うん」
「そうする〜」
「分かったわ、連絡するからちょっと待ってね。」
携帯端末を取り出し、連絡を入れる。
…あっさり許可が取れた。
「大丈夫よ、こっちに来て。」
彼女達を抱き締めたままベッドへ
「おやすみ、かわいい人たち。」
≫169二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 12:56:52
夢の途中
『トレーナー?お前には無理だろ。』
『何度もやっても駄目だったんだからもう諦めなさい。』
『いつまでも夢ばっか見てないで現実をみろよ。』
俺には才能がなかった。
いくら勉強しても頭に入らないし、
いくらレースを見ても一着を当てられる事はなかったし、
いくら努力しても失敗した。
この道を目指して、褒められた事など一度もない。
さっさと諦める方が正しかったのだろう。
でも、それでも、
何故か諦める事が出来なかった。
だから俺は、
質を量で無理やり補う。
間違いが無いように、大量の情報をかき集める。
過去の経験も努力も失敗も全て使う。
それらを無理やり繋ぎ合わせて、現状で出来る最適解を見つけ出す。
そんな事をしても無駄かもしれない。
だけど、前に進む事しか俺には出来なかった。
170二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 12:57:24
「……うっ…ん…ん?」
目が覚める、すると後頭部に柔らかい感覚があった。
「お?起きたか。」
よく見てみるとマーチの顔が目の前にある。
「…マーチ、これは一体?」
「ん?寝ぼけていてわからないか?
膝枕だよ、膝枕。」
…ツッコミをする気力も出ない。
思ったより、疲れてしまっているようだ。
「いつも通り資料室に来たら、
資料に埋もれてそのまま寝ていたんだ。
毎度思うが、私以外にその状況を見られたらどうするつもりだったんだ?」
「ハハハ…申し訳ない…」
「まぁいいが…
それにしても、なにやら随分うなされていたみたいだったが…
大丈夫か?やな夢でも見ていたのか?」
「そうだな…少し昔の夢を見ていたんだ。」
「昔?」
「そう、ここに来る前の時のな。」
「…それは…」
171二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 12:57:51
「周りがどんなに言っても、夢を捨てきれなかった…
諦めがとっても悪い、そんな奴の夢だ…」
俺は自嘲気味に笑う。
「…そんな諦めが悪い奴のおかげで、
私は中央で勝つ事が出来て、夢を諦めずに済んだんだ。
あまり悪く言わないでやってくれ。」
「マーチは優しいなぁ…」
「それに、そいつのおかげで貴様とも会えたしな。
とても感謝しているさ。」
「…そりゃよかったよ。」
すると、耐えがたい眠気が襲って来た。
思っていた以上に、膝枕が心地よかったらしい。
「すまないマーチ…俺は…もう少し…」
俺は意識を手放した。
「…トレーナー?寝てしまったのか?」
「…確かにお前は自分の事があまり好きでは無いのかも知れない…」
「でもな、そんなお前が…私には必要なんだ。」
そう言って、
マーチはマーチトレの頭を優しく撫でた。
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part283【TSトレ】
≫36二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 14:13:25
「バクシンオー……! よかった、無事だったか! もう会えないかと……!」
「ちょわ!? ト、トレーナーさん!? 唐突なハグは委員長NGですよーッ!?」
「え、あ、ご、ごめん! 合流できたのが嬉しくて……すぐ離れ……バクシンオー?」
「えっと、その……素晴らしい働きをした方を褒めるのも、委員長の務めです、ので」
「そ、そうか……」
「はいっ! ……ですのでトレーナーさんをこうして褒めるのも、おかしいことではないのですッ!」
「(まあ結構気恥ずかしいけど、バクシンオーが嬉しそうだしいいか……)」
「(トレーナーさんを抱きしめながら頭を撫でていると、何だか母上を思い出しますね)」
「「(折角だから、もう少し、このまま……)」」
≫62二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 15:07:57
「…………ごめんな、カレン。でもカレンならきっと一人でも…」
「止めてお兄ちゃん! そんな、そんなの“カワイ”くない! 私はもう置いてかれたくない!」
『ぎゃあああああこの高さは本気で不味いなんとかしろ芦毛好き!』
『まずいまずいまずい死ぬ死ぬ芦毛が死ぬでもどうしろとええいもうなんかこうギャグにする!ギャグ補正で助かれ助けろ助けて!』
そしてお兄ちゃんは──耐えた。
カレンチャンはキレた。
うまぴょいうまぴょい
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part284【TSトレ】
≫34二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 16:53:39
ムントレ「ふふふ、今回こそキャンプのカレー用にちゃんとした物を持ってきたぞ」
DK4(絶対ダメなやつ入ってる……)
ムントレ「まずカレーと言えば肉だから牛すじ」
テイトレ「牛すじ」
ムントレ「好きな人もいるだろうから卵」
ブラトレ「卵」
ムントレ「そしてメインディッシュの──大根だ」
マクトレ「大根」
フクトレ「ところで後ろ手に隠しているビニール袋には何が入ってるんだ?」
ムントレ「ん?これは予備の鍋と水とついでに諸々だ」
DK4(絶対おでんする気だ……)
この後ムントレの持ってきた具材はブラトレにより完璧に調理されて牛すじカレーとなり、ムントレが密に計画してた野外おでん計画を完全に破壊したが、カレーが美味しかったのでムントレは特に気にしなかった
≫106二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 17:29:09
「なぁ今日って一応生徒達には内緒なんだよな」
「そのはずだけど…いるね、各担当の子」
「…なんでメジロ家が負担してまでいっしょにキャンプしたがるんだ…?」
「さぁ…」
「お前ら何やってんだ、人手が足りないんだから手伝え」
「はーいオグトレ先生ー…じゃあボクはアケボノの方行くから!マヤトレはあっち行ってよね!!」
「嫌だ!あのDK組ですら死んだ顔してる奴らの手伝いだけは本当に嫌だ!!」
「ねーマヤトレー白菜とティラミスどっちがいいかな?」
「いやいやねるねるねるねの一番の粉の方がいいよ」
「ふふふ…おでんにからしは付けるか…?」
「ウワーッ!助けて!助けてパパノトップガーン!」
≫114二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 17:32:35
マクトレ「ドベ太郎……詳しいのですね」
ドベトレ「失踪してた時に少し、な」テキパキ
マクトレ「ちなみにそれは……?」
ドベトレ「カマンベールアヒージョ、うまいぜ」ジュー
マクトレ「ニンニクのいい匂いがしますわね……!!」
ドベトレ「酒に合うし、ナイフとスキレットでできるし
簡単なんだ、ほら完成」
ドベマク「「いただきます」」
マクトレ「……!!おいしい……!!
パクパクですわ!」
ドベトレ「兄貴に喜んでもらえて嬉しいよ……それに」
マクトレ「それに?」
ドベトレ「……兄貴が好きな外飲み、出来なくなっちゃったんだろ」
マクトレ「……まあ、一応そうでしたけども……」
ドベトレ「だから、さ。久しぶりに外飲みさせて
あげたかったんだ」
マクトレ「……ふふふ、
アナタは昔から優しいですわね」
ドベトレ「……うるせ……」
マクトレ「じゃあお言葉に甘えて、
久しぶりに『俺』に付き合え、ドベ太郎」
ドベトレ「……そうこなくっちゃな!!」
ドベマク「オレ達のこれからに、乾杯」
≫126二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 17:42:44
「…………ねえボノトレお兄ちゃん」
「何カレトレ。闇カレーにパフェそのまま突っ込むのは流石にどうかと思うよ」
「バニラアイスは割といけるって聞くし……なんとかならないかなって。ってそうじゃなくて、マヤトレお兄ちゃんのことなんだけど」
「マヤトレは……犠牲になったのさ……。犠牲の犠牲に……」
「意味わからないよボノトレお兄ちゃん」
「ボクらはただマヤトレの冥福を祈ろう。美味しいカレーの為の致し方ない犠牲だった……」
「まだ死んでない死んでない」
「まあともかくパフェがあるならアケボノに渡してみたら? アケボノならなんかいい感じに調理してくれるでしょ」
「そのふわっふわしてる感じが匙投げてるのかアケボノお姉ちゃんへの信頼感なのか悩むなぁ……」
「信頼感の方にしてくれるといいかなカレトレ」
「そっか。じゃあまあこのクーラーボックスごと渡しておくね!」
「うん……ボクもぶっちゃけ今日はちょっとツッコミ疲れたからもう何も言わないよ? でもそっか……、懐かしいねそれ。昔キャンプした時も持ってきて、夏場だしアイス食べよーぜ!って配ったんだっけ。あの時だけはモテモテだったもんねカレトレ」
「え……?」
「……カレトレ?」
「え、あ、うん。そうだね。そんなこともあったなぁ……。まあモテモテっていっても小さい子と男にばっかだったけど」
「そうそう。珍しく女の子もマヤトレじゃなくてカレトレに集まってたからねぇ……。でも安心したよ。ちゃんと覚えてるんだね」
「…………そうだね、ボノトレお兄ちゃん」
この後無事クーラーボックスの中身はカレーにぶち込まれましたとさ
うまぴょいうまぴょい
≫134二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 17:48:25
トレセン学園、キタトレのトレーナー室にて
戻ってきた彼女ことキタトレは室内の状況に思わず苦笑した。
「なかなか凄いことになってるわね…」
お酒弱い組での軽い宴会だったはずが、
ドベトレとリウトレがスズトレにベタつき、ロブトレとスイトレが泣きながら話しあい、
カフェ(ケツ)トレとマチトレは互いに担当自慢をし、クリトレ(小)とドトトレ、サトトレはポワポワしていた。
酒(協力サトトレ)とツマミ(協力オグトレ)を用意した後、少し急用で外れていたが、戻ってきたらこうなっているのだった。
「あ〜キタトレさんだ〜」
ドベトレがこちらを見て言うと、
「キタトレさん〜」
リウトレと合わせて引っ付きにくる。
二人を抱き締めつつ、まず少しフワフワし始めてるスズトレの元へ。
「大丈夫かしらスズトレ?」
「うん、大丈夫だよ。皆で飲みすぎちゃったから…」
「そうでしょうね…さて、どうしましょうか」
「今のキタトレはお母さんみたいだね、皆の世話を焼いてる姿が。」
「ん?そうかしら。…なら貴方はしっかりした長女かもね。」
「そうかな…」
「そうね、貴方はそういう人よ。…お酒はほどほどにね。」
小さく頷いた彼女を見ながらロブトレとスイトレの元へ。
135二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 17:49:00
泣きながら話し合っている彼女達の間に割り込み、
「二人共どうしたのかしら?」
「ごめんなさい…私みたいなのに構わせてしまって…」
「ひっぐ…うう…」
(泣き上戸ね…思ったよりもアレそうかしら)
「私は迷惑だなんて思わないし、かけてもいいから大丈夫よ。」
「気を遣わせてごめんなさい…」「…ぐすん」
「貴方達も良く頑張っているから。だから自信を持っていいのよ。」
「うぅ…」「…ひぃん…」
抱きついてきているリウドベトレから一旦手を離し、二人をさすってやる。
少しの間さすり、多少は落ち着いた二人を確認してからカフェトレとマチトレの所へ。
途中で手を離したのが不満だったのか、地味に力が強くなっている二人の頭を撫でて甘やかす。
満足したのかいい笑顔を向けてきた。私も微笑みで返してあげる。
担当の自慢をし合っている二人に声をかける。
「大分話してるみたいだけど、そろそろ一旦落ち着きなさいな。」
「…まだマーチの良さが話し足りないが」
「俺もカフェのことならまだ話せるが?」
「担当のことならいくらでも話せるのはよく分かるわ。でもこんな所ではなくもっと別の所で話しましょう。」
「むう…」
「そうだな…」
「まだまだ機会も時間もあるからね。」
しぶしぶながら納得したのかまたゆっくりとし始める二人を眺めてから、ふわふわと夢心地な三人の元へ。
136二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 17:49:22
「ん…むう…………まりゃ……のめりゅ…」
「クリトレ…は寝てるわね…ドトトレ?」
机に突っ伏しているクリトレの横でうつらうつらとしている彼女に呼びかける。
「んぅ…なゅぅですか………うあ…」
「…眠たい?なら寝ていても大丈夫よ。」
「ん…なりゃ…ぉやすみ…」
そのまま机に倒れこんで頭をうたないように、額を支えながら倒す。
最後はサトトレだが…
「サトトレ…ん?」
「…温かい…」
私の胸に抱きついてくる。恐らく思考が働いていないのだろう。
「ふふっ、かわいいわね…」
「あ〜私も〜」「あたしも〜」
対抗するように二人も引っ付いてくる。
私は笑いながら三人を纏めて抱き寄せた。
あれから更に数時間がたち、この部屋に動いているものはすっかりいなくなった。
「流石に皆寝ちゃうわよね…」
残っている酒とツマミを片づけながら、眠った彼女らを眺める。
皆いい顔とスタイルのため、ここに男性がいたら確実に襲いかねなかっただろう。
(まあその時は私に四肢のニ、三本へし折られるのは覚悟してもらうけど。)
そう思いつつブランケットやシーツを人数分用意し、全員に掛けておく。
「最近は寒いから、体を冷やして風邪をひかないようにしないとね。」
誰に向けてか分からないが言いつつ部屋の端へ。書き置きと朝食を用意した後、連絡を入れて寝かせていいか確認しておく。
(今夜は遠くまで走りましょうか。…久しぶりに)
鍵をとり、扉を閉める前に呟く。
「おやすみ、いい夢を。」
ーーー暗い部屋に鍵が閉まる音が響いた。
≫160二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 18:16:34
キャンプ場へ向かうグラトレ(独占力)
「……此処は何処でしょう? やはりキャンプ場へ1人で向かうのは止めた方が良かったでしょうか?」
「……しかし、雪と風も強くなって来てしまいましたね……キャンプ場へはまだだというのに……」
「……くっ!! ……ホワイトアウト……これ以上の進行は危険ですね……」
「仕方有りません……此処でビバークするしかないです、ツェルトを持って来て正解でした」
「飲み物は水が有ります……食べ物は、カレー用の野菜と……緊急時用の羊羹を持って来て正解でしたね」
「なんとか凌げそうですが……明日には、キャンプ場へ辿り着けると良いのですが……」
キャンプが終わる頃にはトレセン学園になんとか帰れました。
了
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part285【TSトレ】
≫15ガンギマリ頭スズトレ21/10/21(木) 18:44:38
「え?男の頃からまんま?」
「ああ、そうだけど。部屋着だし。」
マルトレがケロッと答え、それに私ことスズトレが唖然とする。正直、ただの部屋着なら確かにそれでいいだろう。楽にいられるのが1番だし。
ただ、今話してた内容はそう流せる内容ではなかった。なぜなら────寝る時の服装の話だったから。
「…もう秋だよ??パーカー1つは流石に風邪ひくって。」
「大丈夫大丈夫。マルゼンスキーと一緒に毛布買ってきたし。」
「────」
絶句。それ布団に入るまでがガラ空きなの、気づいてる?気づいてないね間違いなく。
「…買いに行くよ。」
「え?」
「パジャマ、買いにくよマルトレ。」
「えっ。」
多分人によってはそこそこ見た記憶のあるやり取りが始まる。マルトレのズボラさは結構深刻で、これまでも何度かこうして世話を焼いてきた。
「昼休みまでには終わらせたいからチャチャッと用意して。」
「いや、まずいらないっt」
「次の実況ホラゲにするよ?」
「なんでもないです。」
分かればよろしい。マルトレを車に乗せ、近くの服屋へと直行する。
「なあスズトレ、ホントに買わなきゃダメなのか?」
「当たり前、マルゼンスキー優先したいのは分かるけど倒れたら本末転倒だよ。ウマ娘の状態で熱出したらどうなるかは身をもって知ってるでしょ??」
「あー…今度はちゃんとウマ娘用の薬用意してあるけど万が一はあるか…
よし、サイズ合うやつ探してテキトーに買うか!」
「ちなみにたまにあるトレーナー合同旅行用の購入も兼ねてるからしっかり選んでもらうよ?」
「えー。」
嫌、というよりはめんどくさそうなマルトレの声が空に消えていった。
17ガンギマリ頭スズトレ21/10/21(木) 18:44:58
「そういえばスズカの次のレースってどれにするんだ?」
店内を巡りながらスズトレに聞いてみる。ジャパンカップ後のインタビューでも詳しくは話してなかったはずだ。
「特に何もなければ大阪杯かな。2400から初めての1600は感覚狂いそうだから1回2000を挟みたくて。」
「1600…って事はマイル挑むのか?」
「そう、安田記念。まだマイルのGIは取ってないから。」
「GIの調整にGI使うってまた贅沢な…」
「だって3月中にある2000m、他に金鯱賞しかないじゃん…4月5月にはマイル用に切り替えたいからなぁ…」
「確かに2月後半まで遡ってもないな…」
サイレンススズカは金鯱賞には一昨年出走して勝利を収めている。それよりは大阪杯という判断だろう。
「一応先達として言っとくけど大阪杯に出走するようなウマ娘はみんな手強いぞ?」
「分かってる、だからこそ出るの。」
自信に溢れた声でスズトレが言う。
そうか、なら大丈夫だ。
「マルゼンスキーの時に使ったトレーニングメニューは残してあるから必要だったら言ってくれ。」
「助かる。宝塚記念とかで阪神経験してないわけじゃないんだけど、結構期間空いてるから。」
それだけ交わして、本題の寝着探しへと戻る。
俺はこだわるつもりないし良さげなのを…お、見っけ。
「スズトレ、これとかどうだ?」
「うーん、ダメ。冬のにしてはちょっと通気性良すぎると思う。」
「…そこ気にするとこなのか?」
「妹の影響でそこら辺は詳しいからね、厳しめで行くよ。」
「えー。」
その後、無事マルトレはパジャマをいくつか手に入れたが、めんどくさかったので着なかった。
スズトレはキレた。実況はホラゲになった。
マルトレは泣き叫んだ。
≫34二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 18:59:19
中等部を中心に皆がきのこを取って来たよ
「なぁ...パラシン...」
シメジ○ベニテングダケ×パラス×
「何ですか!先輩!口より手を動かしてください!」
「何で俺はキノコの選別をさせられてるんだ...」
ブナシメジ○ヤマドリタケモドキ○ニガクリタケ×
「専門知識あるのが先輩だけだからです!」
「あっ!手伝いましょうか?この縄解いて頂ければすぐにでも!」
「解かん,オグトレとかドベトレは出来そうなんだけどなぁ...」
松茸○冬虫夏草○タマゴダケ○ヘルヘイムの果実×
「オグトレさんならオグリさんのご飯作ってますよ...
あれ何十合あるんですかね?」
「ドベ助は?」
ドクツルタケ×ドクヤマドリ×マンドラゴラ×
「マクトレさん達に飲まされてダウンしてますね」
「俺も酒飲みたいなぁ...」
カエンタケ×シビレアシダケ×キノガッサ×ドコモダケ×
「オチはないですよ!」
───────────────
弾かれたきのこはマクトレとパラシンが美味しく頂きました
≫68二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 19:26:41
聞こえますか…私はぴょい…愛の三女神です…明日一日貴女方のトレーナーの服装を好きな衣装に変えます…なんでもいいですよ…自分に素直に…
「ぶっ壊しますわ女神像!」
「首へし折ってザクの頭に付け替えるぞ」
「…フクトレは巫女?割と正統派ですわね」
「これで脇とか出てたらフクの顔を凄いことにする予定だった…マクトレは…ドレスか。めっちゃ高そうだな」
「ええ…これ多分お婆様が若い頃着てたドレスですわ…マックイーンも覚えてたんだな…」
「おーおはようお前ら」
「その声はブラトレ…何だそれ」
「ドラゴン…カマキリ?モチーフの…着ぐるみパジャマ…?」
「暖かいぞ。これ内までもっこもこ」
「あー…ブライアンはそういうの好きそうですわね…」
「つーかこれ何で脱げないんだ…」
「三女神の気まぐれですわ…どうせ…」
「まぁでもみんなまだ見れる衣装でよかったな…お、あの芦毛はテイト…レ…」
「うっわ…すげぇな…」
「笑えよベジータ。それか殺してくれ今すぐ」
「…あの、某アプリの鬼か…」
「アサシンの方ですわ…一応帯でお腹は隠れてますけど…」
「…俺は、何かわるいことしましたか」
「…う、上着とか着てこなかったのか?」
「着たよ。着た瞬間に俺のオキニのジャンパーが弾け飛んで次似たような事をしたら初期段階の衣装になるのが分かって諦めた」
「可哀想に…」
「でも正直その衣装にジャンパーは痴女ですわ」
「ひぃん…」
「やめてやれ…後お前も人のネタ取ってやるな…」
69二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 19:27:15
「可愛いよトレーナー!すごく似合って…ごめんね…」
「いいんだ…いいんだよテイオー…お前が喜んでくれるならどんなことでも…やっぱり恥ずかしいぃ…」
「うっ…だっダメだよトレーナー!しゃがんだら!お尻が…え、えっちで…」
「…やっぱり、思い出よりも綺麗に見えますわね」
「そうだな…今度お婆様に頼んでマックイーンも来てみるか?」
「ふふ…そうですわね。サイズが合うか心配ですけど」
「…似合うぞ」
「そうか?ブライアンもこういうの着ればいいと思うが」
「いや私はいい」
「わー!可愛いですねぇトレーナーさん…よく似合ってますけど…」
「なんだ。お前どこ見てんだ」
「いえ!やっぱり私の方がスタイルがいいななんて考えてませ…あああぁ!痛い!いだいです!!」
マクトレ…メジロのお婆様の思い出のドレス。なんかちょっとエモくなった。なってない?ごめんね
フクトレ…正統派な巫女服。ギャグに寄ったため被害軽微。脇も開いてなければスリットも入ってない。
ブラトレ…着ぐるみみたいなパジャマ。もこもこしてたら可愛いねと思っただけ。こいつ無敵か?
テイトレ…FGOの酒呑童子の再臨衣装。初期はちょっとえっちすぎて可哀想になった。でもテイトレってえっちだしあんまり関係ないね。正体見たり!って感じだな。謝れ!
≫86二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 19:38:21
「違うもんに!ボクはまだ会長と違って手も出してないし業務中に変なこともしてないもん!!」
「テイオー?私もちゃんと公私の切り替えはしてるよ?」
「ふふ…ミスがあったね…これはお仕置きだな…なんてボク言わないもん!会長と違って!!」
「トレーナー君!テイオーがルナのこといじめる!」
「うーん…言い訳の余地はないかな…」
ルドルフはルドトレの胸で泣いた
≫93二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 19:43:20
お泊まり会的なやつ
スズトレ「そもそもパーカー着てるだけって布ズレで痛くならないの?」
マルトレ「いや……別に着替えたらもう寝るだけで布ズレするほど動き回らないし」
スズトレ「嘘でしょ……とりあえず私は少し用があるから先に寝ててね。おやすみ」
マルトレ「おやすみ」
スズトレ「さて私もおやすみなさい」
マルトレ「zzzz」
〜朝〜
スズトレ「……ん〜」(朝のランニングしよう)
マルトレ「zzzz」
スズトレ「嘘でしょ……寝てから1ミリも動いてない……疲れ取れてるのか逆に心配だわ……」
≫95二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 19:44:10
タマトレ「どうして」艦これ 島風
ドベトレ「俺らが」BLEACH ハリベルのコスプレ
ウオトレ「こんなめに...」FGO 酒呑童子(キャスター)
マクトレ「慣れましたわ」 転スラ ミリム
≫117二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 19:53:06
「……ルドルフ」
「……うん」
「流石にさ、これで出歩くのは厳しいかな……」(グラブルのフェリちゃんの恰好)
「……そもそも、私はそれの元ネタがなんなのかわからない……」
「調べたらグラブル?のプレイアブルキャラらしいけど……」
「そっかー……兎に角、今日は家にいるといい。君のその姿は私だけが見れればいいのだから……」
「はーい、ってか、これカフェトレさんのが似合」
「それ以上いけない」