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目次
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part116【TSトレ】
≫16二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 12:47:52添い寝!
「ブライアンたまには一緒に寝よう!」
「ああ」
「「スヤァ」」
終了!≫47ガンギマリ頭スズトレ21/10/02(土) 12:56:08「布団なかったから一緒になっちゃう、ごめんね?」
「いえいえ、急なのにご馳走してもらったので大丈夫です」
「ありがとう」
「「スヤァ」」
多分長編四部作のクリスマスはこれ
≫50二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 12:57:10「ねぇお兄ちゃん…ちょっと怖い映画みちゃって眠れないの。一緒に寝てくれる?」
「お姉ちゃん…。ごめんそのネタ前に私がもう使った」
「だからこそ! 今カレンが妹ポジを取り戻したいの!」
「妹ポジって…。でもやっぱ怖い映画は無理があるってお姉ちゃん。お姉ちゃんのホラー映画好き割と有名だよ?」
「…………ぐすん」
「う…。お、お姉ちゃん…久しぶりに二人で一緒に姉妹仲良く寝よ?」
「そっか! ふふ、分かったよお兄ちゃん。でも本当に眠れるかな、眠れないかな? そ・れ・と・も♡」
「ごめんお姉ちゃん…。やっぱり眠いの…おやす…み…グゥ」
「久しぶりに一緒に寝ることになって夜いっぱい話そうとか枕投げしようとか言ってたのに結局疲れて眠っちゃう妹概念! え、ちょっとお兄ちゃん! …うわ本当に寝てる」
「すぅ…」
「…………今なら…。いやそれはカワイくない。うぐぅ…!」
そしてカレンチャンは──耐えた。
お兄ちゃんは寝てた。
うまぴょいうまぴょい
≫69二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 13:02:54眠れないんですか…トレーナーさん?
トレーナーさんったら、まだ夕方だったのにホテルに着いて直ぐに寝ちゃいましたからね……
私も、疲れて寝ちゃってましたから……眠れません……
ごめんなさい?
……本当にですよ、ちょっと離れた隙に迷子になるなんて思いませんでした。
お陰でお出掛け先から帰るのが1日遅れですよ?
……まぁ、こうしてトレーナーさんとゆっくり喋る事が出来たので許します。
……しかし、少し肌寒いですね……桐一葉……夏も終わってしまったという事でしょうか。
いえ、暖房を入れる程では………
……そうです……トレーナーさん?……そちらの布団に行っても良いですか?
ダメ……ですか?……そうですか、トレーナーさんが迷子にならなければ今頃は……
ふふっ、意地悪を言ってすみません……それでは失礼しますね?
暖かいですね……トレーナーさんの体温でしょうか?……ポカポカしてます……
……トレーナーさん、もう少し近付いても良いですか?
……えぇ、拒否権は無いです
ふふっ、トレーナーさんの胸に耳を付けたら鼓動が速くなってるのが良く聴こえますね……
トレーナーさんも……私の心臓の鼓動を聴いてみますか?
……あら?……トレーナーさんの心臓の鼓動がまた速くなりましたよ?
……どんな事を想像したんですか?
……私は良いですよ、トレーナーさん?
二人共眠れませんし朝までというのも……
ふふっ、分かってますよ……そうですね、明日は早くに帰らないといけませんから……ゆっくりお話だけにしましょうか……
ですが……口づけくらいは許してくださいね?
≫78二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 13:04:54「添い寝をしろと言われましたけど......今更なんの問題があるのでしょう?」
「一心同体のわたくし達にはなんの影響もありませんわね......そんなわたくしと一心同体のトレーナーさんはわたくしの夜しょ」
「マックイーン、寝ろ。体が資本のお前に夜更かしと夜食のコンボはあまりに健康に悪い。明日何かあげるから我慢しろ」
「分かりましたわ......」
≫79二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 13:05:08「……と、いうわけでだトレーナー君。私はこれからエアグルーヴと一日留守にする。君を連れていけぬことが心苦しいが、どうか耐えてくれ」
そう言いながらルドルフはエアグルーヴを連れ、北海道へ行った。
残されたルドトレはというと……
「ねえねえ!酷くないですかグルトレちゃん!前はあんなに束縛してたのに!なんか最近放置されることが増えてきて……」
「まあまあ、彼女だって理性的であろうと……」
「やーっ!ルドルフと海鮮丼食べてメロンパフェ食べて、札幌の町を歩きたかったのにー!」
────グルトレと飲んでいた。
「ほら!グルトレちゃんも飲んで!」
完全にやけ酒、ペースが早い。というかもう半分出来てる。あと、グルトレも何時もよりペースが早い。
そして……
「……グルーヴ~!」
「ルドルフ~!」
二人とも出来上がり、既にシャツは脱げ、上半身はブラ──ルドトレはチョーカーもつけてる──だけになっている。
本来ならこうなれば担当が突っ込んでお開きになるのだが、その担当たちは現在北海道にいる。故に、この二人は止まらない。
「ルドルフのぬくもりがほしいよ~!」
「……なら、わたしでもいいのでは?」
「……グルトレちゃん天才では?」
そう言いながら上半身ブラ一つの女二人がベッドに入っていく。
「……な、なんだかドキドキしてきた……」
「あ、私も……」
────翌日、朝一で帰ってきた担当たちに二人ともこっぴどく叱られ、ルドトレは監禁された。
≫95シチトレ幻覚マン21/10/02(土) 13:10:17ふふっ。おつかれシチー。
今日の撮影はしんどかったね。お疲れ様。よく頑張ったね。
ん?なんで私を抱いてるかって?
これはね、今日1日頑張ったシチーへのご褒美。
シチーの好きな耳元で、ゆっくりおはなししながらおやすみしよ?
そろそろ眠くなってきた?
じゃあ、身体の力抜いて、深呼吸しよ?
全部私に委ねて…
ほら、瞼が降りてきた。
じゃあ、おやすみ。また、明日ね。
次の日、ふたり揃って盛大に遅刻したのでした。
≫104二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 13:15:05タキキタトレ
タキトレのトレーナー室で、タキオンの担当である私はキタトレさんと茶会を楽しんでます。
キタトレさんとキタサンブラックちゃんはいつも優しく明るいので多くの人にしたわれてます。そんな彼女らですが
(胸が・・・大きい・・・)
二人とも自己主張の強いものをお持ちなのだ。しかも片方は3桁である。
一応私も大きいほうだが、彼女相手では霞んでしまう。
(私の胸ってどうなのかな・・・)
「タキトレさん、胸のことでお悩みかしら?」「はいぃ!?えっと・・・その・・・」
「やっぱり私の胸が気になる?」「・・・はい・・・」
「正直このサイズだからと言って特に思うことはないんですよ。せいぜいブラのチョイスとかが少し面倒に感じるくらいなので、貴方くらいのほうが楽でしょう。」
「それが・・・最近育ってきてる気がして・・・」「・・・」
「あの・・言いづらいんですが、実はタキオンによく揉まれるようになって・・・」
「そのせいなのか知らないんですが、膨らんでるように感じるんですよ」
「そういえばキタもまだ大きくなってるって言ってたわね」
「タキオンは・・・あるんですけどあまり気にしないだろうし・・・」
「しかし担当のことよく見てるのね、入れ込んでるってのも納得なくらいに」
「えへへ・・・彼女のためならなんでもできますから!」
すると彼女はこちらに近寄り「いい人ね、貴方は」となでてくる
(気持ちいい・・・)
されるがままになっているとドアが開き
「モルモットくn・・・」
「・・・」
「え、ちょっとなにタキオン!」
「うるさい!君はあの贅肉の方がいいのかい!」
「そんなわけないよタキオン!」「だまってたまえモルモットくん!」
「あらら、邪魔みたいね」「トレーナーさん、行きましょー!」「うん、いきましょうか」
「えちょっと待ってくださいキタトレさんーーー!」
―――この後研究に一日中付き合わされたモルモットであった
≫109デジトレSSハロウィン編121/10/02(土) 13:18:06予告はしといたんで上げますね
流れ関係なくてごめんね
今日はハロウィンパーティー。
周りを見るとウマ娘もトレーナーもそれぞれ仮装をしてパーティーを楽しんでいる。
トレーナーにお菓子をおねだりしたり、仮装したウマ娘同士でじゃれあったりとなんとも微笑ましい。
横を見るとアグネスデジタルがアへ顔一歩手前みたいな顔でその光景を眺めていた。
デジタルの仮装はボロボロのドレスに生気の無い肌色のメイクをした『呪いの人形スタイル』。
あたしは毛皮のコートに爪付きグローブを着けた『地獄の番犬スタイル』だ。今は食事中だから外しているが。
「去年よりウマ娘増えたからな。さぞかし絶景だろ」
「そりゃーもう、ウマ娘ちゃん化現象によって尊みが天井知らずですもの!なんて素晴らしい光景………」
ウマ娘化したトレーナー達もそれぞれ仮装してパーティーを楽しんでいた。
中には生徒に混ざってお菓子を貰ってる奴も居る。ブラトレとか。
「トレーナーさん、お菓子は用意出来てますよね?ウマ娘ちゃん達に配るやつ」
「バッチリ。計算よりも多めに買っといたしな」
「さっすが我が相棒!準備が良い!」
そう言ってハイタッチを求めるデジタルだったが途中で手を下ろしてしまう。
「どうしたデジタル?」
「相手がトレーナーさんとは言えアタシがウマ娘ちゃんに気安く触れる等恐れ多いと言いますか……」
「今さら?あたしが調子悪くしてた時はよく手を繋いだり抱き締めたりしてたじゃん」
両手と首を激しく振るデジタル。
「いやいやその時はトレーナーさんを助ける方が先でしたし!それにアタシ結構耐えてたんですよ!?抱き締める度にトレーナーさんの温もりがアタシの体内に溶け込んで…………アッだめ、思い出したら死にそう」
恍惚の表情でデジタルの身体から半透明のデジタルが抜け出て天に昇っていく。
「ハイハイ、ハロウィンだからって本物にならんでいいから」
出て来た魂を掴んで本体に投げ入れる。その際『魂に直接トレーナーしゃんのすべすべお手てががががが』なんて声が聞こえたがスルーしておく。≫114デジトレSSハロウィン編221/10/02(土) 13:19:33
あたしが調子を取り戻してからと言う物、どこかデジタルに距離を取られてる感じがする。いや、デジタルは元々自分と他人の間に線引きをする性格だ。それはトレーナーであるあたしに対しても。
ウマ娘化してからずっとデジタルに支えて貰っていた事で彼女への好意を自覚してしまったあたしはどうにか彼女の心に近付きたいがこれがまた難しい。
≫116デジトレSSハロウィン編321/10/02(土) 13:22:43「トリック&トリックなのだー!」
「っ!?」
突然の声に驚いて振り向くと吸血鬼姿のシンコウウインディが居た。
「私は今日は吸血鬼!吸血鬼は人を噛む!つまり今日はいっぱい噛んで良いって事なのだ!」
「ダメだろ、またヒシアマゾンに叱られるぞ。ほれお菓子」
「ありがとうなのだ!でも噛むのだ!」
「アンドって言ってたしな。両方やる気か」
目を覚ましたデジタルが椅子から立ち上がる。その顔は期待に満ちていた。
「ウインディさん!アタシの身体は空いてま「あ、結構です」そんな……」
食いぎみで拒絶されて落ち込むデジタル。
「私の狙いは始めからこっちなのだ!」
「おおっと!」
あたし目掛けて飛び掛かって来るウインディ。咄嗟に腕でガードする。
そしてその腕に噛みつかれた。
「痛い痛い痛い結構強い結構強い結構痛い」
予想以上に強く噛まれて痛みに悶える。
これ後になるな。
「これでお前は私の眷属なのだ!」≫117デジトレSSハロウィン編421/10/02(土) 13:24:46楽しそうに高笑いするウインディ。
怒るべきなんだろうが何処か憎めない。ヒシアマゾンに任せればいいか。
「くぅー!よくもトレーナーさんを!ヒシアマ寮長の指示は無いですけど仇を取る為にアタシも噛みますよぉ!」
「うおおおおっ!?こっちくんな!」
じわじわとウインディとの距離を詰めるデジタルの背後から近付き、後ろから抱き締める。所謂あすなろ抱きだ。
「トレーナーしゃん!?なにしてっ」
襟を捲って露になったデジタルの首筋に噛みつく。痛くなりすぎない様に優しく、それでいて程よい痛みを感じる様に強く。
「だっ、だめっ……こんなこと……!」
必死に抵抗するが離さない。こっちもウマ娘だから拘束の力が強くて抜け出せないのだろう。
ウインディは唖然としながら顔を紅く染めている。
「あっあっあっあっああああ…………」
呼吸が荒くなり、声に色を帯びて行く。
口内でデジタルの肌を味わう。人肌のほろ苦く、それでいて甘い味が広がる。吸ったり、加えたりして食感を楽しむ
「ん、あっ………はぁはぁはぁ……」
口を離すと終わったと思ったのか呼吸を整え始める。その油断した隙を狙って、噛み痕をぺろりと舐めた。
そして、それがトドメになったのかデジタルは失神した。
膝から崩れ落ちるデジタルを抱き止めると顔を真っ赤にしたシンコウウインディと目が合う。その姿がおかしくて笑みが溢れてしまった。
「ウインディちゃんも、する?」
「失礼しましたのだー!」
踵を返して走り去って行くウインディ。
すぐに人の波に呑まれて見えなくなったその背中を見送るとデジタルを抱き抱えたまま椅子に座る。
デジタルの綺麗な寝顔がまた愛おしい。薄い桃色の唇を見ると(いっそキスで起こそうか)なんて思ったが、今はまだ我慢しておこう。
≫122チアマル21/10/02(土) 13:28:44エキシビジョンレース。学園感謝祭の出し物で、マイルレースは私が出ることになったの。トレーナーちゃんは他のトレーナーさんに連れて行かれちゃったけど、どうしたのかしら。
「マルゼンスキー!」
「あら、トレーナーちゃん!その格好どうしたのかしら。ベリカワね!」
「言わないでくれこんな格好慣れてなくて恥ずかしいんだ。トレーナーはチア服を着ろって無茶なお達しだったんだよ」
「ふふ、似合ってるのにもったいナッシングよトレーナーちゃん。じゃ、お姉さん勝ってくるわね!」
「まった!」
ゲートへレッツラゴーしようとしたら、トレーナーちゃんに呼び止められた。振り向くと
「ま、マルゼンスキー、ふぁいと〜!」
ビシリ
羞恥に赤くなっ頰は林檎のよう。裾の短いチア服からチラリと細い腰が見え春にしては少し暑いせいか、滴る汗が砂糖水のように見えた。舐めればとても甘美な思いに浸れることだろう。そのまま無理矢理にでも服を剥ぎ取り……。
私はパチンと頬を叩いて、勝負服の襟を正す。
「応援ありがとうトレーナーちゃん〜私勝つからね〜」
レースは大差で勝った。
≫127短文ポイポイ21/10/02(土) 13:31:07とある夜。
フジが外泊許可をもらって、現在、僕の家にいる。
というか一緒に寝てる。
ウマ娘になる前と同じよーに、胸に顔を埋めて。本当にこの体勢好きね。
「……僕の胸、かなり大きくなっちゃったけど。苦しくない?」
腕の中にいるフジにそう問いかける。呼吸苦しかったらちょっと緩めないと
「どちらも変わらず素敵だよ」
「……そういうことは聞いてないし、なんか変態っぽいよ」
そういうとアレ?とフジは応える。うん、眠くて気が抜けてるんだねフジ。まあそういうところを見せてくれるのは嬉しいしその方が僕も安心できるんだけど
「それに、トレーナーさんの胸の中は相変わらず安心できるから」
「そっか、……ってこら!また甘噛みしないの!」
変わるものもあれば変わらないものもある。
そう思いながら僕も眠気に身を任せていくのだった
≫131フクトレ添い寝ss 1/221/10/02(土) 13:33:49ケースA
「トレーナーさぁん!一緒に寝てくださぁい!」
「断る」
「エ↓エ゛↑ー!?そんなぁーっ!睡眠占いで“運命の人と寝るのが吉”と出たんですよぉ!?」
「知らん。ほら、さっさと寝た寝た」
「うぐぐ……わかりましたよー!じゃあお布団持ってきたので床に敷いて寝ますよ!!」
「抱えてきてた時点でこうなることわかってただろ」
「オヤ?ここで寝ること自体は断らないんですねぇ~。ムッフフフフフ。んもぅ!素直じゃないんですからぁ~……、ンエ?寝ないんですか?ハッ!まさか一緒に寝てくれる気になっtデ↓デ↓デ↓デ→デ→デ→デ→デ↑デ↑デ↑デ↑」
ケースB
「トレーナーさぁん!今日は“一緒に寝ないと死ぬ”って出ましたぁ!ビエェ!」
「知らん」
「うぇぇぇええ!ダ↑メ→で→す↓ぅ→ぅ↑!!ホントにまずいんですって!!!」
「……ん」ファサ
「……へ?いいんですか」
「早くしねぇと寝るぞ」
「アッハイィ!……お邪魔します……むふ、むふふふふふふ」
「うるさい、静かにしろ」ワシャワシャ
「ゥオッホホォ―ッ!あ、すみません。はい。……えへへ」
≫132フクトレ添い寝ss 2/221/10/02(土) 13:34:08ケース ?
「……ったく、人の布団でぐっすり寝やがって……ん」
「……お姉ちゃん……」
「っ……」
向かい合って、抱きしめて、優しく頭を撫でてやる。
「……えへ……」
すぐに元の安らかな寝顔に戻る。
これで、良いのか?結局、俺が傷つきたくないだけで。フクにとっては。“俺”と一緒に寝たいと言ってくれたフクに。
「……っ」
強く。抱きしめる。フクに、今は縋りたかった。
了。
≫136ロブトレヒロイン概念21/10/02(土) 13:35:58ロブロイとロブトレの添い寝
夜、トレーナー室で働いていると、こんこん、という音が聞こえる。
「はい、どうしましたか」
「あ、と、トレーナーさん、夜遅くにすみません。その、入っても大丈夫、でしょうか……」
「ロブロイ?ええ、どうぞ」
扉が開くとそこには可愛らしいパジャマ姿のロブロイが耳をシュン、と下がって立っていました。
「それでロブロイ、どうされたのですか?」
「そ、その、実は怖い本を読んでしまって、いつもならライスさんが一緒に寝てくれるのですが、今、ライスさんはトレーナーさんと旅行に行っているので……」
「なるほど、それで一緒に寝てほしいのですね、ふふ、ちょうど私も寝たいところでしたから、良いですよ」
「あ、ほ、本当ですか、ありがとうございます」
トレーナー室にある仮眠用のベッドを取り出す。
眠るための用意をしていると、ロブロイが私の抱き枕をもってきて
「そ、その、トレーナーさんって、何時も抱き枕で寝ているのですか?」
「ああ、実は恥ずかしながら、何かに抱き着かないと眠れなくて……」
そう答えると、ロブロイが少し考えてから顔を上げて
「あ、あの、トレーナーさん、それなら、今日は私を抱き枕にしてくれませんか?」
「え、ロブロイを、ですか?」
「は、はい、その、私も、一緒に寝てもらった方が眠れそうで……迷惑、ですよね……」
「フフ、そんなことありませんよ。私の方こそ、お願いしますね」
そう言って、二人で仮眠用のベッドに横になる。仮眠用であるため、小さめですがお互い小さな体のおかげで二人仲よく横になることができた。
そして横になると、ロブロイの方から優しく、背中に腕を回してくる。
「そ、その、私も、トレーナーさんに抱き着いて、寝たいです」
「フフ、では私も、失礼しますね」
私もロブロイの背中に手を回す。
お互いの胸が、足が、重なり合う。
トクン、トクン、トクン……
お互いの鼓動がまるで子守歌のように響いてくる。
≫137ロブトレヒロイン概念21/10/02(土) 13:36:10「ふふ、ロブロイ、とても暖かいですね」
「トレーナーさんも、とっても暖かくて……いい香り……です……」
そう言って、私の胸に顔を埋めるようにすり寄る。
強い子だけど、この子も中学生、まだまだ子供なのが実感される。
「フフ、こうしていると、よりトレーナーさんの音が聞こえて、心地いいです」
「ええ、いくらでも、甘えてくださいね、ロブロイ」
そっと、彼女の頭をなでてあげる。胸に埋めたため、ロブロイの耳が私の顔の目の前に来る。
「折角ですから、子守歌でも歌いましょうか」
「はい、お願いします、トレーナーさん、私の怖い思いを上書きしてください」
そっと、長い耳に静かに、ゆっくりと、子守歌を奏でる。
「ああ、トレーナーさんの声、とっても、気持ちよくて、安心……できます……」
「~♪~♪」
ロブロイも段々とうとうととし始め、寝息が聞こえてきます。
どうやらゆっくりと眠れたようです。
「ロブロイ、どうか良い夢を」
そう言って彼女の額に軽くキスを落とす。
それと一緒に彼女の髪が、シャンプーの香りが私の鼻腔をくすぐる。
それに、ロブロイのトクン、トクン、という鼓動が、私自身も段々と温めていく。
ああ、今日はとてもよく、抱き枕よりもずっと、よく眠れそう、です……。
そして二人仲よく朝までぐっすりと眠れました。
ゼンノロブロイとロブトレの夜更かし気味が治った!
≫146二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 13:38:54ダストレとダスカの添い寝ときいたえすえす
「さあ寝るわよトレーナー!」
「待って???」
何故こうなったのか。俺ことダイワスカーレットのトレーナーは過去の記憶を思い返す。何もなかった。この世は不思議で満ちている。
「ウマ娘としての寝方なんてわからないでしょ!教える為にアタシが来てあげたんだから、感謝しなさい!」
要するに思いつきのようだ。発想はカワイイが、付き合ってもいない男女が同衾などダメだろう。ここはやんわりと断ろうとする。
「わぁうれしい! でも学生が年上の男と寝るってどうかと思うんだ!」
「バカねトレーナー、今のアンタはウマ娘よ」
「……………………そうじゃん!!!」
そういえば今は美少女っぽいモブだったと思い出し、頭を抱える俺。そのスキを見逃さず、スカーレットは俺を抱き上げた。パワートレーニングは伊達じゃないな!!!
「さ、寝るわよトレーナー!子守歌うたってあげるから!」
「待って流石にそこまで小さくない! アッ、すごい全く抵抗できなーい……!」
この後めちゃくちゃ添い寝した。ダストレの学生時代の話でダスカが珍しくはしゃいで寝落ちして事なきを得た
うまぴょいうまぴょい
≫152二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 13:40:55「…………なあボノトレ」
「なにマヤトレ。あと狭いんだからもう少し詰めて」
「男二人でベッド一つは流石にきつくないか? 色んな意味で」
「仕方ないでしょ…お互い担当も連れて現地にとか思ってたら予約できてたのシングル部屋二つだったんだから…」
「それにしたって…なぁ…」
「じゃあなに、いっとくけどヒシアケボノとマヤトレだとそもそもベッドに入らないよ。ボクとマヤノちゃんならベッドは一つで十分だろうけどそれも嫌でしょ?」
「まあお前とマヤノを一緒の部屋にはあんまりしたくないなぁ…そもそもどこにどんな目があるかわかったもんじゃないし。また飛ばし記事書かれそう」
「そうだね…自分の担当と一緒に寝るのもまずいし」
「正直お前にそういう意識がまだ残ってたところに安心する俺がいる」
「ボクをなんだと思ってるの…。これでもちゃんと大人って自覚はあるつもりだよ?」
「そっかぁ。…………眠れないな」
「寝ろ」
「…………なあボノトレ? 好きな女の子とかいるー?」
「どうした急に」
「良いじゃねぇかたまにはこう…子供というか男子高校生に戻ろうぜおい。あっ枕投げでもやるか? 実はトランプとかUNOとかマヤノのご機嫌を取るための道具はちゃんと用意して…」
「明日も早いんだから大人に戻って早く寝なさい」
「はい」
その後無事飛ばし記事でロリコン疑惑が、更に知ってる人間からはついにホモに…とからかわれた挙句ボノトレにガチ抗議を食らってちょっと泣くも、マヤノから「トレーナーちゃんはそんなことしない! 前だってマヤノと一緒に寝たけど何もしてくれなかったもん!」と庇われたことでトレーナー想いの優しい担当を前に号泣するマヤトレでしたとさ
うまぴょいうまぴょい
≫155ブルトレ21/10/02(土) 13:43:57https://bbs.animanch.com/board/75818/?res=114
の後の話です
ある嵐の夜
「いやあ、すごい雨と風ですね。帰宅が間に合って良かったですね。」
「そうですねマスター。天気予報によれば明日は晴れとの事なので、この嵐も一晩限りだと推そk」ピシャッゴロゴロ
「雷もひどくなってきましたね...ん?ブルボン?どうしたんですかそんなに丸くなって」
「はい。現在『雷からの防御』遂行中。マスターもお気を付けください」
「ああ...雷が怖いんでしたね」
「いえ、怖くはありません。しかし雷が鳴ると尻尾を取られてしまうと父から聞きました。父もトレーナーになる前はウマ娘だったのですが雷に尻尾を取られて人間になってしまったそうです」
「いやあそれはウs...まあもう夜も遅いですし寝てしまえばいいんじゃないですか?」
「いえ、警戒は必須と認識。そこで提案なのですがマスター。今日は一緒のベッドで寝ていただけないでしょうか?私がマスターをお守り致します」
「ええ...まあいいですけど狭くはないですか?」
「問題ありません。マスター程の大きさでしたらいつも留守番を任せているウサギの人形と変わりません」
「わかりました。今日は一緒に寝ましょう。...ではお休みなさい」
「はい、お休みなさいマスt」ピシャッゴロゴロ
ムギュゥゥ
「あの、少し苦しいのですが」
「申し訳ありませんマスター。しかしマスターを守る為です」ギュウウウ
(まあウマ娘の体は丈夫だからいいですが...以前の体なら危なかったですね)
あの日、ブルボンとブレスレットを交換してから寝る事への恐怖も悪夢を見る事も無くなった。今の私があるのは彼女のおかげなのだからこれくらいはお安い御用だ。
それに彼女といるととても安心する。今日もよく寝られそうだ。
(もう少し、いや、出来ればずっと、いつまでもこんなふうに───)
『大好きですよ。マスター。』
そんな、都合の良すぎる声が遠くで聞こえた気がした。
「...スリープモードへの移行を確認。ゆっくりお休みください。私の大切なマスター...」
終わり
≫164二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 13:47:59マルトレマルゼンスキー睡眠音声
「チョ・べ・リ・グ❤︎」
「え、違くない?」
「いいのよこれで、さ、トレーナーちゃん右の方にいって、せーの」
「グッド・ナ・イ・ナ・イ❤︎」「チョ・ベ・リ・グ」
「違うじゃん!」
≫177二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 14:00:25カフェトレ(タバコ)のASMRサンプル貰ってきた
「……私の囁き声?
はぁ…変な人も居るモノだね」
ゴソゴソ…
「ふ〜〜〜っ…
…こういうので良いのかな。
ん…下手かもしれないけど、許してね」
「…はい、耳掻き終わり。
腕が…うう、つりそう…ちょっと待って…」
「ええと…次は添い寝、か…(メモをめくる音)
…ちょっと恥ずかしいな」
「これで良いかな…
どう、かな…聴こえる?(囁き声)」
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part117【TSトレ】
≫65二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 14:33:00親父を見て中距離でもウマソウル側に主動権渡せばいけるんじゃね? ということで一回芦毛好きだけど真面目な方に意識ぶん投げてみるカレトレ
なおそもそも普段走ってないので上がりで体と魂の感覚が狂い無事#LocketFallingした模様
沈む中で見えた景色は空を飛び回り月に向かって飛んでいくが顔面から突き刺さりゴルシに回収された月世界旅行だった、と後にお兄ちゃんは語る
}
≫196二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 16:25:42「息子よ……👁」
「ウワッー!?トレーナー!?なんか下半身がロバみてえになってるぞ!!??」
「息子よ……👁ウマソウルの力が暴走している」
「ウワッー!?なんだそれ!?」
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part118【TSトレ】
≫8二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 16:28:05立て乙早速行くぜ
パラレル新人ちゃん!GX
こんにちは!新人トレーナーです!
今日はトレーナー対抗リレーの日という事で皆さんのためにお弁当を作っています!
内容はこちら
おにぎり 唐揚げ マカロニサラダ ちょっと焦げた卵焼き アスパラのベーコン巻き 野菜スティック
出来ました!...でも何か物足りないですね...?
そうだ!きっと皆さん走ったりして疲れている筈なので酸味を足しましょう!
隠し味に酸味のあるクロロ酢酸を少
オハヨウシンジンチャンナニヤッテルノ?
ア、テイトレサン!オハヨウゴザイマス!ミナサンノタミニオベントウヲツク
チョットナンデヨウキヲトルンデスカ!カエシテクダサイ
オベントウアリガトウネ
うっうっ...テイトレさんに酢酸とお弁当を取られてしまいました...
残ったのはメチルアルコールとパンとクリームですか...
💡サヴァランでも作りますか!※パンにシロップやラム酒を染み込ませた焼いたもの
──────────
マクトレさん!スイーツ焼いたんですけど如何ですか?
イタダキマスワ!パクパクデスワ!
ウマぴょいウマぴょい
≫17二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 16:29:59「ねぇ……今度はトレーナーに大障害レースやらせるって本当?」
「……残念ながら。障害4250m。会長がウキウキで計画してた」
「ウソでしょ……まさかの中山グランドジャンプ方式……!?」
「ただし飛越については生垣や竹柵は使用せず、やわらかい特注のグリーンウォールを使用するそうだ。ブライアンにフクが説教されているときにブラトレから聞いた。俺は何とか出走回避したが」
「ただ……、グリーンウォールはどうやら特別にちぎれやすく付着しやすい代物らしいし、水濠障害はあるらしいのが欲望に忠実というかなんというか……」
「今度走るならマイルか中距離なら、とは思っていたけれど……」
「あ、そうだスズトレ。今回のコース情報がコレなんだが、23番障害、右脚から飛ばないようにしてくれ。大怪我にはならないが捻挫に繋がる可能性があるそうだ。フクが教えてくれた」
「ありがとう。中山障害4250mの飛越は本来12回だってことについてはツッコまないことにするね」
「ちなみに私は何かあったりする?」
「……グルトレはしいて言うなら第2坂路に注意だな。膝を痛める可能性がある」
「うわっ……いやなフレーズ。ウマ娘になってまで聞きたくなかった……」
「あるがとうフクトレ。まぁ、何とか頑張ってみる」
「……」
───当日。
『解説のフクトレだ』
「「解説だったの!?!?!?」」
───パドックにて
『……は第3飛越が凶。……は第16水濠が凶。……は──』
「「怖い!!!」」
『スズトレは第5坂路。グルトレは第7水濠が凶だ』
「「聞いてない!!!!」」
『ちなみに大凶ではないので怪我には繋がらないそうだ。ご観覧の皆様におかれましてはどうぞごゆるりとご堪能ください。トレーナーの皆様におかれましては───まあ、なんだ、覚悟しておけ』
「「ひどい!!!!!!!!!」」
会場は沸きに沸いたという。
了。
≫37二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 16:41:02マクトレ「ヒダリデウテヤ」
マック「やってやりますわよこのやろうですわ!!!」
マック「お見せしますわこのタイガーバットを!」
マクトレ(頭を抱える)
実況「おおっとタイガーバット!よくみるとタイガース選手の顔写真が全体に貼ってあるぞ!どうなんだマックイーン使うのはタイガースに失礼ではないのか!?」
≫曝け出す意志/121/10/02(土) 16:44:26「協力ありがとうございました、マクトレさん」
「いえ、お気になさらず」
シャカトレによるウマ娘化現象の研究に協力するため、マクトレはとある研究所にシャカトレに連れられてきていた。
無論怪しさなどある場所ではない。非常に有名な大学に隣接する、シャカトレの協力者のいる施設。
検査は、簡単に言えば遺伝子解析と身体検査。遺伝子から純粋なウマ娘とのDNAの差異を、身体検査でその影響を調べるというものだった。
「これからも何度か来ていただけると嬉しいのですが」
「構いませんわ、そこまで忙しいわけでもありませんから」
「ありがとうございます」
このあとすぐ帰っても良かったが、これだけでは味気ないしとシャカトレは大学を案内し、そして緑に囲まれたカフェテリアで一息つくこととなった。
「境界条件、懐かしい響きですわ」
「ええ。それを手っ取り早く発見したくあなたに話しかけた訳です。本当にすいません、人を道具のように扱っているようで」
「何度も言いますがお気になさらないでくださいまし。治験に参加しているようなものでしょう?」
「はは、いや本当に」
2人はカウンターで注文、それぞれコーヒーとサンドを受け取り、窓際の席に座った。
「広い大学ですわねほんと」
「北海道なんかに比べたらまだ狭いですよ」
2人はカップに口をつけ冷たいコーヒーを啜り、はあ、と息を吐く。落ち着いた空気に包まれる。
シャカトレはカップを置き、前々から気になっていた質問をすることにした。
≫39曝け出す意志/221/10/02(土) 16:44:55「マクトレさんは、ウマ娘になってからもマックイーンとの関係にそこまで変化がなかったそうですね」
「そうですわね」
「実はこうなってからエアシャカールがぎこちなくて。なんでそうあれたのかとか、ありませんか?」
多くのトレーナーとウマ娘が変わった。距離がやけに近づいたもの、妙な行動を取るようになったもの、今のトレセンは以前とは全く違う空気が漂っている。
そんな中で、ごく一部のトレーナーとウマ娘の関係だけがほとんど変化していなかった。ナリタブライアン、マチカネフクキタル、そしてメジロマックイーンがそのいい例だ。
シャカトレは自分がウマ娘になることは全く気にしていなかった。だが、それがエアシャカールに悪影響を及ぼすとなると話は変わる。そのため、トレーナーの様子がかなり変わっても関係の変化していないマクトレにその話を聞きたかったのだ。
「そうだな」
マクトレの表情が変わった。お嬢様の柔らかな顔が、何かと戦う凛々しい大人へのそれに。
「単純に言えば、俺が何も変わっていないことをあいつに示し続けたから、だと思う」
「はい」
「あんたもわかってる通り、この体は今はほぼマックイーンだ。前より甘味も好きになったし、走ってみたいという思いも増えた」
「あなたもやっぱり結構変化があったんですね」
「ああ。けどな、俺の根底は全く変わらなかった。俺はマックイーンを、マックイーンの望む場所に導く、何があっても、と思い続けてきたし、今も思い続けてる」
「っ...」
シャカトレは、少し戦いた。
そこに居たのはメジロマックイーンとそっくりのウマ娘だが、メジロマックイーンではない何かだと肌で感じられた。
シャカトレは、メジロマックイーンの恐ろしさを知っている。レース中の彼女の凄みを何度も見たことがあった。
しかし、目の前のそれから発せられているのは、メジロマックイーンの恐ろしさとはまた違う気配。何かへの敵意と誰かへの忠誠の入り交じった刺々しい目。
「だから、マックイーンにはそれを見せ続けた。あいつも最初は困惑していた。だけど、俺が一切変わっていないこと、たとえ俺がお嬢様言葉を話し始めてもここには俺がいることを、言葉で、行動で示し続けた。だからこそマックイーンは俺を受け入れ続けてくれている、んだと思う」≫41曝け出す意志/321/10/02(土) 16:46:34「......なんという意志の強さ」
「ありがとう。そう言ってくれると嬉しいよ」
噂には聞いていたマクトレの恐ろしさを、シャカトレは正面から知った。
めちゃくちゃなノリで人を振り回しておきながら、マックイーンのことについて語る時だけ口調が変わる、その唐突な変化が怖いのだと思っていた。全く違った。自身の根幹について語る時に溢れ出す、濃硫酸のような気配が他の人の鳥肌を立たせるのだと。
そして同時に、自分に必要なのはこれだとも確信した。
「あなたの話を聞いて正解でした」
「本当に?」
「あなたほどの意思を僕が持てているかは分かりません。ですが、僕の根底にあるロジックをエアシャカールに見せ続ける。そうすれば僕への理解を深め、僕が変わらないことを示せる」
シャカトレの目は研究者の目をしていた。視野の限界までを見通さんとする鋭く熱い目であった。
「変わらないことを示すなら単純に変わらないことを見せればいい。僕のロジックを彼女に晒す。なんてロジカルな回答でしょう」
「あなたも怖がられるかもしれませんね」
「どうでしょうか?僕はあなたほど因子に影響を受けているわけではなさそうですから、あなたほど強い意志を持つ意味も無いし出来ないかもしれません」
「でもエアシャカールが大切なことには変わりないだろ」
「はい」
「なら同じだろ。その意志に優劣なんてない」
「ありがとうございます」
≫57二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 17:04:39トレーナーくぅん
君への欲を、私は鎧袖一触、敢為邁往、お見舞いしていくよぉ
選べ
トレーナー寮か? それとも私の部屋か?
いくぞぅ私は 火照りが治らないうちに
どーも、トレーナー。
知ってるでしょう~?
シンボリルドルフだ。
おい、 パ イ 食 わ ね ぇ か
トレーナーおいでぇ
胸揉むぞぉ
辛いかい?
かいちょうはもっと辛い誘惑を君の一挙一動から味わってたよ
残さず味わってくれ
そうだよ キミを食べよう
そしてそれが終わったら私はキミを部屋に連れ込むんだ
トレーナー
知ってるだろう?
シンボリルドルフだ。
パ イ 食 わ ね ぇ か
≫109二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 17:47:48トレーナーが立派なバイクを見せてくれた。ピッカピカに磨かれたソレは、車種は知らないけどトレーナーがとても大事にしている事が一眼でわかる。でもなんだかその目は寂しそうだった。
「この体だと、足が届かないんだなぁこれが」
ソレはそうだ。シートの位置がトレーナーの股より高い。どうしようもない。だけど。
「ねえアンタ別に操作忘れたわけじゃないんでしょ?」
「あ、ああそうだが」
「じゃ、ちょっとだけでいいから乗ってみようよ」
止まる必要のない、周回のできる場所を見つけてバイクを一緒に押してくる。トレーナーはウマ娘用のヘルメットを持っていた。トレーナーが跨っても足は届かない。だから、私が支えた。ウマ娘の力なら余裕だ。エンジンが始動し、トレーナーが走り出す。
「わ、わあ!あはは!」
少年のように声を上げ、周回して戻ってきたトレーナーが減速し、ソレをまた私が支えてスタンドを立てる。
「どうだっ──」
「ありがとうタイシン!!」
何かを言う前に抱きしめられた。
「また乗るのが夢だったんだ!!」
「いいの、私の夢を叶えてくれたんだから、これくらい安いもんよ」
そして談笑しながらバイクを押して帰った。
夜。なんとかならないものかとスマホで検索をしていて、ふと抱きつかれた時の胸の感触を思い出して、スマホを放り投げそうになって、やめた。トレーナーは変わらない。熱くてクソボケで、あいつの姿が変わったって何も変わらないと、自分の視野の狭さを知った夜だった。
タイシンの中の何が崩れた。
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part119【TSトレ】
≫73二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 19:21:02『学園マーベラス化計画』
トレーナー室の扉が轟音とともに開かれた
「マーベラスの時間だっ!コラァ!」
「「!?」」」
巨大なポニーテールをもった小さなウマ娘が扉を足蹴りしその場に乱入する
突然の来訪者にカードゲームに興じていた4人は応じる
「なんですのいきなり」
「おい、マベトレ扉をいきなり蹴破るのやめろ」
「お、あがりー、罰ゲームはおまえなーテイトレ」
「あー!もうちょっとだったのにー!クソー次は勝ってやる!」
マベトレは応じた内容を無視するかのように先程からの話を続ける
「ふっふっふ、ここで暇をしているであろうマーベラスなみんなにマーベラスな提案をしに来たのだー!」
「なにいってるかもうちょっとわかりやすく説明してくれ」
「そうですわよゴクゴク」
「なんだなんだ」
「どうしたのー」
1/2≫74二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 19:21:16
不可思議な話をしだすマベトレに対しフクトレは片手で頭を抱え、マクトレは机にある飲み物飲み、ゲームが決着したであろうブラトレとテイトレはマベトレの話に興味を持ち出す
4人の注目を集める中、マベトレは慎重な面持ちで本題を始めるが摩訶不可思議な話であった
「マーベラスな出来事続きでトレーナーさんたちのマーベラスが不足していることに私は憂いているんだー」
そこで、この学園屈指のマーベラスのみんなにマーベラスを届けてほしいと思ってここへ来たんだー」
「ぜんっぜんなにいってるのかわからねえ」
フクトレが片手で抱えてた頭を両手で抱えるようにする
そうすると隣りにいたブラトレは当たり前かの顔でいった
「ウマ娘化が頻発してこの状況に慣れてきたとはいえ、ウマ娘化で精神的に不調になるものも多いそこで俺たちに彼らを元気づけてほしいってさー」
「わかるのブラトレ!」
「いや、なんとなく」
「そんな、なんとなくで!?」
「アホにも取り柄があったんだな」
「誰がアホだ」
4人の翻訳会議が終わったところでマベトレは話を切り出す
「それでーどうするのー?」
「まあいいんではないですか空気が重いのは嫌ですもの」
「さんせー」
「はあ、しょうがねえなー」
「それじゃあ、学園マーベラス化計画はつどうー!」
長いドタバタした一日が幕を開けた
2/2
≫114二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 19:42:59ある日のトレーナー宅
「……ルナつかれたー……」
へなへなしながらルドトレの膝に突っ込むルドルフもといルナ。既にパジャマ姿である。
「お疲れ、ルナ。今日から休みだからゆーっくりしよっか」
「そうするー……ルナ、アイス食べたーい……ジェラート、冷蔵庫に入ってるの見たから取ってきてー……」
「はいはい……でも、膝からどいてくれないと取りにいけないけど……」
「……でもルナ、ジェラート食べたいしトレーナーのお膝で寝たいもん」
「……はいはい。ならジェラートあーんしてあげるから、少しの間我慢できるかな、ルナ?」
「……わかった、すぐ戻ってきてよトレーナー」
「はいはい」
────こうして、誰にも見られないちょっとした夜は更けていく。月曜日、元気になったルドルフは何時も以上のスピードで生徒会の仕事を瞬く間に片付けたそうな。
≫127中和剤21/10/02(土) 19:46:00「スズトレは俺がマンション暮らしなの知ってると思うんだけど」
「ええ、知ってるけど」
「この間帰れなくて仕方ないから臨時でトレーナー寮の空き部屋借りて、大浴場入ってたんだけど、その時一人だったんだよ。なんか寒気するなーって思って。まぁ単に脱衣所冷房効きすぎってだけだったんだけど」
「暑いものね。でもあれくらいの方が湯船から出たあとちょうどいいのよ?」
「で、まぁ仕方ないからコンビニで買ってきた安いジャンプーで頭洗ってたんだけど」
「言えば貸したのに」
「俺スズトレほど長くないしジャンプーのタイプ違うでしょ。まあいいや頭洗ってたらさ、なんか気配感じて泡で目が痛いなりに開けたら、後ろにでっかい白毛の女が立っててさ」
「それネイトレさんでしょ。あの人音もなく浴室入ってくるから」
「オチを先に言うなよ!!まあそうなだけどそうとは知らなかったからめっちゃ大声で叫んじゃって「容易に想像できるね」ネイトレさんがなんかショックを受けちゃってその後ずっと気まずいんだけどどうすればいい?」
「とりあえず、マルトレあなたのゲーム実況動画を見せてこれくらいビビリなんですごめんなさいってしましょ?」
「えっ……はい……」
≫
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part120【TSトレ】
≫16ガンギマリ頭スズトレ21/10/02(土) 20:07:09「美味しいですわ!!パクパクですわ!!いつの間にこんなに料理上手になってましたのあなた!?」
「オグトレに色々と教わってレパートリー増やしてるからね…ていうか、飲むペース早くない…?」
「持ち込みさえすればいくら飲んでもいいって言ったのはスズトレの方ですわ。だから遠慮なく行かせてもらいますわ。」
「…今ポテトフライ温めてるからその前に潰れるのだけはやめてね…」
そう念の為釘を刺す。
今日は私がマクトレを誘っての2人っきりの飲み会。いや、私は飲むつもりないから飲み会とも言えない…?
まあ、そんなことは置いておこう。ちょうどポテトフライ温まったし。
「はい、ポテトフライ。手作りだし出来たてではないから味は保証できないけれど…」
「と言いながら美味しいんでしょう!?知っていますわ!!ありがたいですわ!!」
すでにほんのりと酔ってきているのか、缶を持つ方じゃない手が止まる気配がまるで見えない。
「…ところで、今日わざわざ呼んだ理由なんだけれど…」
…少しだけ言い淀む。そして…
「ドベトレの記憶喪失の件、何か力になれることはない?」
そう、言い切った。
「…なんで分かった?確かにあいつは記憶喪失だが、お前と会ってからの記憶は残ってる。」
「お見舞いに行った時に直感で悟った。何か大事な、決してなくしてはならないものが抜け落ちてるって。」
ドベトレとはスズカとドーベルの関係上、話す機会は多かった。ならば、ドベトレが複雑な事情を抱えていることを、それでもドーベルを誰にも負けないくらい大切に思っていることを察すには十分すぎるほどの時間だ。
「なるほどな。…力になりたい理由は?」
「知り合いの力になりたいと思うのに、理由なんているの?」
本心をそのままストレートにマクトレへとぶつける。
「…分かった。だがメジロ家でもなんとかならない動いてるが見つかってないし、シャカトレにも相談してみたが記憶を戻す方法への心当たりはないそうだ。もしこれからスズトレの力がいるような事になったら話すからその時は、って事でいいか?」
「…分かった。」≫18ガンギマリ頭スズトレ21/10/02(土) 20:07:27「…スピー…スピー…」
「…フクトレさんの言ってらっしゃった通りでしたわね…」
スズトレは酒にかなり弱く、頑張っても2杯で酔って、そこにダメ押ししまくれば寝落ちする。
念の為に持ってきておいたウイスキーボンボンをツマミに上手く混ぜたのが幸をなした。
『知り合いの力になりたいと思うのに、理由なんているの?』
…多分、あれには俺の事も含まれていたんだろう。ドベトレがああなったことで、俺が抱え込んでないか、と。
「…ホントに、俺は幸運に恵まれてる。」
あのジャパンカップの数日前、廊下でたまたま会った時に、その場しのぎの笑いすらぎこちなくなっていたスズトレの顔を思い出す。
スズトレも、このウマ娘化現象に苦しめられた1人だ。姿も見せない主犯に身体を変えられて、精神を侵されて、しかもそれを奴は楽しんでると来た。
…だが、俺によほどご執心なのか、俺の前だけには何度も何度もその姿を見せてやがる。
「…待ってろよ。お前らの分まで、あの悪趣味な野郎に一泡吹かせてやる。」
≫26二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 20:10:58ルドトレの電動バイク旅 ゲストのグラトレ回
「迷っちゃったね〜」
「迷いましたね〜」
ルドトレのバイク旅番組は今、苦難に差し掛かっていた
今回のゲストはグラトレ、平和な回になるだろうと半数の人が考えていたが……
まさかの開幕15分での迷子である
「此処は何処なんだろうねー?」
「海岸ですけれど……何処かは分からないですね〜」
迷子にしては落ち着き払っているが……
冷静なのか……天然なのか……
「大丈夫ですよルドトレさん、自慢できる話では無いのですが……私はよく道に迷いますので、迷子の時の対処法もしっかりと学んでいるのですよ〜」
「おー、助かります〜」
「それで迷った時ですが……山頂を目指せば良いと教わりました」
「山頂?」
「ええ、ですので取り敢えず海から離れて見晴らしの良さそうな山を探しましょうか〜」
「はーい」
─────この後遭難しました
なお二人は担当ウマ娘により無事保護されました
≫51二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 20:19:21海水浴、フクトレのその言葉を聞いて俺は、いの一番に誰にテイオーをお願いしようと考えてしまった。
「…海水浴」
「そう、トレーニングとかじゃなく純粋に海水浴…まぁ気分転換だな。みんなで遊ぼうって話になった」
「そうか…俺、俺は…」
「…どっちでもいいと思う。さっきテイオーが言ってたがお前のために水着選びに行くんだとさ」
困惑と驚き。どうしてそんなことを、別段安いものでもないだろうに。
「トレーナーが元気だったら着てもらうんだーって…俺はお前の体調の方が心配だから何も言わん。じゃな」
その日の夕方、トレーニングを終えたテイオーに話を聞いてみるとやはり楽しいことが好きなだけあってとても乗り気のようだった。
「うん!みんなで遊んだりー、あ!BBQとかも出来るらしいよー。トレーナーも行こうよ…荷物番とかお願いしたいし!」
「…水着姿になってか?」
「別に海に行ったからって水着になる必要もないでしょー。何なら着ぐるみでも持ってく?」
「…はは、熱中症でぶっ倒れるな」
にひひ、と冗談めかして笑うテイオーにつられて俺も笑う。参加の意を固めて。
──海水浴当日。ビーチに面したホテルの部屋でみんなが準備や着替えを行う中、俺は一人ベッドに腰掛け、来た時と同じ服で荷物を整頓していた。
「トレーナーは着替えないの?」
「…このまま行こうと思ってる」
「そっか…あの、トレーナー…ううん何でもない!先に行ってるよー!」
そう言って着替えた彼女は手に持っていた紙袋を置いて他のみんなに続き部屋を飛び出した。
──フクが言ってたんだがテイオーのやつ自分の物の三倍くらい時間かけて買ったらしいぞ。
誰もいない部屋でフクトレの言葉を思い出しながら紙袋の中を見る。入っていたのは品のあるビキニ、それと短い透明感のある短めのレースの上着と淡い色味の腰に巻くひらひら。(後でネイトレとフラトレに聞いてみたところビーチカーディガンとパレオと呼ぶらしい。すごいアホを見る目で教えてもらった)
別にこのまま合流しても多分何も言われない。みんなはいつも通りに接してくれて、テイオーもきっと笑って。
…去り際に見た彼女の笑顔を思い出す。気を遣ってくれた、寂しさを隠してくれていた。≫54二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 20:20:03だったらすることは決まってる。服を脱ぎ捨てて手際悪く、もたつきながら用意してくれた水着に着替えた。
部屋にある姿見をちらりと見て目を逸らす。似合っているかどうか分からないし、このひらひらで隠れてる傷跡も歩けば見えてしまうだろう。その時を想像したら恐ろしくて足がすくむ。
怖い、怖い、行きたくない、見られたくない。
駄目だふざけるな臆病者。テイオーが俺のために、愛バがトレーナーのために買ってきたものなんだぞ。これくらいの根性見せなくてどうする。
「大丈夫…大丈夫だ…はぁ…っおれ…大丈夫」
震える手で杖を掴み、ドアを開けて歩き出す。
後ろで鳴ったドアの閉まる音が嫌に頭に残る。まるで退路を、逃げ道を封じられたように。
移動途中、鏡で写った自分の顔色が髪のように白くなっていて、なんだか酷く滑稽に見えた。
身を焦がすほどの日差し、歩みを止めようと絡め取る砂。
──視線が、刺さる。みんなが不恰好で似合ってないおれを嘲笑の目で、わたしの醜く汚い脚を嫌悪の目で見ている。
杖を握る手が冷や汗で滑りそうになる。無理矢理一歩づつ進むたびに鼓動が早くなって、後悔の念が身体を蝕む。
「…なぁおいあれ…」
耳に届いたその言葉に心臓が跳ねた。水着なんて着なければよかった、来なければよかった、そんな気持ちが私に呼吸の仕方を忘れさせバ鹿みたいに息が荒くなる。
見るな、見ないで。どうか放っておいて。
震える歯を噛み締めて長く、とても長く感じながら幽鬼のようにただ前に進む。
そうして気がついた時にはテイオーが、私の前に立っていた。≫55二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 20:20:42「ぁぅ…て、いおー…」
「トレー…ナー」
「あ…その…ごめ…わた、私調子に乗って…こんなかっこして」
「…トレーナー」
顔を上げられない、はきそう。過呼吸が治らない。きっと怒ってるんだ。そりゃそうだよね、こんな無様な様を見せて。テイオーの、みんなの気分を害して。
「ごめんな、さい…あなたが気を遣っていったのほん、本気にして、こんな汚い、醜い姿、晒して」
「トレーナー」
視界がチカチカと瞬く。色が、抜けていく。白と黒が支配する。
「ぅ…っく…ごめ…すぐ、どっかいくね…」
そうだ早く消え失せろ。恥知らずが、少し優しくしてもらったらすぐに勘違いして。存在自体がみんなの迷惑なんだ。早く視界から消えて、そのまま首でも
「トレーナー!!」
夏なのに冷え切った身体に衝撃と暖かさが私を包んだ。彩りを取り戻した瞳で最初に見たのはテイオーの綺麗な後ろ髪。そこでようやくテイオーに抱き着かれたのだと分かった。
温もりが、私の心を溶かす。私を強く、強く抱き締めるその強さが四肢の先端まで優しさを届けてくれた。そこでようやく私が駄目な思考回路になっていたのだと理解する。
…どうしよう、どうすればいいんだろう。謝ればいいかな、謝って部屋で待ってたら許してくれるかな。
何も言えない私が落ち着いたのを見計らってテイオーが距離を取って笑った。
「綺麗だよ。この世の何よりも綺麗」
私の目を見て、そう言ってくれた。いつもの子供のような笑顔じゃなく、真剣で大人びていて、綺麗で…格好よかった。
「ありがとうトレーナー、ボクのために勇気を出してくれて…本当に綺麗で、似合ってる」
とくり、と心臓が揺れる。身を掻き乱すそれとは違う暖かな鼓動。
涙が溢れて、止まらなくなる。心を閉ざすそれとは違う優しい温度。
黙って彼女が私を抱き止める。何処にも行かないようにと、優しく。強く。
子供のように嗚咽が出る。嬉しいのに、幸せなのに何も言えない。だけど、だけど、これだけは伝えたい。伝えさせて欲しいから、口を開いた。
大好きだよ
そう呟いた二人分の重なりが、波風に混ざって溶けて消えていった。≫56二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 20:21:17「どうなりました?」
「ファイトレか…あいつならテイオーとスズトレ、後ネイトレとフラトレがついて休んでる」
「そうですか…良い方向に進めましたね」
「俺は反対だったけどな…友達のあんな顔、もう二度と見たくなかった」
「テイトレは強い人ですから。私と、私達と同じく強い信念のある方です…乗り越えれると信じてました」
「…そうか。信じてなかったのは俺の方かもな」
「フクトレ…」
「あ、あのすいません」
「?どうしました」
「ウワーッ美人(小声)…いえさっき白くて可愛いウマ娘さんがすごいしんどそうにしてたんで心配になって…」
「…はは、大丈夫ですよ今俺達の仲間が介抱してるんで」
「そうですか!あー安心した…じゃあ俺たちはこれで!」
「どうもー…そうだよな…敵ばっかりなわけない」
「ええ…優しい人には優しい人が集まるんですよ…貴方みたいに」
「ねぇねぇ!君たちあの白いウマ娘のツレ?紹介してくんない?てか君たちも可愛いじゃん名前は?トシは?てかLINEやってる?」
「…たまにこういう害虫もやってきますけどね、こういう時のために私みたいなのがいるわけで」
「…ファイトレ?目が怖いぞ?待ってスイッチ入ってる!?誰かー!怪我人…死人が出る前に来てく…あーカフェトレとキタトレとドベトレはこっちくんな!」
≫53二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 20:19:33例のシーンだくれてやる
廃ビルの上で二人は向かい合う
「やぁ、やはり来たかい。…逃げればいいものを」
「もう嫌なんだ、生きつづけるのが」
「だから契約した、自分を殺してもらうためにか。」「………」
「構わんさ、そうしてほしいんだろう。…あの子に言い残すことは?」
「ない…カフェは新しいトレーナーを見つけた、きっと上手くやるだろう」
「なるほど、思い残すことはないか。」
「さようなら、数少ない友人よ」ダンッ!
崩れ落ちる彼女を見届け、天をあおぐ
「…寂しいものだな、存外たのしかったぞ。お前との日々は」
そう言って彼女はあるき去る、置きざりにするように
≫104二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 20:40:36マルトレとウオトレのツーリング
ウオトレ(大)
「うわっすげえの乗ってきたな。でもでっけえのにウオトレが乗るとちっちゃく見えるけど」
「この体になってから立ちゴケ知らずっすねえ」
「いいなぁ、俺なんかローダウンした上で厚底履いてるんだぞ」
「ウワッー!トレーナー!あっちのバイクタイヤ三つある!」
「リバーストライクってヤツっすよウオッカ。マルトレさんもいい趣味してるっすね。じゃ富士山五合目目指していきましょうか。無線番号合わせるっすよ」
「ういー」
「ちなみに後ろの赤い車は?」
「マルゼンスキー」
「そうっすよね〜」
ウオトレ(父)
「よし、お待たせしたなマルトレ。ウオッカが体重移動になかなか慣れなくってな」
「大丈夫俺もさっき来た。無線番号合わせてさっさと行くか」
「待ってくれそっちのバイクもカッケェな!」
「息子よ……👁。あれはYAMAHAから2018年9月13日から発売されている排気量845ccのリーニングリバーストライクNIKENだ……」
「ウワッーー!?なんでそんな詳しいんだよ!?」
「草」≫137二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 20:55:18パーキングで休憩中。
「ウオッカ、大変なことに気付いてしまったっす」
「ん、何がだよトレーナー」
「マルトレさんの腰手で包めるっす」
「おお本当だすげぇ。ちょっと持ち上げてみて」
「はいっす」
「く、私が負けても、皆がきっと仇を」
「ふははははそんな希望はないっす!お前が最後の一人っす!!」
「くっ!!」
「いや何だよその寸劇!!てかマルトレの腰どうなってんだよ!」
「え、48cm」
「ウオッホッソ!!」
≫110二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 20:44:23時々、私は何か、致命的なものを──絶対に間違えるはずもない何かを間違えてしまったのではないかと思う時がある。
「ねえ、お姉ちゃん♪ 今度のライブツアーも楽しみだね!」
「うん、そうだね…」
「…どうしたの? お姉ちゃん。なんか暗いよ? せっかく自他共に認める、“世界一カワイイ”お姉ちゃんになったのに!」
「そんなことないよ。お兄ちゃん」
「…?」
不思議そうに私を見つめるソレはどこまでも私にそっくりで。
確かに知らない人が見れば、私たちを姉妹だと思うのも無理はないだろう。
「変なお姉ちゃん。前から思ってたけど、なんで私を──お兄ちゃんって呼ぶの?」
「さあどうしてかな、お兄ちゃん?」
「うーん…ごめんなさい。わかんないよお姉ちゃん」
「ん、そっか」
軽い返答と共にゆっくりと頭を撫でてあげると、ソレはまるで猫のように目を細める。
明らかに機嫌よさげにしっぽや耳を振り始めた、カワイらしいソレを前にしてるのに、なぜか私の心は晴れないままだ。
「でも、なんで走るの止めちゃったの? 見たかったなぁ…お姉ちゃんのレース」
「…はは、なんでだろうね」
「お姉ちゃん? …泣いてるの?」
「泣いてないよ、お兄ちゃん」
「…ん! 泣かないで、お姉ちゃん」
ソレは拙い様子で私の頭にゆっくりと手を伸ばし撫で始める。私の頭に蘇ったのはいつかの遠い日の思い出で…。
あの日の遊園地でも、私はこんな風に泣いていたのかな。お兄ちゃん。
そしてカレンチャンは──目覚めた。
カレンチャンは無言のままお兄ちゃんの部屋に忍び込み、お兄ちゃんを抱き枕にして二度寝した。
朝起きたお兄ちゃんは耐えた。
うまぴょいうまぴょい
≫123二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 20:49:46できたぞ!
ドベトレ殺害エンド
雨に打たれる中で俺は地面に倒れ伏していた。
(畜生…ドーベル…)
聞き慣れた声が上からする、ファイトレとカフェトレの声だ。彼らはおれを殺しに来ていた
「…致命傷だな、良くぞここまで逃げてみせたものだ」
「一発目は急所に当てたはずなんですけどね」
「まさか私を相手に殴り合いを選ぶとは、勝てないとわかっていたはずなのに」
「しかもワンマガジン叩きこんでもまだ動いてましたからね」
「しかしここで終わりだ、残念だったな」ガチャ
もう殆ど何も聞こえない、いや…
(死にたくない…まだ終われない…ドーベル…)
「さらばだ、…恨めよ」
ダンッ!
意識が消える瞬間、最後に聞いたのはマクトレが
名前を呼ぶ声だった。
追い詰められてかつマクトレが間に合わなかったら
こうなるんじゃないかな。
≫128二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 20:51:54『マーベラスの悪夢』
…………………
………………
……………………
………溶ける…………
沈む………………
………消える…
……混ざ……
儚……
……
……
…
水面が映る、光に照らされた……
泡が映る、影を落としながら……
意識は曖昧に曖昧な意識から……
沈む沈む…………
青き水面から……
深き水底へ……
視界は色を失う鮮やかさを失う深く深くと……
しかし、暗闇には落ちない光は照らす微かにと……
1/4≫129二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 20:52:09体は動かない仰向けのまま水面を見上げる光照らす水面を……
四肢が溶けていく混ざり合う消えていく……
指先の感覚はない……
足先の感覚もない……
剥がれ落ちる痛みもない……
動かぬ手足を見上げていく……
溶けた体を見下げてく……
曖昧な意識は理解を拒む……
沈む意識は自体を飲み込む……
意識が溶ける思考が落ちる夢のように……
俺は僕は私はわたしはあなたは君は彼は彼女は……
思考が落ちる意識が溶ける……
水面が見える水面が鏡のように映る……
わたしはだあれ……
あなたはだあれ……
2/4
≫130二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 20:52:23ザザッ
視界が変わる
女性の顔が映るまるで神話に出てくるような美しさを持つ女性
表情はわからないでも笑って……
ザザッ
視界が変わる
砂埃が舞う
大勢の観客が喝采する
ターフをかけるウマ娘が見えた皆知らないいや知ってるウマ娘だ
レースが終わる喜んで手を挙げるモノ悲しモノがいた勝負事には必ずある結末だ
だが、しかしそこに並ぶものはミナトレーナーデアッタ
ウシロヲミル、クラヤミノナカタントウデアッタ……ウマムスメタチガ、ナランデイタ……
………
………
容認できない
違うこと
あってはいけない"未来"が見えた
3/4≫131二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 20:52:36………
………
………
私はそれを選択しないなぜなら、――――でないから
ザザッ
視界が変わる
女性の顔が映る
ザザッ
ザザッ
ザザッ
意識が覚醒しあたりを見回すベットから体が落ち足がベットに引っかかている
小鳥が歌い始め朝日が顔を覗かせる平常な日常平穏な風景
長いようで短い夢だったそのような気がする夢の内容は覚えてない
"私"は洗面台へと向かい顔を洗う鏡を確認する"いつもの"私だ
髪を梳かし髪型をセットする
服を着替え自室を後にする
前の影に――をみつける
「おはよー、今日もマーベラス☆」
4/4
≫171二次元好きの匿名さん21/10/02(土) 21:02:35部屋でプラモを作るタイトレ。タイシンが暇そうスマホをいじっていると「あっ」とニッパーの音とともにパーツがどっかへ飛んでいった。近くに落ちたはずだがカーペットなのでどこに落ちたと探すが見つからない。タイシンは気づいた。タイトレのTシャツの襟と胸の谷間の交差点、そこにちょうどプラモのパーツが載っていると言うことに。ピシリと何かが崩れそうになるのを堪え、咳払いする。
「胸元にあるよ」「ん、あっ本当だ!あっこの!」「ブフゥ」
タイシンが指摘すると気付いたタイトレは取ろうとするがそのまま胸の谷間に落ち追いかけてタイトレが胸の谷間に手をつっこんだのだ。悪戦苦闘するのを唖然とみているとタイトレは業をにやしシャツを脱いでパーツを取った。タイシンの何かが崩れた。
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