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このページは「おれバカだから言うっちまうけどよぉ…」スレに投稿されたSSをまとめるページ(スレpart241~245)です。
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目次
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part241【TSトレ】
≫15二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 10:55:38
パラシン「マイクロビキニですよ!マイクロビキニ!これでバカ4人衆もイチコロってやつです!」イッテキマース!
───────
次の日
テイトレ「パラシンは?」
マクトレ「あのおバカさんなら今頃シベリアで蟹でも取ってますわよ」
≫45タキトレの添い寝1/621/10/16(土) 11:12:40
「おはようタキオン。良い朝だな」
「……ん?ああ、トレーナー君か。おはよう」
トレセン学園の朝の一幕。寮や家で休養をとった学生たちが学園へと向かう日常の一風景。
朗らかな日差しを浴びながら歩いていると、学生たちの中に自らの担当であるアグネスタキオンの姿を見つけた。
いつも寝坊助なタキオンが朝の登校時間に道を歩いている。珍しいこともあるものだと思いながら話しかけると、彼女は首を揺らしながら目をしばたたかせていた。
「眠そうな顔してるけど、どうしたんだ?」
「研究に熱中していてね。部屋に差し込む朝日でようやく夜を明かしたことに気付いたよ。見回りに邪魔されるのも面倒と部屋の電気を暗くしていたのがまさか仇になるとは思わなかった」
くぁ、と大きく欠伸をするタキオン。平静からすれば明らかに不調、頭を振りながら歩く姿はいつもの彼女からは考えられないほどだった。
言われなくてもわかる。徹夜をして一睡もしていないのだろう。彼女の研究に注ぎ込む熱量は目を見張るものがある。
アグネスタキオンはいつだって全力だ。描いた理想に向けて常にまっすぐではないけれども、それでも足を止めることを決してせずに進み続けている。そんな彼女だからこそ自分はトレーナーとして共にいることを選んだし、人として好きになった。それは十二分に理解しているつもりだ。
(でも……)
でも少しぐらい自分の身体を労わったって良いのではないだろうか。
人間より遥かに頑強なウマ娘であるとはいえ、彼女は自分の担当で、大切な人だ。研究に没頭して自分の身を削っている姿を見ているのは忍びない気持ちだった。
少し、胸がキュッとするような気がする。
「大丈夫……そうじゃないけどこれからどうするんだ?その調子だと午前中にはほとんど何もできないだろ?」
頭の中に産まれた邪念を振り払う。存在してはならない自分の中の暗い感情などよりも今はタキオンの状態が優先だ。
46タキトレの添い寝2/621/10/16(土) 11:13:08
猫背になりながら頭を揺らして道を歩く彼女の姿は傍から見ていて危なっかしく、それでいてどことなく不気味だ。自分が彼女を見つけられたのも、周囲の学生たちがタキオンの周辺に近寄らなかったというのもある。無論、彼女の姿を自分が見逃すはずが無いのだが、彼女の周囲一帯だけ空白になっているのは遠目から見てもわかりやすかった。
「そうだねぇ。知り合いの研究室に資料を送り付けて、使った資料の整理を……というのも今の状態では効率が悪いし、研究室のベッドで眠ることにするかな。保健室のベッドはどこかの誰かさんに使用を断られてしまったことがあるし、ねぇ?」
困ったように、しかしどこか悪戯っぽく笑うタキオン。彼女の言葉を受けて自分はバツの悪い表情を浮かべざるを得なかった。
ウマ娘になる以前のことだ。今回のようにタキオンが研究に一夜を費やした後に、保健室のベッドの方が研究室の物より柔らかいからそっちで寝かせてくれと言ってきたのを自分は断ったことがある。
「保健室のベッドは具合の悪い生徒を寝かせるための物で、決して夜更かしをして眠い生徒を寝かせるための物じゃない」
かつてそう言って断った自分が恨めしい。いや、その考え自体は今も同じだ。トレセン学園に勤める養護教諭として保健室のベッドは1つでも多く空いているのが望ましいし、具合の悪い生徒の休息場所として機能するべきだ。
しかし、直接こうも言われてしまうと何も言えない。
ウマ娘になって以来、自分は彼女に甘くなっている。
きっとそれも彼女が好きになったからだろう。彼女への好意を自覚し、ブレスレットを贈って彼女にそれを受け入れてもらえたあの日から、なんだかんだと彼女のお願いを断れない自分が居る。彼女の助けになるのであればなんだってしてあげたい。
正直なことを言うのなら、彼女を柔らかい保健室のベッドで休ませてあげたいのだ。しかし、以前自身の言ったことを反故にしては養護教諭としての沽券に関わる。
どうしたものかと考えている内に、ある考えが頭を過ぎった。
47タキトレの添い寝3/621/10/16(土) 11:13:40
「あのさ、タキオン。頼みたいことがあるんだけど」
「んぅ?どうしたんだいトレーナー君?授業に出ろと言われたって今日はお断りだよ」
寝ぼけ眼で自分の声に応えるタキオン。光を照り返さない彼女の瞳は今、ある種の狂気を伴いながら夢と現実の狭間を漂っている。寝不足のせいで半分夢見心地で歩いているのが今の彼女だった。
「一緒に寝ないか?」
まあなんとも器用なことだと思い苦笑しつつも、自分の思いついた案を言う。研究室のベッドが保健室の物より固いなら自分が一緒に眠ればいい。彼女に柔らかい体をしていると褒めてもらったこともあるし、抱き枕の代わり程度にはなるかもしれない。
駄目ならそれまでの話だ。都合の良い話だとは思うが、自分にとって彼女との関係とはそういうものだった。
自分の思い付きの案を聞いた彼女の反応は
「いいよ。──えっ?」
先程の眠気など何処かへ消えてしまいそうな困惑。よく話を聞いていなかったために賛同した内容を遅れて脳が理解してしまったからだろう。1000年の恋も冷めるという言葉があるが、それの眠り版が存在するのならきっとこんな表情をしているのだろうと思わせるほどの愕然。先程まで眠気で頭と意識を揺らしていた姿はなく、予想外の方向から飛んできた攻撃に固まっている彼女がそこに居た
少しばかり卑怯な気もするが、言質は取った。後は行動に移すだけだ。
「手を握るよ」
「良いけど……ってちょっと!どうしてなのか説明ぐらいしておくれよ!」
「後で話すよ」と言いながら彼女の手を取って歩き出す。
手から伝わってくる感触が彼女の考えていることを全て教えてくれている、そんな気がした。
48タキトレの添い寝4/621/10/16(土) 11:14:07
いつもの研究室の扉を開け、彼女の手を引きながら仄暗い部屋の中に入る。
自分やタキオンが定期的に資料を整えている研究室の部屋は今、彼女の努力の痕跡に塗れていた。それは彼女がどれだけ熱情を注ぎ、身を削ったかの証明。雑多に散らばる紙の束と奇怪な色をしている机の上の液体は、如何なる言葉よりも彼女が奮闘していたことを自分に教えてくれていた。
「これはまた、随分と頑張ったね」
「いつものことさ。別にこれが特段のことじゃないよ。それと、いきなり手を引かないでくれよ。びっくりするじゃないか」
「それは御免ね。ほら、そこは資料があるから気を付けて」
床に散乱している資料を踏まないように気を払いながら部屋に奥に備え付けられたベッドへと歩く。
いつもは彼女に手を引かれるか横抱きにされて向かうベッドに、今は自分が手を引いて向かっている。いつもとは違うドキドキが胸を高鳴らせている。握っている手を離さないようにしっかりと握ると、彼女は優しく握り返してくれた。不安だけれど、怖くはない。仄暗さが自分の恐怖まで隠してくれるような気がした。
そうして歩いている内に、自分たちは1つのベッドのもとへ辿り着いた。
それは彼女が研究中の仮眠用に持ち込んだもの。そして、自分がこうなってからは幾度かの逢瀬の場となり、肌を晒した寒さと劣情の熱さに震える体を重ねた場所。
自分と彼女にとっては縁深いベッドにあおむけになってごろんと寝転がる。彼女と手を繋いでいたためか、自然と彼女が自分に覆いかぶさるような形になった。
「それで、どうしていきなり『一緒に寝ないか?』なんて言い出したんだい?私にはキミがそう言う理由に理解が及ばないのだけれど」
「タキオンが保健室で寝られない埋め合わせをしようかなって。……後、日頃の感謝もしておこうかなと。最近、タキオンに何も返せてない気がするし」
少しばかり恥ずかしくなって彼女の瞳から顔を逸らす。
自分は心の底からアグネスタキオンに感謝している。時々彼女の要求には手を焼かされるけど、それでもタキオンと過ごす日々の1つ1つが忘れたくないと感じるほどの思い出だ。だから、寝不足になっているのなら彼女のためになることをしたいと思っている。
49タキトレの添い寝5/621/10/16(土) 11:14:37
「日頃の感謝、ねぇ。そんなこと気にしなくても良いのだけれど、でもキミがそう望むのなら有難くいただこうじゃないか。ところで……」
ニヤリと笑うタキオン。レースや研究の時とはまた違った、捕食者の笑みを彼女は浮かべていた。
「もしそうだというのなら、今ここで無理やりキミを襲っても良いのかな?」
タキオンが自分を組み伏せて、両腕を抑え込んでくる。お前を逃がしはしないと言わんばかりにベッドに拘束させられて、彼女の瞳に見つめられる。薄暗い部屋だというのに、彼女の顔だけはハッキリと見えるような気がした。
「──うん。だって、俺は君の物なんだから」
蠱惑的な笑みを浮かべている彼女に微笑んで答えを返す。
ウマ娘になったあの日から思いはずっと変わっていない。自分は彼女の全てが好きだ。笑っているところや研究やレースに真剣なところ、欠点だと彼女自身が考えているところも含めて自分は彼女が好きだ。たとえ辿り着く先が地獄の底だとしても、自分はタキオンとずっと一緒にいたいと思っている。
だからもし今、彼女に襲われたとしても構わない。自分たちは既に抱いて抱かれた仲だ。彼女が自分を求めているなら、それに応えるのは自分のするべきことだった。
自分を見つめる彼女の顔、脳髄を射貫くような情熱的な瞳を見つめ返す。
時間が止まったような気がする。
──────。
言葉もなく、動きもなく、ただ互いの呼吸と視線を感じながら見つめ合う。愛おしさと熱情を確かめ合うように視線と視線を絡ませる行動は、言葉を発することすら忘れてしばしの間続いた。
「──ふふっ」
笑い声を漏らしたのはどちらが先だったろうか。自分だったかもしれないし、タキオンだったのかもしれない。もしかしたら同時だったのかもしれない。長い間の見つめ合いはそれすら忘れさせてしまった。
51タキトレの添い寝6/621/10/16(土) 11:15:17
「なんか、恥ずかしくなってきたね」
「そうだね。そんな空気じゃなくなってしまったよ」
そう言って彼女が恥ずかし半分、嬉しさ半分の笑みを浮かべる。さっきまでの熱を持った空気はどこかへと消えて行ってしまった。
「私はこのまま眠らせてもらうよ。それで良いんだね?」
「うん。……別に、今から襲ってくれたってかまわないよ?」
「それはさっき終わらせた話だろう。全く、私も空気の読めないトレーナーを持ったものだね。そんなに私と交わりたいなら君から誘えばいいじゃないか」
拗ねたように顔を背けるタキオン。彼女を怒らせてしまったかなと思うが、耳の様子を見るからに別に不快げではないようだ。時々、こうして彼女を怒らせてしまうこともあるが、それでもなんだかんだと許してくれる彼女も自分は好きだ。
「おやすみ、タキオン」
「……おやすみ、モルモット君。良い夢を」
おやすみの挨拶を交わしてタキオンと自分の身体が重なる。
ウマ娘となった後であっても女性1人分の体重が上から乗っかるのは少しばかり重く感じるが、感じる感覚はむしろ心地よかった。大好きな彼女に身体を預けてもらえている事実が自分にとっては嬉しくてたまらないのだ。
胸元から彼女の寝息がする。眠りやすい位置を探した彼女は、どうやら自分の胸を枕にすることを決めたようだ。母乳が出た時は吸われたりしたものだが、こうして彼女の頭を支えることができたと考えるとウマ娘になれて良かったと思う理由が1つ増えたような気がする。
「おやすみ、タキオン。良い夢を」
聞こえてはいないのだろうけど、もう一度タキオンにおやすみを言う。このまま彼女の重さを感じているのも悪くないが、どうせだから自分も寝てしまおう。次起きて彼女におはようを言うのも悪くない。
そうして、自分もタキオンを抱きしめるように寝る態勢に入る。
それから少しの時間が経った後、カーテンで仕切られて薄暗い研究室には寝息が2つ、静かに響いていた。
≫98二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 11:49:04
たわけ「そんな……私でさえちょっと体重増えたぐらいで変動無かったのに……?」
アサヒ「やめて!『でさえ』なんてとんでもない含みの驚愕はやめて!」
フクトレ「……」カタポン
アサヒ「やめて!無言の哀れみは!にやけてるのバレバレ!!!」
ルドトレ「そんな……私でさえ胸しか増えなかったのに……」
アサヒ「やめて!一番納得がいかない!!!」
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part242【TSトレ】
≫
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part243【TSトレ】
≫28マーチトレ書いた奴21/10/16(土) 14:12:30
最終話
ついに本番がやってきた。
コースはダート1400。
負けたら中央で最後になるレースだ。
「調子はどうだマーチ。」
「絶好調だよ。トレーナー。」
俺は、出来る全てを注いで
この日の為にマーチを仕上げてきた。
「礼を言わせてくれ、トレーナー。私は」
「それは勝った後に聞く。」
「…そうだな。行ってくる!」
やれる事はやった。あとは…信じるだけ。
客席に上がると、
レース開始のファンファーレが鳴り始めた。
29マーチトレ書いた奴21/10/16(土) 14:13:02
ガコンッ
ゲートが開く。
するとマーチはすぐに先頭に立つ。
彼女の脚質は逃げ。
最後まで逃げ切る為に必要なスタミナもつけた。
だが、最後の直線は他も全力で上がって来る。
どこまで粘れるか…それが勝負の分かれ目だ。
レースは順調に進んでいた。
そして、
『第四コーナーを抜けて、最後の直線!
先頭はなんと、フジマサマーチ!
だが後続もどんどん追い詰めて来る!
ここまでか!』
縮まる差…
やけつくほど熱く苦しい肺。
トレーニングで鍛えたスタミナも底を尽きようとしていた。
それでもこれ以上落ちないように、無理やりにでも前に進む。
ゴールまではあと200。
しかし、それでも後ろが迫ってきて…
バ群に少しずつ飲み込まれて行く…
脚が重い、もう前に出すだけでも億劫だ。
スタミナももう殆ど残ってない。
…所詮私には無理だったのだろうか。
オグリに負けた、私では…
30マーチトレ書いた奴21/10/16(土) 14:13:31
「頑張れッ!マーチッ!」
その時、トレーナーの声が鮮明に聞こえた。
トレーナーは今もゴール板の向こうで、
私の勝利を信じている。
なら…私は…
……諦めたくない。
私は…諦めたく…ない!
トレーナーが信じてくれたんだ!
こんな私を!何も無くなった私を!
それでも信じ続けてくれた!
なら、私は…私は!
トレーナーと!勝ちたいッ!
『フジマサマーチ!フジマサマーチ!?
バ郡に飲み込まれかけていたフジマサマーチが!
凄い勢いで、もう一度上がってくる!』
「諦めて…なる…もの…かあああぁぁぁあッ!!」
『フジマサマーチ!もう一度先頭に立った!
粘る!粘る!そのまま逃げ切るか!』
「行っけッ!マーチ!」
最後の瞬間、
31マーチトレ書いた奴21/10/16(土) 14:13:57
彼女は、頂上の景色を見た。
『フジマサマーチ!フジマサマーチだ!
悲願の中央初勝利!』
「…トレーナー…どうだった?」
「…輝いてたよ、頂点で。」
「それなら…良かった。」
「トレーナー。」
「どうした?」
「私にこの景色を見させてくれて、
私をここに連れてきてくれて、」
「…ありがとう。」
他から見ればとても小さな一歩、
だけれど俺達には、とっても大きな一歩だった。
そして、これは始まりの一歩。
俺とマーチの頂への行進は、
まだ始まったばかりだ。
≫50二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 15:42:24
雨の日のグラトレ(独占力)とグラスワンダー
朝からしとしとと降り続けていた雨は本降りとなり校庭を濡らし続けていて、とてもトレーニング出来る状態ではなさそうです。
こういう時は体育館でのトレーニングといきたいところですが、同じ考えの方で体育館は大変賑わっていて……喧騒がキツそうですね……
私とトレーナーさんはというとトレーナー室で読書をして勉強ですね、あまり人混みが得意では無い私に配慮して雨で人の多くなっている体育館を避けて貰えた様です。
「ありがとうございます、トレーナーさん」
「……?」
「ふふっ、喧騒を避けて今日は読書にしてくれた事ですよ?」
「……雨で体育館は埋まりそうだったからね」
「そうですね……」
実際に、それなりの人数が諦めて帰って行ってましたから、埋まってしまっているのでしょう。
そうこうしているうちに、それなりに良い時間となってしまいました。
51二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 15:42:33
「……さて、そろそろ良い時間になったし帰ろうか?」
「はい……と、言いたい所ですが……実は、傘が無くて……」
「傘が?」
「はい、朝さして来た傘はエルが壊してしまって……」
「……壊れるなんて、なんでまた?」
「二刀流と言って私の傘を使って巫山戯ていたエルを投げたら折れてしまったんです……」
「えぇ……」
……ううっ、トレーナーさんが若干引いています……これもエルのせいです……
「ま……まぁそれなら俺の傘で一緒に帰ろうか?」
「……お願いします」
「それと……新しい傘は今度一緒に買いに行こうか」
「……! ……これはエルを褒めてあげないといけませんね」
「……現金だねぇ」
「ふふっ、それだけ嬉しいって事でお1つ」
帰路に着いたのは、それからひとしきり笑い合ってからでした。
トレーナーさんの蛇の目傘に入らせて貰ってゆっくり寮へ向かって歩を進めます……濡れない様に肩を寄せ合い、意味も無く尻尾を絡め合わせてのんびりと……
……特にお互い喋る事は有りませんでしたが、雨音を忘れる良い時間でした。
≫93しゃあっ 没SS供養!21/10/16(土) 17:29:32
「…………なあボノトレにマヤトレ、運命の出会いって良いよな」
「急にどうした」
「バカなこと言ってないでまずウマ娘にちゃんとキョドらず声をかけれるようになったらどう、『────』。そんなんじゃいつまでたっても担当の娘が決まらないままだよ?」
「いや俺そこまでコミュ障じゃないが!?」
「あ、そう。じゃあとりあえずそこの娘にナンパしてみて?」
「え!?」
「そういうとこだぞー『────』。だからお前はモテないんだ」
「いや違くない? ナンパってそういうのとは違くない?」
「それはそう。……いや実際、なんで急に運命の出会いとか言い出したの。普通に戸惑うっていうかなんか怪しい宗教にでもはまったのかって警戒しちゃうんだけど」
「いやほら、ボノトレもマヤトレも担当の娘とまさに運命! って感じの出会い方してるじゃん? ちょっと羨ましいなって思って」
「言うほどか? まあ確かにボノトレの方は運命の出会いというかなんというか……」
「あれって何さ。ただ無人島ツアーに参加して置いてかれ遭難三日目に命を救われて、そのままトレーナー契約結んだだけじゃん」
「改めて経緯聞くとまじで意味わからねぇなお前」
「同期が急に音信不通になって、しかも最後の行動調べたら無人島ツアーでとうとう死んだのかと思ったら急に担当決まったって連絡受けた時の俺らの心情も考えて?」
「いやまあうん……、それはそうかも。でもマヤトレも大概じゃない? いきなりデートとか特に」
「あんな小さい娘にじゃあデートしてって言われて即デートプランを組み上げて実行したのある意味尊敬するけどやっぱちょっと引くわ」
「酷くない? お前ら俺を何だと思ってんの?」
「「モテるロリコン野郎」」
「酷くない? ねえ酷くない?」
「まあマヤトレは置いといても、あんまりそういうのも良くないとは思うよボク。ま、なんだかんだ言っても相性は重要だとは思うけどね。なにせ一人の女の子の人生を背負うわけだから──」
「おーい、ボノトレお兄ちゃん? 寝ちゃったの? ほら、早く起きないと会議に間に……え、なんで私の顔をじっと見つめてるの?」
「……いやなんか、もうあの時には運命の出会いなんてとっくに果たしてたんだよなこいつ……って思うと無性に腹が立ってきて……。ちょっと頬つねっていい?」
「え? 待ってそれはカワイイ的に駄目……ぴぃ!?」
うまぴょいうまぴょい
≫122マーチトレ書いた奴21/10/16(土) 18:06:52
後日談
なんとかマーチとレースを勝利した俺は
アドバイスをくれたトレーナー達に
お礼をする為、各トレーナー室を回っていた。
そして今俺は、
オグトレさんのトレーナー室に、来ていた。
「オグトレさん。今回の件、
本当にありがとうございました。」
「いや、そんな畏まらなくていい。
私はやりたい事をやったまでだし、
実際に信じて勝ったのは、お前さん達だろ?」
「でも、オグトレさんの助言がなかったら
俺はマーチを、俺自身を信じられていなかった。
だからちゃんと礼はしときたい。」
「律儀な事だ。まぁそう言うところが
お前さんのいいところなのかも知れないがな。」
そう言って、彼は笑った。
123マーチトレ書いた奴21/10/16(土) 18:07:21
「…それと…
もう一つ、あんたのとこに来た理由がある。」
俺は、オグトレさんの目を見た。
「…聞こうじゃないか。」
それは、俺とマーチの最終目標。
「…宣戦布告をしに来た。」
「!…」
マーチのライバル、
『芦毛の怪物』オグリキャップに勝つ事。
「いつか絶対に、俺たちはあんた達を倒す。」
目を見て、そう宣言した。
「うん…!うん!そうか!それはいい!」
彼は嬉しそうに言葉を続ける。
「なら、それまで楽しみに待って居よう!
お前さん達が頂点(ここ)に来るまで!
オグリと共に!ライバルとして!」
さぁ、長い長い怪物退治の始まりだ。
≫161無敗の終わり後編・天皇賞春21/10/16(土) 19:01:41
マルゼンスキーの様子がおかしい。不調であるとか、怪我をしていると言った様子ではないのは幸いであるが、どこか思い詰めているようにも見えた。原因に思い当たるのが次の天皇賞春。レースの分が悪いことだろうか。ステイヤー戦の極地最長GⅠだ。シンボリルドルフは既に一度それを制している以上経験でこちらは劣る。距離適性もマルゼンスキーよりルドルフの方が上だ。同世代には悪いがマルゼンスキーの菊花賞はエンジン出力によるゴリ押しに近いからだ。ただ、マルゼンスキーが負けることを恐れるとは思えない。全力の凌ぎ合いを楽しみにしているはずだ。そうではなく何か無理をしているのは違和感があるのだが、マルゼンスキーにはぐらかされてしまう。マルゼンスキーが言いたくないならば俺はもう追求はしないことにした。マルゼンスキーが言いたくないならばそれなりの理由がある筈、きっとその判断は正しい。
とにかく、トレーニングはプールトレーニングを主体に今まで以上にスタミナを伸ばすことを主目的とした。
「……マルゼンスキー、流石にこれ以上はオーバーワークだ。今日は終わってクールダウンしよう」
「えっ? 何言ってるのトレーナーちゃんお姉さん最強だからダイジョーブイよ!」
「だーめ。ほら着替えたら膝枕してあげるから」
「む〜トレーナーちゃんの小悪魔〜!」
トレーニングも過剰になりがちだ。リフレッシュを兼ねてバブリーランドに遊びに行ったりもするが、どこか遊ぶことにも身が入っていないようだった。そうして迎えた天皇賞春。逃げ宣言のウマ娘が四人も居る事態にマルゼンスキーは差し戦術で行くことを決めた。
「マルゼンスキー、楽しんでこい」
「ええトレーナーちゃん。私"勝つわよ"」
地下道でのやり取りに不安を残しながらもマルゼンスキーはレースに向け出発していった。
162無敗の終わり後編・天皇賞春21/10/16(土) 19:02:21
『さあ一番人気、怪物マルゼンスキー、僅かな差で二番人気となった皇帝シンボリルドルフはこの評価に少し不満か? 三番人気はマチカネナタキンです。天皇賞春……今スタートしました! 出遅れは無し、綺麗な同時のスタートとなりました』
勝つ。そればかりを考えてトレーニングをしてきた。ルドルフちゃんにトレーナーちゃんが怯える姿が、昔見た悪夢と重なってからは、特に。
『さあ先頭争いを制したのはメグロストレイト! 全体を牽引します────さあ中団ストロングスピットの一バ身後ろ、ここにいました怪物マルゼンスキー。そして中団最後尾、少し内目二バ身皇帝シンボリルドルフ、大阪杯の雪辱となるか! 少し離れまして後方集団です────」
正面スタンド一周目、トレーナーちゃんが、不安そうな顔をしていた。大丈夫。お姉さんは負けないから。"マルゼンスキー"は、負けないから! スタミナは十二分、少し速いレース展開だけれど最後まで保つわよ!
『先頭集団距離が縮まってきた! 下り坂! マチカネナタキン後退!』
長距離戦の終盤それまでに徐々に位置を押し上げて、先頭を射程圏内に入れる。垂れてきたナタキンちゃんを交わして直線でスパート、一気に先頭に出れば、勝て────
「────非道いな、マルゼンスキー」
「ッ!?」
外目からルドルフちゃん、いや"シンボリルドルフ"が、私が前を交わす際の進路を潰しながらスパートを開始していた。無理に交わせば斜行、進路妨害で降着か失格になってしまう。
「勝利への渇望は良しとして、この皇帝に目もくれないとは────些か無礼が過ぎる」
『皇帝始動! シンボリルドルフ、早くもスパートをかけた! それに続いて怪物マルゼンスキーも後を追う!』
「ッァァァアッ!!」
負けたくない。負けたら、"この脚を支えにしているトレーナーちゃんの心が壊れてしまう。"だから、絶対に負けたくない! はく息か火のように熱い。視界から色が失せる。踏みしめる大地は、砕けそうなほど、脆く感じた。
163無敗の終わり後編・天皇賞春21/10/16(土) 19:03:03
『マルゼンスキー距離をぐんぐんと縮める!! まるで先頭のシンボリルドルフが止まっているかのようだ!』
「やられた……!」
垂れウマ回避のマークによる阻止、そこからの早期スパートで、マルゼンスキーはかかり気味の早仕掛けをさせられてしまった。大阪杯のトップスピード維持とは訳が違う。3200m終盤の意図しないタイミングでのスパートでは、いかにマルゼンスキーと言えどスタミナが持たない。限界を超えてしまえば、待っているのは怪我だ。
「マルゼンスキー……無事に、帰ってきてくれ」
俺はただ、マルゼンスキーの無事を祈ることしかできない。負けたって構わない。マルゼンスキーが楽しく走れれば俺はそれでいい────そこへ、小さな、歓声にかき消されそうなマルゼンスキーの咆哮が、耳に届いた。俺は自分の顔面を引っ叩いた。分析がなんだ! それで俺が諦めるな。マルゼンスキーはまだ勝利を信じている。応援しろ!!
「いけえええ!!マルゼンスキー!!」
「アアアアアアアァァァ!!」
『並んだ並んだ! 怪物が皇帝を捉え───』
(信じていたともマルゼンスキー。君がここまで来ることは。龍頭龍尾、君は最後まで強い。だがそこはもう檻の中だ。画竜点睛……この場での絶対は、私だ!!)
まだ、まだ止まれない! まだ足は動く! なのに、なのにどうして! シンボリルドルフを抜き去れない!
私は、先を走るルドルフちゃんから、溢れ出る稲妻を幻視した。
『いや捉えきれない! シンボリルドルフ差し返した! そのまま一、ニ……いや三バ身、マルゼンスキー、さらに離された! そのままゴール板を駆け抜けた!! 無敗の怪物を打ち取りましたシンボリルドルフ! 一着です! 惜しくも二着にはマルゼンスキー! 三着はメグロストレイトです!』
大歓声がターフを包む。二度にわたるマルゼンスキーとルドルフの死闘。そして新たな冠を戴いたシンボリルドルフを祝福し、マルゼンスキーを讃えているようだった。実際そうだ。マルゼンスキーは凄かった。負けても、マルゼンスキーが最強だと俺は信じている。そんなマルゼンスキーを出迎える為、俺は急いで地下道へ向かった。
164無敗の終わり後編・天皇賞春21/10/16(土) 19:03:40
負けた。負けてしまった。
「マルゼンスキー」
「……ルドルフちゃん、足……」
「ああ、全くこちらに無茶をさせ過ぎだ。大事ではない。……そんな悲しそうな顔をしないでくれ、というのは勝者の傲慢かな? 君の走りでここまで焚き付けられたんだ。もっと強くなって、また共に走ろう」
「ええ、また走りましょう」
微笑んで、ルドルフちゃんと握手する。トレーナーちゃんは大丈夫かし……ら。
「マルゼンスキー?」
握手て巻き起こる歓声の中、トレーナーちゃんが、居ない。背筋を先程までと違う冷たい汗が伝う。
「ごめんなさいルドルフちゃん! 先に戻らせてね!」
ルドルフちゃんに謝って私は地下道に走り込んだ。体が鉛みたいに重い。でも、トレーナーちゃんが居なくなってしまうと思うと体が無理にでも動いた。
「マルゼンスキー!」
「トレーナーちゃん!?」
「よく頑張っ────ぐえっ」
地下道を進んでいたらトレーナーちゃんが駆け寄ってきて、私は思わず走った勢いのまま力一杯抱きしめた。
「うぇぇぇん! トレーナーちゃん良かった〜! 死んじゃうかと思った〜!」
「ちょ、マルゼンスキー締まってる、極まってる……」
「あっごめんなさい」
慌てて離すと、トレーナーちゃんは深呼吸しつつも私の涙を拭いてくれた。
「というか、俺が死ぬってなんの話?」
あっ、これ完全にお姉さんの勘違い。説明するのが恥ずかしくなってきたわね。顔がカッカしちゃう。
165無敗の終わり後編・天皇賞春21/10/16(土) 19:04:41
「実は……かくかくしかじかで……」
説明を恥ずかしそうにしていると、いつの間にかトレーナーちゃんが優しげな微笑みになっていた。やめて余計に恥ずかしく感じちゃう!
「成る程、大阪杯で会長にビビった俺と悪夢で死んでしまった俺がダブって、勝たなくちゃ俺がまた自分を信じられなくなって死んじゃうと思ったと」
「やめてぇ復唱しないでぇ恥ずか死しちゃう〜!」
「マルゼンスキー、しゃがんで」
「?」
言われるままにしゃがむと、ポプリと少し柔らかい弾力に包まれた。トレーナーちゃんが胸元で私を抱きしめた。トクン、トクン、と優しげなトレーナーちゃんの心臓の音が、心地よく私の中に響く。
「ごめんなマルゼンスキー、そんなこと考えてたんじゃ今日のレース楽しくなかっただろ」
そんな事ないと抱きしめられたまま頭を横に振るけど、「嘘はダメだ」とコツンと小突かれた。バレちゃった。
「大丈夫マルゼンスキー、俺はもう俺を信じられてるよ。マルゼンスキーのおかげだ。だからもう一度、この姿になってから初めてだけど言わせてくれ」
抱きしめるのを緩められて、私はトレーナーちゃんの胸から顔を見上げた。
「マルゼンスキー、君が楽しそうに走る姿を、ずっと守らせてくれ」
そう言ってトレーナーちゃんは────私の額にキスをした。
ボフン
「と、と、と」
「ん、マルゼンスキー?」
「トレンディ〜」ドローリ
「うわぁぁぁぁ!? マルゼンスキー溶けないでくれ! せめてクールダウンをしてから!!」
「……慌ててたようだから様子を見にきたのだが……」
「あ、会長、一着おめでとうございます。次やる時はマルゼンスキーが勝つんで」
「ぬとめの見分けがつかなさそうになってる……」
「あ、ルドトレ、今回はしてやられたけど次はこうはいかないからな!」
「ふふ、それでも勝つのはルドルフよ。マルトレ」
「トレンディ〜」
「……本当に大丈夫か?」
ウィニングライブ前にはマルゼンスキーは元に戻った。
おしまい
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part244【TSトレ】
≫46二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 19:50:43
「ハッハァ!ドロー4を喰らえいマクトレ!」
「ドロー4を重ねますわ」
「お疲れ様でーす」
「俺!?いやドロー4は重ねないだろ!」
「重ねますわ!?そうでしょうブラトレ!?」
「俺んとこは重ねOKだったな〜全部」
「いや重ねないでしょ!出せるけどさ!」
「重ねますわ!東京では重ねますわ!!」
「東京でも重ねねえよ!!」
「素直に公式のルール見ればいいじゃないですか。僕は重ねてもいいと思います」
「へーん重ねられないもんに〜……嘘……公式が重ねられるって」
「ここは非公式の大会だぞ!公式がなんだ!」
「多数決でも重ね可能決定ですのに往生際が悪いですわね!」
「ほら、フクトレさんさっさと8枚とって」
「チッ……お、はいドロー4」
「重ねまーす」
「あ!?」
「乙ですわブラトレ」
≫79二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 19:59:34
「左を選ぶ……」「……!」目がキラキラ
「やっぱ右……」「……!」耳しなしな
「……なあフクトレ。なんであそこで右選んだの?」
「一周回って罠の可能性に賭けたんだが」
「ネイトレ多分そういうのしないよ?俺と同じで」
「説得力がアホみたいにありますわね……あら、ネイトレさん二回戦敗退ですわ」
「奇跡の一勝をプレゼントか……」
「うるっせ」
≫93シチトレ幻覚マン21/10/16(土) 20:06:08
モブ「では、どうぞ。」プー♪
シチトレ「んっふ」
モブ「どうしました?」プープー♪
シチトレ「ちょっとwwそれどうにかなりません?w」
モブ「ダメです。」プー♪
シチトレ「勘弁してwww」
こういうことかい?
≫113二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 20:13:37
ドベトレ「はい、猪鹿蝶」
マクトレ「んぐぐぐ……まだまだ!!こいこいですわ!」
ドベトレ「兄貴もう賭けるものねえじゃん」
マクトレ「ぐぎぎぎぎ……」
ドベトレ「んじゃ、明日の朝飯よろしく〜」
ドベトレのモチーフは侘助おじさんです(n回目)
≫
≫114ガンギマリ頭スズトレ21/10/16(土) 20:13:40
まともトリオwithドベトレとババ抜き
「さァ…どっちを選ぶんだグルトレ…!!」←残留
「…こっち!!あー!ジョーカー…」←残留
「よォし!!」
「なかなか決着つかないねぇ…」←1抜け
「んだなぁ、もう10回目じゃねえか?」←2抜け
「チート2人は黙っててくれ。オレたちは己の力だけで勝利を得ようとしてるんだ…」
「いやチートって何よ。別に私もフクトレもズルしてないじゃん。」
「トランプ触った時の音で分かる聴覚とスーパーラッキーセブンは立派なチートだと思うなー、私。」
「いや、スズトレはともかく俺はどうしようもねえだろ。」
「え、私はなんとかなるの。」
「あくまで聴覚依存なんだから耳栓でもしとけ。じゃあ聞くけど幸運をどう抑えろっていうんだ?」
「「あー…」」
「お、スキありィ!!」
「え、ちょっと!?」
「よっしゃ3抜け!!」
「負けたー!!」
「最年少のくせに悪知恵しっかりしてんなこいつ。」
「グルトレ凹んでるよ?元男の矜持はないの?」
「グルトレも元男だろ!?」
≫117二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 20:15:46
「ハハハハハ!フォーカード決まったぜ!これで勝利は俺のもんだぜぇーー!」
「ふっ、トレーナー君のフォーカードが完成する確率は0.024%!決まったな!」
「はっ、ではこれを見てもらおうか!」
「ぎゃああああ!ストレートフラッシュん力だぁぁぁぁ!」
「ば、バカな……0.0015%だぞ!?あり得ないぃ!!!」
「フクトレの幸運おかしくねえ?」
「何をおっしゃいますブラトレさん!それはきっとシラオキ様のおかげですね!」
≫118二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 20:16:16
「っしゃあ見ろフラッシュだ! どうだボノトレカレトレにマヤノ!」
「はいロイヤルストレートフラッシュ。ボクの勝ちねマヤトレ。じゃあ女装……してみようか」
「こっちもロイヤルストレートフラッシュだよマヤトレお兄ちゃん! 一度吐いた言葉に責任持ってちゃんと約束守ってね♪」
「マヤも勝ちー! じゃあじゃあトレーナーちゃん! 罰ゲームいくよー!」
「……待て! なんかもう待て! せめて取り繕えや色々!」
≫186侘助21/10/16(土) 20:41:29
ドベ太郎「なあ兄貴……もう賭けるモンねえよお」
マクトレ「私は!!下着を!!賭けますわ!!」
ドベ太郎「負けたら全裸で帰るのかよ……」
マクトレ「こいこいですわ!!!!」
─────────────────────
ドベ太郎「だから言わんこっちゃねえ……」
マクトレ「」(全裸)
ドベ太郎が花札でトレーナー達をひん剥いていく概念
おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part245【TSトレ】
≫26二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 20:47:45
「いいですか?ウマ娘が走るときは専用レーン、小学生でも分かることですよ」
「はい、すみません…」
捕縛されたトレーナーはとにかくメニューのサイズがでかいことで有名な喫茶店チェーンで教え子から説教を受けていた。
「では、これからは気をつけてくださいね」
「え?それだけ?」
「他に何かやましいことでもあるのでしょうか」
「いや無いけども…今の姿見てなんも思わないの…?というかなんで気づいたの?」
「なんとも…というよりどういう意味でしょう…?」
「グラスは動じなさすぎデース!」
逃走劇の折にグラスワンダーから荷物を押し付けられたエルコンドルパサーは、注文した料理を口に運びながら疑惑の目を向ける。
「大体昨日まで男性だったトレーナーが次の日にウマ娘に変わるとか今どきWWYDでもやりませーん!」
WWYDとはWhat Would You Do?の略。
アメリカで有名なドッキリ番組である。確かに知人がウマ娘になるなんて出来の悪い話はドッキリ番組ですらやらないだろう。
それに、耳や尻尾のみならず骨格から声に至るまで、何から何まで以前とは異なっているはずだ。
にも関わらず、何故すれ違っただけで担当のトレーナーだと見抜けたのか。その理由はどうしても知りたかった。
27二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 20:47:57
「そうですねぇ…視線ですかね?」
「視線?」
「はい。トレーナーさんはいつも通りがかるウマ娘の身体を観察するじゃありませんか」
職業病とはいえ、うら若い女性を眺める癖を指摘されてバツが悪くなったトレーナーは思わず視線を外すしかない。
「そんなわかるものかなぁ」
「案外見られる側もわかるものですよ。今もほら」
グラスワンダーに促されて別の席を見る。
グラス達と同年代だろうか。そのくらいの年齢の男子校の生徒達がこちらをチラチラと見ており、こちらも見返すと彼らは慌てたようにメニュー表を盾にした。
なるほど…結構気づくものなのかもしれない。
今後は気をつけよう。
「でも視線だけじゃ自分のトレーナーかわからないだろ?ただの好色なウマ娘なだけかもしれなかったし」
「全てをまとめると勘、という他ありません。ターフを駆ける私達は相手の一挙手一投足を意識して立ち回らないといけませんし、トレーナーさんだと気づいたのもそういったものでしょう」
「それだとトレーナーさんを見破れなかったアタシが何も考えていないみたいになるじゃないですかー!」
「普段から意識してたらそれはそれでヤベェ奴だと思うからエルは大丈夫だと思う」
「トレーナーさん?」
「ヒェッ」
28二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 20:48:30
「トレーナーさん、ゴチになりまーす!それでは、チャオ!」
「ご馳走になりました~。明日もよろしくお願いしますね」
その後、結局自分が奢る羽目になってしまった。
いや教え子に払わせるのもどうかと思うし、男が払わないのもどうかと思うけど…そういえばウマ娘だったわ。
とにかくスペシャルウィークがこの場にいなかった幸運を噛み締めよう。もしいたらと考えるとゾッとする。最悪カード止まってたかもしれない。
そんな取り留めの無いことを考えながら店を出ると、ああそういえば、とグラスワンダーが別れ際に付け加える。
「すれ違うまで耳がずっとこちらを向いてて可愛らしかったですよ」
彼の担当する大和撫子はいたずらっぽく微笑んだ。
もうこの耳切り落とそうか。
≫54二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 20:57:07
DK組魔法少女ネタwithパラシンちゃん
「ウワーッ!やめてー!」
「パーっパッパッパ!乳を嘆く割にはいい尻でしたね!!」
「カフェトレ(ケツ)ー!可哀想に…新人トレーナーの立場を盾に揉まれまくったか…」
「わざわざヤムチャのポーズになってるのノリいいですわね」
ナンカワルイノニトリツカレテルー
「なんだと?」
「だったら俺達の出番だな…行くぞみんな!」
「「「「変身!!!」」」」
「待ってくださいそれはどっちかって言うと次の番組のノリです!プリティーじゃなくて仮面の方!でも変身シーンはキュアキュアですね!」
「さぁ行きますわよ!悪い子はめっしてあげますわ!」
「正統派でふんわりとした感じが似合ってて可愛いんですけど…マクトレさん?その得物はめっじゃなくて滅っするタイプの物じゃないですか!?」
「そんな事ありません。悪しき心を(物理的に)消すだけですわ」
「怖い…怖いぃ…」
「よーし…目を覚まさせてやるぞパラシン!」
「わぁー担当のナリタブライアンさんと似て格好いい感じなんですね…何で可愛い杖を取り出さずに手にテーピングしてるんですか…?」
「どうしてかな…テーピングを終える頃には全身がむず痒くなってきて…相手を八つ裂きにでもしたくなる…!」
「OVAの刃牙なんですよ台詞が!鎬昂昇と戦う前の!」
「カマライゴンこっちおいで…俺の背後にいるんだよ」
「テイトレさん何でそいつに優しいんですか?でも敵から味方になる系のちょっとセクシーなのがいいですね!武器も杖ですし…杖ですよね?」
「こいつでぶん殴られるか両攻撃でシールドごと削り取られるか好きな方選んでいいよ」
「物理!?後射手なんですね…もう収集つかなくなってきた…」
「まったく仕方ねぇなぁ…俺がやるか…」
「占い師っぽいローブが可愛いですね…あの…その水晶玉は占いとか…ちびっ子がときめく系のあれですよね…?」
「安心しろ。水晶玉のサビにしてやる」
「ウワーッ!全員殺意が高い!助けてお父さーん!」
≫138二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 21:24:02
よう!俺は《タイトレ》!
ナリタタイシンの担当としてトレセン学園で働いているんだ!
そんな俺はある日、とある謎の生き物と出会った。
そいつの名前は《カマライゴン》って言って、実は…“ドラゴン”!?
異世界ウマネストにある《ウマ娘の国・グランホース》は、暗いあにまんの底に住む《三邪神軍》に《曇らせパワー》を盛られてみんなやる気がなくなってしまったらしい!許せん!
人間のやる気パワーまで奪われたら、世界は大変なことに…!
だから、カマドラゴンは《伝説の戦士・プリファイ》を探しに1人で地上へやってきたそうだ。
そんな中、地上に現れた三邪神軍の幹部《🐴》にカマドラゴンが捕まって芦毛にされそうになる大ピンチ!
「俺の《今やるべき大事なこと》!それは…!」
にんじんを食べてプリファイチェンジ!やる気全開!
伝説の戦士・プリファイ《キュアタイシン》 に変身!(ちょっと!私の名前勝手に使わないでよ!)
プリファイになってトレセン学園を!レースを!
みんなで世界を守っちまうぞ!