「コナミ
三連符」は、システムの制約により
三連符が使えない状況下で使われた苦肉の策である。
概要
DDR SN2以前のDDRでは
三連符は正確に表現されていなかった。
基本的に2のn乗の分解能しか持っていなかったためである。
では、どのように表現されていたかというと32分や64分を使って近似したものを使用していた。
これをコナミ
三連符と呼ぶ。
下図は1拍を192分割したイメージ図である。
コナミ
三連符ではどのように近似するかというと
32列目の24分の近似に24列目の32分を使用し、
64列目の12分の近似に60列目の64分を使用する。
いくらなんでも見づらかったので、左半分だけを切り取ったものが以下である。
本来のタイミングより早ズレした配置になる。
DDR Xからは修正され、綺麗に音通りに
三連符として踏めばよくなった。
DDR X以降でのコナミ三連符
しかしながら、現代でもコナミ
三連符を体験することが出来る。
bagのCHALLENGE譜面である。
bagのCHALLENGE譜面はDDR X2において、エンジョイレベル120に達すると解禁された譜面で、
配置そのものはEXPERT譜面と全く同じだが、コナミ
三連符にわざわざ配置しなおしたものである。
ちなみに、上図でいうところの
24列目の32分は「0.115秒」に対して、32列目の本来のタイミングは「0.153秒」なので、曲通りに押すとグレる。
DDR 2014以前であればフレームルールが採用されている可能性があるため、余計に早押ししないといけなかったため最悪グドる。
同じく上図でいうところの
60列目の64分は「0.288秒」に対して、64列目の本来のタイミングは「0.308秒」なので、こちらはギリでマベかパフェで拾える。
コナミ三連符ではないもの
DDR X以前から存在するものの、特にDDR 2014頃から顕著なのだが、
本来は付点八分であるにもかかわらず
三連符で配置される譜面が存在する。
たとえば、現在は修正済みだが『突撃!ガラスのニーソ姫!』の「ここから先は魔法じゃない」のあたりが
三連符になっていた。
逆に
三連符でよいものが付点八分になっている例もあった。
これは単純に作譜スキルが低いだけでありコナミ
三連符ではない。
コナミはもっと耳のいいスタッフを使って譜面を作ってください。
『Pluto Relinquish』のEXPERT譜面とCHALLENGE譜面において、ラス滝前の「タタッタタッタタタ」という8分2連2回からの8分3連という配置が存在している。
初出のSuperNOVA2でのみ、これの3回目が「タタッ タタッ タタッ タ」という16分2連3回+1打の謎のリズムになっている。
これは修正後が
三連符になっているわけでもないのでただの配置ミスである
(コレに関しては「3回目だけ」というところから何かしらの意図を感じるが全く分からず、次回作ではしれっと修正されているのでマジのミスなのかもしれない。
テストプレーしろよ)
なお、BPM400の16分2連という似たような事例としては『Fascination ~eternal love mix~』があるが、こちらは低速では32分ズレ配置されていることや、曲を聞けばリズムの意図が分かること、現在も修正されていないことなどからミスではないと判断できる。
「分解能のせいで
三連符が置けない」という同様の事例としては
修正前HDVも同様の事案ではある。
ただし、こちらはこちらでBPM180地帯を32分ではなく16分として処理していたり、360地帯も8分として処理していたりするため、コナミ
三連符と呼べるかと言えば狭義的にはNOとなる。
最終更新:(2022/12/07)
最終更新:2022年12月07日 21:11