「理論値超えバグ」は、正規の方法で取得しうる最高得点を超えたスコアが取得できてしまうバグである。
DDRにおける理論値超えバグ
DDR SNにおいてNONSTOPモードをバーサスプレーをし、片方のプレイヤーがFREEZE OFFにすると発生する。
この場合、FREEZE ONの側のプレイヤーもFREEZE OFFの判定数を基準に点数が計算されるため、理論値の1000万点を超えてしまう。
(例)
1000ノーツ+250フリーズアローのコースがあったとして、本来の満点は1000万点なので、1判定あたりの点数は
10000000 / ( 1000 + 250 ) = 8000
となる。
当然8000 * 1250 = 10000000なので普通にしていたら満点は超えない。
しかし片方がFREEZE OFFを使った場合に1判定あたりの点数は
10000000 / ( 1000 + 0 ) = 10000
となってしまう。
よって最大で1250万点までスコアがのびてしまうことになる。
本件の対応
全5回あったコースモードを対象としたインターネットランキングのうち初回で発覚したため、第2回からはNONSTOPコースでの実施が行われなくなった。
当時の鬼コース(CHALLENGE MODE)は自分でオプションを設定することができないためこの現象は発生せず続投した。
PIUにおける理論値超えバグ
PIU PRIME(PRIME JE)においてRANK MODEというモードが追加された。
このモードに入ると通常尺の楽曲以外は選択不可能になり、判定が厳しくなる代わりにスコアが1.2倍になるという状態だった。
このRANK MODEそのものにはバグが無かったのだが、WPF2016向けの機能として「特定難易度帯からランダム選曲を行い、かつスコアと判定幅がRANK MODEと同じ状態になる」というWPF Randomチャンネル(=フォルダ)が登場した。
通常はこのチャンネルから出る際に「スコア増・判定難化」状態は解除されるのだが、特定の手順を踏むと解除されずにチャンネルを出ることができる。
この状態は厳密にはRANK MODEではないので通常尺以外の曲も選ぶことが出来てしまい、Remix尺やFullsong尺の曲を選ぶと大抵は理論値を超えてしまう。
本件の対応
WPFの終了に合わせてWPF Randomチャンネルが削除されただけで、データについては特になし。
最終更新:(2024/06/11)
最終更新:2024年06月11日 16:45