フリーズアロー、ホールドノート、ロングノート


「フリーズアロー」、「ホールドノート」、「ロングノート」は、いずれも押しっぱなしにする操作が必要なノート種類である。


概要

「フリーズアロー」、「ホールドノート」、「ロングノート」はいずれも押しっぱなしにすることが必要となるノート種類を指す。
フリーズアローはDanceDanceRevolutionシリーズで用いられる名称で、ホールドノートはStepManiaおよびInTheGrooveシリーズで用いられる名称で、ロングノートはPumpItUpシリーズで用いられる名称と、作品によって名称が異なっているが操作自体はほぼ同じである。

フリーズアロー、ホールドノートの2つとロングノートでは判定が異なっている。
フリーズアローとホールドノートでは「先頭のタイミングで踏むことで精度判定が行われ、終点または離してしまったタイミングで長押しの成否判定を行う」のに対し、
ロングノートでは「先頭から一定間隔でパネルが押されているかを検知し、その間隔の度に成否判定を行う」ものになっている。
つまり、ロングノートについて簡単に言えば「先頭に精度判定がないSDVXまたはセガゲーの長押しノート」みたいなものと言える。


フリーズアロー(Freeze Arrow)

概要

DDR MAXから登場。
略称は「FA」。
同作品から同じく初登場のグルーヴレーダーの1項目を担っている。
フリーズアローおよび始点のタイミングと同時に踏む通常ノートについてはノートスキンやノートカラーオプションに関わらず緑色に変化する。
一定時間は足を離してもセーフである。
足を離すとフリーズアローが暗くなっていき、そのまま踏みなおさずに一定時間が経過すると長押し判定が失敗となる。
長押しが成功している際には終点でOKが表示され、失敗している際には失敗時点でNGの文字が表示される。

長押しの成否判定は「始点が同じタイミングのフリーズアローごと」で行われるため、同時押しのフリーズアローを成功させてもOKは1つだけである。
逆に両足を離した場合でもNGは1つだけであるし、片足だけを離したとしてもNGは1つだけとなる。

補足

通常ノート側の扱い

同時押しの片側がフリーズアローで片方が通常ノートの場合かつ踏んだ瞬間に停止が行われる場合、古い作品では通常ノート側もフリーズアローの一部とみなされるため、停止中に通常ノート側から足を離すとNGとなる。
少なくともDDR2013以降の作品では通常ノート側から足を離しても問題ない。

途中で足を離すギミック譜面

DDR2014では『海神』のSP-EXPERT譜面と『MAX.(period)』の新SP-CHALLENGE譜面において、途中で足を離すことが前提のフリーズアローが登場している。
もっとも、これを2譜面が出てから数年間は同様のギミックが出ていないので「押しっぱなしノートを押しっぱなしにしないのが正解」という構造が問題視されているのかもしれない。

短いフリーズアロー

ごく短いフリーズアローが登場する場合、多くの場合は何かしらのギミックがあることを意味している。
譜面停止や加減速ギミックがある場合、スイッチを指示する場合などいくつかあり一概には説明できないが、DDRをやってればなんとなく察せるはずである。
(『Lachryma《Re:Queen'M》』のEXPERT、CHALLENGE譜面には何のギミックもなく音に合わせただけの短いフリーズアローもあったりする)

離しても問題ない時間

15F。250ミリ秒。0.25秒。

先述した足を離すギミック譜面では、海神の場合BPM159の8分で踏みなおす想定で約0.189秒なので範囲内となり、MAX.(period)はBPM300の4分で踏みなおす想定で0.2秒なので範囲内となる。
猶予は3Fか4F程度しかないので、フリーズアローから足を離すのが早くて踏みなおしが遅れると充分NGになりえる。

無茶苦茶な検証()をやって猶予が0.4秒強とか書いてる記事もありますが、アレは嘘なんで忘れてください。


ホールドノート(Hold Note)

ノートスキンによって見た目は変わるが、基本的には先頭が通常ノートと同じように表示され、白に近い灰色で長押し部分が表示されている。
フリーズアローと異なり先頭が同一タイミングのホールドの場合、ホールドごとに判定が行われる。
後はOKがYEAHになりNGがBADになったくらいで、基本的にはほぼフリーズアローと同じ。

先頭が同時押しのホールドについて

先頭が同時押しとなるホールドを完全にスルーした場合、ゲージ増減としては先頭の精度判定で1ミス分だけ減らされホールドの成否判定分は減らされない。
先頭の同時押しのうち全部が踏めなかった場合、先頭の精度判定はミスとなるが踏めていたレーンに関してはホールドの成否判定が発生する。

離しても問題ない時間

ITGスキンとしておなじみの『Simply Love』では320ミリ秒が設定されている。


ロングノート(Long Note)

先述の通り精度判定がない。
ただしロングノート始点に重なるような位置に通常ノートを置くことで、疑似的に先頭の精度判定を搭載している場合がある。
ロングノートしか出てこない譜面がある場合、パネルの上に重りを置いておけば完全放置で理論値スコアを出すこともできる。

判定間隔は譜面ごとに(厳密にはロングノートごとに)異なるうえに判定の厳しさによっても変動するため、足を離していて大丈夫な時間というものは特に決まっていない。


補足

フリーズアローの実装は2001年10月19日から稼働開始のDDR MAXで、ロングノートの実装は2001年01月から稼働開始のPIU EXTRA。
ちょっとだけPIUの方が早い。


最終更新:(2023/05/19)
最終更新:2023年05月19日 15:20