従来の筐体と遜色ない踏み心地


「従来の筐体と遜色(そんしょく)ない踏み心地」とは、DDR2013稼働前に行われた配信での白筐体のパネルについての誇大広告であり、皮肉である。

「遜色ない」とは

  • 何かと比較して劣っていないこと
  • 何かと比較して同程度であること

「遜色」が「何かと比較して劣っていること」であり、それが無いためにこのような意味になる。
あくまで同程度であることを示す言葉であり、明らかな改良が見られるときには使われない傾向にある。


DDR2013が稼働する前、Ustreamによる配信で新筐体(白筐体)がお披露目された。
その配信中に発された言葉が「従来の筐体と遜色ない踏み心地」である。
※厳密には違うかもしれないので配信のデータがある人は教えてください

配信ではKAC2012の優勝者であるGAHOU氏を招き、実際に『nightbird lost wing』のSP-EXPERT譜面をプレーする様子が配信された。
が、我々はその様子を見て「遜色ない」わけがないことに気づくべきであった。
DDR A20基準で足14で酷い初見殺しもない譜面であるにもかかわらず、KAC優勝者がフルコンボを逃していたのである。

2013年3月14日。白筐体によりDDR2013が先行稼働した際、プレイヤーが目の当たりにしたのは従来筐体から遜色しかないパネルであった。
  • パネルそのものが固く足への負担が大きい。
  • パネルの下のクッションが弱く足への負担が大きい。
  • 省エネのためパネルが踏んでも光らない。よって埋まったり無反応が起きても判別しづらい。
  • 新品ゆえセンサー回りのゴムが硬いのも一因すると思われるが、フリーズアローが踏み続けても余裕で切れる。50kgの人間がバーなしでプレーして、左右同時のフリーズアローとかでも切れる。
また、パネルではないが
  • プレー中、謎のタイミングでスピーカーから爆音で一瞬謎のノイズが再生される。
という問題もあった。(この現象は「筐体の咳」などと呼ぶプレイヤーも居た)


流石にクレームが多かったのか、稼働から約半年の時点で、初期の白筐体を購入した店舗に対し、
KONAMIが公式に底上げキット(パネル下のクッションの交換品)を配布したといわれている。

また、中期以降に生産された白筐体は底上げキットなしでも十分反応するようになっている。


上記があったため、DDR20周年を記念したモデル(金筐体)でもパネルの心配が大いにされた。
しかし、こちらはパネルの反応は従来の底上げされていない筐体と比較して同程度だったため、要らぬ心配であった。
(ただし画面側がDANCERUSHの使いまわしのため、非常に画面が見づらいという別の問題は発生した)


最終更新:(2020/07/31)
最終更新:2020年07月31日 09:57