「ブンスコ」とはスマートフォン向けアプリ『セブンスコード』の略である。
概要
セブンスコードはNAOKI被害者の会その2『アプリボット』が運営する、スマートフォン向けの音楽ゲームアプリ。
NAOKI MAEDAが率いる『UNLIMITED STUDiO』がプロデュースしている。価格は490円。
SDVXやチュウニズム、バンドリのように「奥から手前へとオブジェが迫ってきて、判定エリアに来たらタッチ」のシンプルモードと、
『CROSS×BEATS』のように「画面全体に出るオブジェ同士が重なったらタッチ」のカオスモードの2種類の譜面で遊ぶことができる。
また、ビジュアルノベルな面も有しており、シナリオがフルボイスでお楽しみいただける。
楽曲・音楽ゲーム部分について
前が前だけに楽曲がガチャに出てくるのではないかと心配されていたが、その心配は公式が配信前に払拭した。
基本的にゲーム内通貨でショップで購入することで楽曲追加が出来る。
(が、その後オンラインマッチングで伝道してもらうことのみで解禁できる楽曲が出たため、持ってる人が周りにいない場合は実質的にガチャみたいにはなってしまう)
昨今の流行りである「BPMに関わらず、設定したスクロール速度で統一」というのはかなぐり捨て、DDRやCROSS×BEATSなどと同じく「楽曲BPMに合わせてその都度ハイスピードを設定する」システムを採用している。
一応、シンプルモードとカオスモードで個別に設定は出来るものの、楽曲ごとにハイスピード値を覚えてくれるわけでは無かったり、ちょっと煩わしく感じるかもしれない。
ビジュアルノベル側の設定がいわゆる「異能力バトルもの」であるため、その「異能力」に相当するオジャマギミックが存在する。
ストーリーモードやオンライン対戦ではオジャマが存在するために、普通に音ゲーだけ楽しみたい層はフリープレーを遊ぼう。
なお、ストーリーモードをクリアしないと解禁出来ん曲がある模様。
ビジュアルノベル面について
ビジュアルノベル部分では音楽に合わせて演出する都合上、どうしても部分的に自分のペースで読み進められない個所がある。
多少改善したが、音楽とは関係ない演出(どこの地域での話かを示すアイキャッチなど)がタッチしてても結構時間を食うなど、テンポが良いとは言いづらい。
上記の「楽曲・音楽ゲーム部分について」で少し触れているが、本作のシナリオは「異能力バトルもの」であり、バトルを音ゲーで表現している(タップで相手の攻撃をはじき返す、フリックで斬る、という感じ)
つまり、しょっちゅう音ゲーが話の腰を折るように挟まる。
また、楽曲の最後までHPがゼロにならなければ勝利であり、いい判定を取ったところで減ったHPが回復できるわけでもなく、スコアがまったく意味をなさない。
サービスインすぐの記事において『音ゲーのオマケじゃない、作り込まれたストーリー演出』ということであったが、これでは「ストーリーのオマケに音ゲー」という感じである。
そのストーリーは1か月ごとに1章配信で全12章。
ライトノベルとかビジュアルノベルを読みなれている人間だと、設定が王道過ぎて予測できてしまうところもあるが、逆を言えば王道であるがゆえに外さない設定と言える。
その設定を活用できているかと問われると微妙なところで、全く同じような展開を数回繰り返すのは流石にダレてしまう。
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ネタバレ |
本作の舞台には「柱」とよばれる施設が7つあり、章ごとに異なる柱を目指していくことになる。
本作のメインストーリーは12章合計して103話からなるが、各柱ごとに「入り口(第1層)で阻まれたのでバトル」「柱を登ってる途中(第2層)で阻まれたのでバトル」「柱の頂上で待ち受けているものとバトル」というエピソードがあるため、103話中21話が柱関連ということになってしまう。
そして、入り口と登ってる途中でのバトルはいずれも「柱の防衛システム」とのものである。
極めつけは、バトルを音ゲーで表現している兼ね合いで、都度都度音ゲーをプレーさせられるためストーリーを読み進めるテンポを非常に下げている。
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本筋の12章とは別に、後述するコードによるサイドストーリーもあり、内容そのものは多い。
その他のシステム
他アプリでは見られない特徴として、特定のコードを入力するとそれに対してゲーム内通貨が貰えたりする。一部楽曲ももらえる。
コードはゲーム内のいたるところに隠されているほか、公式twitterでエイプリルフールなどで公開されることがある。
下の画像を見てもらえば分かるが、専用のキーボードで入力する。
カーソル移動ボタンが無いので、かならず一番最後に入力した文字が追加されてしまい、打ち間違いをするとかなりげんなりする仕様はなんとかならなかったのか。
なぜか、「KAIDEN」とか「180」とか「UUDDLRLRBA」とか「511」とかがノーヒントで設定されており、それを探す楽しみもある。
当wikiに掲載された理由
2020年2月に追加された『Cross†Destiny』の譜面制作者名がハングル表記での「
フレン・シーフォ」であり、身内ネタが勝手に外に持ち出されてしまった点が問題視されたため当wiki入りを果たした。
『
CROSS†OVER』や『CROSS†SOUL』などと同じシリーズの楽曲であるからこそ、このネタを使用したのであろうことは想像に難くない。
ただ、
フレン・シーフォの項にも記載されていることだが、元はと言えばムービーのキャラが居たからこそ
フレン・シーフォのネタが成立していたのである。
このゲームのこの楽曲において「金髪」「剣を持っている」「鎧を着ている」の3要素を満たすキャラは登場しないため、この名前が出てくるのはおかしい。
余談
ゲーム内登場キャラの一人の誕生日が「
3月1日でございます」。
当記事を追記している時点ではこのシーンが存在するか不明だが、そういう画像がRTで回ってきた。(ただ、Chapter9にはそういうセリフはなかったので、コラだと思われる)
そんなChapter9ではNAOKI MAEDAが声優として登場しているが、別にそのキャラの誕生日は3月1日ではございません。
また、
StepManiaXの2020年10月のアップデートで『MAX SBY -428-』が微妙に調整されたうえで『MAX428』として収録されたり、2021年1月には『12』が『TWELVE』として収録されるなど、ちょくちょく楽曲が輸出されつつあるようだ。
概要で『他アプリでは見られない特徴として、特定のコードを入力すると~』などと書いているが、これは割と当然の事情である。
GoogleやAppleなどのアプリ配信フォーマットにおいて禁止事項になっているため、このようなことは行われていない。
これを許可してしまうと、たとえば「アプリ内だと3000円で2500ジュエルしか貰えないけど、アプリ外の専用サイトに行けば3000円で3000ジュエルと引き換え可能なコードを差し上げます」という「配信フォーマットを通さない課金」がまかり通ってしまう。
アプリ配信フォーマットは売り上げの3割程度を徴収しているため、通されないと売り上げにならない。よって禁止事項なのである。
どうしてこのアプリのこの機能は許されたのか。謎である。
最終更新:2021年04月17日 00:34