「PASELIでプレミアムプレー」は、DDR2014以降で選択できるプレー料金の1つである。
他に「PASELIでノーマルプレー」や「クレジットでプレー」がある。
概要
ゲームセンターでは消費税も含めたプレー料金となっているため、店側がクレジット数に応じた額を国に納めないといけない。
例えば消費税が5%であれば店側には95.238...円が税別の価格であり、1クレごとに店は約5円負担することになる。
プレー料金が変わらず消費税が増える場合、店側の利益がどんどんなくなっていく事になる。
2014年4月1日より、日本の消費税は5%から8%となった。
普通のアーケードの音楽ゲームはコインシューターが1種類のため、100円玉のコインシューターを使う以上は100円単位でしか金額を決められない。
消費税分を取り戻そうと増額しようにも、1クレジット100円だったものが200円になってしまうと客からしたら増税に見合わない額になってしまい、客が減ってしまう。
ユーザが減ってしまうとその業界自体が終わりかねず、ゲームセンターに筐体を出荷する各メーカーとしてもよろしくない。
そこで我らがKONAMIが2009年から導入した『PASELI』の出番である。
電子マネーであるならば1円単位でプレー料金の設定が可能で、これなら増税分だけ増額すればいいためユーザとしては増額がちょっとだけで済んで、ゲームセンターとしても客が離れず万々歳である
(まあコナミ税が重くて売り上げは上がらないんですけどね)
PASELIを使用すると
コナミ税として売り上げの10%がコナミに徴収されるため、ただ増税分だけを増やした場合はコナミ税分でコインプレーでよかった従来よりも売り上げが落ちてしまう。
これでは良くないため、コナミ税分も対応できる程度の金額まで上げる口実が必要である。
そこで生まれたのが「PASELIでプレミアムプレー」である。
1クレジットあたりの金額はちょっと値上がりしているけど、
代償として今までよりも高機能になっているというのが「プレミアム」たる所以である。
たとえば『クイズマジックアカデミー』では
- ゲーム内ポイントの獲得量が1.2倍
- ゲーム内通貨の獲得量が2倍
- 6問まで間違えた問題を復習でき、その時には解答後に答えも教えてくれる
といった機能が追加された。
プレー時間の均一化
この2014年の増税のタイミングで、各店舗の設定によってプレーできる曲数が良くないということになった。
何故かは不明である。
結果として、1クレジットの曲数設定(EXTRA STAGEを除く)の最大値が5だったのが3に引き下げられることになった。
また、PASELIでプレミアムプレーでないとEXTRAに進出できないようになった。
これも何故かは不明である。
DDRのプレミアムプレー
|
2013コインプレー |
ノーマルプレー |
プレミアムプレー |
曲数設定 |
店舗設定+EXTRA解禁した楽曲は全てプレー可 店舗設定は4が多かった |
店舗設定 |
店舗設定+EXTRA |
ハイスピード設定 |
0.25~1.00は0.25刻み。 1~8は0.5刻み |
1~8は0.5刻み(1未満なし) |
0.25~1.00は0.25刻み。 1~4は0.25刻みで4~8は0.5刻み。 |
楽曲 |
解禁した楽曲は全てプレー可 |
EXTRA ATTACK楽曲以外の解禁した楽曲はすべてプレー可 |
解禁した楽曲は全てプレー可 |
ダブルプレミアム |
店舗設定による |
店舗設定による |
店舗設定による |
ジョイントプレミアム |
店舗設定による |
なし |
なし |
ステージ保証 |
KAC参加特典としてあり 参加していればKAC終了後も保証される |
なし |
あり |
ゲージ |
通常 または RISKY |
通常 または RISKY |
通常 または LIFE4 または RISKY |
1クレジットあたりの金額はちょっと値上がりしているけど、今までよりも高機能になっているというのが「プレミアム」たる所以であるが、その金額に見合うような機能追加であるかは皆様の考えにお任せします。
少なくとも、プレー時間の均一化と併せて「ノーマルプレーが大幅に劣化した」のは確実である。
他作品でのコインプレーの劣化
jubeatでEXTREME譜面(赤譜面)がコインプレーだと選べなくなった時期がある。
ノスタルジアのように「下位譜面をクリアしたら開放」とかではなく、一切選べなくなっていた。
最終更新:(2021/06/11)
最終更新:2021年06月11日 13:02