「難易度表」とは、公式が同一難易度としている難易度の中でも、さらにどの曲が簡単でどの曲が難しいかということを表すユーザが作成した表のことである。
英語では「Difficulty tier list」と書く。韓国語では「서열표 모음집」と書く。
当界隈限定のワードでなければ、当界隈発のワードでもない。音ゲーの一般ワード。
概要
難易度の段階が少ない機種であると、同じ難易度と設定されている譜面でも難易度の幅がやたら大きくなるという問題がある。
最高難易度を固定値にしてしまうと「ある一定以上は全部最高レベル」となって最高レベル内の幅が広すぎるパターンや、
「ある一定割合が最高レベル」とすると過去の最高難易度譜面がどんどん引き下げられるパターンなど問題が起きがちである。
最高難易度がどんどんインフレしていくパターンとしては、
beatmaniaIIDXの7thに登場したAのAnother譜面も、HAPPY SKYで登場した冥のAnother譜面も、家庭用DJ TROOPERSで登場したICARUSの黒(LEGGENDARIA)譜面も、すべて等しくレベル12という例がある。
最高難易度の更新にともない上位譜面のレベルが下げられ、結果として1段階ごとの難易度幅が大きくなるパターンとしては、
太鼓の達人が挙げられる。「さいたま2000」は初出では難易度10(最高値)であるのに対し、2020年2月現在では難易度7にまで落とされてしまっている。
また、同曲で複数譜面がある場合、「最高難易度譜面と数値を差別化したい」という理由だけで不当な難易度がつけられる場合もある。
最たる例としてはDDR SN2のPARANOiA HADESのDIFFICULT譜面が足8、EXPERT譜面が足9である。
(どちらも当時の足10相当の譜面だが、Challenge譜面が10なので10ではない。Pluto RelinquishについてはDIFFICULT譜面から足10である)
そうでなくとも、いわゆる「詐欺」「逆詐欺」といった表記から大きく外れた譜面は存在している。
そんな問題を解決するのが、ユーザが独自に作成する「難易度表」というわけである。
DDRにおいては古くから「DDR LEVEL 100 PROJECT」というものがあり、EXTREMEの時代から確認できる。
歴史は長い。
踏みゲー界隈における難易度表
DDRの場合、かつての10段階よりは細分化されたことで必要性が薄れた。
PIUの場合、28段階と細かく設定されている上にXXで難易度改定を行ったので必要性が薄まりそうだったものの、今度は称号の獲得条件の兼ね合いで必要性が高まった。
踏みゲー界隈の難易度表としては、どうしてもDDRが話題に上がることが多い。
理由としては実力の低いプレイヤーが独自に難易度表を作り、そのたびにツッコミを受けるのだが懲りずにまた独自の難易度表を作るからである。
ツッコミを受ける理由は色々あるが、基本的に「クリア基準かスコア基準か分からない」、「クリア基準にしてもスコア基準にしてもおかしい曲がある」、「プレースタイルによって大きく変わる曲が存在するのにプレースタイルが明記されていない」、「そもそも個人差だらけで、個人差をある程度吸収するなら公式の20段階で充分」などである。
余談
公式が設定する難易度は基本的にクリア基準の難易度である。
そのため、スコア基準の「スコア難易度表」という概念も存在する。
また、人によっては「同じ難易度として記載しているものでも右(下)に記載しているものが難易度が高い」として、さらに詳細に格付けをするパターンがある。
その関係で、同一難易度はただアルファベット順に並んでいるだけなのに「これはもちろん右にある方が難易度が高いんですよね?」とイチャモンをつけるバカもいる。勝手に決めつけるな。
最終更新:(2022/08/24)
最終更新:2022年08月24日 11:40