「PIUダービー」は、『Pump It Up INFINITY』で遊べるミッションのことであり、自らが馬となって走るゲームである。
概要
『Pump It Up INFINITY』とは、北米で稼働しているStepManiaをベースとして動いている外伝的なバージョンである。
StepManiaがベースとなっているため、Luaを使って色々とおかしなことが出来てしまう。
PIUダービーもその「おかしなこと」をやっているミッションの一つ……いや、五つである。
『PIU DERBY #1』、『PIU DERBY #2』、『PIU DERBY #3』、『PIU DERBY #4』、『PIU DERBY THE FINAL』と5回登場するが、いずれも楽曲も譜面も同一である。
『Hello William』の11小節1拍目から54小節4拍目と、58小節1拍目63小節4拍目の区間に左下と右下のロールノートが配置されているだけという手抜き簡素な譜面で、異なるのはクリアノルマだけとなっている。
クリアノルマはロールノートで踏めた歩数(コンボ数)が条件となっており、#1から順に400歩、600歩、800歩、1000歩、1200歩と必要歩数が200歩ずつ増えていく。
ちなみに
ロールが流れてくる時間の総合計は、(上記の位置であっていれば)70.411秒となる。
1本目が62.117秒で、2本目が8.294秒となる。
※「1秒あたりの必要数」および「16分換算時のBPM」は小数第五位で四捨五入している
ミッション名 |
目標歩数 |
1秒あたりの必要数 |
16分換算時のBPM |
PIU DERBY #1 |
400 |
5.6809 |
85.2140 |
PIU DERBY #2 |
600 |
8.5214 |
127.8209 |
PIU DERBY #3 |
800 |
11.3619 |
170.4279 |
PIU DERBY #4 |
1000 |
14.2023 |
213.0348 |
PIU DERBY THE FINAL |
1200 |
17.0428 |
255.6419 |
また、INFINITYの他のミッション『
Taronukable!』こと『MAWARU INFINITY』でも同じことをやらされる区間がある。
実質的PIUダービーだったもの
本家シリーズPRIME2で実装されていた1950のミッションSTEP2とSTEP4が実質的PIUダービーである。
クリア条件はいずれも1950ノート以上にすることだが、難易度的にはあまり差がない。
本家PIUダービーと異なるのは、連打部分ではプレーエリア全体にロールノートが置かれていることである。
STEP2はシングル譜面なので、片側5枚すべてにロールノートが置かれ、STEP4はダブル譜面なので10枚すべてにロールノートが置かれている。
また、STEP2は序盤のみ通常ノートとロングノートが置かれていて、その分だけ必要連打数は下がっている。
では何故STEP2と4に難易度差があまりない理由は、1歩で稼げるノート数の違いである。
シングル譜面では「片足は2枚抜き、もう片足は1枚」となるため2歩で3ノーツ稼ぐことになるが、ダブル譜面だと「両足とも2枚抜き」となるため2歩で4ノーツ稼ぐことになるためである。
つまり、「必要ノート数が少ないが、稼げるノート数も少ない」と「必要ノート数が多いが、稼げるノート数も多い」との比較になるため差が殆どないのである。
というか、むしろSTEP2の方が必要歩数が多くなる。
ちなみに連打区間はおよそ108秒。
もしも二枚抜きを許可しないでSTEP4に挑む場合、秒間18.0556歩必要となり、16分換算で270.834と本家FINALを超えてしまう。
STEP2の場合は秒間14.7685歩で16分換算するとBPM221.5278となるため、二枚抜きをしないならちゃんとSTEP2の方が易しい。
最終更新:(2021/04/25)
最終更新:2021年04月25日 00:53