出来の悪いStepmania


「出来の悪いStepmania」は、DDR Aから行われたイベント(?)の『DDR SELECTION』でのスキンの蔑称である。

概要

DDR SELECTIONは、該当フォルダから楽曲を選ぶことで当時のバージョンのスキンを再現したもので遊ぶことが出来る20周年を記念したイベントのような何かである。
「懐かしのプレーが体験できる」とのことではあるのだが、スキンの再現度合いがイマイチであり、残念ながら懐かしいというよりモヤモヤしたものが残る。
「これならStepmaniaの公式風スキンの方が出来が良い」と言われしまっていたものが、そのうち「いやコレ出来の悪いStepmaniaだから」と揶揄するようになって生まれた言葉である。

基本的にHD化対応の際に加えられたアレンジであったり、筐体の種類が増加したことによる対応漏れであったり、DDRX3~Aのプログラムを流用して再現するのは面倒くさいものが適当になっているのが原因。


各バージョン

初代~5th

初代を模したスキンとなっている。
が、初代とIRバージョンの見た目が混ざっているうえにダンサー表示が無い。

MAX~EXTREME

MAX~EXTREMEではEXTREMEを模したデザインになっている。
が、画面上部の「STAGE」の文字には斜体がかけられており、画面下部の仕様オプション表示は現行作品のものが使用され、ライフゲージについては通常ゲージ・ライフゲージともに挙動が異なるなど、細かいところを見るとガッカリ度合いが強い。

特にゲージについて着目すると、まずゲージの増減アニメーションからして異なる。

通常ゲージでゲージMAXになっていない状態は「緑に白の模様が入っていた」のに対し、SELECTION版ではDDR A以降の緑のゲージの配色になっている。
SELECTION版でもゲージMAXになれば白の模様は表示されるようになるが、この白の模様はゲージ残量に関わらずBPMと同期して速度が変わる仕組みであった*1のが、常に同じスピードで動くように変更されてしまっている。

SN~SN2

SN2を模したデザインになっている。
が、スコア表示のフォントのウエイト(文字の太さ)が異なる上にワイド化したせいか文字間隔が広くなりすぎている。
こちらもEXTREMEスキンと同様画面上部の「STAGE」の文字に斜体がかけられている。

X~X3

X2を模したデザインになっている。
ここからはそもそもX筐体が登場し、16:9のためリメイクの手間も少なく基本的には再現度が高いのだが、
X2当時には発生していなかったのに、X3~2014で発生していたライフゲージのグラデーション描画ミスが何故か実装されてしまっている(正しくループしない)。

実際にゲージに注目してみよう!

DDR2013~A

DDR2013・2014を模したデザインになっている。
そもそもDDR SELECTION自体がDDR Aのイベント(?)なので、Aのスキンを使ってたら何も変わらないから当然ではある。
こちらは何故か当時起きていたライフゲージのグラデーション描画バグが修正されている。




どのスキンだったか失念したため上には記載していないが、ライフ4使用時にライフの枠と実際のゲージ減少量がズレており、謎の隙間が生まれているスキンが存在する。確かX2スキンか2014スキン。


最終更新:2020年03月22日 13:35
添付ファイル

*1 停止中はゲージのアニメーションも止まっていた