『PumpSanity』は2023年04月末ごろから2024年01月までリリースされていたPump it upシミュレータである。
概要
StepMania5系のフォーク(派生)で作られたPump it upシミュレータ。
そのため従来のStepManiaで作成された.smファイルや.sscファイルを読み込める。
一方で本アプリでは
- 専用の記述によってオプション付きのノートの配置
- ハートノートやポーションノートといったミッション用のノートの配置
- ハイスピに影響されず固定速度でスクロールを強制させる区間設定
- 単押しなのにホールドのように事前に踏んでおけば判定するノートの配置
- 押せなくてもミスにならないが踏むと判定が出るボーナスノートの配置
といった特有の機能も盛り込まれている。
ゲームプレー部分でも
- 地雷がPIU仕様(あらかじめ踏みっぱなしの場合は起爆しない)
- ゲージ最大値が1000+難易度補正になっている
- オンライン対戦が出来る
- COOP譜面で1P側だけ(2P側だけ)の練習ができる
- 独自スキンではPERFECTがより正確に踏めていた場合の虹色と通常の青色のものに分かれ、FAST/SLOWが判別可能
- 独自スキンでは一度でもゲージが0になればゲージの色がグレースケールに変化する
とPIU本家と遜色ない機能が盛り込まれてた上で痒いところに手が届くものになっている。
XX以前の多くのPIUの要素を再現できることと、同年に稼働したPhoenixの出来(譜面変更)があんまりなこともあり、ユーザからの支持はそこそこあった。
しかしながら、肝心の本体に公式の解析データが含まれるという特大のマイナス要素があり、AndamiroとTeam Infinityからの警告を受け2024年01月26日にダウンロードできなくなった。
残当。
ダウンロードできなくなった後の展開
オープンソースで開発されたことが災いし、元の開発者とは別にSanityの名称のまま後続版が開発されてしまっており、カオスな状況になっている。
備考
Sanityのタイトルで専用スキンがついて正式リリースとなったのが2023年04月であるが、それ以前からおおよその機能は同じでPRIME・XXのスキンを使った『StepPRIME』と『StepXX』は配布されていた。
ややこしい話ではあるが『StepF2』と『StepP1』は作者が同じであるが、それらと本作(およびStepPRIMEとStepXX)は作者が異なる
参考文献
最終更新:(2024/05/31)
最終更新:2024年05月31日 10:23