EDIT


「EDIT」とは、DanceDanceRevolutionシリーズの家庭用作品を使ってユーザーが作成した譜面のことである。

概要

DDRシリーズでユーザーが作成した譜面データのこと。
PS1で発売された初代では隠し要素として実装されており、2ndRemix以降ではデフォルトで作成可能となっている。

DDR EXTREMEまでは筐体前面にPS1のメモリーカードの差込口が搭載されており、EDITデータの入ったメモリーカードを差し込むことでEDITデータで遊ぶことが出来た。
(というか、そもそもEXTREME以前のバージョンはe-Amusementや磁気カードによるデータ保存ができるより前の時代である。
 プレーデータの保存はメモリーカードに5thで作ったリンクファイルがある場合、リンクファイルに対してデータを保存するシステムだったので、EDITを使うかどうかはともかくとしてPS1メモリーカードを挿す方が良かった)

DDR SuperNOVA、SuperNOVA2時代はアーケードでEDITが利用できなかったものの、SuperNOVA2に行われたエリアミーティング(公式スタッフとユーザーとの交流会のようなもの)でEDIT復活の要望もあったためか、DDR Xから再び利用可能になった。
DDR X以降のバージョンでEDITデータを使用する場合、PS2で発売された家庭用DDR Xを使って「EDITライブラリ」をUSBメモリに出力したデータが特定のディレクトリに入ったUSBメモリを差し込む必要がある。


PS1形式のEDITデータ

1譜面につき1ブロック(8KB)使用する。
本当に念のため書いておくと、PS1のメモリーカードは128KBで、そのうち8KBがシステム領域なので15ブロック(120KB)がユーザーの使用可能な領域。
ゲーム本編のデータも1~2ブロック使用するため、1枚のメモリーカードで作れるEDITデータは10数個となる。

初期作品のみ、EDITデータの形式にTYPE1とTYPE2が存在している。
何が違うのかは未調査だが、3rdくらいからTYPE2のもののみが使用されるようになった。

2ndMIX(LinkVer含む)以前の筐体でEDITをプレーする場合はTYPE1で保存している必要があり、3rdMIX以降(EXTREMEまで)の筐体ではTYPE2で保存している必要がある。


EDITライブラリ(PS2のEDITデータ)

PS2の家庭用DDRシリーズでEDIT機能を利用する際に最初に作成させられるもの。
PS2形式のEDITデータがあるのではなく、PS1形式のTYPE2で作られたEDITデータが入るフォルダを入れるためのデータ枠(ライブラリ)を作成する感じ。
MAX2ならMAX2用、XならX用ライブラリと、作品ごとにEDITライブラリが分かれている。

1つのライブラリの中には5つのフォルダを作成することが出来る。
また、1つのフォルダの中には30個までEDITデータを作成することが出来る。
よって1作品につき150個までEDITデータを作成できるが、これをやると1ライブラリで1200KB近く持って行かれる計算になる。
こちらも本当に念のため書いておくと、PS2のメモリーカードは8MB(8192KB)で、そのうち数KBがシステム領域。
本編のデータはもちろん別に保存するので、他のゲームをやらない人なら400譜面くらいは1つのメモリーカードで管理できるかもしれない。


USB形式

PS2で発売された家庭用DDR Xでのみ出力できる形式。拡張子は「.DAT」。
DDR XのEDITライブラリのうち、1つのフォルダを選んでPS2に差し込んだUSBに出力することが出来る。
つまり、30譜面だけ持ち運ぶことが出来る。

USBに出力したデータはPCに保存してもよく、他人の作成したデータをダウンロードして自分のUSBに入れるなども可能。

ただし、指定の位置に指定の名前で入っていないと意味がない。
ROOT直下に「DDR_EDIT」というフォルダを作り、その中に「DDR_EDIT_J.DAT」という名前で入っていないといけない。


その他・余談

初代での解禁条件

概要で「初代では隠し要素」と記載しているが、PS版のみでEDITモードを出現させようと思ったら楽曲を500回クリアしないといけない。
一方でアーケード版とリンクさせた場合だと何でもいいから1プレー終了させれば解禁される。
ちなみに、2ndMIXからの先行収録楽曲となる『PARANOiA MAX ~DIRTY MIX~』も同じく500回だが、版権曲である『BOYS』は600回、『I believe in miracles』は700回クリアが求められる。
こちらもアーケード版とリンクさせないと辛い作業になるだろう。

スコア計算に難易度が関わる場合

難易度によってスコアの理論値が変わるバージョンでは、基本的に足5として扱われる。


参考リンク



最終更新:(2022/04/17)
最終更新:2022年04月17日 12:59