「自動生成譜面」は、文字通り自動で生成された譜面のことである。
DDR 4thMIXの場合
「
シーケンスの作成秘話」のページで『今回の足譜はコンピューターが音楽に合わせ自動的に作っている』というウソの話である。
全文は以下の通り。
シーケンス作成秘話
この短期間でこの量。すごいとは思いませんか。
当然ですか?
実は、今回の足譜はコンピューターが音楽に合わせ自動的に作っているのです。それがこの驚異的な制作スピードを実現したのです。
この足譜作成コンピュータはベタですが、「アッシー君(本名江口アツシ)」と名づけられ、 3rdまでに作成した足譜をベースに、4thの足譜を、曲、BPM、レベルに合わせ作り出していきます。
3rdプラスのデータは参考にしないの?という疑問をお持ちでしょうか。この「アッシー君(本名江口アツシ)」は当初3rdプラスでの投入が計画されておりましたが、実際に使用するには、まだ少々の問題を残すとして、止む無く4thまで見送る事となりました。
どうせ遅れたのなら、3rdプラスのデータもベースにすれば良いのではないかとお思いでしょうか。このコンピューターの凄いところは、企業秘密なのであまり詳しくは言えませんが、 学習した内容を足譜に反映させ、そこからまた学習しまた反映させる事が可能なところです。 まったくの説明下手。
踊っているプレイヤーの脈拍とか気とかを読み取り、イケてる足譜かどうか判断し、ちょっと作り直したりして何人かに踊ってもらって結論を出すのです。
で、3rdプラスからもう「アッシー君(本名江口アツシ)」に任せるつもりだったので、 新しく基礎になるデータを読み込ませるつもりは毛頭なく、当然そんな機能はありません。
というわけで、3rdプラスの足譜を「アッシー君(本名江口アツシ)」は知りません。ちなみにver7.0.2。
脈拍とか(企業秘密なので「とか」で言葉を濁す、さっき「気とか」って書いたけどあれはウソ)を計るリストバンドは汗でヤバイ事になっています。
1個じゃ足りず3個になって、最終的に5個になったけど、そんなの全然足りません。
次はマイリストバンドが要りますね。皆さんも汗臭いリストバンドをつけて踊れば、制作者気分が味わえるかも。
というのは全部ウソです。
この短期間でこの量。実は、血ヘドを吐きながら頑張りました。
それがこの驚異的な制作スピードを実現したのです。
デザイナー:モヒ缶
ただ、4thの譜面に評価が低いものがあり「8分垂れ流し」と評されることが多く、これらについてはプレイヤーから「自動生成だから」と皮肉に使われることになった。
5th MIXの場合
上記のウソを本気にした人が居たのか、それとも皮肉に使われていたのをスタッフが気にしたのか、5th MIXにも「足譜ができるまで」という記事でネタにされている。
Q1.ねぇ、誰が作ってんのよ?
巷の噂では、『足譜は自動生成らしい...』とか『独りで全足譜を作成している制作者がいるらしい....』等いろいろな情報が飛び交っているようですが、真実はただ一つ、『スタッフ全員参加』です。
DDR5thMIXでは合計14名の人間が新曲の足譜制作に携わっていました。DDRチームのデザイナー、プログラマー+他のチームの助っ人です。
元ビシバシチームの皆様、御協力有難うございました。
Q2.おい、どうやって作ってんだ!
風の噂では、『足譜は自動生成らしい...』とか『独りで全足譜を作成している制作者がいるらしい....』等驚くべき情報が飛び交っているようですが、真実はただ一つ、『完全手作り』です。
大昔、デザイナーが足譜を制作する際、マス目の中に矢印を書きプログラマーに渡していましたが、業務用DDR2nd制作の頃、足譜作成ソフトというものが登場し、現在ではこの進化版を用いて制作しています。その名も『StepMaker2ndPLUS』。DDRの進化と共にソフトも進化し、「2nd+」にまで成長してしまいました。(近日中に「2nd++」が投入されるらしい....)
ここでは『StepMaker2ndPLUS』の画面を一部紹介しましょう。
(注)ここには画像がありましたが、下部に移動しています。
パッと見、シュールな印象を受けますが、実際シュールです。デザイナーの協力を一切受けずに、1人のプログラマーが作成しましたので、機能重視の本格派です。
ちなみにこの足譜の曲名分かりますか?答えは本文末に....。
Q3.こらっ!足数(難易度)はどうやって設定してるんだ?
近所の噂では、『足数は自動生成らしい...』とか『独りで全足数を作成している制作者がいるらしい....』等驚くべき情報が飛び交っているようですが、真実はただ一つ、『多数決』です。
順番に該当足譜をプレイした後『7と思う人?』『8と思う人?』『9と思う人?』といった完全挙手制です。
体力的部分、視角的部分、足運び部分、タイミング部分等いろいろな部分を総合的に見て決定しております。
製品が市場に出回り始めると、制作者は風の噂に聞き耳を立てます。
「どこがハチなのよ?キューでしょ!」
「なんでキューなん?ナナでしょナナ!」
..............眠れない夜が続きますzzzz..
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問題の答えはこちら |
サナモレッテネエンテのダブルマニアック(DP-EXPERT)
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2022年現在も難易度値は多数決で決められていると思われるが、
謎の理論を振りかざされておよそ多数決の結果とは思えないものもある。
Karaoke Mixの場合
メインシリーズから外れているこちらは
本当に自動生成を行っている。
かつての公式ページの記載がこちら。
- 通信カラオケ「DAM-G128」と接続することにより、踊れる曲は20,000曲以上。流行りの新譜はリアルタイムにリリース。
- ステップデータをAI技術を使って自動的に制作。
- 搬入・設置を考慮した、コンパクトな筐体設計とユニット分割。
- ステージユニットは1プレイヤーを基本に、2プレイヤーに増設が可能。部屋の広さに合わせた機器構成ができます。
- DAM本体と連携した「カロリー消費表示機能」を採用。得点表示は「カロリー消費」「ダンス得点」「歌唱得点」の3種類で構成されています。カラオケ主要ユーザーである女性客への訴求効果を高めます。
すとぐらの記事によれば、
このAIによって作成された譜面は、あまり出来がいいとはいえません…。 また、譜面は配信される曲のデータを元に作られているので、メドレーの曲などはBPMが変になったりしました。
ということである。
BPM変化は初代でもPARANOiAがやってるはずなので、あえてオミットしたのだろうか。
StepManiaの場合
音源さえあればAIが勝手に譜面を作ってくれるわけではなく、作成済みの基データが必要。
StepMania3.9系ではSONG
EDITで新規作成時に譜面のコピーではなく引用元譜面からの自動生成が使用できる(StepMania5系ではコピーしかできない)
OPTIONに「AUTOGEN STEPS」という項目があり、これを有効にしていると現在プレーしているモードに対応する譜面が無い場合、次回のStepMania起動時に別モードで対応する譜面が存在しない場合に基に自動生成する。
(例)4パネルのHARD譜面と10パネルのEASY譜面が存在する状態で起動すると、
4パネルのHARD譜面から8パネル・5パネル・10パネルのHARD譜面が生成され、
10パネルのEASY譜面から4パネル・8パネル・5パネルのEASY譜面が生成される。
ただし、特殊なLuaを用いて譜面ファイルを読み込んでいる場合、この機能によって自動生成された譜面を読もうとして誤作動する可能性がある。
さらに、あくまでレーン移動をしてくれる程度のものであり質はそんなによくない(4パネル→8パネルの際に、1P↑→と2P←↓の配置がよく出てきたりする)
譜面を作るのが面倒だけど無理やり遊びたい場合くらいしかONにする意味はない。
ArrowVoltexの場合
交互に踏める滝を本当に自動生成できる。
ただし、別に波形を見て判断しているわけではなく、ただ交互に踏めるようにランダム生成しているだけであるし、選択した範囲内に滝を生成しているだけなのでリズムもクソも無い。
- TABキーを使い、任意の範囲を選択する。
- 「Shift+G」を押す。あるいは、上部メニューの「Notes」→「Generate...」と選択する。
- 出てきたウィンドウで設定を決めて「Generate notes」ボタンを押す。
twitterの場合
あるアカウントによって2019年9月27日に投稿されたツイートが元ネタ。
全文は以下。
コナミ音ゲーはほぼ自動生成だからか、譜面師の名前は出てないですが、ウニやゲキはちゃんと譜面師の名前も載ってるので、譜面にもいろんな想いが込められてるんだろうなって。曲がそれだけ愛されてる証拠なので、やってて嬉しくなるんですよね
このツイートの直後にBEMANIプレイヤーがこぞって各機種のクソ譜面を「自動生成だから」とネタにしていた。
2022年現在、該当のツイートは削除されたかアカウントが閲覧できない状態になったかでオリジナルは確認できないが、上記の文章で検索すると当時の様子が一部確認できる。
なお、ググるとチュウニ勢にすらネタにされている(『カゲロウデイズ』の譜面に対して『「何聞いて配置したの」ってボロクソに叩かれてた』とのことである)
最終更新:(2022/10/29)
最終更新:2022年10月29日 00:05