BPL


『BPL』とは、『BEMANI PRO LEAGUE』の略である。
当wikiでは踏みゲーであるDDRに関連するもののみを記載し、他機種については扱わない。

また開催内容についても特に言及の予定は現在はない。
Season2について記載をするが、Season3以降の内容も取り扱うかどうかは未定である。


概要

2021年にbeatmaniaIIDXのみを対象にプロジェクトが始動した、数名のプレイヤーをプロ選手として迎えて数人ずつチーム分けし、対戦する様子などを配信する興行。
Season1である2021年度版の最終回*1が配信された2021年10月02日に、SOUND VOLTEXとDance Dance Revolutionを含めた合計3機種でSeason2を行うと発表された。

そこから丸1年以上DDRには音沙汰がなく(IIDX→SDVX→DDRの順だったので単に時間がかかっただけではある)
本当にやるのか疑う人も出ながらも*2、2023年02月09日~10日のJAEPO2023のコナミブースでBEMANI PRO LEAGUE ZEROとしてDDR部門の告知を兼ねた事前放送を行った。
2023年02月13日よりDDR部門のプロテストのエントリーが開始され、無事に開催となった。

Season3ではSeason2と同様の3機種が対象になっているかのように記載されているのでDDRでの開催も期待されているのだが、DDRのSeason3のエントリーの告知よりも先にIIDXのSeason4のエントリーが先に行われる、SDVXの決勝まで終わってもDDRのエントリーが告知されない、それどころかSeason4のIIDXの試合が普通に始まってしまうなど色々あったが最終的に開催されずに終わった。

Season3からずっと音沙汰ない状態だったが2024年08月21日にSeason4におけるプロテストの告知が行われた。
エントリー期間はわずかに12日、賃金もSeason2比で5万円減少と規模が縮小されている感は否めない。


主なルール(DDR)

1チームに付き3人の選手で構成され、1試合で全員の出場が必要になる。

1試合で互いのチームが1曲ずつ選んで対戦する「マッチ」を3回(他2機種で言う先鋒・中堅・大将に当たる)行う。
1stと2ndは1vs1だが、3rdは2vs2のタッグマッチとなり、タッグでは同じチームの2人が1つの筐体でプレイする形となる。
レギュラーステージでは対戦に出場する際は「コスト」を消費し、対戦形式によって消費する量が異なる。
このため、選手全員が所持しているコストの範囲を満たして出場することが必須となる。

1vs1形式では1曲ごとの勝利チームにポイントが与えられ、2vs2のタッグではEX SCOREの順位に応じてポイントが付与される仕組みとなっている。
このポイントを合計して、最終的なポイントが多かったチームが試合の勝者となる。

マッチごとに選曲できるレベルおよびテーマが指定されており、各試合で対戦チームはマッチ毎に指定されたレベルおよびテーマを満たして選曲する必要がある。
テーマは他の2機種と同じく6種類だが、DDRではレーダーの傾向に関係なくバージョン3種(初代~X3 VS 2ndMIXの「CLASSIC」、2013~Aの「WHITE」、A20からの「GOLD」)と譜面傾向2種(比較的平易な譜面の「STANDARD」、ソフラン要素などの癖の強い「TRICKY」)を掛け合わせた6種類という方式が取られている。
テーマ指定での問題や事故落ちの危険度が高いためか、レベル19の譜面は決勝(FINAL)まで一切対象になっていない。
DDRにおける課題曲の選曲では、「お互いのチームは3曲ずつ候補を選ぶ」「相手チームは、自分チームの選んだ候補3曲の中の1曲を選ぶ」という形が取られているのが特徴。
また「相手の選曲を無効にして、別の課題曲を自動的に指定する」効力を持ったストラテジーカードが存在し、DDRの場合は『出場選手のコスト』を消費して発動でき、自分チームの選んだ候補曲の内「相手が選択した自分チームの候補曲」「残り2曲の内、ストラテジーカードで自動的に選ばれた自分チームの候補曲」をプレイできるため、実質的に「自チームの2曲を相手にプレイさせるのを強要する」ことが可能となる。

詳細はBPL DDR公式を参照。


用語や規約に関すること

Season2


選手の賃金は1シーズン165000円から。アドバイザーは55000円から。
交通費についてはチームが別途負担。

プロテストの実技評価は事前にゲームセンターで課題曲をプレーしたものをYouTubeにアップロードし、そのURLをコナミにメールで送る形となる。
この際の説明文が
ご自身のお顔を映し、その後課題曲をプレーしてください。
プレー中はご自身(後ろ姿か横からの姿で結構です)とゲーム画面を映してください。
プレー終了後にはリザルト画面でスコアを映してください。
この一連の流れをノーカットで撮影してください。
となっていたため
  • 各曲ごとに個別に動画撮影を行っても上記の手順を踏んでいればよい。
  • 1クレジットの最初で顔を映し、1本の動画で撮影する必要がある。
の2通りの解釈が生まれ、コナミに問い合わせが発生する事態になった。
想定したのは後者であったようだが、問い合わせ以前に送られた動画については前者であっても確認しているらしい。


規約には『期間中に日本に在住していること』というのが条件に含まれる。
これについてはBPL 2nd SeasonではDDRに限らずIIDXやSDVXでもそうなっているのだが、DDRは北米勢が上手いこともあり海外(主に北米)勢から非難されていた。
中には「コナミはアメリカ勢を大会に参加させるのが怖いのか」というような挑発的な内容もあったが、それについては「何しでかすか分からんアメリカ人なんて選手として起用できるわけねえだろ」という返しが国内勢から出たりした。
Season3のbeatmaniaIIDXでは韓国のプレイヤーも参加するようになっているため、DDRにおいても今後変わっていく可能性はある。

Season4

プロテストについてのページを参考。

選手の賃金は1シーズン110000円からに減額されたほか、アドバイザー枠が消滅した。
(アドバイザー枠がなくなったのは他機種も同様)
『期間中に日本に在住していること』から『日本国籍または日本国内での適法な在留資格を有すること』と表現が多少変わった以外は基本的には同じ内容のため、他にはあまり言及する要素がない。


プロテスト課題曲

Season2

楽曲 譜面
You are a Star SP-CHALLENGE
POSSESSION (20th Anniversary Mix) SP-EXPERT
SP-EXPERTまたはSP-CHALLENGEで、Lv13~18の中から任意の1譜面

Season4

楽曲 譜面
Unreality SP-EXPERT
TYPHØN SP-EXPERT
SP-EXPERTまたはSP-CHALLENGEで、Lv13~18の中から任意の1譜面


ツイートの矢印

Season2でのエントリー開始ツイートで『DanceDanceRevolution⬅⬆➡⬇』というように判定エリアの並び順とは違う回転配置で矢印が並べられてしまった。
ドラフト会議のツイートでは判定エリアと同じ並び順に修正された。

Season4でのエントリー開始ツイートではSeason2の告知を流用したわけでもないのに同じミスが発生した。






無駄知識

ドラフトで選ばれて所属チームが決定した場合、プロ選手には講義が行われることが@RBossJAPAN氏のツイートによって示されている。
その中には『放送禁止用語を使用しない』というものがある。
BPLの配信では発しなかったものの、DDR GPの楽曲パックを購入しないと遊べない譜面をバーサスプレーで遊ばせてもらうことを「乞食させてもらった」とツイートしてしまった選手は居た。


各チームの系列店舗には「競技仕様筐体」と呼ばれるものが存在しており、場合によってはプロ選手が練習で使用することがある。
パネルの底上げこそ多少されているものの「メンテが良い」と呼ばれる筐体と比較するとセンサーの感度は悪い傾向にある。あった。
2024年にも入るとプレー回数がかさんでセンサーの感度がマシになったのか、あるいはメンテナンス状況を変更したのか(競技仕様とは?)、導入当時よりもプレーしやすいという意見もある。
beatmaniaIIDXのように「ボタンのスイッチとバネが工場出荷時の50/50」という明確な基準があるわけでもなく、何をもって競技仕様とされているのかは謎なところがある。


プロの練習中はイベントモードの状態でプレーするか、筐体のパセリ金額設定を大幅に下げた状態(プレミアムプレーが20円、ノーマルプレーが10円)にして、EXTRA PASELIを用いてプレーを行う。
(EXTRA PASELIについては「コナミ税」の補足を参照)
いずれにしても、この際のDDRのプレー料金はプレイヤーや企業側は支払うことはなく、実質的にコナミ持ちになる。

EXTRA PASELIを用いる方法については2023年04月16日に配信された『PLS2 Team ROUND1 Dance Dance Revolution キックオフイベント』の1:40:47ごろで確認が可能である。
配信をしない場合でもプロ選手が練習するとして貸し切りにしている際も同じように設定していると思われる(目視で確認)が、先述の通りイベントモードを使う場合もあるようなので店舗によりけりだと思われる。
また、この価格設定のこともあって、プロ選手と知り合いであっても貸し切り練習中はバーサスプレーは出来ない。


プロ選手の一人であるゆうだい氏は以下のようにツイートしている。
あまりTwitterで仕事(BPLじゃない方)の話はしてませんでしたが…
BPL選手としての活動と、現職の活動を並行して進めることについて、ご了承をいただきました。
本当にありがとうございます。
私の現職の内容を知っていて、心配して下さっている方がもしおられましたら、ご安心いただければと思います
これは何かというと、彼が研究職であり、その研究にはStepMania(とIn The Grooveの譜面データ)が用いられているためである。
(詳しく知りたい場合は『音楽ゲーム譜面の分析と生成に基づく音楽と身体の相互認知メカニズムの究明』などで検索してください。)


2023年07月06日にDDR A3で『BPL BATTLE MODE』という、実際のBPLと同様に同じ店舗にある2台を同期して対戦する機能を実装予定だった。
しかし事前の告知で「プレー内容に関係なくクリアマークが付く」というクリアラーからしたら意味不明な仕様が記載されており、非難轟々であった。
流石に反対意見を無視できなかったのか、実装は2023年07月11日に延期されて「ゲージが0になったらアシストランプが付く」と変更されたうえでの実装になった。


最終更新:(2024/08/21)
最終更新:2024年08月21日 22:36

*1 2:07:15ごろ

*2 基本的に選手としての応募は前の機種の1回戦が始まる前には終わっているのに告知すらなかったため