「ゆAAA」とは「ゆとりAAA」の略の老害用語である。
経緯
まず、この言葉が使われていたのはDDR SN2の頃である。
3rdMIX以来、最上位の判定の条件は「全てPERFECT(つまり理論値)」であった。
5thMIX(2001年5月稼働)からE・D・C・B・A・AA・AAAの7段階表記となり、SN(2006年7月稼働)までの5年以上の間、AAAの条件は理論値であるという認識があった。
e-AMUSEMENTに対応したSNから単曲でのスコアの保存、全国トップの表示がされるようになったが、ほとんどの曲でAAAが出されてしまい差が生まれなかった。
次回作のSN2では差が生まれなかったことの対策として、EXTREMEからコースモード限定で存在していたMARVELOUS判定を通常モードでも実装した。
この変更によって理論値は不可能だと判断したDDRスタッフはAAAの条件を「99万点以上」と変更した。PERFECTが1つで10点減点で、1000ノーツ以上の譜面が存在しないため、すべてPERFECT以上の時にとりうる値を満たすのでこの判断は妥当である。
しかし、99万点以上でよいということはGREAT以下がいくつか出ても達成しうる条件になってしまった。
当時はフルコンボマークは
1種類しかなく「GREATが出ていた場合は黄色」「PFCの場合はオレンジ」と、ほとんど間違い探しのような状況であった。
なお、MFCされることは想定していなかったのか、PFCと同じものが使用される。
細かくとも差があれば見分けがつくのではないかと思われるかもしれないが、そうもいかない。
家庭用版ではあるものの、SN2の選曲画面は下図のようになっている。
この小さな丸が黄色なのかオレンジなのかを見分けなくてはいけないのだ。まず無理である。
そのため従来の全部PERFECT以上という基準にこだわったプレイヤーは、当時から問題となっていた「ゆとり教育」を指す「ゆとり」と「AAA」を組み合わせて「ゆとりAAA」、「ゆトリプルエー」、「ゆ鳥」、「ゆAAA」などと呼んだ。
DDR Xからはフルコンボタイプの色が分かりやすくなり、区別しやすくなったため「未PFCのAAA」などと呼べばよくなったため廃れていった。
また、当時から「ちゃんとゲーム内の基準でAAAなんだからわざわざ区別する必要ないだろ」という声もあったので、そのあたりはご安心いただきたい。
余談
EXTREMEまでは基本的に単曲での筐体トップスコアなどは筐体上で表示されることはなかったので問題にはならなかった。
当時のインターネットランキングは「3曲設定の筐体でのトータルスコア」または「コースモード」のみが対象である。
また、選曲画面でクリアランクの右上にフルコンボマークが表示されていたのはDDR SN~2014の間のみで、DDR Aからはジャケットの横にクリアランプを表示するのみに変更された。
最終更新:(2022/08/18)
最終更新:2022年08月18日 11:01