『
EDITを復活できるようがんばります!』とは、BEMANIの連動イベント『いちかのBEMANI投票選抜戦2019』におけるDDRのマニフェストである。
概要
2019年09月12日より行われたBEMANI連動イベント『いちかのBEMANI投票選抜戦2019』では、そのイベント名の通り選挙っぽく各機種が4つのマニフェストを掲げている。
プレイヤーが各機種をプレーすると投票券が獲得でき、その投票券を使うことによってそのマニフェストが達成されたりされなかったりするというイベント。
プレイヤー的には「マニフェストを見てその機種に投票」というより「その機種代表として出てきた新曲を解禁するために投票」という感じなので、全機種に対して100票は投票することになるうえ、一位になったところで「代表として出てきた新曲のフルバージョンを作る」程度の恩恵しかないので選挙感は薄い。
マニフェストは各機種ごとに10万票、25万票、50万票、100万票の4段階あり、『EDITを復活できるようがんばります!』は100万票に設定されていた。
面白いことに、他のマニフェストはすべて「~~します!」と断言しているのに対し、コレだけ保身に走って「がんばります!」とお茶を濁している。
おそらくbeatmaniaIIDX、SoundVoltex、DanceDanceRevolutionはスマートフォン向けアプリ(ULTIMATE MOBILE)を出す予定があったので、そのアプリ内でEDIT機能を実装しようと考えたのであろう。
2019年の東京ゲームショウで上記3機種が出展されていた。
ちなみに2020年12月現在アプリがリリースされているのはIIDXのもののみである。
無事に650万票強を集めたものの、2020年12月現在まで音沙汰なしのため、たまにネタにされる。
2020年5月にはPC向けにアルファ版として『DanceDanceRevolution V』が発表されるも、「時期が時期だけにとりあえずアルファだけど出しました」という状態であったため、こちらでEDITが可能かどうかは定かではない。
2021年8月24日より開始された第二回アルファテストのアンケート項目に、EDIT機能に関する項目が存在した。
マニフェストの存在自体を忘れたわけではないようだ。
2021年11月8日よりコナステ版DDRの『DanceDanceRevolution GRAND PRIX』がサービスを開始した。
先述した『DanceDanceRevolution V』の製品版で、アーケード版と遜色ないどころか120fpsに対応していたり判定調整が出来たりと上位互換の様相を呈している。
こちらの楽曲パックを購入するとアーケード版でも先行プレーができるなど、今までにない機能も搭載されている。
しかしEDITは2022年2月現在も搭載されていない。
補足
他の公約は
- ハロウィンにちなんだ楽曲をBEMANIシリーズの中から選りすぐって収録します!
- 今の楽曲にもっと挑戦しがいのあるCHALLENGE譜面を追加します!
- DDRにPOLICY BREAKを誘致し初開催します!
の3つで、明言こそされていないものの対応するであろう楽曲・譜面追加は行われた。
2023年01月30日より、DDR GPの特定楽曲パックを購入特典として既存曲に追加CHALLENGE譜面が解禁されるようになった。
EDITが出来るようになってしまうと追加譜面の再現譜面が作られる恐れがあることを踏まえると、EDITの実装は絶望的になってしまったかもしれない。
2023年05月15日、SDVXおよびDDRシリーズののULTIMATE MOBILEの事前登録中止が発表された。
これによりEDITの望みはDDR GPに託されることになった。
なお5日後に
StepManiaXのスマホアプリで譜面EDITが出来るようになる模様。
DDRとは直接関係のない補足
2023年05月08日より、スマートフォン向けアプリ『jubeat Lab.』で作成された譜面をアーケード版の『jubeat Ave.』でプレーできるようになった。
jubeat Lab.自体は2013年からあるアプリであり、以前からアーケード版jubeatでもプレーできていたので何か目新しいことをやったわけでもないのだが、本件を持ち出して「DDRは?」という声が多少上がった。
2022年12月01日より稼働したTAITOの『MUSIC DIVER』では『
クリエイトダイブ』という筐体上で譜面作成をする機能がある。
じっくりと腰を据えて譜面を作る行為と、お金を払って時間制限のある中で筐体を使う行為は相性が悪いような気もするが、DDRもこういうやり方はあるのではないだろうか。
2023年05月20日より
StepManiaXにEDIT譜面をプレーする機能が追加された。
元々プレーデータの登録をするためのQRコードを表示したり、登録スコアの確認をするためのスマートフォン向けのアプリが存在はしていたものの、譜面EDIT機能の実装は完全新規となる。
もちろん、本件を持ち出して「DDRは?」という声が多少上がった。
最終更新:(2023/05/30)
最終更新:2023年05月30日 15:56