アケコン


「アケコン」とは、「アーケードスタイルコントローラ」の略である。
当記事では踏みゲーに関するもので、かつメーカーが公式に販売したもののみを取り扱う。

要するに、格ゲーなどのコントローラについては取り扱わないし、IIDXなどのコントローラについても取り扱わない。
現状ではDDRのアーケードスタイルコントローラについてのみ扱うが、今後PIUなどのアケコンが出た場合はそちらについても取り扱う。たぶん出ない。


概要

コナミスタイル カスタムファクトリー企画第1弾として製造、販売された。
お値段は驚愕の19万8000円(税別)で、予約が100件に達した場合に商品化だった。
つまり、100件予約された。すごい。

コントローラのボタンとしては上下左右に○、×、START、SELECTのみを備えており、機能的には通常のマットと同じ。
上下左右のパネルは電飾スイッチをONにすれば、アーケード版のパネルと同様に踏めば光るようになる。
一方でセンサー部分はアーケード版のパネルのようにL字の金具の下にセンサーがあったりはしておらずマットに近いため、プレー感覚は異なる。
また、転倒防止のバーがつかない他、左右のフレームが太いため横に2台並べてDPする際にも違和感が出るなどの差がある。


アーケードのステージとの違い

パネル四隅の固定金具

アーケード版は四隅の三角の金具のみをネジ止めすることでパネルを固定している。
アケコン版では四隅の三角のパーツ自体はプラスチックで出来ており、その上部にネジ穴の開いた三角の金属板を乗せてネジ止めすることでパネルを固定している。
プラスチック部品および金属板はネジ穴が開いているだけではなくネジの頭が埋まるように窪んでいる。

ネジの違い

先述の固定金具が窪んでいることにも関連するが、パネル付近(ステージ上面の3*3の範囲を指す)を固定するネジが異なる。
一般的な旧筐体では丸ネジが使用されているが、アケコン版では皿ネジが使用されている。

ライト

パネルを踏むと光るが、アーケード版ではパネルの中央付近にネオン管またはLEDが設置されている。
アケコン版ではパネルの一辺にLEDが並べられており、その光を床面の金属板が反射することで全体的に光っているように見せている。
ただの推測だが、これはアケコンのパネルが万が一に割れたとしても、真下にLEDがあったりすると二次被害が発生しうるからではないだろうか。

センサー

アーケード版ではご存じの通り、パネルの各辺の下に金具があり、その金具の下に圧力スイッチ1つずつ配置されている。
それのON・OFFによって反応している。
アケコン版ではパネルの四辺の下に圧力スイッチくらいの厚さがある通電ゴムがあり、その更に下に家庭用マットのような通電シートがある。
踏むと通電ゴムと通電シートが密着するため、ON・OFFが発生する。

センサー部分のやってることが「かなり分厚くした家庭用マット」であるため、パネルを踏み込むとかなり沈む。

アジャスター

アーケード版にはある。
アケコン版にはない。底面には滑りにくいようにスポンジゴムが全面に貼ってある。


パフォーマンス大会の景品としてのアケコン

コナミ公式のパフォーマンス大会の景品としてコントローラが進呈されたことがあった。
しかし、実際に販売されたアケコンとは異なり、DDR Soloのステージ(厳密にはSolo BASSのステージ)の斜めパネルを○×に変更し、START、SELECTボタンを追加した特殊なものになっている。

最終更新:(2022/06/20)
最終更新:2022年06月20日 16:23