「HIDDEN+」および「SUDDEN+」は、DDRで使用可能なプレーオプションの一つである。
概要
原典
BEMANIシリーズではかなり初期から「レーンの途中からノート表示がされない」オプションの『HIDDEN』と、その逆に「レーンの途中までノート表示がされない」オプションの『SUDDEN』が登場している。
そのあたりからの紆余曲折は省くが、beatmaniaIIDXでプレイヤーが画面を紙やタオルで隠して表示領域を調節していたことから「表示制御を行う位置を任意に変更可能にしたHIDDENとSUDDEN」が実装された。
これがHIDDEN+とSUDDEN+であり、初出はAC版beatmaniaIIDX HAPPY SKYとされている。
なお、両方が同時にかかる『SUD+ & HID+』も存在する。
DDRへの輸入
2010年に稼働したDDR X2においてHIDDEN+などが輸入された。
レーンカバーの表示位置は筐体の上下ボタンによって行うため、通常の旧筐体ではレーンカバーの調整を行うことが出来ない。
(筐体を改造して上下ボタンを追加すれば旧筐体でも使用可能ではある)
DDR Aでシステムが作り直された際に従来のHIDDENなどが実装されなかったため、IIDXと同様にHIDDEN+などの調整可能なオプションのみが残った。
なお、DDRで両方が同時にかかった場合の名称は『HIDDENSUDDEN+』となっている。
よく使われそうなレーン設定位置
DDRのHIDDEN+とSUDDEN+は上下ボタンを1回押すごとに画面全体の1%分を移動するようになっている。
この位置なら何回ボタンを押した状態であるかを知っておけば、ノートの表示時間調整に貢献するはず。
なお、チョイスは筆者の独断と偏見によるものだが、筆者自身はSUDDEN+を利用しない通常スクロールのプレイヤーである。
(補足)以降では「0と比べるとハイスピ○○倍相当」という記載を行う。
これは「その位置にSUD+があると、SUD+を使わずにハイスピード値を○○倍にしたときと表示時間がほぼ同じ」という意味で使用する。
通常スクロール
5(0と比べるとハイスピ1.06倍相当 DP向き)
レーンカバーの上端がスコアの枠の下端にかかった状態。
1Pでエントリーしていれば1P←と↓が、2Pでエントリーしていれば2P↑と→がスコア枠で隠れるが、それ以外は影響がなく大体使える。
8、9(0と比べるとハイスピ1.11~1.12倍相当 DP向き)
レーンカバーの上端がスコア表示枠の中央までかかった状態。
5と同様に難易度表示やカードネーム表示欄などで隠れるが、それ以外は影響なく大体使える。
15(0と比べるとハイスピ1.22倍相当)
難易度表示やカードネームの表示欄の上端までを隠す状態。
オプションアイコンこそあるものの大体誤差と言ってもいいような状態。
19(0と比べるとハイスピ1.29倍相当)
オプションのアイコンの少し上くらいにレーンカバー上端がある状態。
全レーンで表示時間が同じに出来る。
20、22、24、26(0と比べるとハイスピ1.32~1.42倍相当)
難易度表示やカードネームの表示欄の上端と、レーンカバーの1~4本目の線が被った状態。
要するに、2回ボタンを押せば線1本分移動する。
31(0と比べるとハイスピ1.59倍相当)
オプションのアイコンの上端と、レーンカバー4本目の線が被った状態。
リバーススクロール
リバースの場合、3~8回動かした場合はライフゲージおよび
ステージ数表示欄が邪魔をするため、調整は意味がない。
一切使わないか、諦めて9回押すと良いと思われる。
9(0と比べるとハイスピ1.12倍相当)
ライフゲージ部分からようやくレーンカバーの下端が見えるようになった状態。
(画像は通常スクロール時のものと兼用)
13、17、19(0と比べるとハイスピ1.18~1.29倍相当)
ライフゲージ部分の下に1~3本目の線が見えるようになった状態。
なお、リバースの場合は通常スクロール時のレーンカバーの2本目の線に相当するものが無いため注意すること。
関連項目
- (DDR)ノーツの表示時間
- 当ページの「0と比べるとハイスピ○○倍相当」という記載は、ノート中心基準の緑数字の計算式に対して同一のBPM、ハイスピード値を与えた場合の数字を比べることで算出した。
最終更新:(2023/04/04)
最終更新:2023年04月04日 12:22