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「きゃんっ…駄目…」
それを洸至が愉しげに見ている。
「…どこまでいやらしい躰なんだよ」
歩きながら洸至が遼子の頬に口づける。
「ずっとお前しか頭になかったんだ。お前が大事だからずっと我慢してきた」

洸至はベッドに妹を横たえた。遼子の頬に、首筋にキスを落としながら洸至が遼子にのしかかるようにして
妹の顔を上からのぞきこむ。

「お兄ちゃん、駄目、駄目なのよ、こんなこと」
「だけどなあ、こんな姿見て我慢しろっていっても、俺の忍耐も底なしじゃない」
「でも…兄妹なのよ。だからこんなことしちゃ駄目おねが…」
遼子が最後まで言い終わらぬうちに洸至が唇を重ねた。
話の途中だったせいで半開きだった遼子の唇に、洸至は舌を潜り込ませる。
遼子の舌を見つけると煽るように絡め、妹の唾液がまるで甘露な酒であるかのように吸った。
そうしながら遼子の下着に手をかける。
「んっ、んっ」
執拗に絡みつく洸至の唇から遼子が逃れ、唇を離す。

「駄目!お願い!兄妹なんだから…きゃあ」
洸至の手を止めようとした遼子の手はあっさり押さえつけられ、兄に下着を剥ぎ取られる。
「濡れて重くなってるぞ、これ」
「…っ」
あまりの言葉に顔を赤らめ、遼子の抵抗する力が抜けた一瞬を見逃さず洸至が中にあったローターを引き抜いた。
「きゃあっ…」
それから遼子の蜜にまみれたそれをクリトリスに当てる。蜜に群がる蜂の羽音に似た音を立てながら、ローター
は遼子の粒に快楽の為の振動を送る。
「ひゃあああっ」
ただでさえ内奥を蕩けさせられ、快楽に敏感になっていたところへのダイレクトな刺激に遼子は白い喉をさらし、
束の間意識が飛んだ。

「俺たち、兄妹じゃなかった良かったのにな…」
悶える妹を見下ろしながら、切なげに洸至が言った。
だが遼子はその姿に気付くことなく悶え狂っていた。

「あぁぁんっ…あんっ…」
まだ洸至がクリトリスに当てるローターの振動により、遼子は喉を震わせ、小さな喘ぎ声を絶え間なくその唇の
隙間から漏らしている。
胸の柔らかな肉に洸至が手を這わせても、もう抵抗するそぶりなどなかった。
遼子の腰はもっと決定的な何かを求めてせつなげに蠢いていた。
洸至が首筋から胸へ唇を落とす。遼子が敏感に感じそうな場所には、鷹藤が先回りをして所有の印を残していた。

洸至の眼が、不愉快そうに細められたが遼子はその様子に気付くことなく喘ぎ続けている。

「躰じゅう鷹藤のキスマークだらけだ…。そんなに良かったか?あいつに躰じゅう舐めまわされて」
「そ、そんなことっ…いわ…ない…で」
遼子が喘ぎながらも反駁する。

「鷹藤に抱かれたあと、すぐ俺に抱かれて悶える淫乱なお前だからな」
「ち、ちが…」
「男だったら誰でもいいんだろ?お前を気持ち良くさせれば誰でもいいんだろ」
言葉でいたぶられるたびに、遼子は身をよじり、息は荒さを増す。
洸至がクリトリスに当てたローターの目盛りを強にあわせた。ひときわローターが高く啼いた。

「きゃあああああああっ」
遼子が大きくのけぞる。息を求めるように大きく開いた唇の端から涎が一筋流れた。
洸至がクリトリスに当てたローターを亀裂に沿うように滑らせ、ローターを元いた場所にしまってやる。
ほんの1時間前まで、鷹藤の唇で、指で、鷹藤自身で啼かされた遼子の躰はまたすぐに熱を帯びはじめる。
「駄目、なか、なかでそんな強くしたら…いっちゃう!やあああああ」
妹の痴態に目を細めると、洸至がスカートを履かせたままの妹の足を大きく開いた。
内腿にも薔薇色の徴がいくつも点在していた。洸至の眉間に深い皺が刻まれる。

「どこもかしこも、だな…」

洸至が遼子の亀裂に口を近づける。
遼子の亀裂からはとめどなく蜜が溢れ、溢れた蜜が亀裂の下の薄褐色の小さくすぼまった場所を通って滴りシーツを濡らしていた。
それを見た洸至の動きが止まる。
何かいたずらを考えついた子供のような笑みを浮かべると、舌を亀裂ではなくその褐色の部分につけた。
予期しない場所に洸至の舌を感じ、遼子の腰が跳ねる。

「いやっぁ」
「散々濡れてるんだ。きれいにしないとな」
「そこ、汚いもの!駄目なの、お願い止めて!」
「その様子じゃ、さすが鷹藤もここは触ってないのか」
「いやっ、お願い!汚いから!お兄ちゃん、お願い本当に止めて!」

「お前の躰に汚い所なんてないよ」

鷹藤の唇ですら触れたことのない場所に、兄の唇を感じあまりの恥ずかしさに遼子は腰を動かし逃れようとした。
だが、がっちりとした兄の手が逃げられないように遼子の膝の裏を押えた。
そして、脚を開かせながら遼子の躰が折れ曲がる様に尻を掲げると、洸至が舌を這わせているところが妹の眼前に来るようにした。
「やぁっ…」
それを見ないように顔を背けたが、兄の大きな手が遼子の顎を掴み、眼前で繰り広げられている光景を見せつけるように固定した。

それはあまりに刺激的な光景だった。
薄褐色の部分を、兄が紅い舌先でちろちろとそそのかしている。
初めて目にする己の亀裂にはショッキングピンクのコードが呑みこまれていて、桃色の襞のあたりがひくつき快楽を
求めるように蠢いていた。内腿も、兄が舌先で転がしているところも、遼子の蜜で濡れて光っている。
眼をそむけたくなるほど、グロテスクでおぞましく、しかも淫らな眺め。
眼前の光景が遼子の視覚を犯す。一度目にしたら、遼子はそこから目を離せないでいた。

「すごい眺めだろ」

そこに口づけながら洸至が言った。遼子を流し見る兄は、共犯者の眼で遼子を見ている。
その眼に射られ、兄がこれからどんな快楽を自分にもたらすかと思うと、遼子の心が期待でぞわりと震えた。
兄の舌と、ローターが掻き立てる内奥からの堪えがたい程の快感が、遼子の理性を侵食していく。

「いやぁ…」
自分の中の情欲にまみれた心を否定するように遼子は声をあげる。

最終更新:2010年11月22日 17:33