「トワイライト」by323さん 投稿日2010/10/14
アンタ放送開始から1周年記念
・・・と勝手に自分で盛り上がって、兄妹甘め(?)エロ書いちゃいました。
合意の上で禁忌を犯す設定のため、兄の事件後の1年間、色々あって
遼子が兄と共にダークサイドに墜ちる事を望んだ前提です。
そんな遼子はイヤだ!という方は、スルーして下さい。
都会のビル郡を見下ろすホテルの1室。
あの日、名無しの権兵衛の計画が潰えた場所。
そして洸至と遼子の2人がもう今までの兄妹ではいられなくなった場所。
そこに再び兄妹が邂逅している。
「お兄ちゃん…もう、どこにもいかないで」
遼子の口から搾り出すような声で言葉が紡がれた。
口にしてしまったら、今までの生活には戻ることができない言葉が。
もう離さないというように、洸至を抱きしめたまま。
「すべてを捨てて、俺と来るのか?」
「うん。私にはやっぱりお兄ちゃんしかいない…たった一人の…家族…だから」
遼子を抱きしめながら問いかける洸至の目を、遼子はまっすぐに見つめ、
あの時、兄の背中に向けて言った言葉と同じ言葉を呟く。
遼子は、アンタッチャブル編集部に辞表を置いてここにやって来た。
1年前の兄に関する特集記事の原稿データと共に。
洸至の手が、遼子の頬をすべる。
「いいのか?」
その言葉には遼子は答えず、ただゆっくりと頷いた。
「もう、戻れないぞ。」
この1年、洸至は闇のなかをもがくように必死に生きてきた。
再び妹に会う、それだけのために。
しかし、表の世界に残された遼子にも、自分とはまた違った辛さと寂しさがあったのだろう。
いやむしろ、「名無しの権兵衛の妹」として世間の好奇と批判の矢面に立たされた遼子の方が
はるかに辛かったのかも知れない。
自分が招いた事とはいえ、洸至はそんな世界に妹を一人残してしまったことが、
そして守ってやれなかったことが、今更ながら激しく後悔の念となって押し寄せてきた。
だからこそ、もう、離さない。
離れない。
夕日が部屋に差し込み、兄と妹の影が重なる。
初めは触れるだけのキス。
洸至は愛おしそうに妹の唇をついばむ。
そしてやがて、その口付けは深いものになる。
むさぼるように妹の口を犯し、舌を差し入れる。
歯列をなぞり、舌を絡め取り、お互いの唾液が絡み合う。
「んっ!」
激しい口付けに、遼子が苦しそうな息を漏らす。
しかし洸至はさらに激しさを増し、今までどんなに渇望しても
手に入れることが許されなかったこの温もりを逃すまいと口内を犯す。
やがて名残惜しそうに2人の影が離れる。
2人の口をつなぐ唾液の橋が、夕日をうけてきらめく。
「遼子…」
洸至はやさしく妹をベッドに横たえる。
「ずっとお前と…こうしたかった…」
「お兄ちゃん…」
遼子の両腕が洸至の首に回され、洸至は遼子に覆いかぶさるようにして、口付けが再開される。
今度は離れていた時間を埋めるかのような長いキス。
甘い息が遼子から発せられ、洸至の唇による愛撫が、遼子の耳に、首筋に落ちる。
その刺激に首を振った遼子の顔に、窓から差し込む夕日が当たる。
「ん…まぶしい」
遼子の一瞬の言葉を聴きとめて、洸至は遼子の目をそっと手で覆う。
そして自分のシャツからタイを引き抜き、それを遼子の目元に巻きつける。
「これでいいだろう?」
「あ…」
遼子はまったく抵抗できなかった。
そして洸至の愛撫が再開される。
視覚が遮られたことにより、遼子は余計に敏感になった気がした。
白いブラウスの上から胸をもまれる。
洸至の片方の手がブラウス中に入り込んで、器用にホックをはずされる。
唇は耳を食み、沿って巡り、息も出来ないくらいの激しいキスが落ちる。
「あ…ん…」
聞こえるのは自分の声だけ。
タイをはずせばいいのに、それすらも考え付かない。
押し返そうと掴んだ腕は、洸至につかまれ、ベッドに縫い付けられる。
最終更新:2010年11月08日 23:02