小ネタ 牛丸  by486さん  投稿日2010/12/03


「下がったようですね。あげておきましょうか」
「誰だよ、あんた」
「駐ゾマニア共和国大使、牛丸ですが」
「ゾマニア大使…?爆弾で死んだはずだろ、まさか幽霊…」
「小さいことを気にするもんじゃないですよ。あ、綾小路くん。今晩ゆっくりどう?」
「まさか鷹藤君、この人って」
「ほら、爆弾で死んだゾマニア大使だよ。あんたが爆睡している横でやったっていう色魔大使の」
「色魔とは失礼な」
「実際そうだろうが」
「やけにつっかかるね、君。あ、そうか君があげたかったのか。そのつもりで彼女とここに来たら、
僕に先を越された訳だ。僕だって嫌がらせであげた訳じゃないですよ。親切心からです」
「わたし幽霊って初めて!感動だわ。鷹藤くん、写真撮らなきゃ!」
「ぼくも綾小路くんの、左胸の脇にある小さなほくろを見た時感動しましたよ」
「牛丸さん、…どうしてそれを」
「君が酔いつぶれた時に、途中まで脱がせたんですよ。このほくろは彼女とベッドを共にしたもの
しか目にできないと思うと、胸にね、喜びがふつふつと湧いて来たのを憶えてますよ」
「胸のほくろ…?」
「あれ、君まだ見てないの?あげるのも先を越されて、彼女の裸も僕に先を越されちゃったんだ」
「…」
「じゃあ解説してあげよう。彼女の肌は透明感のある白い肌でね。肌理が細かくて絹のような感触
なんですよ。小ぶりの乳房の頂にはまさに桜色の…」
「牛丸さん!やめてください!」
「おっさん、それ以上言うな!それ以上言うと、俺の楽しみが…!」
「楽しみ?何、鷹藤くん、楽しみって」
「いや、それはその」
「鷹藤くんっていやらしいのね!相棒のわたしをそんなふうに見てたなんて!」
「違うって、おい、あんた!」
「行っちゃいましたね、彼女」
「あんたのせいだろうが」
「本当に吸いつくような素晴らしい肌でした」
「触ったのか」
「触ってませんよ」
「そっか…。そうだよな」
「吸いましたけどね」
「吸った?何を!」
「ではわたしもここで消えましょう」
「中途半端に消えるな!待て!こら!」


487
486
牛丸大使!お久しぶりです、GJ!
で、何を吸ったのですか?w
最終更新:2010年12月07日 23:03