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翌朝、遼子が編集部で記事の続きを書いていると、ハイヒールの足音と共に
編集部のドアが開いた。
「鳴海さん、おはよう」
「あ、おはようございます、美鈴さん」
編集部に響く声に、遼子が肩越しに振り返りながら返事をする。

「ふーん」
美鈴は机に荷物を降ろすと、何か意味ありげな笑みを浮かべつつ、遼子に近づいてきた。
「な・・・何ですか?美鈴さん」
思わず反射的に遼子は後ずさったが、美鈴はお構い無しにぐっと顔を近づけ、
妙に距離をつめられた遼子は、居心地悪げに美鈴をじっと見つめる。
すると、美鈴は、ふっと意味ありげに笑い、昨日、二人が愛し合ったソファーで
いつもの様に寝ている鷹藤に一瞥をくれると、遼子の項をすうっと撫でた。

「ひゃっ!」
項に走った冷たい指の感触に、思わず遼子が叫び声をあげて身を竦める。
「最近は温かくなってきたけど、昨日の夜は、ココは一段と熱かったみたいね。」

その言葉に、遼子は顔を真っ赤にしたまま、空気の足りない魚のように口をパクパクさせる。
「なっ・・・なっ・・・」
そんな遼子の様子にも、まるで何事も無かったように美鈴は会話を続ける。

「何でわかるのかって?何度も言ってるでしょ、あなた達わかりやすすぎるって。それに・・・」
遼子の耳元で、さらに美鈴は吐息まじりに囁く。
「項にキレイに花が咲いてるわよ。こんな所でお花見ができると思わなかったわ。」
「―――っ!!!!」
遼子は項を反射的に押さえ、声にならない叫びを上げ、何も言い返せない。
それを見て美鈴は、「ふふっ」と実に楽しそうに笑みを浮かべる。

「ウソよ」
項を隠すように両手で押さえたまま、隠れるようにうずくまっている遼子に向かって
美鈴は苦笑を漏らす。

「あいかわらずからかい甲斐があるわね、鳴海さん」
遼子の手を項から外させて、腕をひっぱりあげながら美鈴は堪えきれずに笑い出す。
「ひどい!美鈴さん!!」
恨めしそうな瞳で見上げた遼子に、美鈴はしれっとしながら笑い続ける。

「昨日、遠山さんから連絡があったのよ。あなたのことでね。」
美鈴は急に真顔になり、遼子を見つめる。
「えっ・・・」
「多分2人のことだから大丈夫だと思うけど、美鈴君が見守ってやってくれってね。」
「美鈴さん・・・」
「なんで私が遠山さんからあなたたちのお守りを頼まれなきゃいけないのよ!!」
口調は不満そうだが、遼子と鷹藤をかわるがわる見つめる視線はやさしかった。

「ま、やっぱり大丈夫だったみたいね。」
「美鈴さん・・・」
次の瞬間、美鈴は机の上にあった雑誌を遼子の目の前に広げた。

「ところで鳴海さん、この雑誌に載ってた行列のロールケーキ、美味しそうじゃない?」
「えっ?・・・うわぁ!美味しそう!!」
「でしょ?じゃ、今日取材に行く作家さんに持って行きたいから、よろしく」
「へっ?」
「『へっ』じゃないわよ。それで手を打つって言ってるのよ。それとも何?
記者とカメラマンの仕事場での密会記事を書いてほしいの??」
「うう・・・」
遼子には返す言葉もない。

「鷹藤君!起きて!出かけるわよ!!」
「いってらっしゃい。よろしくね♪」
遼子はソファーで寝ている鷹藤を叩き起こすと、まだ状況を飲み込めていない鷹藤を残して
大股で編集部を出て行った。




お花見ネタも考えていましたが、結局美鈴さんの台詞だけになってしまいました。
お目汚し、失礼しました。
史朗ちゃんとのエロのない絡み、チャレンジしてみます。


GJ!!!!です~。
春らしい鷹遼の爽やかエロ、和めます。
遠山と美鈴さんも面倒見の良さにも和めました。

でも編集部には兄が仕掛けた盗聴器が残ってそうな…w


GJ!です。
みんなの優しさにほっこりしました。

盗聴器!ありそうww

そろそろ、またお兄ちゃんにも、妄想じゃなくて、
良い(?)思いしてもらいたいですね~。

251-256
編集部プレイ、GJです。
遠山さん登場も楽しみにしてます!
最終更新:2011年04月15日 23:10