襞の脇にある膨らんだ柔肉を洸至の2本の指が布越しに撫でる。
もっと、決定的な悦楽を求めて遼子は洸至の指に自分から腰を押しつけていた。
その様子を見て洸至が眼を細める。
「駄目…駄目駄目…こんなこと終わりにしないと…」
遼子は潤んだ眼を兄に向けた。
それを聞いた洸至がふっと笑った。
「だったら俺のメッセージを無視すれば良かったんだ」
スカートの下で蠢く兄の手が、濡れて重さを増したショーツのクロッチを摘んで持ち上げた。
「だけど…お前の躰は望んでるんじゃないのか」
洸至は遼子の耳朶間近で囁いた後、首筋を舌でねっとりと舐めあげた。
「後戻りできやしないさ。俺たちは突き進むしかないんだ」
決定的な愛撫もなしに、遼子の躰なとろけそうなほど疼き、躰全体が熱く脈打つ。
「見ろよ、お前の脚。こんなに開いて」
遼子は兄に促されて自分の足下をみた。
へそのあたりまでまくりあげられたスカートの下から、ガーターベルトと揃いの黒レースのショーツ越しに、
自分の薄い叢が見えている。
閉じられているはずの太股は大きく開かれていた。
「触って欲しいんだろ…」
洸至が眼を遼子の下着に遣った。
遼子からは見えないが、兄からはさらけ出されたクロッチ部分がはっきりと見えているのだろう。
そう思うと、遼子は羞恥で太股が朱に染まるのを感じていた。
「下着だって可哀想なぐらいに濡れているぞ。触ってくださいって言えたら、触ってやる」
「嫌…」
「意地を張るなよ」
洸至が愛撫を止め、テーブルの上にあるリモコンを手に取り、壁に掛けてあるテレビのスイッチを入れた。
「何…?」
テレビの画面には見覚えのある部屋が写っていた。
4本の高い支柱に囲まれた天蓋のあるベッド。
その中で男女が絡み合っていた。
「まさか…」
そこに写るのは兄妹であることを決別したあのホテルでの自分たちだった。
ベッドの上では遼子が今と同じように脚を広げており、その脚の間で洸至の頭が動いていた。
テレビの中の遼子は、洸至の舌での執拗な愛撫を受け、汗の浮いた裸身をくねらせていた。
『イきたい…いきたいのぉ…』
遼子の激しいあえぎ声の合間に、兄の舌がたてる水音が聞こえる。
情欲に狂う自分の姿はおぞましかった。
と、同時に、兄に徹底的に責められ嬉しげに啼き声をあげる自分に羨望を覚えていた。
情欲を求める自分の心に浅ましさを覚え、遼子は顔を背けた。
「これからが良いところなんだ」
洸至の眼はテレビの画面を向けられていた。
「ひどい…!お兄ちゃんひどい!いつの間に撮っていたの。どうしてこんなもの見せるのよ!」
「観てみろよ。お前は綺麗だ。俺は遼子が好きなんだ。遼子のどんな姿でも見ていたい。遼子のどんな姿でも愛せるよ。
何を見ても、知ってもお前を愛せる」
洸至が手の甲で遼子の頬を撫でた。
「嫌よ…いや。勝手に、こんなもの撮るなんて!信じられない!最低よ…!」
自分の痴態から眼を逸らすべく手で顔を覆い、ソファの上でうずくまった遼子の髪をかきあげ洸至が囁いた。
「お前が忘れよう、なかったことにしようとしても、お前は俺と寝たんだ。あのときの遼子は可愛かったよ…。
今日、俺がやりたいようにやったらまた可愛いお前が見られるかもな」
洸至がうずくまった遼子を洸至は軽々と抱えあげ、ベッドの上に乗せた。
「お兄ちゃん…?」
うつぶせに横たえた遼子の尻を持ち上げ膝立ちにさせるとショーツを下ろし、遼子が身構える間もなく
猛りきった洸至自身を根本まで突き入れた。
「ひゃあああっ」
ぬちゅっ、と音を立てて遼子の秘裂から蜜が飛沫となりシーツの上に飛び散った。
「溢れるぐらい濡れてるじゃないか」
前戯もなくの挿入が、否応なく真の自分を認めろと迫る。
いやがっても、自分が認めなくても、男の肉で簡単に雌になる自分を。
ぬちゅっぐちゅっ。
洸至が動き始めると、遼子の全身に鳥肌が立った。
圧倒的な肉茎の感覚に、思考が止まり獣じみた欲望が目を醒ます。
自分の膣の中で暴れ回る兄の肉茎のエラや、浮き立つ血管の感触がわかるほど遼子のそこは敏感になっていた。
遼子の欲望を示すように、引き抜かれる時に兄の陰毛を濡らすほど内奥から蜜が溢れ出た。
「ああっ…あああああっ」
動物の交尾さながらの体位は子宮の奥深くを刺激していた。
遼子は今までの体位にはない、狂いそうな程の快楽を味わっていた。
くちゅ、ぐちゅ、ぬちゅ。
遼子の女壷は淫らな音をたてる楽器となっていた。
子宮の奥地を突かれた時に低音が弾け、躰じゅうを悦楽がかけまわる。
と同時に洸至の肉茎がかき鳴らす、淫猥きわまりない水音が部屋に満ちる。
「前戯はなしだよ…やりたいように…やらせてもらうぞ」
洸至は後ろから獣のように責め、子宮の奥に先端を激しくぶち当てる。
女壷を揺さぶる快楽が遼子の本能を目覚めさせた。
遼子は啼いた。
四つ足の獣同様の姿で、着衣のまま首を振り啼いた。
「すごい…あたる…ああああっ」
『イきたい…イきたいのぉぉ…!』
テレビから聞こえるあの時の自分の声と、洸至に突かれ啼き声をあげる自分との声がシンクロする。
「いい…すごい…ああああっイきたい」
「声…すごいぞ。これじゃあ、他の部屋に丸聞こえだ。安普請のマンションだ、周りの男たちに聞かれるぞ」
そういいながら洸至は、遼子の耳奥で子宮を突く音が聞こえるほど強く突きまくった。
ぬちゃっ、ぬちゃっ、ぴちゃっ…。
遼子の女壷からとめどなく溢れた蜜が、遼子の内ももを伝い、ストッキングを濡らしながら流れ落ちていた。
「駄目…恥ずか…しい…ああっ…もう…そんなにしないで」
「可愛い声だ…周りの奴らにもっと聞かせてやれよ」
洸至が繋がったまま方向を壁向きに変え、遼子の手を壁つかせた。
このまま声をあげ続ければ、壁向こうの住人に聞こえてしまうのは欲望で狂いつつある遼子でもわかる。
「んんんんんっ」
服を着たまま性器を繋げあうだけの、こんな野蛮なセックスでもこれほど感じてしまう自分を誰にも知られたくない。
遼子は声を堪えるべく、壁に突いた自分の手の甲を噛んだ。
「ふぅんっ!んっ!」
洸至が律動し、子宮口に亀頭が当たる度に大きな声が出そうになる。
血が出るほど指を強く噛まないと堪えられないくらいだ。
「隣の奴に聞かせてやれよ。淫乱なおまえの声をさ」
洸至が遼子の口元にあった手を取り、動かせないように上から抑えつけた。
「やだ…!駄目…!やっ!あああああああっ」
洸至がリズムをあげた。
腰と腰がぶつかり、乾いた音を立てる。
美しい漆黒の髪を揺らし、着衣のまま遼子は乱れた。
遼子の女壷は熱くたぎり、肉茎がもたらすさらなる快楽を求め蠢いた。
「…遼子の口とあそこはまるで別だな。こっちは素直に絡んで、俺の精液を欲しがっているぞ」
間断なく鳴き声を上げ続ける遼子の唇から、涎が糸を引き揺れ落ちた。
ここまで遼子の躰のボルテージが上がってしまえば、声など堪えようもない。
兄が望むように声をあげ、終局まで快楽の波に溺れるしかないのだ。
己の痴態を晒す声を周囲の人間に聞かせることがどんなに恥ずかしくとも。
「俺がどうしてこの部屋を指定したかわかるか…」
「ひゃっ!あっ!あんっ」
遼子が理性のある言葉が紡げなくなったのを見越して、洸至が話しかける。
「ここじゃなきゃ駄目だったんだ…」
それがわかって虐め続ける洸至の言葉が、さらに遼子を煽る。
洸至の手が、服の上から遼子の乳房を強くもんだ。もみながら、乳房のつぼみを探り当てると、そこを人差し指で
責め始めた。
「隣の部屋の住人は…鷹藤だよ」
洸至の言葉が少し遅れて遼子の脳髄の中で意味を成した。
「いやっ…嘘!嘘よ…」
「本当だよ。ここが鷹藤の部屋だと知っていたら、お前はこんな下着を着けてここに来なかったはずだ」
洸至がガーターベルトを指で引いてから離すと、パチンと音を立ててそれが遼子の素肌に当たった。
「相棒の…お前が求めている相手の隣の部屋で兄貴に抱かれるってのはどうだ?そそられるシチュエーションだろ?」
「やめて…やめ…」
恐慌をきたし、遼子が兄から逃れようともがく。
が、遼子の腰を逃れられないように掴むと、洸至が更に深く遼子を突いた。
「きゃあああっっ」
洸至の激しい律動で女壷をかき乱され、思考は形にならず、悦楽から流す汗のように飛び散ると虚空へ消えた。
洸至は肉茎で遼子を突きながら、右手の中指を遼子の秘所に伸ばすと女の真珠を丸く撫でた。
「ひぃ!」
絶頂直前にもたらせた新たな快感のせいで、遼子の息が止まる。
それでも兄はそこを苛める手を止めない。
「駄目…駄目…そこはもうやめて…いっちゃう…鷹藤くんの側でなんて嫌ぁ…」
繋がり合った熱い肉がもたらす快楽に支配され、遼子は獣じみたこの行為に没頭し始めていた。
「後戻り出来ないんだ。鷹藤が欲しくても…もう駄目なのはわかってるだろ…」
「違う…違う…ただ…わたしは…」
清らかな愛はもう手の届かないところにあるのはわかっている。
手放したのは自分だ。だけど…心の奥底で憧れるだけ…。
―――それすら許されないの…?
「何が違うんだ。どうして鷹藤の名前を出したらそんなに動揺する?」
兄がその言葉を無視して遼子の真珠を更に強く押した。
「やあああっ!いかせないで…こんなところで…あああっ」
遼子の躰が痙攣し始めた。
男の肉でかき乱されながら膣奥深くをえぐられ、その上、女の真珠をいたぶられるのだ。
遼子のわずかに残った理性など簡単に弾け飛んだ。
壁に手をつきながら、遼子の方も腰をグラインドさせ深い快感を求め始めた。
「いいぞ…ようやくのってきたじゃないか」
洸至の声も掠れてきた。
と、遼子の中から洸至が自身を引き抜いた。
「ひゃんっ…」
壁向きだった遼子を自分の方に向かせ、遼子の背を今度は壁に押しつけながら両方の太股を抱え上げ
それから洸至自身を秘裂深くへ突き刺した。
「ひゃっ!いやっっあぁあああああんっ」
涎を飛び散らせながら遼子が叫ぶ。
ただ屈曲位で貫かれるだけでなく、自重まで加わり内奥深くが強く刺激されたことで怖いくらいの悦楽が遼子に押し寄せていた。
ひと突きされるごとに、内奥で肉と肉が立てる低音が遼子の中で弾ける。
「駄目駄目駄目駄目…おかしくなっちゃう!」
「本当に綺麗だ…今のお前は本当に」
言い終わらぬうちに、洸至が遼子の唇にむしゃぶりついた。
控えめな愛撫で遼子の欲望を高ぶらせながらも、洸至もまた、気が狂いそうなほど昂ぶっていたのだろう。
遼子の口内を貪るように吸いながら、激しく腰を動かし遼子を揺さぶった。
「んっんんんんんンっ」
洸至の肉茎が遼子の膣の中で暴れ、あますところなく突きまくる。
ぬちゃにゅちゃと音を立てながら、遼子の蜜は女壷から溢れ続け洸至の陰毛と太股を濡らした。
「やっ!あっ!あっ!あああっ!もう…お兄ちゃん、駄目…駄目!」
鷹藤の隣室で、兄に抱かれ絶頂を迎えたくはない。
だが、もう限界だった。
遼子は唇を解くと、泣きながら首を振った。
「いく…いっちゃう!」
悦楽と羞恥が脳内で弾け頭の中を白く染めた。
「あああああっ」
「…くっ」
遼子の悲鳴と同時に、洸至も肉茎を根本まで埋め込み動きを止めた。
洸至自身が遼子の中で脈打ち、跳ねる。
樹液を撃ち込みながら、汗にまみれ半開きになったままの遼子の唇に、洸至は唇を重ねた。
翌日。
底冷えする自分の部屋で鷹藤は目を醒ました。
駅から近い割に家賃が安いのに惹かれて入居を決めたが、築年数も相当で安普請だけあって夏は暑く、冬は寒い。
昨夜の寝不足のせいで瞼は離れるのを嫌がったが、そこを無理矢理動かして目を開けた。
鷹藤はベッドから半身を起こし、煙草に火をつけた。
「まったく…」
深夜、鷹藤が寝ようとしたときから、隣の部屋でカップルがいちゃつきはじめたのだ。
女がよがり泣く声が、壁越しによく聞こえた。
まるで、鷹藤に当てつけるように鷹藤側の壁に顔を押しつけ、よがり続けたようにしか思えないほどの声だった。
壁をたたいてやめさせようかと思った。
独り身の自分の隣で、女のこんな声を聞かせられるのはたまったものではないし、何よりも睡眠の邪魔だ。
が、日付を思い出し鷹藤は手を止めた。
―――そっか。12時すぎたら、バレンタインだもんな。
腹はたつが、記念日に盛り上がっている奴らに水を差すのも気が引けた。
しかし、壁向こうから聞こえてくる女の声はあまりに扇情的だった。
久しく女に触れていない鷹藤の躰を昂ぶらせるには充分過ぎた。
眠りを邪魔された腹立ちまぎれに、鷹藤はその声で自分の火照りを沈めた。
ティッシュに欲望をくるんだ後、見ず知らずの女を利用した罪悪感と情けなさがどっと押し寄せ、バレンタイン
デーの夜に一人で過ごす空しさに苛まれた。
鷹藤はため息をつき、布団をかぶり無理矢理にでも眠ろうとした。
しかし、切れ切れに聞こえる女の声がそれを妨害する。
まるで泣いているかのような女の声を聞いている内に、なぜか遼子のことが頭に浮かんでいた。
隣の部屋の男のように、遼子を己の手の中で狂ったように泣かせる自分を思わず想像し、鷹藤は頭を振った。
まだ、ただの相棒だ。
それ以上になれてもいないのに、そんなことを想像しては遼子を汚すような気がした。
鷹藤は妄想を振り払うべく携帯音楽プレーヤーのイヤホンを耳に付け再生ボタンを押した。
それでも音楽の向こうから、どこか切なく悲しげな女のよがり声が途切れ途切れに聞こえてきた。
仕方なく漏れ聞こえるそれを子守歌代わりに、鷹藤は眠りが訪れるのを待った。
煙草を一本吸い終わり、鷹藤はしぶしぶベッドを離れた。
「さみっ」
近くの椅子にかけてあったバスタオルを手に取ると、ユニットバスに向けて歩き出す。
床は氷のように冷たい。
早いところ熱いシャワーを浴びようと、足を早めた鷹藤が、玄関ドアに目を留めた。
新聞受けのない古いタイプの玄関ドアなので、郵便物や新聞はいつも沓脱に落ちる。
沓脱の上に落ちた新聞になぜかDVDがのっていた。
誰かが玄関ポストから入れたのだろう。
DVDには何かメッセージが書かれた付箋紙がつけてある。
好奇心に駆られて、鷹藤は冷え冷えとした玄関まで行くとDVDを手に取った。
メッセージを眼にした鷹藤は文字通り凍り付いた。
『梨野俊一君へ 名無しの権兵衛より』
海に消えたはずの、名無しの権兵衛の名をかたった悪戯…。
そのはずだ。
死んだ男からこんなDVDなど届くはずもない。
だが―――。
床から這い上がる冷気のせいだけではない震えが鷹藤を襲っていた。
「いたずらに決まってるさ…」
鷹藤はシャワーに入ることをやめ、ノートパソコンを起動させた。
這い上がる嫌な予感と、恐怖の正体を確かめるべく、パソコンの中にDVDを滑り入れた。
長すぎすいません。
お兄ちゃん版のバレンタインは、いつも通りお兄ちゃんが鷹藤にひどいことするお話にw
お兄ちゃん版バレンタイン、GJです!!!!!
撮影しているとはさすがお兄ちゃん!!
さらに鷹藤の隣の部屋でのプレイなんて、どこまでぬかりないんだ!!!
もうお兄ちゃんの行動すべてにGJ!!
…んで、絶対今回も撮影してるよねーww
そして今日から遼子の中の人のメイドCM、新しいverが放送ですな♪
バレンタインエピ、鷹藤verと兄ver、どちらも超GJです。
ホワイトデーの、3倍返しプレイとか、キャンディプレイ(!?)とか、
鷹藤や兄に是非とも頑張って欲しいですwww
最終更新:2012年03月29日 21:44